2001年10月
街に出て、「現代思想」の増刊「これは戦争か」を買ってきました。チョムスキーとかジジェクとかが翻訳されているので、、、、
ついでに村上春樹と柴田元幸の「翻訳夜話」も買っちゃいました。300円だったし、、、
妹からのメールによると、昨日までアフガニスタンのタリバンに拘束されていると報じられていた、大黒のような、どこぞの教祖のような某カメラマンは、私の弟のポンちゃん(カメラマン)の知り合いだそうな、、、
昔、旧市街のうらさびれたCD店で、かかっていたのを気に入って買ったものなの。
すっかり知られざる60年代の録音だと思いつつ、レジで
「今かかっているCDはどれ?」
って聞いたら、ハゲのお兄ちゃんのジャケット→だったのでびっくりしました。
ああ、まともなJAZZだ。うれしい、、、 ちょっとそつなさすぎるけど、、、 いいの。
うーむ、最近はこんな感じのジャズボーカルが流行りなのかしら。これが、スイング・ジャーナルのゴールド・ディスクとは、、、個人的にはハズレ!でした。(ゴメンよ)
決して悪くはないのですが、好みではなかったです、しくしく、、、
一曲目の出だしで、
「こりゃ、Shirley Horn の売れに売れた Here's to Life (1992) と同じ!!」
と思ったらプロデューサーとアレンジャーがおんなじ Johnny Mandel でした。
もっとも Diana Krall の筆頭プロデューサーは Tommy LiPuma だけどね、、、
TKか?おまえら、、、
いやー、わたしが通ったのはもう十数年前ですが、スゴイ店でした。
まず、入ると真っ暗。
小学校の木製の椅子のようなものに座っていると、店の人が注文を取りに来る。あまりの雰囲気に気が動転した私は「メニューはありますか?」なんて聞いてしまいました。店の人が怪訝な表情をしたのを忘れられません。
ここでは皆、一言、「ホット」と言ったきり、黙ってうつむき巨大なJBLからの音に聞き入らないといけないかったのです。ちなみに、椅子はみんなスピーカーの方を向いていました。
そのうち、目が段々暗闇に慣れてくると、壁に蝶の標本の箱がいくつかかけてあるのがボンヤリと見えてくるのです。ちなみにかかっているジャズはミンガスなど前衛的なやつ。いやあー、フラッシュバックしちゃいました。
そこで飲んだコーヒーは、私が過去に飲んだどんなコーヒーよりもまずいしろものでした。っていうかあれは本当にコーヒーだったのかしら?
あの頃あったジャズ喫茶はほとんど全滅したなあー。「サンタクロース」とか「しあん・くれーる」もなくなったし、、、
ちなみにミンガスはALS(ルー・ゲーリック病)で亡くなったの、、、
夕方にじーじと一緒にM山から京都に。地下鉄でじーじの携帯電話を見ながら、
で、歓送会は四条縄手の「キエフ」でした。ビーフかチキンかラムかを予約の時点で選ぶのですが、例の騒動でビーフ↓で、続いてスクレイピーが出たためラム↓で、過半数がチキンを選んでました。私はラム。
今年大学院に入った山下くんが向かいの席だったのですが、途中で携帯が鳴り中座しました。帰ってきた彼に「彼女?」と聞くと、「違いますよー。車がオイル漏れで、修理に出していて、今のは、その業者さんからです」とのこと。今時の車が、オイル漏れ??と思って、「なにに乗っているの?」と聞くと、
「アルファ・ロメオです」
とのお返事。それを聞いて、思わず私も
「えっ? 山下くんもなの?」
と言って出した愛車のキーがこれ→
ピアノの音が、なんかまるでピアノじゃないように聞こえるんだよねー。
なんかもっと「撥ねている」のですよ。この時代じゃなきゃ出なかった音ですよ。うるうる。
なぜ、アメリカで神学を??と思っていたら、どうやらそのアメリカの学校は彼ぴの地元だったみたい(推定)。いいなあー。アメリカ。幸せになってね。
いやー、混んでました、ダ・ヴィンチ。人に酔ってしまいました。そうそうに退散して、向かいの近代美術館の喫茶店505で一服してから、口直しに動物園に行ってアシカを見て帰ってきました。
夜にM山から京都に出る。電車の中で、落合仁司氏の「ギリシャ正教 無限の神」を読む。外来文化(この場合は東方正教)を日本でなじみの文化(この場合は仏教。これも外来だけど)に無理やり結び付けようとする手法とか、論理的につめの甘い文章といい、まるでよくある素人の作文。まるで定年退職した人の趣味についての自費出版の本みたい。出だしの一章を読んだだけで、気分が悪くなる。
でも、このトンデモ本の真骨頂は後半の「カントールの集合論で神の公理系を示す」ってとこ。どうしてこんな馬鹿な本を買っちゃったんだろう。お金を無駄にした上に、時間まで無駄にすべき(読むべき)なのか?
22ページには「プロテスタントにおいても、平面的あるいは立体的なキリストの像はむしろあらゆる聖堂を埋め尽くしているのであって、神の像を制作するということは、キリスト教に極めて特徴的な帰結なのである。」とある。彼は一体どこのプロテスタント教会に足を踏み入れたのだろうか?! プロテスタントたることの意味をわかっているのかしら?! 東方正教会についての彼の理解(の手法というか手口)もおして知るべしである。
夕ご飯に、真紀ちゃん推薦の先斗町の「りとる琉球おやじゃ」に行ってきました。びっくり、とてもとてもおいしいです。ゴーヤチャンプルやソーミンチャンプルが美味。オリオンビールで酔っ払ってよい感じになりました。
ひどいのは、途中でなぎさが「あの場所にいた人全員が容疑者ね。もちろん、あなたとわたしと、○×さんは別だけど」なんて言って、視聴者に「そりゃ、○×さんが犯人だということじゃろー」といらぬ突込みまで入れさせるのです、、、勘弁して、、、 テレビの前で2時間見てしまった私の立場は????
でも、なぎさのコジワや正輝のイカニモという頭髪も、自然に映ってました。テレビってすごい!!
内容はというと、死体の脇にパピルスが落ちていて、それになにやらヒエログリフ(古代エジプト語)が書いてある。すると関係者がそれをハッと見て表情を変え、「恨みがなんだかんだ」といった内容を漢文調に読み下したりしているのでありました。
ええかげんにせんかい!!
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