★旅の思い出を写真でご案内します★
bR3
2011年01月15日(土)〜01月21日(金)7日間
ネパールの国旗
三角を二つ重ねた世界でも珍しい国旗。図柄の月と太陽はヒンズー教のシンボルで、月は平和を、太陽は光を、赤はネパールの国の色、青は海と空を表している。 ネパールは世界の屋根ヒマラヤ山脈の中にあり、南にインド、ヒマラヤ山脈の北は中国のチベット自治区に接し、長方形の地形に世界最高峰のエベレストをはじめ8000m級の高峰がそびえている。北海道の約1.8倍の変化に富んだ国土に、30以上の民族・2600万人の人々が暮らしている。 インド系、チベット系、ビルマ系などさまざま。国民の90%がヒンズー教だが、お釈迦様の誕生の地でもあり仏教徒もいる。2008年の王制廃止で立憲君主制から連邦共和制へ移行し、この2月には新ネパール首相に統一共産党からカナル氏が選出されました。 ネパールの通貨はルピー。 ネパール・ルピーと円の交換レートは1ルピー=1.2円。 日本円も問題なく使え、米ドルも使える。 |
★ネパールというと世界の最高峰エベレストやヒマラヤ山脈。写真で良く見る青い空をバックに真っ白に輝く峰々、8848mもあるエベレスト。是非この素晴らしいヒマラヤ山脈のエベレストの山が見たくて選んだ今回のネパール旅行。ツアーはヒマラヤ遊覧飛行の日程が組み込まれた「日通旅行・旅のソムリエ」。 「ヒマラヤを見に行ってきます!!」というと「寒いところでしょう?温度は?・・・」と言われますがネパールの位置は日本で言えば沖縄、奄美大島とほぼ同じ緯度。ただし典型的なモンスーン気候のため気候に雨季と乾季とがあり、9月下旬から翌年の5月頃までが乾季。旅の第一の目的はヒマラヤのエベレストを見ること。山が見える確立が高いのは乾季の中でも11月〜2月の4ヶ月。1月の気温は15℃〜20℃で過ごしやすい季節と・・・。 早くにビザを習得、心躍らせ1月15日、関西空港発10:00キャセイパシフィック航空にて香港へ。所要時間:4時間25分。香港から香港ドラゴン航空(キャセイパシフィック航空系列)にて途中バングラデッシュ・ダッカ経由(往路のみ)でネパールの首都カトマンズへ。所要時間:7時間10分(復路は香港まで直行で所要時間:4時間)。日本との時差−3時間15分でカトマンズ着22時15分。ツアー人員20名、現地ガイドのバマムさんの出迎えを受け、添乗員の紅露さんと共にネパールの旅が始まりました。 早速メインイベント「ヒマラヤ遊覧飛行」の写真からご覧ください。 |
◆ヒマラヤが見えるチャンスはなかなか難しい。遊覧飛行はカトマンズ発着、国内便は有視界飛行でカトマンズを飛び立つときの天気にも左右される。旅のソムリエは遊覧飛行チャンスが2日目と6日目の2回設定。一回目は空港まで出かけしばらく様子を見ていたがヒマラヤに雲が発生し2つの峰しか見えないからと中止。再チャレンジした2回目のスケジュールで空港、山とも双方OK!! のゴーサイン。 AGNI AIR30人乗りの小型飛行機に私達ツアーの貸し切りでカトマンズ空港を飛び立つ。飛び立って間もなく、驚くほどの速さで太陽に照らされ真っ白い雪に輝く6000m、7000m、8000m級の名だたるヒマラヤの峰々が目に飛び込んでくる。飛行機の窓から目の高さで真横に見えるヒマラヤ!!キャビンアテンダントの女性の説明とパンフレットを見比べながら全員歓声と共にカメラを構え忙しい。延々と続くヒマラヤ連峰の中に8848m世界最高峰のエベレストが近づいてくる。感激のクライマックス!!一人ずつコックピットに入り、機長の案内でエベレストの山を自分の目で見て写真におさめる。 およそ1時間のヒマラヤ遊覧飛行マウンテンフライト、青い空をバックに世界最高峰のエベレストをはじめ真っ白に輝く多くの名峰を間近に眺め感動と感激のあっという間の夢のような時間。口々に「見えてよかったねー!!〜〜」 興奮冷めやらぬまま、立派なフライト証明書を手に地上に降り立ちました。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
トゥーラコットハイキング
◆カトマンズから西へ約200q、飛行機で30分アンナプルナ連峰とフェワ湖に抱かれた「ポカラ」はネパール第2の町で、ヒマラヤに端を発する渓谷が開いた緑豊かな盆地にある。標高約1300mのカトマンズに比べ、標高は800mほどでカトマンズよりずっと暖かい。ここから8000m級のヒマラヤをすぐ近くに仰ぎ見ることが出来る。 今日はヒマラヤ・アンナプルナ連峰を見るトゥーラコットハイキング。 早朝7時、バスでホテルを出発し約50分で幹線道路をはずれ山の方へ登っていく。眼下のポカラの町は盆地特有の朝もやが立ち込めて全く見えない。左右に揺れながら、クネクネと曲がる細い山道を村の人々の生活を垣間見ながら進む。米、麦やトウモロコシ、ソバ、ジャガイモなど農業が中心とか、段々畑が続き道端にはブーゲンビリアや菜の花が咲き、バナナの木もある。 バスを降りトゥーラコットハイキングに出発。 アンナプルナ・ビューポイントの広場(標高2500m地点)までかなり急な山道を登る。歩いて登る途中からもやも晴れ、抜けるような青空で明るい陽ざし、きれいなヒマラヤ・アンナプルナ連峰の峰々が左手・前方に見える。アンナプルナサウス(7219m)、アンナプルナT(8091m)、マチャプチャレ(6993m)、アンナプルナV(7555m)、アンナプルナW(7525m)、アンナプルナU(7937m)、ラムジュン・ヒマール(6986m)、遠くに日本人が最初に登頂したマナスル(8239m)まで眺める。マチャプチャレは神様の山と言われ登山禁止のため今も全人未踏の山となっている。標高は低いのに一つだけ手前にあり、マッターホルンのようにとがって綺麗な姿でひときわ高く見え、ポカラの象徴とも言われている。頂上がふたまたに分かれ魚の尾のようにも見える。 ゆったりとした時間にアンナプルナ連峰のきれいで美しい輝きに感謝!!感謝!! 9時過ぎ、またバスの所まで下山するとポカラ盆地の朝もやが上昇し、もう周りが見えにくくなっていた。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
☆ポカラの象徴「フェワ湖」のレイクサイドにはお土産やさんやホテル、レストランが集まり観光客で賑わっている。トゥーラコットハイキングで素晴らしいヒマラヤ・アンナプルナ連峰の眺望を楽しんだあと、午後はポカラの町の西側に広がるフェワ湖遊覧を楽しむ。フェワ湖にボートを浮かべれば、ゆっくりとした手漕ぎボートの進む音が聞こえるのみ、湖上を渡る風も心地よくのんびりと静かで大きな話し声は似合わない。何気なく遠くの山を仰ぎ見ると、早朝に見たアンナプルナ連峰のマチャプチャレ(6993m)の山が美しく天高くそびえている。あまりにも静かな湖上から望むマチャプチャレ、人々が神とあがめる全人未踏の山を湖と共に一度に堪能できました。 (写真の上にカーソルを乗せていただくと小さな説明文がご覧いただけます) |
![]() 綺麗なフェワ湖遊覧 |
![]() 中央に見えるマチャプチャレ |
◆標高約1300mの盆地にあるカトマンズは約100万人が暮らすネパールの首都でこの国の政治・経済の中心地である。交通量の多いメイン道路に信号はほとんどなく、停電が日常茶飯事のためお巡りさんが手信号で交通整理。その中をオートバイ、人々、乗合バス、車などが行き交っているが半端でない多さに驚く。人々は慣れているのか接触事故など見ない。これには日本人のボランティアの地道な努力と貢献があり、首都カトマンズの都市交通管理や交通ルールを指導し市民の交通マナーも改善されてきているそうだ。また、鉄道がないネパールでは交通インフラ整備が日本の協力で建設中。カトマンズからヒマラヤのビューポイント・ナガルコットに行く時にその建設中の道路を通る。まだ全線開通までは時間がかかりそうだが、道幅は広く中央分離帯があり信号も設けられている。インドと中国のチベットとの商売のルートであり、ネパール国民の生命線として期待されている。日本とネパールが共同で道路を作り、両国の距離が近くなっていると聞きうれしくなる。 ☆マッラ王朝の統治時代の15世紀、カトマンズ、パタン、バクタブルの町にそれぞれ王子を配置し17世紀まで3王国時代となっていた。この頃各都市は競ってきらびやかな宮殿や寺院や建築物、数々の記念碑を建立している。1979年世界文化遺産として登録されネワール様式・文化が花開いた3王国時代の3つの古都を訪れる。 |
◆カトマンズの中心地ダルバール広場は旧王宮やたくさんの寺院に囲まれている。ダルバール広場を抜けると昔ながらのたたずまいに人々の生活にも触れることが出来る。アサン・チョーク(広場)からインドラ・チョークにかけて庶民のバザールでものすごい活気のあるいくつかの通りを歩く。細い通りの両側に古い木造の家々、一階は小さな店の行列。布地、日用品、靴、ソックス、雑貨屋・・・広場にはたくさんの種類の野菜、果物、豆、お米・・・など店を広げ人々が買い物をしてとても賑やかだ。細い通りの中をバイクも行き交い、夕暮れ時でも灯かりは暗いのに人々の歩く速度は速い。私も右や左のお店を見、バイクにも注意しながら喧噪の中カトマンズの空気に触れ楽しく歩く。 |
![]() 盆地を一望 スワヤンブナート |
![]() カスタマンダブ寺院 |
![]() マジュ デカ寺院 |
![]() シバ・パールパティ寺院 |
![]() クマリの館 |
![]() ティルロキャモホンナラヤン寺院 |
![]() ジャガナード寺院 |
![]() 旧王宮の門とハヌマン像 |
![]() カルバイラブ |
![]() インドラ・チョーク |
![]() アサン・チョーク |
![]() 広場で野菜いっぱいの店開き |
◆3王国時代には王宮前の広場として寺院が建ち並ぶダルバール広場。カトマンズ、パタン、バクタブルそれぞれに同じ名前のダルバール広場がある。 ダルバールと言うのはネパール語で「宮廷」を意味する言葉。 カトマンズから東へ約12q、ヒンズー教が多くカトマンズ盆地で3番目に大きな町「バクタブル」。旧王宮や寺院が並ぶダルバール広場、タチュパル広場のブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの3神が一体となって祀られているダッタトラヤ寺院、ネワール彫刻の傑作孔雀の窓が見事なかっての僧院、トウマディー広場からタチュパル広場の間にある市場やヨーグルトやさんをのぞきながらネワール民族の古都バクタブル観光です。 |
![]() 旧王宮のゴールデン・ゲート |
![]() 55窓の宮殿は見事な木彫り窓 |
![]() 台座に乗った王様の像 |
![]() ラメシュワール寺院 |
![]() 高さ30mのニャタポラ寺院 |
![]() シッディラクシ寺院 |
![]() ネワール彫刻の傑作、孔雀窓 |
![]() ダッタトラヤ寺院とガルーダ像 |
![]() 種類豊富な八百屋さん |
◆カトマンズの南に位置するパタンは美術の町、仏教徒の町。パタンの中心は王宮広場。このダルバール広場の入り口にある展望台に上って周りを見渡すと王宮をはじめとする見事な建築物や寺院が見られる。パタンは工芸の町としても知られ仏像などの絵を描いている工房の見学もする。 |
![]() ダルバール広場にある建物群 |
![]() 石造りのクリシュナ寺院 |
![]() ビシュワナート寺院 |
![]() パタン博物館 |
![]() ゴールデン・テンプルは金色に輝く |
![]() ゴールデン.テンプルの中庭 |
★ブロンズの皿に盛られたネパールのメイン料理ダルバート・タルカリ。 ダルは黒豆・レンズ豆などの豆スープ、バートは白いご飯、タルカリはカリフラワー、ジャガイモなど色々な野菜を使ったおかず。フルーツ、青菜の炒めもの、野菜のミックスカレー、マトンカレー、チキンカレーなど数種類のカレー、パパト(パリパリせんべい)、魚のフライなどが次々供される。カレー味は私達に食べやすい辛さに作られ、ナンと共に美味しい。ネパール料理を主にチベット料理、インド料理、コンチネンタル料理、中華料理など色々味わったが、日本の長野県戸隠村で修業したネパール人による本格的な手打ちそばも楽しめた。そばはネパール農産物の一つで標高2300mで作られ、腰があってとても美味しいので驚く。日本には中国料理人の次に多くのネパール料理人がいると聞く。 ますます身近な国と感じるネパールである。 |
![]() ダルバート・タルカリ |
![]() チキングリル |
![]() 美味しいネパールティー |
![]() コンチネンタル料理 |
![]() ナン、美味しくておかわり!! |
![]() 音楽を聞きながらインド料理 |
![]() チベット料理・前菜とスープ |
![]() チベット料理ギャコク |
![]() ご飯、焼きそばにギャコクをかけて |
(update:2011/02/14)
旅の撮影:CASIO EXILIM-Z300 10.1MEGA PIXELS