そんなこんなでまた苦しい日が始まるのだが、
昨日は一日休憩のため、バイクでツーリングに行ってきた。
気候的には今がツーリングには最高な季節。
かなり気分良く走ってきたが、久し振りにバイクで長距離を走ったので、
今日は前身が筋肉痛になった。
択一前2週間ぐらいはスポーツジムも行ってなかったしなぁ。
また運動もしないと体が壊れてしまう。
択一前は全然カットにも行っていなかったので、
明日はカットにも行かないと。
それはそうと、今日、「真珠の首飾り」という演劇を見てきた。
ジェームス三木作・演出の青年劇場の演劇。
憲法24条を作ったことで知られ、「1945年のクリスマス」
などの著作もある元GHQ民生委員の
ベアテ・シロタ・ゴードンさんが主人公にした演劇。
ストーリーは憲法制定過程を史実に基づいて描いたもの。
300年にわたる封建制度を打破し、
真の民主主義を日本に根付かせようと奮闘した人達の情熱が
見事に演じられていて、非常に面白かった。
押し付け憲法だから改正しないといけないなどという
よくわからない理由で改正を主張している人達には
是非見てもらいたい演劇だ。
(5/15)
今日は、憲法記念日。
新聞などのマスコミ各種メディアが、憲法に関する特集を組んでいる。
憲法を学ぶ数少ない者をして、憲法記念日には、
いろいろ発言しなければいけない立場なのかも知れないが、
われわれ司法試験受験生には、時期的に憲法記念日にはそれはできない。
それにしても、マスコミの憲法に関する最近の報道のあり方には、
少なからず疑問を覚えてしまうので、こんなことを書いている暇はないはずのこの時期だが、
書いてみる。
自分は、意見の偏りのないようにいつも読売と朝日の両新聞を読んでいるが、
その他の新聞についてはあまり読んでいないのだが、
少なくとも両新聞を見る限り、憲法に関する記述については、面白いぐらい違いがある。
当然のように、読売は改憲派で、朝日は護憲派の意見からのコラムや討論記事が続く。
新聞というのは、筋のとった意見を持っているのは当然で、そうあるべきだと思うのだが、
意見を意見として書くならともかく、世論調査や識者の意見として書く論調には
少なからず反発を覚える。
読売新聞では、世論調査で改憲賛成が7割、などといつも載っているし、
先日の朝日新聞には、憲法9条改正反対が7割越すという記事があった。
世論調査などというのは、
「戦前の軍国主義を繰り返し、徴兵制のおそれもある憲法9条改正
にあなたは賛成しますか?」と聞かれればそれはNOと答えるだろうし、
「国際的にも問題が多く、
実体に符合しない憲法を維持し続けることに合理性を感じますか?」
と聞かれればそれにもNOと答えるだろう。
要は聞き方でどうにでもなるのであるが、それをあたかも全ての人の意見のように
書くのはどうかと思う。
それに、現在の憲法論議は、改正か否かしか述べられていない。
はっきり言って今の日本人のうちで、憲法をしっかり学んだ者は、
司法試験受験生など一部の者に限られるであろう。
司法試験受験生でさえしっかり学んだとは言い切れない部分もあるので、
増してそれ以外のほとんどの人は憲法について詳しく知らない。
しかし、それを棚上げにして、まず改正かどうかから話が始まる。
そうではなく、まず今の憲法はどんなものかについてしっかり理解した上で、
どのような問題点があり、憲法と実体の乖離について
憲法を実体に近づけるべきか実体を憲法に近づけれるべきか
の議論が始まるのではないか。
それなしに改正かどうかばかり上の方で話されてもよくわからないの当然だ。
特に、人気が高い今の内閣の下においては、憲法改正がプレシビット(人気投票)的になる
おそれがあるので、特に慎重に議論すべきだと思う。
その為にも、憲法を学ぶわれわれ司法試験受験生にも
できることが何かあるのではないかと思う。
というわけで、そんなことを考えながら、これから模試を受けに行く
(そんなこと考えてる場合かっ!ということは重々承知しています。)
(5/3)
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