文明は800年周期で西洋と東洋が栄枯盛衰を繰り返し、西洋から 東洋に文明の隆盛が移行する時期になっている。 Fより 村田節先生が発見した歴史法則がある。800年周期で西洋と東洋 の文明が勢力を逆転させているという。 詳しくは、下記のサイトを見れば、詳しく説明されているので、そ ちらに譲るが、この説の概要は、 800年毎に、東西文明は興亡を繰り返し、クロス期には大激動が 起こるという。今までの800年は欧米文明期であった。13世紀 に十字軍が聖地を目指して、その時にアラビア文明を習得して、 ルネサンスになる。しかし、その前は欧州は暗黒の中世、アジアは 宋文明などアジア・サラセン文明が花を咲かせた。5世紀より前は ローマ帝国・ギリシャ文明で欧州の方がアジアより元気がいい。 この前は紀元前4世紀、アレキサンドル大王の遠征より前、これは 殷、周などの文明がアジアで栄えた。 2000年以降、西洋から東洋にシフトしてきて、21世紀はアジ アが元気になる順である。そして、アジアは世界の工場となり、世 界でも一番元気がいい状態にある。そして、その予兆が出てきた。 米国の金融危機、金融恐慌で、欧米の新自由主義が破綻している。 なぜ、このような転換が起こるかというと、欧米の理念主義+論理 主義の物の考え方と東洋の実証主義+自然観察主義の物の見方の違 いが、それぞれの時代の流れで主役交代をするのであると見ている。 とうとう、米国の格付けをすることで保証する理念が崩壊して、世 界が理論を信用しなくなった。今後は債権などを実証する方式にな り、自然との調和を大切にする技術が必要とされる時代になってい る。 この分野の先頭に居るのが、日本である。当然、摩擦があり、イス ラム教と欧米の戦いが拡大する可能性もある。この中で西洋と東洋 の架け橋としての日本の役割もあり、日本は今後の転換期に最初に その貢献を期待される存在になるはず。 しかし、国内の政治状況は、民主党と自民党の捩れで政治が動かな い。この捩れを解消しないと、日本は世界的な役割を演じられない と心配している。 さあ、どうなりますか?? 資料: 文明法則史学 http://www.ktroad.ne.jp/~bunmei/ ============================== 世界は今後20-30年で紛争危機に直面、米国家情報長官 2008年11月03日 15:09 【11月3日 AFP】マイク・マコネル(Michael McConnell)米国家情 報長官は10月30日、米テネシー州ナッシュビルで行われた情報関係 者らによる会合で講演し、世界は、富と経済力が西から東へ移動す るというこれまでにない事態の中で、今後20-30年の間に紛争の危機 が高まるだろうと語った。 マコネル長官はまた、将来的に、不足する食料・燃料に対する需 要の高まりや新技術をめぐる戦略的競争、大量破壊兵器の拡大など が起こるとの見通しを示した。 マコネル長官は、2025年の世界を中国やインド、ブラジルなどに よって形成される多極化社会と表現。この3か国の経済は、その時ま でに欧米の先進国に匹敵する規模になると指摘した。 マコネル長官は「規模やスピード、方向性などの点を見て、世界 の富と経済力の移動が現在、進んでいる。西から東へ移動するとい うのは近代の歴史上前例のないことだ」と語った。さらに、今後、 領土拡張や軍拡競争が起こる可能性は低いものの、完全には排除で きないとした上で、石油が不足しているという認識が国家間に紛争 を引き起こす可能性があると語った。 中国について、マコネル長官は「今後20年のうちに、世界に最も 影響を与える国家になる構えだ」とし、2025年までに世界第2位の経 済大国になり、強大な軍事力も保有している可能性があると語った 。また、世界最大の天然資源輸入国で、世界最大の環境汚染国家に なるとも指摘している。 マコネル長官は「貿易や人口動態、天然資源へのアクセス、投資 、技術革新などの分野で、戦略的競争が起こるだろう。また、政治 的優位を確立するために、科学技術の発展をめぐる争いが激しくな るだろう」との見解も示した。 マコネル長官によると、中国やインド、ロシアなどの新興国以外 の地域についても、将来的に食料や燃料、そのほかの資源で、需要 が供給を上回るとの見通しを示した。また、米情報機関が、36か国 14億人が飲料水や農業用水を入手できなくなる可能性があると見積 もっていることを明らかにした。(c)AFP/Jim Mannion