吾日吾が身を三笑す

煩悩日記

2004年2月

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2004年
4月 3月

2月29日 「薔薇の名前」と「ノイズ」

 某所で店番をしてました。

 夜に時間があったので、エーコの「薔薇の名前」をいまさらながらに読みながら、テレビでたまたまやっていた「ノイズ」を見ました。

 「ノイズ」はあまりにあまりなB級映画でした。主人公の妹は出てきた瞬間に、「あ、この娘は、全くきれいじゃないから、後で宇宙人に殺されるか、食べられちゃうわね、、、」とか思っていると、お約束で殺されてしまいました。ラストのどんでん返しもあまりにベタなどんでん返しでした。ひどい、、、

 主人公のヘアスタイルはローズマリーへのオマージュなのかしらん。

 なんで今頃エーコを読んでいるかというと、Kちゃんがなにを思ったか英語版を読み始めたので、私も日本語で読んで競争しましょう(若干?のハンデがついているのは愛嬌)ということなの。そうでもないと、なかなか読む気に、、、
 

2月28日

 朝、Curta を受け取ってから、昼食を da Nino で取って仕事場へ。うーむ、 da Nino は食事に時間が取れるときだけにしよう、、、あまりに時間がかかり過ぎる。

 移動の間に Palm Magazine を読む。新しいクリエのTH55は良いんだろうけど、なんかソニーっぽさが出すぎていて、「パーム」ではなくて「ソニーのクリエ」って感じで、どうも今のTG50(これもクリエだけど)から乗り換える気にならない、、、まあ、Visor の Edge からTG50に乗り換えた時も、そう感じたんだけど、、、 なにが言いたいかというと、 Palm Magazine で熱心に読んでいたのは新しいTH55のレポートでなくて、「本気で乗り換える英語版Palm」っていう特集だったということなのです、、、(単にマニアになりつつあるだけ?)

 夜にKちゃんのお友達の佐々木夫妻がやってきました。と言っても私は仕事していたので終わり頃に帰宅。佐々木君は実験帰りでぐったりとしていました。でも、米国製の計算尺(オークションで落とした計算尺にオマケでついてきた)をお土産にあげたら少し元気そうになってました。Curtaの計算機も興味深そうにいじっていました。理系男子だにゃー。
 

2月27日

 仕事がはかどらず、且つ時間計算を間違えたので現像も出来ず、、、 しょんぼりして終バスに、、、

 夜は探偵ナイトスクープを見て心を慰める。
 

2月26日

 週刊朝日の増刊の「いい病院2004」などを買って電車で読んでました。変な病院にはかかりたくないですね、、、

 夜に白い巨塔。今日は最初から見られました。あんまり真剣には見ていないけど。それにしても、若村麻由美さん(財前夫人)の結婚にはビックリ。白い巨塔のドラマより劇的な生活をしているんだにゃあー。
 

2月25日

 昼は仕事などであちこち移動。途中で辻先生とお茶などをして雑談(情報交換)していました。昨今受験事情などのお話も、、、

 夜はお仕事場で、中古で480円で買ったリメイク版の「PLANET OF APES/猿の惑星」を見ました。いやあ、適役のチンパンジー的猿の雰囲気とか動きとか鎧兜とか、これはどうみても日本の武士がモデルだなあー。なかなか良い感じのお猿さんです。価値観は戦国武将を思わせます。

 一方、主人公は全くもって薄っぺらい人物で虫が好かないタイプになってます。共感できないように設定されているのかな?? あのグラマーできれいなおねえさんに好かれながらも、さっさと小型宇宙船(偵察ポッド)で地球に戻ろうとする判断は、観ている男性のほとんどが「ああー、もったいない。何を考えている?!」と思わせる演出なのかにゃ? 私なら残るにゃ。

 夜中にKちゃんに頼んで Curta をヤフオクで落としてもらいました。うれぴいな。念願の Curta だから。でも、今月はすでに大きく赤字、、、
 

2月24日

 夕方に車検に出していたアレックス君を身請けに行く。貧乏が身に染みる。
 

2月23日

 朝から勉強会でした。昼にサンシャインカフェがある日伊会館に行くと、今週も I 先生と会いました。古いべスパに乗っていました。イタリアが好きなんだなあー。

 夜に研究室から戻ると、テレビでちょうどスマスマの「竹の塚歌劇団」をやっていた。うれしいにゃー。これ好き。
 

2月22日

 夕方からお世話になったご夫婦(と赤ちゃんの天音ちゃん)の送別会に出ていました。送別といっても市内の桂に引っ越すだけなのですが。会場は北山の Quattro Gatti でした。お酒は80点、料理は60点でした。

 帰る時間になったら外は豪雨。こんな雨はひさしぶり。

 夜、オークションに再び敗れる。悔しい、、、 で、気が付いたのは、私が収集している類の物は、あまりに競争相手の多い、ありきたりの分野過ぎる!!ってこと。 これからはもっとニッチを攻めよう、、、 それとヤフオクは控えて、eBay 中心で行こうかにゃ、、、(←ああ、それは泥沼、、、)
 

2月21日 ナベちゃん一周忌と田宮版「白い巨塔」原理主義者

 今日は昼前から、一年前に亡くなったナベちゃんの友人たちが集まって、御墓参りと彼が(生前に)希望していた散骨をしてきました。

 お墓に近い深草駅で待ち合わせだったのだけど、ナベちゃんのいた某サークルの人々(私を含む)は時間通りに集まったけど、彼が6年ほど共に過ごした吉田寮の人々(私は顔がわからない。記憶力が悪いから)が来ない。改札付近にいた冴えないサラリーマン風のグループがそれかな?と思ったけど、しばらくしたら駅の(お寺とは)反対側の出口に行ってしまったので、どうやら違うらしい。

 などと時間を過ぎても待っていると、定時を5分ほど過ぎてから、集まってきましたよ。尋常ではない人々が! どう見ても普通じゃない雰囲気の人々が10数名集まりました(なんかなじんでしまっている自分が、、、)。

 70年代か? フラワー・チルドレンか? ウッドストックか? って感じでした。まあ、吉田寮自体が当時から「ガラパゴス」だったのだけど、、、 あ、未亡人になってしまった奥様はしっかりした方でした(結婚式以来会っていなかったです)。 お子さん達も性格が良さそう。

 お寺でお線香を上げたあと、某所に移動して皆で散骨をしました。ナベちゃんは日本海側の某県出身だけど、やはり京都に散骨して欲しかったんだって。

 ところで、深草駅から墓地のあるお寺まで、私は田宮版「白い巨塔」原理主義者(ペーパー薬剤師)に捕まってしまってしまいました。

 彼女は道中、
 

「里見はとんでもない。術前の転移巣の有無のチェックは内科がしっかりやってから外科に回すべきだろ。里見は自分のミスなのに財前のせいにするな! 丸投げしておいて。 それにCTを撮った時点で、放射線科の専門医の所見がついているはずだ。放射線科はなにをしている? カルテ改竄の話は原作にないぞ。勝手に変なエピソード作るな。」
などなど、マニアック且つ専門的なつっこみをガンガン私に説いていたのでした。ぐったり、、、ドラマなのに、、、

 散骨の後に軽い食事を取ったのだけど、そこでもナベちゃんの思い出話が知らぬ間に、田宮版「白い巨塔」原理主義者によって、白い巨塔の話に、、、

 夕方から、研究室に行って実験。終バスに乗って帰ってきました。今日はなんかいろいろあったにゃー。
 

2月20日

 昔買った尚樹啓太郎著「コンスタンティノープルを歩く」(東海大学出版会、1988年)を読んでますが、あらあら、とっても面白く、知らないことだらけのマニアック且つビザンツ偏愛本でした。もう一度、2−3週間イスタンブールに行きたくなりますよ、この本を読むと。

 夕方に車検のためにアレックス君をトヨタに持ってゆく(バッテリーが上がっていたのでその前にJAFを呼んだ)。車検の費用でオケラになる、、、 今月はつらい、、、

 今夜の探偵ナイトスクープはいまいち。でも、ネギ少年はおもしろかったです。
 

2月19日

 益田朋幸著「ビザンティン」(山川出版社、2004年)を読み終わったけど、後半は無理無理に詰め込みすぎよね、、、 見所の名前を列挙しただけみたいになってしまっている。

 益田朋幸先生に、もっとページに余裕があって大判で全ページカラーの旅行ガイド的ビザンチンへの愛をマニアックに語る美術紹介書を書かせてあげて! 私は買うわよ(古本屋にでたら)。

 夜は白い巨塔をみたことよ。
 

2月18日

 時計台でやっていた講演会を聞きに行きました。活発な討論ですごいにゃーって思いました。

 益田朋幸著「ビザンティン」(山川出版社、2004年)を買いました。

 小さい本なのに2800円は高いなあーと思っていたのですが(古本で買った)、見てみるととってもラブリーな密度の濃い本です。迷っている人がいたら、これは「買い」です。先程読み始めたのですが、いろいろと欲(これを見ずには死ねない等々)が出てきて困ります。
 

2月17日

 内輪のプレゼンをしました。ああ、成果が上がらない、、、
 

2月16日

 勉強会をしてました。
 

2月15日

 最近出来たイタリアンレストラン、da Nino に行ってきました。町屋を改装したお店で二階には座敷もありました。料理もまあまあ。落ち着いたお店でした。場所もカソリック教会の南側で便利。

 夜の仕事の空き時間に、借りてきたDVD(アンブレイカブル)を見た。おいおい、、、って感じー。時間を返して。
 

2月14日

 お昼に烏丸四条近くに出来た小さなフランス料理のお店、Osteria bastille に行ってみました。狭いけど落ち着いた感じのお店でお値段も安かったです。でも、狭い店だけに一人でもタバコを吸う人がいると、煙くて堪えられない空間になります。コーヒーを飲み終えてすぐに脱出しました。やれやれ、、、

 今日はバレンタインだったので、京都の西院の「菓子職人」の抹茶トリュフのもらい物をわけてもらいました。おいしいにゃー。
 

2月12日

 夜、途中から「白い巨塔」。どう考えても、矢田ちゃんの方がいいなあー、って思うのでした。聞いてないって?
 

2月11日

 朝から某所でお仕事。そこそこ忙しい。
 

2月10日 熱帯医学と自律神経失調症

 山下くんの発表会。無事にすみました。

 そういや、先週、某美馬くん(大脳生理学の研究者)に生協の書籍売り場で会いました。

    「近頃、どうよ?」

って聞くと、先日、熱帯医学に関する(医者や文化人類学者などによる)学際的な会議のパネラーをやらされたということだ。

    「ふーん、でも、そういう会議だと、(美馬くんのような)医療側は追及されたり立場性を問われたりしていやでしょ?」

と私が聞くと、

    「いやいや。私は文化人類学側のパネラーだから、攻める側ですよ。はっはっは。」

とのことでした。なんで彼が文化人類学側なのかは不明。それに熱帯に行ったことがあるのかも不明。

 彼は生協にホッブズかなにかのイギリス社会運動などについての本を注文しに来たらしい(カタログセール中だから安い)。

    「基本中の基本。必携書ですよー。各家庭に一冊は要りますよー。」

とのことでした。

 ちなみに彼は、計算などの知的作業の負荷をかけてその時の脳の代謝か電位かの変化を調べるという実験の被験者になったことがあったが、異常に計算が速くて正常コントロールにならなかったことがあるそうな、、、 その実験をやっていた大学院生はやる気を失ったという、、、

 こんな私も同様に自律神経の検査の「正常」被験者になったことがあるが、自律神経失調症の患者さんより反応が悪くて、正常コントロールにならなかったことがある。やれやれ、、、
 

2月9日

 朝は勉強会。とは言え、三分の一は現状分析(うわさ話とも言う)に費やされるのであった、、、 

 お昼を日伊会館のサンシャインカフェに食べに行くと、イタリア語の授業を終えた(イタリアが好きで好きで仕方のない)I先生とばったり会いました。
 

2月8日

 市長選に投票後、そのまま夜までお仕事。

 古本屋から届いたマリオ・ブンゲ著「精神の本性について-科学と哲学の接点-」(産業図書、1982年)などをパラパラ読んでいました。
 

2月7日 遅ればせながら無線LAN

 お仕事、、、

 ヨドバシからI-O-DATAのIEEE802.11a,g,b 同時対応無線ルータ(WN-APG/BBR )が届いたので、セッティングしました。幸いiBook の傷は浅かったようで、AirMac カード(b互換)をつけたら無事に接続されました。良かった、、、 

 ThinkPad X31(JHJ)のIEEE802.11aでも接続できました。こっちの方がやはり圧倒的に速いなあー。

 それにしてもこんな狭いコックピットのようなアパートで無線LAN、、、意味がない、、、
 

2月6日 バルト@京大

 昨日作った報告書類を提出してから、京大の博物館でやっているバルトのデッサン展に行ってきました。バルトのデッサンはへろへろでした。

 他の展示の石棺やら歯車やら昆虫の標本などを見て帰ってきました。視覚の色の受容器が、爬虫類で4色分割まで進化したのが、哺乳類が夜間活動が中心になったために色より感度を重視して2色まで退化して、そのあと再びヒトのように3色分割まで再進化したとは不勉強で知りませんでした。

 それにしても、大学には面白い収蔵品が大量にあるはずなのだから、もっと色々展示すればよいのに、、、 例えば、「京都大学文学部心理学古典機器博物館」みたいなものをWEBも良いけど、実際に展示して欲しいなあー。(ちなみに京大が買い付けた理化学機器については京都大学学術出版会から「近代日本と物理実験機器―京都大学所蔵明治・大正期物理実験機器」という本が出ている)

 今の状態はスペースがもったいないなあー。っていうかはっきり言ってつまらんですよ。

 博物館の売店にはアンティークの加算器やら計測器などがディスプレイ用においてありました。欲しいなあ、、、 デッサン展の目録(900円)は買いましたが、まあ、バルトは好きなので、、、

 あ、それと生協で AirMac カード(b互換)を買ってきました。先日、iBook のLANが壊れたので、これを機会に無線LANにしてしまうことにしたのでした。一年前のiBook なので AirMac エクストリーム(g互換)ではないのが残念なのですが。

 PDAで救われたこと。

 長年、皆が待っていたワイドハイレゾでコンパクトなPalmがついに発表になりましたね。SONYが自信作につける55番をつけた新しいクリエ、TH55は期待出来そう。Bluetooth がついていないのと、ペンが伸縮式なのと、GraffitiがGraffitiなのと、イヤホンジャックが側面についているのと、デザインのディテールがTG50のようなドイツ的な雰囲気ではなく安物ラジカセのような流線型の変な形のスイッチだったりするのが欠点だけど、、、ついでにPDAを胸ポケットに入れている多くの男性にとってはマットな仕上げはあまりうれしくないです(胸ポケットに入れる際にスルッと入らない) SONYは初期ロットのトラブルが多いから発売(2月14日)からしばらくしてから買おうかにゃ。

 ところで、今日はクリエに救われました。夜に研究所のトイレに入っていたら、節電のためか、突然電灯が消されて真っ暗!!! なにも見えない。 パニック!!

 こんなとき胸ポケットに入っているクリエ(TG50)の画面の明かりが、狭いトイレを(薄暗く)照らしたのでした、、、

 夜は探偵ナイトスクープでした。
 

2月5日

 原稿作成で終わってしまった、、、

 夜は途中から「白い巨塔」を見ました。
 

2月4日

 夜のお仕事
 

2月3日

 ああ、、、
 

2月2日 ミシン

 朝は勉強会。お昼に京大の博物館でやっているバルト展を見ようとしたら休館日だった、、、ぶー。

 夜、オークションでミシンを落としました。なにに使うのかとは聞かないで、、、
 

2月1日 みなとみらい線開通とシュヴァンクマイエル

 ポンちゃんによると、実家(横浜)の話題は「みなとみらい線」でそれはそれは大変らしい。

 みなとみらい線に乗り入れる東横線の横浜駅も地下深く潜り、新しいショッピング街が出現したらしい。とは言え、古道具しか興味がない私は、「ああ、そう、、、」程度の反応しかできないのでした、、、

 (だから京都に住んでいるわけだにゃ、、、 ああ、ローマに住みたい)

 休日の街を散歩。丸善で「シュヴァンクマイエルの博物館―触覚芸術・オブジェ・コラージュ集」(国書刊行会、2001年)をパラパラと見る。欲しいなあー。
 

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