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NO.3



2000年12月4日から8日間

エジプトは冬…で…ベストシーズン


エジプトはピラミッド・スフィンクス・黄金のマスクそれにナイル川… 
以前岡山県立博物館で見たエジプト展。
印象に残っているのは壁画などの象形文字や彫刻・石像だったけど…
5000年の歴史・古代エジプト文明や数々の世界遺産・至宝にふれ
私の中のエジプトを確かめ自分の目で見て実感してみたい……
ピラミッドはどれくらい大きいの? 
ツタンカーメンの黄金のマスクを見に行こう!!!
人類の遺産・・・古代エジプトの遺跡の旅へ……



カイロ・エジプト考古学博物館
世界に誇るエジプトの秘宝を展示

ツタンカーメン王の黄金のマスク

世界に誇るエジプトの秘宝を展示するエジプト考古学博物館。その中で燦然と輝くツタンカーメン王の黄金のマスク。古代エジプト新王国時代第18王朝の王。
高さ1mほどのガラスケースに入れられており、
実物は評判通りまぶしいくらい輝いていました。

ツタンカーメン王の黄金の人体型棺

黄金のマスクのすぐそばに置かれています。
中身はミイラとなりルクソールの王家の谷に眠っています。
王家の谷にあるツタンカーメンン王の墓にも行きましたが、
カメラ持ちこみ禁止で撮影は出来ませんでした。


カイロ市内

アエーシェを焼く女性

エジプト人の日々の糧である「アエーシェ」と呼ばれる大きな円形のパン。
中が空洞になっています。
カイロのレストランでは後ろに写っているような
大きな窯で女性が焼いていました。
4つに切って何でもはさんで食べるのがエジプト流。
焼き立ての熱いうちは特においしく私は大好きでした。
どんな料理にも添えられよく合います。



カイロ・ギザ地区

ギザのピラミッド

クフ王のピラミッドは高さ146m(写真右) カフラー王のピラミッドは143m(写真中央) メンカフラー王のピラミッドは65m(大きすぎて全部入りませんでした) 手前には何時までも遠くを見つめるスフィンクスがあります。(カフラー王のピラミッドの手前に写っているのですが見えますか?)

クフ王のピラミッド

エジプトといえばピラミッド。そばに近づくと圧倒されてしまいます。やっぱり凄いです。高さ1m60cm重さ2.5トンの大きな岩が300万個使われているそうです。少し登りましたが、とてもきついです。メンカフラー王のピラミッドに入場しました。


アブ・シンベル

アブ・シンベル神殿

四体のラムセス二世の巨像からなるアブ・シンベル神殿はヌビア砂漠のナイル川岸にあります。高さ20m。中は大列柱室です。ナイル川にアスワンハイダムを造る時沈む運命にあったアブ・シンベル神殿をユネスコの協力を得て1968年に現在地に移築されました。日本も資金面で協力しました。

●●●アブ・シンベル神殿は陸路の交通機関はありません。
飛行機か船で行きます。
エジプトでは軍事上の理由から空港の写真は撮れません。



ルクソール市街・ナイル川東岸

ルクソールのスーク

ルクソールで観光馬車に乗りスーク(市場)に行きました。庶民の台所というような所で野菜・果物・魚・日用雑貨などが所狭しと置いてありエジプトの庶民の生活ぶりがよく判る所です。我家は野菜を作っていますので、エジプトの野菜の写真をたくさん撮りました。強い陽ざしをいっぱい浴びて育っているので色は濃く甘いです。


ルクソール・ナイル川西岸

ハトシェプト女王葬祭殿

岩肌を削って造られたハトシェプト女王葬祭殿。壮大で美しい女王の建造物。エジプトのスケールの大きさを実感できました。1997年11月に起きたテロ事件以降エジプト政府の警備増強で安全な観光地になっています。大勢の軍隊が配備されていました。

ハトシェプト女王葬祭殿から東側を見る

ゆるやかな坂を上って葬祭殿に入りますが、この写真は葬祭殿を背に東側の方を撮りました。遠く向こうにナイル川があります。古代エジプトでは死者の世界は日の沈む西の彼方と考えられておりこの辺りは木々のない砂漠です。

■■■ルクソール西岸の奥には「王家の谷」があり
ツタンカーメン王のミイラは今なお玄室に安置されています。
公開されているものをいくつか見学しました。


ルクソールのナイル川

ナイルの夕陽

王家の谷からルクソール市街に戻る時にファルーカ(帆船)に乗ってナイル川をセーリング。丁度西側に沈む夕陽を見ることが出来ました。感動的な一瞬でした。エジプトではイスラム教の人達は「ラマダーン」と呼ばれる断食があり1か月の間日の出から日没まで飲食を一切断ちます。この日が沈むと一斉に食事が始まります。嬉しそうに楽しそうに食事をしている光景をたくさん見ました。


◆◆◆ 2000・11・27〜12・26まで年に一回のラマダーン中でした。
私達観光客は関係なく飲食をしますが、国民の9割がイスラム教徒で
お水一杯も飲まないのです。


カイロ市内

悠然と流れるナイル川

エジプト最後の日の早朝ホテルの部屋から外を眺めると、満々と水を蓄え悠然と流れるナイル川とカイロの街が見渡せました。ナイルの畔に生まれた華麗な文明と遺跡に触れ驚きと感動の数々、朝の静けさの中にその感動がよみがえって来るのでした。


カイロ・ダハシュール

屈折ピラミッド

ギザのピラミッドと違って観光地の喧騒はなく、砂漠の中の遺跡を楽しめました。遺跡のエリアは軍事基地ですが観光客誘致の為最近入れるようになったそうです。砂漠の中にどっしりとあるピラミッド。私が描いていた光景です。高さ105m。途中で計画を変更して傾斜角度が変わったそうです。


▲▼▲ 屈折ピラミッドや古王国時代の首都メンフィス、
ジュセル王の階段ピラミッドなどがあるサッカラ遺跡を巡り、
余韻を胸にエジプトの空の玄関、カイロ国際空港から
一路関西国際空港に向け帰国の途につきました。…
往路14時間、復路12時間の旅です。






☆・‥…━━━☆ エジプトを旅行して ☆・‥…━━━☆

  エジプトに行ってギザのピラミッドが街のすぐ傍の小高い丘の上にあることに驚きましたが、大きく雄大な不思議な世界・ファラオの夢の跡・…今でもまだ調査が続けられ新しい発見があるそうですが、実際にその場所に立ってはじめて実感する事ができました。 スーダンとの国境近くにあるアブシンベル神殿・悠然と流れるナイル川・意外な所にあった王家の谷・砂漠の真中にある赤いピラミッド・屈折ピラミッド・階段ピラミッドの数々。5000年前にこのような偉大な遺跡を造ったエジプトの奥の深さに感動しました。そのスケールは実際に見てみないと判りません。またエジプト人との出会いは大変印象深いものになりました。大人も子供も表情は明るく豊かでいく先々で笑顔で迎えてくれました。生活は決して豊かとは見えないのですが、明るくゆったりしているのです。日本に帰って写真をアルバムに貼り、今このホームページを作成していますと雄大な古代遺跡と共にエジプトの人達の表情が鮮明によみがえるのです。外国旅行でこのような感情は初めて体験しました。 また機会を作ってもう一度訪れてみたいと思っています。

(Update:2001.1.25)




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