１１月５日（土）

　神田古本まつり　とか　コミティア　とか

　１０月２７日（木）から１１月３日（木）までの８日間、神保町において神田古本まつりが開催された。今まで催事での販売は行なったことがなかったが、開業してそろそろ１０年になることもあるし、まあ１０周年記念ということで今回はじめて青空掘り出し市（靖国通り歩道での催事）に参加してみた。

　当店のワゴンはこんな感じ。だいたい荷物は１３００点ほど用意して、５５０点ほどが売れた。後半は棚の隙間が多くなってしまったので、もう少し荷物を用意すればよかった。催事は初めてなんでそこらへんがちょっと感覚的につかめなかった。赤字覚悟でやったイベントだけど、思いの外お客さんが来て思いの外売れたという感触。でも来年もやるかどうかに関してはちょっと検討。まあ初めてなんで楽しかったけど、諸手を上げて喜ばしかったかは微妙。事前の準備を含めると結構な時間と手間がかかっている。

　期間中けっこう忙しかったにも関わらず、コミティアには出席。午前中だけだったけどね。１０時に会場入りして１２時には会場引き上げて、神保町に戻るという実に駆け足的な参加でしたが。
　それでも一応１１冊ほどは購入。

　今回の収穫。左は沼乃銃座「おばけ鏡」。以前から好きだった作家さん。前のペンネームは東夷海女で、ここ３年ほどコミティアでは見かけなくなっていたけれど、前回の夏からまた参加し始めたそうである。独特なペンタッチとお話。オバケが出てくるけどあまり怖くなくてちょっと不思議な話が多い。

　右は、ちほちほ「オレ外伝４　好日（前編）」。作者は岩手県宮古市の市の職員のようで、今回の東日本大震災における津波の様子やその後の支援活動や家族のことなどを悲壮感を感じさせることなく淡々とした筆致で描いている。

　にんべんの実店舗で買えなかった、手巻かつお（鰹節を海苔のようなシート状に成型してある）を通販でようやく購入。５枚入り３２５円ナリ。食べ方悩むけど、やはり単純におむすびに巻くのが良いのかな？