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かっこ内はおおよその歌唱時間です。
見間違い、聞き違い、勘違いによる誤記や誤植もあると思いますが、発見し次第修正しますので暖かく見守っていただけるとありがたいです。
また、今回はラッキーにもNHKホールで観覧することができましたので、よろしければ観覧記の方もどうぞ。
今回、総合司会の内村光良とあと1人、男性なのに名前が紅組歌手と同じ赤色になっています。 これは2人が過去に紅組歌手としてのみ出場経験があるからです。 自分でも違和感あるのですが、過去からずっとやってきたことなので、ご容赦ください。
また、一部の出場歌手について「普通のテレビバージョン」との時間の差を書いていますが、「普通のテレビバージョン」として比較しているのは、たまたま録画していた「MUSIC STATION SPECIAL 2017」と「2017 FNS FNS歌謡祭」です。 どちらも年末特番なので、本当の意味での「普通のテレビバージョン」と違うこともあるでしょうが、ご了承ください。
オープニング
いきなり渋谷駅周辺を走る車の上にいる司会者3人。「LIVE」という文字はないから、渋滞するかもしれない可能性を考慮して、当日の暗くなってから本番少し前に収録したのかな。
歌合戦史上初という「グランドオープニング」へ。
今回のオープニングテーマは朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の音楽を手掛けた宮川彬良。
振付師MIKIKOの演出で渋谷の街を舞台に(スクランブル交差点からNHKホールというイメージ?)出場歌手や司会者、応援ゲストが視聴者をNHKホールへ案内するという趣向。
NHKホール正面で踊ってポーズを決めるところまでが事前収録の映像で、そこからNHKホールの生映像に切り替わります。
ここで既に顔がはれたような櫻井翔がはっきりと映っているので、「グランドオープニング」でのいつもの顔との差に驚いたかもしれません。
顔の右側が大きくなっていたような。
Come On A My House/Hey! Say! JUMP(初) [2:23]
デビュー10周年での初出場。
歌ったのは平成25年の曲。
カレーのCMソングだったということで、サビの歌詞に出てくる「彼」を知らない人が聞くと「カレー」に聞こえるようになってるんですね。
今更知るおっさんがここに一人。
パフォーマンス時間の方は…。
うーん、後の歌手が心配になってくる微妙な長さ。
年明けのチャートでこの曲を含むベストアルバムがTOP 50返り咲き。
好きだ。~夢を歌おうver.~/Little Glee Monster(初) [2:12]
こちらも初出場。
同じ柄を使いながらも、5人それぞれ異なるデザインの衣装。
単に平成27年に発売された「好きだ。」を歌うだけなら「~夢を歌おうver.~」は付かないわけで、さてどんな展開がと思ったところ、この年のTBSドラマ「陸王」で使われた「Jupiter」をアカペラでワンフレーズ披露してから「好きだ。」という流れ。
ってことで、彼女達はこの年発表した曲あり。
ちなみに彼女達、出場歌手発表の日の朝に曲を作ってもらったことがあるスガシカオに挨拶するという理由でNHKに呼び出され、NHKスタッフから初出場を告げられるという、サプライズを受けていました。
年明けのデジタルシングルチャートで「Jupiter」がTOP 10内を再浮上。
視聴者投票のお知らせ
前年同様、視聴者投票は一対戦ごと。
会場(ゲスト審査員を含む)は最後に1回だけ投票。
今回はアプリからの投票はないんだね。
愛が信じられないなら~貴公子たちの舞踏会~/山内惠介(3) [2:03]
AKB48貴公子選抜がダンスで参加。
48人もいなかったから、この日のAKB48のメンバーから、本当のAKBだけ参加した感じ?
ここで今回の演奏「大晦日音楽隊2017」のテロップが入りました。
前年は1コーラスが短い歌だったこともあり2コーラス。
今回は歌唱時間は少し長くなったものの1ハーフに逆戻り。
演歌の新曲はもう2コーラス歌えないのかな。
Love☆Queen/E-girls(5) [2:09]
クイーンみたいな衣装という触れ込みだった気がしますが、激しいダンスだから仕方ないけど、ハロウィンのセレブ仕様の衣装のような。
この年メンバー構成に変更があり、メインボーカルだった金髪の子(Ami)がいなくなり、大人数のダンサーもつかなくなりました。
でも、登場順やパフォーマンス時間に大きな変化はなし。
普通のテレビバージョン(2分15秒くらい)より、アウトロがちょっとカットされたか。
ゲスト審査員紹介
総合司会の桑子真帆アナウンサーが紹介。
楽しみにしている歌手やカラオケでよく歌う曲が、審査員の名前の下に表示されていました。
中には楽しみにしている歌手に「桑田佳祐」と挙げていた方も。
三津谷寛治登場
総合司会の内村光良がNHKのバラエティー番組「LIFE!」で演じるキャラクター三津谷寛治(NHKらしさを損なわないよう番組内容を監視するゼネラル・プレミアム・マーベラス・ディレクター)が「紅白スーパーバイザー」として登場。
ヘリコプターからパラシュート無しで飛び降り、「暴力」「差別」「圧力」「忖度(そんたく)」と書かれた黒い敵を倒すという映像。
紅白ウラトークチャンネル、ラジオ中継、楽屋トーク、8K映像の紹介
8K映像の紹介では、サンシャイン池崎が血管切れそうなテンションで「8K」という情報だけ伝えていました。
そうか、こういうキャラなのか。
「空前絶後の」ってこの人のネタ的なセリフなのか。
明日も~紅白2017ver.~/SHISHAMO(初) [2:21]
中高生が歌詞に共感したという理由で選ばれた3人組。
「明日も」はこの年発売されたアルバム収録曲。
シングルカットはされていない曲ながら、NTTドコモのCMに起用され、ダウンロードでヒットしました。
高校生の頃からバンド活動をしていたことにちなみ、公募して選ばれた50人の高校生ホーン隊との共演。
まず宮崎朝子がギターを演奏しながら1番のサビを半分くらい歌い、ホーン隊との共演が映える部分のイントロ、そのあと普通のテレビバージョンの1番(Aメロ前半カットもいつも通り)、そして普通のテレビバージョンでは歌っている最後のサビはカットという感じでしょうか。
NHKのサイトによれば、高校生ホーン隊の交通費、宿泊費など諸経費は一切NHKは払わず、各自の負担だったようです。
プロのホーン隊を頼んだらギャラ相当な額なんだろうから、ギャラほぼゼロに等しい高校生ホーン隊の必要経費くらい負担しようよ。
年明けのチャートでデジタルシングル「明日も」がデジタルシングルチャートのTOP 10に返り咲き、アルバム「SHISHAMO 4」もアルバムチャートを再浮上。
男の流儀~けん玉世界記録への道~/三山ひろし(3) [2:21]
曲前にDJ KOOと共にけん玉の技を披露していた三山ひろし。
前年は間奏でけん玉のオリジナル技「三山スパイク featuring ず~まだんけ」を成功させたけん玉大使。
今回挑むのは「連続して(1人5秒以内に)けん玉をキャッチ(大皿)した人の最も長い列の世界記録更新。
けん玉の上手な123人プラス三山ひろしで124人。
曲が始まりましたが、さっそく14番の方で…。
途中で失敗しても、最後まで大皿にトライし続けるのですね。
一人失敗したので、後の方はプレッシャーなく大皿を成功させることができたそうです。
大皿って一番基本的な技だし、けん玉うまい皆さんを集めているので、そらプレッシャーなければ軽々と成功するわな。
画面右下にかなり大きなワイプで大皿にトライする人たちの映像が映し出されており、歌どころではありませんでした。
三山ひろしは山内惠介とは異なり、初出場から3年連続で1ハーフ。
でも、歌唱時間は山内惠介より少しだけ長く、2分20秒くらいで安定しています。
もう少し長くならないかな。
年明けのチャートでシングル「男の流儀」、アルバム「三山ひろし全曲集 ~男の流儀・四万十川~」がチャート返り咲き。
キラキラ/AI(3)×渡辺直美 [2:22]
デジタルシングルとして発売された、TBSの渡辺直美主演ドラマ「カンナさーん」主題歌。
デジタルシングルは「キラキラ feat. カンナ」とタイトルの方に渡辺直美が演じた役名が入っていました。
前年の歌合戦で意気投合し、共演が実現したんだとか。
今のところ、NHKの公式資料としては渡辺直美には出場回数の表記なし。
正式な出場歌手扱いなのかよくわかりません。
バックには吉田ユニの映像ショー。
なんか映像加工ソフトを初めて触った素人さんがパッと作った映像集のように見えてしまいますが、いざ作ると難しいのでしょうな。
ちょっとだけ普通のテレビバージョンより短い気がして調べたら、イントロがちょっとカットされていました。
よー、そこの若いの/竹原ピストル(初) [2:19]
曲紹介に櫻井翔が参加。
竹原ピストルはバンドの解散や長い下積みを経ての初出場。
という曲前映像が付いたのはこの年の歌合戦では珍しいかな。
「よー、そこの若いの」は2015年発売のアルバム収録曲。
でも、住友生命のCMに起用されて売れたのがこの年らしく、この年の彼の代表曲の一つ。
いつも通り、ギター一本の弾き語り。
年明けのチャートでこの曲を含むアルバムがチャートに返り咲き、デジタルシングルも返り咲いてTOP 20まで再浮上。
ゲスト審査員とのトーク
竹原ピストルのファンだという吉岡里帆と。
まだ女優としての活動が軌道に乗る前、仕事で(正確には仕事をつかむためのオーディションに参加するために)実家の京都から東京へ向かう夜行バスの中で竹原ピストルの音楽を聴いていたのだとか。
506スタジオからの中継
紅白大好きウーマンらしいブルゾンちえみ with Bが紹介。
指揮者は「うたコン」で指揮をしている米米CLUBのフラッシュ金子?
演奏しているのは35人らしいです。
佐渡の夕笛/丘みどり(初) [2:07]
デビュー12年目にしての初出場。
会場には演歌へ進むきっかけとなったというおばあ様が。
実はさらには演歌歌手としてデビューして歌合戦に出場すると誓ったお母様の存在も、彼女の活動を支えた要因の一つですが、お母様はすでにお亡くなりになっています。
イントロカット、間奏とアウトロはほとんどない1ハーフ。
2コーラスは難しいと思ってはいました。
でも、ここまでカットされるとは。
もうちっと長くならないかな。
ちなみに彼女、出場歌手発表の日の朝に振り付けの打ち合わせと騙されてNHKに呼び出され、振付師の花柳糸之と話している最中にNHKスタッフから初出場を告げられるという、サプライズを受けていました。
年明けのチャートでシングルチャートに返り咲き。
ぎゅっと/Sexy Zone(5) [2:27]
歌合戦用の振り付けを考えたそうです。
中島健人のセクシーメッセージは恒例なんだっけ。
マリウス葉がだんだん演歌の貴公子っぽいルックスに。
普通のテレビバージョンから、アウトロがカットされたかな。
でも、歌合戦だけがアウトロカットのバージョンだったわけでもないようで、「2017 FNS歌謡祭」では歌合戦のバージョンからさらに間奏を短くしたバージョンでした。
年明けのシングルチャートでちょっとだけ再浮上。
人生一路/市川由紀乃(2) [2:19]
この年、女性演歌歌手としては水森かおりに次ぐ売り上げを残しながら、早くも人の曲を割り当てられるというこの仕打ち。
「人生一路」は美空ひばりの1970年(昭和45年)の曲。
美空ひばり自身の歌合戦での歌唱は、第30回(昭和54年)に特別出演してメドレーを披露した際の最後の1曲としてでした。
その他、第66回(平成27年)に天童よしみが歌っています。
この選曲は美空ひばり生誕80年にちなんでのもの。
今回の歌唱にあたり、美空ひばりが使っていた髪飾りと帯を譲り受けたそうです。
演歌といえば彼女たちということで、赤い着物の花柳糸之社中がバックを盛り上げました。
王将/福田こうへい(4) [2:06]
4回目の出場ながら、持ち歌を歌えたのは初出場の第64回(平成25年)の「南部蝉しぐれ」のみという、こちらも不遇な福田こうへい。
村田英雄の昭和36年に発売された、よく「戦後初のミリオンセラー」と言われる曲。
村田英雄が第40回(平成元年)に歌って以来、歌合戦で歌われるのは28年ぶり5回目。
福田こうへいと共に踊ったのも花柳糸之社中。
でも白い着物と白い傘を持った方々。
選曲は追悼・船村徹枠でもあり将棋ブーム枠でもあり。
間奏では藤井聡太四段の映像と、ゲスト審査員としてステージ脇に座っているプロ棋士である加藤一二三の映像が挿入されました。
三津谷寛治からのダメ出し
HAPPY~紅白スペシャルバージョン~/三代目 J Soul Brothers(6) [2:42]
ホーン、ストリングス、などバックにバンド(ホーンは多分ダンサーで、演奏は裏方さん)が付くという、電飾や大量のEXlIEファミリーのダンサーがつくことでおなじみの彼らとしては珍しい演出。
演奏も歌合戦用のアレンジだったのかな(いつものカラオケにホーンやストリングスを重ねたのか、一から録音し直したのか、ということ)。
こういう「紅白バージョン」は大好き。
ダンサーは舞踏会で踊るような衣装の方々が2コーラス目から登場。
ミュージックビデオの舞台が海外の豪邸のパーティのようだったので、それに合わせたような感じでした。
この曲を含むアルバムが年明けのチャートに返り咲き。
道頓堀人情/天童よしみ(22) [2:35]
デビュー45周年だそうです。
「道頓堀人情」は昭和60年に発売され、天童よしみ名義での最初のヒットと言ってもよいような曲(天童よしみになる前だと、吉田よしみ名義で、あの「大ちゃん数え唄」があります)。
ヒット当時は歌合戦に出場していませんが、初のトリを務めた第51回(平成13年)、そして第59回(平成20年)でも歌唱しており、今回で3回目。
普通にこの年の「夕月おけさ」ではだめだったのかな。
有村架純をはじめ、関西出身の出場歌手としてNMB48(おそらく当日のAKB48メンバーの中のNMBの方々と思ったら、乃木坂46の関西出身メンバーもいたらしいです。
おっさんにはここらへんわかりません。
正確な名前は、歌合戦界隈では有名なサイト紅白歌合戦のお話。のこちらをご参照ください)、坂本冬美、丘みどり(衣装変わってる)、関ジャニ∞など、あと関西出身ではないけど大阪で10年苦労したというとろサーモンが応援。
バックダンスはN-PRO ナニワっ娘。
NHKは、演歌はとにかくステージを埋めないといけないという強迫観念でもあるのでしょうか。
さらに前年同様、2コーラス歌えず。
残念。
ウラトーク席からの中継
総合司会の内村光良がいます。
「総合司会って何なんだろうね」とコメント。
RAIN/SEKAI NO OWARI(4) [2:23]
産休のため、年末の音楽番組に出演しなかったSaoriに代わり、本来ギター担当のNakajinがピアノを担当。
ストリングスやバンドが付いたのは、生演奏だったのでしょうか。
この年「うたコン」で神奈川県川崎市の工業団地の夜景をバックに歌う予定が、まさかの台風直撃で、小雨のうちに歌を事前収録に切り替えたなんてこともありました。
年明けのシングルチャートでCDシングル、デジタルシングルともに返り咲き。
国産アニメ誕生100年
日本で最初に制作されたと言われるアニメ「なまくら刀」から100年。
「日本は世界に類を見ないアニメ大国となりました」というナレーションとともに、「鉄腕アトム」「あしたのジョー」「魔法使いサリー」「機動戦士ガンダム」「タッチ」「新世紀エヴァンゲリオン」「ワンピース」などの1シーンが紹介され(「タッチ」と「ワンピース」は歌合戦初登場かな)、アニメコーナーが始まると思いきや、次の1曲に集約されました。
あれ?直前の曲もアニメ主題歌のような…。
渡月橋~君 想ふ~/倉木麻衣(4) [2:21]
12年ぶりの歌合戦。
3回連続出場して「後輩に道を譲る」と辞退した気がしますが、後輩(勝手にビーイングと仮定)が出場しなかったから、ヒット曲をひっさげて帰ってきたのかな。
「名探偵コナン」の主題歌を21作担当しているんだそうだ。
歌合戦でも、「名探偵コナン」の映像と共演するというテレビ局を超えた演出。
ご本人は第36回(昭和60年)の小林幸子を思わせるような十二単。
本当に十二枚の生地を重ねているのかは不明ですが、小林幸子ほどは重そうに見えなかったのは、技術の進歩で一枚あたりの生地が薄く、軽くなったのでしょうか。
さらには背後に天の川のような金の糸による刺繍が施された布を広げていました。
パフォーマンスの方は普通のテレビバージョンからアウトロがちょっとカットされたかな。
年明けのシングルチャートを再浮上。
ということで、アニメ映画主題歌対決。
TT-Japanese ver.-/TWICE(初) [2:31]
久々のK-POPグループの歌合戦出場。
とは言っても、日本や台湾のメンバーもいます。
活動の拠点が韓国で、曲の作家が韓国の方ということなのかな。
歌合戦に政治を持ち込む必要はないと思っていますが、韓国人だけで構成されたK-POPグループ、もしくはアーティストが歌合戦に出場するには、もう少し時間がかかるのかもしれません。
この年TWICEと同じくらいか、それ以上のCD売り上げを残したK-POPのグループはいますので。
ところで「TT-Japanese ver.-」ってことは、オリジナル(ハングル)バージョンがあるわけで、TTは泣き顔の顔文字ということで国際的に市民権を得たという理解でよいのでしょうか。
ネットでは、カメラが抜いたゲスト審査員のひふみんのTTポーズがかわいいと話題に。
年明けのチャートでこの曲を含むアルバムやデジタルシングルが再浮上。
三浦大知 紅白スペシャル/三浦大知(初) [2:34]
無音シンクロダンス(普通に音ありで三浦大知とダンサーがダンスをマスターした後、音をなくして揃ったダンスのみ残したもの)を含む平成28年の「Cry & Fight」とこの年オリコンシングルチャートで初の1位を獲得した「EXCITE」。
無音シンクロダンスが終わったとき、客席から拍手が起こりました。
三浦大知といえば、20年前、まだ9歳の頃にFolderというグループで満島ひかりなんかと共に音楽活動していたので、変声期前後に一時歌手活動から離れていたことを差し引いてもキャリアは十分。
もう30歳で子持ちのお父ちゃん。
ちなみに彼、出場歌手発表の日の朝に「朝の情報番組に出演する」と呼び出されて、楽屋でNHKスタッフから初出場を告げられるというサプライズを受けていました。
年明けのチャートでこの2曲を含むベストアルバムやデジタルシングル「EXCITE」が再浮上。
早鞆ノ瀬戸/水森かおり(15) [2:33]
小林幸子との入れ替わりで衣装が巨大化した水森かおり。
というわけで大野智が初出場歌手を引き連れてステージ袖に登場。
このあたりも幸子登場前に似てきたな。
気づいている人もいるかもしれませんが、丘みどりが自分の歌からすでに2回着替えてます。
今回のかおりは趣向を変え、「千手観音ダンス」。
ということで、「千手観音かずこ」に扮した森三中の黒沢かずこも登場。
ただし、実験道場による千手観音パフォーマンスのレベルが高すぎて、千手観音かずこはパフォーマンスには参加せず、舞台脇からかおりを拝むのみ。
さらに水森かおりは演歌歌手としては第45回(平成6年)の美川憲一以来となる宙吊りに挑戦。
途中から登場した背後に登場した金色の円形のセット(初日の出らしい)のすぐ前に来るよう、セリで持ち上がったのかと思ったら、ワイヤーで釣り上げられていたんだね。
もう、何がなにやら。
衣装が派手になりだした小林幸子と同じように、どんどん曲のイメージとのギャップが大きくなってビバ!紅白という感じ。
年明けのシングルチャートで返り咲き。
ともに/WANIMA(初) [2:31]
WANIMAは熊本県出身。
総合司会の内村光良も熊本県出身。
そしてくまモンも登場。
「ともに」は平成28年の曲。
ニベア花王のCMソング。
ボーカルのKENTA、ベースよりも歌に注力。
年明けのチャートでこの曲を含むシングル、デジタルシングルも返り咲き。
中間審査結果
紅組:634,911
白組:744,150
と白組リード。
ここでは、まだそんなに差はついておらず。
とはいっても、1人1票だったら、既にNHKホールのみんなが紅組に入れたとしても覆せない差になってるね。
そして、この時点でニノの姿はなく。
あ、そろそろあのコーナーのために派手目な衣装に着替えないとね。
ゲスト審査員とのトーク
俳優の高橋一生と。
そういえば、吉岡里帆と席が隣同士だ。
The Rose/島津亜矢(4) [2:26]
実力はあるけどヒット曲はない。
ということで、発売から時間の経った持ち歌や、美空ひばりの歌を歌うなど、「隠し玉」ばかりの彼女が、前半戦紅組トリとして披露したのは、やはり隠し玉。
1979年にアメリカの女優・歌手であるベット・ミドラーが歌い、1980年に大ヒットした映画主題歌。
歌合戦のために特別に歌ことになった曲ではなく、島津亜矢は平成27年発売のカバーアルバムに収録しています。
バラってことで、ステージやスクリーンはバラづくし。
島津亜矢の髪もバラっぽい色に。
でも着物。
そして振袖。
ザ・ローズ・クワイヤーのコーラスをバックに、パワフルかつ落ち着いた歌唱でした。
第41回(平成3年)では森山良子がバーブラ・ストライサンドのというベット・ミドラーと似たようなタイプ(ユダヤ系で、ゲイ・シーンでまず才能を認められて人気者になり、歌でも演技でも成功した女性歌手)の「People」を歌っていますので、次はシェールあたり?
シェールはちょっと違うか。
いや、いろいろ違うか。
2億4千万の瞳~GO!GO!バブルリミックス~/郷ひろみ(30) [2:50]
ニノはまだ出るわけにいかないから、相葉雅紀が登場して、有村架純と共に前年の司会コンビで場を持たせます。
サブタイトルからわかるように、この年「バブリーダンス」で注目を集めた大阪府立登美丘高等学校ダンス部の皆さんとともに。
郷ひろみはジャケットの裏地が紅白だ。
もともと「バブリーダンス」で注目を集めたきっかけは、日本高校ダンス部選手権で荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」に載せたダンスでしたが、「そのままやったNHKの名が恥じる」とでも思ったのか、素直に荻野目洋子との共演とはさせずに郷ひろみとの共演となりました。
ネット記事のネタ的には、当時の登美丘高校ダンス部キャプテンの就職先が郷ひろみの所属事務所と同じ系列ってことで、今回の共演になったのでは、という話。
よって振り付けもオリジナル。
オリジナルとはいえ、ダンス選手権で見られた振りも登場します。
登美丘高校ダンス部の皆さん、「日本高校ダンス選手権」では自分たちが主役だったのが、秋から冬にかけては平野ノラだったり荻野目洋子だったり郷ひろみをフィーチャーしつつダンスするという立場になり、さらに別のダンスも覚えたりしてあわただしかったと思います。
お疲れ様でした。
「2億4千万の瞳」はヒットした昭和59年の第35回歌合戦で披露されて以来、今回で2年ぶり、メドレーも含めると5回目となる歌唱。
ヘビーローテーションに組み込まれてきました。
紅白HALFTIME SHOW
ここで前年に引き続きハーフタイムショーの司会をする二宮和也登場。
今回のパフォーマンスは、前年はビヨンセに扮した渡辺直美がレディー・ガガに扮して登場し、「Poker Face」と「Born This Way」を披露。
「Born This Way」は本物のレディー・ガガも第62回(平成23年)歌合戦の「世界からのメッセージ」というコーナーに寄せた映像で歌っていました。
続いて登場したのはブルゾンちえみ with B、そしてオースティン・マホーン。
「オースティン・マホーンはアメリカから参戦」と書かれていたので、てっきりアメリカからの衛星中継もしくは事前収録での参加かと思っていました。
まずはブルゾンちえみとオースティン・マホーンがメインで、Bはカメラマンのような役回り。
曲はもちろん「Dirty Work」。
オースティン・マホーンはいつも通り、途中から完全にBGM扱い。
歌合戦のために動く関係者の数は3,040人なんだそうだ。
NHKホールの収容人数とほぼ同じ。
その後、いつものブルゾンちえみ with Bスタイルとなり、歌合戦に関するネタとして、「弁当自前」(えー?)とか「大物決まるのいつもギリギリ」なんてことも教えてくれました。
年明けにアルバム「ダーティ・ワーク-ザ・アルバム」がチャート返り咲き。
これで新しいアルバム作って日本に戻っておいで!
不協和音/欅坂46(2) [2:37]
後半戦トップバッターは彼女たち。
総合司会の内村光良がパフォーマンスに衝撃を受け、自身のステージにも取り入れたという話。
曲の前後で「一緒に踊りたかった」と言う内村光良。
それがもうちょっと後の伏線となるわけで。
年明けのチャートではシングルもデジタルシングルがチャート返り咲き、この曲を含むアルバムも再浮上。
というか最新シングルの「風に吹かれても」や前年の歌合戦で披露した「サイレントマジョリティー」など、過去の作品は何でも再浮上した感じ。
なぐりがきBEAT/関ジャニ∞(6) [2:40]
NHKホールの正面入り口からスタート。
欅坂46はおそろいの衣装だったのに対し、こちらは7人同じデザインでも色の違うカラフルなスーツ姿。
正面入り口から階段を降り、1階客席通路を通ってステージへ。
前半戦で登場したけん玉の方々、イカ大王、千手観音かず子、サンシャイン池崎、とろサーモン、ブルゾンちえみ with B、登美丘高校ダンス部)や三山ひろし、Hey! Say! JUMP、そして後に登場するみやぞんなど。
Hey! Say! JUMPがはっぴを着ているのは、この次の出番に備えて。
でも、この曲のためと言っても違和感なし。
ウラトーク席にはおなじみ、出場歌手ではないけど毎年ウラトークに登場する西川貴教の姿も。
506スタジオの音楽隊によるアレンジと、生演奏&生歌唱であることをアピール。
「夢を歌おう」スペシャルプレゼンター登場
日本のテレビ史と共に歩んできた女、黒柳徹子。
自由が丘のトモエ学園が忘れられない場所ということ。
トモエ学園は、1980年代の大ベストレラー「窓ぎわのトットちゃん」を読んだ方なら知っている、黒柳徹子が通っていた学校。
最近の人でも、テレビ朝日の黒柳徹子をモデルにしたドラマ「トットちゃん!」を見た方ならわかるのかな(私は見ていないのでわかりません)。
ということで、当然ながら、次の歌手はこの方。
トモエ学園/福山雅治(10) [4:31]
デジタルシングルとして12月にリリースされた曲。
ドラマ「トットちゃん!」主題歌。
福山雅治は、毎度おなじみカウントダウンライブ会場のパシフィコ横浜展示ホールからの中継。
歌前には、福山の母校である長崎市立稲佐小学校を訪ね、「将来の夢」という授業をした映像が流されました。
曲前のトークもたっぷり。
相変わらずの特別待遇やね。
パフォーマンスの方は、久方ぶりの1曲のみ。
それでも長い。
スペシャルプレゼンター黒柳徹子の登場から測ると9分30秒くらい。
男の火祭り/坂本冬美(29) [2:42]
発売された年である平成25年の第64回歌合戦と、シングル発売がなかった翌65回で歌唱した曲。
ヒット曲ではないので、ステージを日本各地の祭り(秋田の竿燈、五所川原の佞武多、中華街の東龍?、琉球太鼓、阿波おどり、よさこい)で埋めるという、まだ名前の浸透していない若手演歌歌手のような演出。
さらにはHey! Say! JUMP、三浦大知、WANIMA、三山ひろし、山内惠介といった白組歌手や芸人(サンシャイン池崎、イカ大王)も応援。
「男」と「祭り」だからか、紅組歌手の応援はなし。
みやぞん登場
楽屋ロビーにいる総合司会の桑子真帆アナウンサーとみやぞん。
みやぞんは関ジャニ∞と一緒にステージに行くつもりが、本当に道に迷ったらしいです。
ただ、急きょみやぞんのコーナーを設けたわけではなく、最初から「紅白のうた」というものを歌ってもらう時間帯だったようで、NHKホールの楽屋ロビーで見ることができる8K映像にちなんで「K」を8回入れた歌を披露していました。
パッ/西野カナ(8) [2:22]
レインコートのような衣装から、久々に長いきれいな足を見せるスカートに早がわり。
顔のアップの時に早がわりさせたかったのかもしれないけど、一気にカメラが引きになるタイミングで早がわりとなりました。
どちらが本当の演出だったかわかりませんが、カメラが引きながらの早がわりであっても、それはそれでオッケー。
歌っている最中、わずかに生の声が入らない瞬間に衣装を引っ張るので、音声さんは大変だったかも。
後半戦で歌うことが多いわりに、歌唱時間が短い印象の強い彼女。
今回もいつもは2分30秒くらいの1ハーフのテレビバージョンから、さらに歌詞が一部カットされました。
イントロほとんどなし、普通のテレビバージョンでは間奏もアウトロもないので、短くするなら歌詞を削るしかないのですが、2分30秒からさらに短くする必要あったのかな。
年明けのネット記事では、リハーサルで坂本冬美が中心となって和気あいあいとしていた女性歌手の輪に入れてもらえず、孤立していた(そして声をかけてくれたのがTOKIOの長瀬智也だった)と書かれた彼女。
ギスギスしていない記事の中で名前を見たいものです。
AMBITIOUS JAPAN!/TOKIO(24) [2:39]
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのフラッグツアー(って何?)でスペシャルアンバサダーを務めている彼ら。
パラリンピックではなく、オリンピックの方での出場が期待される選手ですが、この年日本人陸上選手として100m初の9秒台を出した桐生祥秀選手も登場。
今回はおそらく歌合戦では初めて、曲前に彼らが東京オリンピック・パラリンピックに関連する人たちを訪ねる映像が入りました。
「AMBITIOUS JAPAN」と言えば、ステージに彼らのほかにストリングスとホーンが加わるのもおなじみなのかな。
実際に音を出しているのは違う人たちみたいですけど。
この年放送されたNHKの「うたコン」の作曲家・筒美京平特集でも、同じような編成でこの曲をパフォーマンスしていました。
この曲は2003年(平成15年)のヒット曲で、当然その年の歌合戦でも披露されています。
今回で2年ぶり4回目。
すっかり過去の曲で回すモードに入ったな。
不祥事や事務所からの独立がない限りあと3回は連続出場しそうと思っていたところ、不祥事の方が報じれれてしまい、メンバー脱退、音楽活動休止となったな彼ら、デビューした年からずっと続いていた歌合戦連続出場はこの年が最後となりました。
ゲスト審査員とのトーク
村田諒太と。
どんどん感動が来るので、記憶に逆に残りにくいという斬新なコメント。
三谷寛治登場
総合司会の内村光良が欅坂46と一緒に踊るという夢が叶えられなかったので、叶えましょうということで、「不協和音」再び。
パフォーマンス後に3人が過呼吸の症状で手当てを受けたことで話題になってしまいましたが、改めて見ると踊りが始まった時点ですでにフラフラな子がいます。
パフォーマンス後、1人で司会をしていた二宮和也の後ろに映っていた、ゲスト審査員の吉岡里帆がまじで心配そうな顔でステージを見ていました。
夜空/五木ひろし(47) [2:49]
平尾昌晃の追悼枠。
平尾昌晃音楽教室(現ミュージックスクール)出身で、NHKの歌番組「レッツゴーヤング」でも平尾昌晃と共演した松田聖子が曲前にトークに参加。
「夜空」は発売された昭和48年のレコード大賞受賞曲ですが、その年の第24回歌合戦では歌われていないため、第50回(平成11年)以来18年ぶり2回目の歌唱となりました。
毎年歌合戦ではその年発売した曲を歌いたいと言っている五木ひろし。
この年も船村徹が亡くなった後、過去に歌った船村徹作品「わすれ宿」を再録し、カップリングには船村徹のコアファンにおなじみの「男の友情」をレコーディングしたシングルを発売して、準備万端でしたが同じ年に平尾昌晃も死去。
過去に山口洋子・作詞、平尾昌晃・作曲、歌唱五木ひろしで数々のヒット曲を産んできたわけで、過去の平尾昌晃作品を歌うことになっても、仕方のないところ。
最近、バックにHKT48がついたりAKB48がついたり、不必要な演出が多かった五木ひろし。
今回はシンプルにバックに夜空を映すだけという演出。
彼にはこれで十分。
さらに、前回の歌合戦では、2コーラス目のアレンジをドラマチックにした結果、五木ひろしがサビのきっかけを間違えたのか、演奏のリズムが狂ったのか、なんか微妙な感じになったので、今回のシンプルなアレンジでの歌唱も最高でした。
インフルエンサー/乃木坂46(3) [2:29]
総合司会の内村光良からの「レコード大賞おめでとう」との声あり。
何度か乃木坂46から一緒に踊ってくださいと頼まれながらも断っていたバナナマンの日村が、この日も「絵が汚くなっちゃうから」「俺らなりに応援するから」と断ったうえでパフォーマンススタート(二つ目の言葉は意味深だと司会者も言っていました)。
1コーラス目のサビから、ステージ後方のスクリーンにはヒム子の姿がアップで映し出され、予想以上のインパクト。
むっちゃ汚い(個人の感想です)。
これは応援になってない(個人の感想です)。
年明けのチャートでシングルもデジタルシングルもアルバムもチャート返り咲き。
その他「逃げ水」が1位に返り咲き、最新シングル「いつかできるから今日できる」が2位に再浮上してワンツーフィニッシュを達成。
前年の歌合戦で歌唱した「サヨナラの意味」もチャート返り咲き。
白組司会特別企画 [4:31]
白組司会二宮和也と、今年の将棋界で“永世七冠”を達成した羽生善治棋士との対話VTR。
「紅白見たことあるし、嵐も聴いたことあるし」と言われて、カメラに向かって「絶対使ってね」と頼むニノ。
永世七冠と言っても、歳による衰えもあるというナレーションでは、羽生善治棋士が負けて渋い顔をするシーンでは勝った相手は藤井聡太四段。
ブームになった人はうまく使わんとね。
その後、YOSHIKIのピアノで紅組、白組出場歌手による「いつでも夢を」。
「夢を歌おう」だから「いつでも夢を」なのか。
これは「ふるさと」には置き換えられないな。
ところで、ピアノはYOSHIKIである必要あったのかな。
YOSHIKIはどこにいてもその存在感でわかるし、これから控えているX JAPANのパフォーマンスに集中してほしい気もするし、YOSHIKIにピアノを任せると、厳かになりすぎな気も。
あ、また丘みどりが着替えてる。
紅組司会特別企画 [2:47]
「ひよっこ 紅白特別編」
私は「ひよっこ」を見ていなかったのでわからんのですが、「ひよっこ」最終回のその後という設定?
そこに知らない人(眼鏡をかけた桑田佳祐)が出てきて「つづく」。
1回で終わらねえのかよ。
まあ、この短さだし、桑田佳祐が出てきたばかりだし、終わらんわな。
新しい明日/松田聖子(21) [3:34]
セットの照明も聖子のドレスの色も、彼女のイメージカラーのようなピンク。
ぼちぼち、お顔は歳相応になってきたかな。
いや、まだまだ実際の年齢と比べると若く見えますが。
「新しい明日」は、この時期放送されていたNHKドラマ「マチ工場のオンナ」主題歌。
この年発売されたベストアルバムに収録されていますが、2016年(平成28年)のデジタルシングルと同じアレンジ・ボーカルかは未確認です。
ノンフィクション/平井堅(8) [2:43]
6年ぶりの歌合戦。
この方が歌合戦に出たり出なかったりする基準はなんなんだろう(NHKがオファーしたりしなかったりもあるのだと思いますけど)。
「ノンフィクション」を作るきっかけという、近しい人が亡くなったということも関係しているのかな。
歌詞も「描いた夢はかなわないことの方が多い」で始まり、「夢を歌おう」という歌合戦のテーマに厳しい現実をつきつけているかのよう。
昨年のリオデジャネイロパラリンピック閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニーでパフォーマンスしたダンサー大前光市との共演。
平井堅は花束片手にスーツ姿。
どうもこれはこの曲を歌うときのお決まりっぽい。
ミュージックビデオの時のいで立ちもこんな感じ。
そして、おそらくオリジナルのアレンジ通りにストリングスを使う場合の場合の、普通のテレビバージョンそのまま。
イントロを短くしないとか、2コーラスにするみたいな歌合戦独自の構成で歌唱時間をもう少し長くしてもよかったかも。
「2017 FNS歌謡祭」ではイントロ、間奏、アウトロといった歌詞以外を短くし、歌詞はフルコーラスだったような気がします。
この曲もこの年のTBSドラマ「小さな巨人」主題歌。
ドラマ主題歌対決か。
年明けのチャートでこの曲を含むベストアルバムとデジタルシングルが返り咲き。
目抜き通り/椎名林檎(5)とトータス松本(3) [3:15]
デジタルシングルとして発売された曲。
東京銀座を舞台にした曲。
過去に主演したドラマの主題歌を椎名林檎が担当したこともあるという松本潤が曲紹介に参加。
2009年(平成21年)のTBSドラマ「スマイル」のことか。
その時椎名林檎が歌ったのは「ありあまる富」という曲らしい。
紅組と白組の司会者は着替え中かな。
歌い出し、椎名林檎のフランス語と英語の歌詞の部分は日本語テロップだけなんだ。
島津亜矢のときは英語と日本語が表示されていたのに。
椎名林檎とトータス松本をはじめ、演奏する人、指揮者(指揮棒の代わりに畳んだ扇子を使っていました)、ダンサーも和装。
椎名林檎のステージと言えば、AyaBambiのダンスが有名でしたが、お2人は事実上コンビ解消ということで、違う4人の女性ダンサーがつきました。
出場歌手発表の段階で、椎名林檎とトータス松本は銀座からの中継かなと思っていたところ、パフォーマンスはNHKホール、曲のラストでステージ後方のスクリーンに大通り(銀座中央通り?)の風景が映し出されるという演出でした。
年明けのチャートでデジタルシングルチャートに返り咲き。
TOKYO GIRL/Perfume(10) [2:48]
10回目の出場にして、ついにNHKホールの外へ。
ホール内でできる映像演出のネタが尽きたか。
渋谷の高層ビル屋上のヘリポートからの中継。
とても寒いそうです。
あまりに寒く、手先の振り付けが指が固まっていて大変だったとか。
細かいところを見ている人がいるもので、1コーラス目のサビが終わるあたりでテレビ画面右上の「LIVE」の文字がひっそりと消えたという指摘あり。
その後、曲の終わりまで渋谷を中心とする東京のビル群の強力なライトが行き交う演出となったので、ビルからライトが出たり室内照明が音楽にシンクロするように付いたり消えたりしているのはCGで、合成できるように事前にブルーバックで収録した映像に切り替えた感じでしょうか(本当のところは知りません)。
そして「LIVE」がつかなかった部分の演出はこの曲のMVに合わせた感じですかね。
普通のテレビバージョンと比べると、サビが1回多い分アウトロ短めで、全体では少し長くなっていた感じ。
年明けのチャートでデジタルシングルが返り咲き。
ENDLESS RAIN 2017 紅白スペシャル/X JAPAN(8) [4:29]
曲前にはYOSHIKIとToshlとのトークあり。
X JAPANの大ファンという小暮井康夫内閣総理大臣(内村光良が演じる「LIFE!」のキャラ)が登場。
「総合司会って何なんだろうね」と、またしても愚痴をこぼしています。
YOSHIKIも「本物の総理が出てくると思っていました」と苦笑い。
小暮井総理は「Toshlの歌声が地球人離れしている」と、ややアンタッチャブルな方向へ話題を振って、Toshlも「色んな星を行ったり来たりしてたんですけど」といい、YOSHIKIがギリギリマイクが拾う声で「洗脳星?」と言いながらステージに向ったり、過去のことはネタに昇華していました。
「ENDLESS RAIN」は1989年(平成元年)の曲で、歌合戦では初歌唱。
バラードなので、YOSHIKIはピアノです。
この年、頸椎の手術したしね。
でも、「歌合戦でドラム解禁か?」なんてネット記事もあったわけで。
そしたら、「ENDLESS RAIN」1コーラス終わったら「紅」のストリングスバージョンのメロディーが流れて、セリからドラムセットが上がってくるわけですよ。
これでYOSHIKIがドラムをたたかないわけがないわけで。
2年連続の「紅」です。
「ENDLESS RAIN」や「紅」が収録された「THE WORLD~X JAPAN 初の全世界ベスト~」が年明けのアルバムチャートに返り咲き。
視聴者が選んだ夢の紅白SPメドレー/AKB48(10) [4:04]
前回は選抜メンバーをアプリやWebサイトからの投票で選びました。
今回は歌合戦で歌う3曲を投票で決めるという大胆な試み。
リハーサル時点では歌う3曲がわからないため、計30パターンの練習をしたそうです。
同じ3曲でも順位(曲順)が変わると曲間のフォーメーション変更も変わるらしいのですが、3位は10曲中1曲、2位は残る9曲中1曲、1位は残る8曲の中の1曲…。
30パターンで済むのかな…。
1位は「11月のアンクレット」と決め打ちしても、2位と3位の組み合わせで30パターン超えるような。
現在のメンバーが誰も歌ったことがないという「ほねほねワルツ」は惜しくも7位。
個人的に3位に入るかと思っていた「恋するフォーチュンクッキー」が4位。
3位の「大声ダイアモンド」、2位の「365日の紙飛行機」、1位の「11月のアンクレット」のメドレーとなりました。
「365日の紙飛行機」はAKB48としては初歌唱。
とは言っても、ヒット当時に歌合戦で歌唱したNMB48のセンターも、今回のこの曲のセンターも、当然ながら山本彩。
今回の選抜メンバーや、歌合戦で歌う可能性のあるアンケートの途中結果上位10曲は事前に発表されていたので、10曲分のボーカルは事前に収録したのかな。
センターのボーカルは生歌っぽかったけど、全員生歌?
すごく細かい、重箱の隅をつつくような書き方になりますが、3曲メドレーは決まっていても、1曲ごとにサビの長さは違い、組み合わせによってはパフォーマンス時間にだいぶ差が出る可能性があったわけで、本人たちは当日まで知らなかったとしても、投票が締め切られた30日正午から、NHKスタッフは時間が予想と変わった分をどこで調整するか、頭を悩ませたと思います。
例えば3位が「恋するフォーチュンクッキー」じゃなくて「大声ダイアモンド」だったことで生まれる時間をどうしようか、みたいな。
お疲れ様でした。
「11月のアンクレット」は年明けのチャートを再浮上
今宵の月のように/エレファントカシマシ(初) [3:19]
デビュー30周年での初出場。
ひょっとして、AKB48がらみの時間調整はここ(宮本浩次とのトーク)か?
1997年(平成9年)のエレカシにとって最大のヒット曲。
宮本浩次はネクタイだらけてましたがスーツ姿。
前年初出場したイエモン同様、全盛期の1990年代に出場を辞退していたわけではなく、単にNHKからお声がかからなかっただけで、今回オファーがあったから快諾したという話みたいです。
年明けのチャートでデジタルシングルが返り咲き、ベストアルバムも再浮上。
NHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」の葵わかな、高橋一生登場
もちろん、次の曲の応援です。
明日はどこから/松たか子(3) [3:02]
早いもので、18年ぶりの歌合戦。
アイドル的な歌手としての人気が一段落してだいぶ経ち、「レリゴー」では出場しなかったからね。
「わろてんか」主題歌ということで、当然のように「わろてんか」のシーンがバックに映し出されました。
過去2回は前半の登場で1ハーフの歌唱(それでも歌唱時間は3分超えてました)。
今回は番組終盤での登場。
歌も2ハーフ。
意外ですが、歌唱時間は3分ちょっとと、過去2回とあまり変わりませんでした。
正確に書くと3回の出場の中で1番短いです。
フルコーラスでも3分25秒なので、2番の後も全部カットせずにフルでもよかったのでは。
次の曲(対戦相手)があれだけ長かったんだから。
ゲスト審査員とのトーク
加藤一二三と。
全然終わる気配のないひふみんのトークをニノが途中で遮って先に進みます(ここでわざわざひふみんにコメントを求めたのは、実はわけがあるのですが)
Family Song/星野源(3) [4:59]
3回の出場で、順調に後ろへ登場順が移動しています。
後ろはあと3組しか残ってません。
こちらも松たか子同様、2ハーフ(正確には2コーラスと間奏のあとサビ2回繰り返しているのかな)。
「Family Song」は、彼にとって初のオリコンシングルチャート1位となった曲。
歌唱時間が約5分。
歌手別でみると彼の後の白組歌手である嵐に次いで2番目に長く、1曲単位で見るとこの年最も長い時間。
すっかり重鎮扱いです。
ここは演技もできる歌手同士の対決か。
年明けにシングルもデジタルシングルもチャートに返り咲き。
ついでに「恋」まで返り咲き。
黒柳徹子再登場
「内村光良の総合司会が安心する」というコメントと、黒柳徹子が初めて司会を務めたエピソード(数年前に聞いたぞ)と昭和55年から4年連続で司会を務めた際には毎年手話を交えて曲紹介した話を披露。
ゲスト審査員とのトーク
村田諒太と。
次に歌うSuperflyの曲にお礼を言いたいそうです。
なんでも、世界戦になるとなかなか結果が出なかったときに聴いて勇気づけられた曲だとか。
愛をこめて花束を/Superfly(2) [4:20]
第66回(平成27年)に初出場し、翌年も出場が期待されましたが、体調不良でライブ活動そのものを休んでいたそうです。
この日がテレビ復帰初パフォーマンス。
歌合戦初披露となる平成20年の曲。
この年デビュー10周年を記念してリリースされたベストアルバムにも当然収録されています。
生演奏っぽい。
ボリュームが大きすぎるかのようにイヤモニを調整する越智志帆、はトレードマークだった長髪をバッサリ切っての登場。
グランドオープニングで見かけた、短髪の女性はこの方でしたか。
歌の方はフルコーラスが5分近い曲なので、2コーラス目のサビが終わった後の一部がカットされましたが、2コーラスにサビを2回繰り返すという構成で5分を超える歌唱時間。
復帰後テレビ初出演ということで、ちょっと心配していたのですけど、そんな心配無用な素晴らしい歌唱でした。
年明けにベストアルバム及びデジタルシングルが返り咲き。
紅組司会特別企画 [4:55]
「ひよっこ 紅白特別編 Part2」
桑田佳祐扮する男性は、実は浜口庫之助(ハマクラの名前を青にしているのは間違いではなく、彼は歌手として歌合戦に出場しています)だったというオチで「涙くんさよなら」を披露。
「いい曲ができたら、また聴いていただけますか?」とまた登場することをにおわせるセリフを言って去っていきます。
当然、ナレーションの増田明美も、総合司会の内村光良も「この後主題歌歌うよね」という感じでコメントします。
で、次に登場するときはハマクラではなく当然桑田佳祐なわけで。
嵐×紅白スペシャルメドレー/嵐(9) [5:25]
第65回(平成26年)のトリでも披露した「GUTS!」とこの年の曲「Doors~勇気の軌跡~」のメドレー。
嵐と言えば、Perfumeが担当するまでの最先端の映像演出担当だった印象があります。
時々アナログな人海戦術を用いた演出もあり、今回も「GUTS!」ではパネルによる人文字という演出。
その後、久々にCG演出(5人の前にCGでドアが描画されて開く)があり、「Doors~勇気の軌跡~」へ。
おぉ、前年の大トリでは新曲なかったけど、今回のメドレーは新曲あったよ。
でもさ、いい加減メドレーやめない?
メドレーで5分以上で最低10回は出場させるという契約でもしたのかな。
「GUTS!」は個人的に嵐の曲の中で好きな曲の一つだけど、この年の「Doors~勇気の軌跡~」だけでよくないかと。
ひょっとして、「A・RA・SHI」と同様に、ヘビーローテーションに組み込まれる曲になっちゃったのかな。
年明けのシングルチャートで「Doors~勇気の軌跡~」が再浮上。
ゲスト審査員とのトーク
鈴木亮平と。
テレビで見てたら号泣しているとコメント。
続いて村上茉愛と。
いつもはテレビで見ているので、贅沢させてもらっているとコメント。
for you.../髙橋真梨子(5) [4:15]
来年で歌手生活45年だそうだ。
これはスクールメイツ時代(たしかユニットを形成して音楽活動もしていたような)は除いて、ペドロ&カプリシャスの2代目ボーカリストとして本格的な歌手活動を始めてから、ということだね。
第64回(2013年、平成25年)でいきなり返り咲いてトリを務めた際に歌唱して以来4年ぶり2回目となる歌唱。
シングルとしては1982年(昭和57年)に発売されています。
近年の彼女は、その痩せっぷりが心配になりますが、もうすぐ70歳ですからね。
それであの歌声はすごいわ。
ちなみに、歌合戦この曲を歌うとき、いつも1ハーフですが、この曲はフルで1ハーフです。
歌合戦で歌うときは、アウトロがちょっとカットされる感じ。
ゲスト審査員とのトーク
林真理子と。
お母さんがこの年亡くなったんだそうで、大切な方にその気持ちを伝えてほしい、と彼女らしからぬ(失礼!)まともなコメント。
きよしのズンドコ節/氷川きよし(18) [2:32]
早いもので不惑の年を迎えたきよし。
ディズニー映画の悪役のおばあちゃんみたいな衣装で、きよしのコメントが全く頭に入ってきません。
セットが大掛かりで、高い所に上がる必要があるので、急きょなのかゲスト審査員の吉岡里帆、鈴木亮平とのコメントで場つなぎ。
鈴木亮平は素で「台本に載ってないよ」というような反応を示したものの、すぐに「準備はできています」ときよしが「ズンドコ」の歌詞でやる手の形をやって見せました。
さすがホリプロ。
チームズンドコ100という総勢100人のダンサーと巨大宝船、そして大トリのような紙吹雪。
サブちゃんかよ。
1番終わったらコートを脱いで、今度は金色の宇宙服のようなスーツに。
「きよしのズンドコ節」は、ヒットした平成14年の第53回、大トリを務めた第59回(平成20年)以来9年ぶり3回目の歌唱。
不惑を迎えてあの衣装、きよしの覚悟を感じました。
特別企画 [10:05]
過去3回紅組から出場経験のある安室奈美恵の歌合戦最後のパフォーマンス。
まずは歌手生活25年の映像。
歌合戦の映像もふんだんに使用。
そして、場所を明かされていないところにいる安室ちゃんと総合司会の内村光良とのトーク、視聴者へのメッセージを経て「Hero」へ。
「Hero」の歌だけで見ると3分29秒と全然長くありません。
前年の辞退理由として「フルコーラスじゃないと歌わない」と報じていたマスコミ報道はガセだったのか(私もひっそり辞退理由を削除…)。
平成28年の曲ですが、年明けにシングルとデジタルシングルが返り咲き。
特にデジタルシングルは1位を獲得。
ベストアルバムも2位まで再浮上。
特別企画 [7:33]
安室ちゃんの歌合戦ラストパフォーマンスで感極まっている有村架純を横に、番組は続きます。
まずは「ひよっこ」で有村架純が演じた谷田部みね子の両親を演じた沢村一樹と木村佳乃が登場してトーク。
その後桑田佳祐がカウントダウンライブをしている横浜アリーナへ。
現場担当は、過去に紅組司会や総合司会も務めたことがある有働由美子アナウンサー。
歌はもちろん「ひよっこ」主題歌の「若い広場」。
こちらは4分7秒とほぼフルコーラスだった模様。
年明けのチャートで「若い広場」を含むアルバムが再浮上。
ゲスト審査員とのトーク
「ひよっこ」に出演していた宮本信子と。
津軽海峡・冬景色/石川さゆり(40) [3:22]
地味に2年連続の紅組トリ。
そして紅組としては最多出場となる40回目の出場。
若い人には前回も歌った「天城越え」(歌合戦では過去10回歌唱)とこの曲(こちらも今回で10回目の歌唱)しか歌っていない歌手というイメージでしょうが、本当はヒット曲がたくさんある歌手。
彼女にとって唯一の大トリは、「天城越え」でも「津軽海峡・冬景色」でもなく、別のヒット曲「風の盆恋歌」だったりします。
前回の「天城越え」は、大トリの嵐のセット準備の邪魔にならないようになのか、ルーフステージで歌い、メインステージからはライトを照らし、ルーフステージ近辺に大量の紙吹雪を舞わせる演出でした。
今回はピアノ演奏から歌に入り(なんかちょっとタイミングが合ってなかったような)、粉雪のような細かな紙吹雪あり、背景に葛飾北斎の浮世絵「富獄三十六景」が投影されるという演出。
さらにセリが上がってさゆりが富士山の上で歌っているかのような状態になり、富嶽三十六景の波の絵が動いてさゆりの着物の柄とシンクロ。
何度も「津軽海峡・冬景色」を歌わされる割には、完全フルコーラス(2コーラス目の後の間奏をカットしないバージョン)は歌わせてくれないことに不満を持っていたのですが、これくらい力入れてくれたら、まあいいか。
栄光の架橋/ゆず(8) [3:56]
デビュー20周年という2人が初の大トリ。
「栄光の架橋」は発売された年である第55回(平成16年)以来13年ぶり2回目となる歌唱。
アテネオリンピックのNHKテーマソングなんてこと言わなくてもいいくらい有名になった曲。
桐生祥秀選手も再登場し、100mで9秒台を出す前にこの曲を聴いていたと言っていました。
前回歌合戦で歌った時はバックバンドを従えてのパフォーマンスでしたが、今回はシンプルにステージに立つのは2人だけ(多分演奏は生)。
その代わり、ステージバックと左右にオリンピックなどアマチュアスポーツの名シーンを投影するという。
この曲にとっては、それが一番いい演出かもね。
前回、「もう少し長い歌唱時間を」と思ったら、早くも今回こんなに長い時間になって。
でも、できれば新曲がよかったなー。
というぜいたくな希望もあったりします。
年明けのチャートでベストアルバムが再浮上。
エンディング
ここでようやく会場審査が入ります。
前年はペンライトを使ったら、ライトがうまく点灯しなかったというトラブルがあったそうで(Twitter情報)、おなじみの赤と白のうちわを使った判定になりました。
紅組:1,432,371票
白組:2,237,644票
と、白組の優勝でした。
ゲスト審査員代表の宮本信子から白組司会の二宮和也に優勝旗が手渡され、「蛍の光」へ。
今回の「蛍の光」指揮は作曲家の都倉俊一。
今のところ、1年だけのオファーのようです。
ここでまた細かいところに気がつく方がいて、椎名林檎がつけていた蝶の髪飾りと同じ蝶の飾りをゲスト審査員の高橋一生と吉岡里帆が付けていたという指摘あり。
ドラマ「カルテット」でそれなりに2人はいい関係になりそうな時もありましたけど、高橋一生が演じた男性が吉岡里帆が演じた女性に振り回されただけのように思えたので、椎名林檎は「カルテット」その後というよりは、単純に「カルテット」関係者の2人に髪飾りを渡したかったのでしょうか。
だったら、松たか子にも渡していいと思いますが、エンディングまでに見つけられなかったかな?
司会
アドリブに強く、出場歌手のこともよく知っている内村光良、過去に司会経験のある有村架純と二宮和也ということで、全体的に周囲が司会者を巻き込んでドタバタしていたような印象がある前回と比べると、安心して見られました。
特に総合司会の内村光良が、台本なのかアドリブなのかわかりませんが、他局の番組名やら紹介している歌手に関するエピソードをポンポン出してきて、視聴者が時間調整という意識をせずに楽しんで見られるようにできたのではないでしょうか。
その昔、初めて中居正広が司会を務めた際、ステージの準備に手間取って場を持たせた際「準備できましたかね」と言って、和田アキ子から「歌合戦は夢のある番組なんだから、進行がどうこうみたいなことは言っちゃダメ」としかられたらしいですけど、今はもうそこらへんは仕方ないでしょう。
本当にステージ上はドタバタしています。
進行
当日見ていた分には進行が押している印象はほとんど感じませんでした。
後半は歌手ごとにバンドを入れたり、セットを変えたり、スタッフの皆さまお疲れ様といった感じでした。
後日改めてみると、曲が完全に終わる前に司会者が「ありがとうございました」と言っているシーンが結構あって、セット転換などの曲前の準備で押した分を挽回するよう、イヤモニかフリップでキューが出ていたのだろうなと思います。
選曲
「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」のループを始め、TOKIOと郷ひろみの歌唱曲も固定されつつあるかなと感じています。
それよりも気になったのが、2回目の出場だった市川由紀乃と4回目の出場だった福田こうへいが他人の曲だったこと。
ちゃんと持ち歌をヒットさせたうえでの出場なのだから、その年の曲を歌わせてほしいです。
どうしても美空ひばり生誕80年や将棋ブームに触れたいのなら、別途企画コーナー設ければよい話で。
全体としては新しめの曲を歌えた歌手が増え、「なぜ平成29年にこの曲を?」と思う過去の曲を歌った歌手が減った感じ。
あきらかななつメロ(平成29年に話題になった過去の曲や、平成29年に発売したベストアルバムに収録されている過去曲、ここ数年の曲を除外)を歌った歌手は45組中14組。
新曲(2017に発表した曲、売れた曲、話題になった)を歌った歌手は45組中32組(メドレーに新旧の曲が含まれていることもあるので、合計は45を超えます)。
歌唱順
前半は白組で始まり白組で終わり。
後半は紅組で始まり白組で終わり。
そして後半の最初は紅組2曲、白組2曲のような変則的な順番でした。
前回も書きましたが、単純に前半戦トップバッターは白組だから、交互に歌って前半戦大トリは紅組、番組の大トリは白組なら、さかのぼって後半戦トップバッターは紅組、とできないものでしょうか。
終盤は視聴率というかおそらく「歌合戦で見たい歌手」アンケートで上位に来た以上外せない嵐、氷川きよし、石川さゆりのほか、出てもらえるなら終盤にせざるを得ない安室奈美恵と桑田佳祐、さらに眠りかけた視聴者の目を覚ますパワフルなSuperfly、髙橋真梨子、大トリにゆずと、不動のメンバー+おすすめ歌手という感じで、個人的には大満足でした。
ところで、特別企画の安室奈美恵と桑田佳祐は普通の出場歌手じゃだめだったのかな。
単に12月に入ってから出場歌手が追加されました、ということでもよいと思います。
歌唱(パフォーマンス)時間
最近の歌番組ではテレビバージョンが3分を超えない歌手も多く、歌合戦だから3分を超えない歌手というわけでもないようですが、もともと短いテレビバージョンをさらに短くしなくてもよくない?
ゴジラもタモリもマツコ・デラックスもいなかったのに、歌唱時間が増えなかった気がするのは気のせいでしょうか。
詳しくはこちらをどうぞ。
審査方法
前年はデジタルテレビやワンセグ、スマホアプリでは、各対戦ごとに紅組か白組のどちらかに投票できるシステムで、白組を勝たせたくて必死に投票した皆さんをあざ笑うかのようにゲスト審査員票で大逆転。
今回は「わかりやすく」ということで視聴者(インターネット経由でデジタル通信ができる世帯)も会場の観客もゲスト審査員も1人1票と言いながら、実際は視聴者は対戦ごとに投票ができて、会場は最後の1回のみなので、23倍の違いがあります。
そして、視聴者審査で80万票の差がついていたら、会場で何やったって結果は変わらないわけで。
ここは何とかして欲しいところです。
そしてとても不思議なのがSuperfly対嵐。
間に「ひよっこ 紅白特別編 Part2」が5分くらい入ります。
それで審査させる?
個人的な不満はありますが、白組の皆さん、そして白組ファンの皆さんは3年ぶりの優勝おめでとうございます。
全体として
この時間無駄だな、と思うところはほとんどなかったのですが、パフォーマンス時間が長くならないね。
なんでだろう。
今のところ「セット転換の時間がかかっている」「歌手が定位置についてからイントロが始まっている(昔はステージ袖にいる段階でイントロが始まるケースも多かった)ため、その分パフォーマンス時間が短くなっている」という結論に至っています。