★旅の思い出を写真でご案内します★

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2010年2月24日(水)〜3月1日(月)6日間

気温は20度、雨が少なく菜の花や椿、ブーゲンビリアなどが美しい旅のベストシーズンと言われるこの季節の中国・雲南省に行ってきました。
中国南西部に位置し、南にベトナム・ラオス、西にミャンマーと一部チベット自治区に接し、平均海抜は2000m前後あり大自然に恵まれています。中国には、56の少数民族がいるそうですが、雲南省にはその内の26もの少数民族が暮らしています。それぞれの民族が独自の言葉や文化を持ち伝統を守っています。
関西国際空港発16:40中国東方航空で2時間半、中国上海へ。手荷物を持って一度降り、中国入国審査後再び同じ便、同じ座席で昆明まで3時間半の搭乗。22:20雲南省の玄関口、省都・昆明に到着です。ヨーロッパ旅行と比べ、時間的に随分ラクな搭乗時間ですが、関西国際空港から昆明直行便が通って欲しいものです。
昆明は海抜1900m、中国初めての内陸部の旅はいきなり高地からのスタートです。
夜遅くの到着でしたが五つ星の新しい綺麗なホテルに旅の疲れも軽減され一日目が過ぎました。

一夜が明け、再び昆明の空港に行くと、昨夜は小さな空港と思っていた昆明の空港は大きく綺麗な空港で早朝なのに大変な混雑ぶり。日本より広く、面積の96%が山地という雲南省は飛行機での移動が一番のようです。16人のツアーに日本から同行の添乗員の清水君、旅行中のガイドの葛(かつ)さんと一緒にさっそく私たちも昆明の西にある大理へと飛行機で移動。
旅の2日目はペー族(白族)が一番多く住む「大理」から観光がはじまりました。

雲南省の人口:4371万人
通貨:1万円が700元(1元=約15円)
日本との時差:−1時間  




昆明から大理市へ飛行機で40分。大理ペー族自治州の中心地大理市は人口72万人、海抜1976m、1年を通して気候がよく今日はカラッとした晴天で20℃。町のどこからでも見える山々、中でも4000m級の峰が連なる蒼山(そうざん)は万年雪を頂く美しい山々で、青い空をバックにゆったりと気品よくそびえとても美しい眺めです。
大理には「風花雪月四景」という有名な言葉があるそうです。
「風」風が強く「花」気候がいいので一年中花が綺麗で「雪」蒼山など万年雪を頂く美しい山々があり「月」じ海という澄んだ水をたたえる大きい湖に映る美しい月…
大理の町の1日観光は崇聖寺三塔、大理石工場、白族(ペー族)の喜州村、大理古城などを回ります。

☆崇聖寺三塔(すうせいじさんとう)は大理を代表する唐代の典型的な建物です。真ん中の千尋塔という主塔は方形で9世紀に建立され、高さ69m16層のレンガ製の仏塔。主塔の南北に建つ小塔は12世紀に建てられ10層の八角形をした塔で42.1mあり、左の塔は6度、右の塔は8度イタリア・ピサの斜塔のように傾いています。公園にある大きな池の水面に映る三塔は逆光の時間帯で上手に写せなかったのですが、美しくカメラの絶景ポイントになっています。
崇聖寺は唐の時代に建てられた仏教寺院でしたが、戦禍や地震などに遭い2006年に大雄寶殿が再建されています。バックにそびえる海抜4000m以上の蒼山の白い頂と大理のシンボル崇聖寺三塔、澄んだ空気、行き交う民族衣装の人達、雄大で広々とした風景と共に「え〜!ここはチベットかしら…?」とも錯覚するようなひと時でした。
蒼山を背に天にそびえる崇聖寺三塔
美しい景色です
三塔投影公園の池に映る三塔
逆光の時間帯でしたが美しい

  
2006年に再建されたばかりの大雄寶殿
大勢の人がお参りしています
崇聖寺三塔文化旅遊区の建物
由緒ある建物の数々

大理は大理石の産地で有名です。工場見学すると花瓶やテーブル、置物などたくさんの商品に加工され販売しています。車窓から見える道すがらの風景でも切り出した大きな大理石を加工している人達が見られます。
昆明の東240kmにある菜の花の里で有名な「羅平」では今年は例年より早く菜の花の見頃が終わったそうですが、ここ大理では今が一番の見ごろで満開です。どこまでも広がる菜の花畑、それは周りの風景や空の色とマッチして見事な眺めとなっています。この季節、空豆もたくさん栽培され、小麦の緑もみられます。
  
崇聖寺に続く道路のまわりは菜の花畑
車が少なくて広い
綺麗な菜の花畑
澄んだ空気と綺麗な黄色の菜の花畑
  
ペー族の衣装を着た葛さん
ペー族の民族衣装を着た葛さん
中国の西部と南部には多くの少数民族が暮らしています。冒頭にも記しましたが、雲南省には中国56の少数民族のうち26もの民族が暮らし、独自の文化や伝統を持っています。多くの少数民族のうちこの旅ではペー族、ナシ族、イー族の人たちと出会うことができました。
ペー族185万人のうち70%が大理ペー族自治州に住んでいます。旅行中の案内人の葛(かつ)さんは大理在住でペー(白)族の出身です。旅の2日目の大理観光の昼食が終わると、葛さんは民族衣装に着替えてのガイドとなりました。
一同びっくりビックリ!!ガラッと変わってかわいくて綺麗な民族衣装です。男女とも白色の服装が基調となっていますが、年齢により飾り物なども変わっています。葛さんは20代ですからかぶり物も大きく華やかで、白いリリアンの房が長くなっています。ちなみに年齢と共に短くなるそうです。
長い房は「風」・帽子の椿やつつじの刺繍は「花」・一番上が「雪」・全体の形が「月」と言われ、ペー族の衣装にも大理「風花雪月」の情景が表れているのですね。

☆喜州(きしゅう)は、明清時代の古い町並みが今も残るペー族の村です。中でも私たちが訪れた厳家大院は今も保存状態が非常にいいペー族民居の一つ。中央に中庭のある2階建てで、周囲四方に住居があり梁や柱が美しくペー族伝統建築様式のしっかりとした格式ある建物です。ここでは民族衣装を着たペー族の舞踊やショーを見たり、伝統的作法にのっとった三道茶を飲みペー族文化に触れました。三道茶は最初に苦いお茶・緑茶、二番目にチーズ・くるみ・アーモンドなどが入った甘いお茶、三番目にサンショウ、ショウガ、シナモン、砂糖、湯の甘い飲み物、と三回飲みます。おちょこのような小さい容器でしたが大勢の観光客に慣れた手際のいい振る舞いに驚きです。
このあと喜州の村を散策、古い家や商店の通りを一周しました。
ペー族のショーや踊りを見て三道茶をいただく
大勢の観光客でいっぱい
2階から見た厳家大院
格式ある建物の一つ

☆大理古城(だいりこじょう)は779年に建造された町で、かって雲南地方の中心地。現在見られる大理古城の姿は1382年に再建されたもの。北門と南門を結ぶ復興路を中心に正方形をした全長約6kmの城壁に囲まれ、東西南北の城壁にはそれぞれ大きな城門が造られています。南門では大勢の観光客が出入りしてにぎわっています。南門から北門までメインストリートを一時間余り自由散策を楽しみました。たくさんの銀製品や民芸品のお店が軒を連ね、食堂や大理は梅の産地なのでいろいろに加工された梅なども売っています。水路を見ると綺麗な蒼山からの雪解け水が勢いよく流れています。大きな椿の花がたくさん植えられ今が見頃でとても綺麗です。
古城と言ってもお城があるわけではなく、古い町並み、旧市街のことを言います。
   
2層の楼閣が美しい南門
観光客で賑わう南門の前
大きな花の椿と北の城門「五華楼」
1998年に再建されました

店先で織物をする女性
ストールやバッグ、小物などに縫製
たくさんの銀製品のお店、二階は住居です


日中は20℃、カラッとして気持いいが日差しはきついのでサングラスがあってもいいくらい。夕刻になると気温が下がり温度差を感じます。今日は早く16時30分にホテルにチェック・イン。夕食はホテル内で土鍋で魚、ハム、椎茸、干し竹の子などを煮込んだ大理名物料理をいただき早い目に就寝。夜半には外で風の音が聞こえ、「風花雪月」のこれが大理の風かと勝手に納得。
カラッとして美味しいです
大理名物チーズのフライ
ニンジン・きゅうり・鶏肉
人参・きゅうり・鶏肉
大理名物
大理名物砂鍋魚料理

 

      
旅の3日目はバスで大理から200km、雲南省北西部にある麗江(れいこう)へ向かう。途中休憩をしながら約4時間、麗江まで高速道路がないので一般道を行く。1車線を対向車を見ながら追い越し追い抜きハラハラどきどき、インドやベトナムを思い出す。赤い土、麦畑が多く、所々にお店があったりガソリンスタンドがあったりすると人影が見える。家や工場の白壁が強く明るい陽ざしに照らされまばゆいくらいだ。ユーカリや松の木が見え川が流れている…モロッコのカスバのような風景が眼下に広がる。
麗江に入るとミモザの花が街路に咲き、雪を頂いた玉龍雪山が美しく輝き大きく見えてきた。麗江の市街地から北へ20kmの所にそびえる玉龍雪山は最高峰は標高5596mあり13の峰が連なっている。麗江は標高2400m、人口110万人、玉龍雪山の麓に広がる少数民族のナシ族が多く暮らす町。現地ガイドのナシ族出身「張(ちょう)」さんと合流して麗江の観光が始まりました。
   
☆玉泉公園(ぎょくせんこうえん)は麗江のシンボル・玉龍雪山の絶景を映す玉泉という池を中心に広がる公園。青い空、玉泉公園を包むようにそびえ雪を頂く玉龍雪山、雪解け水が湧き出し透明で澄んだ飲むこともできる綺麗な池の水、五鳳楼や彫刻が美しい3層の楼閣得月楼などの建造物、しだれ柳や木々の緑、大理石製のアーチ型の橋。この風景はとても美しい眺めで、写真も綺麗に撮れました。
一幅の絵を見ているような美しさ
玉龍雪山をバックに3層の楼閣得月楼と綺麗な池

☆ナシ族とトンパ文字 麗江にはリス族、雲南省で一番多く住むイー族など十数の少数民族が住んでいますが、最も多いのはナシ族です。藍染めの紺色基調の装いが女性の民族衣装の特徴です。
ナシ族は独特の象形文字のトンパ(東巴)文字を持っており、世界で唯一現在も使われている象形文字です。玉泉公園内にはトンパ文字やナシ族の文化などを紹介している麗江市文化博物館があります。トンパ文字は年々継承者が少なくなりトンパ文字を読み書き出来る人は10人もいないそうですが、丁度老トンパ先生がトンパ文字を書いておられ目の前で見せていただきました。紙は沈丁花の木の皮を原料とし、虫がつかず色変わらず長く保存出来るそうです。
揮号する有名なトンパ先生
重鎮の先生
ナシ族独特の象形文字・トンパ文字
表装して家宝に

麗江にはナシ族が多い
散歩をしていたナシ族の老婦人


☆世界文化遺産 麗江古城(れいこうこじょう)は、清らかに綺麗な水が流れている多くの水路、水路に架けられた石橋、馬のひずめで丸くなり光るようにつるつるに磨かれた石畳、道路の両側にびっしりと続く商店、ナシ族の古い家、トンパ文字の壁…古い町並みに多くの観光客でにぎわう旧市街です。この麗江古城の中心地は四角形をした石畳の広場「四方街」。ここから四方八方に路地が伸び、大勢の人が行き交って混雑しています。たくさんのお店を横目で見ながら階段を上り坂の上の獅子山公園まで行くと眼下に麗江古城の旧市街が広がり、昔ながらの美しい瓦屋根がびっしりと立て込んでいます。公園内のもう一段上にある万古楼まで上ると、玉龍雪山の頂きが大きく見え世界遺産の麗江古城と一体となった素晴らしい景色が広がっています。帰りには印鑑のお店で楽しみにしていた日本画用の落款を造ってもらったのですが、象形文字のトンパ文字は難しくて読んでいただけないので比較的一般的な文字にしました。麗江古城は楽しくていい商品のお店がたくさんあり、時間があればゆっくり見たい所です。
1997年に世界遺産に登録
古城のシンボルの水車と江澤民氏揮号の建物

古城の商店街、一階がお店二階が住居

角が丸くなりピカピカに光った綺麗な石畳
五花石という石で舗装

  
古城の中心地、四方街から路地が伸びている
四方八方に伸びる路地
四方街にいる観光用の馬
一番賑わう広場

綺麗な水路で洗濯する女性
水路が4段階に分かれている
新華街で大勢の民族衣装を着た人が
これから歌を歌うようだ

獅子山公園から見た世界遺産麗江古城
手前は木府、明代の領主の木氏が建てた宮殿式建築
麗江古城と綺麗な玉龍雪山
きれいな山

  
夜は雲南民族ショーを見に
勢ぞろいした少数民族
麗江古城の夜景を見ながら散策
夜はきれいに電飾


北京ダック
ちょっと甘いです
甘い目の酢豚
鳥の出汁に、ごまだれで食べます
ナシ族名物鍋料理の材料

 


☆世界自然遺産 三江併流(さんこうへいりゅう) 雲南省西北部にはアジアを代表する3つの大河が南北170kmにわたって併行して流れる地域がありそれが三江併流。それぞれチベット高原のタングラ山脈に始まり、幾多の山や谷を越え、一本はミャンマーのサルウィン川上流、一本はベトナム・メコン川上流、残る一本は上海の少し北で東シナ海に注ぐ長江の上流として、一度も交わることなく流れてゆきます。
旅の4日目。麗江から私達が訪れたのは三江の中の長江上流の金沙江。石鼓鎮(せきこちん)の長江第一湾を通り、世界遺産雲南三江併流の保護地域群から中でも一番の金沙江大峡谷の観光スポット「虎跳峡」へ行きました。

石鼓鎮(せきこちん) は麗江の西50kmにある村。チベットとの交易の中継点として栄えた所で茶馬古道の通り道でもありました。麗江の町から1時間余り、2600mの峠を越えを1800mの石鼓までくると日当たりのいい村や段々畑、綺麗なゆったりと流れる金沙江が見えてきました。ここ石鼓鎮(鎮は村の意味)はチベット高原の横断山脈を下ってきた金沙江(長江上流)が、北西から流れてきた流れを北東向きにV字型に大きくカーブし、長江の支流であるので「長江第一湾」と呼ばれ、ゆったりとした川の流れがとても美しい所なのです。空は雲ひとつなく川の水はトルコブルーでした。続いて石鼓鎮の小高い展望台へ上ると紅衛兵の像があり、眼下には土壁、瓦屋根の民家があり、満開の菜の花畑がひろがっています。
石鼓鎮でみた金沙江の長江第一湾
ゆったりとした眺め
展望台からの石鼓鎮の風景
前方には茶馬古道

虎跳峡(こちょうきょう) 長江の上流で、麗江の「玉龍雪山」5596mと香格里拉(シャングリラ)の「哈巴(はっぱ)雪山」5396mの間を流れる金沙江沿いに延びる全長20km、落差は213mあり、両岸は切り立った岸壁です。大虎跳峡の岸壁を削って造った道を2.5km約40分、河の流れや雄大な景色を見ながら歩いて展望台まで向かう。歩く自信のない人のために人力車もたくさん待機している。石畳の綺麗な歩道が造ってあるが何カ所か落石の場所もあり、削った岩のそばの方を歩くよう促がされる。落石の場所は通行止めで大きなトンネルが3カ所できている。到着した展望台は歩道からずっと下の方にあり激しい水の流れが目の前、しぶき、轟音で迫力抜群である。対岸はシャングリラの哈巴雪山、時折ダイナマイトの発破の音が聞こえてくる。観光用の歩きやすい道を造成中のようだ。この金沙紅の虎跳峡、狭い峡谷を激流となって流れる部分があれば川幅も広くゆったりと流れる部分もある。川幅が最も狭いところは30mで、虎がこの峡谷を飛び越えたという伝説が虎跳峡の名前の由来になっている。
大虎跳峡の看板
金沙江の虎跳峡
    
写真中央に飛び越えようとしている虎がいます
今にも飛びそうな虎がいる
頭上は怖いような大きな岩がせまっている
今にも落ちてきそうな岩

向こうの雪を頂く山がシャングリラ
雄大な自然に脱帽
展望台は河のそばで迫力満点
展望台は河のそば


ピーマン、玉ねぎ…
野菜炒め
サフランで黄色く
フレンチトースト風パン
野菜いろいろ入った卵焼き
キッシュ風卵焼き

麗江では世界遺産・麗江古城内に位置するホテルに2連泊しました。麗江古城の丘の上から見た旧市街の町並みでは、ナシ族が暮らす木造2階建てのびっしりとひしめいている瓦屋根が印象的でしたが、宿泊したその中のホテル2階の部屋からまじかに見ることが出来ました。瓦屋根のひさしに赤い提灯が下がり、古代から続いた古都の町並みに数百年前にタイムスリップしたような感覚を味わいました。

 

旅の5日目、麗江空港から50分搭乗して雲南省の省都「昆明」に戻ってきました。宿泊するホテルも初日と同じホテルでなつかしくもあり、観光最後の一日となった寂しさもあります。
雲南省はニワトリが右をむいているような形で、昆明は丁度心臓の所にあたります。気温は23℃。昆明の南東に90kmの所にある世界自然遺産の石林へは高速道路が完成し、1時間半で行けるようになりました。途中、畑やマンションなどが見え、道路が綺麗なので揺れはありません。

☆世界自然遺産 石林(せきりん)はもともとは海であったところで、2億8千万年前に地殻変動が始まり、風雨による浸食や地震により岩山が削られ、鋭い石山が数多く出現しました。古生代後期にできたカルスト地形の奇観は石が林のように林立しており、「石林」と名づけられました。
日曜日でもあり大勢の観光客で賑わっています。混雑を避けるため、早い目に昼食を済ませてから観光を始めました。広大な面積のうち景観がもっとも美しいといわれ、観光客向けに整備されたエリアの大石林景区を見て回ります。狭い階段を上る展望台への道、石の林立する隙間を縫って造られている遊歩道、やっと一人通れる幅しかない狭い所などを通り、ゆっくり見学することができました。
展望台・望峰亭で見た地面から生えてきたように立ち並ぶ石柱群は壮観で自然の偉大さに目を見張ります。石柱に見えるよこ筋はそこまで海面だったから…と。象の形をした岩もあります。日差しはきついのに風は心地よく、石の屏風にブーゲンビリアやカイドウ・ヒラドツツジが満開で芝生の緑と共に美しい景観。大石林景区には綺麗な公園や催し物をするステージの広場もあり少数民族の人達がショーをしています。石林に住む少数民族・サニ族はイー族の支系で華やかな刺繍がとても美しく、民族衣装を着た若い女性が遊覧カートを運転して観光客を案内しています。
    
メイン広場の石には石林の2文字が彫られている
メイン広場で写真撮影
望峰亭からみた石柱群は圧巻
よこ筋は海面の高さ

見上げる高さ

石の林を実感します

石柱と満開のブーゲンビリア
暑いくらいの陽ざし
倒れている石も
動物の顔に見える岩もあります

かわいい少数民族の少女
赤い衣装がかわいい
イー族の祭りの時の踊り
綺麗な刺繍と明るい顔

米線は米で作った麺
雲南省名物過橋米線
肉団子をトマト味で
熱いスープ
豆腐の入った茶わん蒸し風
玉子蒸し料理

雲南省には多くの少数民族の人達が暮らし、それぞれ同じ鍋料理でも材料や食べ方などがちがっています。共通していることはどこの料理でも材料に豊富な野菜が使ってあること、この旅では食事に野菜不足は全く心配ありません。そして品数が多いこと、食べきれないほど次々出てきます。雲南省全体で食べられている最も有名な料理は「過橋米線」。雌鶏からだしを取り味付けをした熱いスープに肉、魚、野菜、米線(米で作った細い麺)を入れ食べます。麗江や昆明のホテルの朝食ではコックさんが注文に合わせて一つ一つアツアツを作っています。ベトナムのフォーにちょっと似た私の大好きな美味しさです。

(update:2010/03/27)
旅の撮影:CASIO EXILIM-Z300 10.1MEGA PIXELS


 
●旅行後記中国初めての内陸部の旅行。とにかく広い中国、雲南省だけでも日本より大きく飛行機での移動が2回ありました。以前は何時間もかかってバスで移動し大変だったと知人から聞いたことがありましたが、飛行機は時間が随分短縮され、疲れ方も違います。帰国便を含め飛行機搭乗のため3回の早朝の出発、日程表では3回とも朝食はお弁当の予定が、ホテル・レストランで出来たばかりの温かい美味しい朝食を済ませて出発出来ました。添乗員、ガイド、ホテルと三者の嬉しい配慮に旅の友全員が感謝しました。各地の観光も見ごたえあり、漢族よりも多くの少数民族の人達が民族衣装を着て元気に働き、やさしい人柄やその姿が印象的でした。雲南省のいい気候、空の青さに高い峰々、畑の黄色と緑、雄大で広々とした自然の景色、ツアーの人全員と仲良く過ごせた日々、日本から同行の添乗員、ガイド葛さんのやさしさ、宿泊したホテル、食事、楽な飛行時間など、いい条件が重なり魅了された素晴らしい旅でした。ツアーの人達は10回、20回と何度も中国を訪れ、雲南省だけでも4回目と言われる人もおられます。私達はまだ6回目、近くて広い中国、皆さんのお話をお聞きして一年に1回は中国旅行を計画したいと思う旅でした。(write:2010.03.26)
 

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