2000年3月
ちょっと立ち読みして、値段を見て、面白そうだったけど買わずに帰って来ちゃいました。キッシー、「著者謹呈」で送ってー!
研究室に行くと、卓くんがいろいろ不満をこぼしていました。彼は不満をためるタイプだったのですが、最近はまわりに愚痴ってくれるようになって、精神的には良いみたい(まわりはともかく)です。
私が北川くん(ともちゃんのお弟子さん)に「外は雪ですのー。」というしゃれ(作者不詳)をメールで送って黙殺された話をしてたら、ともちゃんに「どうしてシーズンの前に私に教えない!」としかられました。そんな、、、
Mくんを訪ねようと学部を訪ねると、彼が収容されている棟は、ガンガンと工事中。音に異常に神経質なMくんは当然留守(待避中)。この頃、彼は鞍馬温泉に浸かった後、バイクで山を下りていて、霙(みぞれ)に降られて大変だったらしい。
大きい方の本売場に行って、縮刷版が出たリーダース・プラスなどを買い込む。あちこちうろうろして風邪を悪化させました。
昨日までは頭の中に深い霧が立ちこめていたのだけれど、今は靄(もや)がかかっている程度。いつも軽い霞(かすみ)がかかっているので、どの時点を持って全快とするかの判断は困難。
最近、陰陽師とおじゃる丸にはまっている私。心は平安時代です。(性格はおじゃる丸)
で、感じたんだけど、なにかに付けて歌を詠む伝統が、何かにつけて駄洒落を言う現代の関西人に脈々と息づいているではないかしら?ということ。違うかな?
今日のおじゃる丸はとっても感動的(桃太郎の話)。見ていて涙ぐんでしまいました。仕事から帰ってもう一度見ても、やっぱり涙ぐんでしまいました。
自分の日記(3月11日)を見直していたら、どうやらこの風邪はクロからもらったものらしい。ああ、猫の風邪はきついわ。
さて、昨日購入したスピーカーだけど、書斎の本棚に押し込んで聞いてみるとまあまあ(店と違って横に比較するスピーカーがないからね)。グリルを外してウォールナットキャビネットに囲まれたブルーバッフルとホワイトコーンを見ていると良い音に聞こえてくるから不思議。すごい暗示効果。
でも、暗示が切れた頃には「さだまさし」でもかけたくなりました(CD持ってないけど)。
今かけているのはジャケットも悩ましいPaul DesmondのEasy living
。これはフランス盤なんだけど、CDに印刷されているタイトルはなぜかEasy
leaving 。これもフランスのエスプリなのか?!
寺町にスピーカーを買いに行く(お金がないはずでは?)。ヒエン堂で、高級オーディオコーナーにいた若い野茂似の店員さんを捕まえて、格安スピーカー・コーナーに連れていき、あれこれ鳴らしてもらう。お目当てはJBLの4312M。Mでストップである。後ろにMkIIWXとかは付かない。JBLがおふざけで出した4312のミニチュア・スピーカーである。そっくりに作ってあって、見た目は無茶苦茶かわいい。値段も新製品なのにかなり値引きされている(やっぱり、、、)。
店員さんと二人で、その音を聞く。
私、「・・・」
店員さん、「んー、見た目は完璧なんですけどね、、、」
私、「・・・」
店員さん、「雑誌を見て3ウェイってことで、期待して聞きに来るお客さんも多いのですけど、鳴らしてみると、、、」
私、「・・・」
店員さん、「もう少し良い音を出してくれると売りやすいんですけどね。」
でも、かわいいから買って来ちゃいました。本棚にちょうど収まる大きさで、まあJBLっぽい音(誉めてるんじゃないよ)ではあるので、、、
iMacを買う人の気持ちに、ちょっと触れた一日でした。
お昼に、今日はいろいろ買い物をしよう!と意気込んで家を出ようとすると、ポストに虎の子銀行からの通知。銀行に記帳に行かないために、ここ数ヶ月の明細を送ってきたのだ。いつもは「お金がないのー」と笑っている私ではあるが、「お金が尽きたぞー」と銀行から数字を突きつけられると、今後を深く憂えてしまうのでした。
さびしい気持ちで寺町を上がり、河原町丸太町を上がった古本屋に行く。なんと、絶版になって久しく手に入らなかった花輪くんの「ロラン・バルト」(みすず書房)が見つかった。ラッキー。ついでに教文館から出ていた「古代キリスト教文学入門」と「ロシア・キリスト教史」もお安く手に入れた。88年に岩波文庫から復刊されたギボンの「ローマ帝国衰亡史(全10冊)」もあったからこの際(どの際??)なので購入した。しかし、古本屋に行っていつも思うのは「国史をやってなくて、良かった、、、」ってこと。とうの昔に家の床が抜けていたところです。(破産の方が先?)
専門家でないと買わないであろう精神医学の本が前回来たときよりかなり増えていた。お金を払うときに店のおばちゃんに「誰か死んだの?」って聞いたら、「そういうわけじゃないんですけどね」って言ってました。ホントかな?
河原町丸太町の交差点のところではにゃんこがショーウインドウに飾ってありました。菜々子ちゃんと覇を競ってました。
もう一軒ほど河原町の古本屋を冷やかしてから、寺町を下って三月書房で岡野玲子の「陰陽師」を2冊ほど買ってきました。
昼間は熱っぽくて、仕事の能率がいつも以上に悪い。うーん、こりゃいかん、、、
夜、京都に戻るために、バス・電車を乗り継いで帰る。途中の乗り換え駅で、さびしいおじさん達に混ざって松屋のカルビ焼肉定食を食べる。ああー。
職場に行ってもボーとしていて、駄目。仕事でタイマーをかけることが多いのだけど、仕事中にどこからともなくアラームが。??どこだ?と思いながら、聞こえた方に行くと遠ざかり、後ろから聞こえるので振り向いたところの机を探すもタイマーは見つからない、、、そのうちアラームは止んでしまいました。
しばらくしてから、首から下げていたタイマーが背中の側に回っていたのを発見。風邪を引いたので厚着をしていたとはいえ、、、 背中にタイマー背負ってあちこち探し回っている姿を人に見られなかっただけでも幸いか?
夜に中華街に出て四川料理をたらふく食べました。大量のラプサン・スーチョンとキームンも買い込んできました。
うちのプーの弟のポンちゃん(カメラマン)も、ぼちぼちアルバイトを始めたようだ。「ア×××能」のための写真(水着など)を撮らせてもらっているようだ。この週刊誌はなかなか激しい内容。発売前日に編集部で配られる時に、「まだ発売前なので帰りの電車の中などで読まないように!」って注意があるんだけど、「こんな雑誌、恥ずかしくて電車の中じゃ読めないよ!」って作ってる本人達からつっこみが入る雑誌なんだって。ポンちゃん、頑張ってねー。(編集員はみんな、家族には「文芸欄」の担当ということになっているらしい)
インターネットで現代詩の検索をしていたら、なんと、三月書房が引っかかってきました。知らない間にHPを開いていたのでした。なんか店の雰囲気とインターネットはそぐわないけれど、HP自体はとても面白いものです。一度のぞいてみては?それで興味を持ったら、生の店のおっちゃんにも会いに行くと良いかと思います。
夕方から、Mくんと飲みにでる。今日は蛸薬師通りの「坊主」という飲み屋でした。あんまり期待していなかったのですが、料理がとてもおいしかったです。ちょと味付けが強すぎたけど、、、ニラのオムレツがおいしかったなあー。
その後、MくんがアリーのビデオをPCのムービーに落とすために私の家にやってくる。先週やったアリーが猫に変わる特殊効果のシーンを興奮しながら何度も見て、それを持ちこんだパワーブックに落としている。PC画面でも再生するたびに、やっぱり声を上げて喜んでいる。何度もやってる。うーん、不気味だ。
対抗して、私も彼に「おじゃる丸」のビデオを見せようとするが、彼は拒否。ずるいぞ。
公演の後、研究所長が「かわまたくん、どうでした?シンポジウム」と聞くので、「良い講演が多かったですね。特に××先生のとか」と答えると、「そうでしょ。彼は講演がうまいですよね。でも、変わってるでしょ。理学部出身の人だからね。ははっ。」と笑ってました。でも、私から見ると所長(基礎医学の病理学者)も同類でした。
1999年
12月 11月 10月 9月 8月 7月
6月 5月 4月 3月 2月 1月
1998年
12月