2004年9月
「ダ・ヴィンチ コード」を読んでいたKちゃんが突然、「フィボナッチ数って知ってる?」と聞くので「もちろん知ってるよ」と答えました。
「じゃあ、1.618はなんの数?」と聞くので「黄金数だよ。フィボナッチ数の比がそこに収斂するんだよ。」と答えると、つまらなそうにしていました。(知らないと言って欲しかったらしい)
ついでに、DVDを引っ張り出してきて、ヴィーナス像のこの比も1.6、ここの比も1.6とかやっている教育番組も無理やりKちゃんに見せました。さらに、新宮せんせいの「ラカンの精神分析」を引っ張り出して、「ほら、対象aも黄金数なんだよ!!」と説明してあげました。(←もちろん本気ではない。ふざけているのよ。念のため)
夜、台風の豪雨のなか、お店番をしてました。
そう言えば、この某研究所のあるM山に数年前に出来たH女学院大B湖M山キャンパス(中高は京都市内、短大・大学は高槻キャンパスもある)が、わずか5年で撤退するそうな、、、 定員の半分も学生が集まらなかったらしい、、、 この春の入学者は100名に満たなかなかったそうな、、、
確かに、楽しいはずの大学生活の舞台がM山では、あまりに学生さんがかわいそうでした、、、朝のバスなどで乗り合わせると、なんか痛々しかったです。
駅前の商店街はシャッター商店街だしね、、、 病院と公園と田畑しかないような街だし、、、
大学・短大は改組の上、高槻一箇所になるのだそうだ。ま、そりゃそうだわね、、、
ちなみに読売新聞?の地方版では、M山市長とH女子大学長が責任の擦り付け合っている記事が連載されていたそうです。ちょっと興味あるなあー。ちょっとね。
サンシャインカフェのランチがとても美しい色合い。写真に撮ろうと思ったら、携帯を持ってきていなかった。残念、、、
生協まで足を延ばして、現代思想9月臨時増刊「ブックガイド60」を買ってきました。広告もないし、とてもきれいな装丁で、触り心地も良いし。内容はあんまり読んでないので不明、、、
掲示板(リアル)を見ていたら、なーんとユルゲン・ハーバーマスがやってくるようです!
京都賞受賞の関連行事で、11月11日と12日に記念講演会とワークショップが開かれます。「聴衆公募」なので、さっそく私も申し込みましたー。理由は単に有名人を見たいからかもー。それにタダだしー。
ワークショップでのパネル討論のテーマは「自由と決定論―自由意志は幻想か?」となっています。個人的には、生物学的に見て「自由意志は幻想か?」の方に興味があるのですが、 西川伸一氏もパネリストになっているので面白いかも?
ついでに稲盛財団の学術部職員公募まで真面目に見ちゃいました、、、ああー。
Kちゃんは今、ダヴィンチ・コードを読んでます。「舞踏会へ向かう三人の農夫」を英語で読むのは、リチャード・パワーズの面妖な英語に阻まれたようです。
「日本語ではいったいどういう風に訳されているんだろう?!」って言うので、「多分、(英語同様)やっぱりよくわからない日本語になっていると思うよ」と「ガラテイア2.2」の邦訳を読んだ事のある私は答えたのでした、、、
ダヴィンチ・コードの日本語版、誰か買わないかなあー。貸して欲しいなあー。
辻先生はグルメで、京都のおいしいレストランなどをほとんど制覇している。事務所も大丸の前にあって、そこから地下に降りれば、全国の美味なる食材がわらわら。そのせいか、息子さんはちょっと小太りでした(今はうそのようにスリムな医学生)。
そんなハイソな辻先生が場違いな中華料理屋で、餃子を食べながら「パリパリしていておいしい!」と感激した面持ちで言っています。
思わず私は
朝、ぐったり家路につく。途中のパン屋さんでカレーパンを買う。アパートでカレーパンを食べて、そのまま、寝る。夕方にふらふら起きて、ラボに顔を出そうとするが、ものすごい豪雨。休日だし、素直にあきらめて、自宅で書類の整理をする。
夜にアメリカからの荷物を取りに郵便局に行ったついでに、久しぶりに古道具屋に寄ってみた。きれいに改装されていた。
お店の人に「改装したんですねー。いつ改装されたんですか?」と聞くと、「あざらしさんにも葉書きでご連絡をしたんですよ」とのお返事。なぜ私の名前を知っているのだろう???(たぶん、たくさん買っているからだろう、、、それもクレジット・カードで、、、さらには「To AZARASHI-KUN」と書かれた大きな海外からの小包を担いでいたからだろう、、、)
これでは、まるで馴染みのお店ではないか、、、 古道具集めで、「馴染みの店」を作ることほど、怖ろしいことはない、、、(この意味が実感を伴ってわかる人は、痛い目に合った人ねー)
今日は安い普段使いの龍の皿を買う。写真で見ると変な皿だけど、実物は意外と普通よ。
今日も大阪のKS会議場で学会でした。夜に京都に戻って、お店に出る。馴染みのお客さんがやってきて、皆、お泊まりとなる、、、しくしく、、
霊長類の研究で有名な松沢先生の特別講演が良かったです。途中で、チンパンジーの警戒音などを実演してくれます。キース・ジャレットみたいー。
夜は大学に戻り、セミナー。その後、先斗町の「四季よし菜」で、A木さんとじーじの送別会でした。
じーじの赤ちゃんは一歳。3つの言葉を覚えたらしい。
ひとつは「おっぱい」、ふたつめは「ケータイ」、みっつめは「キュウキュウ車」だそうだ。
じーじは、たまに自宅にいる時も救急車が着くたびに、携帯で病院に呼び出されていたのだろう、、、新しい職場が今より余裕が持てるところだと良いですね、、、
この3つの言葉の話を聞いていたS先生も「私も子供に、『パパ、もう帰っちゃうの?』と良く言われました、、、」とこぼしていました。まるで、いくつもの家庭を持っているみたい!
その後、六角通りの bar
k-ya で一杯飲みました。バーテンダーのお姉さんがとてもきれいでした。ちょっと不慣れなところも良かったです。(←演出かも?京都だし)
お昼から、某冊子の印刷を手伝っていました。先日最終ゲラを見せておいた某くん(若い男性)から電話があり、あの自分の写真はいまいちだからもっと良い写真に変えて欲しいとのこと。
「某くんの写真は7−8枚撮って、あの写真が一番まともに写っていたものだよ。某くんは自分をどう思っているかわからないけど、実物はあの写真そのものだよ。」と説得して、納得してもらいました。←多分彼は納得していないにゃ、、、
その後、夜汽車に乗って、某研究所に行って、ネズミと遊ぶ。
ふらふらと帰宅。死んだように眠る。
勉強会では色々あったのですが、ここには書けないのが残念。
micaしゃんとは愚痴のこぼしあいで盛り上がり(盛り下がり?)ました。
その後、大学によってから、夜のお仕事に出ました。お肌が荒れてきています。
午後はネズミにまみれていました。
夜にK大会館に講演会を聞きに行きました。
大学受験の頃に愛読雑誌だった「大学への数学」や「数学セミナー」の「宿題」や「エレガントな・・・」で時々見ていた名前だ。そうか、数学者になったんだなあ。すごいなあ。と思って検索するとセーラー・ムーンやエヴァンゲリオンのフランス語訳などもネット上でしているようだ、、、 学会発表をする動画も出てきた。 うーむ、、、 数学者の「イメージ」を裏切らない、、、 (そんな検索せずに仕事しろよ→自分)
午前中は勉強会してました。
夜にマカフィーさんから返事が来ました。速いにゃ。
アンインストールツールを紹介してもらって、それを使って残っていたマカフィーソフトを一度アンインストールしました。その後、他のソフトとの相性などをチェックしながら、もう一度PC Security (McAfee VirusScan, Personal Firewall+, Privacy Service) を一つずつ再インストールしました。
で、わかったのは、少なくとも私の環境(色々変な業務ソフトも入っている)では、Privacy Serviceをインストールするとマイクロソフトのオフィスが使えなくなるのと、内蔵ブルートゥースが使用出来なくなって、その上マシンがとても不安定になるということです。(Privacy Serviceをインストールしなければ大丈夫。OFFにするだけではダメ)
でもPrivacy Serviceは使えなくても、ウイルスソフトとファイアウォールが使用できるので、まあ良いでしょう。ネットで検索しても、同様の訴えをする人がいないので、多分酔っ払ってアンインストール・再インストールをした私がいけないのでしょう、、、
ちなみにデスクトップ型のPCでは、ウイルスバスターを使っています。こちらはトラブルが少ないように思います。(私の個人的な感想ね)
夕方からラボに行って、仕込みをしてました。
夜に荒神口の「ん」で飲んだりしてました。
夜は横浜へ転勤(というか里帰り)するじーじの送別会に出席させてもらいました。本当は同期の人たちの集まりだったのですが、まぜてもらいました。
酔っ払って帰ってきて、ノートPC (ThinkPad X31 JHJ) のウイルス対策ソフト(McAfee VirusScan)の使用期限が切れるので、アップグレードを兼ねて日本ネットワークアソシエイツの PC Security (McAfee VirusScan, Personal Firewall+, Privacy Service) をDLした(2年で3129円と安い)。
ところが、酔っ払いながら、古いバージョンをアンインストール、新しいものをDLしてインストールしたせいか、PCがとても不安定になった。手順を間違えたのか??
まず、MSのオフィスが全て使えなくなった。ワード、エクセル、パワーポイントの全てが使えない。アプリを使おうとすると100%の確率で固まる。
さらには、JHJの特徴である Bluetooth が使えなくなった。これもClieTG50と Bluetooth でシンクロさせている私にはとても困る。
しかたがないので、PC Securityをアンインストールしようとするが、手順が悪かったせいか、一部のファイルが残っていて、各セキュリティソフトを束ねる SecurityCenter が消えない。なんども上書きを試みるが途中で止まってしまう。
ともかく消せるものを消したが、オフィスと Bluetooth は死んだまま。万策尽きて、WinXPの「システムツール」のなかの「システムの復元」を使って、2日前に戻す。
とりあえず、PCが動くようになりました、、、(ありがとう、、、MS、、、敗北感、、、MSに感謝するとは、、、 ちなみにIBMのバックアップツールはHDDの40%も占拠するので先日アンインストールしたばかりだった、、、)
でも起動するたびにPC Securityが色々警告を出してくる。「ファイルが欠けているからちゃんと再インストールしろ」等々、、、
教訓: 酔っ払った時は、ウイルス対策ソフトなどレジストリをいじるソフトはインストールしないこと、、、
ちょっと興味があったので生協で軽い読み物風の「ゼータの世界」(日本評論社、1999年)を買ってきましたー。むかーし、高校生の頃は、ツェータ関数でも良かった気がするのですが、いつの間にかゼータ関数で統一されていました。
ベルグソンが知らぬ間にベルクソンになっていたのを思い出しました、、、
読んでみると一章を(当時)フェリス女学院の高校3年生が書いています!数学に対する個人的な思いを織り交ぜながら類体論などを論じています。こういった早熟な人は危うさを持っていることが多いのですが、彼女は非常にバランスが良い、というか良すぎる、、、感受性が鋭いのに妙な安定感がある。
奥付を見ると東大の数学科卒としか書いていない。こういう人って、どうなるんだろう???と興味があって検索すると、同姓同名のジャズピアニストが結構引っかかってくる、、、 と思ったら、同一人物でした、、、
それって私だけ??
(後日、届いた計算機をいじってみたが、「こりゃ、ソロバンのある日本でははやらなかったわけだ、、、」と実感しました)
未明に地震で眼が醒める。いやはや、、、
夜にも地震が、、、
びっくり。今、こんな状況になっているのですかー。私が大学生のころは司法試験の合格者は毎年500名だったのに、今は1500名で、数年後には3000名になるんですねー。(新聞で読んでいてもピンとこなかった)
ありがちな比較ですが、医師過剰のため定員削減が進んでいる医学部の定員が約8000名。6年の専門教育を受け、同じ医師国家試験に受かっていても、個人の資質は本当に悲しいくらいにピンキリです。それに匹敵するくらいの規模のピンからキリまでの弁護士がワラワラと量産されるのか、、、他人事ながらめまいがしそう、、、
でも、「それでいいのだ!(資格試験だし)」ということを、この本は説得力を持って丁寧に説明してくれます。ポイント、ポイントについて門外漢の私のような人間でも理解できるように、具体例をもって示してくれます。副題が「弁護士が増える、社会が変わる」なのですが、まあ、そういうことなのです。より正確に言えば「社会は変わった、弁護士を増やさねば。増えた弁護士で社会もまた変わる。それでいいのだ。」ということのようです。
ついでに、裁判官、検察官、エリート弁護士(渉外弁護士など)とそうでない弁護士についての、弁護士の眼での位置付けなどを、文中に、そして行間に読むことが出来て興味深いです。アメリカの状況やエリート弁護士のキャリア形成の話も、今までの断片的であった知識が整理できました。実務畑を歩んできた筆者の文章は、私にはとても好感が持てて、読んでいて心地よかったです。オススメ。
そんな日本の法曹界の未来に思いを馳せていた私の日常といえば、朝に駅からバスに乗り換えようと急いでいたら、柵に人民服(無印良品)を引っ掛けてしまい、派手に破いてしまったりしているのでした。仕方ないので、目立たないように一日中シャツのすそをズボンの中に入れて生活してました。とても不恰好。
ついでに子羊美容院(1680円なり)で髪を切って3分の1くらいの髪の量になってしまった。さらに不恰好。でも、涼しいし、髪を洗っても早く乾いて良いね。と、もう姿形を気にしない達観の域に達しているのであります。←もうやけなのでは?
お昼はカソリック教会南のトルコ料理店で食べました。ちょっと味がマンネリ、、、
その後、新京極で マイケル・ムーア監督の「華氏911」を見ましたよ。テレビでコメンテーターが一歩距離を置くような表現をしていることが多かったのに合点がいきました。確かに、インテリさんは少し引っかかるような感じよね。
私を含め多くの人は映画を見ながら、監督の個々の問題についての立場から、彼を類型化というか政治的立場を分類しようと、ついついしてしまうのよね。ところが、監督の立場は、あんまりクリアには首尾一貫していないし、観客を利害関係から説得しようとしたり、アメリカ内部の社会構造を糾弾しようとしていたり、一種のお涙をさそうような場面を使ったりしている。そのせいか、テンポに付いていけない私は見ていて悪酔いしそうになりました。前の方の席で無理な姿勢で見ていたからかも知れないけど。つい一歩ひいてしまうような編集になってます。
特に行政機関などのなんらかの「組織」で働きながら、自分の良心に従って「なにか」を成し遂げようとしてきたタイプの人は、この監督の為政者のアラを見つけて、煽るように糾弾するという手法に生理的嫌悪を持つのかもしれませんね。(旧社会党に対して一部の人が持っていた嫌悪感と通じるかも)
わたしく個人の感想としては、「そのとおりよねー。ブッシュはひどいわよねー。ゆるせないわ。」という極めて肯定的な感じなのではありますが。
夜に2回続けて地震。こわいにゃあー。
昨日FAXで雄松堂出版に注文を出したFaksimile Verlag Luzern製の「ファクシミリ版『ピーターバラ中世動物譜』」のドキュメンタリー・フォルダーが早速届いた。
ファクシミリ版(52万円)を丸ごと買うことは出来ないし、それほどのマニアではないので、ドキュメンタリー・フォルダー(「見本」として2枚、裏表で4ページ分。8千円)で十分なのです。
動物についての中世の写本については、こんなマニアックなサイトもあります。すごーい。
さっそく額にでも入れてトイレに飾ろう。(←こんな感じになりました)
私は動物の図版や置物が好きなのです。中でも江戸期の古銅でできた動物の香炉が好き。しかし、そういったものは値段がとても高い、、、 しくしく、、、
夜のお仕事。久しぶりにお客さんがたくさん来ました。本が読めない、、、
高学歴、高身長、高収入のまーちゃんだけど、留学についてきてくれそうな気の良いパートナーがなかなか見つからないと文句を言っていました。「そりゃ、見つからないだろうね。見つかってもヒモみたいになっちゃうよ。」とエールを送った私です。
河岸を変えて、木屋町のヴィオロンで一杯飲んでお開きになりました。私もまーちゃんみたいに頑張らないと、、、反省、、、
内容は、表題のまんまなのですけど、一読の価値のある本でした。
2003年
12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
2002年
12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
2001年
12月 11月 10月 9月〜5月はお休み 4月 3月 2月 1月
2000年
12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
1999年
12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
1998年
12月