吾日吾が身を三笑す

煩悩日記

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12月31日 そんな誕生日

 昼に街にちょっと買出し。高島屋の地下のパン屋のPeckの黒ゴマあんパンは美味。中の餡が菓子パンの餡子ではなくておいしい月餅風の餡子なのですー。

 大晦日の夜なのに元旦の朝まで夜のお仕事でした、、、 しくしく、、、

 夜の仕事の合い間に、こま切れに「ボイス」のDVDを見ましたです。きれいなお姉さんがたくさん出てきてなかなか良かったわ。「リング」に似ていたけど、、、それとポーの「黒猫」にも似ているといえば似ている。いやあ、ホラーは女性を中心に巡るって感じの映画でしたわ。

 TOMさまより誕生日の絵をいただいたわ。ありがとー。ラブリー。ああ、こんなにゃんこにまみれた生活をしてみたい、、、
 

12月30日 やっと年賀状を書きました、、、

 年賀状を書きました。プリントアウトしてから、ふらふらと研究室へ。
 

12月29日 ザ・セル

 仕事の合い間に車のバッテリーが上がらないように、近所を走ってきました。大きなスーパーのレコード屋さんで、「小川知子 ベスト30」を買ってきました。いや、懐メロCDの中でなかなか良い曲(別れてよかった)があったので、色々聞いてみたくなって。なかなか良いですねー。大体、曲も短くて2番で大体終わってしまうので疲れないですー。カタカナ少ないし。

 でも、さすがにリアルタイムで聞いていた曲はないようです。知らない曲ばかり。

 それにしても、あんな○×の科学に、、、ねー、、、

 近くの古本・古CD屋にもよったら、「ザ・セル 特別プレミアム版」が安く売っていたので買う。この映画は筋も設定も無茶苦茶だけど、テーマ(人の脳に勝手に侵入する)が刺激的なのと映像がとても斬新・革新的なのでDVDで何度も見ようと思って。

 前に一度見たときには気付かなかったのだけど、エドワード少年はナミビアのアザラシの海岸 (Seal Beach) で意識不明状態で発見されていて、その治療をしたいたんですねー。で、その子の脳に侵入すると少年がアザラシのヒレを付けていて変容しているのでした、、、   で、なぜにアザラシ?????? ナミビアにアザラシがいるか????

 映画で出てくる新聞記事を見ると Namibian Seal ってなっていて、これって Seal でも多分 Fur Seal (つまりオットセイ)ですよ。つまりミナミ・アフリカ・オットセイ(この種は多くの点でアシカ類に近い)じゃないですか。記事に添えられた写真もアシカに近い形態のオットセイ(多分メス)の写真ですよ。つまり、 Fur Seal を Seal と略した記事をそのまま字幕で訳したからオットセイをアザラシと誤訳したわけですね、、、 オットセイとアザラシは全然違うのにー!!!

 Odd Nerdrum の絵の引用があったりするのもまた、御一興。
 

12月28日

 夜、懐メロCDなどを聞きながら、事務作業。
 

12月27日

 夕方まで、山下君とチューチューのお世話。

 夜に佐々木夫妻とヤマタンを迎えて忘年の鍋パーチィをしてました。

 佐々木君は理系男子なので、機械物が好きみたい。我が家にあるタイガー手廻し計算機をグルグル・チーンと操っていました。30分ぐらい無言でいじっていたら、掛け算・割り算のやり方を、ちゃんと自力でマスターしてました。
 

12月26日

 お仕事してました。
 

12月25日 そんなクリスマスの朝

 早朝、奇怪なアシカの雄叫びのような騒音(とその音のために見ていたと思われる悪夢)で、お仕事先の仮眠室で目が覚める。ステキなクリスマス、、、 しくしく、、、 その異音はカラス(大烏)の声だったのかしら? それとも内なる声?

 その後、すぐに電話がなり、お仕事が、、、 

 昼の仕事に向かう途中で銀行へ、、、 とうとう残高がなくなりました、、、 年が越せない、、、 虎の子銀行の預金を切り崩さないと、、、
 

12月24日 そんなイヴの夜、、、

 クリスマス・イヴなのに、夜のお仕事、、、

 アントニオ・R・ダマシオ著の「無意識の脳 自己意識の脳 身体と情動と感情の神秘」(講談社、2003年)を読みはじめました。著者の姿勢は、自然科学者らしい徹底したもので好感を持てます。
 

12月23日

 今日も休日だけど、お仕事、、、 機械に仕事をさせている間に、JAFを呼んでバッテリーが上がってしまった愛車のエンジンをかけてもらって、琵琶湖周遊の旅をしてました(充電のため)。

 途中で電気屋によって、年賀状ソフト「筆まめ」を買ってきました。年賀状書かないと、、、

 夜までお仕事。でも、やっぱりきれいなデータが取れない、、、しくしく、、、
 

12月22日

 ああ、、、 仕事が間に合わない、、、 このままだと年を越せない、、、

 ところで、今日、茂木健一郎著「意識とはなにか」を買ってしまったのだけど、なんか読んだあと、不満でイライラしそう、、、、
 

12月21日 終い弘法

 ちょっと終い弘法をのぞいてみました。今年の終い弘法は日曜の上に晴天。混んでいそう、、、 

 仕事の関係で一時間しか時間が取れなかったのですが、予想以上の混雑に30分で「もう、いいやあー」となってしまいました。なんの収穫もなし。お芋(くわい)などを買って帰ってきました、、、
 

12月20日

 外は吹雪。

 研究所で一人で淋しく仕事、、、 きれいなデータが取れない、、、しくしく、、、

 再び最終バスに乗れず、、、
 

12月19日

 今日も終バスに乗りそこね、、、    仕事が間に合わない、、、 しくしく、、 

 夜中、寂れた街を一人駅に向かう私でした、、、 終電に乗って酔っ払いと一緒に帰ってきました、、、
 

12月18日

 大学で必要な講習会に出席、お昼に生協に本を見に行く。

 バルト著作集は、現物を見たけど、あんまり食指が動かず、手持ちのお金もないので今度機会があれば買うことにする。

 その代わり、もっと実用的な仕事で使うプロトコル集などを買う。それ以外にも、アントニオ・R・ダマシオ著の「無意識の脳 自己意識の脳 身体と情動と感情の神秘」(講談社、2003年)などなどを買う。ほとんどオケラになってしまった、、、

 死海文書のなかなか良さそうなヴィジュアル本が売っていた。欲しいなあー、と値段を見ると13000円、、、しくしく

 夜、計算尺がやってくる。なかなかかわゆい、、、
 

12月17日 「たったひとつの冴えたやりかた」

 北川くんが読んで泣いたというSFジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「たったひとつの冴えたやりかた」(ハヤカワ文庫)を、夜のお仕事の合間に読んでみました。この本を読んで泣かなければ、人間ではないとまで評された本だそうな、、、

 うーむ、私は「友情物」とスペース・オペラ的な設定はダメなので、人間失格でした。彼女の実際の人生の幕引きと重ね合わせて、なんとも言えない感情を抱きますが、、、

 川原由美子のイラストが入っていて、彼女の作品(プランツ・ドールより前まで)のほとんどをなぜか読んでいた私は、読みながら川原由美子のマンガヴァージョンに頭の中で自動変換されてしまうので、どうもいかんです。ついでに寄生宇宙人の声は「おじゃるまる」のビンちゃんになってしまいました。これでは泣けません、、、

 前世紀にジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの文庫を2冊くれたまーちゃんは、「故郷から10000光年」「愛はさだめ、さだめは死」を選んでくれてました。私の性格がすっかり読まれていたことが今になって判明、、、
 

12月16日 『北の国から』

 今日は昨日学位審査を無事終了した植村くんの祝賀会でした。しゃぶしゃぶをたらふく食べました。幸せ。食べすぎで動けなくなったので一次会で失礼しました。

 アパートに帰るとテレビで『北の国から』の再放送をやっていました。宮沢りえちゃん田中邦衛が露天風呂に入ってる。りえちゃんはオランダ人とのハーフ。田中邦衛もクオーターくらいなにかが混ざっている感じがする。なにが混ざっているのかと聞かれてもわからないけど、なにかが入っている気がする、、、
 

12月15日 『水戸黄門1000回記念3時間スペシャル』

 バスで移動の際に、アニメオタクの女子高生4人組の横に座ってしまいました。マンガ本が6冊ほどぴったり入る手提が妙にマッチしている4人組(ちなみに四人ともメガネ)でした。毎日マンガと一緒に移動しているのか、、、 会話がすごかったです。あたかも親しいクラスメイトを話題にする感じで、様々な声優の話題に花が咲いていました。

 今日は植村くんの学位審査でした。私の審査の時とは全然違う華麗なプレゼンでした。いいなあー、頭が良い人は、、、

 彼の場合は勤勉で、且つ人当たりが良く、背も高く顔も良い、、、、 比較するだけ虚しい、、、とも言えるにゃ。

 アパートに帰るとテレビで『水戸黄門1000回記念3時間スペシャル』をやっていました。由美かおるがお風呂に入ってました。露出の多い忍者服に瞬時に着替えて、覗きをしていた刺客を追っていたのには驚嘆。
 

12月14日 松浦寿輝センセイって、、、

 下にも書いたユリイカのバルト特集(一方、現代思想はフーコー)では、松浦寿輝氏がガンガン放言をしていてとても楽しい。バルトのひどい邦訳を名指しでぼろくそに言っていたり、バルト研究者に対して敵意を感じることを表明したり。ついでにラカンについてもそのスタイルを揶揄する表現が爆発。

 わたし、読みながら心で何度もパチパチと拍手を送りました。よくぞ皆が感じていたことをはっきりを言ってくれた、、、と感激しながら、「そうよね、そうだわ」とうなづきながら読みました。

 でも、これも(談)となっていて、もしや編集部は一席設けて、かなり酔わせた後に語らせたのでは? それとも、もともとこういう攻撃的というか、言いたい放題な人なのかしら?

 オークションで計算尺を落とす。HEMMI社の名機、149Aなど。
 

12月13日 古伊万里とマイナービザンツ本

 寺町でこんな古伊万里を買いました。かわゆい。筆置きに使おうと思って。

 夕ご飯を食べに街に出て、メディアショップで、洋書の投売りをしていたので
 
Hans H. Buchwald著
Form, Style and Meaning in Byzantine Church Architecture


なるものが400円
 

P. A. Rappoport著の
Building the Churches of Kievan Russia


なるものが500円で売っていたので、ちょっと買ってみました。なんかとってもマイナーな人たちのようです。それにしても買ったわよいけど、ちょっとでも読むのだろうか、、、
 

12月12日 ユリイカ12月臨時増刊 「総特集 ロラン・バルト」

 にゃんと、ユリイカの12月臨時増刊は「総特集 ロラン・バルト」でした。今日、書店で見つけてびっくり。なんでまた今頃ロラン・バルトなの?!と思いましたが、今、東大で「色の音楽・手の幸福―ロラン・バルトのデッサン展―」などという不可思議な展示が行われているんですねー

 ついでにみすずからはフランスで刊行されたバルトの全集(廉価版で出た新版の方)をもとに「ロラン・バルト著作集」全10巻がでるんだー。下澤先生もからんでいるのね。

 それにしても売れるのかしら??? 結構、高いし、、、そうそう、その上、ユリイカの年譜には「批評と真実」が「みすず書房より近刊予定」って書いてあるけど、これは上の著作集とは別に出るのかな??? それにしてもなぜ?

 あ、展示会は東大の後は年明け1月半ばから今度は京大でやるみたい。是非、行かねば、、、しかしバルトのデッサンって、アルツハイマー病に罹ってからのデ・クーニングの絵(リンク先の下に selected works を見ると病気の進行がわかる)みたいにヘロヘロなんだよね、、、、参考

 で、このユリイカの装丁がきれい。とってもいい感じのデザイン。本屋で見つけてうれしくて移動の電車の中で読んでいたら、途中から茶色の制服を着た女子高生が乗り込んできて隣にすわり、70ホンくらいの大声でアニメやマンガの話を身振り手振りで始めて、そのうち色々なシールや書き込みでぐちゃぐちゃになった大きな鏡を取り出して顔のチェックを始めました。その間も、しゃべりっぱなし。

私は蓮実センセのところを「そうよね、、、」と思いながら読んでました。これ、「談」となってるから、編集部でテープ起しをしたんだろうな、、、 蓮実センセはチェックしてないのでは? 「流れに掉さす」の使い方が変だとか、おかしいとこがある、、、
 

12月11日

 今日は白い巨塔の日。仕事を早めに切り上げて、テレビの前に座る。新年の特番まで放送がないのかー。
 

12月10日 口直しの一冊

 口直しにリタ・カーター著「ビジュアル版 脳と意識の地形図―脳と心の地形図〈2〉」(原書房、2003年)を買って読み始めました。

 かなり良い本ですよ、これ。おもしろいですねー。要領よくまとまっていて、一種の読みやすい教科書みたいです。養老さんの変てこな「監修のことば」がなければ、もっと良いのに。
 

12月9日

 明日が学会の演題締め切りでアップアップしてました。どうにか期限までに登録できました、、、 学会の総会に参加して、出来たら発表もしておかないと、専門職としての認定を取り消されちゃうので、大変。
 

12月8日 ある時代の朝日新聞科学欄

 古本屋から届いた「猫が小さくなった理由」を読み始めたのだけれど、なんか違うぞ、この本。

 科学啓蒙書のようでありながら、全く緻密さに欠けるし、論理展開も変なところが多い。なにか20年ほど前の朝日新聞の科学欄を思い出させる。いやあ、あの頃の朝日の科学欄はひどかった、、、

 大熊由紀子氏(人間的には良い人のようです)が中心になっていたころの科学部が、
 

 
という責任あるマス・メディアにあるまじき状態であったことが腹立たしかったのであって、私自身が原発になにがなんでも反対という意見ではないのですが(念のため)

 あの頃の朝日新聞(読売もそうだけど)の科学部の「原子力発電は専門家がちゃんと何重もの安全設計しているんだから安全に決まっている、ぎゃーぎゃー言うのは、科学を啓蒙されていない理解の悪い人たちだ」と言わんばかりの論調(私の主観的な印象ね)に腹を立てていたのよ。

 もちろん、そんな朝日の科学部(というか朝日新聞全体)の姿勢は、86年のチェルノブイリの事故の後には、以前の姿勢を忘れたかのように、豹変しましたが、、、、その後、日本でも95年に高速増殖原型炉「もんじゅ」ナトリウムの漏えい事故やら、99年の東海村のJCO臨界事故やら続くのですが、、、

 遺伝子組み換え食物に関する「猫が小さくなった理由」の作者の論調も上に同じ。
 

 
と言った論調なのよ、、、やれやれ、、、 (あ、私はここで、遺伝子組み換え食物と原子力発電を同列に論じようとしているのではないです。近視眼的な「科学」主義に対して怒っているだけなのよ。)

 その後、大熊由紀子氏は、比重を医療問題にシフトして、最近は原発問題には一切関わっていなかったかのようですね。まあ、その時代時代の主要なテーマを追っているのでしょうが、、、、彼女のHPを覗いてみると、そこには「福祉」と「医療」ばかりで、彼女が深く関わり世論の誘導に大きく貢献した、原子力発電については、完璧に消し去られているようにも見えます、、、 

 その時代にわかっている知識では100%安全で最高に理にかなっていると思われたことが、ほんの数年のうちに想定外の結果を引き起こして、生態系を元に戻せなくなったり、(例えば)大規模な狂牛病の流行を引き起こしたりといったことが、これまでの科学史であるのに。(科学が忘れ去れない限り)私たちは常に「先端科学の時代」にいるわけですから、現在の知識(認識の様式)を絶対視しがちなのですよね、ヒトは。

 アスベストだらけの建物や、PCB入りの変圧器や、フロンを使ったスプレーなどを、ついこの間まで私たちは使っていたわけですよ。その技術を導入した時には危険性なんて全く想定も出来なかったわけです。

 話は戻って、「猫が小さくなった理由」ですが、私にはカチンカチンと引っかかりますが、単なる読み物としてはまあこれもありなのでしょうね、、、(どうでも良い)

 話はちょっと変わりますが(変わってない?)、大学で「科学史」を専攻して学者になった人の論説に対し、私は非常に抵抗を持つことが多いです。野家啓一氏とか大熊由紀子氏とか村上陽一郎氏とか、、、 なんでだろ。私が単純な思考方法しか出来ないせい?
 

12月7日 東寺の骨董市

 前世紀にまーちゃんからもらったジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「愛はさだめ、さだめは死」「故郷から10000光年」(共にハヤカワ文庫)の中の短編を拾い読みしたりしてました。それにしてもすごい経歴だなあー。このへんも、まーちゃんに受けた理由なのかしら? 内容は結構なサイバーパンクSFだったりするのよ。

 日中はホントに久しぶりに東寺のガラクタ市に冷やかしに行ってきました。変な電気スイッチとガラス器を買う。東寺の講堂やら金堂も来たついでに見学。なかなかすごい迫力があるにゃー。

 御池に戻ってスタバで一服してから、ベトナム料理店のラ・パパイヤベールで夕食を食べました。なかなか美味。

 そうそう、何年か振りでライト商会を覗いてみました。前より商品の質が(少し)高くなっていました。その分、いかがわしさは(少し)低減してました。店長は全く変化なし。
 

12月6日

 先日の妹のぽんちゃんのジャニーズ軍団との遭遇であるけれど、なんとタッキーはぽんちゃんの真後ろだったそうなー。はその横。いいにゃー。ぽんちゃんも堪えられずに、芝居中に真後ろを振り向いていたわけかぁー。

 先日、アマゾンに頼んでいた Steve ReichBeryl KorotThree Tales (安いイギリス版を買った。PCだとそのまま見られるので)が届いたので、観てみたけど、うーむ、、、 「そうそう、ライヒってこうだった。いやあ、前から全然変わらないなあー。」って感慨にふけっちゃいましたよ。

 映像はまあまあ。あんまり手は込んでいないけれど、大いに音楽を助けている。映像(DVD)がついていなかったら買っていませんでしたね、このCD(+DVD)。←私に理解力が欠けているせいだと思われる。

 後日、意識の多文書理論で知られるダニエル・デネットのサイトをのぞいていたら、このDVDの中で使われているロボットが偶然出てきた。かわいくない、、、
 

12月5日

 「はじめての死海写本」を読み終わりました。クムラン宗団についての現時点での仮説が丁寧に説明されていて、旧約聖書についての知識がそれほどなくても理解することができます。
 

12月4日

 地味にお仕事してました。

 土岐健治著「はじめての死海写本」(講談社現代新書、2003年)を読んでます。とても良い本です。オススメ。

 死海文書(もんじょ)にはトンデモが常に付きまとっています。右も左もわからない初心者は、ベストセラーとして本屋に並んでいる本を手にとってしまいがち。

 そしてそんなベストセラーは往々にしてトンデモなのです。

 例えば、「イエスのミステリー―死海文書で謎を解く」とか。実はこのトンデモ「イエスのミステリー」を私は父親の本棚で見つけて、おもしろいのかなと下宿に持ち帰ってしまった過去が、、、 しばらくして惜しげもなく古本屋に売り払いましたよ(親の本だけど)。NHK(日本放送出版協会)は時々、いかにも売れそうなトンデモ本を出す。ゲーム脳の本もそうだし、、、参考1 参考2

 こんなトンデモ本とは違って「はじめての死海写本」はとても実証的で中立的な入門書です。「はじめに」では「空想の産物としかいいようのない説を唱える本」として上記のベストセラー「イエスのミステリー」や「死海文書の謎」が挙げられています。これは読者に親切な配慮と言えますね。

 それにしても、上記のトンデモの2冊を訳した高尾利数氏って一体、、、そんな高尾利数氏の「イエスとは誰か」なんて本を出版してしまうNHK(日本放送出版協会)って一体、、、そんな本なんか出さずに、早くピンカーの Blank Slate を翻訳出版してくれ!って感じですぐに話が横道に逸れてしまいますね。いや、それくらい死海文書についてはおかしな本が多いってことなのですよ、、、イヤハヤ、、、
 

12月3日

 二日酔いのせいか、仕事がはかどらない、、、しくしく、、、

 原先生の日記に影響されて PAPER SKY なる雑誌を買う。特集のパリの古本屋情報のみが目的。

 クリニャンクールの奥座敷に巨大な古本屋があるとは知らなかった、、、 今度パリに行く時には足を伸ばそう(クリニャンクールには必ず行くことになるので、本屋もついでに探そうという意味)、、、 

 この特集の中にはフランス人の書架を見せるページがあるけど、ろくな本棚がなく残念。もう少しましな人の本棚を見せて欲しいなー。背表紙を判読できないし。ぶー。
 

12月2日 「ジャニーズ軍団」対「武ゆた○&佐野量○」

 今日は師走に入ってまだ二日だというのに研究室の忘年会です。円山公園の北側にある「鳥久」でしゃぶしゃぶでした。某拠点にお勤めのともちゃんや北川くんも来てました。なかなか良いしゃぶしゃぶでした。

 二次会にはちょっとむさくるしい感じの人々だけで祇園の「フィンランディア バー」に行きました。だらだら飲んでいると、なあーんと、武ゆ○か佐野量○夫妻がフランス訛りの英語をしゃべるカップルと共に入ってきて、真後ろに座りました。客は私たちと彼らだけ。

 深夜、アパートに戻ると妹のぽんちゃんからメールが来ていた。
 

今日、母と森光子さんの放浪記を見に行きました。

私達は前から7列目だったのですが、ななななんと、8列目にジャニーズの皆さんが10人ほど来たのでした。

タッキーつばさくん東くんマッチトキオの人やV6の人などがいまして、私はしょっちゅう後ろを見てしまいましたので、ちょっといやそうな顔をされました。

でも嬉しかったです。

お芝居は楽しかったけど黒柳徹子さんが1人大根役者でまいりました。

森さんはとってもいいし、道子さんも良かったです。

では、またね。


 「ジャニーズ軍団」対「武ゆた○&佐野量○」では圧倒的に負けているにゃー、とちょっと口惜しかったです。

 あ、Kちゃんは先日、寺町通りに車を停めて大声で携帯電話で話をしている田中邦衛を目撃したらしいです。「よかったねー」って言うと、「ジャニーズの方が良い」ってかなり口惜しがっていました。
 

12月1日

 研究所でK森くんの結婚式の写真を見ました。

 お嫁さん、きれい。新婦のお父さんが可哀想、、、 せっかく丹精を込めて育てた娘を、、、あんなK森くんに、、、 

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