国際戦略コラムの目的2009年01月02日



1.国際戦略とは
 日本の国際戦略とは、日本が国際社会での目標を設定し、その目
標への道を明確化することです。そして、今、世界が動乱期になっ
ている。このため次の世界秩序の方向を構築する必要が出てきた。
このため、まず日本と世界がどうあるべきかを検討する必要がある。

 日本の特徴は、その歴史と伝統に裏付けされた和の精神、相互信
頼のレベルの高さ等、欧米中とは違い農耕民族としての長所があり
、世界から次の時代を作る思想を期待されている。
 その思想の上で、日本の進むべきことは世界の文化的・精神的中
心になるように質の高い国際政治経済の解決にあたり、世界の諸国
民から信望を勝ち得ることと次の世界の構造を提案することです。
 狩猟民族である欧米中の国際政治は、自己中心的なために反発を
食らう可能性が大きい。このため、早晩、反発により世界は大混乱
になる可能性が高くなっている。

日本は、欧米や中国とは違う文明を持った国であり、欧米・中国の
狩猟民族のいいなりにはなるのはおかしい。欧米中の政策では世界
を間違えた方向にもって行くことになると見ている。すべての世界
の政策を日本自身と世界全体の秩序を独自に判断・実行すべきです。

 この姿勢で、国際社会での出来事をこのコラムでは見ていきます。
勿論、今は日米欧の友好関係なしでは、日本は成り立っていきませ
んから、欧米と敵対するようなことはできませんが、日本の思想か
ら出てくる自主的な判断は尊重されるべきですし、普遍的な世界の
秩序を構築し、それに従うべきです。その中心に日本は居るべきで
す。

 日本に敵対する国とは、戦争をする必要はありませんが、冷たい
関係でいるしかないと思います。もちろん、相手に日本と敵対する
と損になると思わせることは重要であると思いますが。
 日本に味方する国とは、友好関係を持続させることが重要です。
そして、なるべく味方になる国を多くすることが必要です。
それと、世界秩序に波乱を呼ぶことは、日本はなるべく避けるべき
ですし、仕方なく巻き添えになっても、該当国に忠告するべきです。

現実を冷静に見て、その対応策を考えることが重要です。米国の衰
退で覇権力が衰えているために、世界は混乱に向かい、いろいろな
問題が頻発するのですが、その問題を日本の思想で見、かつ冷静に
見るリアリズム(現実主義)で対応することが重要です。感情的な
外交は、国をまた敗戦にして、多くの国民を苦難に陥れます。

2.国内政治の必要性
 この国際政治・戦略は、国内政治と連携しています。日本自体の
問題を自立的に解決して、日本独自の方法で社会を安定させる政策
があることを示すことです。また、国内のコンセンサスが十分でな
いと、国際的交渉ができないので国内の政治的な混乱は早く解消す
るべきです。

この場合、日本の国内をどうするかが重要となるのです。米国が今
世界の覇権を取っているため、米国との調整は重要で、日本の死活
問題になる可能性もあります。しかし、米国が自己の利益だけのた
めに世界を混乱させることは、おかしいのです。
 また、隣の中国との関係も友好関係でいきたいのですが、日本
より、上になろうとする中国にどう対応するのか苦悩することにな
るでしょう。米中関係も日本との関係があるため、目が離せません
。日欧米中韓台やイスラムの動向と日本国内の政治情勢を勘案して
、かつ世界秩序の安定に寄与するような国際政治を決定させるので
す。今後益々、日本と世界が緊密に結びつき、日本の都合や世界の
安定だけでは国際政治はどうしようもないことが増えるはずです。

それでも日本が能動的に世界の安定を検討し判断することが重要で
す。これは引いては日本の為になるのですから。

また、日本自体に問題があると、日本が世界に貢献できないだけで
なく、日本の将来も暗くなると思います。このため、日本の国の形
についても、多くの議論が必要なのでしょう。

日本の偏狭なナショナリズムの台頭も国際社会に無用な不信感を与
えるので、よくない。しかし、国民は分かりやすさから偏狭なナシ
ョナリズムに傾斜する傾向があり、この台頭も抑える必要があると
思います。

3.環境問題の必要性
 環境問題が、世界的に議論されている。とうとう欧米諸国のパイ
オニア精神が有効で無くなったのです。開拓する場所がないためで
す。このため、これからは、地球という閉鎖社会で、皆が知恵を絞
り、快適性を犠牲にしても持続性を追求することが最重要な課題と
なったのです。我々は、この閉鎖社会を経験しています。

江戸時代の閉鎖社会での物不足を言葉にした「もったいない」の精
神が重要と、アフリカ人であるマータイさんが日本の文化を紹介し
ているように今後、この経験を再度掘り起こして、今後の地球を
どうするべきかを議論する必要があり、またこの点は、日本が果た
す役割でもあるのだと思います。
京都議定書も批准したので、その実現方法を具体的に議論したいで
すね。

日本には古代からの神道というアミニズムの精神が残っている。
この神道の全ての生物に神が宿っているという考え方、生き物は平
等という思想は重要である。この根本があるため、日本は森を大切
にするようだ。この考え方を世界に広める必要がある。

4.企業活性化の必要性
 日本の繁栄は企業活動が活発で、かつその企業が世界の人々から
の支持を得ることによって、初めて成り立つものです。
 このため、世界に活躍する企業活動の支援をする観点も論じてい
きます。日本の国内政策の変更も必要です。このため、国内の有り
様も議論したいと考えています。企業経営も視野に入れます。
産業政策、経済政策を通じて、企業の支援をどうすればいいか議論
しましょう。

そして、
米国の外交問題評議会のように民間団体が冷静な目で国際戦略や国
内戦略や環境。企業支援を構築することがこのHPの趣旨です。

または、吉田松陰が言った「松下村塾は、単に萩や長州藩のための
学塾ではない。日本ため、世界のために尽くす人材を生む塾である。
学ぶ者は、日本を変え、世界を変えようという気概を持て。日本変
革、世界変革は、この松下村から興るのだ。」と同じ気概を持って
このHPはあるのです。このHPから変革が始まりたいのです。

  当HPの検討にどうぞお付き合いのほどお願いいたします。
そして未来の人類の礎を築くために日本を、世界を変革して行きま
しょう。

5.このコラムの目的
 このコラムは、国際戦略・国内戦略を検討し、提言することを目
的としています。日本があくまでも中心ですが、世界の普遍性も視
野に入れて議論をしています。日本だけという観点は、あまり受け
ていません。視野はなるべく広くしていきたいと思います。
 このため、海外のHP記事も紹介しています。日本だけという観
点では世界は見えないためです。

6.コラムの方法論
 このコラムの方法は、意見のある読者が自由に発言し、それに対
する反論も自由にでき、この繰り返しで、議論を深めていくとしま
したが、個人フログでの発表が多く、その役割はなくなったようで
す。しかし、まだ投書中心に構成しますが、ここの常連Gが中心の
原稿なる方向です。

投稿についてはどなたでも発言ください。歓迎です。匿名可ですが
、過激な意見、個人の批判は、遠慮してください。言葉の暴力も禁
止です。商業的な宣伝も禁止です。政党の宣伝は可です。

7.戦略の情報提供
 日本独自の判断=戦略の決定には、情報の量と質を充実させる必
要があります。
 このため、欧米諸国のマスコミ以外の反主流の意見や欧米・日本
の戦略研究をしているサイトや質のいい情報が取得できるサイトの
リンクを提供していきます。ツイッターの情報も提供します。
 もし、この他にも有用なリンク先、ツイッター先があるようでし
たら、御推薦ください。

8.御意見・御要望
 御意見・御要望がありましたら、ML、MMの返事に書いてくだ
さい。ご期待に沿えるかどうかはわかりませんが、努力はいたしま
す。

・覇権と国際戦略の議論
6090.日本経済をどう維持するか?2019.11.10F
6077.米国的な資本主義の終焉2019.08.25F
6049.日本の再生について2019.02.17F
6000.世界観の変更が必要な時代2018.05.20F
5998.日本の防衛環境が変化する2018.05.06F
5731.日本会議とこのコラムの違い2016.08.01F
5680.Gゼロ時代で日本にチャンスあり2016.05.22F
5371.経済問題の基礎2015.05.11F
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4080.世界の大変動と日本の戦略はどうするか?2011.08.14F
3968.日本の空洞化後の戦略は2011.04.24F
3967.企業分散を国際戦略で2011.04.23F
3810.覇権交代の時が来た2010.11.14F
3739.新しい国家運営方法を求めて2010.09.05F
3612.国の役割は安全保障2010.04.25F
3530.産業・社会制度革命の可能性2010.01.24F
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3512.地政学から見た将来2010.01.02F
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3253.米覇権衰退で世界の構図が変わる2009.04.05F
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2647.国際戦略の思考とは2007.05.12F
2618.コラムの情報加工術2007.03.24F
2592.社会体制の循環性2007.02.04F
2564.拡大日本戦略について2007.01.03F
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2550.日本の役割とは2006.12.17F
2385.「国家の品格」から見える日本2006.07.02F
2348.リアリストの理論2006.05.22F
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801-2.資本主義の行方2002.02.10F
798-1.スティグリッツの公共経済学2002.02.07F
718-1.ゴールについて2001.11.19F
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458-2.拡大日本の戦略について2001.03.04F
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430-2.国際戦略の考え方2001.02.04F
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150.企業の海外生産について1999.04.13
超資本主義の日本について
覇権と日本
日本語圏世界会議の提案
日本の大義
日本発展の理由について

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