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かっこ内はおおよその歌唱時間です。
気分上々↑↑/mihimaru GT(初) [2:22]
ノリノリの曲。
ダンサーも大勢参加でにぎやか。
でもボーカルのhirokoの表情が一瞬「会場ノッテネーナ」という感じに見えました。
ブギウギ66/w-inds.(5) [2:41]
3年ぶりの白組トップバッター。
振り返ってみると、歌合戦でアップテンポな曲を歌うときは全てトップバッター。
「日本有線大賞」の2分弱のパフォーマンス時間と比べるとだいぶ長め。
歌合戦のスペシャルパフォーマンスだとか。
慶太の声量もだいぶ安定した模様。
彼らのパフォーマンスを舞台袖からにらみつけていたTOKIOの長瀬智也の様子が、今後もどっかの事務所の圧力で活動範囲が制限されることを暗示しているかのよう(妄想)。
七色の明日~brand new beat~/BoA(5) [2:40]
w-inds.同様、ダンスを武器にすっかり歌合戦序盤の要になっている彼女。
毎年顔の印象が変わる気がしますが、今回は振り付けも含めて「かわいい系」。
腰をガンガンに振るシーンはなし。
曲の終わりの両手でVサインをしつつも顔は愛想笑いのような微妙な笑顔(満面の笑みではないような)というアンバランスさもキュート。
兄弟船/鳥羽一郎(19) [2:21]
べたべたな展開として、ウルトラ兄弟が曲前に応援。
あら?前も見たような。。。
毎度誰かが振っている印象がある大漁旗を今回振ったのはゴスペラーズ。
そして2コーラス目になると白組出場歌手とウルトラ兄弟もバックで応援。
絆/長山洋子(13) [2:50]
CD同様、作曲家である影山時則とのデュエット。
2006年の演歌としてはヒットした方なんですけど、すごい場所に持ってきます、NHK。
でもちゃんと紅組司会の仲間由紀恵さんが「今年生まれた期待のデュエットソング」と紹介。
2コーラス目になると紅組出場歌手がバックで赤い布を振っていました。
このような「お手軽にできる出場歌手の応援」は個人的に大好きです。
マタアイマショウ 紅白ミックス/SEAMO(初) [3:00]
「ひょっとしたらシーモネーター時代の過激なパフォーマンスがある?」とどきどきしながら見ていた方もいらっしゃったかも。
オーソドックスにTOP10ヒットとなった「ルパン・ザ・ファイヤー」とロングセラーの「マタアイマショウ」のメドレーでした。
実は「ルパン・ザ・ファイヤー」を歌っている時に、バックにルパン三世の扮装をしたSEAMOの姿や、シーモネーター時代のパフォーマンスを知っている人ならニヤリとする「天狗のお面」などが映し出される予定だったものの、トラブルで何も映らなかったそうです。
そんな大事な演出をミスするなんて、日本放送協会ごとお仕置き部屋行きです。
ひょっとして、天狗の意味を知った上層部によって直前に映像放映がNGになった?
審査員紹介
阿木燿子のバックに旦那(宇崎竜童さん)、横峰さくら選手の斜め後ろに父ちゃん発見(番組中に触れられるのは後半戦のこと)。
瀬戸内寂聴は歌合戦に興味なさげ。
好みの男を見つけられなかったか。
祝い酒/坂本冬美(18) [2:37]
第39回(1988年、昭和63年)初出場の時の歌唱曲。
新曲を歌うことが多い彼女がなつメロだったので、番組後半での登場かと思いましたが。
あららこんなに早く。
前半戦序盤での演歌ファン離れを鳥羽一郎とこの人で食い止める狙いでしょうか?
曲の前に坂本冬美がイメージソングを歌ったという愛媛県松山市中島(旧中島町)からの中継あり。
しかし彼女の声はよく通ります。
そして髪をよく巻き上げています。
男の拳/北山たけし(2) [2:58]
北島ファミリー枠での連続出場。
とは言ってもCDが売れていないわけではありません。
男性演歌歌手で見ると、氷川きよし、五木ひろしの次に売れました(2007年3月時点)。
タイトルに「拳」があるということでバックに全日本空手道連盟ナショナルチームの演武つき。
さあ、彼を一人前の演歌歌手にしてあげてください、サブちゃん。
20万枚を超えるヒット曲を書いてあげて。
そしたら不必要に派手な衣装は要らなくなるから。
Thanks! 歩いてる 2006 Ambitiousバージョン/GAM(初)&モーニング娘。(9) [4:41]
GAMは松浦亜弥と藤本美貴によるユニットってことで、松浦亜弥は第52回(2001年、平成13年)から6年連続、藤本美貴は第53回(2002年、平成14年)から5年連続の出場ということになります。
モーニング娘。「Ambitious! 野心的でいいじゃん」~GAM「Thanks!」(ミキティ早替わりあり)~モーニング娘。「歩いてる」(モーニング娘。衣装替えあり)のメドレー。
この年のモー娘。の歌って歌合戦で初めてちゃんと聴いた気がする。
あややとティアラって微妙に似合わない気がするのは私だけ?
そしてメドレー最後の「歩いてる」ではハロプロの各種グループをはじめどーも君、おでんくんといったNHKのキャラクターも多数登場。
衣装を替えた(元に戻した)あややも紛れ込んでた。
決意の朝に/Aqua Timez(初) [2:21]
大ヒットしたアルバム「空いっぱいに奏でる祈り」の中の曲「等身大のラブソング」ではなく「決意の朝に」を歌唱したことは個人的にはグッジョブ!(個人的に「等身大のラブソング」の歌詞が好きになれないだけです。
好きな方ごめんなさい)
前年の大晦日はバイトをしているメンバーもいたそうです。
ゲスト審査員とのトーク
審査員席の田口荘選手と。
雪 深深/藤あや子(15) [3:13]
最近なつメロ多いな。
上妻宏光の三味線つき。
藤あや子対細川たかしでは細川たかしの楽勝かなあと思いましたが、そこは藤あや子の妖艶さと熱唱で五分に持ち込みます。
今回も三味線と生雪つき、歌唱時間3分超えという前半戦に登場した演歌歌手としては良い待遇です。
浪花節だよ人生は/細川たかし(32) [2:22]
栗原光康社中の三味線、高橋織山社中の尺八、佐藤秀嗣、長田伸一郎、千代園剛の鼓という大勢を従えての歌唱。
そうだ、この方は大人数の三味線をバックに歌う姿が似合う。
そしてお客を盛り上げるのがうまい。
そしてよく歌詞を間違える(今回は「忘れた」とおっしゃっていました)。
トラブルが発生しても明るく対応するところ込みで、いろいろ考えるとやはり細川たかしの方がうわてかなあ。
このお二人、「本当は後半戦でご登場願いたかったけど、諸事情により前半戦になってしまったお詫びに演出を豪華にしてみました」という感じ。
「みんなのうた45年!キッズショー」 [5:50]
ベッキーがMCとして過去のみんなのうたの代表曲を振り返る。
Progress/スガシカオ(初) [3:12]
デビュー10年目での歌合戦初出場という、ポップス系としては珍しい登場。
スガシカオと言えば、SMAPの代表曲のひとつ「夜空ノムコウ」の作詞者。
「Progress」はkokuaというグループ名でリリースした曲(もちろん彼が作詞・作曲)。
ステージ上にいたストリングス以外とスガシカオでkokuaなのかな。
金木犀/伍代夏子(13) [2:49]
5年ぶりの歌合戦を祝うかのように、雅風という男女4人の舞がつきました。
大きなヒットをひっさげてのカムバックではありませんが(「今年一年ヒットチャートを賑わせた曲」という仲間さんの曲紹介はギリギリ事実)、ポップス同様CD売り上げが低迷する演歌界の中で相対的に見れば曲がヒットしたことが復帰の理由でしょうか。
ゲスト審査員とのトーク
内野聖陽をステージ上に招いて。
新年から始まる大河ドラマ「風林火山」を宣伝しています。
愛しき日々/堀内孝雄(19) [3:02]
「愛しき日々」はかつて歌合戦の裏番組ドラマとして最高の視聴率を上げた「白虎隊」の主題歌。
ある意味ドラマがらみということで内野聖陽さんと司会者のトークが曲の前にあったのでしょうか。
個人的に白虎隊のはかなき運命がちらついて大好きな曲ですが、歌合戦で歌いすぎ。
まあ、佐良直美の「世界は二人のために」、水原弘の「君こそわが命」、ザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」と同じように、3、4年に1回ずつくらい歌うくらいの代表曲ということなのでしょう。
でも同じなつメロなら、たまには「君のひとみは10000ボルト」とか「恋歌綴り」を歌ってもよくない?
荒川静香選手登場
この年開催されたトリノオリンピックで唯一メダルを獲得したフィギュアスケーター。
ってことで、次の曲はあれしかありません。
誓い/平原綾香(3) [2:53]
トリノオリンピックのNHKテーマソング。
曲自体はNHKでのヘビー・ローテーションをものともせずにヒットしませんでした。
NHKで放送される歌合戦だからこそ選出され、選曲されたという部分が大きいと思いますが、個人的には大好きな曲。
ところどころでうなり気味になる力のこもった歌唱でした。
衣装はぼろ切れをかき集めて落下傘スカートを作ったようでちょっと変。
でもスカートのボリュームに気合の入れようがうかがえます。
さそり座の女2006/美川憲一(23) [2:40]
曲前にはおなじみとなった美川憲一のものまねをするコロッケの登場。
WaT、SEAMO、Aqua Timezへの歌合戦出場に関する手ほどきつき。
ご本人曰く「今までで一番派手」ということで、いつも通り正義の味方に倒されるボスキャラのようなメイクと衣装。
イリュージョンじゃなくて人の力で金色のスカートをはためかせていたところが、前回歌合戦で「さそり座の女」を披露したときとの違いでしょうか。
ダンサー(今回はダンシングスペシャル)がつく演出もいつも通り。
ダンスの振り付けは真島茂樹。
曲の終わりにご本人も意味もなく登場して踊り倒していました。
孫悟空(SMAPの香取くん)の応援
応援になっているのかどうか微妙。
紅組司会の仲間さんの曲紹介の邪魔になっています。
恋愛写真/大塚愛(3) [2:42]
映画「ただ、君を愛してる」主題歌。
前年に続いてスローな曲。
ピアノとストリングスがバックにつきました。
ひょっとして生演奏?
初出場の年から3年連続で着実にヒットを重ねている割に地味なポジション。
昔のEvery Little Thingみたいになってきました。
それにしても美川憲一の対戦相手って、「適当な対戦相手がいなくって、最後の最後にこの歌手しか残らなかった」という印象。
昨年対戦したCHEMISTRYはこの年出場していないしねえ。
誰か対戦相手としてよい若手ポップス歌手はいないものか。
ゲスト審査員とのトーク
審査員席の瀬戸内寂聴と。
女性は常に恋する気持ちを忘れないでいたいもの、瀬戸内さんも「昔ね。」なんて言わずに現役で恋してください。
最北航路/香西かおり(14) [2:45]
モーニング娘。の3人とカントリー娘。がバックに登場。
歌合戦でその年のヒット曲を歌唱するのは第50回(1999年、平成11年)以来。
その間、「無言坂」を3回、民謡を1回、ヒットしていない新曲を1回歌い、出場しない年もあったねぇ。
かつて「美人演歌5人衆」と言われた中では今でもよい売り上げをキープしている一人だと思うので、次回は是非10万枚を超えるヒットを出し、後半戦で歌って欲しい。
「無言坂」は個人的に好きな曲だけど、歌合戦では禁じ手でお願いします。
チャンピオーネ/ORANGE RANGE(2) [3:02]
2年ぶりの出場。
今回も2年前と同じ沖縄、インディーズ時代に立ったことがあるというライブハウスからの中継。
2回中継で出場した歌手って歌合戦史上初めてかも(のちに別の歌手が毎年中継で出場するようになりますが)。
NHKのサッカーワールドカップのテーマソングでしたが、日本チームの結果がよくなかったので、番組中はあまりサッカーには触れず。
重低音響かせつつ、ストリングスの音も入っていたので生演奏プラスストリングスのテープという形だったのでしょうか。
ゲスト審査員とのトーク
渡辺謙をステージ上に招いて。
白組司会の中居君がスマートに次の曲へつなげています。
花(すべての人の心に花を)/夏川りみ(5) [3:30]
曲前に紅組仲間さんが歌詞を朗読。
そして妙にあか抜けたジェイク・シマブクロのウクレレ演奏つき。
出場歌手の希望には「花」でもよいですと書きましたけど、それならこんな位置じゃなくてもっと後ろの方(トリでも可)にして欲しかった。
この年同名映画がヒットしたことから、5年連続「涙そうそう」という選曲でも文句いう人も少なかったのではないかと思います。
昔なら「映画『涙そうそう』はTBS色が強いから」という理由でNHK的にNGだったかもしれませんが、今はそんな時代でもないし。
翌年ポップス路線への転向を表明したことから推測すると、夏川りみが「『涙そうそう』以外の曲を歌いたい」と主張したのかも。
イマジン/布施明(22) [3:31]
曲前に白組司会の中居君が歌詞の日本語訳を披露。
私はこの人が歌合戦に出場することに何も異論はない。
ヒットに関わらず出場する実力のある歌手は演歌だけでなくポップスにも必要だと思うから。
「今年戦争などいろいろ争いがあったけど」と争いのない世界を歌ったこの曲が選ばれた模様。
そう、争いのない世界を願う力が強すぎて、湾岸戦争の時にはアメリカやイギリスで放送禁止になった曲です。
1コーラス歌ってからバックにコーラスが登場(VOJA、東京女声合唱団、TNC)。
久々にコーラスの人が演出の一部を担うステージとなりました。
ここの2曲はNHK的に争いのない平和な世界を願う曲の対決という形だったのでしょうか。 歌唱時間も長め。 歌合戦が3部制だったら中盤戦のラストあたりで聴きたかったところです。
バラ色の未来/森昌子(15) [2:29]
この年本格的に歌手活動を再開し、歌合戦にもカムバック。
12人のヴァイオリニストに囲まれての歌唱。
一時期は歌合戦の目玉の一つともいわれましたが、前半戦終盤という場所に落ち着いたのはまだ危なっかしい歌唱のせいでしょうか。
目に涙を浮かべながらも、涙は流さずに歌唱は終了。
長崎は今日も雨だった/前川清(27) [2:48]
歌合戦で歌うのは第51回(2000年、平成12年)以来6年ぶり。
前回は白組出場歌手がバックコーラスを担当していましたが、今回バックに従えたのはクールファイブのメンバー。
クールファイブとの共演で「長崎は今日も雨だった」を歌うのは内山田洋とクールファイブとして初出場した第20回(1969年、昭和44年)以来のこと。
でも前川清がクールファイブと共に歌うのはこれが最後とのこと。
なんや、仲が悪いんかい。
英語でしゃべらナイトレギュラーによる紅白ワンポイントイングリッシュ
意外と流ちょうに英語を話す釈由美子、時間を気にしてか英語が走り気味の松本和也アナウンサー、そして日本語が上手なパトリック・ハーラン。
紅白歌合戦を英語に訳すとむちゃくちゃ長いのですね。
A Perfect Sky/BONNIE PINK(初) [2:49]
デビューから12年目で、ヒット曲を出しての初出場はポップス系には珍しい。
ひょっとしたらエビちゃんが応援に来たり、水着美女がバックに登場したりするのかな、とおっさんに期待を持たせる枠のような気がしないでもなく。
曲の前に白い大きな布を手にしたへそだしホットパンツの衣装(白い布で肌はうまく見え隠れ)を着たダンサー・アウラが踊り、「お?おっさん達の期待どおり?」と思わせましたが、曲が始まるとアウラはBONNIE PINKのパフォーマンスを邪魔しないようにステージ後方に下がり、普通のロック系歌手のバックバンドありのパフォーマンスとなりました。
アウラが前に出て踊っていたときは照明は暗め。
BONNIE PINKのパフォーマンスがメインとなるとアウラは肌をほとんど見せず。
NHKらしい演出です。
特別審査員とのトーク
吉田都をステージ上へ招いて。
海外で活躍したバレリーナということで、海外滞在中にふるさと(日本)が恋しくなったことなどについて話し、次の曲へつながります。
ふるさと/ゴスペラーズ(6) [2:51]
由紀さおり・安田祥子姉妹が歌合戦から姿を消して久しいですが、今回童謡を披露したのはこのグループ。
ピアノの伴奏は島健。
視聴者に歌合戦で見たい歌手を調査をすると支持は高いんだけど、大きなヒット曲はない、いわゆる「NHKが好きな歌手」として出場回数を伸ばすのかもしれません。
つまりは布施明と歌合戦のポジションがかぶる?
あちらは洋楽方面に強く、こちらは童謡方面で棲み分けを画策しているような。
昔の歌合戦であったように、「意外にも歌合戦では初披露」という選曲で2000年(初出場の前年)のロングセラー「永遠に」を歌ってもよいかと。
夫婦善哉/石川さゆり(29) [2:53]
まさかの前半戦での登場。
前半戦のトリと引き替えにフルコーラスの歌唱かと思ったら2コーラスでした。
リリーさん眠そう(顔を下に向けているのでそう思えるだけかも)。
おふくろさん/森進一(39) [3:33]
えーっと、前年も歌ってませんでしたっけ?
今回のテーマに合わせ、前半戦の締めくくりは紅組の夫婦の愛に対して白組は親子愛ということでしょうが、歌合戦のテーマって毎度代わり映えせず「愛」とか「家族」とつけているから今後も何度も歌われそう。
と思ったら、思わぬ展開が。
「おふくろさん」の作詞家である川内康範氏が今回の歌唱を見て「自分の歌に知らない歌詞(冒頭の『いつも心配かけてばかり・・・』という部分)が付けられている!」と激怒し、2007年(平成19年)3月の時点で川内氏は「森進一に自分の歌は歌わせない」、森進一も「問題が解決するまでは歌わない」と歌合戦はおろか他の場所でも「おふくろさん」の生歌は聴くことができない状態になりました。
しかし、2008年(平成20年)に川内康範氏が死去し、遺族との話し合いの結果、オリジナルの「おふくろさん」については歌唱されることとなりました。
この前半戦トリの顔合わせ、番組のトリと言ってもわからないくらいです。
三日月/絢香(初) [3:28]
前半戦と後半戦の間のニュース(総合テレビとBS-2で放送)の最後で、かつて歌合戦の司会を務めたこともある阿部渉アナウンサーが「後半の幕開けはこの曲です」と曲紹介。
歌合戦で恒例となりつつある「後半戦、曲紹介なし、イントロなしでいきなり歌からスタート」スタイルを踏襲。
でも、絢香、スタッフのキューを確認するためか、思いっきり目が横を向いたのち、歌い始めました。
歌合戦オリジナルのアカペラでの歌い出しの後、普段のパフォーマンスではイントロに当たる伴奏の部分で曲紹介のナレーションが入りました。
当初、4mという高い位置にせり上がったステージで歌いながらステージが下降するという演出だったため、リハーサルでは悲鳴を上げたとか。
そして本番では歌のない間奏部分でのステージ下降へ変更。
中間審査結果発表
ワンセグ・デジタルTVが紅組優勢、ケータイは白組優勢。
デジタルTVの中のBSデジタル放送分の中間審査はトラブルにより集計されなかったそうです。
5センチ。/WaT(2) [2:29]
前年、メジャーデビューから歌合戦史上最速で歌合戦に初出場した二人。
今回はセカンドシングルを歌唱。
冒頭の歌詞で午前3時に電話がかかってくるとありますが、それってひょっとしてBoA(第1部のBoAの曲前のトークから、深い意味はありません)?
大きなトラブルはなかったようですが、間奏なしで1ハーフって短くない?
扱いが80年代はじめの歌の下手なアイドルっぽくてよいです。
ゲスト審査員とのトーク
審査員席の阿木燿子および宇崎竜童さんと。
宇崎竜童さん、今回はゲスト審査員の同伴者としての入場と思われます。
よって、一般人あつかいで「さん」づけしてます。
宇崎竜童さんのボケも「ありがとうございます。」一言で片づけ、紅組司会の仲間さんは台本通り次の曲紹介へつなぎます。
JEWEL/浜崎あゆみ(8) [3:31]
8回目の出場にして、初めてアルバムからの選曲。
でもCMでおなじみの曲だとか(私は歌合戦で初めて聴きましたが)。
ちょっと音程フラット気味じゃなかった?
衣装は久々の落下傘スカートです。
フランス人形のよう。
お恵ちゃん亡き今、歌合戦で1回でも多くこの衣装を着てください。
ボクノート/スキマスイッチ(2) [2:58]
前年の前半戦から今回は順当に後半戦へ進出。
前半戦では裏番組となる劇場版「ドラえもん」主題歌だったからでしょうか。
裏番組でなくなったこの時間では曲紹介で「ドラえもん」という言葉が出てきました。
ドラえもんの映画の主題歌だったということで子供達にも人気のある曲だそうです。
ストリングスとドラムとギターとベースがステージ上でサポート。
一色/中島美嘉(5) [2:54]
前年は「NANA」主題歌「GLAMOROUS SKY」がヒットしながら、スキウタで上位にランクインした「雪の華」を歌唱するという謎の選曲でしたが、この年は歌合戦で映画「NANA2」主題歌を歌唱。
ということで、歌合戦の舞台に薄すぎる眉が個人的に非常に微妙な気がするNANAメイクでの登場となりました。
マイクスタンドに大きな赤い薔薇がリボンでくくりつけてあったり、薔薇の花がマイク周辺にしきつめてあったり、薔薇の花びらを思わせる紙吹雪が降っていましたが、これもNANAにちなんだ趣向でしょうか。
不思議と今回は「声がひっくり返るかも」という心配はしませんでした。
まあ、ちょこっとひっくり返りましたが。
ゲスト審査員とのトーク
藤山直美さんをステージ上に呼んでのトーク。
そうか、次に歌うグループのリーダーが朝の連続テレビ小説に出演しているんだね。
それにしても藤山直美さんを含めて次に歌うグループのメンバー、白組司会の中居君とからみがうまい。
宙船/TOKIO(13) [2:51]
TOKIOは3年ぶり2回目の後半戦登場。
すでに歌合戦出場13回。
ベテランの域に達しながら、この年また彼らのCD売り上げTOP3に入るヒットを出しました。
ステージ上に変なダンサーが出なくなって久しく、今回はブラスとストリングスがついてすっかりちゃんとしたバンドとして扱われる姿が定着しました。
ゲスト審査員とのトーク
あれ?またゲスト審査員席の内野聖陽さんに話を振ってる。
大河ドラマの宣伝に躍起ですな。
「2006スーパーレビュー」 [8:35]
キャイーンとほしのあきの進行によるスポーツで活躍した選手や流行の紹介。
瞳/aiko(5) [3:02]
CMソングながらシングルカットはされていない曲を歌唱。
aikoの友人のために作った曲だとか。
30代とは思えんわぁ。
ハネウマライダー/ポルノグラフィティ(5) [3:00]
2年前は「シスター」でなく「黄昏ロマンス」、前年は「ネオメロドラマティック」ではなく「ジョバイロ」と最大のヒットではない曲を歌合戦で披露してきた彼ら。
今回はこの年彼らにとって最大のヒットとなった「ハネウマライダー」を披露。
前回は押しまくる番組進行の中で曲紹介がないままの登場でしたが、今回は因島出身の旦那がポルノファンという夫婦宅に中継をするくらいの時間のかけよう。
イントロで「ポルノグラフィティです。」とか間奏に「うちのハルイチです。ギターのハルイチです。」と曲中にしゃべって、この夜のアキヒトさんはやけにハイです。
桜塚やっくん登場。
持ち歌の「100%SOざくね?」もちょっとだけ披露(時間がないので、すぐにボリューム下げられてます)。
ネタの最中、スタッフがひたすらまきをいれています。
そしてここでも台本そのままという感じの紅組司会の仲間さん。
共演者のアドリブを適当にあしらいクールに番組を進行する彼女の持ち味がいかんなく発揮されています。
やっくんも一緒に次の曲を紹介。
ひょっとして「やっくん→スケ番キャラ→けんか→次の曲」なんて演出の意図があったりするのでしょうか。
大江戸喧嘩花/小林幸子(28) [2:51]
年末に何度か耳にした「28年連続で出場させて頂いて」というせりふが個人的には鼻についたさっちゃん。
ところで今回のパフォーマンスが・・・なんなんだあれは?
宙に浮いて、竜に飲み込まれて・・・と思ったらスカートが広がった。
また憲ちゃんとかぶったよ。
さっちゃんは最終的に地上8mで歌ったそうです。
そこが憲ちゃんとの違いか。
曲の後で白組司会の中居君に「小林幸子さん・・・。
どうしたいの?」
と突っ込まれていました。
本サイトでは何度も書いていますが、普通の豪華衣装が見たいです。
アゲ♂アゲ♂EVERY騎士/DJ OZMA(初) [3:54]
ざ・たっちが曲紹介に参加。
ネタの最中にも中居君から「時間がない」と散々言われていました。
DJ OZMAは初出場なのですが、ある意味3回目の出場。
やる前から高年齢層には拒否感が強いと思われるパフォーマンス。
それを後半戦に持ってくるなんて、NHK変なところで強気です。
出身地のテロップが東京都六本木となっていました。
「木更津の隣あたりじゃなかたっけ?」という声もありましたが、私はあまり興味がないので調べていません。
そして2コーラス目、サンバカーニバルの衣装から下着姿になったと思った女性バックダンサーが、あっという間に「あ!NHKでトップレス?」と思わせる格好になりました。
実はトップレスっぽいボディスーツでした。
さらにはラスト、既にパンツ一丁になっているDJ OZMAがこれ以上何かするのかと思わせて登場したのは、本番前に「ポロリをするな」を釘を刺していたと報道されたサブちゃん。
「2007年もアゲ♂アゲ♂で行きましょう!」とよく言ってくれました!
ゲスト審査員とのトーク
審査員席の横峰さくら選手と。
DJ OZMAのステージについての感想を求められて困っています。
横峰さくら選手のお父ちゃんはとても喜んでいました。
おじちゃん、いつもの歌合戦はこんなんじゃないからね。
HOME/アンジェラ・アキ(初) [3:36]
お父さんが日本人、お母さんが(イタリア系)アメリカ人というアンジェラさん。
黒縁めがねでピアノの弾き語りというおなじみのスタイル。
家族を思いこそさせる「ふるさと」という歌詞が出てきますが、世間になじみのない曲をこの時間に持ってくるなんて、NHKここでは良い意味で強気です。
案山子/さだまさし(18) [4:03]
SMAPのゴローちゃんが曲紹介に参加。
久々にほのぼのとしたナンバー。
お父ちゃんの気持ちを歌っています。
歌合戦で歌うのは第47回(1996年、平成8年)以来10年ぶり2回目。
曲の終わり、特別審査員のリリー・フランキーさんがうっすら目に涙を浮かべていたように見えました。
この対決、ふるさとや家族をテーマにした曲で番組中盤の山場といったところ。
元日の天気予報
気象キャスターの半井小絵さんがw-inds.とWaTのメンバーの出身地の元日の天気予報を紹介。
熊野古道/水森かおり(4) [3:12]
4回目の出場にして、ついに後半戦進出。
「熊野古道」は、この年発売された演歌で最も売れたシングル(2007年3月時点)。
初出場からずっとヒット曲を歌い続けているものの、なかなか2コーラス歌わせてもらえませんでしたが、今回は久しぶりにちゃんと2コーラス歌えたのかな?
間奏はむっちゃ短かったけど、アウトロは長かったです。
「実質、今年の演歌の女王はあんたよ。」
とでも言われているかのよう。
一剣/氷川きよし(7) [3:07]
この年発売された男性演歌で最も売れたシングル(2007年3月時点)。
そして前日に日本レコード大賞を受賞したことにも曲紹介で触れられました。
レコード大賞受賞から睡眠時間があまりなかったのか、目の下のクマが気になりました。
レコード大賞も受賞したし、次はトリを狙ってください。
このお二人、この年の演歌界を代表する歌手としてよい扱いでした。
PRIDE/今井美樹(初) [5:11]
待望の初出場。
初ヒットの「彼女とTIP ON DUO」(1988年、昭和63年)あたりでの初出場は微妙ですが、おそらく「PIECE OF MY WISH」(1991年、平成3年)、「Miss You」(1994年、平成6年)そして「PRIDE」(1996年、平成8年)といったビッグヒットのあたりは出場の依頼はあっても辞退していたんだろうな、と思うと、今回の出場に際してどんな心境の変化があったのか聞いてみたいところ。
フルコーラス歌うと6分近いのですが、歌詞はフルコーラスで5分を超える歌唱。
えらくニコニコでカメラ目線の旦那・布袋寅泰のギターをバックに歌い上げました。
前半戦では孫悟空として登場した香取君は残念ながら「ドク」としては応援にかけつけず。
壊れかけのRadio/徳永英明(初) [3:31]
こちらも待望の初出場。
今井美樹のようなミリオンセラーとなるシングルはないもののヒットを多数持つ彼が歌合戦初出場ということは、やはり以前は辞退していたのでしょうか。
今井美樹が歌詞フルコーラスだったから、こちらもフルコーラスかと思ったら2番がカットされていたような。
それは不公平やで先生。
ところで、前年はスキウタで上位にランクインしながら「今はもう高音が出ないから」と出場交渉すらしなかったというスポーツ新聞ネタがありました。
もしそれが事実なら、出場交渉しないことを決断した人はお仕置き部屋へ。
この対決は初出場まで時間がかかっただけあって、じっくり時間をかけたステージといったところでしょうか。 そして特別待遇だっただけあって、この回1回きりでもう出場はないような予感も。 特に今井美樹。 紅組歌手の応援にも参加していないみたいだったし、「頼まれたから出てやった」的な出場だったのでしょうか。
急遽説明
三宅民夫アナウンサーがDJ OZMAのバックダンサーについて「裸に見えたかもしれませんが、ボディスーツです。」と説明。
(以下は三宅アナのコメントではなく、私の意見)
だから裸じゃないって。
苦情の電話かける前にちゃんとよく見ろ。
NHKがそんなことするわけないやろ。
まあ、私も一瞬「うぉっ」と勘違いしたけどね。
後日談としては、リハーサルまではボディスーツを着ていなかったので、NHKとしてもびっくりしたのだとか(DJ OZMAが勝手にやったことだから、彼だけを責めて、と言っているように聞こえなくもない)。
ゲスト審査員とのトーク
リリー・フランキーをステージ上に招いて。
リリー・フランキーのベストセラー「東京タワー」は主人公と母親の関係に重きを置いているということで、母親をタイトルにした次の曲へつながります。
Mother/和田アキ子(30) [3:19]
彼女の場合、昔の曲を歌うと「また?もう歌合戦で散々歌ってるんでしょ?」と思ってしまうが、この曲が歌合戦で歌われるのは第47回(1996年、平成8年)以来10年ぶり2回目。
歌唱時間は10年前よりちょっと短かったかな。
それでも余裕で3分を超えていますが。
今回の選曲は2年前に亡くなった母親を思ってのものだそう。
前年はm-floとの共演で歌えなかったからね。
いろいろな思いが交錯したのか、あるいはいつも通りか、歌い終わった後は泣きそうになっていました。
千の風になって/秋川雅史(初) [4:12]
イケメンクラッシック歌手初出場。
2001年のアメリカ同時多発テロなど葬式の時によく使われる詩に日本語訳詞と曲をつけたものだとか。
キムタクが日本語訳で詩を朗読していました。
個人的にはいらないけど、秋川雅史がこの曲を披露する前には必ず誰かが歌詞を朗読するのだとか。
年末からヒットチャートを急上昇し、年明けのチャートでクラシック歌手としてめずらしいオリコンシングルチャートのTOP10入り(テノール歌手としては初)を果たし、さらにはクラシック歌手としては初のシングルチャート1位、初のミリオンセラーとなりました。
いのちの限り/天童よしみ(11) [2:50]
2年ぶりの自分の歌、そしてその年発売した曲の歌唱。
ここに花柳糸之社中キター!
風/コブクロ(2) [3:26]
初出場だった前年は前半戦中盤での登場でしたが、今回はこんなに遅い位置に。
「風」は2002年発表でシングルチャートの最高順位は高くないもののロングセラーとなった曲。
なぜこの年この歌を歌ったのか、ご存じの方はいらっしゃいますか?
選曲理由はさておき、ギター一本の伴奏とお二人の声だけというシンプルなアレンジ。
終盤にアカペラでの歌唱となった部分では二人の歌声が響き渡っていました。
夢のうた/倖田來未(2) [2:30]
前年は後半戦のトップバッターだった彼女も、今回は一気に歌合戦終盤へ大躍進。
この年2年連続で日本レコード大賞を受賞するかと思いきや、レコード大賞は氷川きよし。
「去年と今年で大賞受賞歌手逆じゃね?」と思ったのは私だけか?
そして彼女は最優秀歌唱賞を受賞したらしいのですが、歌合戦ではその件はスルー。
流行語にも選ばれた「エロカッコイイ」を地でいくシースルーの衣装よりもボーカルを前面に出したパフォーマンスだったので、最優秀歌唱賞の話題に触れてもよかったのではないかと思います。
曲は、サビのメロディーがそっくりな曲があるってやつです。
高瀬舟/五木ひろし(36) [3:22]
前年に引き続き、この年発表された曲を歌った演歌歌手としてはもっとも後ろでの登場。
「高瀬舟」はこの年男性演歌歌手では氷川きよしの「一剣」に次ぐCD売り上げを記録しました。
伴奏としてステージ上に琴(内藤洋子、内藤久子)が登場し、和の心を伝えております。
何度でもLOVE LOVE LOVE 2006/DREAMS COME TRUE(11) [4:56]
代表曲の一つ「LOVE LOVE LOVE」と前年のヒット曲「何度でも」のメドレー。
この年発売した「もしも雪なら」は歌われず。
「FNS歌謡祭」でも披露されたジャズっぽいアレンジで英語歌詞の「LOVE LOVE LOVE」はこの年コマーシャルでよくテレビから流れていましたが、歌合戦では歌詞は日本語のままでコーラス、小太鼓、バグパイプ?が加わったアレンジ。
この年いろいろと暗いニュースがあったから、ということで愛をテーマにした曲を選曲したようです。
「何度でも」も「FNS歌謡祭」で披露していましたが、こちらはくじけずに進んでいこうという前向きな曲。
大人数のコーラスを従えての迫力のステージ。
前年が紅組の後ろから4番目、今回が紅組の後ろから2番目。
前年紅組トリをオファーされたものの固辞したという話がありましたが、トリもそろそろでしょうか。
それとも、ザ・ピーナッツ、西田佐知子、ちあきなおみのようにトリの一つ前が定位置となるのでしょうか。
ゲスト審査員とのトーク
審査員席の鎌田實と。
ありがとう/SMAP(14) [4:51]
3年前と前年が大トリ(2年前は辞退)で今回は白組のトリの手前とすっかり歌合戦終盤が定位置となった感のある彼ら。
ピアノの演奏をバックにメンバーひとりひとりがメッセージを読み上げるなど特別待遇。
歌は相変わらず不安定でユニゾンでも音程がばらばら。
やっぱりこんなに歌が下手な彼らがこんなに長い間歌手としての人気(高いCD売り上げ)を維持できるのはすごいというか何というか。
ふたり酒/川中美幸(19) [2:43]
前回が初のトップバッター、そして今回は初のトリ。
紅組歌手のトリと言えば感極まって涙の熱唱が定番。
川中美幸も涙の熱唱?と思ったら歌い終わってから泣き顔になりました。
彼女の場合は新曲が鳴かず飛ばずというわけでもないので、次回は新曲をヒットさせてのトリを望みます。
まつり/北島三郎(43) [4:18]
実に大トリで歌うこと3回目。
大トリ3回だけでもすごいこと。
トリ3回だってなかなかできません。
というか、もう「まつり」も「風雪ながれ旅」も「帰ろかな」も歌合戦の舞台で十分聞きました。
演歌界・日本歌謡界の大物であることは誰もが知るところ。
「日本のおやじ」を過ぎて「日本のおじいさん」となりつつ今、そろそろ演歌の後輩育成に専念してはいかがか。
だって「まつり」をはじめサブちゃんが大トリの時って、紅組トリはやけに地味だったりしない?
今回も一人で歌った川中美幸に対してダンサーの多いステージやったし。
先生、北島君ばっかりひいきせんといて。
エンディング
審査結果は白組の勝利(中間審査のワンセグのみ紅組優勢、中間審査のケータイ、最終審査はすべて白優勢、ゲスト審査員も紅組に投票したのは10名中4名)でした。
ラスト、「蛍の光」の指揮をしたのは歌手としての出場経験もある作曲家の平尾昌晃。
司会
アドリブに動じず(うまい返しもないけど固まることもない)台本通りに進行する仲間由紀恵さん、わずかな時間にアドリブのコメントを入れたり微妙な時間調整をする中居正広さん、若手としてはベストな人選だったと思います。
仲間さんにはもう1回司会をして頂いて、是非紅組に勝って欲しいところです。
進行
駆け足過ぎた前回と比較して放送時間は増え、出場歌手は減ったからか、曲前にちゃんと時間を確保して出場歌手と話すなど歌と歌の間はゆったりしていたような。
ただ、まだコメントは台本にぴっちり書き込まれて秒刻みのスケジュールなのかな、という気がしないでもなく。
終盤はやはり駆け足となって、サブちゃんの大トリステージが終わるとすぐに審査となりました。
これだと大トリ慣れしているサブちゃんの大トリということを差し引いても大トリのチームの印象強すぎです・・・。
歌唱順
バランスとしては後半戦に演歌(特にその年ヒットした演歌)が少ないと思いますが、終盤にもポップス系を配する歌唱順が定着してきたようで、個人的には満足です。
水森かおりも後半戦に進出したし。
選曲
選曲はなつメロがまだ多いと思います。
歌合戦創設期のように歌手の代表曲を歌うスタイルに戻ったという意見もありますが、そうなるとまだテレビが一家に一台だった頃にヒット曲を持つベテラン歌手に有利なわけで、歌合戦の世代交代が進まない現状を長引かせてしまうと思うのです。
なつメロを認めるにしても、世代交代を祈って大ベテラン歌手はトリにしないとか、制限をつけるべきかと。
とっとと新曲を歌う氷川きよしやDREAMS COME TRUEにトリをとらせろ、と。
歌唱時間
前回と比べると、一番短い歌手が2分20秒前後、一番長い歌手が5分程度というばらつき具合は変わらず。
放送時間は前回より長め、出場歌手は前回より少なめになった割には、3分より短いポップス歌手が多いなあ、というのが率直なところ。
演歌・歌謡曲はお決まりの2コーラスではなかったのが藤あや子(でも3分超え)、堀内孝雄(変則的な構成なので実質2コーラス、3分超え)と森昌子くらい。
水森かおりや氷川きよしといったヒット曲を出した歌手にはアウトロにも時間をかけるなど、時間をかけるべきところにはかけているという印象。
審査方法
前年は会場に招いたゲスト審査員の票も視聴者の票も同じ1票としてカウントしましたが、この年は従来通り特別審査員は独立した票にしました。
視聴者の投票に重きを置くと向こう10年くらいは(無条件で紅組に投票する人が増えない限り)紅組に勝ち目がないとわかりましたね、NHK。
ケータイ審査員やデジタル審査員を募っても視聴率は回復していないですし、デジタル放送の双方向性をわざわざ使う必要はないと思います。
サプライズはありませんでしたが(DJ OZMAはサプライズというより事故のようなイメージ)、別にサプライズを期待して歌合戦を見ているわけではないので、過去数回に比べるとゆっくりした進行だった今回は落ち着いて見ることができてよかったと思います。
視聴率はあまり気にせず、今後も歌が好きな人、歌合戦が好きな人のことを考えた番組作りをしてもらえるとありがたいです。