MITSUI's Just idle talks

三井の、なんのたしにもならないお話し



 お話60
大先達の諸先生方の訃報に万感の思いを記しました 
Memories of late senior academics
 お話59
忘れられた戦争映画大作、『勝利者』(1963)を復元する
Restoring a historical but forgotten war movie "The Victors" (1963)
 お話58
手術をしました 
under the knife, first experience in my life
 お話57
日本中小企業学会の四〇年 
JASBS's 40 years anniversary and my own memoir
 お話56
同時代人、スガ氏の首相就任に思う 
First impressions on Mr.Suga's PMship as a coeval
 お話55
1950〜60年代、「鉄道映画」全盛の時代
Rail movies in the 1950s and 60s, their haydays
 お話54
研究レビュー『日本の中小企業研究』を読んでくれ
Please read and refer to "SME Studies in Japan", a series of academic research review work
 お話53
ロンドンの街の思い出と映画
London streets and personal memories inspired by movies
 お話52
完全リタイアの中の回想録 1,2,3,4,5,6,
Final memoir at the last stage of my life
 お話51
アナログからデジタルへ −保存の空しい努力
From analog to digital age; vain attempts to keep various memories of sound and visual records and items
 お話50
懐かしの1950年代 −「戦争」のない「戦争映画」
Rediscovering old movies in the '50s; War film without any battle and deads
 お話49
やけっぱちでレコードプレーヤー買う
Desperate compulsive shopping; brandnew analogue disc player
 お話48
懐かしの1950年代 −「航海映画」の時代
Rediscovering old movies in the '50s; Ocean parted
 お話47
なんにもない(続)<増補>
Nothing left for the rest of my life/ part2
 お話46
チューショーキギョーの研究って?
What motivates "SME studies"?
 お話45
なんにもない
Nothing left for the rest of my life
 お話44
和美君の死を前にして
Mourning over my first old student/ academic, Kazumi
 お話43
え、「学位」ないの?
You don't have Ph.D. degree, then what do you teach at the graduate school!?
 お話42
懐かしの1950年代 −突っ込みどころ満載の「航空映画」
Rediscovering old movies in the '50s
 お話41
スマホを買わんの記 −わがモーバイルPC格闘史20年 (1〜4・後日談+5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22つき)
Never bother buying a "smart phone"
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 お話40
ミャンマーに行ってきました(2017.8.15補遺)
First visit to Myanmar  
 お話39
北島秀一君の死を悼む
Memorial of my late old student "Siu" Kitajima, an enthusiastic Ramen commentator or real geek
 お話38
四つの『東京物語』研究ノート (1〜6+続・二続)
A study on 4 versions of "Tokyo Story"
 お話37
「"No, don't even bother buying one."(兄さんが買ってくれたものであってもノー)」 −おいおい!?
What a wonderful (mis-)translation he makes!
 お話36
Nテレビに問われているのは、「児童養護施設の子供たちにどのように関わり、貢献するのか」だ
Accusing TV idiots without any senses of CSR and social contribution
 お話35
あっと驚く大事件 −または、まさしく暴君ねろの暴挙
The urtimate data destroyer; The outrageous tyrant Nelou!!
 お話34
私のカメラ遍歴 (1〜10)
A personal history of camera love
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 お話33
え?同名のひとがいたの!?(メジャーな大物現る)
Really existing person with the same first name as mine!? It's a miracle!!!
 お話32
いまは亡き先生方 −二人の「山崎先生」
My late masters; Two Yamazaki sensei
 お話31
カメラはやっぱりファインダーが決め手(楽しい楽しい出来事+2015/16年急展開付)
Digital camera's indispensable "view finder"
 お話30
「サザン」は「さうざんおーるすたーず」?
Difficult pronunciation of "native" place-names
 お話29
恩師を送る
My 'old teacher' passed away
 お話28
もしドラッカーが高校野球の女子マネージャに会ったら
    (「洗濯の自由」をかちとる つき)
If Peter Drucker meets female 'managers' of baseball teams in Japan
 お話27
大学教師のお仕事(2015年、迫り来るダイガク危機+2016年のコウシ混同騒動)
Job contents cocerning university teachers
 お話26
私のふるさと!?(2012・2013年の延長戦)
Your hometown!?
 お話25
ああ一眼デジカメ(2012年の慨嘆付)
Digital SLR cameras' fate
 お話24
「クリントイーストウッド」は「クリント氏」?
A unique new movie DB with 'first name' sorting system
 お話23
アイルランド旅行さんざん記
An adventure in Ireland; or how Irish tourism businesses welcome visitors
 お話22
デジカメってホントにいいの?
'Degi-kame'(digital photo cameras), really good inventions?
 お話21
「whirlwindつむじ風」=「凄絶!ベルリン空爆」?ジョーダンもよせよ: DVD「The World at War」日本語版珍訳の数々 (2017年・生きていた生き証人)
Wonderful distortions in the Japanese version of 'The World at War' series
 お話20
嗚呼ぢっぷでぃすく (Zipの後始末2020)
Mourning for Zip disk system
 お話19
海外で売られているDVDをどうやって見る?
How to make DVDs reproduceable which are only available abroad?
 お話18
小さなステーキハウス
A small, memorable family restaurant
 お話17
不完全きわまりない製品、DVD
DVD, digital versatile mood disk?
 お話16
よき隣人の死
Death of our good neighbour
 お話15
日本中小企業学会の二十余年に思う (画像追加)
Memories of late academics who founded the JASBS
 お話14
土光のメザシ、または「ウソはどれほどついてもいい」のか?
Unprecedented frame-up TV picture 'Doko's sardines'
 お話13
 西部戦線イジョーあり
Not at All Quiet on the Western Movie Front
 お話12
 まるくすは遠くになりにけり
How much publishing firms know about German culture and vocabulary
 お話11
 殺人「介護サービス会社」名を今すぐ知らせろ!
The name of the care-service firm who allowed its staff to murder a client should be immediately revealed!
 お話10
 10年前の「大予言」は当たったか?(22年後の確認付)
The usage of weekly magazines, or who was the best prophet? 
 お話9
 ひとは、なんで走るのか? (「真実の」紹介つき)
What motivates people to make the running?
 お話8
 中小企業庁の、ちょっとしたミス?(全改訂)
Just a small mistake in English writing
 お話7
 えげれすドラマ賛 (2011年特報)
Homage to British TV Dramas
 お話6
 客をつかむ方法、逃がす方法
How to turn away customers
 お話5
 「使える時計」はないのか?
Really useful wrist watches?
 お話4
 「官」はやめないか、「官」は
Why Japanese love "bureaucrats" more than before?
 お話3
 和製語「べんちゃあ・びじねす」苦難の歴史
A Japanese home-made word, "Bencha-Bijinesu", its suffering history
 お話2
 「経済効果」にだまされるな!
Never be fooled with the word 'economic effects'!
 お話1
 知られざる傑作ドラマ「道頓堀川」 (新情報)
On a TV drama 'Dotonbori-gawa'



 
いまさらの解説といいわけ

 この「なんのたしにもならないお話」シリーズというのは、1999年に書き始めました。当時はもちろん、blogなんていうサービスはなくて、このようにいちいち文章を記したものを、自分でwebページ化し、アップロードをしていた次第です。

 でも、いまも私はblogなるものには抵抗感あり、やる気にはなりません。いかにも自分の私生活や個人的感想、記録などをそのまま公衆の面前にさらすような感が否めないし、それはそれで、一応「ものを書く」ことを自分の仕事の一部にしている立場からすれば、安直に過ぎる気もします。これでも私、この「お話」に記していることでさえ、相当慎重に推敲、練り上げをしているんですよ、そうも思えませんでしょうけど。

 そのうえ、blogなどというと、実際に「日記」のように、日々書き込まないといけない、それをしないでいるとたちまち、サボっているんじゃないのかとか、やる気ないのかとか、はたまた具合でも悪くしているのか(そう心配をしてくれる人がいれば、むしろありがたいことでもありますが)、などと見知らぬひとも気にしてくれ、それがまた自分へのプレッシャーにもなる、そういうのは好きではないという思いもあります。あくまで、自分のやりたいようにさせてよ、という自己主張でもあります。

 ただ、ちかごろはweb上で、このblogなるものが非常に幅をきかし、著名人や「評論家」、ゲーノー人なども「blogやってる」というのが自慢の種、サーチエンジンなどでそれらが専門に検索紹介される仕組みも相当に普及しているので、個人的意見だろうが発見だろうが、blogで公開した方が非常に影響力を及ぼせる、そういう時代に突入したもようであることは否定できません。逆に、blogによって「ユーメイ人」になる、世の中に多くの信者同調者を獲得できる、そういう事例も当たり前のように多くなりました。雑誌や新聞が売れないわけです。結果としては、私もそういったblogなど見ていることが、気がつくと少なくありません。

 そういうのって、ほんとにいいことなのかな、という疑問を抱き続けている私は、「古い男」の代表格だと自覚はしております。特に、このblogなどとワンセットで、「アフィリエイト」なる「ビジネスモデル」が脚光を浴び、実際にblog掲載広告とアクセス回数によって、なにもしなくても相当のゼニが振り込まれる、そんな怪しげなゼニもうけが幅をきかせてくると、ますますもって、危ない話し、暴露話、うけねらい、暴論極論、エロ系、そういったもので「自己主張」し、関心を引き、アクセスを稼ぐのがblogの存在意義になっていくのみと思うのです。出版や放送などのマスメディア、オールドメディアも本質的には違いないよといっても、もうちょっとは「自己責任」を覚悟したうえでの話しでしょう。だいいち、個々人が広告主に無批判にすり寄り、その片棒を担ぐだけで若干のゼニを稼ぎ、満足している、そういうのって、少しは後ろめたくはないんでしょうか。


 まあそういうことで、この中途半端なhtmlによるwebページなどという原始的なかたちをいつまでも続けている私ではあります。ただ、blogなどに比べて重大な欠陥は、絶対的時間軸座標が示されていないことです。ここに「お話」を書き始めてすでに11年近く、web上に自分の情報などを載せるようにしだしてからはもう15年近くにもなるのですが、私は記載の「書いた年月日」さえ、あまり示さずにきてしまいました。ために、どう見たって時代遅れ、ピンぼけのところも多々あります。若干アップデイトに努めているところもなきにしもあらずですが、もちろん追いつかないし、そこまでやるなら全部書き改めていかないとだめよ、ともなりかねません。

 読んでくださるひとのためには、自己防衛も含めて、せめて「オリジナル掲載デイト」「改訂デイト」だけででも書き添えておくべきだったと反省しますものの、そのときには、「ちょっと時間がたったからといって、意味なくなるんじゃないようなものを載せる」などと突っ張ってみたことが、見事にたたりました。その点、blogというのは基本的に日記形式になっているので、いつ書いたか、自動的に誰の目にもわかり、またそれが当然の言い訳にもなるわけです(私のでも、オリジナルのソースを調べていただければ、いつ書いたかは推理可能にはなるんですが)。



 てなわけですが、いまさら全部変える、そんな意欲も体力もないので、「古くなってしまった」分を、「歳月は否応なく過ぎる」というもっともらしい表現にすり替えている次第です。


 さは申しながら、「現実」のできごとと、私の駄文との関係がはっきりしていないと、あれこれ混乱や誤解を招く、自分でさえその辺がわからなくなる、あるいは今となっては旧聞、過去完了形になってしまったことをそのとき記した理由がわからない、そういった弊害も明らかですので、敢えて「オリジナル文の作成時点(年月)」をそれぞれに記すことにしました。

 HTMLの原データから判明するものだけじゃなく、データ丸ごとコピー移転し、その際に書き換わってしまったものもあるため、少々「考古学」的な作業も要しました。でも、ほぼ確認復元できたのではないかと思います。


☆2015年3月、この目次の順番を変えました。だいぶ多くの項目になってしまったので、新しいのが上に来るようにしたわけです。