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7月編

7月31日(火)
 夏風邪ひいたか寝違えたか頭痛が痛い。

 ある人に薦められた吉田秋生の「YASHA」を探して新古書店を覗くが、人気があるのか意外と見つからない。代わりに100円均一コーナーで”さべあのま”を見つける。これだって書店によっては1000円位するのだ。新古書店は内容で値付けせずに最近の売れ筋かどうかだけしか見ないからね。情報というものは氾濫すれば、たんに整理するだけでも価値が出来るということに気がつく人間は意外といないものだ。



7月30日(月)
 昨日、鈍行列車を乗り継いで実家の清水へ。八高線、横浜線、小田急線、東海道線と、時間に追われない旅も良い。

 今日は浜松の某メーカで商談。はっきり行ってこんなところで商談しなきゃならないのも、うちの会社に技術力が無いから。いろんな商品に手を出すが営業が売れないとブーたれるとすぐに開発をあきらめてしまうから何も技術が残らない。基礎研究にお金を掛けないから何も技術が育たない。それでいて余所と差別化できる商品ばかり考えるから始末におえない。左前になるのも当たり前。

 その後で、浜松で何するわけではないけれど、それでもうなぎはしっかり食べた(^^)



7月28日(土)
 神田の万惣でフルーツフルコースなんざを食す。パパイヤのクリームスープが素晴らしく美味しかった。

 渋谷で「不思議惑星キン・ザ・ザ」を観る。遠い昔にビデオで一度観たきりだが、再び観て無類の面白さを再認識。これほど変で、これほど面白い映画もちょっと無い。


7月27日(金)
 「仮宅妻縁氣」を目録注文。あああああああああ、またお金が〜(^^;;;;;;;;;;;;;。

 午後から日本橋のスピーカーの会社へ打ち合わせ。終わった後で部下と一緒に神田の「四川一貫」へ。店構えはそこら辺にある、狭いラーメン屋みたい。ようやく念願の”怪味鶏”を食す(メニューにないのに無理矢理作ってもらう(^^;)。単純にいうと辛味ソースの棒々鶏だが、味のほうはとても複雑。ついで麻婆豆腐。ちょっと普通の麻婆豆腐と違う。たっぷりと掛かった花山椒がとても新鮮。三品目は鶏肉の辛子炒め。焦げるくらいに炒めた唐辛子が香ばしさとあいまって辛くて美味い。残った唐辛子をビールのつまみにぱくぱく食べる。1品あたり1500円と高めだが、食べる価値は充分ある。久しぶりにホントに美味い四川料理を食べることが出来た。


7月26日(木)
 昨日に引き続き午前中は羽村。

 昨晩からある程度の雨が降り、日中も曇りが続いているので久しぶりに涼しい。このくらいだと体もぐっと楽になる。



7月25日(水)
 今日は羽村の事業所。毎晩暑くて熟睡できていないのか、夕刻になると猛烈な睡魔に襲われる。久しぶりに昼飯もしっかり食べたので会議中眠いこと眠いこと(^^;;;;;;。



7月24日(火)
 相変わらず熱風吹き荒れる。夕刻一降りあるも焼け石に水。

 「山本六三画集」(サバト館発行)がようやく届く。エロチックで精緻でシュールな絵でなかなかよろし。銅版画が人気あるのだろうけど個人的には油絵が好き。


7月23日(月)
 昼休みに会社の外に出ると熱風が吹いている。明らかに気温は体温以上あるぞ(-_-;;;;;;;;;;;;;;;;。

 本日、日経平均株価がバブル後最安値をつける。8月あたりに大底が見えるかも知れない。恐らく日経平均は一万円を割るだろう。構造改革前にクラッシュかな(^^;。

 今週の週刊ダイヤモンド誌の特集”新会計基準でみえた危ない会社”の電機・精密分野でのランキング31位に私の勤めている会社がランクインしていた。こうやって記事にかかれるとますます株価が下がるだろうな。正直いってキャッシュフローの状態が悪すぎる。将棋で言えばもはや詰んだ状態だ。人によって判断が違うのは、局面が何処まで読めるかの違いだけだ。


7月22日(日)
 店舗探しのために矢川、谷保付近を歩く。矢川あたりで手ごろな空き店舗を見かける。店賃は7万5千円。う〜ん、手ごろではある。



7月21日(土)
 川崎市民ミュージアムで「楠勝平・つりたくにこ資料展」を見る。なかなか面白い展覧会だったが、先に常設展を見入ってしまったため肝心の資料展をじっくり見る時間が無かったのが残念。売店でつりたくにこの著作2冊と少年画報大全を購入する。
 晩はNEC時代によく行った向河原近くの天ぷら屋へ。相変わらずいい腕してる。でも天ぷらは夏場より冬場のほうが向いている。何より素材が冬場のほうが美味しい。
 


7月20日(金)
 海の日。暑いね。
 神保町で、「やしなひ草」4冊を購入。
 一度行ってみたいと思っていた「四川一貫」に行くが案の定定休日である。友人としょうがないからと神保町から新宿へ向けて歩き出す。途中靖国通りの中華屋で坦々麺を食べる。黒ゴマを練り込んだ麺ということに引かれて注文した。麺は思ったほどではなかった。しかしスープが美味い! 辛くてしかもすっきりとしたコクがある。これほど美味いスープは久しぶりだ。一緒に食べた蛸いりの包子風焼き餃子もなかなか美味しい。思いも掛けず、いい店を見つける。場所は靖国通り九段下あたりです。
 その後炎天下の下、新宿まで歩き始める。滝のように汗が出る。ここんとこ体をなまらせていたからちょっときつい。おまけに道を間違えて赤坂方面に行ってしまう。かき氷食べたり、アイスコーヒー飲んだりと寄り道しながらも5時頃新宿に着く。トルコ料理なんて変わったものを食べるも味はまあまあ。



7月18日(水)
 夢幻堂より湊谷夢吉の著作4冊が届く。

 湊谷夢吉の著作は、80年代の後半から「魔都の群盲」「マルクウ兵器始末」「紅龍異聞」などの単行本をあるときは新刊本屋、あるときは古本屋の書棚で何十回となく見ていた。そのたびに棚から本を手にとっては眺め、時に試すかのようにページを繰り、また棚に戻す作業を繰り返した。そして結局今にいたるまで湊谷夢吉の著作を購入することはなかった。
 なぜだろう。金が無かったのか? 否。当時でさえ本には結構な金をつぎ込んでいた。絵が趣味に合わない? 否。精緻でかつ個性的な絵は賞賛に値する。では、ストーリーか? 否。膨大な資料とともに描かれた、大陸、兵器、SF的要素はどれも魅力的だ。
 では、なぜ買わずにいたのだろう。
 今回作品全体を通して読んで一つだけ気がついたことがある。どの作品も完結した気がしないのだ。どれもこれもが大河作品のプロローグか序章のようにしか読めない。それは話が中途半端というのではない。湊谷夢吉の進む先に更に広がるであろう壮大なスケールの作品の片鱗がそこかしこに見え隠れするのだ。
 ”夭折”という言葉は、若くしなやかな枝が折れてしまうという意味だ。私は大樹となった湊谷夢吉を読んで見たかった。


7月16日(月)
 出てきた結石を持って午前中に病院へ行く。2時間待たされて、診察は1分だよ(T_T)。何とかしてよ。

 夕刻、所用があって上野へ行く。買い物を済ませてそのままテクテクと神田まで。平日の店が半分しまりかかって人通りもあまりない秋葉原の通りは、いつもとちょっと違う表情をしている。



7月15日(日)
 部屋の片づけをするが、あまりの暑さに中途で断念(-_-;;;;;;;;;;;;。国立の喫茶店による途中、ふと思い付いてNEC時代の友人(前回とは別人)と合流する。スコットランド土産のモルト・ウィスキーを貰う。そういえば一年ほど前にあったときにそんな話をしたような・・・

 部屋のエアコンは故障したまま。暑いのは大の苦手なのだが、この際エアコン無しでの生活してみるのも悪くないと思っている。しかし今年の暑さも凄まじそうで、どこまで耐えられるかな。

 本当に地球温暖化かどうかの正確な判断は難しいけど、年々暑さは厳しくなる。都心のビル街なんかは照り返しとエアコンの廃熱で簡単に40度を超えているはず。暑いからみんなエアコンを使い出すので、ますます悪循環。”合成の誤謬”ってやつだね。



7月14日(土)
 中野行って、神保町行って、新宿に行く。『ダンジョン&ドラゴン』を観る。少しはずす(泣)。


7月13日(金)
 自分が主催する技術系の会議にゲストで講演してくれた昔の同僚と飲む。みんなのん気だな〜。危機感持てよ(謎)。



7月12日(木)
 今日の東京地方は生温かい強風が吹き荒れていた。あっちいね〜。日本もホントに亜熱帯になったのかもしれない。梅雨も空梅雨だったし水不足が心配。
 本社の近くの関連子会社でハードディスクビデオレコーディング関係の打ち合わせ。しかしながら一般消費者向けの価格にはまだ遠い。ビデオが一万円台の時代に8万円台の商品は辛いよね。でも普及させなければ値段は下がらないから、鶏が先か卵が先かの問題に陥る。でもそうやって議論ばっかりしているから商機を見逃すんだろうけどね。



7月10日(火)
 JEITA(電子情報技術産業会)の会合。正式な話よりは、雑談レベルが面白い。但し面白いのは業界関係者にとってだけであるので一般向けのこの日記では残念ながら? 割愛。

 今週号の『週刊エコノミスト』の特集は、”戦後最悪の日本経済”。だんだんと表紙のタイトルが過激になるなあ。一般の週刊誌なんかでも構造改革に対する”痛み”の痛み具合が取り沙汰されている。でもまあ、手術の痛み具合を事前に想像するのと同じで、どうせ手術しなければならないなら余計な想像して先延ばししてみても無駄だとは思うな〜。だいたい週刊誌は、あおり過ぎだよ。

 今週の『ぴあ』で”猿の惑星”の特集をしていた。前作とは結末が違うとの由で、新作も観てみようかという気分になる。前作の『猿の惑星』を観たのは、今を去ること30年ほど前。まだ小学生で、父親に連れられてだった。まあ、『猿の惑星』は良かったのだが、問題は同時上映だった『バニシング・ポイント』。アウトローのにーちゃんが、警察とカーチェイスを繰り広げるという代物だが、困ったのは途中ですっぽんぽんのおねーちゃんがバイクにまたがって登場する。父親の横で小学生の私はどんな顔をしたらいいのか困り果てた記憶がある(苦笑)。まあ、今となってはかわいらしい思い出ではある。

 夕刻、NEC時代の友人と一杯やる。もともと愚痴をこぼすタイプの人間ではなかったが。まあ、私が辞めた10年前となんら体質が変わらないとなれば愚痴もこぼしたくなるだろうなあ。10年も体質変わらずにやって行けるのだけの巨大体質というのも、それなりには価値があるんだろうけどね。


7月9日(月)
 某PC周辺機器メーカーに売り込み。時間が余ったので上野から秋葉原までテクテク歩く。途中、松坂屋に寄り道する(内容は秘密)。商談結果は、ん〜〜! もう一つかな。まあ希望は捨てないでおこう(笑)。
 昨日は、『ハムナプトラ2』を観る。由緒正しい冒険活劇であり、過度な期待をしなければ、けっこう楽しめる。次は『ダンジョン&ドラゴン』か『パールハーバー』か。それにしても映画づいているな〜。



7月7日(土)
 今日は、七夕。いまどきの子供は、牽牛と織姫の話は知っているだろうけど、芋の葉の露で習字をすると字が上達するなんて話は知らないんだろうな。きっと芋の葉も見たこと無いだろうな。
 というわけで、神保町七夕古典会。前日のニュースにもなっていた芥川龍之介の学生時代のノートもしっかり見てきました。最低入札価格は950万円。高いんだか安いんだかよく分からん。古書も100万円超えると訳のわからん世界に突入するなあ。



7月5日(木)
 映画鑑賞もついに5連荘に突入。本日は、『ホタル』。高倉健もべたな日本映画も好みではあるが、この映画の評価は難しいな。テーマ的にはいいのだが、もう少し別な描き方があったのではないのだろうかと思ってしまう。時代は遠くに過ぎ去っている。往ってしまった者も残された者も辛いよね。気持ちはわかるが、想いが伝わるかどうかは別問題。


7月4日(水)
 足場が崩れているのにまだ建て直そうと足掻いている。何とかしようと足掻きつづけるのが正なのか、見切りをつけて安全圏になるべく多くの人間を避難させるのが正なのか。個人的には後者だと考えているんだけどね。基本的に『人間いたるところに青山あり』が人生訓。

 映画鑑賞4連荘の今日は、『JSA』。国の事情やそれにまつわる感情を完全に理解することは出来ないが、これは良い映画です。日本やアメリカが作れなくなった真面目な映画だと評することは出来ると思う。映画サービスデーなんで1000円で鑑賞できたのもとてもラッキー。


7月3日(火)
 映画鑑賞3連荘目。本日は『メトロポリス』。ストーリーは古典的だが○。映像的には美しいが、取って付けたような背景のCGは×。手塚のキャラクタには不似合い。手描きの背景のほうがよく似合う。エンディングの映像的たたみかけは、なかなか良い。破滅の美学ではある。しかしカタルシスというにはもう一つ。
 明日は『JSA』か。



7月2日(月)
 仕事をやる気がすっかり無いので、会社の決算発表のPDFファイルをダウンロードした後、定時に速攻で帰宅し、立川で映画を見る。しばらくは、映画三昧でもしてみようかと思う。

 『JSA』を観ようと思っていたのだが、時間が合わなくて結局『AI』を観る。いや〜、スピルバーグも金をかけて見事に退屈な映画を作るなあ。キューブリックが泣くぞ! 久しぶりにつまらん映画を見せてもらった。金返せ(怒)。



7月1日(日)
 神保町・岩波ホールで「山の郵便配達」を観る。地味だけど良い映画。最近はこういったシンプルさが心地よい。