蓬莱学園の冒険!〜南方発放課後メール

 ハドソンがやったemailコミュニケーションゲーム(通称:PBM)です。時期は1999年8月から10月31日まででした。PBMとは、ある世界観(この場合、蓬莱学園)のなかで、ゲーム参加者(プレイヤー:PL)はキャラクターを作り、行動選択をemailでハドソンへ送り、その行動結果を記述式にしてPLに送り返すゲームです。つまり、PLは蓬莱学園でキャラクター(この場合、学生)となり、様々な行動選択を積み重ねながら、蓬莱学園で生活をしたり冒険をしたりすることになります。
 PBMは今で言うオンラインゲームと似たところがあります。実際、PLの数だけ学生がいる(中には一人のPLが複数のキャラクターを作って動かしている人も多数いた)ことになりますので、クラスや部活で一緒の人たちは、メーリングリストで連絡しあったり、割り振られた学籍を介して個人的に連絡を取り合ったりします。そこで、様々なイベントを企画したり参加者を集って会話をすることが可能でした。
 つまり、ハドソンがプロバイダとなってメールを発行、管理し、PLの本当のメルアドを介さずに学籍番号がメルアドの役割となって様々なやりとりが出来るようにしていました。
 私はこれがはじめてで最後のPBMでしたが、こんなメールの使い方があるんだと新鮮でした。とはいえ、どうコミュニケーションを取ればいいのか分からなかったので、とりあえず「謎の塔」の攻略に主眼を置いた行動選択をしていました。今になって思えば、攻略をほどほどにして、もっとコミュニケーションを取りながら妄想を爆発させて、楽しめば良かったナァと思いました。

 蓬莱学園とは何かについては、別の記事にあるのでそれを参照してください。
 とはいえ、離れ小島に学生が何万人と存在する学校、それが蓬莱学園です。そこではいわゆるささやかなキャンパスライフから命がけの冒険、生徒会という政治、各部活の動乱、怪しげなサークルの陰謀、なぞめいた名所などなんでもありでした。また、高校という懐かしくも輝かしい青春時代を舞台ににライトノベル的な萌え〜を内包しながら誰もが楽しめる。それが蓬莱学園でした。
 今回、PBMの記事を出来る限り集めて、日付ごとに並べて見ました。なぜなら、まず1999年ということですでにゲーム終了から8年が経過して、その頃の熱気に満ちたサイトがほとんど閉鎖されて見ることが出来ません。なので、いまここでそういう記事を作り直して公表することは貴重だと思いました。
 その頃の行動選択の記録を残している数少ないサイトも存在するけれど、実際に送られてきたままの状態で公表することでより臨場感が生まれると思いました。
攻略サイトは奇跡的に残っているが、一キャラクターがやったことをそのまま載せることで違った視点を提供できると思いました。蓬莱学園ニュースの全文、各部活、クラスのメーリングリストなどの内容などです。
 ところが、始めと終わりにどんなことがあったのかのメールがどんなに探してもありませんでした。その点では、画龍点睛を欠いています。しかし、まずもってかき集め、まとめてみました。
 楽しんでくれたら幸いです。

キャラクター紹介
 ■相楽  京一(学籍番号:H407932)
 ●107:武道研究会//  ●119:探検部//  ●126:学園銃士隊

行動選択一覧
通常版// 文化祭モード

蓬莱学園放課後ニュース
8月3日// 8月10日// 8月17日// 8月24日// 8月31日// 9月7日// 9月14日// 9月21日// 9月28日// 10月5日// 10月12日// 10月19日

メーリング
8月分// 9月分// 10月分

行動結果

1999年8月
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1999年9月



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1999年10月





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