NO.5

2001年6月15日から9日間

スイス2大名峰・氷河特急と
ドイツロマンチック街道・ライン河クルーズの旅







標高3454mのユングフラウヨッホへ

Grindelwald
ユングフラウヨッホに向かう登山電車の始発駅グリンデルワルト。
遥かに望むアルプスの峰々、目前に迫るアイガーの岩肌。スイスの風景を楽しみながら斜面を行く登山電車の始発駅です。


ユングフラウ4158m 
左はユングフラウヨッホ(3454m)の展望台トップ・オブ・ヨーロッパから見たユングフラウ。雪が降っており時々少ししか見えず、下山途中の車窓より雲が動いて見る事が出来ました。(右)
気象条件がよいと展望台からメンヒ、ユングフラウ、アレッチホルンの峰々が見渡せるそうです。



アルプスの王者マッターホルン4478m

Zermatt
マッターホルンの麓の谷にある小さな村ツェルマット(1631m)は、4000m級の峰々に囲まれたアルペンリゾートで登山の拠点でもあります。丁度夏のシーズンで大勢の観光客で賑わっていました。
ホテルやレストラン、ショップの前や窓にはゼラニュウムやペチュニアなどのお花が綺麗に咲いています。ツェルマット内はガソリン車は入れないので、馬車のタクシーや観光周遊もありました。

ここから登山鉄道でゴルナーグラートまで行きます。


あこがれのマッターホルンが綺麗に見えて感激です

今回のスイス旅行の第一の目的はマッターホルンを見る事。
ツェルマットからゴルナーグラート展望台まで登山鉄道で45分。
アルプスを彩る花たちを楽しみながらも心はマッターホルンの事。
随分雲がかかっている…
3130mの展望台駅に着き振り向いて見上げたマッターホルンの方向はやはり雲がかかってなにも見えず…
展望台まで100m程歩く間足取りはやや重く…
ところが10分ほどして雲が動きはじめ、澄み切った青空を背景に切り立つ勇姿のあこがれのマッターホルンが目の前に現れたのです。ラッキーラッキー!!とみんな興奮状態。こころゆくまで眺め写真もたくさん撮りました。30分程してまた雲に隠れてしまい見えなくなってしまいました。見上げれば4447mの見事なピラミッドのアルプスの王者マッターホルン。足下に目をやれば横たわるのはゴルナー氷河。迫力あるパノラマを堪能し旅の幸運を喜び合いました。



氷 河 特 急

約5時間の列車の旅
氷河特急の中間点、アンデルマットからサンモリッツまで約5時間の列車の旅。途中駅に停まりながらゆっくりと走ります。
険しい渓谷、白銀に輝く山々、緑の牧草地やお花畑、急勾配の峠越え、途中に見えるおとぎの国のような村など、変化に富んだ車窓風景を楽しみました。


氷河特急の名所、ラントヴァッサー橋
乗車4時間ほどして、さしかかった高さ71mの有名なラントヴァッサーの高架橋。
半径100mのゆるやかな半円形を描いています。通過時間を教えてもらったので12両編成の列車の最後尾に移動し、窓を開けカメラを構えて渡る瞬間を待ち構えていました。 「世界一遅い特急」といわれていますし、一番の名所なので少しは速度を落としてくれるのかと思っていましたら、すごく早くてアッという間でビックリ。
4枚撮ったうちの一枚ですが、シャッターチャンスは難しいですね。 カーブと橋とトンネルと赤い列車…素敵で興奮しました。






荘厳な古城や中世のたたずまいをとどめる小都市。
日本の高速道路、イタリアの太陽の道路の見本となったドイツのアウトバーン。そしてライン河の悠久の流れ。
ドイツの表情は実に多彩で、行ったところすべてが印象に残るよい旅になりました。


ドイツ・ロマンチック街道

ノイシュヴァンシュタイン城
山の中腹にひっそりと佇むノイシュヴァンシュタイン城。絢爛豪華な内装と美しい外観は世界的にも有名ですね。ルートヴィヒ2世によって建てられましたが、内部はいまだ未完成の所がたくさんあります。ルートヴィヒ2世にとって作曲家ワーグナーは「神のごとき友」の存在でお城の壁画のモチーフにたくさん見られました。


ホーエンシュヴァンガウ城
ルートヴィヒ2世の父、マクシミリアン2世が建てたお城。
ノイシュヴァンシュタイン城のすぐそばにあります。ルートヴィヒ2世は少年時代の大半をこのお城で過ごしました。

ロマンチック街道の標識

世界遺産・ローテンブルク
ロマンチック街道のハイライト。町全体が中世をテーマにした映画のセットのように美しいローテンブルク。城壁に囲まれた旧市街の中のマルクト広場の市庁舎(左)と観光客で賑わう通り(右)です。



古城と大学の街・ハイデルベルク


ハイデルベルク大学はドイツで最古の大学で、7人もノーベル賞受賞者がいるそうです。学生数はハイデルベルクの全人口の5分の1、およそ25,000人とか。校舎の前まで行き、大学広場のベンチに座り伝統的な学生の街の雰囲気をチョッピリ味わいました。

ハイデルベルク城のエリザベス門 & フリードリヒ館
ハイデルベルク城を入った所にあるエリザベス門。この門で写真を撮ると幸せになれるとか…みーんな撮りました。
そしてルネッサンスとバロックの混在した様式のフリードリヒ館。建物の正面には歴代の王たちの彫像が並んでいます。お城の地下には22万リットルも入るワインの大樽があり、あまりの大きさにビックリです。


カール・テオドール橋とご対面 (*^_^*)

2年ほど前、私のpasokonの壁紙はこの写真と同じハイデルベルクの風景でした。とても素敵で見るたびに印象が深まっていきます。今回念願がかないこの風景を自分の目で見ることが出来ました。ネッカー川に架かるカール・テオドール橋。
川・橋・お城・街並みの調和した景色・・・
念願のご対面に感慨もひとしおです。
カール・テオドール橋は以前は木橋が架かっていたそうですが、洪水や川の氷結で度々破壊されて現在の強固な橋が作られたそうです。この写真はお城のテラスから撮りました。



ライン河クルーズ

リュウデスハイム〜ザンクト・ゴアールハウゼンまで約2時間


ねずみ塔と城塞ラインシュタイン
写真左のねずみ塔モイゼ・トゥルムは川横の城塞エーレンフェルスの偵察用の塔でした。右のラインシュタイン城は旧帝国の税関。19世紀にライン城塞数ある中で最初に復築されました。

母なるライン河下りクルーズ…
ヨーロッパ最長ライン河の中でもハイライトでもあるリューデスハイムからザンクトゴアール間はライン観光の中でも最も見ごたえの多い所で、両岸に点在する数々の古城の景観は、私たちの心を中世の世界に誘ってくれます。日本人も少なく、天気もよく最高のクルージングでした。

かの有名なローレライ。。。

なじかは知らねど 心わびて
昔の伝えは そぞろ身にしむ
わびしく暮れゆく ラインの流れ
入日に山々 赤くはゆる

うるわしおとめの いわに立ちて
こがねのくしとり 髪の乱れを
ときつつ口ずさむ 歌の声の
くすしき力に たまも迷う

こぎゆく舟人 歌にあこがれ
いわねも見やらず 仰げばやがて
波間に沈むる 人も舟も
くすしき魔が歌 歌うローレライ
ハインリヒ・ハイネの詩「なじかわ知らねど…」で有名なローレライの岩山はライン下りの名勝の中で第一のもの。妖精「ローレライ」、そのこの世のものとは思われぬ美しさと人を陶酔させる歌声によって、船人達を不運に導いた・・・という伝説。
どんな所かと楽しみにしていました。
岩の上に人魚の像はなく普通の岩山。実物を見てここの足元は川幅狭く、最も深く、流れは渦を作り、岩礁もあり、船人達には難所であったよう。又、この岩場はよいこだまが聞こえる事で多くの伝説が生まれたのも不思議ではないのでしょう。
最も有名なものが妖精「ローレライ」に関するもののようです。

流れてくるバックグランドミュージック「ローレライ」と共に
ご一緒にスイス・ドイツの旅をおたのしみください。

撮影:OLYMPUS CAMEDIA デジタルカメラ
(update:2001/07/25)




*No.1 ニュージランド*
*No.2 オランダ・ベルギー*
*No.3 エジプト*
*No.4 インドネシア*
*No.6 マレーシア*
*No.7 中欧4カ国周遊の旅*
*No.8 ポルトガル*
*No.9 南イタリア*
*No.10 ハワイ*
*No.11 秋彩カナダ*
*No.12 西オーストラリア・パース*
*No.13 イタリア・ルネッサンス紀行*
*No.14 韓国周遊の旅*
*No.15 文明の十字路・トルコ*
*No.16 モロッコ*
*No.17 クロアチア・スロベニア*
*No.18 ロシア*
*No.19 地中海の楽園・マルタ*
*No.20 美しき英国周遊*
*No.21 ギリシャ周遊とエーゲ海クルーズ*
*No.22 インド、ゴールデントライアングルの旅*
*No.23 ベトナム縦断6日間*
*No.24 上海、杭州、蘇州*
*No.25 美しき香港*
*No.26 中国・福建省*
*No.27 東欧 ブルガリア・ルーマニア*
*No.28 フランス周遊*
*No.29 東部フランス アルザス・ブルゴーニュ*
*No.30 美しき中国・雲南省*
*No.31 ショパンの故郷 ポーランド*
*No.32 感動の南部アフリカ3ヶ国紀行*
*No.33 神々の座 ヒマラヤ・ネパール*
*No.34 バルト三国周遊*
*No.35 アイルランド*
*No.36 西安浪漫紀行*
*No.37 アンコール遺跡群とプノンペン*
*No.38 アメリカ西部*
*No.39 満喫の済州島*
*No.40 台湾漫遊の旅 *
*No.41 アメリカ東部周遊 *
*No.42 北イタリア*
*No.43 フィリピン3島巡り*

*topページへ戻る*