戻る?だらだら日記

 

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11月編




11月30日(金)
 最近、眠くて眠くて毎晩泥のように眠る。体調が良いせいなのか悪いせいなのか。

 本日部署の解散会。来週からは3名となる。別れの挨拶するが、解散と言う実感はまだ湧かない。

 最近、毎晩NHKによるBSデジタル放送(ハイビジョン)の自己ヨイショ番組をやっている。これこそ技術者の自己満足に寄る無用の技術の蓄積にしか過ぎない。辛らつすぎる意見かも知れないが、こんなユーザー不在の技術に湯水のごとくお金を掛けるくらいなら、もっと内容のしっかりした番組を作る事にお金を掛けて欲しい。NHKのロゴが玉子型に変わって以降、視聴率だけを考えた、内容的に程度が低い番組ばかりが作られているような気がして仕方が無い。受信機を設置しただけで受信料を払わなければならないと言う、わけの判らない受信料システムにあぐらをかいて、無駄金使うだけしか脳がないならNHKも民営化しちまえ!



11月28日(水)

 午前中は神保町で店鋪探しでうろうろ。狭すぎたり広すぎたり場所が悪かったりと色々。

 途中、頼まれていた本を探すが、関係のない「おかしなおかしなおかしなあの子」石森章太郎を買う。依頼本は意外と探しにくいレンジにある。

 午後は会社に戻って、退職に伴う引き継ぎや外部団体の退任作業などを始める。挨拶周りもすでに週頭から開始している。

 夕刻、先週から通いはじめた中国整体に行く。痛すぎなくてとても気持ちよい。


11月26日(月)
 退職まで1ヶ月を切り、そろそろ関係部署や関係取引先への挨拶を始める。いままでとまるで接点のない業界への転進に対し、暖かい言葉を掛けてくれる人が本当に多い。ありがたい事だと感謝の念に絶えない。

 アパートの大家に来年1月いっぱいで出る旨を告げる。新しい店舗はまだ決まらない、そろそろ本格的に動かねば。



11月23日(金)
 荷物整理もあって実家に帰る。

 ヒマなのでたまには雑文でも書いてみようと思う。題して”ハードSFのジレンマ”。

 科学的考証をきっちり行うのがハードSFのハードさ所以ではありますが、あまりに考証にこだわり過ぎると物語としての面白さをスポイルするのは歴史小説辺りでもよくある事。

 たとえば。宇宙船で事故が起きて、宇宙飛行士が宇宙空間に出なければならない事態を描写するとします。前提条件として今の科学技術で描写します。

 男は減圧室に飛び込むと壁のフックに掛けられた宇宙服を大急ぎで着込んだ。ヘルメットの気密シールをロックする。そして、背後の船室とのハッチのロック表示を確認すると、船外へのハッチを開いた。

 これは論外です。船外へのハッチを開いた瞬間減圧室の空気とともに遥か宇宙空間に放り出されます。これでは、単なる間抜けです。

 それでは、これでどうでしょう。

 男は減圧室に飛び込むと壁のフックに掛けられた宇宙服を大急ぎで着込んだ。ヘルメットの気密シールをロックする。そして、背後の船室とのハッチのロック表示を確認すると減圧を開始した。そして減圧室の気圧がゼロになったのを確認し、船外へのハッチを開いた。

 これなんかSF小説にありがちな描写ですが、これでも駄目です。通常宇宙服の内部は0.27気圧程度にしか維持できません。内部が1気圧のまま0気圧の宇宙空間に出ますと宇宙服が風船のように膨れ上がり、身動きが取れなくなるか、最悪宇宙服が破裂します。ギャグには最適です。

 それでは、これでどうでしょう。

 男は減圧室に飛び込むと壁のフックに掛けられた宇宙服を大急ぎで着込んだ。そして、背後の船室とのハッチのロック表示を確認すると減圧を開始した。そして減圧室が0.27気圧になったのを確認すると、ヘルメットの気密シールをロックした。それからさらに減圧を行い、0気圧になるのを待って船外へのハッチを開いた。

 面倒ですね。でも、これでも実は駄目です。0.27気圧という低圧状態に急激にさらされると、血液中に溶けこんだ窒素が泡となり減圧症にかかってしまいます。分単位で1気圧から0.27気圧になった場合、ほとんど場合死亡します。

 結果、正しい描写はこうなります。

 男は減圧室に飛び込むと壁のフックに掛けられた宇宙服を大急ぎで着込んだ。そして、背後の船室とのハッチのロック表示を確認すると減圧を開始した。10時間あまりが経過した。男は、減圧室が0.27気圧になったのを確認すると、ヘルメットの気密シールをロックした。それからさらに減圧を行い、0気圧になるのを待って船外へのハッチを開いた。

 科学的に正しい描写では船外に出るまでに10時間以上を経なければなりません。緊急事態で船外に出なければならない場合は、一体あなたどうすりゃいんですか(T_T)/。

 かようにハードSFはハードなんざんす。

 


11月20日(火)
 数日前から右股間のつけねが痛む。リンパ節かしら。悪い遊びした覚えはないのだがなぁ(笑)

 会社に出社しても、とてもとてもヒマ(^^)。なので退職者向けアセンブラ&C言語講習会を開催したりなんぞする。最後のご奉公ってやつだね。



11月19日(月)
 単行本収納ケースを1ダース買う。家に帰って本の整理をはじめるがあっというまに足りなくなる。部屋にはすでに55個のケースがある。実家には25個持ってかえっているから、全部で80個。1個に25冊程度の本が入るから、およそ2千冊がケースに収まった。これで本棚が片付いたかといえば、いまだ半分くらいなのだ。随分買ったもんだな〜。我ながら呆れちゃう(笑)


11月15日(木)
 今後の仕事のためのメモ。
  大前田りん
  水記利子(月嶋みずき)
  岩尾奈美恵
  仲村和美
  青木俊直

 さて共通項はなんでしょう(^^)


11月14日(水)
 午前中有給をとって、東京古典会の古典籍展観大入札会へ行く。一般者が古書店を経由して入札できる数少ない入札会である。この手の市でいつも思うのは、ここで火事が起きたら被害総額は何億円だろうなということ(^^;。すごい出展品は数あれどどうしても欲しいものはなし。

 帰路、久しぶりに神田駅の商店街を歩く。石焼ビビンパの店で豚キムチ定食を食べる。陶板の器で焼きながら食べられるのがよろし。辛さを好みで調整できるのもよろし。ご飯をぶち込んで自分でキムチチャーハンを作れるのも吉。



11月10日(土)
 三軒茶屋キャロットタワーの世田谷パブリックシアターでフランス現代劇『ハバククの弁明』を観る。
 薄暗い割に妙にまぶしい照明の中、演劇ともダンスともパフォーマンスともつかないシュールレアリズム絵画の連続絵のような舞台が続く。退屈と緊張の微妙なバランス。
 それはまるで、いびつに光を孕んだ宝石のよう。それは絶え間なく屈折しつづける儀式のよう。それは未だ名もなき新しい神への供物のよう。

 数日前から声がかすれてほとんど出ない。会社いってジェスチャーやるのも笑えてよろし。



11月7日(水)
 昨晩友人から電話が掛かる。AERAの中吊り広告のジョーク”噛みつくライオン、ガオー”の意味がわからんとのこと。多分洗剤のいらない洗濯機に対して洗剤業界が噛み付いているのを揶揄しているじゃないかな。”噛みつくライオン、花王”ってね。AERAもネタ尽きたんじゃないのかな。

 ようやくトラブル解決の目途が立つ。やれやれ、これで爆睡できる(^^;。



11月6日(火)
 この4年間は、ほとんど残り少ない気力をバランスとって何とかやりくりしてきた感がある。それほど後悔しているわけでないが、出向した3年半前、髄膜炎で倒れた4年前、何度か辞めるタイミングはあった。そのときに辞めていれば今ほど気力を消耗することもなかっただろうし、これほど薬漬けになることもなかっただろうと思う。でも、まあ、人生こんなもんだ。

 会社辞めたら、しばらくは砂のように眠って、そして気力が溜まったら、古本屋家業を始めて、小説書いて行こうと思う。それだけが今の楽しみなのだ。



11月5日(月)
 店舗探しは、広すぎたり狭すぎたりで都合のよいサイズがなかなか見つからない。不景気益々強まって賃料も下がる傾向があるから、それほどあせって探す必要はないのだが。

 このホームページに関して、いろいろ外野が騒がしくなってきたので過去の日記分については一時的に閉鎖します。まあ2,3ヶ月したら復活しますが。そのときには商売用のホームページも出来ていることでしょう。



11月4日(日)
 日記を書くのもうんざりするような日々が続く。書いても面白くもないので書くのはもうパス。

 本を収納するケースを買いに国立へ行く。ケースは在庫がなく4つしか買えず。久しぶりにいつもの喫茶店”書簡集”へも寄る。

 前日、開店したばかりの有楽町ソフマップに行く。地域性を考慮してか店内は広く、洒落たレイアウト。しかしながらチラシの目玉商品以外は安くも何ともない。集客力に問題ないか?

 友人がビデオデッキを買うというので線路を挟んで対面のビックカメラへ。フナイ製の6980円というビデオが頭痛くなるぐらい恐ろしい。