第66回(平成27年)雑記


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雑記
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歌合戦の感想
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かっこ内はおおよその歌唱時間です。

 見間違い、聞き違い、勘違いによる誤記や誤植もあると思いますが、発見し次第修正しますので暖かく見守っていただけるとありがたいです。

オープニング
 綾瀬はるか、井ノ原快彦、黒柳徹子によるメッセージでスタート。 有働アナウンサーは出場歌手とともに登場。
 黒柳徹子が初めて紅組司会を務めたのは57年前だとか。

2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-/郷ひろみ(28) [2:28]
 19年ぶり3回目(メドレーの一部も含めると、4年ぶり4回目)となる「エキゾチック・ジャパン」、そして白組トップバッターは第31回(昭和55年)以来35年ぶり。 歌合戦の歌い始めも35年ぶり。
 なぜか紅組側舞台そでから登場。 オープニングから出場歌手そのままで応援。 歌はワンハーフ。 時間としては第35回(昭和59年)と同じくらいかな。

瞳/大原櫻子(初) [1:58]
 ブルーのドレス。 彼女の影響で「ギター女子」が増えたんだとか。
 彼女の歌唱時も出場歌手がそのままバックで応援。
 あ、1番だけで終わった。
 この曲が収録されたアルバム「HAPPY」は年明けのアルバムチャート返り咲き。

ウラトークチャンネル席からの中継
 バナナマンと、久保田アナ。 ラジオ席の紹介も。

ニッポン Cha-Cha-Cha チャンピオン/Sexy Zone(3) [2:21]
 2年連続で白組トップバッターを務めたあと、今回は白組2番目の登場。 2年ぶりに、5人体制(3+2という体制から1年で元に戻りました)。
 当然のようにバックでジュニアの応援あり。 まさかの生歌あり。 バレーボールでおなじみの曲ということで、メンバーも観客も赤と白のスティックバルーン(正式名称?なんというか、バレー応援の時によく見かける空気の入った長い棒)を振ってました。

東京五輪音頭/伍代夏子(22) [2:19]
 前回は福田こうへいが歌った、昭和39年の東京オリンピックを記念して作られた曲。 発売当時(昭和38年)はレコード会社の各社競作だったため、第14回(昭和38年)歌合戦の締めで出場歌手によって歌われ、個人で歌われたのは第40回(平成元年)の第1部「昭和の紅白」においての三波春夫が初めて。 以来3回目の歌唱となります。
 Sexy Zoneとジュニアがそのまま残ってダンスで応援。 Sexy Zoneは自分達のパフォーマンスでも早がわりやったけど、ここでも早がわりあり。 その他、花柳糸之社中とかSANCHEとか、イカ大王とか、いつも明るい安村が踊ってました。

ゲスト審査員紹介
 おや、ベストセラー作家である又吉直樹の後ろには、格差芸人の姿が。

君の名は希望/乃木坂46(初) [2:05]
 AKB48の公式ライバルとして数年前からヒットを連発していましたが、今回めでたく初出場。
 歌は安定のお口パクパク? 一部マイクのスイッチ入ってたかな?
 歌はワンハーフ。 あっさり終わった感じ。 衣装の早がわりはなし。

お岩木山/三山ひろし(初) [2:25]
 SMAP香取慎吾が客席にいる三山ひろしのおばあさまを紹介。 デビューのきっかけを作ってくれたのがおばあさまだそうだ。 隣におじいさまっぽい人もいたけど、無関係なのかな。 こういうエピソード紹介があったので、けん玉ネタはなし。
 涙の初出場。 歌は若手・中堅演歌歌手にありがちなワンハーフ。 初出場っぽく、間奏とアウトロも短め。
 それでも、年明けのシングルチャートで2月の発売直後以来となるTOP 20返り咲き。 その後も売れ続け7月に10万枚を突破しました。 この年発売された演歌のシングルで、10万枚を突破したのはこの曲のみ。
 そして、歌合戦後にすでに結婚して子供もいることを発表。 奥様は、「お岩木山」を作曲した中村典正氏のご令嬢。

Dance Dance Dance/E-girls(3) [2:01]
 歌合戦だけのスペシャルダンスを披露とか。 バックでE-girls系列のダンサー(それとも正式なE-girlsのメンバー?)が「E」と「G」のカードを掲げて踊っているんだけど、時々「EGG」と空目。
 2コーラス歌っていたように思ったけど、歌唱時間はいつも通り短め。
 年明けのシングルチャート返り咲き。

プレゼント/SEKAI NO OWARI(2) [2:24]
 NHKの中学生合唱コンクールの曲だとか。 SEKAI NO OWARIの曲として聴くと、合唱コンクール向きなのかよくわからない。
 出番が早いと思ったら、中学生の合唱部(町田市立鶴川第二中学校、調布市立第五中学校、調布市立第七中学校)との共演があるから20時までにパフォーマンスを終えないといけないのか。 第60回(平成22年)のいきものがかりみたい。
 年明けのシングルチャートでTOP 50返り咲き。

ゲスト審査員とのトーク
 堺雅人、長澤まさみ、大泉洋をステージ上に招いて。 この3人なので、当然ながら平成28年大河ドラマ「真田丸」の番宣です。

祝い酒/坂本冬美(27) [2:17]
 第39回(昭和63年)歌合戦初出場の時の歌唱曲。 歌合戦で歌われるのは第57回(平成18年)以来9年ぶり3回目。
 「真田丸」の門出を歌で応援したい、というちょっと強引な曲紹介。 イントロが派手にカットされ、アウトロも短めという扱い。
 その代わり、人気子役鈴木梨央、寺田心が応援。 あと、ジョビィキッズという、これも若い子たちがバックで踊りを披露。 これもあって、早い出番だったのか。

時代/徳永英明(10) [2:25]
 オリジナルは中島みゆきが昭和50年に発表。 薬師丸ひろ子も昭和63年にカバーしているけど、歌合戦で歌ったことがあるのは徳永英明だけ。 歌うのは4年ぶり2回目。
 NHKスペシャル「カラーでよみがえる東京」の映像をバックに映しながら。
 歌は間奏短めのワンハーフ。 間奏が短いので、全体の歌唱時間も前回歌った時よりも短め。

特別企画「アニメ紅白」 [7:57]
 「ザッツ・日本」ってことで、日本が誇る文化であるアニメの主題歌を集めたコーナー。 紅組司会はまる子(「ちびまる子ちゃん」から)、白組司会はウィスパー(「妖怪ウォッチ」から)

ムーンライト伝説/AKB48(そういえば、その昔の歌合戦では坂本冬美森口博子西田ひかるがコスプレして歌っていたね)
めざせポケモンマスター/郷ひろみゴールデンボンバー
ここで、星飛雄馬、プリキュア、ヤッターマンの敵キャラ、ケンシロウ、ゲゲゲの鬼太郎、目玉おやじといったアニメの各キャラクターが歌合戦にあわせた応援メッセージを寄せるが歌はなし。
翔べ!ガンダム/TOKIO
残酷な天使のテーゼ/miwa石川さゆり
おどるポンポコリン/E-girls大原櫻子(そういえば、E-girlsはシングルとしてこの歌をリリースしてた)
ゲラゲラポーのうた/キング・クリームソーダ(まさかの2年連続の特別ゲスト出演)
鉄腕アトム/V6
 それぞれの歌は短いんだけど、全体としては長かったね。
 キング・クリームソーダ以前にも、2年連続ゲスト出演で歌を披露したグループとしてミニモニ。がいるけど、同じ歌を2年連続、ゲストという形で歌ったのはキング・クリームソーダが初ではないかと。
 この時間帯、T.M.Revolutionがウラトーク席に登場していたとか。

それは僕たちの奇跡/μ’s(初) [2:09]
 初出場決定後、翌年の解散を発表した声優によるチーム。 「それは僕たちの奇跡」は、アニメ「ラブライブ!」第2期のオープニングテーマ。 彼女たちの代表曲ってことなのかな。
 歌合戦オリジナルの「ラブライブ!」のアニメ映像あり。 センターの人は最初だけ歌っているようにも見えたけど、振りつきなので歌の方はお口パクパクっぽくもあり。
 そして1番だけ? アニメ映像含めてもこの時間。
 振りがあることもあって、膝に持病のある南條愛乃は出場を辞退。 歌の前のアニメ映像の声はあてていたのかな?

パシフィコ横浜の福山雅治との中継
 デビュー25周年の福山雅治からファンへのメッセージ。

スポットライト/山内惠介(初) [2:11]
 福山雅治と同じ九州出身なんだそうだ。
 高校生演歌歌手として平成13年デビュー。 デビュー当時のキャッチフレーズ?は「エンカな高校生」。 数年前からシングルを出せばシングルチャートのTOP 20入りの常連。 平成26年からすでにシングルチャートのTOP 10に入れるだけの瞬発力はあったけど、そのあとの粘りが今一つ。 この年粘りも身につけて、デビュー15年目にして今回めでたく初出場。
 先に歌った三山ひろしはおばあさまだったけど、こちらはお母様が客席に。 こちらも、隣はお父様だったりするのかな。
 歌はやはり初出場の演歌歌手っぽくワンハーフ。
 年末の歌合戦関連番組で、「歌合戦で歌うにあたって普通でどうするんですか」と気合の入ったコメントをしていただけあって、なかなか背中の模様に気合の入った豪華なタキシード姿でした。

恋音と雨空/AAA(6) [2:05]
 主に白組から出場している男女混合グループ。 デビュー10周年。 「恋音と雨空」は代表曲と紹介されてました。 シングルチャートで1位を取ったわけでも、1番売れたわけでもありませんが、今までとは違うファン層をつかんだ曲という意味かな。
 前々回に初めて紅組からの出場となり、度肝を抜かれましたが、今回2回目となる紅組からの出場。 前々回も紅組司会は綾瀬はるかでした。 歌唱曲も「恋音と雨空」。
 歌唱時間は前回歌った時と同じで、いつもどおり短かったね。
 この曲が収録されたベストアルバムは年明けのアルバムチャートを再浮上。

SUN/星野源(初) [2:05]
 音楽活動だけでなく、以前からNHKの朝ドラやバラエティ「LIFE!~人生に捧げるコント~」に出演したり、この年はNHKドラマ「紅白が生まれた日」にも出演して、役者としてもNHKに貢献。 音楽活動時のマネージメントがアミューズになったことから、アミューズ枠の1つがポルノから変わった、なんて話も。 星野源となじみのあるバナナマンやイカ大王も応援。
 バックバンド、ストリングス(あてぶりだろうけど)、そしてダンサーつき。 トレードマークのぎこちないダンスも披露。 1番で終わる若手歌手が多い中、間奏ありのワンハーフ。 アップテンポな曲なので、時間は1番だけの歌手と変わらないけど。
 スポーツ新聞によれば、前半の歌手別視聴率第1位。 5月発売の曲ながらロングセールスを続けていましたが、年明けのチャートで11月以来となるシングルチャート返り咲き。 ちなみに、11月のシングルチャート入りは1週だけで、その前は8月。

帰らんちゃよか/島津亜矢(2) [2:45]
 実力派ながら大きなヒットに恵まれない島津亜矢が14年ぶりに返り咲き。 この年でデビュー30年。
 「帰らんちゃよか」とは、島津亜矢の故郷である熊本弁で「帰ってこなくていいよ」という意味だそう。 彼女のコンサートでは観客が涙するナンバーだとか。
 歌詞の内容から、長く聞きたかったという意見もありましたが、なにせヒット曲のない歌手なので、イントロ短めで間奏もほとんどないワンハーフ(それでも、ここまで登場した歌手では最長)。 ちなみに、この曲は平成16年にシングルとして発売されています(ウィキペディアによると、オリジナルはフォークシンガー関島秀樹の「生きたらよか」、その後ばってん荒川が「帰らんちゃよか」とタイトルを変えてアルバムに収録し、島津亜矢がさらにカバーしたらしい)。 そういえば、初出場した第52回(平成13年)に歌唱した「感謝状~母へのメッセージ~」も平成9年発売と、ちょっと時間差のある選曲でした。

私以外私じゃないの/ゲスの極み乙女。(初) [2:07]
 若者に人気のバンドが初出場。
SMAPへの楽曲提供した関係で、草彅剛が曲紹介に参加。
 ボーカルも担当する川谷絵音は緊張で歌詞が少し飛んだとか。 そして、バックではぱいぱいでか美がコーラスに扮していました。 NHK的にギリギリな芸名らしく、字幕や音声による紹介はなし。

ゲスト審査員とのトーク
 朝の連続テレビ小説「まれ」で共演した土屋太鳳と大泉洋をステージ上に招いて。 そして、「まれ」に出演したという歌手が次に登場します。

曼珠沙華/藤あや子(21) [2:32]
 オリジナルは山口百恵。 ファンの間では有名な曲だけど、山口百恵はシングルカットしておらず、もちろん歌合戦でも歌われていない曲。 藤あや子が歌うのは12年ぶり2回目。 彼女の藤あや子としてのデビュー15周年記念シングルでした。 歌唱時間は前回よりちょっと短め。
 乃木坂46のメンバーから6人がチャイナドレスで応援。 なぜチャイナドレス?

ゲスト審査員とのトーク
 リオデジャネイロオリンピック出場が内定している審査員席の三宅宏美と。

かける/ゆず(6) [2:47]
 2年ぶりの出場。 歌合戦への出場にこだわらないので、出たり出なかったりの2人組。
 ゆずとNHKと言えばオリンピックやパラリンピック。 ということで、バックにはリオデジャネイロ・オリンピック、パラリンピックでの活躍が期待される選手の映像が映されていました。
 この「かける」は配信のみで発売されたシングル。

ウラトーク席からの中継
 TOKIO国分太一関ジャニ∞丸山隆平横山裕、そして小林幸子

fighting -φ- girls/miwa(3) [2:00]
 うちの母が吉田美和と見間違えていた。
働く女性について描いた歌ということで、OL姿のバックバンド(マイク入っていないんだろうけど)、ダンサーつき、OLのコスプレをしたバナナマンの日村も。

サクラセブンズ(女子ラグビー日本代表)登場
 赤いシャツに白いパンツってことで、紅組と白組に気を遣っている感じな衣装。

男花/氷川きよし(16) [2:25]
 意外と早い出番。 前半登場は初めてだったような。
 ラガーマン姿のダンサーがステージを埋め尽くす。 五郎丸のルーティーンのポーズも披露。 さらにはチアリーダーや色が変化する電飾を操るダンサーまで登場。 でも、きよしはいつも通りの気合の入った衣装なので、なじまないこと。
 ステージ上をダンサーが所狭しと埋め尽くし、まるできよしが人気ない歌手みたいな扱い。
 こんな演出とは関係なく、年明けのシングルチャート返り咲き。

楽屋ロビーから中継
 井ノ原快彦V6長野博坂本昌行、この年活躍した芸人としていつも明るい安村、クマムシ、ピスタチオ、先輩芸人のコロッケ、そして格差芸人のピースの綾部祐二も。

心のこり/細川たかし(39) [2:17]
 「心のこり」は40年前、第26回(昭和50年)初出場して白組トップバッターを飾った、デビュー曲にして大ヒット。 歌合戦では40年ぶり2回目の歌唱。
 バックでNMB48がダンスで応援。 間奏に入ったらいつも明るい安村とピスタチオとクマムシも出てきた。

笑って許して/和田アキ子(39) [2:23]
 45年前、第21回(昭和45年)初出場した際に歌唱したヒット曲。 歌合戦で歌うのはその第21回、24回(昭和48年)に続いて3回目。 メドレーの一部も加えると、第61回(平成22年)に続いて4回目。
 バックで紅組、白組の出場歌手が応援。 後ろで出場歌手が「アッコ!」と掛け声をかけるのはお決まり。 過去3回は紅組出場歌手による掛け声で、今回は白組出場歌手の掛け声もあったというのが違い。

前向きスクリーム!/関ジャニ∞(4) [2:38]
 ねば~る君などご当地のゆるキャラと花柳糸之社中と紅組白組の出場歌手が応援。 他のゆるキャラはこにゅうどうくん、出世大名家康くん、はばタン、むすび丸らしい。 そして花柳糸之社中も。 ねば~る君が伸びるだけでなく、かなり予想外の動きをしてました。 ご当地ゆるキャラの代表格であるふなっしーもいたけど、今回は大きな活躍はなし。 関ジャニ∞のパフォーマンスが終わった後、退出するときに徹子にぶつかったのが見せ場か。
 関ジャニ∞だけど、数えてみたら7人。 そうか、1人元メンバーとなった人がいて、新メンバーは加入していないんだね。
 曲の方は年明けのシングルチャート返り咲き。

人生一路/天童よしみ(20) [2:54]
 前半戦ラストは「人生一路」は、美空ひばりが最後の歌合戦および最後のコンサート(不死鳥コンサート)で歌った曲。 歌合戦で最後に歌ったのは第30回(昭和54年)にゲスト出演してメドレーを披露したとき(最後の1曲)。 不死鳥コンサートで歌ったのは、「終わりなき旅」を一節披露してからの「人生一路」。 よしみバージョンは、不死鳥コンサートと一緒らしい。 よしみの衣装も不死鳥コンサートのお嬢と同じ赤いドレス。

中間審査
 いつも通り白組優勢。

NHKホールの奈落からの中継
 バナナマンの日村、HKT48指原莉乃SMAP稲垣吾郎が担当。 用意されていた水森かおり小林幸子の巨大衣装を見せてくれないのはお約束。

NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」紅白特別編
 後半戦はドラマからスタート。 「加野屋の大みそか」と題して、変なセリフのやりとりをした後、歌合戦に乗り込むということで、NHKホールの廊下で三代目とかふなっしーとかNMB48とやりとりしてステージに登場。
 スポーツ新聞によれば、この「あさが来た」出演者の中にジャニーズWESTのメンバーもいて、「ジャニーズWESTも歌合戦に出場したい」と年明けに発言したとか。 またジャニーズ枠が増えるのかな。

365日の紙飛行機/NMB48(3) [2:57]
 NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」主題歌。 曲をリリースしているのは実はAKB48(シングル「唇にBe My Baby」の2曲目)。 AKB48NMB48を兼任する山本彩が曲のセンターを務めているので、NMB48がこの曲を歌うことになったのでは、という話。
 センターの山本彩はギターの弾き語り。 間奏で「あさが来た」の映像が映されている間にNMB48全員が早がわり。 終盤では「あさが来た」メンバーもステージ上に登場。 山本彩の左右に「あさが来た」メンバーが並ぶ形となって、他のNMB48メンバーはちょっとかわいそう。
 それでも、初出場だった2年前は2分弱、2回目の出場だった前年はSKE48とひとくくりにされて1分30秒という歌唱時間が、今回は約3分となりました。
 ところで、中高年層には「この曲で初めてAKBの曲がよいと思った」という人もいるらしいのですが、そんな曲を歌合戦でNMB48にあげちゃってよかったんですかね、AKB48。 この年のAKB48髙橋みなみの卒業という一大イベントがあったから、この曲は合わなかったか。 そもそもA面曲じゃないということもあるし。

Summer Madness/三代目 J Soul Brothers(4) [3:02]
 この年の日本レコード大賞を「Unfair World」で受賞。 歌合戦の場でもレコ大受賞に触れられました。 歌合戦でも、めでたく後半戦へ進出。
 バックダンサーもEXILEファミリーなのかな。
 年明けのシングルチャートでは「Summer Madness」も「Unfair World」も、そして平成26年の「R.Y.U.S.E.I.」までTOP 50に返り咲き。

デビュー25周年スペシャルメドレー/福山雅治(8) [5:20]
 「I am a Hero」~「虹」~「HELLO」~「桜坂」
 いつも通り、カウントダウンライブ会場パシフィコ横浜からの中継。 25周年スペシャルメドレーということで、この年発売した「I am a HERO」以外は、おそらく辞退していたであろう長い時期に発売された大ヒット曲の一部でした。
 結婚しない独身男性の最後の砦と言われていましたが、この年突然結婚を発表。 ファンの女性の喪失感を表す「ましゃロス」「福山ロス」が流行語となりました。 それでも、ライブ会場は黄色い声援が多かったね。

大和路の恋/水森かおり(13) [2:38]
 バナナマンの日村、HKT48指原莉乃SMAP稲垣吾郎が曲紹介に参加。
 かおり、観音様のような金色の衣装で火の鳥に乗って飛んでる。 セットの関係で、バックのスクリーンに平城京が映し出されているのに途切れ目ができてしまったし、美川憲一のイリュージョンと違って、火の鳥のしかけ(クレーン)が丸わかりだったのがちょっと残念。
 ところで、「大和路の恋」は、この年最も売れた女性演歌歌手のシングル。 年明けのシングルチャートに返り咲き、さらに翌週TOP 50に返り咲き。

水木しげるさん追悼
 もちろん、平成22年のNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の映像と、ヒロインを務めた松下奈緒が登場。

ありがとう/いきものがかり(8) [2:57]
 NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」主題歌。 この年水木しげるさんがお亡くなりになったことによる選曲と思われます。
 ちょうど、大きなヒットもなかったし、うまくNHKの選曲の依頼とマッチしたのかな。
 ちなみに、リーダーの水野良樹はこの年もNHKホールの入り口で警備員に止められたそうです。  ちゃんと通行証を見せれば、顔が地味でも通してもらえるでしょうから、毎年恒例のネタなんでしょうね。

スペシャルコーナー「ザッツ・SHOW TIME~星に願いを~」 [3:12]
 コーナーの前振りは黒柳徹子と松田聖子。 そういえば、 プレゼンターはとミッキーマウス。

 井ノ原快彦・綾瀬はるか・V6Perfumeによる "Wish"メドレー
「星に願いを」井ノ原快彦・綾瀬はるか
「夢はひそかに」V6Perfume(生歌という話)・綾瀬はるか
再び「星に願いを」V6Perfume・綾瀬はるか
 「星に願いを」はディズニー映画「ピノキオ」の、「夢はひそかに」は同じく映画「シンデレラ」主題歌。 ところで、今回の歌合戦のテーマって、「ザッツ、日本」だったんじゃ・・・?

AMBITIOUS JAPAN!/TOKIO(22) [2:42]
 事務所の後輩である関ジャニ∞村上信五が曲紹介に参加。
 2年前にも歌われた、TOKIOの代表曲。 リーダーのソロである「I got a true love」という歌詞の部分の音が高いこともあって、年々ハラハラするようになってきた。
 入念なリハーサルができない歌合戦では、毎回何かしら音響面でトラブルが発生しますが、この年は1番のサビで伴奏が一瞬小さくなるハプニングが。 もう歌合戦で歌うのも3回目だし、いつもと趣向を変えてアカペラでサビを歌うという演出なのかと早とちりしたよ。

にとっての「ザッツ・日本」とは
 メンバー1人1人がコメントするたびに徹子が「おー」と反応し、妙な雰囲気に。

長く短い祭~ここは地獄か天国か篇~/椎名林檎(3) [3:34]
 「神様、仏様」と「長く短い祭」のメドレー。
 向井秀徳のラップで始まる「神様、仏様」を少しやったあと、「長く短い祭」へ。 こちらでは浮雲と共演。
 「長く短い祭」では林檎さんは着物姿で踊ってる。 着物は2年連続?
 ラスト、バックに「紅組勝利」と出ていたようだけど、下の方しか映されず。 ちゃんと映してあげて。

スターウォーズのキャラクター登場
 ダースベイダーとかC-3POとかR2-D2とかBB-8など。
 そしてスターウォーズのテーマと共にが登場して、そのまま彼らのパフォーマンスへ。
 ところで、今回の歌合戦のテーマって、「ザッツ、日本」だったんじゃ・・・?

New Year's Eve Medley 2015/(7) [5:08]
 歌合戦恒例ののメドレー。 「Sakura」~「愛を叫べ」のメドレー。 彼らは相変わらずパフォーマンス時間長いね。
 「愛を叫べ」の間奏部分でのメンバーはステージ脇や審査席付近へ移動してパフォーマンス。 その間にステージ上ではセット転換。 スタッフやセット転換の様子が微妙に映っちゃてるんだけど。
 「愛を叫べ」は年明けのシングルチャートでTOP 50返り咲き。 「Sakura」を収録したアルバム「Japonism」は年明けのアルバムチャートを再浮上。

次の対戦に向けて
 この年の歌合戦がAKB48として最後の出場となる高橋みなみが曲紹介に参加。 EXILEはこの年いっぱいで卒業するメンバー3人を送り出す、ということを話していました。

AKB48紅白2015 SP~10周年記念メドレー~/AKB48(8) [4:49]
 2年ぶりのメドレー。
 「会いたかった」のイントロでマジックを使って髙橋みなみ以外のメンバーが登場し、「フライングゲット」のイントロでメンバーの後ろから元メンバーの前田敦子が登場、メンバー全員で早がわりをして、「ヘビーローテーション」になったら、さらに元メンバーの大島優子が審査員席の前から登場。 ここで高橋みなみは涙をこらえきれず。 「ヘビーローテーション」が終わったら高橋みなみが少しだけ挨拶して、また早がわりして「恋するフォーチュンクッキー」で締め。

このあたりでこの回の歌合戦の歌手別?最高視聴率
 スポーツ新聞によってAKB48だったりEXILEだったりしますが、どうも2組のパフォーマンスの間が、歌手別視聴率の調査範囲での最高視聴率(関東地方、43.4%)だったらしいです。 番組全体としては、やはり終盤の投票時間が一番高かった(関東地方、45.1%)みたい。

EXILE 紅白スペシャル2015/EXILE(11) [4:52]
 EXILEもメドレーを披露。「24 karats GOLD SOUL」~「Rising Sun」
 「Rising Sun」の途中からバックに加わったのは同じ一族の三代目E-girlsの皆さん?
 平成27年の曲だった「24 Karats GOLD SOUL」は年明けのシングルチャート返り咲き。
 さて、EXILE一族にはこの年歌合戦に出場した3組のほかに、GENERATIONSもチャートで1位を獲得できるまでになっているのですけど、出場枠を広げる方向でいくのか、限られた枠内で出場するグループを切り替えたり、2組セットにしたりやりくりするのか、気になるところ。

特別企画 震災から5年「花は咲く」 [4:51]

プレゼンター:櫻井翔 ゲスト:羽生結弦 ピアノ:YOSHIKI 歌合戦出場歌手
 羽生結弦選手のこの年の活躍なんかを振り返りつつ、東日本大震災へもっていく流れでしたが、最初プレゼンターの櫻井翔のマイクのスイッチが入っておらず、何をしゃべっているのかわからない状態。 映像の間にゲスト審査員の羽生結弦選手も登場。
 出場歌手による歌唱。
 皆が歌っている間に、ちょっとずつ出場歌手が遅れてステージ後方の壇上に出てきたのは、着替えに時間がかかっていた方々?
 この「花は咲く」、CDシングルで発売されたのは平成24年で、平成27年9月を最後にチャートから姿を消していましたが、年明けに久々にシングルチャートの下の方にチャートインしました。 足かけ5年のロングセラーとなっています。

ウラトーク席からの中継
 この年の歌合戦には出場していないT.M.Revolutionがいたり。

Beautiful/Superfly(初) [3:03]
 初出場といっても、ライブ経験は豊富なので、観客への手拍子を促すのが上手。
 これまで何度も出場を期待されながら、スケジュールの関係で今回が初出場となったと言われています。 NHKのサッカーテーマソング「タマシイレボリューション」を歌った平成22年には、タイアップを依頼した早い段階で出場交渉しておけば、なんとかならなかったのかな。 ロック歌手の場合、一年先までスケジュールが埋まっているという話もあるので、NHKが「タイアップ依頼するときに、歌合戦出場もお願いすればいいよね」とのんびりしていたら、「年末年始の予定はもう決まってますので」と断られたのかもしれない。
 ステージ上にはバックバンドとストリングスがいたけど、多分生演奏じゃないんだよね。 最近の歌合戦は、演歌系の伴奏も三原綱木とザ・ニューブリード、東京放送管弦楽団が歌合戦用の伴奏を事前に録音しているという話なので、Superflyの伴奏も、事前に録音されたものだったのかも。 確信ありませんが。
 「Beautiful」はアルバム収録曲のため、この曲が収録されたアルバム「WHITE」が年明けのアルバムチャートでTOP 50返り咲き。

女々しくて/ゴールデンボンバー(4) [2:20]
 まさかの初出場からの4年連続同一曲歌唱。
「『女々しくて』以外も歌わせてくださーい!」と叫んでた。
 途中から相撲。 着ていた女性ものの着物を脱がされたら廻し姿だった樽美酒研二の対戦相手として指名されたのはゲスト審査員の又吉直樹。 実は仕込みで、彼も和服を脱がされると廻し姿。 相撲は樽美酒研二が勝ち、そのまま力士姿の男性に抱えられて除夜の鐘に頭からぶつけられておしまい。

ゲスト審査員とのトーク
 長澤まさみ、有村架純、土屋太鳳をステージ上に招いて。
 歌合戦の司会をすることについて有村架純に聞いたり、長澤まさみに紅組司会の綾瀬はるかの取り扱いのコツを聞いたり。 そして曲紹介は有村架純。
 あら? 土屋太鳳がステージ上にいた意味は?

トリセツ/西野カナ(6) [2:20]
 2年連続でステージの高いところで歌唱。 ロングドレスで長い脚も封印しているのも前年と変わらず。 白地のロングドレスには、歌詞を英訳して印刷してあったのだとか。
 年明けのシングルチャートでTOP 20に返り咲き。
 彼女は、もう少し歌唱時間が長くてもよいと思うんだけど。

ray/BUMP OF CHICKEN(初) [4:58]
 このグループも、歌合戦への出場が望まれながら今回ようやく初出場。
 「COUNTDOWN JAPAN」会場の幕張メッセからの中継。
 ライブ中心の活動の彼らのようなグループを歌合戦で見られるのは貴重。 「ray」は平成26年に発売されたアルバム「RAY」収録曲で、配信限定シングルだったらしい。 おそらくフルコーラス。

「NHKのど自慢」とSMAP
 この年、「NHKのど自慢」放送開始70年ってことで、SMAPが共演してましたね。 岩手県山田町では、SMAPの5人がそろって登場したという話をして、次に紹介される曲は、のど自慢で最も愛された歌という流れでつなぎます。

津軽海峡・冬景色/石川さゆり(38) [3:17]
 さゆりの歌合戦恒例の「天城越え」とのヘビーローテーション。 この年は「津軽海峡・冬景色」。
今回は小山貢社中の三味線との共演でスタート。 途中はオリジナルのアレンジだけど、アウトロも三味線の乱れうち。
 このコラボはさゆりの発案だという話だけど、ちょっと合ってなかったような・・・。

千曲川/五木ひろし(45) [3:05]
 第26回(昭和50年)にトリ、第48回(平成9年)に大トリを務めた際に歌唱した曲を18年ぶりに歌唱。
 こちらも歌合戦ぽくコーラス隊との共演。 2コーラスと豪華なエンディングという構成。

ザッツ!V6メドレー/V6(2) [3:55]
 前回、ようやく初出場を果たした人気グループなので、今回はメドレーで歌唱時間も長め。
 平成7年のデビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」と、平成9年に発売されたV6にとっての最大のヒット曲「愛なんだ」という初期のヒット曲を披露。
 この2曲が収録されたベストアルバムは年明けのアルバムチャートを再浮上。
 近藤真彦が曲紹介に参加していたけど、その昔(平成8年)にV6が初出場できたかもしれない最初の年があって、でもSMAPTOKIOが連続出場中で、近藤真彦も久々に大ヒットを飛ばし、結局出場歌手の中にV6の名前はなく(この年みたいにジャニーズ勢が7組も出場するなんて考えられなかった頃)、翌年以降はジャニーズは大晦日にカウントダウンライブをぶつける形になり、V6の初出場が大幅に遅れたことを考えると、なんかいろいろと考えるところがありました。

綾瀬はるかとキムタクとのトーク
 「これぞ歌合戦と思うこととは」とキムタクに質問。 綾瀬はるかがこのあと登場するアーティストを紹介しようとして、「このあとさん」と発言し、キムタクがやや過剰に反応。 あなただってさっき噛んでたじゃない。

Pick Me Up/Perfume(8) [2:28]
 結成15周年で、メジャーデビュー10周年。 映像の趣向がいろいろと凝らされていました。 なんでも、事前に収集した踊るPerfumeのデータと、NHKホールのステージのデータを合成し、実際のパフォーマンスに合わせてぐるっと回して見せたり・・・。 言葉ではうまく説明できません。

ゲスト審査員とのトーク
 審査員席の所ジョージと。 次に登場する見世物について。

「ザッツ、日本!ザッツ、紅白!」特別企画 小林幸子「千本桜」 [2:40]

 過去に33回紅組から出場した小林幸子が、特別企画で復活。 「千本桜」は、VOCALOID初音ミクの人気曲の一つ。 VOCALOID用ボーカル音源を発表したことが選曲の理由?
 巨大装置として、32回目の出場で使われたメガ幸子の姿も。 しかし、途中からそのメガ幸子を惜しげもなく短冊状の液晶スクリーンで隠し、バックの液晶スクリーン、短冊状の液晶スクリーン、そしてテレビ画面上に、ニコニコ動画にリアルタイムで投稿されたと思われる大量のコメントの弾幕が。 よく考えると、これってかなりの挑戦。 ほとんどコメントが投稿されなかったら、淋しい演出になっていたはず。 仕込みでNHKスタッフが必死にコメントを入力していたりして。

紅白スペシャルメドレー ~We are X!~/X JAPAN(6) [4:44]
 平成19年に再結成したX JAPANが歌合戦返り咲き。 曲前にはYOSHIKI中居正広のトークあり。 X JAPANの前回出場時に白組司会を務めていたのが中居正広だったんだね。
 歌唱曲は「Forever Love」とこの年に発売された新曲「BORN TO BE FREE」のメドレー。 「Forever Love」だけで、短い歌手の歌唱時間超えてるよ。
YOSHIKIのドラムの激しさも、Toshlのボーカルもすごいね。
 「BORN TO BE FREE」のパフォーマンス中、Toshlがペットボトルの水をYOSHIKIの頭からかけていたけど、ドラムは台の上に設置されていたので、ステージが直接濡れて後の歌手のパフォーマンスに影響が出ることはなかった模様。
 「Forever Love」が収録されたベストアルバムは年明けのアルバムチャート返り咲き。

吉永小百合からのメッセージ
 歌合戦で平和と言えば吉永小百合。 この年はライフワークにしている原爆詩の朗読のほか、長崎原爆を題材にした映画「母と暮せば」で二宮和也と共演したりもしたけど、はもうジャニーズのカウントダウンコンサートのためにNHKを後にしていて、共演はなし(吉永小百合のメッセージも事前収録だから、共演できないわけではなかったけど)。

戦後70年 紅組特別企画 MISIA「オルフェンズの涙」 [3:36]

 長崎の平和記念像前からの中継。 無数のキャンドルや灯篭やライトによる幻想的な演出。
 もともとこの年の11月25日発売という、歌唱当時比較的新しい歌でしたが、年明けのチャートでTOP 50返り咲き。
 MISIA、正式な紅組歌手ではなく、「特別企画」という扱いでの出演が発表されましたが、実質X JAPANの対戦相手。 これで、紅組と白組の組数もぴったり。
 その後のNHKの公式データとしては正式に紅組歌手としてカウントされ、この時点で出場回数も2回となっていました。

ヨイトマケの唄/美輪明宏(4) [5:56]
 初出場回以来3年ぶりとなる歌唱。 前回と同じく歌詞はフルコーラス、そしてアップなしのショット。 髪は黒髪。 でも、最初のうちは照明が当たらずに全身すら映し出されず、「ひょっとしたらずっと真っ暗のまま?」なんて思ったり。
 ところで、この方はいつか黄色の髪で紅組から出場していただけると思っているのですけど、だめですかね。

フレンズ/レベッカ(初) [3:17]
 全盛期の昭和60年代は辞退したのか、NHKが意図的に除外していたのか、1回も出場していないレベッカが20年ぶりに再結成し初出場。
 NOKKOのボーカルはちょっとドキドキしたけど、一時期出ていないと言われた高音もよく出ていた感じ。 フルコーラスじゃなかったのが残念。
 この曲が収録されたベストアルバムは年明けのアルバムチャート返り咲き。

ゲスト審査員とのトーク
 ゲスト審査員席の上橋菜穂子と。

PIECE OF MY WISH/今井美樹(2) [4:09]
 最大のヒット「PRIDE」の陰に隠れて代表曲としてあまり取り上げられないけど、彼女にとって最初のミリオンセラー。
 第57回(平成18年)に初出場した時に歌唱した「PRIDE」はフルコーラス、この曲は2コーラス。 それでも4分を超えて、紅組歌手の中ではTOP 3に入る長い歌唱時間。
 この曲が収録されたベストアルバムは年明けのアルバムチャートでTOP 50返り咲き。

岩手県山田町からの中継
 SMAPのフルメンバーが「NHKのど自慢」で訪れた場所で、のど自慢に出場した方々がテレビカメラの前に集合。

This is SMAPメドレー/SMAP(23) [5:12]
 第56回(平成17年)に大トリで歌唱し、第61回(平成22年)の大トリでもメドレーの1曲として歌唱した「Triangle」と、この年の新曲「Otherside」のメドレー。
 年明けから少し経ったチャートで「Otherside」がシングルチャートのTOP 10に返り咲き、今回歌唱していない「世界に一つだけの花」がTOP 3に返り咲きを果たすのですが、それは歌合戦とはまた別のことが要因。

おふくろさん/森進一(48) [3:33]
 今回で歌合戦卒業となる森進一。 最後の歌合戦は歌合戦で何度も歌唱した名曲「おふくろさん」。
 紅組の元若手演歌歌手勢が気合の入ったドレスで送り出し。
 タイトルは「おふくろさん」だけど、最後「かあさーん!」と絶叫。

五番街のマリーへ2015/髙橋真梨子(4) [4:31]
 ペドロ&カプリシャス時代のヒット曲である「五番街のマリーへ」と、ソロとして初出場した第35回(昭和59年)に歌唱した「桃色吐息」のメドレー。 「五番街のマリーへ」は歌合戦初披露。
 個人的には、第64回(平成25年)に29年ぶりに返り咲いたことも意外だったけど、その2年後にも出場してくれたことがもっと意外でした。

ギンギラギンにさりげなく/近藤真彦(10) [2:42]
 ステージ上に降りてきていたシャンデリアが上に上がると、階段に構えるマッチがいるという演出。 そして、マッチがステージ前方に出ると、バックには紅組と白組の出場歌手がぞろぞろ現れて応援。
 「ギンギラギンにさりげなく」は第32回(昭和56年)に近藤真彦が初出場した際に歌唱した曲。 今回はサビ回分長かったかな。 それでも、近年のトリにしてはちょっと歌唱時間短め。 3分超えなかったのは、第59回(平成20年)大トリの氷川きよし以来?

赤いスイートピー/松田聖子(19) [3:34]
 「赤いスイートピー」は昭和57年発売の名曲。 意外にも歌合戦初披露。 「赤いスイートピー」が発売された年の第33回(昭和57年)の歌合戦で歌唱したのは、FNS歌謡祭でグランプリを受賞した「野ばらのエチュード」。
 あら、マッチのバックにいた出場歌手が、いなくなってステージの脇で見ている。

エンディング
 会場審査の集計はおなじみ麻布大学の野鳥研究部の皆さん。 会場審査に加え、デジタルTV、ワンセグ、スマホの歌合戦アプリによる投票を加えた結果は
 紅組 356,832
 白組 346,929
と、紅組優勝。 会場はいつも通り白組優勢、視聴者審査が紅組優勢。
 ラストの「蛍の光」の指揮は、昨年同様平尾昌晃。 この年は体調を崩したという報道もあったけど、大晦日の舞台でお元気な姿を見ることができてよかったです。


司会
 紅組司会の、綾瀬はるかさんは2回目の司会ということで、かなり落ち着いた進行に見えました。 「キューを信じて待つ!」といういのっちへのアドバイスの通り、キューを待って微妙な間ができたところもありましたが、変に取り繕おうとすると、また進行が押してしまいますから(このあたりの微調整は昔の中居君がうまかったね)。
 白組司会の井ノ原快彦さんも、初司会とは思えない安定ぶり。 総合司会の有働アナウンサーの背中が大きく開いたドレス、黒柳徹子さんの滑舌がよっぽどハラハラドキドキさせたという。

進行
 いつも通り、前半後半ともラストに近づくにつれて押してきたけど、あからさまにアウトロが終わる前から司会がしゃべり始める、ということはあまりなかったね。

選曲
 全52組中、その年に発表された新曲を歌った(メドレーの1曲も含む)のは半分の26組。 ポップス系も過去の曲を歌うケースが増えてきたね。 これは今後も続くのかな。
 そして、歌唱曲が新曲でもCDシングルではなく、アルバム収録曲だったりデジタルシングルのみのリリースだったり、形態も変わってきました。 年明けのチャート動向はいつも通りCDチャートには目を通してみましたが、配信チャートはあまり調べていません。

歌唱順
 2年連続で大トリが紅組。 2000年代は紅組が大トリだったのが1回だけだったらしいので、個人的にはとてもうれしいところ。
 でも、終盤(ラスト4組あたり)がほぼ過去の曲で占められてしまったので、新しい曲を入れてほしいな、という思いも。 あと、ジャニーズのカウントダウンライブの司会のために歌合戦を早めに切り上げたはわかるけど、福山雅治もいつもより登場が早かったね。 カウントダウンライブが盛り上がっている最中に中継が入ると熱気が冷めるから、早めに中継入れてください、って依頼したのかな。
 そして、白組はジャニーズ勢が6年連続でトリ。 ジャニーズをトリにしないと誰も出場させない、なんて圧力かけてるのかな(スポーツ新聞ネタでは、別の理由である1組を除いてジャニーズ勢を出場させない、という圧力があったという話もありましたが)。
 もひとつ、一瞬だけ攻守入れ替えて、すぐ元に戻すって何の意味があるんでしょう? シンプルに、途中で1回(もしくは2回)攻守交替ではだめなのかな。

歌唱時間
 例年より、歌唱時間の長い歌手は減ったと思うけど、短い歌手は1番だけとか2分前後というケースが多いです。 昔と違って1曲が長いので、「歌は2コーラス」という昔の原則通りにはいかないでしょうが、もう少し歌唱時間を長くしてあげてほしいところ。 せめて2分30秒くらい。
 もう一つ、歌合戦が前半と後半に分かれるようになって、前半に登場した歌手の歌唱時間が誰も3分を超えなかったのは初めてかも。

審査方法
 ワンセグがまだ投票手段に含まれてますけど、投票数から見て、そろそろお役御免? 視聴率を上げるために、視聴者投票を番組終了間際の1分に絞るのはよい策だと思うのですが、人によっては投票できない人もいるわけで(最後まで見ずに寝ちゃう人、終盤は別のチャンネルを見ている人)、前もって投票できてもよいかもね。 でも、そうしたら、また白組票が多くなるか。

全体として
 紅組の4年ぶり勝利ということで、紅組歌手はおめでとうございます。 白組は僅差でしたが残念でした。