★旅の思い出を写真でご案内します★

bR9

2012年7月2日(月)〜7月4日(水)3日間


近い所でまだ行っていなくてきれいなところは…と単純な動機で選んだ韓国最南端の島、済州(さいしゅう・チェジュ)。淡路島3つ分くらいの面積に人口27万人、韓国で一番有名なリゾート地でもあり人気韓流ドラマ「オールイン」のロケ地としても知られている。火山島で中央に韓国で最高峰のハルラ山(1,950m)があり、和歌山、高知とほぼ同じ緯度に位置する。気候が温暖、水がきれい、空気がきれい、住みやすい所…と。
往路関西国際空港09:00発・KE0734便で済州島着10:40、飛行時間1時間40分。
復路は済州島19:30発・KE0733便で関空着21:00、飛行時間1時間30分。
あっという間の短い飛行時間はとても楽ラク。
阪急トラピクス・済州オリエンタルホテル指定プランは11人のツアー仲間と共に始まりました。

ライン

さんせいけつ

済州島で最初に訪れたのは済州誕生の神話とされる「三姓穴」。棚と木に囲まれた芝生の中央のくぼ地に3つの穴が見える。三神人(高乙那、良乙那、夫乙那)がこの穴から生まれ狩猟生活を行い、五穀の種子を持ってきた蒼浪国の三王女と結婚して農耕生活が始まり、子孫を増やし耽羅王国へと発展していったとされている。
火山岩を彫って造られている「トルハルバン」は災厄を追い払う守護の神(道祖神)で済州の守り神、シンボルとなっている。トル=石 ハルバン=おじいさん 各地で見られるが本物は4つ、三姓穴のものが一番古い。
三姓穴
三神人が現れたとされる三姓穴
三姓殿
三姓始祖の祠堂・三姓殿
トルハルバン
済州島のシンボル「トルハルバン」


りゅうとうがん

済州市の西海岸に龍の頭の形をした岩が突き出ている。最高峰のハルラ山に住む龍が勝手に海から天に昇ろうとして天帝の怒りに触れ石にされたという伝説があるそうだが、24万年前の火山の爆発で溶岩が海に流れて冷やされ波に削られて出来た岩である。対馬海峡の荒波に黒っぽい火山岩がまるで龍が海中から頭をもたげているように見えている。
龍頭岩の碑
入り口の龍頭岩の碑
龍頭岩
龍の頭の形をした岩
ごつごつした岩の海岸
龍頭岩のある海岸線


とうもんいちば

済州市民の台所東門市場。中を進むとトコキやスンデ、チヂミ、韓国おでんなどの屋台、民芸品やお土産物屋が並んでいる。魚介類、野菜、乾物などのお店に続き外の大通りに近い所になると済州の特産のミカンを売っているお店がたくさんある。多くの店先一面に並ぶミカンが美味しそうに輝いている。お店の人が「たっぷり日差しがさすので甘いよ」と声をかけてくる。早速買って賞味、言葉通りとても甘くておいしい!
あちこち覗きながら通るがそれぞれのお店の品物の品質が良く、きれいな市場で気持ちいい。
市場内の風景
東門市場の風景
民芸品やおみやげがたくさん
民芸品を扱うお店
野菜
野菜も豊富
ミカン
店頭いっぱいに並ぶミカン
赤唐辛子
赤唐辛子の山
朝鮮人参
赤人参が好まれるそう


トケビ道路

韓国語で子鬼(トケビ)を意味するトケビ道路は神秘の道路とも言われている。水を入れたペットボトルをこの道路に寝かせて置くと上りを転がり、車のエンジン切っても登り坂をスルスルと車が登っていくという不思議な現象が見られるというのだ。200m〜300m程の道路にだけ見られ、済州の観光スポットの一つで大勢の観光客が来ている。
私も道路に立って見たがやっぱり上り坂をエンジンを止めた車がスルスルと上ってきているし、ペットボトルで確かめている人もいる。実は道路脇に生えている木々や風景のせいで人間の目の錯覚によるものだそうだが不思議。
きれいに晴れ渡り、目の前にハンラ山がくっきりと見える。済州はお米は採れないが麦が取れるそうで、美味しい蒸しパンやおでん、スープなどの屋台やお土産やさんが並んでいる。
始点
トケビ道路の始まり

不思議な現象の道路
終点
トケビ道路の終点


世界遺産
しろやまひのでほう

10万年前に海底噴火して出来た火山で済州島の代表的な噴火口の一つ城山日出峰
2007年世界自然遺産に登録されました。。
高さ182m、周囲1.5qの塊が岬の様に海に浮かび、頂上には直径600m、高さ90mにもなる巨大な噴火口がある。海に浮かぶ島を遠くから見ると頂上がデコボコしてヨーロッパの城の姿にも似ているので城山とつき、頂上に上って見る朝日の素晴らしさから日出峰の名がついた。頂上まで往復40分ほどで登れるようになっているが、途中1/3位の所から急な階段になる。
頂上からの眺めはすばらしく、島の北側には牛が寝そべっているような形の牛島も見える。
絵葉書は城山日出峰の噴火口が良く判ります
城山日出峰の絵葉書・大きな噴火口が良く判ります

城山日出峰の全景
麓から見た城山日出峰の全景
麓はなだらかな感じ
登り口からの景色
暑い中、大勢の観光客がいます
なだらかな登山道入り口と観光客
階段ばかりの登山道
途中から急な階段になって
往復40分のコース
階段が続きます
やっと辿り着いた頂上
180m・頂上の看板
円形の火口原
頂上の噴火口
展望台があります
展望台
麓を見るとキレイ
頂上の展望台から麓を見る


世界遺産
まんじょうくつ

世界遺産 万丈窟は全長7.4qの部分的に多層構造を持つ溶岩洞窟でどこまでも続くかのように見える広い、幻想的な洞窟である。暗く水たまりもあるでこぼこした道を進むと溶岩流石・溶岩流線・溶岩柵・溶岩標石・溶岩石柱などの数十万年前に形成された形態や地形を見る事が出来る。洞窟内の温度は10℃と涼しく案内表示を読みながら溶岩流線や亀の形をした石、さらにその奥にある高さ7.6m、周囲8mの天井に延びている溶岩柱など見る。観光コースとなっている所の約1キロを歩き、日本の石灰岩と違う初めて見る溶岩洞窟の偉大な自然に驚く。
入り口の階段を下りていく
入り口の階段
溶岩流線
壁面に残る溶岩流線
溶岩標石
溶岩に落ちた落盤が固まった溶岩標石
天井に伸びている溶岩柱
天井に伸びている溶岩柱
亀に見える形の石
亀の形をした石
複雑な溶岩
壁面に見られた

その他の訪れた所は

済州民族自然史博物館…済州島の自然史、民族の文化や習慣がわかるように展示された博物館。

天帝淵瀑布…7人の天女が水浴びをする伝説が残っている済州島最大の3段の滝。

シュリの丘…オールインや冬のソナタなど映画のロケ地となり海を見下ろす綺麗な丘です。

オレ道散策…新羅ホテル〜ロッテホテルに続く小道をのんびりと散策。

柱状節理…四角や6角形をした岩が林立する断崖、日本で言えば東尋坊のようです。

薬泉寺…高麓時代に薬が作られ(薬になる湧水があった)、本堂の高さ29mは東洋一の寺院です。

ジョアンスタジオ…テディベア・アーチストのジョアンさんの手がけるスタジオ。世界に一つしかないテディベアを製作、販売している。他にもたくさんの人形が展示・紹介されています。

ソプチコジ海岸…オールインのロケ地で、ロケの展示ハウスがあります。灯台もあり岬の先端の眺望抜群の場所には安藤忠雄氏設計のレストランの建物が見え、綺麗な海岸線を歩く。

免税店…新羅免税店やロッテ免税店、民芸品店、韓国食料品店、紫水晶店に案内されました。エステとお買いものだけで韓国を訪れる人も多いようです。

COOKING NANTA(ナンタ)…フライパン、まな板、鍋、包丁が楽器に大変身?! 5人の登場人物が繰り広げるコミカルなドタバタ劇!!スリル、笑い、迫力満点のエンターテイメント・ショーで観客を巻き込み一時間半ぶっ通しの舞台!!
何年か前にテレビで放映され、野菜を切ったりケーキを作ったりしながら信じられないような速さで演じるスリル満点で面白い舞台を見た。あまりにも素晴らしいので「見たい!見たい!」と思っていた。韓国人の公演とは知っていたがNANTAとは!!!ソウルにつづき済州島に専用劇場がオープンしたという。現地でオプションのツアー申し込み、済州島に来て見えるとは思っていなかった。5人の半端でないものすごい素晴らしいパフォーマンスを堪能できる舞台で、嬉しく大満足でした。


済州島の料理
とても美味しい
済州島小麦の蒸しパン3種
日本で食べるのとちょっと違う本場もの
石焼ビビンバ
柔らかい黒豚
黒豚カルビの焼き肉
ウニがたっぷり入っている
ウニワカメスープ
後の雑炊が格別美味しい
雉しゃぶしゃぶ
柔らかい
アワビ鉄板焼き
アワビがたっぷり
アワビ炊き込みご飯
ピリ辛のカキ雑炊
カキクッパ

(update:2012/08/12)
旅の撮影:CASIO EXILIM-Z300 10.1MEGA PIXELS


 

*No.1 ニュージランド*
*No.2 オランダ・ベルギー*
*No.3 エジプト*
*No.4 インドネシア*
*No.5 スイス・ドイツ*
*No.6 マレーシア*
*No.7 中欧4カ国周遊の旅*
*No.8 ポルトガル*
*No.9 南イタリア*
*No.10 ハワイ*
*No.11 秋彩カナダ*
*No.12 西オーストラリア・パース*
*No.13 イタリアルネッサンス紀行*
*No.14 韓国周遊の旅*
*No.15 東西文明の十字路トルコ*
*No.16 モロッコ*
*No.17 クロアチア&スロベニア*
*No.18 ロシア*
*No.19 地中海の楽園・マルタ*
*No.20 英国周遊の旅*
*No.21 ギリシャ*
*No.22 インド、ゴールデントライアングルの旅*
*No.23 ベトナム縦断6日間*
*No.24 上海、杭州、蘇州*
*No.25 美しき香港*
*No.26 中国・福建省
*No.27 東欧 ブルガリア・ルーマニア*
*No.28 フランス周遊*
*No.29 東部フランス アルザス・ブルゴーニュ*
*No.30 美しき雲南省*
*No.31 ショパンの故郷 ポーランド紀行*
*No.32 感動の南部アフリカ3ヶ国紀行*
*No.33 ヒマラヤ・ネパール *
*No.34 バルト三国周遊 *
*No.35 アイルランド *
*No.36 西安浪漫紀行*
*No.37 カンボジア・アンコール遺跡群とプノンペン*
*No.38 アメリカ西部*
*No.40 台湾漫遊の旅*
*No.41 アメリカ東部周遊*
*No.42 北イタリア*
*No.43 フィリピン3島巡り*

*topページへ戻る*