2002年3月
Kちゃんからの報告によると今日は「チャ〜とミュ〜」が二匹ともショーウインドウに姿をあらわしていたそうな。二匹とも大小でそっくりなトラ猫なんだってー。
夜は、川端二條東入ルの居酒屋「ヨコチョウ」に行きました。月曜なのに満席。しばらく待ってからやっと入れました。混んでいるのも道理で、びっくりするほど味が良い。
魚介類もみなピチピチ。トロは脂がのっていて美味、アワビもこりこり。鉄火丼のネタもピンク色でプリプリ。地酒も豊富。最後に食べる名物のざるそばも非常においしい。で、お値段がびっくりするほど安い。
しばらく、通うことにする。
昼、にゃんこさまは近所の子供と戯れていらっしゃいました。
夜は、現所長さんの退官パーティでした。長年、ご苦労様でした。
ヴァレリさんはフランス人で、在京都8年。来た当時は、秋になると街に響く、陰鬱なメロディに心を痛めていたそうです。
とのことでした。
彼女が聞いていたのは、なんと秋のメロディ「や〜きいも〜、いしや〜きいも、おいもだよ」だったのでした。うん。確かに改めて聞いてみるとなんとなくメランコリックな響きかも。
テクテク街を北に上がり、丸太町を上がった古本屋で古伊万里についての本と「かくれキリシタンの聖画」(小学館 1999年)を買う。この画集を見ると、日本におけるキリスト教信仰について、思わずいろいろ考えさせられしまうといったものでした。洗礼者ヨハネが着物を着て髷を結っていたり、受胎告知では大天使ガブリエルが鷲のような茶色の羽根をつけていて山伏のような格好をしているのです。いやー。
河原町丸太町の角のショーケース?の中には、いつもはニャンコがいるのですが、今日は不在でした。ポスターの左下になにか書いてあるのは「チャ〜と申しマス 小さい方ミュ〜と申しマス」とのことです。
残念ながらお二人とも不在。前に張ってあったポスターも菜々子ちゃんだったなあ(2000年の3月18日の日記を参照)。ここのおばあちゃんが、「孫のヒロシ(仮名)の嫁にこんな娘さんは来てくれないかね〜」などと言いながら張っているのかしら?←勝手な想像。
その後府立医大の前のマンジェビアンで昼食を摂る。値段のわりにとても美味しい。
そのまま河原町を上がり善書堂で「チョムスキーとの対話 政治・思想・言語」(大修館書店 1980年)などを買う。だんだんと背中のリュックが重くなる。あんまり歩きたくなくなるけど、そこはガマン。
下鴨のアンティークショップを冷やかし、下鴨神社を見て、いつのまにか出来ていたカナート洛北を覗いてスタバで一服、テクテクと詩仙堂から曼殊院まで。日頃の運動不足の身には結構ハード(途中で重い古本をガサガサ買うほうが悪い)。西に沈む夕日を見ながら修学院駅まで降りて、帰りは電車で四条まで戻る。
夕ご飯は、西木屋町四条下がるの「月村」にゆく。名物の釜飯が炊きあがるのを待つ間に小あゆの天麩羅を食す。美味。釜飯も美味。味がはっきりしていて東京のお客にも人気があるのもうなずけますね。でも、いちばんの目玉は美人のおかみさんかも、、、
文革前夜の暗い政治状況などをエピソードとしながらも、それは「為政者」の抽象表現であるし、その村に残る数々の風習も「昔からの人々の営み」を抽出してきたものだ。そしてこの映画は誰にとっても感情移入を出来る「普遍性」を備えた作品に仕上がっている。そしてその「普遍性」は、例えばディズニィが演出している商業的な「普遍性」とは異なる性質のものに思える(思いたい)。
毎日覗いている 原先生の日記に、愛くるしい奥様の写真がでていた。思わず奥様にファンレターを送る。
COMで古道具を見て帰宅。
「私は以前より、青山一筋ですよ」
とのことでした(ちなみに床屋はビリケン)。スーツより普段着をもう少し充実させたほうが、、、ユニクロあたりに誰か連れていかないと。
古本屋から西洋美術研究の特集「イコノクラスム」が届く。この冊子は、日本でイコノクラスムを包括的の取り上げた初めてのもの。内容もなかなか充実してます。オススメ。
終電近くののぞみは(禁煙席でも)疲れたおとうさんたちで一杯。右も左もスーパードライを開けていました。
京都のホームに着くとなんかとってもホッとする私。都会には住めない。
「なんか変でしょ。1000円の床屋に行ったら、いつもの上手なおじさんやおねえさんじゃなくて、おばちゃんだったんですよ。あぶないなあーとは思ったんですが、、、」
とのことでした。
「切って帰ってから、奥さんに色々言われたでしょうー」
と問うと
「『これからは私(奥さん)がやる』って言っていました」
とのことです。でも、その髪型、高倉健みたいでナカナカ良いですよ。雰囲気はちょっと違うけど。
私は1600円の子羊美容院にして良かったと思いました。
入り口には怪しいネオンのランプが輝いていて、まるで風○のお店みたいでした。
なかは、くたびれたおじさんたちが、子羊のようにおとなしく髪を刈られる順序を待っていました。ー自然にお客の間に連帯感が生まれる、なんかそんなお店でした。
夜はひさしぶりに小豆屋に行きました。料理は良かったけど、両脇をにぎやかな女性のグループに挟まれてしまい、居心地が悪かったです、、、しくしく。
帰り道でCOMに寄って、古い流線型をしたパンチを買う。かわいい、、、 一目ボレ。
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