東部フランス写真ご案内します★

bQ9

2009年11月10日(火)〜17日(火)まで8日間


日通旅行「旅のソムリエ」東部フランスの美食、美しい道、可愛らしい街をめぐるアルザス・ブルゴーニュ8日間の旅。今回の旅の目的は毎年11月に行われるブルゴーニュ最大のワイン祭り「栄光の三日間」。今年は11月14日(土)、15日(日)、16日(月)で開催が例年より一週間早くなりました。
関西国際空港からKLMオランダ航空14時15分発のゆっくり出発、オランダアムステルダム・スキポール空港まで約12時間。ポルトガル旅行以来7年ぶりのスキポール空港はヨーロッパのハブ空港で広くて綺麗。入国、手荷物検査のあと1時間15分搭乗して夜10時、パリ・シャルルドゴール空港へ到着。晴天で7℃。フランスと日本の時差は8時間、時計を8時間遅らせます。
旅の初日宿泊したパリのホテルは遠くにエッフェル塔が見え、3月のフランス旅行最後に滞在したホテルと同じで、部屋番号までも同じ!!こういう偶然もあるんですね。
パリをスタートしてシャンパーニュ地方のランスからロレーヌ地方、アルザス地方、ブルゴーニュ地方、ローヌアルプ地方のリヨンまで、北から南へワイン街道や6つの世界遺産を巡りながら、ゆったりのんびりの楽しい旅が始まりました。ドイツと国境をなす東部フランスはどことなく異国的な所もあり、3月に訪れた南フランスや西部フランスと違った表情をしています。






パリから東北東へバスで140q、約2時間のところにあるランスは人口20万人。
旅の2日目、11月11日は第1次世界大戦終戦記念日(現在はフランス・ドイツ友好記念日と言われている)の祝日で人出は少なく店も休みが多いのでひっそりしている。
かってフランス王はランスで戴冠式を行わなければ正式な王とはみなされないと言われていた。13世紀に着工され、歴代王の戴冠式が行われた世界遺産 ノートルダム大聖堂(聖母マリア様に捧げる教会)を見学する。
高さ80m、長さ150mのゴシック様式の建築で、外観に施された多くの繊細な彫刻には圧倒される。内部は大きく、光が多く入るようにと大きなバラ窓や、シャガールの寄進した旧・新約聖書からのエピソードが描かれた3枚のステンドグラスが、明るい日差しに美しく輝いて見えました。
ノートルダム大聖堂正面
ノートルダム大聖堂正面
ゴシック最盛期の傑作
正面壁には繊細な彫刻がたくさん
  
光を通して綺麗なバラ窓
内部から見る美しいバラ窓
シャガールの青や赤が美しい
シャガールブルーが美しい3枚のステンドグラス


ランスから一面のブドウ畑が広がるシャンパン街道をドライブしながら約30分で人口26,000人のエペルネーへ。世界一有名なシャンパンのドン・べりを造っているモエ・エ・シャンドン社をはじめとする著名シャンパンメーカーの本拠地である。住民一人当たりの収入がフランス第一位とかで、道路や建物の手入れが行き届き綺麗な街。
私達はシャンパンメーカーのメルシエ社へ。1871年から造られている地下30mの深さに18kmにわたって広がるシャンパンケイブを約20分、トロッコ列車のような電動カートに乗り説明を聞きながら見学。気温10℃、湿度90%、1,500万本のボトルがずら〜と保存されている。今年は豊作で上質。シャンパンはフルーティーな味わいが無くなるからワインのように10年は置かないそうだ。最後にシャンパンセラーでの試飲、8度〜15度が美味しいとか。よく判らないけど少しきつい味のような・・・
綺麗なエペルネーの街
きれいなエペルネーの街
メルシェ社の玄関
メルシエ社の玄関
  
フランス万博出品
1889年のシャンパンの大きなオーク樽
大量に保存されているシャンパン
シャンパンケイブに並ぶシャンパンボトル

テリーヌ
前菜 田舎風パテ
シャンパン料理
鶏肉のシャンパン煮
ワッフル
バッフル(ワッフル)






エペルネーからシャンパン街道を通り東へ約3時間、ロレーヌ地方の中心地ナンシーへ。人口30万人、アールヌーボー(新しい芸術)とロココ美術(貴族好みの優美な装飾様式)が花開いた街である。
世界遺産 スタニスラス広場、アリアンス広場、キャリエール広場を散策する。
ナンシーの顔と言われているスタニスラス広場の出入り口には、豪華で装飾が見事な鉄の門があり、「ネプチューンの門」はロココ芸術の傑作と言われている。
市庁舎、ブティック、私達の昼食場所のレストランなどが広々としたスタニスラス広場を囲み、それぞれの建物の屋上には彫像が作られ、協調性もあり豪華なのに落ち着いた風格ある広場だ。
向こうに噴水
ロココの傑作、豪華な「ネプチューンの門」
装飾的な鉄の門
4年前に修復された鉄の門

市庁舎の屋根にも彫像
スタニスラス広場に面した市庁舎
ロレーヌ地方を統治したストラスニス
スタニスラス広場に建つスタニスラスの銅像

スタニスラスが自分のために作った広場
菩提樹に囲まれたアリアンス広場
左右には高級マンション
競馬場だったカリエール広場

菩提樹、プラタナスの落ち葉が綺麗な、季節は晩秋の風情。3つの広場を散策のあと、新しい芸術アールヌーボーの「ナンシー派美術館」へ。
19世紀の終わりにヨーロッパで流行ったものでナンシー出身のエミール・ガレ(1846〜1904)や、アーティスト仲間のビクトル・プロウヴ(1858〜1943)などの調度品やガラス製品、陶器など多くの作品を展示している。ガレは日本から来ていた高橋北海と出会い、日本調に作られた家具などもある。模様の色が全て木の種類で表現されている寄木細工の家具は素晴らしいものだ。
内部の撮影は出来ません
ナンシー派美術館の入り口
庭園もとても綺麗
個人の家が美術館となっている
  
ハム、チーズ、玉子のケーキのようで塩味
キッシュ・ロレーヌ
パスタと共に
ポーク料理
デザート
フルーツ色々とアイス

ロレーヌ地方のナンシーはマカロン発祥の地であり、アーモンドの産地でもある。
マカロンはさっくりした食感にアーモンドが入っていてとても美味しい。
ベルガモットで香り付けされたキャンデーも名物。
スタニスラス広場の近くの有名店を案内していただく。

有名なお店で買いました。






ロレーヌ地方から、もみの木のクリスマスツリー発祥の地・アルザス地方へ。ナンシーから東へ約2時間、延々と続くのどかな風景を見ながらアルザス地方の中心地ストラスブールへ向かう。フランスの中で一番右上にあり、ドイツとの国境であるライン川がすぐ近くを流れ、昔から隣国ドイツの影響を受けました。100年の間にドイツ・フランスの間を4度も国が変り揺れ動いた歴史があり、共和国広場のまわりには今もドイツ風ビルが多くあります。

アルザス地方の名産はフォアグラ、クグロブ(甘いパン生地を王冠のようなケーキ型で焼いたもの)、シュークルート(キャベツの酢漬け)、タルトフランベ(薄い生地にタマネギ、チーズをのせて焼いたもの)などがある。
工芸品ではアルザスプリントの生地やアルザス柄のテーブルクロス、アルザスの民芸衣装を着た人形(女の人がコウノトリをイメージした大きな羽根のようなものを頭につけている)などがある。

世界遺産 ストラスブールの旧市街を囲むように流れるイル川のほとりに、木骨組みの家が可愛い「小さなフランス」プティット・フランスと呼ばれている一帯がある。
建築用の石が限られたため、木材が多く木骨組の家が多い。かっては皮なめし師や漁師の人たちの作業場や住居であったが、今はレストランなどが見られ、川面に映る建物の姿がまた美しい。
木骨組の家 川面に映る木骨組の家
  
橋の上が一番の絶景ポイント プティット・フランス

ゴシック建築の最高傑作とも言われ赤く輝く砂岩でできた世界遺産 ノートルダム大聖堂。旧市街の中世の町にそびえる大聖堂は、142mの塔に66mまで333の階段があり外壁には見事な彫刻が施されている。バラ窓のステンドグラスが美しく、見学中の4時45分には聖堂内にある16世紀の精巧な天文時計から「からくり人形」が現れた。夕暮れ時からやわらかい光にライトアップされているカテドラルは、荘厳でとても綺麗だ。
ノートルダム大聖堂正面
旧市街にそびえるノートルダム大聖堂
大きな大きな時計
4時45分大時計にからくり人形があらわれる
  

フランスは日本の1.5倍の国土に85%農耕可能(日本の農耕面積は21%)。100%自給自足は素晴らしい。東部フランスは見渡しても大きな山は見当たらない。畑にはシュークルート(サワークラフト)用のキャベツ、ほうれん草などの作物が見える。一面にひろがるブドウ畑のアルザスワイン街道めぐり。ブドウ狩りは9月半ばに終わり、10月にはブドウ収穫祭が催されている。

ストラスブールから南へ、700mのヴォージュの丘の森に建つオー・クニクスブール城。12世紀に交通の要衝として建立されたが、1618年〜1648年のスペイン軍との30年戦争で焼け落ち廃墟となりました。1900年〜1908年に修復され、アルザスにしかない赤砂岩で作られたお城は堅固で力強い印象がします。
黄葉・紅葉が太陽に照らされ美しく、お城の上からは雲海やドイツの黒い森(シュバルツ・バルト)、ブドウ畑の広がる大平原が見える素晴らしい眺望だ。
駐車場から坂道を登って
オー・クニクスブール城の入り口
堅固なお城
赤砂岩で建てられている
  
30年戦争で破壊
修復される前の模型が展示されている
前方にドイツ黒い森が
お城から見える素晴らしい眺望


コルマールはストラスブールに比べこじんまりとした小さい街でドイツとの国境に近く、ワイン畑に囲まれアルザスワインの中心地である。
旧市街にはプティット・ヴェニス(小さいヴェニス)と呼ばれる一角があり、その町並みはイタリアのヴェニスのようで、運河のそばに木骨組の家が建っている。木骨組でも裕福だと模様を入れるそうだ。ドイツに近いのでフランス的に塗り替えてもやはりドイツ的で、木骨組は残っている。民宿になっている家や、尖塔や出窓が印象的なブフィスタの家、建物の一部が教会になっている家など見ているだけでも楽しい。ストラスブールのプティット・フランスとよく似ているが、コルマールの木骨組の建物は2階・3階とせりでしているものが多く、規模が大きくカラフルな色の建物でかわいい。
あと2週間後、11月最後の日曜日から町なかにクリスマスのお店がいっぱい出るそうで、電飾の準備も刻々と進んでいた。
綺麗な風景
プティット・ヴェニス 運河と木骨組の家
運河にせり出したレストラン
オープンテラスでティータイム
  
尖塔や出窓が印象的
16世紀に建てられたブフィスタの家
カラフルな木骨組のお店が続く
楽しいお店の町並み

屋根右端にこうのとりの巣が見える
屋根にこうのとりの巣があるサンマルタン教会
3階は教会の模様
3階が教会になっている建物
  
入場鑑賞
ウンターリンデン美術館見学
キリストの絵が背中合わせに2組4枚ある
有名なキリストの絵「イーゼンハイム祭壇画」


ブドウ畑の真珠と讃えられるリクヴィル。小さな村なので1時間ほど自由行動となる。坂の上の突き当たりに塔があり、両側にお店やレストランがたくさんある。ドイツ・ロマンチック街道のローテンベルクにあったクリスマスデコレーションのお店「ケーテ・ウォルファルト」がありびっくり、大好きなお店だったので大急ぎで買い物をする。楽しくて時間があればもう少しゆっくり見たいところだった。
リクヴィルの村のすぐそばにはブドウ畑が広がっている。
綺麗な風景
カラフルなリクヴィルの中世の家並
両側にお店やレストランが
フランスの最も美しい村の一つ
  
収穫が終わり黄葉した葉
アルザスのワイン街道
ブドウ畑が広がる
一面に広がるぶどう畑
  
魚肉ソーセージにチーズ
アルザスサラダ
アルザスの代表料理"
シュークルートとウインナ
デザート
アップルシチューデル
  
フォアグラをパンに塗って
フォアグラ
ポーク色々
ポーク
珍しいほうずきトマト
トピーキャラメル






  
アルザス地方のストラスブールからブルゴーニュ地方へ。途中、行けども行けども綺麗な景色、平たいなだらかな丘にシャロレーという白っぽい牛が放牧され群れをなしている。南イタリアのようにオリーブの木も見える。
かって11世紀からブルゴーニュ公国の首都として栄えたディジョンは、水運が発達し南北ヨーロッパを結ぶ重要なところでもある。食通の町でもあり、ブルゴーニュワインやマスタード、ジンジャーなどの香料を効かせたハチミツ入りのケーキ「パンデビス」、ティジョンワインのキール(市長さんの名前から取った)などがある。
ティジョンではブルゴーニュ大公宮殿の中にある美術館で、素晴らしい彫刻の施された王の墓や美術品を見学ののち、一時間ほどかけてディジョン近郊の世界遺産のフォントネー修道院へ向かう。

道すがらの風景は豊かな緑と美しい黄葉・紅葉、土曜日だからか人影も少なくのんびりとしている。世界遺産 フォントネー修道院は現存する最古(1908年発足)のシトー会修道院で、人家が途切れ人里離れた森の中にひっそりとたたずんでいる。聖ベルナールさんが創設し、厳しい戒律と質素、祈りと労働だけの修道院で、多いときには200名の修道士達が暮らしていたそうだ。現在はリヨンの銀行家で芸術愛好家だったエイナール家の私有物となっており、修道院ではなく修道士もいません。1981年、優れた建築様式や建築物群、技術や景観の美しさで個人の所有物でありながらユネスコの世界文化遺産に登録され、公開されている一部を見学しました。
明るい日差しに照らされて
フォントネー修道院の建物の一部
質素な外観、内装
内装も質素な神への祈りと瞑想の部屋

ロマネスク建築
中庭を囲むロマネスク建築の回廊
秋 西日が当たって
出口付近

  
夕方にはディジョンの街を散策。ライトアップされたサン・ベニーニュ大聖堂を見学。ノートルダム教会の壁にあり、左手でさわると幸運を招く「幸せのフクロウ」もさわりました。クリスマスの飾りが準備された商店街、今日はブルゴーニュ最大のワイン祭り「栄光の三日間」の初日の土曜日でディジョンの街も大変な賑わい。マスタードの本店やフォアグラのお店を覗き、しばし自由行動を楽しみました。
  

一夜明け旅の6日目。日曜日の朝、夕べ歩いた凱旋門の通りは人通りがまだ少なく嘘のようにひっそりしている。
ワインの王様・ブルゴーニュ。今日はいよいよこの旅のハイライト、ブルゴーニュ最大の年に一度のワイン関連の祭り「栄光の三日間」が催されるボーヌへ。
延々と続く丘陵地帯で斜面が多く、変化に富んだ地形のブルゴーニュ地方。ワイン街道で黄金の丘(コートドール)とよばれている地域一帯にブドウ畑が広がり、道路ぎりぎりまで迫っている。
途中、ブルゴーニュワインの中でも最高級品で1本30万円はすると言われているロマネ・コンティの畑に立ち寄る。1mほどの低いブドウの枝に12房になるように選別して育てるとか。よく手入れされているのがわかる。この時期、収穫は終っており、所々にわずかに残っている房は甘く、アイスワインにされるそうだ。今年のワインは気候に恵まれ最高の上出来とか。

日本で有名なボージョレの「ヌーヴォー」はフランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区で作られたもので、その年に収穫されたブドウから作られた新酒ワインを言う。今年は帰国後の2009.11.19が解禁日だったので例年以上に心わくわく、なだらかな丘に広がるブドウ畑の景色が思い出される。
石塀にロマネ・コンティと彫ってある
世界有数の銘酒ロマネ・コンティの看板
アイスワイン用が少し残るのみ
9月半ばに収穫されたロマネ・コンティの畑

ボーヌの町に着くとお祭りで大勢の人で大変にぎわっている。まず1443年に貧しい人々のための病院として建てられた旧施療院オテル・デューを見学する。ブルゴーニュ地方独特のあでやかでカラフルな色彩で幾何学模様の瓦屋根が特徴の建物だ。病院経営は所有するブドウ畑の売り上げでまかなわれていたとか。当時のままの病棟や教会、厨房、調剤室などを見学する。大きなホールをぐるりと取り囲むようにしてベッドが並んでいる部屋がある。「栄光の三日間」の中日(今年は11月15日)に行われるオークションがこのホールで賑やかに行われていた。優れたワインを造り続けているボーヌのブルゴーニュ・ワイン、その年の価格は旧施療院オテル・デューのこのホールで開催される競りによって決まるそうだ。
オテル・デューの幾何学模様が美しい屋根
赤や黄色、茶色、ブルーとカラフルな屋根
一般の人は遠くから見学
ホールでワインのオークションが開催中

当時のままで保存
当時のままの調剤室
超細密画
ヴァイデン作・装飾屏風「最後の審判」

オテル・デューのオークション会場から町の中のパレードの場所へ移動。色とりどりのコスチュームを身につけ、楽器を奏で町の中を練り歩く。旅のクライマックス!!しばらく追っかけしながら見るが、お祭り大好きな私にはもっと時間が欲しい・・・
広場の中央は大勢の人だかり、何をしているのか見えない。通りには屋台やテントのお店が出て手作り工芸品やソーセージ、ワインの競売など賑やか。町のお店では大勢の人がお買い物をしている。普段は静かな2万人の町で、お祭り中はホテルを取るのも困難らしい。
わくわく
ワイン祭りのパレードが始まりました
みんな可愛い
可愛い女の子達のパレード
  
すごい!!
マリア様もお出ましに
吹奏楽のパレード
吹奏楽も賑やかに

珍しいトリュフ
町のお店ではじめてみた黒トリュフ
色々な屋台やテントのお店が
テントが張られ、ワインの試飲も
  
前菜
キッシュ
日本でもポピュラー"
ビーフ・ブルギニヨン
カタツムリににんにく、パセリ、バター
エスカルゴ
  
フォアグラをパンに塗って
チキン料理
デザートは甘い
チョコレートムース
ラビオリが美味しい
白身魚とラビオリ






  
ワイン祭りで賑わうボーヌを後にして南へ約2時間、ローヌアルプ地方のリヨンへ。
ワインをはじめ、素朴な町や村、歴史や文化のある東部フランス。暖冬で暖かく天候にも恵まれたこの旅の最後の訪問地はリヨンです。

リヨンは昔から絹産業が盛んでエルメスは今もここで作られています。
また「食通の町」「美食の町」としても知られ、ポール・ボキューズもリヨン出身。
世界中で多くの人々に読まれ親しまれている「星の王子様」。この小説の作者・サンテグジュペリは1900年にリヨンで生まれている。前の50フラン札は星の王子様の絵が入っており、生誕100年の2000年からリヨン空港の名前も「リヨン・サンテグジュペリ空港」になっている。

フルヴィエールの丘に上りフルヴィエールバジリカ聖堂を見学、そばの展望所からリヨンの街を見渡す。パリ、マルセイユに次ぎフランスで3番目に大きな都市。眼下の景色は手前から赤茶色の色をした屋根が多い旧市街、ソーヌ川、新市街、ローヌ川、パール・デュー地区と手に取るように見渡せる。豊かな水の大きな川に挟まれたリヨンの風景です。
世界遺産 リヨンの旧市街はフルヴィエールの丘とソーヌ川に挟まれた一帯。12世紀に建てられ町の中心であるサン・ジャン大司教教会から、お店が並ぶ石畳の狭い通りを散策する。大勢の人で賑わいタイムスリップしたような雰囲気の通りだ。
夕刻からフリヴィエールの丘に建つバジリカ聖堂は優しい光にライトアップされ、とても美しい風景でした。
Yの字に川に囲まれたリヨンの町
リヨンの地図です
フルヴィエールの丘そびえ建つ
丘の上からリヨンの眺め

丘の上にそびえて建つ
丘の上のフルヴィエールバジリカ聖堂
旧市街の中心
旧市街の中心 サン・ジャン大司教教会

サンジャン大司教教会近くの町の風景
町の風景 貸し自転車がたくさんある
大勢の人で賑わう
石畳と両側にお店が並ぶ旧市街の通り

 
美味しい
リヨン風ソーセージ
かにみそのソースがたっぷり
クネル リヨン名物のすり身料理
美味しいデザート
トウショコラのケーキ


  
延々と続く平原とブドウ畑、ワイン街道巡りとワイン祭り、木骨組の家、隣国の影響を受けた町並み、のんびりとした素朴な村や町、食事毎の飲み物のメニューに色々な種類や銘柄のワインがいっぱい・・・
ゆったりとした日程に20人限定のツアー人数、移動は大きな観光バス、おしゃれで親切で優しいドライバーさん、例年に比べ暖かいと言われた気候、色々な条件が満たされた楽しい旅となりました。
一度目のフランスはパリを拠点にロワールの古城めぐりを、二度目が今年3月のモナコから南フランス・西部フランスを北上しながらモン・サンミッシェルへ、そして今回の東部フランス。それぞれの地域、場所によって様子が違い感慨も一入です。フランスも旅を重ねるごとにまた行ってみたい身近な国の一つになって、私の心を占めています。
いい旅の友達にも恵まれ感謝しています。ありがとう!!

bgsound:フランス民謡「アマリリス」
旅の撮影:CASIO EXILIM-Z300 10.1MEGA PIXELS


(update:2009/12/28)



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