今までのひとりごと(03年1月分)

ひとりごとを書き換える度に消すのはもったいないので、残すことにしました。
思ったことをそのまま書いた、まさにひとりごとです。よって、書いたことに責任は持てません。
なお、ひとりごとの更新は不定期です。たまにチェックしてくれるとうれしいです。


1月3日のひとりごと
皆様、新年明けましておめでとうございます。
なかなか更新しないページにもかかわらず、
本当にたくさんの方にご覧いただき、感謝しています。
ねばり強く、「もうそろそろ更新してるやろ?」と定期的にのぞいて頂いている方、
いつも期待を裏切って申しわけありません。
「なんか変わったページやな」と思って見に来て下さった方、
変わったページには間違いありませんでしたでしょうが、勉強に関することがほとんど書いてなくてごめんなさい。
掲示板にいつも書き込みして下さっている方、
全然登場しない管理人に変わって質問を受けて下さったりして、本当にありがとうございます。
今年は、心機一転更新しまくり…というわけにはいかず、同じ調子だとは思いますが、
どうか本年もよろしくお願いいたします。


今日の読売新聞を見てみると、被疑者段階での
公的弁護のための独立行政法人の設置をするとの方針を政府が決めたらしい。
法律、特に刑事訴訟法を勉強している人なら
このことがすばらしいことだということはわかるだろう。
今まで、当番弁護士制度という形で弁護士にしていた負担も軽減されるだろう。

しかし、一般の人たちにこの意義を理解してもらうのはなかなか難しいかもしれない。
被疑者、被告人保護という観点は、法律家と一般人との感覚が
一番乖離している事項の一つやと思う。
確かに、「何で悪いことした奴をそんな保護せなあかんねん」
とか「あんな奴死刑に決まってるやんけ、はよ裁判終わらせい」
という意見が出てくるのも分からないでもない。
このことは、いつもいっている美容室の店長からもよく言われる。
自分がもし冤罪の危険にさらされたらどうか、と説いて
現行刑事訴訟法は消極的実体的真実発見を目指しているのだということを
わからせるのはかなり難しい。
最近、司法制度改革が叫ばれたり、法律相談に関するバラエティー番組ができたりして
今まで以上に一般の人に司法の関心を持ってもらえる環境は整っている。
こんな時こそ、法律家は、「俺ら難しいことやってるからお前らには分からす気なんてないもんね」
という態度ではなく、もっとわかりやすい司法を目指すため努力すべきやと思う。

特に、裁判の実際及び裁判官の実際は一番わかりにくい分野かもしれない。
裁判官は一般人の間隔から離れた変な人たちばかりだとか
裁判はどうなっているのかようわからんという意見はずっと言われていていることだ。
実際、知ろうとしてもそれを知る手がかりは少ない。
そんな中、最近、「ドキュメント裁判官(読売新聞社会部編、中公新書)」という本を読んだ。
以前、読売新聞に連載している時からいい企画だと思っていたが、
これは、あまり知ることのできない裁判官の肉声が聞けて 非常に興味深い本だ。

そんな本をモチベーションを高めるため、と称して
勉強の休憩に読んで、 勉強と本のどっちが休憩かわからんようになっている今日この頃。
そういえば、年末も、勉強環境を整えるための大掃除と称して
せっせと片づけをしていたような気がするなぁ…。
(1/3)


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