昨日(12/18)、伊藤塾大阪校の「明日の法律家講座」に行って来た。
自分は基本的に単純な性格なので、
実務家の話を聞いてまた勉強のやる気がでるかなと思ってのことだ。
だから、講演内容に興味があったとかそういうわけではなかった。
むしろ、何の講演なのかよく分からないまま行った。
講演の題は、「オーストラリアで無実を叫び続ける4人の日本人〜日本で初めての個人通報〜(メルボルン事件)」
というもので講師は弁護士の田中俊氏であった。
はっきり言ってこの講演を聞くまでは個人通報という制度はおろかメルボルン事件についても全く知らなかった。
メルボルン事件とは、1992年7人の日本人観光客グループがマレーシアでうち4人がスーツケースを盗まれ、
ガイドが用意した代わりのスーツケースを持ってオーストラリアのメルボルン空港に入国しようとしたところ、
4人のスーツケースから計約13sのヘロインが発見され、麻薬密輸の罪で5人が15年から20年の懲役刑が確定したというものである。
5人は事件から7年たった現在までオーストラリアの獄中で無罪を訴えている。
最近は、この話もマスコミなどでようやく取り上げられるようになり、
ちょっと知られるようになってきたらしい。
講演自体は国連の人権規約やオーストラリアの法律状況など、普段余り関わることのない話だったが、
非常に興味深く、面白いものだった。
しかし、それよりも講師の田中弁護士のテンポのいい語り口や、氏自身の情熱に感動した。
田中弁護士は何事にも力一杯という感じの人で、「弁護士として人権問題は必ずやって欲しい。
しかし、それだけでなくいろいろなことをするバランス感覚を持って欲しい。」と強調されていた。
この意見には非常に共感を覚えた。
ただ、伊藤塾のPR不足か受験生が勉強以外のことに無関心なのかライブのいい講演会だったにもかかわらず、
受講生があまり多くなかったのが残念だった。
まあ、自分としては、当初の思惑通り、勉強のやる気がでて、有意義な時間が過ごせて良かった。
【今週の答練結果】
辰巳 日曜答案練習会
民事訴訟法3回目 第一問24点 第2問27点 計51点
(12/19)
最近、新聞について思うこと。
最近は、日本全体が右傾向にあって、「右翼」と呼ばれる人達がその存在を主張しにくくなっている
皮肉な状況にあると朝日新聞のある記事にあった。
その記事は、日の丸君が代に反対の色が強い特集記事で、左よりの朝日新聞らしい記事やなあと思って読んでいた。
確かに、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に同行取材を断られる産経新聞はもちろん、読売新聞も最近はかなり右に寄っているように感じる。
全国紙で中道的なのは毎日ぐらいか。
その他の傾き方はどれか一つの新聞しか読んでいないと、知らず知らずのうちに洗脳されそうな勢いである。
先日の天皇在位10周年の祝典があった日の扱いは特に対照的であった。
自分は、右とか左とかに特に興味はないのでいつも朝日と読売を読み比べて、二紙の間ぐらいがちょうど真ん中ぐらいで
いいバランスやなあと思いながら読んでいる。
テレビと違って、新聞は主張があった方がいいと思うが、最近は、ちょっとやりすぎのような気がするのは気のせいか。
司法試験でも、バランス感覚が重要とされている。
これらのちょっと傾いた新聞を眺めながら、自分のバランス感覚を確かめ、磨くのもいいかも知れない。
何かとりとめのない文章になってしまった。
ところで、最近司法試験の勉強をしてから初めて、答練の優秀答案集というものに自分の答案が載った。
当然、毎回22,3点を平気でとっている自分にとっては、まぐれのホームラン答案である。
今後は、もう二度とないかも知れないので、額にでも飾っておかないといけないなぁと思っている。
【今週の答練結果】
辰巳 日曜答案練習会
民事訴訟法1回目 第一問28点 第2問24点 計52点
(12/7)
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