2005年6月
そもそも、このアルメニアのコミタスというテーマは、ロシアにおけるルブリョフにかなり近いニュアンスで語ることが可能なので、これもやはりタルコフスキーへのオマージュなんでしょうね、、、
http://www.asahi-net.or.jp/~zi6y-mrkm/1_reed/reed_armdance.html
パラジャーノフへのオマージュも随所に、、、もろにザクロも出てくる。
私の個人的な感想は、「コミタス」は「アヴェティック」よりずっと自然で好感が持てました。
ふや町映画タウンに返却して、いささかありがちなチョイスだけど『シュワンクマイエルの不思議な世界』と『ストリート・オブ・クロコダイル−ブラザーズ・クエイ作品集』を借りてきたわ。
また寝ちゃいそう、、、 あ、「コミタス」見たら、せっかく早起きしたのに、見終わったら、また寝ちゃったわ、、、
そのまま、お仕事。
二晩続けてお仕事だったら、連続60時間になる、、、 口内炎も痛い、、、 元気なし。ついでに臭う、、、
なので、Media Playerのスクリーンショットで許してください。
なを、これをみたクラシックマニアの先輩は絶句していました。
「他人には見せないほうが良い」との忠告もいただきました。
これを見た別の友人は「乙女系」だと評していました。そうなの?
夜のお仕事でした、、、、
見る者を意識している監督を見る者が意識せざるを得ないのは結構つらいです。
死刑の話とか自殺志願者の話とかも、あまりにありがちで、「ドイツの都会のよそよそしさと殺風景な電車」とか、、、アスファルトの地面に耳をつけて音を聞く(「伽耶子のために」にも出てくるような)とか、、、わざとなのだろうか?
クリシェで語るヨーロッパの風景はアルメニアを際立たせる演出なのだろうか?
でも、森の中のダヴィンチの画集というのも「鏡」の中にあったような、、、
全てオマージュなのだろうか、、、 私は「コミタス」を期待して見てみるわ。
某会合で米田治泰著「ビザンツ帝国」(角川書店、1977年)を手に入れました。いつ読めるのやら、、、
場所はなんと寺町新京極のどんつきのビルの5階。(ちなみに2階はシェーキーズ)
店の雰囲気は東一条の店より開放的で明るくなってました。
厨房を真ん中に、3方の窓際に座席を並べていて気持ちの良い空間になってます。トイレまで明るいです。
ランチの味も変わっておらず、美味でした。良かった。
でも、客層はおおきーく変化していました、、、(あえて具体的には書きませんが、、、)
残念なのは、移転当初はランチタイムは全席禁煙だったようなのですが、すでにランチタイムも分煙になってしまっていました、、、場所柄仕方ないのでしょうか、、、
帰りに閉店する丸善の「洋書バーゲンブックフェア」で散財をしてしまう。本を整理しないといけないのに、増やしてしまうとは、、、 それも大きなキーファーの画集、、、
ところで、Amazon.co.jpの洋書コーナー、この頃少し変です。あまり売っていないはずの本が定価(つまり中古市場より安く)売っていたりします。どうせダメだろうと思いつつもちょっと注文してみました。
例えば
"Frescoes of Theophanes the Greek in the Church of
the Saviour of the
Transfiguration in Novgorod"
G I Vzdornov; ハードカバー; ¥ 1,581
"Colour in Early Russian Icon Painting"
M V Alpatov; ハードカバー; ¥ 677
"Novgorodian Icon-painting"
V N Lazarev; ハードカバー; ¥ 1,797
"Frescoes of the Church of the Assumption"
Mikhail Vladimir Alpatov; ハードカバー; ¥ 2,249
"Pages from the History of Novgorodian Painting"
Viktor Nikitich Lazarev; ハードカバー; ¥ 1,695
"Byzantine Painting at Trebizond"
David Talbot Rice; ハードカバー; ¥ 949
"Constantinople"
David Talbot Rice; ハードカバー; ¥ 1,695
"Byzantine and Early Mediaeval Painting (Contact
Hist. of Art S)"
Andre Grabar; ハードカバー; ¥ 525
"Icons and Their Datings"
David Talbot Rice; ハードカバー; ¥ 2,372
など、今まであえて中古で注文するのも、、、と思っていた本たちなのですが、なぜかアマゾンでオーダー可能なのです、、、
「スラム砦の伝説」よりも混乱しませんでした。筋も古典的?だったし。
愛する人に窓の下に1000日間通うように言われ、999日通い、そのまま帰ってしまった話を思い出しました。
あ、映画では1000日の誓いを立てて旅に出て、ちゃんと帰ってきました。でも、聖人の助けがなければ、間に合わなかったという主体性のない話でした。
私の元には聖人がやってきて早くビデオを見ろと言わなかったために、今日、「ふや町映画タウン」に返却して延滞料を払います、、、
キリスト教の廃墟で、イスラミックな音楽が悲しげに響いてよい感じです。
聴覚障害者の結婚式と、視覚障害者の結婚式の対比も美しかったですねー。
滝壺の前の金属製の水差しとか、誰にも象徴的な意味を感じさせる映像が満載でした。
くるくる首が回る双顔のトラ(獅子?)の獅子舞もシュールでしたー。
あの、「スラム砦の伝説」にも何度も出てきた左右対称の野外舞台のような遺跡(背景として遠方に山脈)が「アシク・ケリブ」にも一回出てきたけど(トラの獅子舞の時)あれは有名なところなのかしらん?
映画の中で、よく聞くクラシックの名曲を微妙にアレンジして繰り返し使っていました。あれってなんて曲だったっけ、、、うー、思い出せない。
(MAIさんによるとアヴェ・マリアらしい、、、 アヴェ・マリアとわからない私って、、、)
ディテールでわからないことが色々あるけど、雰囲気で最後までいきました。
伝説なので細かいことは説明しないでも良いのでしょうね、、、シンメトリカルな場面が多い映像はやっぱりとてもきれい。内容はパラジャーノフの状況を反映してか、とっても不条理な話ね、、、
あの白い小石はなに? 石灰石?とか、、、イスラムから正教に戻る場面の時の背景の変てこな建造物はなに??とかわからないことが色々、、、
わたしは夜の仕事明けで、ふらふらだったのですが、同行しました。
座席はかなり前の良い席でした。通路側に中年のおばちゃん一名、その横にKちゃん、そして私。その横は空席でした。
コンサートの曲目はありがちな「禁じられた遊び」やらを入れさせられた反動か、かなり前衛的な曲まで意欲的に取り入れられていました。
で、眠いです。私は寝ないようにもぞもぞと身体を動かしていたのですが、横から、すーぴーと激しい寝息が、、、横をみるとKちゃんではなく、その横のおばちゃんからです。寝息はやがてイビキとなり、Kちゃんを激しく苦しめている様子です。
曲が終わりました。
と、その瞬間です。拍手の音で目が覚めたおばちゃんが前に身体を乗り出して熱烈な拍手をしはじめたのは!
まるで、共産圏の党大会で、独裁者の長い演説でうっかり眠ってしまった地方の党員が、目が覚めてあわてて拍手をしているようでした。
せっかくのコンサートを台無しにされたKちゃんは呪詛の言葉を口にしていました。
夕食は、ミヒャエル・ゾーヴァののほほん展覧会を見るために京都駅に出たので、駅ビルのラーメン横丁?で、桂花(けいか)の豚の角煮が入ったニンニクたっぷりのタマゴ入りトンコツ・ラーメンを食していました。
その後、ミヒャエル・ゾーヴァの展覧会が京都駅の「えき美術館」であったので(こちらは私の趣味)行ってきました。
ほのぼの動物画なので、Kちゃんもとても気に入り、思いの他たくさん展示された原画に興奮しているようでした。
その比較的混んだ会場に、ひときわ目立つ金髪のコテコテ日本人の青年(彼女連れ)がいました。彼は、絵を見るたびに色々どうでも良い解説を大きな声でしてくれます。またドイツ語辞書を持ち込んでおり、絵に書き込まれたドイツ語を翻訳して彼女に色々大きな声で解説してくれます。
Kちゃんは、そんな暑苦しいカップルから逃れようとするのですが、気がつくと彼らはKちゃんの傍らにいるのです。
金髪くん曰く
Kちゃん、真横でこんな会話を聞かされて、金髪くんにガンを飛ばしていましたが、金髪くんはいっこうに気にしていないようでした(気にするようなキャラなら最初がら展覧会ではしゃがないです)。
家に帰って、死んだように眠りました。
このお店はとても雰囲気が良いですね。接待用のお店です。でも、ランチは比較的安いみたい。
二次会はその近所の「あんじぇ」でした。こちらは極めて庶民的な飲み屋。磯自慢があったので、飲みました。にゃは。
酔っ払って帰宅。
「くらはしゆみこが亡くなったよ」
と言った。
耳の悪い私は「くらもちふさこ」が死んだのだと勘違いして驚愕。
驚いた私を見てさらに驚くKちゃん。
やがて落ち着いてきて状況を理解する私。なんだ、亡くなったのは倉橋由美子氏かー。
あ、倉橋由美子もかなり愛読してました。倉橋由美子全作品(全8巻)も持ってます。野中ユリ装丁の頃の新潮文庫もほとんどあります。全集に入らなかったエッセー集も3冊揃ってます。
くらはしゆみこ と くらもちふさこ にているようで全然チガウにゃ。(そもそも似てないって?)
終わった後、某レンタルビデオ屋さんによって、パラジャーノフのビデオを2本(「スラム砦の伝説」と「アシク・ケリブ」)を借りてくる。ちゃんと眠らずに見るのだろうか、、、
料理は定番コースの、ゴーヤチャンプルー、タコライス、グルクンの唐揚げ、沖縄ソバなどを食しました。オリオンビール(生)も飲みました。
ダイエット効果満点です。その上、美味。特にグルクンの唐揚げは絶品です。
こんな私も、自分の生涯を考えるようになったということなのでしょうか、、、、
なんとキアヌが来た時に座ったとされるイスには、「世界のスーパースター キアヌ・リーブス様が座ったお席です」云々と汚く張り紙がしてありました。
夏に向けウエストラインのシェイプアップに余念がない、今日この頃、夜の仕事の合間の食事は「とんみ」の生姜焼き定食でした。カロリー控えめ、ヘルシーです。
このアルバムが日本で30年経ってから再発売された経緯もなかなか良いです。その後すぐにAlzoが亡くなってしまったのは残念だけど、、、
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