元気ですか。相楽も元気です。
俺は、これまでに既に到達していた【5階の8】地点から
謎の搭への挑戦を再開することにしたんだ。

ここは塔の【5階、08】にあたる場所。
世界征服用の巨大ロボットの建造工場だよ。
悪の組織の下っ端たちが来る前に、移動した方がよさそう。

最初は北に向かって進むことにしたんだ。
化学実験室の前を通り過ぎた。
次は西に向かって進んだ。
幹部たちが宿敵の殺害計画をたてている会議室をそっと通り過ぎた。

次は西に向かって進んだ。
ここは塔の【5階、01】にあたる場所。
空間のゆがみが晴れた途端、
目の前に、武具で身を固めたドジナ将軍が現れたんだ。
「ついに決着の時が来たな」なんて言って襲いかかるんだよ。
さすがに悪の組織の将軍だけあって、めちゃくちゃ強い。

必死に逃げ回っていると、将軍が言うんだ。
「どうした、ブレスの力を開放せずに私に勝つつもりか?」って。
……なかなか親切な将軍だと思う。
ヒーローからもらったスーパーブレスの力を開放すると
俺の体が黄金のメタルスーツに包まれたんだ。
……昔こんなヒーローがいたような?
まあいいや。とにかく、メタルスーツに身を包んで戦ったんだけど
これがすごく強くなっているんだ。
俺とは思えない。
パワーアップしているわ、
将軍の攻撃は片っ端から跳ね返すわ。
将軍をボコボコにしてやった。
でも、調子に乗った忘れていたんだよ。
こういうとき、悪の親玉がすること。
基地の自爆ボタンを押すこと。
将軍は俺を道連れに死ぬつもりなんだ。
部屋が爆発を始めたとき、
俺にスーパーブレスをくれたヒーローが飛び込んできたんだ。
ヒーローは、部屋の奥にある脱出装置を教えてくれた。
俺は、スーパーブレスをヒーローに返すと
脱出装置に乗り込んだんだ。
脱出装置が基地から打ち出される。
全身にすごいGがかかる。
薄れる意識の中で、また、あの声が聞こえたんだ。
…………
(ダメだ、このままでは……)
(カウント、続いています)
(やむを得ない、中止だ)
(しかし、今のまま中止したら、どんなことになるか)
(あ、あれはなんだ?)
(二人の様子が変だぞ)
(あの二人は何をしている?)
…………
だいぶ声がハッキリしてきた。
でも、まだ肝心のことがわからない。
なんだか、わざと遠回りさせられているような感じ。
……
それから、しばらく意識を失っていたみたい。
気がつくと、脱出装置は止まっていた。
どこについたのかを確認するため、外に出たら
いきなりすごい悪臭に襲われた。
そこは、巨大な下水の迷宮だったんだ。
一瞬、蓬莱学園の下水道かと思ったけど、そうじゃないよ。
周囲の空間が相変わらず歪んでいるもの。
ここは、塔の第6階層【6階、01】だよ。

そろそろ失礼させてもらうか
====================================================

塔内で中里玲於奈と出会ったことで
緑色の色数値が5上昇した。
青色の色数値が6上昇した。

中里 玲於奈(学籍番号:H152493)と出会った。
体力値が1上昇して111になった。
精神値が1上昇して103になった。
疲労値が45上昇して225になった。
黄色の色数値が26上昇して97になった。
緑色の色数値が20上昇して86になった。
青色の色数値が20上昇して94になった。
====================================================

目次