第69回(2018年)雑記


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雑記
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歌合戦の感想
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かっこ内はおおよその歌唱時間です。

 見間違い、聞き違い、勘違いによる誤記や誤植もあると思いますが、発見し次第修正しますので暖かく見守っていただけるとありがたいです。

 総合司会の内村光良とあと1人、男性なのに名前が紅組歌手と同じ赤色になっています。 これは2人が過去に紅組歌手としてのみ出場経験があるからです。 自分でも違和感あるのですが、過去からずっとやってきたことなので、ご容赦ください。

オープニング
 平成最後の歌合戦ということで、平成時代の歌合戦のシーンが映っているテレビをこの年の出場歌手が様々な場面をつなぐという構成。 年末の関連番組として平成の歌合戦を振り返る特番ではスルーされたSMAPの「世界に一つだけの花」も登場。
 前年は出場歌手総出(大人数のグループは一部メンバーのみ)でしたが、今回は全出場歌手ではありませんでした。 そりゃ、めったにテレビに出ないレアな出場歌手もいらっしゃいましたから。
 ステージ上には出場歌手の皆さん。 特別ゲストながらサザンオールスターズもオープニングからステージに。 過去2回は中継だったMISIAの姿も初めてオープニングから見られました。

R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers(7) [2:32]
 歌合戦のスタートは三代目の代表曲から。 4年ぶり2回目のパフォーマンス。 五木御大も踊ることでおなじみのランニングマンの振り付けももちろん披露。
 パフォーマンス時間は前回の「R.Y.U.S.E.I.」披露時から少し短く。 今回は三代目以外の、いわゆる持ち込みのダンサーいなかったね。 前回も持ち込みのダンサーはいなかったみたいだし、最近はそういう方針なのかな。

夜桜お七/坂本冬美(30) [3:10]
 紅組も坂本冬美の代表曲でスタート。 こちらは2年ぶり7回目の歌唱。 2年連続で世界一になった女性ダンスチームFabulous Sistersと、男子新体操出身のダンスチームBLUE TOKYOとの共演。
 アウトロ短めのアレンジ。 それでも、前半で3分を突破した数少ない(2曲のうちの)1曲です。

GOLDFINGER '99~GO! GO! 2018~/郷ひろみ(31) [2:30]
 さらにこの曲まで3曲連続で畳みかけました。 こちらは平成11年の大ヒット。 その年以来19年ぶり2回目の歌唱。 歌合戦で歌うのは断然「ジャパーン」が多いから。
 NHKホール内の会場の外から歌い始め、間奏でステージに登場する演出。 郷ひろみの周りに梅棒と愉快な仲間たち(サッカー日本代表のそっくり芸人であるものまねJAPANや、その他は過去に梅棒とつながりのあった皆さん)がこの年話題になった人の格好や顔真似で周囲を固めていました。 スマホみたいな型の中に人がいたのは何かと思ったらTik Tokだったとは。
ひょっこりはんも一瞬だけ登場。 本当に一瞬。
 この曲も1ハーフで19年前より短かったな。

ゲスト審査員紹介
 ここでは一人ひとりを時間をかけて紹介せず、全員のショットと名前だけ。 司会者と少しトークしたのは野村萬斎、永野芽郁、出川哲朗の3人。

ウラトークチャンネル、ラジオ中継席、BS4K/8K
 ゲスト審査員の紹介同様、さらっと。 ラジオ中継席はいつもよりこじんまりと、そして2階席の隅っこに配置されていました。

世界はあなたに笑いかけている/Little Glee Monster(2) [2:03]
 まず、ゲスト審査員の池江璃花子を紹介しつつ、海外で活躍した日本人アスリートの映像につなぎます。 卓球の伊藤美誠選手が毎日聴いているのが、この曲。
 パフォーマンスは200人の学生をバックに。 音楽の専門学校の学生だったかな。 おそらく歌合戦独自のアレンジ。 スクリーンには、この年活躍したアスリートの映像を持つテレビ局、スポーツ協会から借りた映像もふんだんに。
 この曲は年明けのデジタルシングルチャートでTOP 10返り咲き。 シングルチャートでも返り咲き。

さらせ冬の嵐~刀剣男士コラボスペシャル~/山内惠介(4) [2:03]
 サブタイトルからわかるように、この年の特別ゲストである刀剣男子との共演。 刀剣男子と戦う殺陣の皆さんは時間遡行軍という名前でした。 「なんとか剣友会」みたいな、殺陣をやる団体の名前じゃなくて、刀剣男士と闘う存在の名称のようで。
 2回目の出場から、ポップス系出場歌手のダンスやパフォーマンスとの共演が定番になりつつある彼。 それでも貴公子なので違和感はなし。
 歌合戦ではありがちとは言え、イントロやアウトロをカットする必要はないんじゃいかな。 1ハーフで2分ちょっとになっちゃってるよ。

打上花火/DAOKO(初) [1:57]
 2017年に発売されて、2018年もまだチャートに顔を出すロングセラー。 動画再生回数が2億回を超えているらしいです。 そして「打上花火」は広瀬すずが声優を務めたアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」主題歌。
 紹介映像や曲紹介テロップ、広瀬すずの曲紹介のセリフで「米津玄師」の名前が出てきます。 彼が作詞・作曲・プロデュースした曲で、彼とのコラボ作品だから。
 歌唱時間は1ハーフで2分弱。 こちらもイントロとアウトロをもう少し長くするとか、3番のAメロあってもよかったんじゃない? 2分超えてない。
 演出は、10年前だと「最新技術を使った」と紹介されていたような、セット後方のスクリーンに表示されるものと同じ模様が彼女の前方にも表示されるようなもの。 今や曲紹介でもテロップでも何も説明ないとは。
 年明けのデジタルソングチャートでTOP 20返り咲き。 ストリーミングチャートではTOP 10入り。

三津谷プロデュース 夢のキッズショー~平成、その先へ~[10:30]

 Foorinは1ハーフ。 長くはないけど、この年の時間の短かった出場歌手並のパフォーマンス時間がありました。 Foorinも「パプリカ」を作詞・作曲・プロディースしたのも米津玄師ってことで、ここでも彼の名前や画像が登場。 そして振り付けは辻本知彦と菅原小春。 この2人の名前、後半でも登場します。
 「パプリカ」は年明けのデジタルソングチャートでTOP 10まで上昇。

ウラトーク席から  ゲスト審査員の佐藤健が来ています。
 お前、審査はどうした? キッズショーの間だからいいのか。

Ultra Music Power~Hey! Say!紅白スペシャルver.~/Hey! Say! JUMP(2) [2:15]
 出場2回目のこの年は平成19年のデビュー曲をパフォーマンス。 デビューからもう10年以上経っているんだ。 そして、まだ新曲は歌合戦で披露してないのか。
 紅白スペシャルバージョンというのは、大学男子チア日本一である早稲田大学SHOCKERSとの共演という意味かな。 共演で一番大変だったと思われるのが知念侑李。 最初のサビでバスケットトスされ、サビの途中で後ろに下がり、間奏で後ろから走ってきてバタフライツイストを決めるという。 アクロバットしづらい、いつもの衣装でやってのけるんだから、難しいんでしょ? SHOCKERSと同じ動きやすい恰好だったら、バスケットトスではトータッチできたし、バタフライツイストではもっときれいに足が上がってたよね。 お父様が体操の銅メダリスト。 お母様も元体操選手。 運動神経は血筋や小さい頃の環境もあったんやろうね。
 グループとしては、前年に出場した時のメンバーから、この年は米国留学中の岡本圭人が不参加。

鳰の湖/丘みどり(2) [2:07]
 若手演歌歌手はその年のヒット曲を歌えるけど、歌唱時間が短くなる宿命の近年の歌合戦。 この曲もイントロ短めの1ハーフです。 アウトロが短いのは、「うたコン」や「ごごウタ」と同じだったかな。 初出場の前年と同じ、普通の和装の上にさらにゴージャスな唐織のようなものを着ての歌唱。
 踊りを披露したのは元新体操日本代表の畠山愛理。 NHKの「サンデースポーツ2020」リポーターとのこと。 最初ステージ後方の階段の上にいるのに、曲が進むにつれて回転したり片足を高く上げたまま姿勢を長くキープしたり、元新体操選手ならではの動きを織り交ぜつつ前へ出てきて、曲が終わるころには丘みどりのすぐ近くまで来ていました。
 年明けのシングルチャートに返り咲き。

チコちゃん、岡村隆史登場
 チコちゃんから白組司会の櫻井翔に「なぜ紅白歌合戦は紅組と白組が戦うのか」という問題が出され、答えられなかった櫻井翔に「ボーッと生きてんじゃねーよ!」とお決まりのセリフ。 テレビの視聴者には怒って巨大化したチコちゃんの顔が見られたわけで。 答えは初代ディレクターが剣道部だったから、らしいです。

ロコ・ソラーレ登場
 ピョンチャンオリンピックでカーリングに日本初のメダルをもたらした女子カーリングチームの5人です。 司会者とトークをした後、次の歌手の応援にも参加します。

ソーラン祭り節2018~どさんこver.~/天童よしみ(23) [2:04]
 6年ぶり2回目となる歌唱。 曲目が発表されたとき、なぜこの曲?と思いましたが、オリンピックや地震でいろいろあった北海道向けの選曲みたいです。
 ロコ・ソラーレだけでなく、YOSAKOIソーラン北海道・東京学生合同「旭」のYOSAKOIソーランの踊り、さらに一部の筋肉ファンに人気のNHK「みんなで筋肉体操」に出演する武田真治(北海道出身の俳優)、小林航太(弁護士)、村雨辰剛(庭師)も登場して自慢の筋肉を披露。 武田真治はサックスも演奏していました。
 ここ数年、前半で1ハーフが続いている天童よしみ。 今回は短すぎじゃなかったかな。 2コーラスにすると、間奏が短くなって武田真治のサックス演奏が短くなるという判断なら、間奏を長くするとかさ。

ゲスト審査員とのトーク
 サッカー・ロシアワールドカップの日本代表メンバーだった長谷部誠と。 ということで、次の曲はサッカーがらみです。

VOLT-AGE/Suchmos(初) [3:37]
 この年のNHKサッカーワールドカップテーマソングを引っ提げて初出場。 前半で最もパフォーマンス時間の長かった方々。 それでもフルコーラスが7分を超える長さなので、半分くらいになっています。
 もちろん、バックのスクリーンにはワールドカップ日本代表チームのシーン。
 これまでの試合や選手を盛り上げるような曲調のテーマソングと違い、試合前の気分を集中させているときや、試合後のような静かな曲調だったため、ハーフタイムにパブリックビューイングで流れても「気づかなかった」「盛り上がらない」などの意見があった曲。 ちゃんとボリューム上げて、タイミングを考えて流せばよかったのでは?と思いました。
 歌合戦で印象に残ったのは、「聴いたことない…」という微妙な表情で立つ長谷部誠。 この曲を知らないというか、普段はほとんどミスチルしか聴かないそうで。

プロポーズ/純烈(初) [2:03]
 前年も初出場候補として挙げられ、本人たちも「ひょっとしたら出られるかも」と思っていたら当選ならず。 この年は出場歌手発表の日に衣装合わせの打ち合わせとして集められた所属レーベル会社の部屋で、社員から初出場を告げられていました。
ステージ上には平均年齢70代による純烈の女性ファン。 そしてスクリーンには銭湯によくあるタイルに描かれた富士山の絵。 スーパー銭湯アイドルだからね。
 年末の「うたコン」では短い間奏つきの1ハーフ(間奏後はBメロとサビ)でしたが、歌合戦バージョンはイントロとアウトロが半分くらいにカットされ、間奏はなしで1番の後すぐサビになる構成。 やはり短い。
 それでも年明けのシングルチャートでTOP 20返り咲き。
 年明け早々、リードボーカルの白川裕二郎が結婚していたという報道があり(これは、グループ結成当時からのファンであれば知っていたことらしいです)、さらに別のメンバーの過去の問題が報道され、そのメンバーはグループを脱退、芸能界から引退となりました。

マリーゴールド/あいみょん(初) [2:23]
 CD売り上げではなくデジタルダウンロードやストリーミングで強いという彼女。 ケータイ世代の歌姫が西野カナなら、その次の世代の歌姫があいみょんという感じでしょうか。 ドラマ主題歌にも起用され、この年初出場となりました。
 白組が高齢の女性に人気の歌手なら、こちらは若い女性に人気の歌手。 曲紹介には彼女のファンという乃木坂46の3人(白石麻衣生田絵梨花松村沙友里)も登場。 紅組司会の広瀬すずもファンだとか。
 「マリーゴールド」は配信チャートで軒並み1位となった曲らしいです。 ストリーミングのことかな。
 ステージは落ち着いたセット(何度か使いまわされる、剣山というかでかい櫛というか、私で文字で書くと変なのですが、出しゃばりすぎず適度にステージ上で存在感を持つ、個人的に好きなデザイン)とバックバンドという、いい意味で昔の歌合戦らしくない普通のものでした。 曲はギター伴奏のみで1番のサビを歌ってから、イントロ短めでいつも通りの1番へ。 テレビバージョン通りに1番の歌詞から2番の後の間奏明けのサビ2回繰り返しの2回目へ。 ラストの歌詞とアウトロを少しカットし、いつもより20秒くらい短めでした。 そしてアウトロが終わる前に広瀬すずの声がかぶる。 最初マイクのスイッチ入ってなかったし、せっかちなスタッフが広瀬すずに次に行くように指示出したんだろうな。
 あいみょんは、リハーサルは緊張しないですぐに終わってしまったそうです。 そうだよね。 短かったもんね。
 年明けのストリーミングチャートはTOP 10にあいみょんの曲が1位となったこの曲をはじめ4曲ランクイン。 翌週、翌々週はTOP 4を独占したほかTOP 10内にもう1曲ランクインしてあいみょん祭り。 シングルチャートでもTOP 30に返り咲き、最高順位を更新。

水に咲く花・支笏湖へ~イリュージョンスペシャル/水森かおり(16) [2:26]
 前々回まで巨大化することが恒例だった水森かおり、前回は千手観音ダンサーとの共演と宙吊り、今回は世界一のイリュージョニスト・メイガスのプロデュースによるイリュージョン。 隔日でNHKへ通い、擦り傷やあざだらけでイリュージョンの練習をしたという彼女。 イントロで誰も座っていない椅子を布で隠すと水森かおりが現れ、間奏で台の上に横たわる水森かおりに布をかけて宙に浮かせると水森かおりが消えて、ステージの脇から衣装を変えた水森かおりが登場するという展開。
 「支笏湖とは関係ありません!」と歌合戦の宣伝番組でも話していました。 大型衣装のときは、衣装はそれなりに曲とリンクしていた気がしますが、小林幸子美川憲一と同じ域に入ってきたような。
 イリュージョンと早がわりの都合上、間奏が長くなっていつも通りの1ハーフ。 もう2コーラスは歌えないのかな。 さらに、曲のアレンジもだんだん豪華衣装合戦の頃の小林幸子美川憲一のように、オリジナルとかけ離れてきているのが気になります。

カラクリだらけのテンダネス~2018紅白ver.~/Sexy Zone(6)[2:26]
 こちらは白Aという次世代型エンターテイメント集団が演出する映像イリュージョン。 人が動かせるくらいの大きさの小さな白いスクリーン付きのパネルに彼らが映ったり、本物がパネルの後ろから出てきたり、観る方も忙しいパフォーマンス。 パネルのバックでパネルを動かしていた白Aの方々もちらっと登場。 Sexy Zoneは出場歌手発表後に松島聡が病気治療のため活動を休止すると発表され、4人でのパフォーマンスでした。
 「カラクリだらけのテンダネス」は年明けのシングルチャートでTOP 20内を再浮上。

企画コーナー
 世界が注目する日本カルチャー。 次の2曲が企画ゲストのパフォーマンスとなります。

刀剣乱舞~出陣!紅白歌合戦~/刀剣男士 [1:33]
 人気ゲームから登場したグループ。 刀剣男子のメンバー19振(人)が同時に出演するのは今回が初めてなんだとか。 企画コーナーということで、1コーラス。

君のこころは輝いてるかい?/Aqours [1:36]
 こちらはアニメから登場したグループ。  平成27年のデビュー曲。 こちらも1コーラス。

Red Swan/YOSHIKI feat. HYDE(初) [2:29]
 言わずと知れたX JAPANYOSHIKIL'Arc~en~CielHYDEによるユニット。 X JAPANのギタリストとしての活動もしているLUNASEASUGIZOも出演。 1990年代後半に人気を博した3つのロックバンドの共演のような。
 アニメ「進撃の巨人」主題歌ということで、ステージのスクリーンには「進撃の巨人」の映像。
 YOSHIKIは高い光沢のある生地のガウンのように丈の長いジャケットでドラムを叩いていましたが、途中でジャケットを脱ぎ、上半身裸となりました。

Miracle/YOSHIKI feat. サラ・ブライトマン(初) [2:29]
 ステージ前方にあった、城壁のようなセットが左右にはけると、そこにはピアノ。 >YOSHIKIは、次もお高いビロードのような生地の真紅の生地のジャケットを着てピアノを演奏します。
 ピアノの後ろからセリに乗って上がってきたサラ・ブライトマンは、曲の後半でスクリーンがコロンビア映画のオープニングみたいなまぶしい映像になると、「子供が『神様が出てきた』と言った」というつぶやきもあった光景に。
 サラ・ブライトマンは第42回(平成3年)以来の出場。 ちょうどその年、後のX JAPANことXも初出場でした。 最初の出場歌手発表にはサラ・ブライトマンの名前はなく(YOSHIKI feat. HYDEとしては初出場となる)YOSHIKIが記者会見で「度肝を抜くことを考えています」言っていたはこっちだったようで。
 YOSHIKIが作詞作曲した「Miracle」を含むアルバムが年明けのアルバムチャート返り咲き。

おげんさんといっしょ [4:53]
 NHKで過去2回放送されたゆるい音楽番組「おげんさんといっしょ」。 おげんさん(星野源)、おとうさん(高畑充希)、長女の隆子(藤井隆)、次男の大ちゃん(三浦大知)、ねずみ(声は宮野真守)、そして演奏陣というファミリー。 この時、初めておげんさんが男でも女でもないということを知りました。
 Twitterで歌合戦で歌う曲を募集したところ、多くのリクエストがあったらしい星野源の「SUN」をおげんさんファミリーで披露。 途中から酒屋のバイトでいないという設定だった雅マモル(宮野真守)も登場。 「SUN」は星野源が初出場した時に歌った曲で、その時と同じ1ハーフ。 でも時間はその時よりも長め。
 「SUN」は年明けのデジタルシングルチャート返り咲き。
 バラエティーコーナーは、時間が押していると容赦なく時間が短縮されることでおなじみの歌合戦ですが、スタッフが最低限の時間を死守してくれたとか。 いいスタッフに恵まれてるね。

時代/島津亜矢(5) [2:38]
 中島みゆきのカバー。 伴奏なしで声量豊かに歌い出します。 その後、坂本昌之のピアノと弦一徹ストリングスによる伴奏がつきました。 バックには平成を振り返る映像。
 伴奏ないし、間奏なしの1ハーフで、アウトロもなし。 それでも島津亜矢の存在感はしっかり。
 大ヒットなしに出場を続ける彼女ですが、聞くところによると女性演歌歌手としてはコンサート動員がトップクラスなんだとか。 NHKはそのあたりで「売れてる歌手」と判断しているのでしょう。

中間審査結果
 紅組37,904票に対して、白組71,890票。 これは島津亜矢の歌の前に呼びかけられたテレビ視聴者向けの投票。 今回は視聴者投票も累計ではないため、あくまでこの時点のみ。
 でも、やっぱりこんなに差がついちゃうんだ。

三津谷の部屋
 武田真治は応援に登場した天童よしみのステージについて。 天童よしみ氏と北海道とよさこい節とサックスと筋肉は近年まれにみるカオスと。 近年というか、歌合戦史上最大のカオスだったかも。
 ドドンパでなくDA PUMPは「U.S.A.」の歌詞がわからないので、本番までに全とっかえしてくださいと。 でも、それは無理だろうから、次の歌手をダンスで応援するように、と。
 乃木坂46(代表して生田絵梨花白石麻衣)にはダメ出しはなくレコ大 V2おめでとうということでした。

VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~/五木ひろし(48) [2:48]
 DA PUMPが“いいね!ダンス”でバックをサポート。 踊りはDA PUMPTOMOKENZOの振り付けだそうだ。 最後はAKB48TWICE、Aqoursも参加。
 新曲を歌合戦で歌うことにこだわるベテランな方のひろし。 この年もヒットしていないものの新曲を歌えました。 しかし、ついに前半での登場、そして1ハーフとなりました。 これは「なつメロを歌わないと、どんどん前になるよ」というNHKの圧力か。

U.S.A./DA PUMP(6) [3:04]
 後半はこの曲でスタート。 CD売り上げは年末の時点で10万枚を突破したくらいでしたが、ダウンロードやストリーミング、そしてなによりテレビやネットでヒットしてダンスが浸透したこの年の代表曲。 DA PUMPにとって16年ぶりの、そして現在の体制になって初の歌合戦となりました。 新メンバーの中には、なかなかヒット曲が出ず「自分たちは世間からDA PUMPに必要とされていないのではないか」と辞めようと思った人もいたとか。 ヒットが出てよかった。 歌合戦出場はVTR収録ということで集められたスタジオで、収録後にISSAから他のメンバーに伝えられました。
 歌合戦のパフォーマンスでは彼らの後ろに出場歌手、観客も“いいね”をするための親指を立てた右手のようなものをもって参加。
 この年後半の歌番組ではフルコーラスでのパフォーマンスも多かったこの曲。 歌合戦では、ヒット前の1ハーフのテレビバージョンにサビを1回追加したくらいの長さ。 テレビバージョンって、2番の歌詞からなんだね。
 間奏のインベーダーゲームのような振り付けでステージ中央にやってきたのは総合司会の内村光良。 前年の欅坂46に続き、この年も出場歌手と踊りで共演です。
 年明けのシングルチャートで初登場週以来となるTOP 10返り咲き。 この曲を収録した現メンバーによるベストアルバムもTOP 10返り咲き、 デジタルソングチャートやストリーミングチャートは年末からTOP 10に入っており、年明けは上位のまま大きな変動なし。

じょいふる/いきものがかり(10) [3:13]
 平成29年はじめの放牧宣言から集牧となり、2年ぶりの出場。
 「じょいふる」は平成22年の曲。 この年の歌合戦はNHK合唱コンクールの中学生の部課題曲「YELL」を中学生との共演で歌っていたし、歌合戦で歌われるのは今回が初めて。 踊れる歌対決となるような選曲ってことでしょうか。
 3人はセリから上がっての登場。 こちらは観客や応援ゲストはタオルを振り回しての参加。
 母校の高校生(神奈川県立厚木高校ダンスドリル部、海老名高校ダンス部)との共演。 ダンスの振り付けは振付稼業air:man。 「じょいふる」がCMソングだったポッキーのCMも、「じょいふる」のミュージックビデオも、この方々の振り付け。
 バックのスクリーンには全国から募集したダンス動画。 その中にはミル姉さんの姿も。 ミル姉さんがわかるの、どのくらいの年代までなんだろう。

恋するフォーチュンクッキー/AKB48(11) [2:57]
 歌合戦での「恋するフォーチュンクッキー」の歌唱は3年ぶり3回目。 過去2回はメドレーの中の1曲だったので、1曲だけ歌うのは今回が初めて。 1曲だけ歌うのは第65回(平成26年)の「心のプラカード」以来で、1曲だけだと3分前後のパフォーマンス時間のようで。 なぜこの年にこの曲かというと、タイを拠点に活動するBNK48が歌うタイ版の「恋するフォーチュンクッキー」(「クッキー・スィアン・ターイ」)がタイで大ヒットとなったんだそうで。 ということで、今回はBNK48との共演。
 歌詞は日本語とタイ語が交互にという感じ。 バックダンサーも埼玉在住タイ人クラブ、バーンラバムタイ舞踏団、花柳糸之社中と入り混じり。 花柳糸之社中はこの年の歌合戦はここだけの登場。 日本の伝統舞踊を踊るならこの方々、という感じ。 客席通路には踊るミル姉さんの姿も。 こちらは映像ではなくリアル・ミル姉さん。 フジテレビのお偉いさんから許可が出たので、歌合戦に出演したそうです。
 そして、指原莉乃にとっては最後の歌合戦となりました。

2018スペシャルメドレー/福山雅治(11) [4:26]
 曲前にウラトーク席のサンドウィッチマンがステージ上までやってきて曲紹介に参加。
 おなじみのカウントダウンライブをやっているパシフィコ横浜からの中継。 劇場版「名探偵コナン」主題歌「零-ZERO-」とNHK夏の甲子園テーマソング「甲子園」のメドレー。
 今回は福山雅治にはおなじみの曲前の映像(今回だったら甲子園を訪ねた映像みたいな)がなかったね。 「零-ZERO-」では会場のスクリーンに「名探偵コナン」の映像、そして福山雅治の姿にも映像効果が。 「甲子園」のときは、もちろん夏の甲子園の映像。 マーチングバンドYOKOHAMA ROBINSとの共演もありました。

シンデレラガール/King & Prince(初) [2:37]
 ジャニーズといえども、デビューした年に初出場、しかも後半に登場って久々。 第41回(平成2年)の忍者以来でしょうか。 今の若い世代のジャニーズファンには、がデビュー10年、関ジャニ∞がデビュー8年で初出場したように、ジャニーズグループの中でも長くトップクラスで活動して初めて歌合戦に出場できるご褒美のようなもの、と思う方々も多いようで。 確かに、この年は5枠あったとはいえ、活動中のグループの数と比較すると狭き門ですから。 おっさん世代は、逆にジャニーズ枠があるおかげで、デビューさえできれば、その年の初出場が確約されたも同然で、恵まれているなと思っていました。 ジェネレーションギャップ。
 King & Princeが初出場ということで、一緒に登場した松本潤が初出場時の思い出を語りました。 「同じ5人ってことで」と言っていたように、King & Princeのメンバーの一人、岩橋玄樹は出場歌手の発表前に病気の治療のため活動休止。
 パフォーマンスは、ジャニーズJr.っぽい人たちのダンスは客席通路だけ、ステージ上は落ち着いていました。 歌声も落ち着いてるようで。
 年明けのシングルチャートでTOP 20返り咲き。

Future Pop 紅白SP/Perfume(11) [3:32]
 この年の曲「Future Pop」と平成18年の「エレクトロ・ワールド」のメドレー。
 NHKホールでの最先端の視覚演出のネタが尽きたか、前回NHKホールを飛び出したPerfume。 今回はカウントダウンライブ会場からの中継。
 今回はDeep Learningを使ったリアルタイム映像演出らしいです。 「エレクトロ・ワールド」で、彼女たちの姿を含めて映像がぐるっと回転していたあたり? 以前同じことやったときは、事前に彼女たちの立ち位置やステージのサイズを計測していたところを、リアルタイムでやってのけたということ? 誰かおじさんにわかりやすく説明してください。
 そして、「ポリリズム」で初出場して以来、初めてパフォーマンス時間が3分30秒を超えました。

ここに/関ジャニ∞(7) [2:24]
 再びチコちゃんと岡村隆史が登場。 ネットではチコちゃんと岡村隆史が司会と主張する岡村隆史にチコちゃんが「ネットに踊らされてんじゃねーよ!」と一発。 ここでの質問は「なんで歌い終わった後に拍手をするのか」。 村上信五が怒られ、チコちゃんから答えを教えてもらえないまま歌へ。
 新旧の大阪万博の映像がスクリーンに映し出されるという説明がありました。 1970年は古い映像がありますが、2025年はまだこれからの話なので、招致映像かな。
 ステージ以外の場所(今回は審査員席の前)で歌ったり、会場を盛り上げるのは彼らはお手のもの。
 関ジャニ∞もこの年渋谷すばるが脱退、6人体制となりました。
 曲が終わって拍手をもらってから答えがあり、「神を目覚めさせるため(諸説あります)」。
 年明けのシングルチャートに返り咲き。

ガラスを割れ!/欅坂46(3) [2:36]
 曲前に総合司会の内村光良が「去年は無理させちゃってごめんね。 今年はこの曲1曲に全力をかけて」と。 そういえば、前年の歌合戦では色々ありました。
 彼女たちのファンであるという中村勘九郎に話を振るシーンも少しあり。 白組司会の櫻井翔が話してから少し間があり、広瀬すずが紹介をしている最中に曲がスタート。 うーん、スタッフがキューを出すタイミングが遅かったのか、広瀬すずがキューに気づくタイミングが遅かったのか…
 このグループも昨年センターを務めていた平手友梨奈が活動休止中。
 年明けのストリーミングチャートを上昇。 シングルチャートもTOP 50に返り咲き。 欅坂46は、年がら年中過去作品も含めてシングルチャートにうようよしていますので、「ガラスを割れ!」以外も上昇。

いごっそ魂~けん玉世界記録への道、再び~/三山ひろし(4) [2:27]
 前半でも序盤登場が多い、出場回数の少ない演歌歌手の中から、いち早く後半に進出したのは若い方のひろし。 ベテランのひろしより後ろの登場となりました。
 今回もけん玉をするので、DJ KOOも登場。 もちろん、前回失敗したギネス記録更新への再挑戦。 前回失敗した14番の方は7番に配置。 そして9番までに失敗した場合は最初からやり直すというルールに。 今回は見事成功。 ギネス認定されました。 ちなみに、この日のためにけん玉の達人を呼び集めたのは、ある時はWebサイト制作会社社長、ある時はフジテレビ社屋前でタコスを焼くという多才な方。 18番だったそうです。
 「いごっそ魂」は年明けのシングルチャートに返り咲き。
 さて、今後も出場するとして、曲よりもけん玉を前面に押し出す演出になるとしたら、もったいない気がします。

ゲスト審査員とのトーク
 「まんぷく」ヒロインの安藤サクラ、「半分、青い。」ヒロインの永野芽郁と。 紅組司会の広瀬すずが次の朝ドラ「なつぞら」のヒロインだからね。 そして総合司会の内村光良が「なつぞら」の語りを担当すると発表がありました。

トリセツ/西野カナ(9) [2:47]
 3年ぶり2回目となる歌唱。 ヒット時より歌唱時間が長かったようです。
 今回はボリュームのあるドレス。 後ろのLOVEと書かれた床のセットとドレスが同じ水色なので、一体の大型スカートかと思いきや、分かれていました。 途中でダンサーが登場し、最後アウトロでミニスカート姿に早がわり。
 この曲を含むベストアルバムが年明けのアルバムチャートで再浮上。
 あと1回の出場で10回の大台というところで、年明けに活動休止を発表。

ゲスト審査員とのトーク
 小平奈緒選手と。 他に相葉雅紀と渡辺直美も。 どんなつながりかというと、相葉雅紀はNHKの「グッと!スポーツ」のMC。 そして渡辺直美は、小平奈緒選手が調子の悪かった時に渡辺直美のビヨンセのものまねの動画を見て元気を出したんだそうだ。 というわけで、渡辺直美が小平奈緒選手の目の前でビヨンセのものまねを披露しましたが、なんか小平選手の期待していた動きではなかったような。
 小平奈緒選手が出てきたということで、次の歌はピョンチャンオリンピック・パラリンピックがらみです。

サザンカ/SEKAI NO OWARI(5) [2:50]
 ピョンチャンオリンピック・パラリンピックのNHKテーマソング。 バックのスクリーンには、オリンピック・パラリンピックでの選手の活躍シーンだけでなく、練習風景も。
 年明けのデジタルシングルチャートでTOP 20入り。

帰り道は遠回りしたくなる/乃木坂46(4) [2:27]
 前日の日本レコード大賞で V2を達成した彼女たち。 前半の三津谷の部屋でも触れられましたが、曲前にも触れられました。
 西野七瀬にとって最後の乃木坂46としてのステージ。 西野七瀬の両親から預かったという手紙が紹介されました。 実家を訪ねて手紙を預かったのは彼女たちの公式兄貴分のバナナマン。 パフォーマンスの途中にウラトーク席付近に登場しました。
 年明けのデジタルソングチャートでTOP 20返り咲き。 ストリーミングチャートではTOP 10入り。 シングルチャートは年末からTOP 10入りしていたのでそのまま。
 欅坂46同様、乃木坂46の作品もいつもから新曲以外のシングルも多くチャートにとどまっているため、軒並み再浮上。
 彼女たちの歌合戦のステージで時々思うのは、マイクのスイッチが入っていないメンバーだけが歌うパートになると、ボーカルのボリュームが明らかに下がるところ、なんとかならないのかなと。

特別企画 [5:45]
 まずは北島兄弟(北山たけしと大江裕)で「ブラザー」を1番だけ。 その後、北島三郎が平成の歌合戦で歌われまくった「まつり」を1ハーフほど。
 ご存知の方も多いでしょうが、近年のサブちゃんは力を入れて歌う時には足腰を支えるものが必要です。 首を痛めたことも関係あるのかな。 今回も特大セットに乗っての登場で、手すりがありました。 サブちゃんは、50回出場を機に卒業したのがよかったのか、それとも歌合戦卒業で張り合いがなくなってしまったのか、年相応という歌声。
 一方、「ブラザー」は、この年の曲で、発売時期が遅かっただけで売れゆきは好調だったので、翌年の売り上げ次第では普通に歌合戦に出場して聴けそうな気がしていました。 それだけに、このような抱き合わせ商法に見えてしまう特別出演は正直がっかりです。 しかも1番だけだったし。 スポーツ新聞の情報では、NHKがサブちゃんに歌合戦出演をお願いするにあたり、この年亡くなったサブちゃんの息子さんである大地土子さんの遺作(「ブラザー」のこと)を披露しませんか、と持ち掛けたのだとか。
 「ブラザー」は年明けのシングルチャートに返り咲いています。

NHKホール通路から
 総合司会の桑子真帆アナウンサーとゲスト審査員の出川哲朗(お前、審査は、って特別企画だからギリギリオッケーだろうか)、ロコ・ソラーレの皆さんも。
 BS 4K/8Kでは地デジと違ってセット転換の様子も放送されてますよーと。 つまりは、まだ地デジのハイビジョン用カメラと4K/8K用カメラは別なんだ。

ゲスト審査員とのトーク
 池江璃花子と。

紅白メドレー2018/TWICE(2) [2:35]
 歌合戦のスペシャルメドレーということで、この年発売されたアルバム「BDZ」から映画主題歌になった「I WANT YOU BACK」(オリジナルは1969年のJackson 5のデビュー曲)とアルバムタイトルソング「BDZ」のメドレー。 「I WANT YOU BACK」は全編英語、「BDZ」も出だしが英語歌詞のため、2曲とも英語?というか、「日本語ないんかい」と思ってしまいました。

EXILE紅白スペシャル2018/EXILE(12) [3:51]
 ボーカルの海外留学も終わり、3年ぶりの出場。
 「Rising Sun」と「Heads or Tails」のメドレー。 「代表曲メドレー」とテロップが出ていたけど、「Heads or Tails」は代表曲というより新曲という扱いでしょうか。

サザンオールスターズ登場
 オープニングからステージに登場している彼らですが、司会者とトーク。 さらにはこの年のサマーフェスの映像も。 「なぜここで?」と思ったら、次の歌手もそのフェスに出演していたそうです。

Gifts/Superfly(3) [3:33]
 NHK合唱コンクール中学生の部課題曲。 例年なら前半に登場して中学生と共演するパターンですが、さすがにSuperflyではそれはなく、後半での登場。
 バックバンドとあいみょんの時にも出てきたようなセットというステージ。
 年明けのシングルチャートでTOP 50返り咲き。

Be Myself~紅白スペシャル~/三浦大知(2) [2:41]
 同じ沖縄アクターズスクール出身のDA PUMPISSAが曲前に登場。 24年前に初めて会ったって、7歳の頃?
 本人プロデュースのスペシャルダンスがラストにつきました。

カブトムシ/aiko(13) [2:44]
 こちらは同じ大阪出身の天童よしみが曲前(三浦大知から2曲続けてなので、三浦大知の曲の前)に登場。 お互いのライブに行き会う仲なんだとか。
 彼女の初出場は第51回(平成12年)。 この曲は1999年(平成11年)発売のヒット曲で、歌合戦初歌唱です。
 アカペラで歌い出し、のちにピアノなど演奏がつくアレンジ。 ステージ上にはピアノ、会場中に大きな電球が吊り下げられているような映像、ゲスト審査員の永野芽郁が口ずさむという演出。
 紅白落選した(꒦ິ⌑꒦ີ)
 ちっきしょーーーーー!!!
とTwitterで悔しさをにじませたつぶやきをしてから5年。 帰ってきてくれたよ。
 フルが2コーラスで5分を超える曲のため、ヒット当時からテレビで歌う時は1番だけのことが多いこの曲。 今回は冒頭のアカペラ部分があったため、1コーラス+α。 1コーラスだけにしないためのアレンジと思われます。 アカペラ部分を加えた代わりにアウトロを短くして、パフォーマンス時間はヒット当時のテレビバージョンよりも少し短いくらい。

ゲスト審査員とのトーク
 次の歌手の歌が大好きという阿部サダヲと。

SEIKO DREAM MEDLEY 2018/松田聖子(22) [4:30]
 80年代のヒット曲集ということで「風立ちぬ」「ハートのイアリング」「天国のキッス」「渚のバルコニー」のメドレー。 いずれも歌合戦では初披露でした。
 まだどれだけ1年にヒット曲がたくさんあっても、歌合戦では原則1曲だった頃のヒット曲。 キーがオリジナルからどれだけ下がってるのかわかりませんが、歌合戦で聴けただけでもうれしいです。 そして久々に前髪があったことに、ファンの方々は喜んでいたようです。

ゲスト審査員とのトーク
 夏井いつきはこの時点でどちらが優勢か聞かれ、けん玉で白組に傾きかけたけど、松田聖子メドレーで完全に紅組と。 あと、チコちゃんはどちらなのかと質問してました。
 次の曲で登場するDRUM TAOの映像をはさみ、昔歌舞伎の舞台でDRUM TAOと共演したという中村勘九郎、カラオケでよくズンドコ節を歌うという安藤サクラもちらっとトークに参加。

勝負の花道~世界に響く和太鼓SP~/氷川きよし(19) [2:46]
 世界的に活躍する和太鼓のパフォーマンス集団であるDRUM TAOとの共演。 早がわりに手間取ってアタフタする姿がなんとも。 どうしてもマイクが引っかかるんだよね。 マイクを誰かが持っていてくれると安心。 手だけなじゃくて足も引っかかってた。 足は靴を持っといてもらうわけにはいかないから、ジャニーズの早がわりみたいに裾まで全部きれいに生地が分かれるような仕込みにしておくといいよ。
 年明けのシングルチャートに返り咲き。

ゲスト審査員とのトーク
 野村萬斎と。 次に登場する宮本浩次と同い年なんだそうだ。

獣ゆく細道/椎名林檎(6)・宮本浩次(2) [3:43]
 前回の歌合戦がきっかけで生まれたコラボ。 椎名林檎はこの歌合戦で歌うことを見据えて曲を書いたそうです。 そこまで言ってしまうところがすごい。
 この曲は特別企画扱いです。 前年椎名林檎トータス松本が「目抜き通り」を歌ったときは、紅組と白組の出場歌手でしたが、今回のお二人は紅組、白組という所属はなし(本サイトでは、過去に紅組と白組のどちらかから出場していたということで、色を付けています)。 でも出場回数はオフィシャルに付いています(宮本浩次のオフィシャルな出場回数はエレファントカシマシの1回出場は考慮せず、これで1回)。
 年明けのデジタルシングルチャートでTOP 20返り咲き

私が好きなユーミンのうた~紅白スペシャル~/松任谷由実(3) [5:27]
 この年の歌合戦の企画としてあった「私が好きなユーミンのうた」により、思い出のある曲とエピソードを募集しましたが、あくまで歌う曲の参考にしますと書かれていました。 高輪ゲートウェイ。 駅名と違うのは、選曲された2曲のタイトルを聞かされても、それなりに納得というタイトルだったこと。
 曲前には松任谷由実と仲がよいというaikoゆずがトークに参加。
 披露されたのは「ひこうき雲」「やさしさに包まれたなら」のメドレー。 「別の場所から披露していただきます。」という話で「ひこうき雲」はその通り別の場所から。 事前収録っぽいです。 「ひこうき雲」のアウトロでカメラから消えてどこへ行くのかと思ったら、NHKホールのステージに登場。 ステージ上に演奏する皆さんがスタンバイしているので、会場の人はうすうすステージにやってくるとわかっていたと思いますが(それとも、ステージ上にいた演奏の方々は、最初スクリーンで隠されていたのかな?)、aikoはそれでも号泣。
 2曲だけなの?と、もったいないというか、厳選された曲でした。
 この2曲を含む2012年発売のベストアルバムが年明けのアルバムチャートでTOP 50返り咲き。

ゲスト審査員とのトーク
 朝の連続テレビ小説「半分、青い。」の永野芽郁と佐藤健と。 そして「半分、青い。」の主題歌を歌った星野源も。

アイデア/星野源(4) [4:46]
 過去2年連続で歌詞フルコーラス、アウトロだけちょっとカットされたっぽい星野源でしたが、今回はアウトロも含めてフルだったようです。 ギターソロあり、木琴をたたくシーンも、ラストに銅鑼をたたくところもカットなし。 銅鑼は叩くタイミングと音がちょっとずれたね。 ドンマイ。
 年明けのデジタルシングルチャートでTOP 10返り咲き。 この曲はCDとしてはシングルカットされておらず、収録されたアルバム「POP VIRUS」は12月中旬の発売以来、年末年始のチャートで4週間連続で1位を獲得しました。
 歌合戦以外にも、「うたコン」というNHKの歌番組で永野芽郁をゲストに迎えて星野源が「アイデア」を披露する機会がありました。 その時は涙を流しながら星野源の歌を涙を流しながら見る永野芽郁の姿がありました。 今回も「何回見ても泣きそうになる」とコメント。 「半分、青い。」は好き嫌いがはっきり分かれる朝ドラと言われ、ネット上ではヒロインなのに嫌いという意見もありました。 精神的にしんどかった時期にこの曲に助けられたことを思い出していたのかもしれんね、芽郁さん。

Lemon/米津玄師(初) [4:38]
 紅組のサラ・ブライトマン同様、あとから追加で正式な出場歌手として発表された方。 ドラマ主題歌やCMソングで歌声は流れても、テレビでの生歌唱がなかった彼が、とうとう歌合戦の場でテレビの生放送で初歌唱となりました。 この曲はイントロなしで始まるところ、歌合戦ではイントロがついたのでフルコーラス以上に長くなったのかな。
 彼の出身地である徳島県の大塚国際美術館からの生中継。 確かにああいう場所は大塚国際美術館にあるけど、米津玄師がいた部屋へ続く通路はあんなに狭くないので、米津玄師のパフォーマンス用に特別にセットを作ったのでは、という話。 2番に登場したダンサーはFoorinの振り付けもしていた菅原小春、そして振り付けは辻本知彦。 菅原小春は過去に坂本冬美と共演したことあるし、辻本知彦は前年の平井堅のステージで踊った大前光市の振り付けも担当。 今後も歌合戦におなじみの名前になるのでしょうか。
 歌の後に白組司会の櫻井翔や総合司会の内村光良とのトークあり。 正式な出場歌手で見ると、彼が関東地方での歌手別視聴率トップらしいです。
 もともと隙あらばCDシングルは再浮上、デジタルシングルチャートでは1位を取るくらいの大ヒット曲なので、年末年始のデジタルシングルチャートはもちろんこの曲が1位。 シングルチャートでも2位まで上昇して最高順位を更新。
 その他のシングルやアルバムも再浮上。

アイノカタチ 2018/MISIA(3) [5:13]
 ゲスト審査員の佐藤健も出演していたドラマ「義母と娘のブルース」主題歌。 歌唱時の曲名テロップは「アイノカタチ feat. HIDE GreeeeN」とシングル通りの表記。
 前日は日本レコード大賞で最優秀歌唱賞のパフォーマンスを披露していた彼女。 出場歌手発表時のネット記事では、NHKホールではなく別のスタジオからの出演になると書かれていたものもありましたが、NHKホールでの歌唱。 そして、事前のアナウンスはなくデビュー曲の「つつみ込むように…」も披露。 これが「2018」とついた意味か。
 「アイノカタチ」は年明けのシングルチャートでTOP 20返り咲き。 デジタルシングルチャートで2位まで再浮上。 ストリーミングチャートではTOP 5入り。 「アイノカタチ」を収録したアルバムもTOP 10内で再浮上。 「つつ込むよう…に」を収録したベストアルバムも、アルバムチャートに再登場してTOP 50まで上昇。

訂正
 タイの王女の名前に誤りがあったと総合司会の桑子真帆アナウンサーから訂正。 ウランボット王女じゃなくて、正しくはウボンラット王女。

うたエール/ゆず(9) [2:57]
 7月の広島豪雨の際に、コンサートのために広島にいたというゆず。 復興支援のために「うたエール」のギター弾き語りバージョンをレコーディングし、収益を義援金として寄付したということで、この日も弾き語りバージョン。
 歌詞テロップは北川悠仁の直筆。
そして、和田アキ子のような声量のある2人ではありませんが、スタンドマイクを使わずに歌うシーンも。
 トリ前の歌唱なんだから、もうちょい長くてもよかったんじゃないかな。

ゲスト審査員とのトーク
 出川哲郎と。 いつもはそんなにやばくないけど、次の曲は本当にやばいよ、とコメント。

天城越え/石川さゆり(41) [4:00]
 紅組トリは3年連続となるこの方。 「天城越え」は2年ぶり11回目。 最近ずっと「津軽海峡・冬景色」と交互に歌っているので、2年前の紅組トリでも歌ったってことです。 布袋寅泰のギターと和楽器によるアレンジ。 2年前は雅楽のアレンジが入りオリジナルのイントロはほとんどカットされましたが、今回も似た感じ。 大トリのが5分超えるんだから、こちらもフルコーラスとか、歌合戦独自の演奏を加えたうえで、オリジナルのイントロも残すとかできないものかね。

嵐×紅白スペシャルメドレー/(10) [5:14]
 この時だけ、白組サイドに白組歌手と内村光良がいました。 白組サイドって、ステージ下手という意味ですけど、今は歌手席ないし、ステージの左側から白組歌手が登場する姿がテレビで見られるわけでもないので、ピンとこないかな。
 曲前にはが福島県飯館村を訪ねたという映像。 和楽器の皆さんがはけて、用のセットを用意するための時間もあうのだろうけど、セット転換が終わってからメンバー一人ずつ話す時間があったり、いつも通りの特別扱い感が否めない。
 はタイトルから何を歌うか、わからないのですが、今回はこの時の最新シングルである「君のうた」と、2年前の大トリの際にも披露した平成19年の「Happiness」のメドレー。 「君のうた」で櫻井翔が何度も手を振っていたのはウラトーク席?
 「君のうた」は年明けのシングルチャートでTOP 50返り咲き。
 さらには翌年の1月下旬に、2020年いっぱいで活動休止と発表されたため、歌合戦とは関係なくCDの売り上げがアップしました。

スペシャルステージ [8:52]
 今回も特別出演のサザンオールスターズ。 でも出場回数は増えてます。 過去に白組から出場したのは3回だから、第65回(平成26年)の特別出演の時も出場回数が増えてたんだね。 こっちもセット転換のための時間用と思われるサザンの40年を振り返る映像のあとにパフォーマンスへ。 1990年(平成2年)の「希望の轍」と1978年(昭和53年)のデビュー曲「勝手にシンドバッド」の2曲。 「勝手にシンドバッド」も歌合戦初披露。 彼らデビューした年の歌合戦には出場していないから。
 「勝手にシンドバッド」はサンバダンサーや出場歌手入り乱れてのステージ。 特にユーミンがノリノリ。 ユーミンはNHKスタッフからマイクを渡され「真ん中へ行ってください」とお願いされ「これは手拍子だけでは帰れない」と思ったんだとか。 覚悟を決めたベテランは怖い。 歌う桑田佳祐の左頬にキスをし、怪しく腰をくねり、桑田佳祐が「ラララ…ユーミンさん」と歌えばユーミンは「ラララ…くわくん」と応える場面も。
 2曲を収録した、1998年発売のベストアルバムが年明けのアルバムチャート返り咲き。

エンディング
 今回は審査はテレビ視聴者も会場もここ1回のみ。
 紅組:1ポイント
 白組:2ポイント
と、白組の優勝でした。 ゲスト審査員代表の野村萬斎から白組(紅組じゃないよ、桑子真帆アナウンサー)司会の櫻井翔に優勝旗が手渡され、「蛍の光」へ。 今回も「蛍の光」指揮は作曲家の都倉俊一。 前回は1年限りのオファーという話でしたが、再び1年だけのオファーだったのでしょうか。


司会
 アドリブに強く、出場歌手のこともよく知っている内村光良としての歌合戦司会や民放での司会経験も豊富な櫻井翔、この2人は心配するところもなかったわけで。 実際気になる失敗もなかったし。 広瀬すずも、司会が初めてだから噛むくらいは織り込み済みなはずなのですが、天童よしみ欅坂46の時の紹介強制終了はなんだったんだろう。 桑子真帆アナウンサーも、お詫びと訂正要員として出番があったね。 無いに越したことないけど、こういう出番を考えると、NHKアナウンサーは必要なのかな。

進行
 比較的パフォーマンス時間の長かった後半に、アウトロが終わる前に司会者が「ありがとうございましたー」と進行してしまうシーンが多かったので、時間ギリギリだったのでしょうか。
 逆に、前半はパフォーマンス時間を極限まで短くし、ゲスト審査員の紹介の時間も短くし、さらにセット転換の回数も減らしたので、進行はそれほど気にならなかったように思います。

選曲
 石川さゆりの「天城越え」、坂本冬美の「夜桜お七」に関しては、別の曲も歌わせたって、と思います。 エキゾチックジャパンからアチチアチになった郷ひろみみたいに。
 あとは、過去の曲とはいっても歌合戦では初披露だったり、まだヘビーローテーションではない曲だったから、許容範囲かな。

歌唱順
 前半は白組で始まり白組で終わり。 後半も白組で始まり白組で終わり。 さらに昔白組で出場していたサザンオールスターズが平成最後の歌合戦のラスト。 白組偏重過ぎない? もう一つ言うと、攻守交替が頻繁にあってまぎれていましたが、攻守交代とは無関係で紅組が2曲続く箇所(aikoから松田聖子)があり、だいぶ後になって白組が2曲続く箇所(星野源から米津玄師)がありました。 これも、白組の方が後になるんだね。
 曲のジャンルで見ると、紅組は前半に演歌の大半を詰め込み、海外アーティストも前半。 その代わり、後半にAKBや坂道グループが登場するという、昔とは逆のバランス。 その点は、白組の方が後半でもジャニーズ、ポップス、演歌とバランスがよかったようです。
 終盤に白組が固まるという点に関しては、大トリが白組ばかりという時点でバランス悪いのに、さらに追い打ちをかけるNHKはなんなんだろう。

歌唱(パフォーマンス)時間
 前半の歌手のパフォーマンス時間が短かったことは先に書きました。 後半は、歌唱時間が短い歌手代表だった西野カナが長くなったり、Perfumeも自己最高を一気に40秒くらい更新しました。
 その他、適当に調べた結果はこちらをどうぞ。

審査方法
 今回は視聴者審査員の対戦ごとの投票が累計とならず、ゲスト審査員と客席と視聴者ごとに優勢な組が1ポイントという方式でした。 これでも紅組だめだったかー。 紅組はユーミンMISIAがNHKホールで歌ったけど、白組も「U.S.A.」とか米津玄師出たからかな。
 視聴者審査員は、昔は紅組が優勢になることもありました。 近年は白組がうまくネットワークを生かして投票している(チャンネルを好きな歌手と投票の時間だけNHKに合わせる)という説もあり、要は時代に合わせた投票をできる人がどれだけいるか、という点がまずポイントになるようなので、今回くらいの比重でよいと思います。 視聴者審査員なくてもよいくらい。

全体として
 久々に、正式な出場歌手の追加発表がありました。 交渉に時間がかかる場合や、話題性を持たせるためなら、こういう発表もありだと思います。 一方で最初から発表されている出場歌手の皆さんは、「今年は少ないから、歌唱時間増えるかも」という期待をどこまでしてよいものか、不安材料が増えた気もします。
 番組自体はとてもよかったと思います。 セット転換の時間を埋めるような変な場持たせのシーンも少なく、一部を除いてあっけにとられるようなセットや演出もなく、そして特別ゲストとして卒業したサブちゃん、NHKホールでの歌合戦出演は35年ぶりだったサザン、中継ながらテレビ番組での初歌唱となった米津玄師を持ってこれたところは、スタッフに感謝です。