吾日我が身を三笑す

煩悩日記

2001年10月

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10月27日

 トイレで「翻訳夜話」を読んでいたら、なかなかこれ、面白いです。

 街に出て、「現代思想」の増刊「これは戦争か」を買ってきました。チョムスキーとかジジェクとかが翻訳されているので、、、、
 

10月26日

 仕事が終わってから近所に買い出しに行く。米やらシリアルやらヨーグルトなどを買いこんだ帰り道、BookOffに寄り道して、川本真琴gobbledygook (2001) と BasiaThe Sweetest Illusion (1994) などを買う。ナツメロです、バーシア。

 ついでに村上春樹と柴田元幸の「翻訳夜話」も買っちゃいました。300円だったし、、、
 

10月25日

 野球が延びてたせいで、なかなかのりかが始まりません。ぐったりしていた私はのりかも見ないまま死んだように寝てしまいました。

 妹からのメールによると、昨日までアフガニスタンのタリバンに拘束されていると報じられていた、大黒のような、どこぞの教祖のような某カメラマンは、私の弟のポンちゃん(カメラマン)の知り合いだそうな、、、
 

10月24日

 気分直しに、棚からCDを引っ張り出して聞いていました。Joshua RedmanFreedom in the Groove (1996) などを。これはちゃんとJAZZですよー。

 昔、旧市街のうらさびれたCD店で、かかっていたのを気に入って買ったものなの。

 すっかり知られざる60年代の録音だと思いつつ、レジで

 「今かかっているCDはどれ?」

 って聞いたら、ハゲのお兄ちゃんのジャケット→だったのでびっくりしました。

 ああ、まともなJAZZだ。うれしい、、、 ちょっとそつなさすぎるけど、、、 いいの。
 

10月23日 歌手よりアレンジャーの個性が勝ってます。

 先日、アマゾンで買った Diana KrallWhen I Look in Your Eyes (1999) やらを聞いていました。

 うーむ、最近はこんな感じのジャズボーカルが流行りなのかしら。これが、スイング・ジャーナルのゴールド・ディスクとは、、、個人的にはハズレ!でした。(ゴメンよ)

 決して悪くはないのですが、好みではなかったです、しくしく、、、

 一曲目の出だしで、

 「こりゃ、Shirley Horn の売れに売れた Here's to Life (1992) と同じ!!」

 と思ったらプロデューサーとアレンジャーがおんなじ Johnny Mandel でした。

 もっとも Diana Krall の筆頭プロデューサーは Tommy LiPuma だけどね、、、

 TKか?おまえら、、、
 

10月21日 蝶類図鑑

 夕飯を食べに街中にでる。先日、じーじが行ったという「らんぶる」という飲み屋に行ってみました。まあ、そのお店は別段書く事もない(イマイチでした)のだけれど、帰る時に、その店の入っているビルの2階に大昔、「蝶類図鑑」というとってもくらあーいジャズ喫茶があったのを思い出しました。

 いやー、わたしが通ったのはもう十数年前ですが、スゴイ店でした。

 まず、入ると真っ暗

 小学校の木製の椅子のようなものに座っていると、店の人が注文を取りに来る。あまりの雰囲気に気が動転した私は「メニューはありますか?」なんて聞いてしまいました。店の人が怪訝な表情をしたのを忘れられません。

 ここでは皆、一言、「ホット」と言ったきり、黙ってうつむき巨大なJBLからの音に聞き入らないといけないかったのです。ちなみに、椅子はみんなスピーカーの方を向いていました。

 そのうち、目が段々暗闇に慣れてくると、壁に蝶の標本の箱がいくつかかけてあるのがボンヤリと見えてくるのです。ちなみにかかっているジャズはミンガスなど前衛的なやつ。いやあー、フラッシュバックしちゃいました。

 そこで飲んだコーヒーは、私が過去に飲んだどんなコーヒーよりもまずいしろものでした。っていうかあれは本当にコーヒーだったのかしら?

 あの頃あったジャズ喫茶はほとんど全滅したなあー。「サンタクロース」とか「しあん・くれーる」もなくなったし、、、 

 ちなみにミンガスはALS(ルー・ゲーリック病)で亡くなったの、、、
 

10月19日

 体調がすぐれず、午前中は休暇をもらって自宅で死んでました。でも、今晩は昔の研究室の卓くんの留学歓送会なので京都に行かねば、、、 卓くんはサンディエゴのUCSDに行くんだってー。すごーい。

 夕方にじーじと一緒にM山から京都に。地下鉄でじーじの携帯電話を見ながら、
 

かわまた:「じーじ、婚約者のプリクラとか貼らないの?」
じーじ:「最近、プリクラって貼らないでしょう?!」
かわまた:「そうなの? そういえば、最近あんまり見ないねえ。というかそういう環境にいないというか、、ハハ。」(淋しい、、、)
じーじ:「昔はねー、コンパとかで携帯を持ってかれて、勝手にプリクラ貼られちゃったりして、、、楽しかったなあー、あの頃は、、、」(じーじ、遠い目をする)
でも、じーじ、そんなことを言いながらも幸せそうでした。

 で、歓送会は四条縄手の「キエフ」でした。ビーフかチキンかラムかを予約の時点で選ぶのですが、例の騒動でビーフ↓で、続いてスクレイピーが出たためラム↓で、過半数がチキンを選んでました。私はラム。

 今年大学院に入った山下くんが向かいの席だったのですが、途中で携帯が鳴り中座しました。帰ってきた彼に「彼女?」と聞くと、「違いますよー。車がオイル漏れで、修理に出していて、今のは、その業者さんからです」とのこと。今時の車が、オイル漏れ??と思って、「なにに乗っているの?」と聞くと、

 「アルファ・ロメオです」

とのお返事。それを聞いて、思わず私も

 「えっ? 山下くんもなの?」

と言って出した愛車のキーがこれ→
 

10月18日

 風邪を引いて死んでました、、、 のりかのドラマを見ながら死んだように眠りました。
 

10月17日

 一人で Lennie TristanoTristano/The New Tristano (1956, 1962)(2枚のアルバムが1枚のCDに入っている)などを聞いていました。

 ピアノの音が、なんかまるでピアノじゃないように聞こえるんだよねー。

 なんかもっと「撥ねている」のですよ。この時代じゃなきゃ出なかった音ですよ。うるうる。
 

10月16日

 音信がしばらく絶えていたお友達の真樹子ちゃんが、なんと今週末アメリカで結婚するそうな!! ローマで前にあった時は、ローマでの仕事をやめて、アメリカで神学を学ぶとか言っていたのだが、、、

 なぜ、アメリカで神学を??と思っていたら、どうやらそのアメリカの学校は彼ぴの地元だったみたい(推定)。いいなあー。アメリカ。幸せになってね。
 

10月15日

 「ギリシャ正教 無限の神」を読んでしまった。もう、多くを語りたくない、、、
 

10月14日 アシカと和む秋の夕暮れ

 テアトリーノで昼食を摂ってから、京都市立美術館にダ・ヴィンチの「白テンを抱く貴婦人」を見にいきました。途中で二条の中井書房(古書店)によって、辻佐保子の「中世写本の彩飾と挿絵」、コエロの「シッキムとブータン」、小方全弘の「ブータン感傷旅行」、リタ・カーターの「脳と心の地形図」、芸術新潮の「白洲正子の特集」などを買いました。文無しです、とくに佐保子のせいで、、、

 いやー、混んでました、ダ・ヴィンチ。人に酔ってしまいました。そうそうに退散して、向かいの近代美術館の喫茶店505で一服してから、口直しに動物園に行ってアシカを見て帰ってきました。
 

10月13日

 昼過ぎにテレビをつけたら、若林豪が出ている。「?」と思って見ていると、なぎさ正輝も出てきた。『赤い霊柩車』シリーズの再放送みたい。今週は3回もなぎさを見てしまった、、、 これって様式美の世界なの?

 夜にM山から京都に出る。電車の中で、落合仁司氏の「ギリシャ正教 無限の神」を読む。外来文化(この場合は東方正教)を日本でなじみの文化(この場合は仏教。これも外来だけど)に無理やり結び付けようとする手法とか、論理的につめの甘い文章といい、まるでよくある素人の作文。まるで定年退職した人の趣味についての自費出版の本みたい。出だしの一章を読んだだけで、気分が悪くなる。

 でも、このトンデモ本の真骨頂は後半の「カントールの集合論で神の公理系を示す」ってとこ。どうしてこんな馬鹿な本を買っちゃったんだろう。お金を無駄にした上に、時間まで無駄にすべき(読むべき)なのか? 

 22ページには「プロテスタントにおいても、平面的あるいは立体的なキリストの像はむしろあらゆる聖堂を埋め尽くしているのであって、神の像を制作するということは、キリスト教に極めて特徴的な帰結なのである。」とある。彼は一体どこのプロテスタント教会に足を踏み入れたのだろうか?! プロテスタントたることの意味をわかっているのかしら?! 東方正教会についての彼の理解(の手法というか手口)もおして知るべしである。

 夕ご飯に、真紀ちゃん推薦の先斗町のりとる琉球おやじゃに行ってきました。びっくり、とてもとてもおいしいです。ゴーヤチャンプルやソーミンチャンプルが美味。オリオンビールで酔っ払ってよい感じになりました。
 

10月12日

 今日は半年待ち続けたなぎさ『赤い霊柩車』シリーズの日です。いやー、びっくりです。最初からいかにも犯人っぽい人が実は真犯人で、なんのどんでん返しもありません。そのまんまです。告白シーンもお決まりの「浮御堂」だし。

 ひどいのは、途中でなぎさが「あの場所にいた人全員が容疑者ね。もちろん、あなたとわたしと、○×さんは別だけど」なんて言って、視聴者に「そりゃ、○×さんが犯人だということじゃろー」といらぬ突込みまで入れさせるのです、、、勘弁して、、、 テレビの前で2時間見てしまった私の立場は????

 でも、なぎさのコジワや正輝のイカニモという頭髪も、自然に映ってました。テレビってすごい!!
 

10月9日

 今日はなぎさの火曜サスペンスです。なんと「小京都シリーズ」なのに舞台はエジプトでした。

 内容はというと、死体の脇にパピルスが落ちていて、それになにやらヒエログリフ(古代エジプト語)が書いてある。すると関係者がそれをハッと見て表情を変え、「恨みがなんだかんだ」といった内容を漢文調に読み下したりしているのでありました。

 ええかげんにせんかい!!
 
 

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