公開!遺言コーナー〜第32部〜(4/27('02) 〜 8/13('02) ) |
(個人的には、昨今のような変革期というのは " 普通 " が一番と思ってます。なぜなら「人間」を生物学的見地からみた場合 " 普通 " が、最も順応性があるといえるから。「普通である」というのは、「自ら不完全であることにある程度開き直っている状態」といえますが、変革期という時代の不完全性に対応できる素地が自らの中に残っているということです。これは歴史を通して変革期にどういう人々が主役であったかをみても明らかなことです。(だから、例えばオブチさんなども時流にあっていたということになるわけです。)逆に、自分を特別視していたり、良くも悪くも普通ではないと思っている人々が一番適応能力がないということになる。事実そうですが。
時代の主役は「特別な人間」などではなく、「普通の人々」という意識改革が、重要な課題だと思ってますが、官民ともになんか勘違いしている人が多いような。個が解放されて、なんの信念もないまま無節操に好きかってにしている人々を見ているとそう思わざるを得ない。主役であるなら何がしかの信念や哲学をもつべきじゃないの?とは思う。他方では、大衆蔑視のような風潮がある。
このような状況から、この国はずいぶん永い間「普通」を卑下してきたのだろうなと思う。(普通を志向してなにが悪いと私は常々思ってきたが。) 儒教はそう教えてはいなかったからか?そのような太古の教えを当時とは文化背景の異なる時代に適用すること自体かなり無理があると思える。儒学は以前は教科書であったかもしれないが、今日においては参考書にすぎないという現代をとりまく環境に順応していかなければ、種と自己の保存はありえないだろうね。 間違ってる?)
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