1043.ジャパン・エポックの検討



ジャパン・エポック構築をどうするか考えよう。  Fより

日本の改革は、使命感なしにはできない。その使命感を持って事業
運営をしていれば、事業的な収支や国民の支持はその内、着いてく
ると地域通貨(ゲゼル研究会)の提唱者・森野さんは言っている。
そして、長野県の田中知事を見れば、頷ける。

ここでは、このジャパン・エポックの使命感の方向性を検討したい
。日本の江戸時代は経済面でも大きな仕組みを持っていたようだ。
江戸時代末期にモルガンは大阪の米市場の仕組みを調べて、現物、
先物の仕組みなどを参考にして農産品のシカゴ市場を作ったそうで
ある。
昔の経済原理を見直すことや、江戸時代の政治制度もいいところは
見直して、取り入れる必要があるのであろう。森野さんと話すと
そう思う。
欧米と同じように日本はいい物を高く売る仕組みを作るかほとんど
手を掛けないで製品ができる方法を作るしかないジャパン・エポッ
クの可能性はない。
また、そうしないと中国やインドに負けてしまう。

その手を掛けない方法が出てきている。米の直播法やEM法、林業
と牧畜や農業と牧畜の混合林業・農業などの方法が日本から出てき
ている。また、いい魚を取るためには、いい林業や農業がないと
ダメであるということが分かってきている。このため、この分野で
は農林水産業の混合形態で環境と自然をに考えるようになってきて
いる。またこのような考え方で実践した農業や林業、水産業の成功
例も多い。

もちろん、いい物を高くは日本の優秀な工業製品で目指すべきであ
るようです。そして、日本だけではなく、世界に売り出すことです。

いいものとは、技術を磨き上げる必要があるので、どうしても技術
的な経験を長く、かつノウハウが技術のキーファクターになってい
るものということになる。日本の電子製品は、たとえば電子カメラ
のように用途開発等の創造性が高い物が出来てきている。また、
品質管理の管理技術が高い物が多い。昔の伊万里焼のように世界に
通用した物もある。日本は昔から工人の国であり、物作りやその
創造性の能力はある。

今後、日本が目指す方向は、何度も言っているように、環境技術の
構築とその社会的な仕組みを整備することである。この技術的な面
は、今までも述べた燃料電池や蓄電池や自然エネルギーの利用にな
るでしょうが、もう1つ注意しなければならないのが、それをどう
社会に適合するか、用途開発が重要でしょうね。

燃料電池などが出てくるまでにこれを受け入れる社会的な仕組みの
検討が必要であるようです。それを検討すると、地方の組織の問題
に突き当たることになる。森野さんと話すと、地方の活性化、とく
に農業、林業、水産業の活性化が日本の自然力を生かすためには避
けて通れないようだ。

江戸時代はこの地方が藩と藩札で、中央とは分離されていて、この
地方に京都から有識者を招き、地方の特徴ある文化を作り、その特
徴ある文化で特産物ができたし、藩はそれを意図して技術者を招い
た。今なら、藩札は地域通貨に置き換えられるし、地方自治体の自
治権を増強すれば、地方がもう少し、東京や世界から知識人や技術
者を連れてきて、文化と特産品作りで活性化できるように思う。
今後は知能社会であり、その知能と地方の特産品を合わせたような
物を作るしかない。大学を中心にしたり、林業と都市の老齢者を中
心にしたり、いろいろな手がある。そこに地方の伝統や創造性や
気候などが作用するのであろう。

もう1つが、CO2排出権市場を地方と都市の間で作り、この金で
地方の林業や農業を活性化させることにするのはどうか??
これも、これ以上はビジネス領域になるため、興味がある方は、
YSさんや森野さんにご連絡してください。経済学的な金とは違う
物の取引市場を構成するため、いろいろな仕組みが必要であるが
インターネット上の市場で取引が可能であれば、十分成り立つ。

もちろん、このCO2排出量認定は人手が必要であるので、国が絡
む必要があるように思うが???この環境保護の市場ができれば、
京都議定書で日本が削減しなければならない目標値分を国家が
CO2買い取りサイドに置いて、そのCO2削減できる技術や林業
などで達成するべき量を市場から調達することで、林業に金が行く
ことになる。
林業への補助金の性格を帯びるし、森林の手入れ量でCO2の吸収
量が違うので、森林の手入れの人手も掛けられる可能性がある。

もちろん、細かい計算をして、その可能性を審議する必要があるが
大きな仕組みで環境を捕らえることが重要であろう。それと地方振
興、林業振興の目も出るように思う。石油文明からの脱却を志向す
るしかない。その技術と社会的な仕組みを作ることがジャパン・
エポックを構成することであろう。

そして、その重要な点は、その社会的仕組みは既に江戸時代にある
仕組みを転用することと一部改良することでできるのです。このた
め、日本人にはその高度な社会的な仕組みを受け入れやすいのです。
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アヒルが取って代わるかも アイガモ農法の欠点克服か(ASAHI)

 放し飼いにしたアヒルを水田の除草や害虫駆除に使って有機無農
薬の稲を育て、食用にも利用する「アヒル農法」が注目を集め始め
た。普及しているアイガモに比べ、家畜化されたアヒルは稲を踏み
倒すことが少なく、米の収量が増えるうえ、収穫後にとれる肉の量
も多いなど、一石二鳥の効果が期待できるという。 
 アイガモ農法は農薬を使わなくてすみ、フンが肥料になるとして
、80年代後半から九州を中心に普及した。ただ、野生に近いため
、水田から引き揚げるときの捕獲が難しく、走り回って稲の根を傷
つけるなどの問題があった。 

 岡山大農学部の岸田芳朗・助教授のグループが昨年実施した比較
実験では、水田10アール当たりの収量がアイガモは約450キロ
だったが、アヒルは約510キロ。ひな1羽の価格はアイガモ
500円に対し、アヒル350円。収穫後の成鳥の体重はアイガモ
約1.5キロ、アヒル約2.5〜3キロ。肉の味もアヒルの方が学
生らに好評だったという。 

 岡山市にある岡山県立興陽高校では今年から、農業科がアヒル農
法に取り組んでいる。2年前に導入したアイガモ農法で米の収量が
伸びないため、試験的に半分をアヒルにしたところ、稲の傷みが少
なく、稲穂のつきもいいという。 

 熊本県阿蘇町の農業梅井今朝光さん(71)は、地元小学校の依
頼でここ5年はアイガモ農法だったが、来年からアヒル農法にする
。「アヒルの方が肉量が多く、おいしい。扱いやすいのも魅力だ」
と話す。アイガモ農法を12年間続けた福岡県豊津町の農業進利行
さん(53)も来年からアヒル農法に変えるという。「アヒル農法
を見てアイガモに負けない効果があると思った」 

 JA兵庫六甲の三田営農支援センター(兵庫県三田市)も来年か
ら実験的にアヒル農法に取り組む。 

 アヒル農法普及の壁は、アヒル肉の引き合いが少ないことだった
。カモと違い、アヒルを食べる食文化が日本にないうえ、愛玩動物
のイメージが強く、食べるのに抵抗感がある人が多いためだ。 

 このため、岡山大の岸田助教授は、大阪市の中華料理店と11月
に食味試験をする計画を立てている。プロの料理人に調理してもら
い、アヒル肉普及への助言を得るつもりだ。 (17:36) 
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角栄を偲ぶ

小粒っこーーーこのイメージは今の政治家たちのイメージから拭え
ません。これは昔の政治家たちを知る人々には共通のイメージだと
思います。

田中角栄氏が今もなお中国人たちからも尊敬を得ているのは、日中
国交を果たした立役者ということばかりではなく、彼の経歴、そし
て様々な分野での彼の実績というものを高く評価していることによ
るものだと思います。
そして何よりその人物像が彼らにとってはお気に入りなのです。

清濁を併せ持つような豪快さ、そして重厚感、統率力、政治家らし
さとでも言うのでしょうか、そういう雰囲気を未だ持つ政治家とい
うのは世界にもかなりいます。それがどうしたことでしょう、
今の日本にはそういう人物はめっきり少なくなりました。政界の中
からそれを捜そうとしても見つかりません。

現職時代にいかに非難を浴びようとも、その政治家の評価というも
のは歴史がするものだと思います。現職時代の評価にこだわるので
あれば、庶民受けのよい政策を立て続けに出せばよいでしょう。

民主的という言葉は勘違いされて使われています。「民主的に」と
いう言葉は少数意見者である自分の意見も聞けという言葉の代名詞
として使われています。

世の中に民主的な企業というものがあるでしょうか。特に変革時に
おいては、トップの独断先行を旨としなければなりません。寄らし
むべし、知らしむべからず(全てを知らせるのは大変難しいとの意
)、そういうものだと思います。

信なくば立たず、この言葉を盛んに使う政治家たち自身の信頼が失
墜している現在において、そこから波及し、これまであった色々な
信頼が喪失している世の中です。現在の北朝鮮への強行姿勢にして
も、それをもって自分らへの支持を獲得しようとする動機がみえみ
えではありませんか。(これまでの親北派らがだんまりを決め込ん
でいるというのも情けない話です)

要するに、責任の所在を不明確にしたまま政策を進めて行きたいの
です。それは自分が責任を取らされるのは嫌だからです。白い目で
見られることが嫌なのは、庶民も政治家も変わりません。

庶民と同列レベルの人格しか持ち合せていないのであれば政治家と
いう職業は勤まらないと思います。それを無理に勤めようとすると
ころから、その他の無理も生じているのだと思います。
白鳥
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国際戦略コラム 様            山崎と申します。

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 田中 茂  著   サンマーク出版

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