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2004.12

 ターミナル 「ターミナル」の画像です

 2004年作品。アメリカ映画。129分。配給=UIP。監督・製作=スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)。製作=ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド。脚本=ジェフ・ナサンソン。脚本・原案=サーシャ・ガバシ。製作総指揮・原案=アンドリュー・ニコル。製作総指揮=パトリシア・ウィッチャー、ジェイソン・ホッフス。撮影=ヤヌス・カミンスキー、ASC。プロダクション・デザイナー=アレックス・マクドウェル。編集=マイケル・カーン、A.C.E。キャスティング=デブラ・ゼイン、CSA。衣装=メアリー・ゾフレス。音楽=ジョン・ウィリアムス。共同製作=セルジオ・ミミカ=ゲツェン。ビクター・ ナボルスキー=トム・ハンクス(Tom Hanks)、アメリア・ウォーレン=キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta Jones)、フランク・ディクソン=スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)、マルロイ=チー・マクブライド(Chi McBride)、エンリケ・クルズ=ディエゴ・ルナ(Diego Luna)、グプタ=クマール・パラーナ(Kumar Pallana)


 ビクター・ナボルスキーは、約束を果たすめにアメリカへやってくる。しかし、クーデターで祖国クラコウジアが消滅、パスポートが無効になる。入国も帰国もできなくなってしまった彼は、空港内で生活しなければならない。言葉が通じないので最初はとまどっていたナボルスキーは、やがて空港ターミナルで働くさまざまな国、民族の人たちと心を通わせる。彼の人柄がたくさんの人を魅了していく。舞台となるターミナルは、カリフォルニアのパームデイルにある747の格納庫に建設した。「未知との遭遇」に次ぐ、史上2番目に大きなセット。

 トム・ハンクスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズという配役に疑問を持たなければ、 心温まる人間ドラマを楽しむことができる。深刻なテーマを軽いタッチで笑わせて、やがてほろりとさせるスピルバーグの手さばきは、相変わらず見事。本来さまざまな人々の交差点である空港は、9.11以降別な象徴性を持ってしまった。そこでナボルスキーは、人々と交流し信頼される。多様性が豊かさになるという、かつてのアメリカの理想を演じている。憧れる対象としてのアメリカという設定も、世界の信頼を失った現状への警鐘のように感じられた。


 僕の彼女を紹介します 「僕の彼女を紹介します」の画像です

 2004年作品。韓国映画。123分。配給=ワーナー・ブラザース映画。監督=クァク・ジェヨン(Kwak Jae-yong)。製作=チョイ・スヨン、ジョン・フンタク、ウィリアム・コン。製作総指揮=ジョン・フンタク、フィリップ・リー。脚本=クァク・ジェヨン。撮影=チョン・ハンチョル。編集=キム・ジェボン、キム・サンボン。音楽=チェ・スンヨン。ギョンジン= チョン・ジヒョン(Jeon Ji-Hyeon )、ミョンウ=チャン・ヒョク(Hyuk Jang)、キム・スロ、イ・キウ、キム・チャンワン、チャ・テヒョン


 この映画は、「僕の彼女を紹介します」という邦題だが、内容は「僕の『猟奇的な彼女』を紹介します」だ。傑作「猟奇的な彼女」を思い出させ、くすっとさせる作品。単独の作品としては、ストーリーがぎくしゃくし、押し付けがましく、しかも紋切り型。ほとんど失敗作と言える。これまでのクァク・ジェヨン作品なら、さらにひねりを加えただろうが、すべては「猟奇的な彼女」のために犠牲にされた。

 前半のラブコメのギャグは、まだ許せるとして、後半の「ゴースト ニューヨークの幻」を連想させる御都合主義的な展開は、勘弁してほしかった。いかにチョン・ジヒョンが魅力的でも、恥ずかしい。心優しいミョンウ役のチャン・ヒョクは、「火山高」のイメージが強烈だったので、今回との落差を埋めるのに苦労した。ソウルの夜景シーンだけは拾い物。


 ゴジラ FINAL WARS 「ゴジラ FINAL WARS」の画像です

 2004年作品。日本映画。125分。配給=東宝。監督=北村龍平。製作=富山省吾。プロデューサー=山中和成。脚本=三村渉/桐山勲。撮影=古谷巧。美術=瀬下幸治。録音=斉藤禎一。照明=高坂俊秀。編集=掛須秀一。キャスティング=城戸史朗。アクションコーディネーター=竹田道弘。カースタントコーディネーター=雨宮正信。助監督=斎藤博士。製作担当者=金澤清美。タイトルデザイン=Kyle Cooper。音楽=Keith Emerson。音楽共同プロデュース=Keith Emerson/Will Alexander。音楽=森野宣彦/矢野大介。ゴジラ・メインテーマ=伊福部昭。音楽プロデューサー=北原京子。音楽ミキサー=三浦克浩。音楽エディター=清水和法。アディショナル トラック=塚田耕司。音楽制作アソシエイト=Lynne Hobday。サウンドエフェクト・デザイン=佐々木英世。装飾=秋田谷宣博。スクリプター=飯塚美穂。アソシエイトプロデューサー=鈴木律子。海外・国内別班演出=高津隆一。海外・国内別班撮影=清久素延。海外・国内別班照明=横道将昭。特殊技術=浅田英一。特撮撮影=大川藤雄。特殊美術=三池敏夫。特撮照明=川辺隆之。特撮造形=若狭新一。特撮マンダ造形=小林知己。特殊効果=久米攻。特撮操演=鳴海聡。特撮ゴジラ/スーツアクションアドバイザー=喜多川務。特撮モンスターX カイザーギドラ キングシーサー=中川素州。特撮ガイガン ヘドラ=吉田和宏。特撮アンギラス エビラ カイザーギドラ=小倉敏博。特撮ミニラ ラドン=神尾直子。特撮轟天号・地球防衛軍デザイン=新川洋司。特撮モンスターXデザイン=寺田克也。特撮絵コンテ・怪獣デザイン=西川伸司。特撮ガイガン・X星人デザイン=韮沢靖。特撮イメージボード=有働武史。特撮轟天号3Dモデリング=小林良照。特撮UFO・CGデザイン=城前龍治。地球防衛軍兵士・尾崎真一=松岡昌宏(TOKIO)、分子生物学者・音無美雪=菊川怜、轟天号艦長・ダグラス=ゴードン大佐=Don Frye、報道キャスター・音無杏奈=水野真紀、X星人参謀/統制官=北村一輝、地球防衛軍兵士・風間勝範=ケイン・コスギ、地球防衛軍司令官・波川玲子=水野久美、古代生物学者・神宮寺八郎=佐原健二、地球防衛軍M機関教官・熊坂=船木誠勝、小美人=長澤まさみ/大塚ちひろ、地球防衛軍少将・国木田=四方堂亘、田口健太=須賀健太(子役)、田口左門=泉谷しげる、X星人司令官=伊武雅刀初代轟天号艦長=中尾彬、初代轟天号副艦長=上田耕一、国連事務総長秘書官=橋爪淳、火龍艦長・李翔大佐=高杉亘、エクレール副艦長=榊英雄、TVレポーター=羽鳥慎一、X(小橋賢児)=小橋賢児、TV討論会パネラー(マイケル富岡)=マイケル富岡、大槻義彦=大槻義彦、篠原ともえ=篠原ともえ、角田信朗=角田信朗、木村大作=木村大作、松尾貴史=松尾貴史、神父姿の男=佐野史郎、東京の恋人たち=谷原章介、東京の恋人たち=さとう珠緒、グレン=Ray Sefo、ニック=Gary Goodridge、懲罰房棟の警備兵 田中要次、ナレーション=山寺宏一、轟天号副艦長・小室少佐=國村隼、国連事務総長・醍醐直太郎=宝田明


 ゴジラ誕生から50年。本多猪四郎監督、田中友幸氏、円谷英二氏らへの献辞で幕を開けるゴジラシリーズ28作目は「最終作にして最高峰」を目指して製作された。まずカイル・クーパーのタイトルに感激。ゴジラ映画へのオマージュに満ちていながら、クーパーらしいセンスが光る。シリーズの総決算を飾るにふさわしく、懐かしの怪獣たちが次々と登場する。モスラ、キングギドラが見せ場をつくり、ミニラの登場も笑いを誘うだけではない。そのサービス精神に感嘆。そして、ゴジラが圧倒的な強さを見せる。しかも速い。かっこいい。最強のゴジラの勇姿に感涙した。

 いたるところに、これまでの怪獣映画のシーンが引用され、さらにはSF映画の美味しいところも盛り込まれている。そして北村龍平監督らしい、ど派手なアクションシーンの連続。怪獣映画の集大成にして、北村作品の集大成のよう。ミュータントのバトルと、怪獣たちのバトルがクロスする。息つく暇もない展開の速さ。魅力的なアクション怪獣映画の誕生だ。最終作にしてほしくない。

 もっさらもっさらした動きが、持ち味であった怪獣たちが、スピーディに動き回るため、違和感を感じる怪獣映画ファンもいると思う。それは時代の変化だと理解しよう。ゆっくりした動きが恐怖を増幅していたゾンビのリメイク「ドーン・オブ・ザ・デット」で、ゾンビたちが、走って襲ってくるのに似ている。


 春夏秋冬そして春 「春夏秋冬そして春」の画像です

 2003年作品。ドイツ・韓国合作。104分。配給=エスピーオー。監督・脚本・編集: キム・ギドク(Kim Ki-duk)。製作: カール・バウムガートナー、イ・スンジェ。撮影: ペク・トンヒョン。美術: ステファン・シェーンベルク。老僧侶=オ・ヨンス、子僧=キム・ジョンホ、若者僧=ソ・ジェギョン、若い娘=ハ・ヨジン、若い男=キム・ヨンミン、成人僧=キム・ギドク、若い娘の母=キム・ジョンヨン


 深い山あいの湖に浮かぶ寺が舞台。四季の変化、昼夜の自然の表情を背景にしながら、静かだが激しい人間ドラマが展開される。ペク・トンヒョンが撮影した映像は、確かに美しいが、それはロケ地に注山池を選んだことで保証された。近年珍しいストーリーだが、オリジナリティーよりも消化不足を感じる。自然と人間の営みの対比ほど、するりと心に届かないシーンが目立つ。特に後半に向って、神秘主義的な色彩が濃くなっていく。この辺は、意見が分かれるだろう。しかし、現在の傾向から大きく逸脱した映画づくりを行ったキム・ギドク監督の志は、高く評価したい。キム・ギドクが監督・脚本・編集・出演の四役を務めている。

 トリコロールに燃えて 「トリコロールに燃えて」の画像です

 2004年作品。アメリカ映画。121分。配給=ギャガ・ヒューマックス。原題=Head in the Clouds。監督・脚本=ジョン・ダイガン(John Duigan)。撮影=ポール・サロッシー。編集= ドミニク・フォルタン。美術= ガイルズ・エアード。配役= ロジーナ・ブッチ。ギルダ=シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)、ミア=ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)、ガイ=スチュアート・タウンゼント(Stuart Townsend)、トーマス・ビートリッヒ少佐=トーマス・クレッチマン(Thomas Kretschmann)、ゴルツ=マーク・アントニー・クルーパ(Mark Antony Krupa)、ルシアン=ダヴィッド・ラ・エイ(David La Haye)、アリス=レイチェル・ルフェーブル(Rachelle Lefevre)、リンダ=エイミー・スローン(Amy Sloan)


 イギリスの学生ガイは、美貌で名高い上流階級の娘ギルダと偶然一夜を共にする。やがてパリに渡ったギルダに誘われ、ガイはギルダと彼女の友人ミアと3人で暮らすようになる。しかし、ヨーロッパには戦争の影が忍び寄っていた。3人は戦火の中でそれぞれの生き方を選択する。1930、40年代の雰囲気が細部にわたって、じつに良く描かれている。映像の色調も落ち着いていて心良い。交わされる会話もウィットに富み格調高い。

 シャーリーズ・セロンが「モンスター」後に初主演した作品として有名。戦争という運命の下で、自分の意志、生き方を貫いていくという重いテーマと、欲望に忠実で錯綜した恋愛ドラマが交差する。シャーリーズ・セロンは、華麗で奔放に生きながら運命に怯えつつ危険な道を選択するギルダを魅力的に演じた。重厚ではないが、奥行きのある作品に仕上がっている。すぐに涙は出ないが、心の奥の琴線に触れる映画だった。


 雲のむこう、約束の場所 「雲のむこう、約束の場所」の画像です

 2004年作品。日本映画。91分。配給=コミックス・ウェーブ。配給協力=ファントム・フィルム。原作・脚本・監督=新海誠。キャラクターデザイン・総作画監督=田澤潮。美術=丹治匠・新海誠。音楽=天門 。ラインプロデューサー=伊藤耕一郎。宣伝=遠田尚美。プロジェクト管理人=川口典孝。ヒロキ=藤沢浩紀=吉岡秀隆、タクヤ=白川拓也=萩原聖人、サユリ=沢渡佐由理=南里侑香、岡部=石塚運昇、富澤=井上和彦、マキ=水野理紗


 ひとりで作った前作「ほしのこえ」(2002年)が世界的にヒットした新海誠監督の新作「雲のむこう、約束の場所」。スタジオ製作とは異なる共同作業に取り組んだ。日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界が舞台。米軍統治下の青森の少年・藤沢ヒロキと白川タクヤは、ユニオン占領下の北海道に建設された、謎の巨大な塔まで飛ぼうと、小型飛行機を組み立てていた。そして二人は同級生の沢渡サユリに憧れていた。新海監督の表現したいシーンを生み出すための設定なのだろうが、物語としては明らかに消化不足で終わってしまった。

 風景の美しさや、細部の光の変化など、魅力的な新海テイストは健在だが、91分の作品ではストーリー展開の面白さも加わらないと、盛り上がらない。状況を登場人物の独白で説明しすぎている点も気になった。いくら個性的なキャストが参加しているとは言え、会話の中にうまく状況を折り込んでほしかった。携帯メールを巧みに使った「ほしのこえ」のような、圧倒的な切なさは感じられなかった。だが、間違いなく優れた才能を持つ新海監督が、より大きな世界に出ていくためのステップ、通過点としての意味はある。


 ポーラー・エクスプレス 「ポーラー・エクスプレス」の画像です

 2004年作品。アメリカ映画。100分。配給=ワーナー・ブラザース映画。監督=ロバート・ゼメキス(Robert Zemeckis)。製作総指揮=トム・ハンクス(Tom Hanks) 、ジャック・ラプケ 、クリス・ヴァン・オールズバーグ。原作=クリス・ヴァン・オールズバーグ。脚本=ロバート・ゼメキス 、ウィリアム・ブロイルズ・Jr 。編集=ジェレマイア・オドリスコル、R・オーランドー・ドゥエイナス。シニア視覚効果監修=ケン・ラルストン、ジェローム・チェン。音楽=アラン・シルヴェスト。オリジナルソング=グレン・バラード。撮影=ドン・バージェス, A.S.C.、ロバート・プレスリー。美術=リック・カーター、ダグ・チャーン。衣装=ジョアンナ・ジョンストン。ヒーロー・ボーイ/父親/車掌/ホーボー/サンタ=トム・ハンクス、ヒーロー・ガール=ノーナ・ゲイ、ロンリー・ボーイ=ピーター・スコラリ、知ったかぶりっ子=エディー・ディーゼン、スモーキー/スチーマー=マイケル・ジェター、エルフ隊長=チャールズ・フライシャー


 12月24日午後11時55分、ごう音とともに巨大な蒸気機関車が登場し、サンタのいる北極を目指す。クリス・ヴァン・オールズバーグ の絵本「急行『北極号』」をフルCGで映画化した。4児の父親であるトム・ハンクスが子供たちに繰り返し読み聞かせていた絵本の映画化を企画、ロバート・ゼメキスが監督した。絵本の魅力である温かい絵を生かすため、既存のモーション・キャプチャーを超える新技術パフォーマンス・キャプチャーを使用している。トム・ハンクスはヒーロー・ボーイ、父親、車掌、ホーボー、サンタと5役もの声を使い分けた。

 たわいのないといえば、たわいのない物語。クリスマスの定番的なファンタジーだ。しかし、本気で描き上げようとする強い意志が、全編を魅力ある映像にしている。北極号の疾走や北極のサンタ工場など、見どころが多い。さまざまなアイデアが詰め込まれて、わくわくしてくる。人間以外は、違和感を感じさせないCGレベル。人間の表現は、中途半端な感じがする。しかし、それもCGアニメの一つの試みとして評価したい。


 Mr.インクレディブル 「Mr.インクレディブル」の画像です

 2004年作品。アメリカ映画。115 分。配給=ブエナビスタインターナショナル(ジャパン)。監督=ブラッド・バード(Brad Bird)。製作=ジョン・ウォーカー(John Walker)。製作総指揮=ジョン・ラセター(John Lasseter)。脚本=ブラッド・バード(Brad Bird)。音楽=マイケル・ジアッキノ(Michael Giacchino)。Mr.インクレディブル=クレイグ・T・ネルソン(Craig T. Nelson)、インクレディブル夫人=ホリー・ハンター(Holly Hunter)、ヴァイオレット=サラ・ヴォーウェル(Sarah Vowell)、ダッシュ=スペンサー・フォックス(Spencer Fox)、ミラージュ=エリザベス・ペーニャ(Elizabeth Pena) 、エドナ・モード=ブラッド・バード(Brad Bird)、フロゾン=サミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson) 、シンドローム=ジェイソン・リー(Jason Lee)


 ピクサーと「アイアン・ジャイアント」のブラッド・バード監督が手掛けた新作は人間が初めて主人公になる。人間といってもスーパー・ヒーローだが。ヒーローを禁じられ保険会社のしがない社員となったMr.インクレディブルは、かつての充実感を忘れられずにいた。そこに自分の力を発揮できる仕事が舞い込む。地味な前半部分は大切な伏線だったことが、後半になって分かってくる。家族愛が、嫌味のないかたちで描かれる。息つく暇のないスリリングさは、単純明快にして痛快無比だ。

 キャラクター的には、無骨なMr.インクレディブルではなく夫人が素敵だった。表情もなかなか魅力的。個性的な子供たちの活躍も見逃せない。そんなに便利な能力があるのは出来過ぎ、なんて考えている暇のない面白さ。きっと「2」もできるだろう。

 同時上映のバド・ラッキー監督の短編「Boundin'」も楽しい。ツヤツヤの白い羊毛が自慢の子羊は、陽気に歌い踊っていたが、ある日、人間に羊毛をかられて自信喪失。しかし立派な角を持った伝説の動物ジャケローブ(角をもった大うさぎ)がバウンドしながら登場し、「大切なのは中身」と子羊を励ます。子羊は立ち直り、陽気に歌い踊る。可愛い絵柄に、ポジティブなメッセージが込められている。


 
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