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かっこ内はおおよその歌唱時間です。
見間違い、聞き違い、勘違いによる誤記や誤植もあると思いますが、発見し次第修正しますので暖かく見守っていただけるとありがたいです。
オープニング
CGのような背景をバックに歩くNHKの和久田麻由子アナを除く司会の3人。
テレビカメラも魚眼レンズのようなものを使っているのか、なんか不自然に見えます。
「NHKホールではありません」ということで、事前収録した新しい国立競技場の映像でした。
そこから昭和39年の東京オリンピック以来夏季オリンピックのシーンと、「栄光の架橋」「Gift」「風が吹いている」「Hero」と歌合戦で歌われたNHKのオリンピックテーマソングの歌唱シーンを織り交ぜた映像へ。
これがが長い。
そしてようやくNHKホールのステージ上の出場歌手と司会歌手にライトが当たりました。
客席に招待されているラグビーワールドカップ2019の日本チーム(全員ではありません)とのやりとりもありました。
日本チームの皆さん、この年の歌合戦で何度か出番があります。
パプリカ -紅白スペシャルバージョン-/Foorin(初) [3:31]
さっそく前日の日本レコード大賞受賞に触れられます。
この日はFoorinのオリジナルメンバーによるパフォーマンスが1コーラス、続いてFoorin team Eの英語バージョンを1コーラス、そしてまた日本語に戻る2ハーフ。
デビューから1年以上経ち、Foorinの男性陣の背がぐんと伸びてます。
声も低くなってます。
女性陣も声の質が変わっていると思うので、レコーディングし直したのかな。
「パプリカ」は平成30年8月に発売された曲。
1年5ヶ月をかけて、年明けのシングルチャートでTOP 10入りを果たし3位を記録しました。
2億4千万の瞳 -エキゾチック "GO!GO!" ジャパン-/郷ひろみ(32) [2:41]
2年連続でホールの入り口付近からで歌い始め、梅棒と愉快な仲間たちとそっくりアスリート2019が扮する2019年活躍したスポーツ選手のそっくりさん(一部全然似ていない人もいます)がダンスをする中ホール内へ。
岡村隆史とチコちゃんの姿も。
花火/aiko(14) [2:19]
aikoはウラトーク席からやおら立ち上がり、彼女のファンという堀江選手や山里にひとこと言って歌がスタート。
aikoが歌いながらステージへ移動すると、ステージにはバックバンド。
バックバンドがステージ上にいるのは久しぶりかな。
前回が久々の歌合戦だったしね。
前回歌った「カブトムシ」と同じ、平成11年の曲で、彼女にとって初のTOP 10ヒット。
花火だけに、ステージのスクリーンや特殊効果でテレビ画面に打ち上げ花火が上がりまくり、仕掛け花火が光る演出。
最後は2020という花火っぽい光。
ゲスト審査員紹介、ウラトーク席、ラジオ中継席、BS4K/8Kの紹介
一人ひとりの名前を告げての紹介はなく、瀬戸選手、中西麻耶選手を紹介し、広瀬すず、上沼恵美子とのからみあり。
EXPerience Greatness/GENERATIONS(初) [1:57]
曲前にゲスト審査員の渋野日向子選手とのトークあり。
彼女がファンということで、バックのスクリーンにはこれでもかと渋野選手の笑顔。
EXILEファミリーなので、大人数のバックダンサー。
曲調や衣装はあんまりEXILEファミリー(本家EXILE、三代目 J Soul Brothers、E-girls)っぽくない爽やかな感じ。
シングルデビューが2012年ということで、8年目での初出場。
デビュー以来シングルチャートのTOP 3の常連で、2015年には1位も獲得。
この年はEXILEと三代目 J Soul Brothersがカウントダウンライブ出演ということで出場せず、GENERATIONSが初出場。
初出場まで時間がかかったのは、いわゆる事務所枠の関係でしょうか。
みんなで踊ろう!ダンス対決
次の2曲は真似しやすいダンス同士。
キュンキュンダンス vs ハッピーチョキチョキダンス。
曲前にゲスト審査員のサンドウィッチマンとトークあり。
パフォーマンス前から「まあ日向坂ですね」と発言。
キュン/日向坂46(初)[1:59]
先輩の坂道グループから乃木坂46の秋元真夏、欅坂46の菅井友香2名が曲紹介に参加。
とは言ってもしゃべりはなし。
最初からセリフがなかったのか、もう進行が押しているのか。
坂道シリーズおなじみのお揃いで床からの高さをそろえたスカートの衣装。
「キュン」は年明けのシングルチャートでTOP 50返り咲き。
純烈のハッピーバースデー/純烈(2) [2:13]
振り付けを担当したDA PUMPが曲紹介とバックダンスに参加。
スーパー銭湯アイドルってことで、今年は大風呂につかる純烈とDA PUMPのイラストがスクリーンにステージのバック映し出されました。
生放送時は、データ放送で決定ボタンを押すとDA PUMPのISSAと純烈の白川裕二郎が踊るという趣向つき。
この趣向に気を取られて段取りを忘れたか、リーダーの酒井一圭が小田井涼平と場所を入れ替わるのを忘れ、小田井涼平が後ろから酒井一圭に場所を変わるよう呼びかけていたそうです。
1番だけでしたが、時間は間奏なしの1ハーフだった前年より長くなってます。
年明けのシングルチャートでTOP 50返り咲き。
ウラトークからの中継
ゲスト審査員の長谷川博己がウラトーク席に。
大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影現場と違って華やかでいいですね、と。
撮影現場は色々あってドタバタしてるからね。
チコちゃんと岡村隆史登場
長谷川博己がいないゲスト審査員席は岡村隆史が座っている。
彼も「麒麟がくる」に出演するんだね。
そして2年連続でCGでないチコちゃんも登場。
なんで最後の人を「トリ」って言うの?
みんなの出演料をまとめて(受け)取るから、らしいです。
「上を向いて歩こう」
坂本九が昭和36年に発売して日本でヒットしたこの曲は、昭和39年の東京オリンピックの前年、昭和38年に世界でヒットしたというちょっと苦しい導入から始まりますが、世界的なヒットということで、東京オリンピックの選手村にも招かれたそうです。
これでようやく東京オリンピックとつながった。
ちなみに、このあたりでこの年の歌合戦の前半における最高視聴率を記録したそうです。
嵐の松本潤が「自分たちの話になってしまいますが」と前置きし、この年亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川が、ジャニーズJr.の舞台で2020年のオリンピックをイメージした演出をしていたという話をします。
本当にジャニーズローカルな話をなぜ唐突に?
それは次にジャニーズJr.のパフォーマンスがあるからだよ。
ゲスト審査員とのトーク
この年ノーベル科学賞を受賞した吉野彰と。
「糸」が好きらしいですが、この後にすぐ歌うわけではありません。
まずジャニーズが歌います。
そのあと、間髪入れずに「糸」がくるので。
ジャニーズJr. Let's Go to 2020 Tokyo [1:28]
SixTONES・Snow Man率いるジャニーズJr.による「Let's Go To Earth」と「Let's Go To Tokyo」のメドレー。
短いパフォーマンスなので、わざわざSixTONESやSnow Manと入れなくてもよいと思うのですが、翌月にCDデビューを控えた彼らは衣装も他のジャニーズJr.とは違い、実質彼らのお披露目の時間でした。
上を向いて歩こう ~令和スペシャルバージョン~/Hey! Say! JUMP(3) [2:20]
第12回(昭和36年)にこの曲のヒットにより初出場した坂本九が、阪神淡路大震災があった第46回(平成7年)には南こうせつが、そして東日本大震災があった第62回(平成23年)には松田聖子と神田沙也加が歌唱した曲。
20最後の歌合戦だった第51回では、前半の締めくくりに出場歌手で歌われた、日本を代表する曲。
Hey! Say! JUMPが台湾公演で歌った際に観客が知っていたそうです。
まずスローテンポで手話を交えて歌い、その後テンポアップして再度サビ。
テンポアップしてから客席に下りて客席に背を向けてのパフォーマンス。
こういう感じの移動は、第68回にSexy Zoneがやってたっけ。
今回は、すぐに次の曲が始まるから、彼らがはける時間を省くためでしょうか。
最初、なぜこの選曲?と思ったのですが、Hey! Say! JUMPはこの年「上を向いて歩こう」をカバーし、日本テレビ系列で放送されたドラマ「もみ消して冬 2019夏~夏でも寒くて死にそうです~」(どんなタイトルだよ)の主題歌になっていました。
2019年11月にはNHKの「うたコン」でも披露済みでした。
糸/島津亜矢(6) [2:03]
この年トークでのキャラも含めてブレイクしたピアニスト清塚信也の伴奏で歌唱。
こちらも世代を超えて愛される曲として紹介されています。
歌合戦では第65回(平成26年)にクリス・ハートが歌っています。
その時もでしたが、「世代を超えて愛される曲」と紹介している割に時間が短い。
島津亜矢は2年連続で中島みゆきの歌だね。
その前は洋楽だったし、演歌はもう歌わせてもらえないのかな。
この方も、持ち歌を歌わせてあげてほしいと思う歌手の一人。
「夢を歌おう」特別企画 Disney Cinema Medley 2019
イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに/中元みずき [1:40]
オーディションで選ばれたという彼女、緊張して頭の中が真っ白になり、振り付けも忘れたそうですが、パワフルな歌唱でした。
歌唱後は足の力が抜けて、一人では経っていられなかったとか。
君はともだち/ダイアモンド☆ユカイ [1:30]
ずっと「トイ・ストーリー」シリーズの歌を担当しているみたい。
内村光良がよく知っていた。
この日はKing & Princeの平野紫耀と髙橋海人も参加。
、オリジナルで誰かとデュエットしていたわけでもないみたいだし、ダイアモンド☆ユカイだけではだめなの?
ステージ中央で歌い始め、ゲスト審査員席前に移動するのは、次に歌う2人がステージで準備するため。
ホール・ニュー・ワールド/中村倫也&木下晴香 [2:29]
本業は俳優の中村倫也と若手ミュージカル俳優の組み合わせ。
中村倫也の安定した歌唱は映画公開時から話題に。
ゲスト歌手としての歌唱なんだけど、この年の出場歌手に混ぜても大丈夫なくらいの歌唱。
フルで1ハーフなところ、イントロをカットしただけっぽい。
歌唱時間も、この年正式な出場歌手として出場しながら時間の短かった歌手に比べると、よっぽど長い。
ディズニーメドレーのラストだし、この曲を歌合戦で歌ってもらうための企画だったのかな、という印象。
そういえば、中村倫也はこの年初出場した菅田将暉と同じ事務所所属だね。
ププッとフムッとかいけつダンス/おしりたんてい [1:44]
「紅白×LIFE! SPコント」の中で生まれたディズニー企画の次にふさわしい企画を決めたという設定。
LIFE!出演者のほか、嵐の大野智もNHK松山放送局のディレクター役で出演。
歌はおしりたんていと登場キャラの着ぐるみと出場歌手が一緒にダンス。
ところで、これを喜んだ子供たちはどれくらいいたんだろう。
Everybody Go/Kis-My-Ft2(初) [2:26]
ローラースケートを履いて登場。
初めてつながりということで、2020年の東京オリンピックで正式種目として取り上げられたスケートボードの日本代表候補である四十住さくら選手を訪ねるインタビュー映像が曲前にあり。
パフォーマンスもローラースケートを履いたまま。
光GENJIみたいやね。
ローラースケートが光るのは技術の進化の証。
途中からバックには令和2年の東京オリンピックで新しく採用された競技の映像が表示されました。
ちょっと曲とかけ離れた演出かな。
最初にあった「Kis-My-Ft2」と大きく書かれた文字が格好良く光っていたので、あれだけで充分だと思う。
この後も、演出にラグビーかオリンピックを扱わないと怒られるのか?というくらい色々出てきます。
大阪恋時雨/天童よしみ(24) [2:04]
Kis-My-Ft2のパフォーマンスが終わると、ステージ中央の階段の上にあるスクリーンが左右に開き、奥に天童よしみとピアノ演奏をするMattの姿が。
歌の最中にはゲスト審査員の上沼恵美子の姿も映し出されました。
二人は小さい頃関西のちびっこのど自慢で優勝を競った間柄。
とは言っても、優勝はいつも天童よしみだったそうです。
ラストはバックの画面に天童よしみとMattの2ショット。
最初は加工前、そしてもちろんMatt加工が施された姿へ(Mattは最初から加工済み)。
スローナンバーなので、1ハーフの前年と同じくらいの歌唱時間でも1番だけ。
短い。
ゲスト審査員とのトーク
審査員席の戸田恵梨香と。
プロの皆さんの勢いがすごくて、楽しませてもらっていると。
恋するフォーチュンクッキー~紅白世界選抜SP~/AKB48(12) [2:02]
日本のAKBグループだけでなく、世界の姉妹グループであるインドネシアのJKT48、タイのBNK48(こちらは前年も共演してたね)とCGM48、フィリピンのMNL48、ベトナムのSGO48、インドのDEL48、上海のAKB48 TeamSH、台湾のAKB48 TeamTPからも選抜メンバーが集まるという体制。
「世界で大人気の」という曲紹介の割には1番だけで短かったんだよね。
唇スカーレット/山内惠介(5) [2:01]
バイオリニストの木嶋真優がバイオリンを演奏。
それよりも、似ているような似ていないような山内惠介のライフマスクを付けたダンサー20人のインパクトがでかい。
そしてステージの中央階段の上にはメガ惠介。
目が光ってレーザービームを発射。
小林幸子のメガ幸子なら何か月もかけて自前チームが制作するところですが、メガ惠介はスクリーン上のCGみたい。
メガ惠介のバックにあるセット込みでCGという大がかりな映像。
1階にあるラグビー日本代表の座る席から
嵐の相葉雅紀が田中史朗選手、「笑わない」というキャラ設定の稲垣啓太選手にインタビュー。
稲垣啓太選手はカラオケに行くと「もののけ姫」を歌わされんだそうだ。
なぜここで相葉雅紀が?と思ったが、彼はNHKの「グッと!スポーツ」MCだからな。
ゲスト審査員とのトーク
ゲスト審査員席の中西麻耶選手と。
例年は年末年始は合宿中のため、「こんな素晴らしいこと(歌合戦)が起きているとは知りませんでした」と。
おそらく合宿するようになる前に歌合戦を見ていたとしても、今こんなことになっているとは、と驚いたやろうね。
Blizzard/三浦大知(3) [2:32]
この年、現在の上皇陛下の天皇陛下御在位三十年記念式典で歌を披露した彼。
3年連続で歌合戦オリジナルのダンスだそうだ。
紅蓮華/LiSA(初) [1:59]
アニメ「鬼滅の刃」主題歌というところからLiSAの人気ぶりを示す映像のあと、彼女のファンというPerfume、Kis-My-Ft2の宮田俊哉とHey! Say! JUMPの藪宏太との絡みを経て曲へ。
ステージ上にはバックバンド、そして当然スクリーンには「鬼滅の刃」映像。
「紅蓮華」は年明けのシングルチャートでTOP 10返り咲き。
その後も安定した売り上げを続け10万枚を突破。
歌合戦70回を祝う言葉
5月に元号が平成から令和に変わったことにちなむという映像と、祝賀ムードからおめでたい話題も相次ぎました、とウラトーク席の山里亮太結婚、歌合戦も70回へ無理やり持っていきました。
お祝いの言葉を述べるのはビートたけし。
過去に氷川きよしの応援で2回出演したことがあり、2回目は事前に持ち時間が30秒と何度も言われていたのに、本番で登場後いきなり残り10秒とカンペを見せられたというエピソードを披露。
「そのまま闇営業へ行こうかと」と話して総合司会内村光良から止められていました。
「そのままNHKを国民から守る党へ入党しようかと」という原稿をNHKから直してほしいと頼まれたとか。
祝い酒~祝!令和バージョン~/坂本冬美(31) [2:20]
King & Princeの岸優太、神宮寺勇太、永瀬廉が和太鼓を演奏。
さらに和楽器を演奏する人たちがステージ上で演奏。
間奏でバックのCGに変化が。
日本式の二階建て家屋の金と黒の格子柄のふすまが開くと、そこにも伴奏をする人の姿が。
こちらももちろんCGですが、単に人数を水増ししているわけではなく、ステージ上のリアルな演奏者とは衣装も配置も変えていました。
CGによる人数水増しは、ステージ裏のドタバタが少なくなる半面、チープ感が否めないところがあったのですが、CGもだいぶ高精細になり、準備に手をかけているようなので、これくらいならいいかな、と思いました。
前回この曲を歌った第66回(平成27年)と歌唱時間はだいたい同じ。
ウラトーク席から
ゲスト審査員のボクシング世界チャンピオン井上尚弥が来ています。
カラオケが好きで、よく歌う人の名前として浜田省吾、長渕剛、C&Kを挙げていました。
白日/King Gnu(初) [3:06]
曲前にファンだというゲスト審査員の広瀬すず、菅田将暉、Generationsの片寄涼太がトークに参加。
そしてグループを紹介する映像あり。
動画・ストリーミング再生回数が1億回を超えているという曲。
井口理のハイトーンが何とも印象に残るパフォーマンス。
この方、東京藝術大学の声楽家を卒業しているのか。
白組司会の櫻井翔がKing Gnuを「キング・アンド・ヌー」と紹介し、即座に訂正。
そしてあとからKing Gnuに対しても謝ったそうです。
井口理が後日ラジオで話していたところでは、直前に歌い出しを何度も練習していて緊張していなかったのに、櫻井翔の「キング・アンド・ヌー」およびその訂正の言葉に、歌い出しのタイミングを伝えるカウントがかぶさるような形で早目に出たことで緊張してしまい、ちゃんと最後まで歌えないのではと思いながらの歌唱だったそうです。
「白日」は12月から年明けにかけてデジタルシングルもストリーミングもずっと上位安定。
三津谷寛治"生"ダメ出し
NHK側は白組司会の櫻井翔と総合司会の内村光良扮する三津谷寛治、紅組司会の綾瀬はるか扮する三津谷・エンシーナス・シャーロット・はるか(母親がアメリカ人で、NHK国際放送局の局員という設定)。
ダメ出しされる側はOfficial髭男dismとチョコレートプラネット。
Official髭男dismは三津谷・エンシーナス・シャーロット・はるかが「ルネッサーンス」というphraseを世界に届けたいと。
髭男爵と間違えているわけで、戸惑うOfficial髭男dismが三津谷寛治に言われるがままに「ルネッサーンス」というと「はるかカッター(ひぐちカッターのパクりらしい)」を畳みかけるという。
チョコプラの2人には、Eddie Murphyの物まね(2人の持ちネタじゃありません)を世界に届けたいと無茶ぶりされてました。
ちなみに、この時点でチョコプラがこの年の歌合戦に出演していた印象がないので、なんで呼び出されているんだろうと思っていました。
ちゃんと出てくるのは少しあとになります。
さらにはパシフィコ横浜の福山雅治を合成で呼び出すという趣向。
三津谷・エンシーナス・シャーロット・はるかが綾瀬はるかが大河ドラマ「いだてん」に出演した際のシーンの福山雅治の感想を物まねすると「まさはるカッター」で対応。
彼について、三津谷寛治はいつもパシフィコからの中継であることにダメ出し。
ようやくちゃんとしたダメ出しになったよ。
この件については「もう来年の話をしてもいいのか?」ということで、この場での解決にはなりませんでした。
紙の鶴/丘みどり(3) [1:47]
バックではKis-My-Ft2が日舞に初挑戦。
振付が一部鶴の羽ばたきをイメージしていて「???」なんだけど、ちゃんと花柳糸之社中の振り付け。
そして花柳糸之と言えば、短い時間ではありましたが、演歌でおなじみの花柳糸之社中の舞も付きました。
Kis-My-Ft2が持っていたのはただの折り鶴だけではなく、最新のドローンにより空を飛ぶ折り鶴も三羽。
さらには観客席の前の方にもたくさんの紙の折り鶴が下がっていたようです。
丘みどりが着ていたのは、平成18年に亡くなったお母さんが手縫いした着物。
鶴の柄だったため、着ることにしたそうです。
でも、そんなことには本番中には一切触れられず。
間奏短くて間奏明けもサビの後半だけ、アウトロも短くて、胸に忍ばせた折り鶴をゆっくり開く余裕もない。
全体で1分50秒くらい。
イントロ部分は「はるかカッター」や櫻井翔の「まともなの一人もいない」という嘆きの声がかぶったり、色々悪いことが重なりましたが、ご本人の歌に大きな影響がなかったことがせめてもの救い。
デビュー30周年直前SPメドレー/福山雅治(12) [4:28]
「HELLO」~「虹」~「零 -ZERO -」の3曲。
「HELLO」と「虹」は第66回(平成27年)、「零 -ZERO -」は第69回(平成30年)にも歌唱しています。
ヒット曲の多い人なので、別の選曲なかったのかなー、なんて思ったり。
さて、2020年はNHKホールに来るのかねえ。
30周年だから、よほどのことがない限りカウントダウンライブだよね。
中間投票の受付
楽屋ロビーの8K放送エリアから。
ゲスト審査員の田中圭、ラグビー日本代表の一部、チョコレートプラネット(KK兄弟?とテロップ入り)。
並ばされた人はみんなイニシャルにKが入っていたそうです。
そして、次に歌う人にちなんでチョコプラはKK兄弟?からシャツのゼッケンを「T」に変えて持ちネタのTT兄弟へ。
Let's Dance Medley 2019/TWICE(3) [2:30]
「TT -Japanese ver.-」~「FANCY -Jaanese ver.-」
ステージの階段上には大きなスマホのセット。
「TT -Japanese ver.-」ではスマホの画面上にTWICEの映像やゲスト審査員が映るという演出。
その後、大型スマホはなくなって「FANCY -Jaanese ver.-」へ。
年明けのシングルチャートでは「FANCY -Jaanese ver.-」を収録した「Breakthrough」がTOP 50返り咲き。
彼女たちが、前半の紅組ラストだったのですが、まったく触れられないという。
中間審査結果発表
チコちゃんと岡村隆史が発表。
いつも通りですが、白組優勢。
VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~/五木ひろし(49) [2:46]
前年は天童よしみのパフォーマンス時に筋肉とサックスを披露した武田真治がここで登場。
「筋肉少な目、サックス多め」ということでしたが、筋肉も十分多め。
その他、出場歌手やら応援ゲスト、フラメンコやサンバダンスを踊るダンサーでステージ上はにぎやか。
曲前には止められていましたが、サックスを持った岡村隆史も参加。
1コーラス終わるとチコちゃんがドラムを披露。
ビクトリーロード/ラグビーワールドカップ2019日本代表 [1:49]
後半はワールドカップ2019で活躍した日本代表の映像のあと、ステージ上に集まった日本代表メンバーと歌合戦司会者の3人が手拍子とアカペラで歌唱。
ベースはカントリーのスタンダード「カントリー・ロード」。
ECHO/Little Glee Monster(3) [2:28]
ラグビーワールドカップ日本代表がステージ上にいたので、ずっと檀上のようなところで歌唱。
バックには引き続きラグビーワールドカップの映像。
選手の顔のアップ多め。
センター(芹奈?)は途中から感極まったか涙を流しての歌唱。
「ECHO」は年明けのシングルチャートでTOP 50返り咲き。
DA PUMP ~ONE TEAMメドレー~/DA PUMP(2) [2:56]
「P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~」~「U.S.A.」。
スクラムを組んでいるラグビーユニフォームを着たダンサーが左右に分かれると、後ろからDA PUMP登場。
(リトグリの曲が終わってすぐ彼らのパフォーマンスが始まったので、リトグリはステージ上に降りることなく退場)
ダンサーのラグビーユニフォームのシャツ、DA PUMPの衣装も赤と白、そして白成分多めでなんとも歌合戦の白組っぽい。
「U.S.A.」では、ラグビーボールのような形の大きな風船が1階客席中央付近を飛び交うというにぎやかさ。
風船が邪魔で歌手が見えない時もあるというにぎやかさ。
この年は大ヒットはなかったものの、年明けに再び売れた「U.S.A.」、春にリリースした「桜」、そして夏にリリースした「P.A.R.T.Y.~ユニバーサル・フェスティバル」がTOP 10入り。
パフォーマンス時間も前年とあまり変わらず。
「P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~」が年明けのシングルチャートに返り咲き。
Pretender/Official髭男dism(初) [2:34]
前半に登場したKing Gnu同様、知らない層への紹介のような映像つき。
ストリーミング再生数が最速で1億回を突破したそうだ。
そして初出場が決まったら、地元でお祝いされたとか。
以前からインディーズ時代から音楽を聴いていたというaikoも曲紹介に参加。
ギターの小笹大輔は嵐のコピーバンドをやっていたんだそうだ。
サビの一節を藤原聡のピアノだけで歌ってから曲へ。
1番の歌詞(1ハーフの時は最初のサビが1番でなく2番だけど、今回は1番です)からラストへすっ飛ぶ構成。
いやいや、飛ばし過ぎで短いよ。
曲前の映像はもっと短くして、歌をせめてテレビバージョンフルにして欲しいな。
1コーラスだけにならないよう、最初にサビの一節から始めているんだけどさ、もうちょっとね。
序盤でギターの小笹大輔が両手でイヤモニを直したり、ラストでボーカルの藤原聡がイヤモニを片方外したので、イヤモニの音がでかかったのかなと思いました。
本当のところはどうなんでしょう。
年明けのシングルチャートに返り咲き。
ストリーミングチャートはTOP 10内に年末からずっと1位だった「Pretender」を始め5曲がランクイン。
前年のあいみょんのような祭り状態。
ゲスト審査員とのトーク
広瀬すずに席の前に来てもらって。
総合司会の内村光良とあわせて「なつぞら」2ショット
次にパフォーマンスするグループのファンなんだそうだ。
広瀬すずは色々な歌手のファンだね。
不協和音/欅坂46(4) [2:37]
2年前の歌合戦で披露。
その歌合戦で総合司会の内村光良と共演した際には平手友梨奈をはじめメンバー数名が過呼吸で倒れた曰く付きの曲。
リベンジの意味合いもあっての選曲だったようですが、今回もパフォーマンス終了後に平手友梨奈は倒れたとの報道あり。
そして彼女は年が明けてからグループ脱退を発表。
「不協和音」は2017年の曲ながら、年明けのシングルチャートに返り咲き。
ゲスト審査員とのトーク
審査員席のサンドウィッチマン富澤たけしと。
次に歌う歌手と仲が良いんだとか。
そして相方の伊達みきおがいない。
高遠 さくら路/水森かおり(17) [2:28]
嵐のメイガスこと二宮和也が曲紹介に参加。
2年連続でイリュージョニスト・メイガスのイリュージョン演出となる水森かおり。
前年はあざを作って誰も座っていない椅子に現れたり、台の上に寝て布をかぶせられたら消えたりしました。
今回のマジックは数は増えましたが、個々の難易度は下がり(マジック素人の感想です)、かおり本人の見せ場はラストのドレスの色が一瞬で変わるところ。
でも、歌いながらメイガスのアシスタントの女性の胴体にプレートをぶっさすところも素敵。
そして、イリュージョンの一つで登場したのが伊達みきお扮する演歌歌手の萬みきお。
有名なのかな、このキャラ。
King & Price ~紅白スペシャルメドレー~/King & Prince(2) [2:37]
「シンデレラガール」~「koi-wazurai」のメドレー。
声がかれているというのが、年末の多忙さを心配しつつも新鮮な感じ。
「シンデレラガール」はちょっとで終わり、左右からお城の壁のようなセットが出てきて早がわりしてメインの「koi-wazurai」へ。
歌唱時間は決して長くないのだけど、デビューした年に初出場で2年連続後半に登場しています。
「koi-wazurai」は年明けのシングルチャートでTOP 20返り咲き。
「シンデレラガール」もTOP 50返り咲き。
望郷山河 ~第3回 けん玉世界記録への道~/三山ひろし(5) [2:20]
前年は歌合戦のステージ上で124人で連続してけん玉の技を成功させてギネス記録を更新した三山ひろしとけん玉が得意な皆さん。
今回は棒高跳びのブブカのように(ググってね)、125人で記録更新に挑戦。
難易度を挙げるため有名人枠を増やしたそうで、NON STYLEの石井明、GENERATIONSの数原龍友、DJ KOO、ラグビーの堀江翔太、マキシマム ザ ホルモンの上ちゃん、ミルクボーイの内海崇(駒場孝も曲前には一緒に登場)。
とは言っても、有名人は序盤に出てくるので、プレッシャーのかかるのは後で出てくる一般の方。
今回は86番が惜しいところで玉を落として記録更新ならず。
総合司会の内村光良から「また、第4回がんばりましょう」と言われていました。
次の出場時の演出が決まってしまっているのも、なんかかわいそうな。
ちなみに、けん玉の達人の皆さんは日本全国から集まっているものの、NHKまでの交通費、宿泊費、食費などすべて自己負担だそうです。。
演出に含まれるのだから、ちゃんと対価は払ってあげてほしいものです。
Rock And Roll All Nite -YOSHIKIss version-/YOSHIKI feat. KISS <YOSHIKISS>(初) [4:34]
「夢を歌おう」特別企画。
11歳の時に父親を亡くし、生きていけないんじゃないかと思っていたYOSHIKIがKISSの音楽に救われたという縁で実現したもの。
X JAPANとしての出場は2年ほどないものの、その間も歌合戦には出ずっぱりのYOSHIKI。
事前収録かな?
人生は夢だらけ~お願いガッテン篇~/椎名林檎(7) [4:23]
「ジユーダム」~「人生は夢だらけ」
曲間にダンサー達が広げる傘の後ろで衣装替えして帽子、ジャケットにパンツスタイルからミニスカートのドレスへ。
、「人生は夢だらけ」の間奏でステージ上のカーテンが左右に開くと、彼女のステージではおなじみの豪華なミュージシャン。
パフォーマンス前のテロップには「あの朝ドラ俳優も演奏で登場!」とあり、演奏者テロップで浜野謙太とわかるのですが、どこなのかがわからず。
ネットを検索したところ、階段の一番手前の段でトロンボーンを演奏していた人だそうです。
この日の林檎さん、ちょっと機嫌が悪そうに見えたのは、スタンバイまでの司会者との変な間からすると、予定していたコメントがばっさりカットされたのでしょうか。
「人生は夢だらけ」を含むベストアルバムが年明けのアルバムチャートでTOP 10返り咲き。
あれから/AI美空ひばり [2:42]
企画「永遠の歌姫 美空ひばり 歌声をもう一度」から。
没後30年となる美空ひばりの歌声をAI技術により再現し、新しい曲を披露するというもの。
ちらっと出てきた、アナ雪主題歌は、たしか「それっぽく聞こえるところもあるけど、似てない」とダメ出しされた歌唱例だった気がするけど細けえこたあいいんだよ。
曲中に登場する語りは、レコード会社から提供された音源には学習するために十分な量がなく、息子である加藤和也氏に読み聞かせるため、美空ひばりがカセットテープに吹き込んだ声を再現。
レコード会社からは、顔を再現するためのライブ映像も提供されていたから、そこからトーク部分の音声を抽出すればよいのでは?と思うけど、レコーディング音源だけだと「悲しい酒」のような寂しい語り、ライブ中のトークだとテンション高い語りになって、ほしいトーンの音声が得られなかったということか。
新曲の作詞は最後の大ヒット「川の流れのように」を担当した秋元康、衣装は森英恵デザインの新作ドレスをCGで再現。
そして、生前のお嬢には関係していなかったため、ほぼスルーされた作曲担当は佐藤嘉風。
体の動きを再現するために全身にセンサーを付けて「ひばりさんならこう動いただろう」と歌いながら動いた天童よしみは名前すら触れられず。
曲中では、NHKホール内に多数のランタンがゆっくり上がっていくCGも重ねられました。
CGは3Dで描画しているけど、表示は平面なのね。
だから斜めからのアングルだとスクリーンを斜めから見ている通りに見えます。
「あれから」は12月にシングル発売されており、年明けのシングルチャートででTOP 10入りを果たしました。
ゲスト審査員とのトーク
席から司会者の横まで来てもらった上沼恵美子と。
限られた時間の中でAIひばりの感想を述べ、次の歌手と絡み、司会者ともボケをかましながら話す、そして時間も気にしているというお御所ぶり。
関ジャニ∞ 前向きにきばってこーぜ!OSAKAメドレー/関ジャニ∞(8) [2:28]
「ズッコケ男道」~「前向きスクリーム!」
バックにはピカチュウとなにわ男子。
ピカチュウか曲前2体、「ズッコケ男道」では2体、「前向きスクリーム!」では10体に増え、曲中に実物10体とCG 25体くらいも追加。
正面から見ると、階段のセットがずっと続いていくように、スクリーンにうまくCGを表示させてんのね。
なんか、次の歌手の紹介に移っても、ゲスト審査員がステージを見て笑ってましたが、何が起きていたのでしょう。
シンクロニシティ/乃木坂46(5) [2:46]
階段が実際よりも高く続いているようなスクリーンのCGは継続。
1番サビで坂道合同ステージへ。
もうひとり、衣装がかぶっている方が。
権之助坂46らしい総合司会の内村光良だ。
乃木坂46って、過去にヒム子との共演もあったし、演出面ではちょっと恵まれていないような。
2018年の曲ながら、年明けのシングルチャートに返り咲き。
ドラえもん/おげんさんファミリー [1:49]
「おげんさんといっしょ」から。
おげんさんファミリーは前年も出演したおげんさん(星野源)のほか、おとうさん(高畑充希)、次男(三浦大知)と近所の雅マモル(宮野真守)に加え、この年の「おげんさんといっしょ」に出演したアメリカに住んでいる友達ビヨンセ(渡辺直美)も参加。
隆子(藤井隆)は年越しフェスへ行っているため不在。
隆子が14歳という設定なので、21時以降には出演しないようにしたのでしょうか。
1分49秒くらいだから、短い出場歌手並みの時間。
おげんさんはスモークが出ている間に消えて人形になってテレビ画面に現れ、次の曲へ。
Same Thing/星野源(5) [3:19]
渋谷スクランブルスクエアの屋上からの中継。
直前までおげんさんの格好をしていたことと、LIVEの文字が消えたことから録画?
全編英語詞で歌詞テロップは日本語詞も一緒に表示。
"screw you"の部分、英語圏での放送でカットされなかったのかな。
Fから始まる4文字じゃないから大丈夫かな。
第68回(2017年)の「Family Song」、69回(2018年)の「アイデア」と4分45秒から5分という長い歌唱時間だった彼ですが、今回は3分20秒くらい。
でも、「Same Thing」はフルコーラスでこの長さです。
直前のコーナーも含めて、よい待遇は相変わらずです。
FUSION - 紅白Ver. -/Perfume(12) [3:37]
「FUSION」~「ポリリズム」
カリフォルニアの世界最大級のフェスに参加した際の曲を披露。
「FUSION」はダンスだけの時間が長い。
事前に録画した3人のダンス映像をバックのスクリーンに表示しつつ3人の実際のダンスを重ねる演出は、ダンスが乱れないこのグループならでは。
「ポリリズム」は、初出場した第69回(2008年)に披露した曲。
ここではスクリーンに表示される3人の映像はシルエットから細かなポリゴンに変化。
浅草キッド/ビートたけし(初) [3:10]
「夢を歌おう」特別企画。
ビートたけし作詞作曲の曲。
上は濃いグレー、下は黒、いずれも無地のシンプルな衣装。
美輪明宏の「ヨイトマケの唄」みたい。
歌の後、紅組司会の綾瀬はるかが「絶品でした」と声をかけていたのは、この年の大河ドラマ「いだてん」でビートたけしが演じた古今亭志ん生についての「志ん生の『富久』は絶品」という言葉にかけてのものなのでしょう。
ゲスト審査員とのトーク
長谷川博己を司会者の横に招いて。
石川さゆりも。
年明けから始まる大河ドラマ「麒麟がくる」で長谷川博己演じる主人公の母親役を石川さゆりを演じるという間柄。
というわけで、当然次の曲は石川さゆり。
津軽海峡・冬景色/石川さゆり(42) [3:05]
昭和・平成・令和の歌合戦で歌われた最初の曲。
汽車の汽笛から始まり、ステージ上には千住明の指揮によるオーケストラ演奏。
ストリングス強いですが、オリジナルに近いアレンジ。
「天城越え」にしろ、何度も歌合戦で歌われているからか、アレンジに凝りすぎることが多いので、オリジナルに近いアレンジが逆に新鮮に聴こえたりします。
この曲は雪をイメージした紙吹雪が用いられることが多かったのですが、今回の雪はCG。
そして客席を海にしたり、CG演出てんこ盛り。
いつかフルコーラスで歌ってほしいとずっと思っている曲。
歌詞はフルでも2番の後の間奏がカットされてばかりで、今回は2番のサビが終わるあたりの演奏がいつもと違ったので、これは間奏カットなしのフルコーラスか?と期待したら、2コーラスでした。
なんだよ…。
ゲスト審査員とのトーク
ゲスト審査員席の井上尚弥と。
次に登場する歌手のファンだそうです。
天気の子 紅白スペシャル/RADWIMPS 三浦透子(2) [6:06]
「グランドエスケープ feat. 三浦透子」~「大丈夫」
曲前に「天気の子」が今年1番の映画となったことを説明する映像あり。
NHKのスタジオでのパフォーマンス。
「グランドエスケープ」では周囲を固めていたコーラスの中に菅田将暉の弟さんもいたとか。
「大丈夫」のイントロでは新海誠監督が歌合戦のために新たに編集した「天気の子」映像あり。
その間にRAD WIMPSの3人は衣装替え。
そしてコーラスの皆さんがはけてストリングスの皆さんがバックにつきました。
RAD WIMPSは3年ぶりの出場。
この年唯一の返り咲き、そして他の出場歌手から遅れての出場発表でした。
「グランドエスケープ feat. 三浦透子」が年明けのデジタルシングルチャートでTOP 20返り咲き。
2曲とも収録された「天気の子 complete version」は同じく年明けのアルバムチャートでTOP 50返り咲き。
年明けにNHKのサイトで確認したところ、歌手表記に正式に三浦透子が追加されていました。
ゲスト審査員とのトーク
朝の連続テレビ小説「スカーレット」の紹介映像とともに。
戸田恵梨香に前に来てもらって。
もちろん、次の曲は彼女がヒロインを務める朝の連続テレビ小説の主題歌です。
曲紹介も戸田恵梨香。
フレア/Superfly(4) [4:01]
歌合戦スペシャルバージョンということで、アカペラで2番の歌詞を歌ってから、本来の歌へ。
アカペラパートが長いので、それからあとは1ハーフ。
彼女の場合、ステージ上に彼女のバックバンドがいたり、別スタジオから歌合戦のバンドが演奏している場合も、ステージ上はいたってシンプル。
今回もステージ上にある固定のセット(天井付近はKing GnuやOfficial髭男dismでも使われたもの、彼女の後ろには銀色の細い柱がたくさんあるセット)とバックバンドという構成でした。
歌の後、越智志帆と戸田恵梨香の2ショットあり。
このお二人、10年くらい前に互いを「しーちゃん」と「トッティ」と呼び合うことに決めたんだとか。
なんやそら。
越智志帆はトッティの前での歌唱のため、緊張するかと思ったら、安心して歌えたそうです。
ゲスト審査員とのトーク
長谷川博己、田中圭に前に来てもらって。
次の歌手は、このお二人と共演したこともある俳優。
この年話題を集めたドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」のワンシーンも放送。
それぞれが彼について語りましたが、ちょっと田中圭の扱いが薄かったような。
共演した作品は長谷川博己は朝の連続テレビ小説「まんぷく」だったり、田中圭は「死神くん」だったり、さらには白組司会の櫻井翔も「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」、総合司会の内村光良もNHKの「LIFE!~人生に捧げるコント~」で共演しているという。
まちがいさがし/菅田将暉(初) [3:37]
ステージ上にストリングスとピアノ。
あと数年初出場が早かったら、若手歌手によくあるへんてこな演出があったかもしれませんが、この方もシンプル・イズ・ベストな舞台演出。
Superflyで使われていた天井付近の鉄骨に照明が取り付けられたようなセットは引き続き。
こういう演出をもっと多くの歌手にもすればいいのに、と個人的には思います。
ご本人はSuperflyの「フレア」に対抗するかのように逆立てた銀髪。
フルコーラス。
フルコーラスでも短いということもありますが、さすがこの年を代表する1曲。
彼の歌声、聴けば聴くほど音程があぶなっかしいところが、この曲にマッチしている、そんな気がしたステージでした。
年明けのデジタルシングルチャートで1位に返り咲き。
「まちがいさがし」を収録したアルバムはTOP 50、デジタルアルバムもチャートに返り咲き。
いのちの歌/竹内まりや(初) [4:41]
竹内まりや×第70回紅白「未来へつなぐ命のメッセージ」特別企画
「いのちの歌」はもともと2008年に放送された朝の連続テレビ小説「だんだん」の劇中歌として制作されたもの。
作詞を手掛けたMiyabiが、実は竹内まりや。
作曲は別の方(村松崇継)。
今では学校の卒業式でよく歌われているそうです。
ということで、紅組司会の綾瀬はるかが「いのちの歌」を歌う東京都北区の八幡学校を訪ねる映像ののち、スタジオ(102スタジオ?)での歌唱へ。
緑を敷き詰めたセットにグリーンのロングドレスを着た竹内まりや。
そしてカーテンのような薄い布を垂らして木の映像を投影して森の神のよう。
この企画のために募集したエピソードと写真のうち、主に使われたのは写真の方。
間奏で多くの写真が登場し、その中には竹内まりや・山下達郎夫妻や、竹内まりやと彼女が多くの曲を提供した故・岡田有希子さんとの写真も。
歌唱の後、司会者たちと少し話したりもしました。
「いのちの歌」は元日に発売されたスペシャルエディションがシングルチャートの1位を獲得しました。
1964年生まれ 内村光良×オリンピックスター名シーン
1964年生まれの内村光良がしゃべりまくるということで、1964年の東京オリンピックからの名シーンを振り返る映像。
内村光良も言い間違えちゃってるけど、有森裕子さんがメダル獲得後に言ったのは「自分で自分を褒めたい」であって、「褒めてあげたい」ではないんです。
櫻井翔とウサイン・ボルトとの対話
オリンピック3大会連続で陸上男子100mと200mの金メダルを獲得したウサイン・ボルト選手と白組司会櫻井翔との対話。
ウサイン・ボルト選手も音楽で競技前に気分を高めるそうです。
風が吹いている/いきものがかり(11) [3:37]
ボルトが金メダルを取ったロンドンオリンピックのNHKテーマソング。
ということで、もちろんバックにはオリンピックの名シーンの映像。
そしてステージ上にはバンドとストリングス。
こういうシンプルで音楽を邪魔しない演出はよいですな。
「風が吹いている」はロンドンオリンピックが開催された年の第63回(平成24年)歌合戦で紅組トリを飾った曲。
フルコーラスが長いので、トリのときも1番だけで4分30秒くらい。
今回はさらにカットして、それでも3分30秒を超える長さ。
ゲスト審査員とのトーク
瀬戸大地選手に前に来てもらって。
さらには競泳でアテネ・北京オリンピック競泳で4個の金メダルを獲得した北島康介さん(紹介テロップには「NHK東京2020オリンピック放送アスリートナビゲーター」という文字)も。
瀬戸大地選手は「やってくれるでしょう」と。
紅白SPメドレー 2019-2020/ゆず(10) [3:57]
「栄光の架橋」~「SEIMEI」。
「栄光の架橋」を初めて歌合戦で歌った2004年と同じく松任谷正隆がピアノを演奏。
2004年アテネオリンピックは、北島康介さんが金メダルを獲得した大会なので、バックの映像は当時の北島康介さんの映像。
「SEIMEI」では瀬戸大地選手のほか、メダル獲得が有力視される選手の映像へ。
マーチングバンドも出てきた。
NHK2020ソング カイト/嵐 [4:36]
制作風景として、レコーディングスタジオと思われる場所での米津玄師と嵐のトークがあり、新しい国立競技場からの米津玄師の曲紹介と嵐の歌唱へ。
曲前にミュージックビデオのような仕上がりになっていると話していた通り、3,4回歌って、おそらくその都度カメラの位置を変えて撮り直したのではないかと思われる映像。
当然事前収録。
ここが生だったら、ラストへ向けて忙しくなる嵐がドタバタするからね。
というわけで、この年も嵐は自分たちの歌唱する時間帯に加えてもう1曲歌っていました。
そして米津玄師は歌なしの出演。
曲の頭と終わりにタイトルバックつければ5分になるし、東京2020期間中や前後でNHKはバンバンこの映像を放送するんやろうな。
ノーサイド/松任谷由実(4) [4:44]
ラグビーワールドカップ2019で活躍した日本代表。
それまでは強豪国相手に苦しんだ長い時期があり、そんな時代である昭和59年に発表されたこの曲。
審査員席の前には、この日NHKホールに来た日本代表の皆さん。
ステージ上で歌うユーミン。
バックのスクリーンにはワールドカップの映像。
「ノーサイド」をユーミンがテレビで歌うのはこの日が初めて。
もともとテレビで歌う機会がほとんどなかった頃の曲だしね。
これまで3回は紅組からの出場だったユーミン、この年は紅組でも白組でもない出場でした。
紅白限界突破スペシャルメドレー/氷川きよし(20) [2:35]
「大丈夫」~「限界突破×サバイバー」
「限界突破×サバイバー」は「ドラゴンボール超」の主題歌だったこともあり、曲前に孫悟空や孫悟飯や孫悟天の声を担当した声優の野沢雅子が登場。
当然のように「オッス、オラ悟空」と悟空の声でのセリフも披露。
氷川きよしのデビュー当時からのファンということを少し話したら、途中で打ち切られたような感じで曲紹介へ。
「大丈夫」は一瞬で終わり、すぐに衣装を早がわりして金色のドラゴンに乗って「限界突破×サバイバー」へ。
客席に雲のCGを重ね、ドラゴンが高い空を飛んでいるような演出。
この年、演歌界以外へのアピールが大きかったのは「限界突破×サバイバー」ですが、「大丈夫」ももう少し歌わせたって欲しいな。
「大丈夫」が年明けのシングルチャートを再浮上。
Seiko Best Single Medley/松田聖子(23) [4:28]
「時間の国のアリス」~「Rock'n Rouge」~「チェリーブラッサム」~「夏の扉」
2020年でデビュー40周年だそうだ。
「時間の国のアリス」は第46回(平成5年)のメドレーの中で、「Rock'n Rouge」は第35回(昭和59年)、「夏の扉」は第32回(昭和56年)とヒット当時の歌合戦で歌唱。
「チェリーブラッサム」が歌合戦初歌唱だね。
ラストの「夏の扉」では出演者で掛け声をかける演出。
松田聖子の歌声も、「夏の扉」では歌いきってやる!というような意地を感じました。
ゲスト審査員とのトーク
ゲスト審査員席の上沼恵美子と。
紅組司会の先輩として、綾瀬はるかの司会ぶりを「何回も司会をやっているのに、初々しさを全く失っていない」
「普通は(何回か司会を経験すると)達者になっていくのに、ならない」
「聖子さんもそうですけど初々しさが素晴らしい」
と、どう聞いてもdisってるだろというセリフの後、ちゃんと「私の若い頃にそっくり」とオチを自分に持ってくる。
同じくゲスト審査員席の長谷川博己も初々しさを褒めていました。
こちらはけん玉の腕も含めての初々しさ。
アイノカタチメドレー/MISIA(4) [4:56]
「アイノカタチ」(平成30年)~「INTO THE LIGHT」(平成10年)~「Everything」(平成12年)
「アイノカタチ」は紅組司会の綾瀬はるかが主演した2018年のドラマ「義母と娘のブルース」主題歌。
前年に引き続きの選曲。
前年はゲスト審査員の佐藤健が出演していたドラマ主題歌、という紹介のされ方だったね。
それにしても、MISIAはいつも以上に頭でけーな。
ドラァグクイーンのカツラみたいやな。
と思って見ていたら、ハウス・アレンジになってMISIAは早がわりして階段の上へ上り「INTO THE LIGHT」へ。
ここでまさにドラァグクイーンが出てくるわ、レインボーフラッグが広げられるわ、もう完全にそういうことです。
さらに「Everything」もアップテンポなアレンジ。
出場歌手の皆さんも小さいレインボーフラッグを振っていましたが、わけもわからず振っていたわけではなく、NHKの方から意味するところを説明し、理解してもらった上でのことだそうです。
「アイノカタチ」が年明けのシングルチャートに返り咲き。
嵐×紅白スペシャルメドレー/嵐(11) [4:59]
「A・RA・SHI」~「Turning Up」
2020年いっぱいでの活動休止発表、海外ファンとの直接交流、ネットでの動画配信解禁、
天皇陛下即位の国民祭典での歌唱、NHKの東京オリンピック・パラリンピックの顔となったことなど、1年を振り返る映像、メンバーと司会者とのトークののち、パフォーマンスへ。
「A・RA・SHI」はこの年発売された「A-RA-SHI : Reborn」の方なのかな。
「Turning Up」はこの年ネット配信が解禁された嵐にとっての初の配信シングル。
いつも通りダンサー大勢のステージとなって終了。
「Turning Up」は年明けのデジタルシングルチャートでTOP 20内を再浮上。
エンディング
今回は観客、ゲスト審査員、テレビ視聴者ごとに投票数の多い方に1ポイントが与えられ、合計3ポイントでポイントの多かった方が優勝。
紅1ポイント、白2ポイントで白組優勝となりました。
司会
安心して見ていられる内村光良、「King and Gnu」にずっこけたくらいで、後は普通だった櫻井翔、そして不安しかない綾瀬はるか。
これは綾瀬はるかを2人でカバーしてね、という布陣だよね。
進行
いっぱいいっぱい感が漂ってました。
前半、後半通してアウトロが終わる前に司会者が「ありがとうございましたー」と言うシーンが多いし、所によっては、曲が終わる前に右下に次が何かを知らせるテロップが出てきて、余韻なんて何もないという。
2曲3曲トークなしで続けたり、昔の歌合戦でよく見かけた、その年活躍した有名人を数十秒のためだけに招いてトークするなんてこともほとんどなくなり、その代わりに事前収録した映像が使われるシーンが何度もありました。
変な間が生まれることが減った一方、進行が遅れているときにトークを早めに切り上げる、ということができなくて、その結果パフォーマンスの終わりに食い気味に司会者のトークが始まったり、テロップが入ってしまったのかなー。
選曲
石川さゆりはおなじみの「津軽海峡・冬景色」。
郷ひろみの「2億4千万の瞳」、坂本冬美の「祝い酒」もぼちぼち歌合戦でおなじみになってきました。
初出場のKis-My-Ft2はデビュー曲。
CDシングルとして発売していない曲を歌った歌手も島津亜矢、Hey! Say! JUMP、椎名林檎、星野源、RADWIMPS 三浦透子、菅田将暉、ゆず、嵐など、珍しくなくなりました。
ここ数年ずっと同じ曲を言語を変えて歌っている気がするAKB48、2年前の曲だった欅坂46と乃木坂46、返り咲き以降初期のヒットを連続して歌っているaikoなど、ポップス系がこの年の曲でなかったり、逆に過去の曲をずっと歌ってきた天童よしみが新曲だったり、演出に強く引っ張られる選曲になっている気がしました。
メドレーが多いのはこの年に始まった話ではありませんが、1曲だけにしたところで、パフォーマンス時間はいつもの歌番組と比べて短くなることが多いので、だったら特別バージョンとしてメドレーにしたってよいのでは、というのが私の意見です。
歌唱順
先攻後攻がころころ変わるのが、ここ10年くらい気になって仕方なかったのですけど、NHKとしてもあまり男性と女性の対戦を強く意識させないようにという思いがあるようです。
でも、4年連続で白組大トリというのは一貫しているので何とかしてほしいな。
紅組の大トリは2010年代に2回(1人)、2000年代に1回と、圧倒的に少ないのです。
演出
今回特に感心したのが、スクリーンに表示するCGとセットをうまくつなげているなということ。
ある時は別撮りしたダンサーや演奏者を表示し、ある時はステージ上の階段がさらに高く続いているように見せ、ある時は昔の歌合戦のような大きなセットと思わせる物体をCGでうまく表していました。
また、前年からすでにやっていたような気もしますが、CGでNHKホール内に花火が上がったり港ができたり雲が立ち込めたりという効果も自然にできていたと思います。
これ以上凝っちゃうと、歌より目立つので気をつけて、というくらい。
パフォーマンス時間
もっとも長かったのがRAD WIMPS 三浦透子の6分越え。
一方で2分より短かった歌手が何組か。
最近はテレビバージョン自体が短いこともあるのでしょうが、ただでさえ短いテレビバージョンをさらにカットするのは、歌合戦昔からのことです。
それでも、ここまで出場歌手を減らしているのですから、テレビバージョンのままにしても罰は当たらないだろうにと思います。
1コーラスが長いから1番だけというのは仕方ないけど、それほど長くないのにカットしまくって2分より短いというのは、歌合戦なのに歌を大切にしてないな、とも思います。
その他、適当に調べた結果はこちらをどうぞ。
審査方法
今回は全3ポイント制。
視聴者審査員、会場審査員、ゲスト審査員ごとに多く得票した組に1ポイントという形でした。
視聴者審査員が数として圧倒的に多いので、これを他の審査員と同レベルでカウントすると、ゲスト審査員や会場審査員の票が誤差に含まれてしまうので、分けることは賛成です。
全体として
歌合戦なんだよね。
歌番組なんだよね。
なのに歌とは関係ない映像が多かったのはなんでだろうね。
白組の勝ちが多いんだよね。
視聴者や会場審査の傾向としても、白組優勢なことはわかっているよね。
それなのに、白組にだけ実質プラス1曲歌えた歌手がいたり(星野源と嵐)、大トリが相変わらず白組なのは何がしたいんだろうね。