NO.23

2007年01月11日(木)〜16日(火)まで6日間


ベトナム社会主義共和国

首都 ハノイ
面積 33万平方km(日本の約87%)
人口 8,312万人('05年末) 
宗教 仏教90%、カトリック7%、ヒンズー教3%
通貨 ドン(1,000ドンが約8円)
どこでもUSドルが使え、お店は日本円もOK!
最後までドンは使わずじまいでした
日本との時差 −2時間

寒い日本の冬にしばし暖かい国へ…2007年1月、新年の旅の始まりは南アジアのベトナムから。日本と同じようにSの字型に北〜南に長く延びるベトナムは、日本の九州を除けた大きさとか。フランス統治時代を経て1975年のベトナム戦争終結から今年で32年。
ベトナムはどんなところでしょうか。
ベトナム料理も楽しみの一つに、4つの世界遺産を巡りながら北部ハノイから南のホーチミンまで、ベトナム縦断ハイライト6日間の旅。18:50分/関西国際空港から直行便で5時間半、ベトナムの首都ハノイのノイバイ国際空港へ降り立つ。ハノイは夜になっても15度と暖かく、ほのかにエキゾチックなアジアの匂いがする。空港を出てすぐのところにはYAMAHA・Panasonic・Canon・TOTO、サンヨー、TOSHIBAなど日本の工業団地があり、ネオンが輝いていた。



2日目 07年1月12日(金)


ベトナム社会主義共和国の首都・ハノイ。朝7時過ぎホテルの前に出ると多くのバイクが通ってバイク社会を目の当たりにする。…が、ヘルメットをかぶるとクラクションが聞こえなくなり余計に事故が増えるとかでかぶっていない。ホコリが多いのか日よけのためか多くの人が布でマスクをしている。ハンカチのようだがよく見ると、着けやすいようにパイピングの縁取りがしてある。市場経済を掲げて86年より導入されたドイモイ(刷新)政策によって発展中のベトナム。初めてのベトナムは首都・ハノイから始まりました。



本場ハノイのフォーを朝食で:鶏肉ささみに香菜・米麺・さっぱりしたスープが美味しい
フォーはお米の粉で出来たベトナムの代表的な麺


ハノイ市街から南東へ約10q、世界遺産ハロン湾への途中に立ち寄ったバッチャン村は700年の歴史を持つ陶磁器の村として有名です。 小さな村には100軒ほどの工房があり、私達が見学した工房では熟練の職人や若い人たちが、大きなものから小さなものまで一つ一つ手作業で丹念に作られていました。花柄やトンボ、菊唐草柄など伝統の柄が描きこまれ、陶器のぬくもりが感じられます。バッチャン焼を買う場合は品揃えの豊富さでこのバッチャン村が絶対おすすめです。

バッチャン焼の工房:製作中を見学

かわいらしい赤いトンボ柄

風光明媚な光景は「海の桂林」とも言われる世界遺産ハロン湾へ向かう。ハイウェイといってもスピードは70km/時速、広くて車が少なくきれいなハイウエイは揺れない。昨年11月のインド旅行の揺れとスピードが懐かしく思い出される。
ハノイから東へ170q、途中バッチャン村や民芸品のお店に立ち寄り、車窓から見える田植えの風景や、ベトナムの話を聞きながらの移動は時間の経過を忘れてしまう。
今回のツアーは10人。貸切船に乗り、海鮮料理をいただきながら3時間のハロン湾クルーズ。深くゆったりとして神秘的なエメラルドグリーンの海に、洞窟や鍾乳洞があるものなど大小幾千もの奇岩群が次々に目の前に現れる。遠くの海の上に集落らしいものがかすんで見える。水上村の暮らしをしているらしい。造りのしっかりした建物は学校で、児童はおよそ60人とか。
ハロンとは“龍が降りる地”という意味。中国の桂林にはまだ行ったことはないが、ここは「海の桂林」と言われているベトナムきっての景勝地です。

ハロン湾クルーズの船乗り場と小舟でお店の女性

静かな海面に大小幾千もの奇岩が美しい

奇岩の間を縫うように巡るハロン湾クルーズ


昼食は船上にて「海鮮クルージングランチ」
蟹のビール蒸し
あさり
コーンのピラフおこわ

イカのから揚げ
海老
スープ

揚げ春巻き

くだもの


ハノイに戻って夕食は「ベトナム北部料理」
牛肉、豆腐、ピーマンのスープ
野菜サラダ
揚げ春巻き

魚、サラダ、ご飯
酢豚風をご飯にかけて食べる
魚と野菜の炒め物

ほうれん草、豚のスープ
くだもの

ベトナム料理はおいしいと楽しみにしていたが、こんなに美味しいとはびっくりで〜〜す。品数はたいてい9〜10品目のコース。新鮮な魚、野菜をふんだんに使い、中華料理の影響も受けているようだが脂っこくなく、一つ一つ手が込んでいるし味がいい。旅の2日目からこんなに食べて太りそう…と(写真は4人〜5人前なのですが)みんなで嬉しい心配をしながらのベトナム旅行となりました。



3日目 07年1月13日(土)


ベトナム北部にあり政治・文化の中心都市ハノイ。市内にはすごく広い紅河が流れ街路樹が多く、落ち着いた雰囲気がある。車やガソリンの値段が高いので町の中で乗用車はほとんどなく、社用車が走っているくらい、とにかくバイクが多い。中国製のバイクに混じって人気の高い日本製のホンダやヤマハなどが走っているのが見られる。珍しくホーチミン廟のそばで日本のトヨタ車のタクシーを見かけて嬉しくなった。
ハノイ市内観光ではベトナム建国の父・ホーチミンが眠るホーチミン廟と仏教寺院の一柱寺を訪れる。


質素で王様以上に人民に愛され親しまれてきたホーチミン。
ホーチミン廟には1969年、79歳で亡くなった遺体が安置されている。ツアーのスケジュールでは下車観光のみだったが、特別入館することが出来た。入場はセキュリティがとても厳しくショルダーなどの鞄やカメラも持ち込めない。話も出来ないようなシーンとした厳粛な中、4人の衛兵に囲まれた棺の周りを一周する。38年の年月が感じられない蝋人形のようなとてもきれいな姿のままで安置されている。(ドン紙幣の肖像画よりふっくらとしている。)
休館日は月・金曜、10月〜11月の2ヶ月間、設備や暖房、遺体の維持など新しく直すとか。総大理石造りの廟は、広場とか建物の雰囲気がロシアの赤の広場にあるレーニン廟とよく似ていると思ったが、1975年にロシア人の建築家によりロシア風に建てられたそうだ。そばには国会議事堂やベトナム外務省がある。

入館前にボディテェックを受けるための人の列とホーチミン廟

ほとんどのベトナム紙幣にはホー・チ・ミン主席の肖像が印刷されている。
10,000ドン紙幣:約80円


ホーチミン廟から歩いて一柱寺へ。本堂が一本の柱で支えられているためこの名前がついている。1,000年前の李朝時代に建立された仏教寺院。蓮の花に見立てて建てられたと言われ蓮池の中に浮かび、小さな子授け観音がある。





ベトナムは南北に長いので移動は飛行機を利用する。この旅では2回飛行機の移動が含まれている。まず旅の3日目のお昼、ハノイ市内観光のあとベトナム航空で、ハノイからフエへ約1時間の搭乗だ。フエはベトナムの真ん中・中部にあり、ベトナム最後の王朝、阮朝の都が置かれたところ。日本の奈良や京都のような古くて落ち着いた佇まいの町だ。道路も広くハノイから来ると人口が少ないからか落ち着いている。

世界遺産・阮朝王宮は阮朝13代にわたる居城。正面入り口から急な階段で王宮門の上に登る。ドラゴン(龍)は王様のシンボルで太和殿の屋根や王宮門の中の階段の手すりに見られる。太和殿は中国の北京の紫禁城を真似て造られたそうだが規模はずっと小さい。紫禁城は周りの多くの建物も現存しているが、太和殿の周りは大半の建物がベトナム戦争中に破壊され、砲弾の跡など今もそのままに戦争の爪あとがあちらこちらに見受けられる。再建中の建物もあるが元通りにするには相当な時間がかかるでしょう。

王宮門(午門)紫禁城を真似て造った太和殿

阮王朝の菩提寺:顕臨閣ザーロン帝の母親の住居:長生殿



フエから南へ2時間余り。夜7時半頃、長いトンネルを通り抜けると前方にダナンの街灯かりが見えた。人口110万人のベトナム中部最大の重工業、商業都市。明るい夜間照明の中、テニスコートで遊んでいる人達がいるし、町の風景もモダンな感じがする。日本からの直行便はないが国際空港があり、港があり、ベトナム戦争中にアメリカ軍最大の基地が置かれていたが、その跡地に広くて整備された道路が最近開通したばかりでもある。若い人の多くは発展しているダナンで働くことを望んでいるそうだ。

今日の夕食はダナンの港のそばで「フエ郷土料理」
蟹スープ
バインセオ:ミニお好み焼き
フエ名物ブンボーフエ

海老春巻き
豚の焼肉
野菜炒め



4日目 07年1月14日(日)



3日目の夕食後、ダナンの南東約30qにあるホイアンへ。ハノイに続きホイアンも2連泊だ。宿泊するパシフィックHOTELでは部屋のウエルカムフルーツにドラゴンフルーツが迎えてくれた。ベトナムでは赤が幸せ色といわれているそうだ。

ホイアンパシフィックHOTELの「ウエルカム・フルーツ」と右はドラゴンフルーツ


ホイアンから南西45km車で1時間、周りを山に囲まれたミーソン遺跡の入り口に着く。ミーソン遺跡は2〜17世紀までベトナム中南部の海岸平野を中心に栄えたチャンパ王国の聖地で宗教寺院遺跡である。遺跡の入り口の建物でヒンズー教の踊りや太鼓・笛などの音楽を楽しんだあと、緑いっぱいの自然と美しい景色を見ながら神秘的な遺跡群の中へと進む。焼成レンガ造りの建物の壁面にはチャンパの女神像が彫刻されている。周りを山に囲まれ、突然降り始めた小雨に情緒は増し、苔むし、草に埋もれた遺構を巡り、チャンパ文化の説明を聞きながら約2時間、世界遺産ミーソン遺跡の見学でした。





ホイアン・ホービー河畔で「ホイアン郷土料理」の昼食
トマト・きのこ・豆腐のスープ
ホワイトローズ
揚げワンタン

バナナの花のつぼみのサラダ
一つの器に入れていただく
熱々の蒸し菓子


海のシルクロードの要衝として栄えたホイアン。180年前の街並を今に残すホイアンの旧市街は世界遺産に登録されている。自転車の前に人力車の座席を付けたような形の乗り物がベトナム名物の「シクロ」。世界遺産・ホイアン旧市街では1人ずつシクロに乗り、町の人々の様子を垣間見たり、空気を肌で感じながら名所4か所を観光する。趣のある古い木造家屋、地元の人々、はじめて知った日本とも縁の深いという古都ホイアンの旧市街は、どこか懐かしいのんびりとした趣のある街…。


赤や金色、黄色など派手な中国風の外観をした福建会館は、移り住んだ華僑の人たちの集会所になっている。写真右の建物の中には祭壇があり、ひと月はもつという円錐形をしたらせん状の大きな線香が天井からたくさんぶら下がっている。屋根の上のドラゴン(龍)の飾りが見事だ。


チャンパ王国の時代に中国とインド、アラブを結ぶ中継貿易都市として栄え、重要地点であったホイアン。海のシルクロード博物館はこの周辺で発掘された陶磁器の数々や御朱印船を描いた絵巻の写真、沈没船から引き上げたものなど展示されている。


チャンパ王国のあと16〜17世紀にかけては阮朝の交易の中心地として栄え、アユタヤ、マニラと並んで多くの日本人が住み日本人町も造られていた。この来遠橋(日本橋)は日本人によって架けられたと言われ、木造の屋根のついた橋で中には小さなお寺も造られている。この橋を境に日本人町と中国人町に分かれていたと言われているが、今は来遠橋にその面影を残すばかりとなっている。


約200年前に貿易商人の家として建てられた2階建ての木造建築で、屋根が日本風に建てられている。現在は8代目が住んでおり、2階にも上がり説明をしてもらう。きれいな色使いと美しい仕上がりのベトナム伝統の手刺繍製品がたくさん販売されていた。



夕食はホイアン新市街で「ホイアン郷土料理」
美味しいお料理と共に、青で統一された器のそれぞれの模様がちがって楽しい。
名物タウロン麺(汁なしうどん)
蟹の焼きそば(ビーフン)
エビフライ

揚げ豚
焼き魚
揚げナスに豚ミンチ



5日目 07年1月15日(月)




旅の5日目、08:00発ダナン空港からホーチミンへ。

ホイアンのホイアンパシフィック・ホテルでは早朝5時過ぎから朝食の用意がすっかり出来ており、早朝出発にお決まりのお弁当ではありませんでした。そして6時過ぎホテルを出発する時にはホテルの人々が並んで手を振ってのお見送り…2日間の滞在でしたがあたたかいとても嬉しい心遣いに感激の朝の出来事でした。
ホイアンには空港がないのでダナン空港からの搭乗です。



眼下に建物がびっしりある。09:05 ホーチミン・タンソンニャット国際空港に到着。ベトナム南部のホーチミンはベストシーズンのこの時期でも33℃〜34℃はあると聞いていたが、少し曇り空で蒸し暑くない。19世紀にはフランスの植民地となり、その後はベトナム民主共和国の首都「サイゴン」として栄えたが、1975年のベトナム戦争終結後はホーチミン市と名前を変えた。現在は市場経済導入の「ドイモイ政策」により、日々進化を続ける商業都市である。人口830万人、バイク320万台、活気あふれるホーチミン市内観光に出かける。


ベトナム戦争の象徴的シーンは、現在は統一会堂と呼ばれているこの旧大統領官邸で起きている。
1975年4月26日、数十万の解放軍の兵士達・南ベトナム民族解放戦線(ベトコンと米軍は呼んだ)が銃を手にサイゴン市内へと入ってきた。そして4月30日、解放戦線旗を掲げた戦車が大統領官邸に入ったのが正午、その30分後官邸屋上には解放戦線旗がたなびきベトナム戦争は終結した。
3階建ての建物の中に入ってみると、天井は高く豪華な内閣会議室や宴会室、外国人・国内客の応接室、大統領やその家族のための映画も見える娯楽室など豪華な部屋がたくさんあり、屋上にはヘリポートまである。地下に降りると様相は一変する。秘密の軍事施設・放送局や通信室、1960年日本から持ってきて250人分もの料理ができるという大きなキッチンまである。地下2階には壁の厚さが160pもあり2t爆弾もOKという空港まで4q以上続いている地下トンネルがあり、この地下トンネルを作った人たちは全員口止めのため殺されたと言う悲しい話も聞いた……ベトナム戦争は私達の記憶から少しづつ遠くなっている。アメリカはベトナムで過ちを犯し、そして今またイラク戦争はベトナム戦争を上回るものとなってしまった。あらためて戦争のない平和な世界を望まずにはいられない。

統一会堂( 旧大統領官邸)を正面から大統領宴会室

外国人応接室秘密の軍事施設 地下トンネルは4.2kmも続く


1,500店を超えるお店が集まったベンタン市場。肉、野菜、果物、宝石、乾物、衣類、日用雑貨…ありとあらゆる何でも揃うホーチミン最大の市場は熱気渦巻く、活気あるベトナムパワー全開の場所である。東西南北に大きな通りと出入り口があるが、中は迷路のような細い通路にそれぞれのお店がいっぱいに商品を並べている。とにかくよく働いている大勢のベトナム女性のパワーにも圧倒される。地元の人たちに私達観光客も含め大変な人出だ。本場のベトナムコーヒーを買ったり、民芸品、衣類などを見て回る。

ベンタン市場前の通りお菓子や乾物などがいっぱい

生地や衣類の通り南国のフルーツが勢揃い

野菜は豊富、香草野菜もいっぱい新鮮な魚介類は見たことない魚も


赤レンガ造りで2本の尖塔が美しくそびえ、優雅な雰囲気のサイゴン大教会は、19世紀末のフランス統治時代に建てられている。教会の中に入ると厳かな雰囲気の中、大勢の人たちが訪れていました。



15:35 正面に時計があり外観は駅のような中央郵便局。そばにあるサイゴン大教会と同じく19世紀末のフランス統治時代の建築物で、細かなデザインや飾りがみられ風格がある。中に入ると天井がアーチ状になって明るく広々として綺麗で、壁にはホーチミンの肖像画が掲げてある。中央には珍しい切手の展示品があり大勢の人が囲んでいたが、やはり郵便局に見えない…



ショッピング通りとして有名なドンコイ通り。広くて大きい通りに、ホテルやブティックなど綺麗なビルが建ち並び、お店には洋服、装飾品、民芸品や袋ものなど品質のよいお洒落な商品が多く売られている。近くには国営の百貨店があり、貴金属からファッション・雑貨など商品も充実、なぜか大きなスーパーマーケットまである。4階のコーヒーショップでツアーの10人、仲良く本場のベトナムコーヒーやフルーツジュースを飲んでしばしの休憩タイムを過ごしました。



ベトナム女性の着るアオザイの姿はとても綺麗で、しなやかで見事なシルエットにハッとする。とにかくアオザイを着ている女性はとてもスリム。ベトナム女性は美しいアオザイ姿を保つために太れないそうだ。シルク素材で、歩くたびに颯爽と翻るアオザイはとても美しい。街で見かけた白い上着に白いパンツの若い女性は高校生の制服とかで清楚な美しさがある。学生やサービス業の女性は普段でもアオザイを着ているが、一般的には晴れの日の礼服となっているそうだ。

ドンコイ通りの女性ベトナム航空のスチュワーデス


ベトナム最後の夕食は宮廷音楽と民族舞踊を鑑賞しながら「宮廷料理」を

フルーツジュースと揚げ魚
シーフードサラダ

インペリアルロール

グリルドビーフ
ハスの実ご飯

ハスの実ぜんざい




旅行後記…ベトナム北部の首都・ハノイから中部のフエ・ダナン・ホイアン、そして南部の商業都市ホーチミンまでベトナム縦断の旅は、さながら「ベトナム食紀行」と言ったほうがいいようなHPの出来上がりになってしまいました。米の麺を使ったフォーは、さっぱりとしてとても美味しく忘れられない味に。前菜・サラダ、スープ、肉料理、シーフード、ご飯、デザート、南国の果物、飲み物・・・と訪れた土地々々で次々と供されるベトナムの豊かな食文化に脱帽です。レストランなどお店の人たちの優しい笑顔がプラスされ、豊富な食材、手の込んだきれいなお料理、美味しい味付けに「美味の国ベトナム」を実感する。

ベトナムの印象は人々について・・・ホテルの従業員、ガイド、ドライバー、お店の人など温かく優しく親切、誠実、微笑みの国で、それは決して作り物ではない、心からの対応が目に見えるし感じられる。物質的にはまだ貧しい所もあるようだが、私達日本人が無くしかけている人としての豊かさがある。
朝早く6時過ぎから学生達はもう学校へ通っている。ベトナムの学校は早く、よく勉強するそうだ。そして女性はほとんどの人が仕事を持っているが、夜間にもまた英会話など自分のための勉強に出かけると聞く。女性達のパワーはすごい。そういえばベンタン市場も、国営の百貨店も女性の方が圧倒的に多くとても元気だ。ベトナム戦争終結からまだ30年しか経っていない。ホーチミンでは15歳〜55歳の82%がインターネットを使うというIT国、ベトナムは10年後に訪れると大分変っているだろう!!というより、日進月歩、成長している国である。
食紀行と共に世界遺産を巡りながら歴史にも触れ、ベトナムに行って良かった。そして身近な国になり、すっかりベトナムのファンになってしまった。

(update:2007/02/08)
旅の撮影:CASIO EXCILIM-Z40 デジタルカメラ



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