研究室に戻ると、今日もやっぱり卓くんがご機嫌ななめー。こわーい。ぷりぷりしてる。あんまり、怒ってると眉間に皺がついちゃうし、美容にも良くないよー。
ああー、それにしても9月も末だというのに、暑いですー。人も怒りっぽくなっちゃいます。早く秋がこないかなあー。
うちの研究室でも、これを機に「これはああしないと」「今までのこれはどうしましょう?」等を、話し合ったのだけど、いやー大変でした。私、とっても疲れました(ボスも卓くんもぐったり)。で、今日は早寝。
今日の卓くんは、謎の台湾女性研究者にあらぬ言いがかりを付けられ、すごーく不機嫌(えーん、こわい)。「あー、女性不信だ!!」って言ってるけど、「女性」に一般化しないほうがいいよー。
午後にはダイエーに。鍋やらなんやら、両手に持ちきれるだけ買って帰ってきました。
それと、おととい私の心を虜にしたトカゲのぬいぐるみを身請けに、お店にも行きました。と、その子がいない!!!!がーん。半泣きで店の人に聞くと、次の入荷はしばらく先とのこと。やっぱりおととい買っておくのだったのだ、、、
さらに、ヴァージン・メガストアーにエクササイズビデオを物色に行く。なんと、クラウディアのはパーツ別(お腹・足などで別になっている)で、お値段が高ーい。それにお腹用は品切れでした。他にはアンナのもあるが、毎日ワイドショーで顔を見ていて(見るなよ、、、)うんざりしているのに、今さらアンナの顔を見ながらエクササイズなんかできるかー!お金ができたらクラウディアちゃんのを買おう。(どうやらそれまではエクササイズはしない積もりらしい)
一度研究室に行って、夜9時前にサカエ(ダイエー)に買い物に。閉店間際の値引きのお総菜が目当てだったのに、みんな売れてしまっているー!!ああ、タイミングをはずしたー!野菜はバカ高いし、かわまた、不愉快になる。と、シャッターを半分下げた店内で店員がなにやら垂れ幕を下げ始めた。そうかー、ダイエーが優勝したのかー。明日のセールにも行かなくちゃ!!
夕方に町に出かける。河原町のお店でかわいいトカゲのぬいぐるみが!でも、我慢して店を出る。
先日、健康診断の際に医者に、「中性脂肪が高めです。食生活に注意しましょう」と言われた私。今まではテレビを見ながらポテトチップを一袋を毎日の楽しみに生きてきたのだが、止めることにする。明日からなにを楽しみに生きていけばいいの?
夜、下宿に帰って電話の留守録をチェックすると、Mくんから謎のメッセージ。なぜか英語を喋っているMくんは、どうやら私に今夜のアリーの特番を録画するように指令を出しているようだ。情報ありがとー。さっそく録画しておきました。
お使いの後に、町にご飯を食べに出かけた。雑踏のなかで、ふわっと気が遠くなる。気が付くとそこは古本屋で、右手には「コンスタンティノープル陥落す」(ランシマン著、みすず書房、1969年刊、絶版)が握られていた。これも何かの縁だと(なんの縁だ??)仕方なしに買う。
まず、災害時の備えに!と買ったまま半年間放置されていたミネラルウォーターを、さかりがついてる時に買ったとしか思えない真っ赤なリュックサックに入れる。阪神大震災の時に(何年前だ?)やはり、災害時に!と思って買った懐中電灯も入れる。下着も入れなきゃと、平時にははきたくない派手なパンツやら趣味の悪いTシャツ、よれよれだまだまの古い靴下も入れる。冬に災害があるかもしれないと、蛍光ピンクの手袋も。さらには、景品でもらったタオルやサラ金のティッシュも入れる。いつ買ったかも思い出せないアナクロラジオも入れた。弟からくすねてそのままになってる寝袋も入れちゃいました(ごめんよ、ポンちゃん)。これじゃ、ゴミぶくろだよー、、、
ふと、めちゃ趣味の悪いTシャツを着て、ハデハデ赤リュック(マスコットのサルのぬいぐるみ付き)を背負って被災地をさまよう自分の姿を思い浮かべて、ああ、災害が起きないといいなあー、って改めて思いました。
それから、京都文化博物館でやってる「上村松園展」を見に行きました。こちらはおじさん・おばさんばかり、、、 それに、なんか、絵を見るエネルギーが消え入ってしまう混雑ぶり。
その後、Mくんを道連れに、引っ越してしまった古本屋(シルヴァン書房)を探してうろうろしました。やっと、その小さい(前よりさらに小さくなっていた)古本屋を発見。でも、やっぱりお休みでした。いつもはちゃんと開いてるのかしら???疑問、、、
さんざん私に引き回されたMくんは、明日の早朝のフライトでパリに行くために、その後、関空のホテルに向かったのでした。お仕事、ご苦労さまです。
それでも、北川くんは新しいWorkPadを買って幸せそう。WorkPad
c3と一緒ならどこに閉じこめられても大丈夫そうでした。
まーちゃん(その3)からお電話をもらう。無事生まれたんだって!おめでとー!よかった、よかったねー。でも、看護婦さんに「女の子ですよー」と言われたとき、自分でエコー検査をして「男の子」と信じていたまーちゃん(小児科医)は思わず「えっ?え〜?!」って言っちゃったんだって。母親からかけられた第一声が「えっ?え〜?!」だった花子ちゃん(仮名)の運命や如何に。ちなみに用意されていたベビー服はすべて男の子用、、、
ふと、我に帰ると、そこは最初に仙人が声をかけてきた銀行の前でした。仙人の姿は忽然と消え失せていたのですが、山積みの古本は私の自転車かごに残されていたのでした。
この、驚くべき神秘的な経験を、研究室に戻って徹也くんに身振り手振りを交えて話したのですが、とうてい信じてもらえませんでした。それにしても、不思議な経験でした。ちょっと気にかかるのは、その仙人が「また、すぐに会えるよ」と言っていたような気がするのです。気のせいでしょうか?
途中、ちょっと疲れたお兄さんに出くわす。大きな買い物袋を自転車に乗せて三条通を行くその人は、後輩のS本くんであった。明日からプラハに学会に行くらしく、フィルムとか旅行用アイロンだとかいろいろ買い込んでた。プラハでは、ラカン派でならしているKB田くん(怪しいお友達)やアメリカで優雅な生活をしてる達哉くん(危険!)にも会うそうなので、「よろしく言っておいてねー」と頼む。なにやら彼らは怪しい?実験を繰り返しているらしい。うー、こばい!
河原町に出て、ふと立ち寄った古本屋で、絶版になっているF.ティンネフェルトの「初期ビザンツ社会」(岩波書店)があったので、定価より高いお金を払って買う。なんと、そこの古本屋は消費税まで取った。ぶーぶー。普通、古本屋さんは古道具屋さんと一緒で、消費税を取らないのにー。
その後、寺町で掃除機を買う。最新式のハイテク?対流式掃除機で、ホースが排気と吸気の二重になっていて、本体からはほとんど排気しないやつ。うーん、今日は散財しちゃったなあー。
1998年
12月