目  次

   1  戦火は燃え拡がる

   2  見えざる糸に手繰られて

   3  一路満洲へ

   4  満洲第七二五〇部隊に配属

   5  軍通信教育

   6  内務班の生活

   7  安保中隊間島に移駐する

   8  電信第五五連隊、「通称岩第二六七二一部隊」に配属

   9  間島陸軍病院へ入院

  10 ソ連軍の参戦を知る

  11 終戦を知る

  12 停戦、無条件降伏を知る

  13 ソ連軍側の管理下に入る

  14 仮収容所に収容される

  15 収容はシベリア行きの集結だった

  16 クラスキーナの丘陵に移される

  17 四三日間野宿に耐える

  18 ホルモリン二三〇収容所に入る

  19 軍組織の解体

  20 第二三〇ラーゲリとその日々

  21 帰還の望み断たれた望郷の日々

  22 腹の傷がほぼ癒える

  23 作業大隊へ転属になる

  24 伐採材の藪だしに酷使される

  25 俄か大工に早変わり

  26 作業大隊での起居と雰囲気

  27 煉瓦造り職人に変わる

  28 森永軍医は医者なのか

  29 働かざる者は喰うべからず

  30 厳冬の伐採作業

  31 私が目にした民主運動の功罪

  32 体力検査で三等位となる

  33 僅かにふれたソ連人の生活

  34 三度目の収容所へ移される

  35 薄氷を踏む思いの四〇日間

  36 「トウキョウ・ダモイ」が公然となる

  37 送還貨車は南下する

  38 肝を冷やしたナホトカ出港

  39 興安丸の夜

  40 喜びと不安が半ばする舞鶴港

  41 復員列車から見た戦後

  42 帰郷

    あとがき