第60回(平成21年)雑記


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雑記
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かっこ内はおおよその歌唱時間です。

 見間違い、聞き違い、勘違いによる誤記や誤植もあると思いますが、発見し次第修正しますので暖かく見守っていただけるとありがたいです。

オープニング
 こども店長(加藤清史郎)が登場。 舞台上に久々にオーケストラ(「歌の力」オーケストラなんだそうだ)がいるよ。 演奏されたのは「歌の力」。

Rule/浜崎あゆみ(11) [3:24]
 2年連続のトップバッター。 なんか、衣装がKODAみたい。 間奏でダンサーの後ろに隠れたので早変わりあるのかなと思ったら、そうではなくてダンサーがayuを持ち上げました。 アクロバティックな演出はルミ子みたい。
 対戦相手のEXILEに対抗してなのか、ダンサーを多数従えていました。

Someday/EXILE(5) [3:20]
 オープニングに白組司会の中居正広が「日本レコード大賞受賞」と紹介。 しかも、2年連続の大賞受賞なんっすよね。 昨年は触れられなかったけど。
 なんか、浜崎あゆみのときよりもたくさんダンサーがいるで。 ぱっと見ると、EXILEに詳しくない私には、どこまでがこの年年に加入した新メンバーなのか、わからないです。
 この曲を収録したアルバム「愛すべき未来へ」は年明けのアルバムチャートを再浮上。

RIVERサプライズ! 紅白Remix/AKB48(2) [2:17]
 「こども紅白」司会者の大橋のぞみが曲紹介。 今年は72人でのパフォーマンスなんだそうで、「72人」と聞いて、会場はどよめいていました。 48を大きく超えてますから。 当時、SKE48もデビューしてましたが、歌合戦ではAKBグループとしてまとめての出演だったからね。
 「RIVER」と「涙サプライズ!」のメドレー。 今回フロントの16人は早変わりあり。 そして「AKB」と「紅V」の人文字あり。
 年明けのシングルチャートで「RIVER」も「涙サプライズ!」も、他のシングルも再浮上。
 前回は「アキバ(オタク)枠」での出場、今回はトップアイドルとしての出場。 そして、歌唱力はともかく紅組をけん引していくグループとなっていきます。
 ところで、振り付け牧野アンナって、Super MONKEY'S初代リーダーの方ですね。

星に願いを/flumpool(初) [2:23]
 「こども紅白」司会者の加藤誠史郎が曲紹介。 白組2番手なんて、ぽっと出の新人アイドルみたい、と思ったら前年10月デビュー。 昔で言ったらまさに新人扱いですやん。 初出場が決まった時には大きな話題にはならんかったけど、デビュー間もなくのスピード出場やったのですね。

ゲスト審査員紹介
「こども紅白」審査員の二人が紹介。 もりみっちゃん、やせたね。

紅白60回記念NYCスペシャル/NYC boys(初) [2:29]
 ジャニーズに詳しくないほとんどの人が、出場歌手発表で「誰?」と思ったであろうグループ。 ウィキペディアによれば、中村優馬 w/B.I.Shadow中島健人菊池風磨松村北斗髙地優吾)とHey! Say! JUMP山口涼介知念侑季からなる7人グループ。
 パフォーマンスはバックダンサーも多くて、総勢70名。 そしてNYC boysも含めてよく光っている。 第41回(平成2年)の忍者を思い出したよ。 そんな中、髙地優吾だけ衣装に取り付けたライトが点灯するのが遅れ、テレビにアップで映った時はまだ点灯していなかったため、逆に目立ったそうです。
 「紅白60回記念NYCスペシャル」とは、オリジナル曲と紅白60回を飾った曲のメドレー。 「NYC」~「青い山脈」~「勇気100%」のメドレー。 「青い山脈」のオリジナルは第1回(昭和26年)の歌合戦にも出場した藤山一郎。 歌合戦では、特別出演した第30回(昭和54年)と、第40回(平成元年)の「昭和の紅白」で歌唱。 「勇気100%」のオリジナルは光GENJIで、第44(平成5年)の歌合戦で歌われた歌。
 えらくアンバランスな2曲をピックアップしたなー。 そして、わざわざ2曲を入れずに「NYC」だけの方がよかったんじゃないかと思うくらいの取って付けた感。
 歌の方はほとんどお口パクパクって感じでした。 巷では「初出場のバーターで彼らもついてきた」みたいな言われ方だったけど、久々に歌合戦で見る10代のジャニーズのパフォーマンスでよかったんじゃないの?
 シングル「悪魔な恋/NYC」は年明けのシングルチャートを再浮上。 ちなみに、「悪魔な恋」は中村優馬 w/B.I.Shadow名義。 両A面ではありますが、メインじゃない方のグループ名で初出場しちゃったよ、という珍しいグループでした。

YELL/いきものがかり(2) [3:31]
 NHK合唱コンクール中学生の部で課題曲となった曲。 ということで、松戸市と春日部の中学生の合唱部との共演。 すごく厚みのある歌声となりました。
 中学生との共演という関係上、こんな早い時間での登場になったんだと思いますが、前半戦登場の歌手としては歌唱時間が長いです。 この年、歌合戦に連続出場した歌手としては珍しく前年よりもCD売り上げがアップ。 そういうことも踏まえての手厚い扱いかな。
 年明けのシングルチャートで「YELL/じょいふる」は再浮上。 「YELL」を収録したアルバム「ハジマリノウタ」は年末年始にかけてアルバムチャートで首位を獲得。

こども紅白歌合戦 [5:10]
 大橋のぞみと加藤清史郎が司会。 審査員は香取慎吾分する両津勘吉。

かつおぶしだよ人生は/加藤清史郎 (1:20)
 お口パクパク? 大勢のダンサーを従えて、えらくご機嫌。
大漁まつり/さくらまや (1:03)
 こぶし回しまくり。 こども店長のバックとは対照的に、さかなクン一人の応援が寂しいのう。
スノープリンス/スノープリンス合唱団 (1:14)
 このグループもジャニーズです。 手話をしながらの歌唱は大変ねーと思ったら、お口パクパク?
ノンちゃん雲に乗る~崖の上のポニョ/大橋のぞみ (1:20)
 「ノンちゃん雲に乗る」は一人で。 「崖の上のポニョ」は子供達と一緒に。
 この年は前半戦も後半戦も白組が大トリだったけど。こんなところで紅組が大トリをとっていましたか。
 そういえば、「崖の上のポニョ」は平成21年も売れていたから、2年連続出場でもよかったのにね。 秋元さんとかジェロさんが2年連続で出場して同じ曲歌うんだから。

忍ぶ雨/伍代夏子(16) [2:28]
 綾小路きみまろが曲紹介。 そして、女性演歌歌手のバックで舞うことが恒例となりつつある早乙女太一がバックに登場。
 「忍ぶ雨」は19年前の第41回(平成2年)に初出場した時に歌唱した曲。この方は、平成2年当時と見た目はあまり変わらずきれいね。 いや、数年前より若返っているような。

剣山/北山たけし(5) [2:25]
 この曲もきみまろが曲紹介。
この年の男性演歌としてはヒットした部類に入るんやけど、2コーラスでは長いという判断か、1ハーフっぽかったです。
 それでもヒット曲やから橘大五郎、大川良太郎がバックに登場。 その後ろには男性ホルモンムンムンの男がたくさんいました。
 たけしは歌合戦の舞台での和服は始めてかな。 サブの娘と結婚した新婚だけど、肌は10歳くらい年上の夏子の方がきれいやったな。

武田鉄矢登場。
 武田鉄矢は平成22年大河ドラマ「坂本龍馬」に出演するということで、龍馬を演じる福山雅治を呼び出したら長崎からの中継に。 福山、NHKホールにいませんでした。

Infinity/GIRL NEXT DOOR(2) [2:04]
 武田鉄矢が曲紹介。 かなり棒読み感のある紹介っぷり。
 前年に比べるとボーカルの千紗はよく踊ってるね。 ダンサー出身ということを活かしたステージ。 最初、お口パクパクかと思ったけど、階段を下りるときに声が乱れないための措置だったのか、ただの聞き間違いっぽい。 階段を下りたら普通に歌っているように聞こえました。
 バックの方々はよく見るといくつかの集団がバラバラにパフォーマンスしてたね。
 GIRL NEXT DOORの歌合戦出場はこの年が最後。 千紗はその後、2004年のアテネオリンピックと2008年の北京オリンピックで金メダルを2個ずつ獲得した水泳の北島康介選手と結婚します。

506スタジオから中継
 歌合戦の伴奏を担当している三原綱木とニューブリード、東京放送管弦楽団を紹介。

海雪/ジェロ(2) [2:32]
 2年連続の歌唱。 2年連続で歌うほどの大きなヒットでもロングヒットでもないけど、この年一番売れたのは、前年に発表したこの曲やからね。 仕方ないか。
 ヒップホップダンサーがつくという演出は、デビュー当時からやっていたものですが、今回はさらに着物姿の花柳糸之社中がいつも通り舞っていたと思ったら、いつの間にかヒップホップダンサーと同じ振り付きで踊るという驚きの演出。 花柳糸之社中ってあんな動きもできるのですね。 扇の上げ下げや一回まわって、とは違う動きなので別料金でしょうか。
 アウトロのカットされ具合とか、歌唱時間は前年とまったく同じのような。

深愛/水樹奈々(初) [1:55]
 紅白応援隊の関根麻里とテリー伊藤が曲紹介に参加。
 多分、声優界からの歌合戦初出場。 でも、まさかガルネクより歌唱時間が短いなんて。

ヒーロー/FUNKY MONKEY BABYS(初) [2:54]
 この曲のミュージックビデオに出演した縁で、日本テレビの羽鳥慎一アナウンサーが曲紹介に参加。
 全国のお父ちゃんを励ますような歌。 年明けのシングルチャートで「ヒーロー/明日へ」は再浮上。
 ところで、真ん中の方、どういうコンセプトであんな格好を?

ゲスト審査員とのトーク
 横綱の白鵬と。

河内おとこ節/中村美律子(14) [2:43]
 2年連続で、TOKIOが曲紹介と応援に参加。 観客の歓声でなく、女性ダンサーの歓声で無理矢理盛り上げようとしているのも2年連続。
 この「河内おとこ節」は2年連続、そして通算7回目の歌唱です。 勘弁してください。
 演歌・歌謡曲系の選曲はNHKの意向が強いんだよね? 2年連続歌唱してよい曲かどうかちゃんと考えてください。 前年は「女の旅路」、この年は「つれあい」とそれなりのヒット曲があったのに。

ザ!!トラベラーズが登場
 メンバー紹介を途中で打ち切られ、端っこだったエド・はるみなんてほとんど映っていないという無情な扱いでした。

アニマロッサ/ポルノグラフィティ(8) [2:35]
 ここ数年、グループ名と曲名だけでその他のエピソード紹介がない気がするポルノ。 以前、ポルノの大ファンという素人夫婦が曲紹介に参加した一件がトラウマにでもなっているのでしょうか。
 ボーカルの岡野昭仁は、間奏で「紅白60回にちなんでヒールの高さが60mm」とやけに饒舌でした。

ゲスト審査員とのトーク
 ゲスト審査員席の元プロテニスプレーヤー・杉山愛と。
次の歌唱曲が母をテーマにした歌ということと、杉山愛も現役テニスプレーヤー時代はお母ちゃんに世話になったということで。

花筏-Hanaikada-/天童よしみ(14) [3:14]
 よしみが前半戦で登場って、早いですね。 番組終盤に派手な衣装で登場するイメージが定着していたから。 前半戦(第1部)での歌唱は初出場だった第44回(平成5年)以来?
 今回の衣装は地味や。 でも、歌唱時間は前半登場歌手としては長め。
  島健のピアノ伴奏のみというシンプルなアレンジ。 よしみの声質が活きます。

さそり座の女 2009/美川憲一(26) [2:34]
 前年のパフォーマンスに参加していたはるな愛、IKKOが曲紹介に参加。
 4年連続の歌唱で、アレンジは毎回大きく変わっています。 今回はインド・バージョン。 早がわりの間にオードリーの春日も登場。 ピンクのベストがトレードマークだから、はるな愛やIKKOも属する「桃組」加入となったんだそうです。
 春日の登場は間奏部分。 美川の早がわりの場持たせ要員のはずが、観客の注目を集めすぎて、早がわり後の観客の反応が小さかったような。
 もし、次回も「さそり座の女」を歌うとしたら、夏川りみの「涙そうそう」が持つ同一曲を連続で歌った記録を塗り替えちゃうんだよな。 なんかやな感じです。
 と思ったら、美川憲一の出場は今のところこの年が最後になっています。

ゲスト審査員とのトーク
 審査員席の勝間和代と。 常に勝負にこだわる女・和代、「さそり座の女」のパフォーマンスは気に入ったらしいです。

また君に恋してる/坂本冬美(14) [2:36]
 水樹奈々が曲紹介に参加。 小さいころから冬美のファンだったそうです(本番では触れられませんでしたが、ちびっこのど自慢のようなイベントで冬美の歌を歌っていたんだとか)。
 そして、冬美が歌合戦で洋装で歌うのは初めてとのこと。 本人曰く、「本当はボディガードをつけないといけないくらい(でも金がないから紛失しないように気をつけないと)の高額な宝石を身につけて」の歌唱。 演歌ではない、フォークデュオ、ビリーバンバンの曲をカバー。
 彼女の前後も美川憲一細川たかしが視聴率40%を越えてたけど、 冬美のときに、さらに視聴率が上昇。
 視聴率を反映し、年明けのシングルチャートを急上昇。 冬美としては自己最高となる3位を記録。 「また君に恋してる」を収録したアルバム「Love Songs~また君に恋してる」もアルバムチャートを急上昇してTOP 10入り。 次回もこの曲を歌うなら、2コーラスでいいんじゃね?

望郷じょんから/細川たかし(33) [3:18]
 3年ぶりの歌合戦出場ということには触れられず。 ある意味アンタッチャブル。
「望郷じょんから」おきまりで三味線がバックに付く演出。 三味線舞台が本当は30名、でもスクリーンを使ってさらに大人数に見せる演出はチープでした。 どこまでが本物で、どこからがスクリーンなのか丸わかりなので。
 歌唱の方は、サビでしゃくりあげるような歌い方になっていたことが気になりました。 ラストのロングトーンはさすが。

楽屋ロビーからの中継
 サブと紅白応援隊の2人。

Is/大塚愛(6) [2:22]
 アップテンポな曲で前半戦登場は初めて。 衣装がなんというか。 鳥かごは何のため?

粉雪/レミオロメン(初) [3:19]
 曲紹介にお笑い芸人(ザ・トラベラーズの一部)が参加。
 平成17年に発売されて大ヒットした曲を歌唱。 歌合戦に出なかったポップスの中堅歌手が1回だけ出場して過去の代表曲を歌うようなパターン。

中間審査
 ここでは呼びかけだけ。 受付時間1分って短すぎ。 バタバタするなら、無理に中間審査しなくてもいいのに。

ゲスト審査員とのトーク
 西田敏行をステージ上に招いて。

ふたり酒/川中美幸(22) [2:30]
 西田敏行が曲紹介。
 以前は「歌合戦で新曲を歌うことができて」とやんわりとなつメロばかり歌うベテラン歌手をけん制していた美幸も、だんだん「二輪草」と「ふたり酒」ばかり歌う歌手になりつつあります。

花と蝶/森進一(42) [2:44]
 「紅白で歌うのは初出場以来」と紹介されました。 第19回(昭和43年)以来ですか。 初出場の際の映像も流れましたが、ステージ上の大きなスクリーンは使われませんでした。
 このとき、既に舞台の後ろの方では後半戦最初のパフォーマンスに向けてセット転換が始まっていて、スクリーンは使えなかったのでしょうね。
 歌声は衰えを感じさせないけど、さすがに顔のアップはしんどいです。 サブだと年相応の顔だからあんまりしんどいとは思わないのですけど。

審査の中間発表
 いつもどおり白組優勢。

紅白テーマソング「歌の力」歌唱 [4:32]
 久石譲のピアノと、アン・サリーその他出場歌手の歌唱。 ところで、「歌の力」になると出てくるアン・サリーって何者?
 久石のピアノの前は当然のようにSMAPがいる。 そして、ソロパートを任されるのはNHKが大事に思っている歌手。 ゆずとか、アンジェラ・アキとか平原綾香とか絢香とか…。

夢やぶれて/スーザン・ボイル [3:07]
 紅組の応援歌手と紹介されました。
2009年にイギリスのオーディション番組に出演して大きな反響を呼び、歌手デビュー。 デビューCDが世界中で大ヒットしている48歳の女性。 日本初来日。
 キムタクが英語で話そうと試みたけど通じず(おそらく、念のため通訳に英語を確認したのでしょうが)、通訳を交えてちょっと話をしてから歌唱へ。 歌唱曲は、オーディション番組でも歌った、ミュージカル「レ・ミゼラブル」のナンバー。 正統派の美声。
 「夢やぶれて」を収録したアルバムが、年明けの日本のアルバムチャートを再浮上。
 ちなみに、「夢やぶれて」は第38回(昭和62年)の歌合戦でも、当時日本版「レ・ミゼラブル」に出演していた岩崎宏美が歌唱しています。 こちらの歌唱も素晴らしいです。

ゲスト審査員とのトーク
 原辰徳をステージに招いて。 野球つながりで、高校時代にメジャーリーガー松坂大輔投手とバッテリーを組んでいた、という次の歌手へつながります。

ひまわり/遊助(初) [2:12]
 「初出場」と紹介されていましたが、前年にも羞恥心の1人として出場しています。
 なんか、髪型が気合入っていました。
 ずっと観客席で歌唱。 「おそらく、ステージ上はセット転換で使えなかったんやろうね。 そういう扱いなら、お詫びで歌唱時間を長くするとか・・・、考えてないのか。」と勝手に立腹していたら、彼のブログによれば、客席で歌うという演出は彼自身のアイデアだとか。 なんと。

あの子の夢/aiko(8) [2:48]
 aikoのこの曲が主題歌となっている、朝の連続テレビ小説のヒロイン&両親が曲紹介に参加。
 この日はじめて知りましたが、作詞作曲のクレジットは全部大文字の「AIKO」なのですね。
 たしかこの曲は、歌合戦で披露した時点ではCD発売も配信もされていなかったという曲。 第41回(平成2年)に長渕剛が歌った「親知らず」「いつかのの少年」以来かな。

ラジオ席からの中継
 SMAP吾郎ちゃんが担当。

壊れかけのRadio/徳永英明(4) [2:45]
 初出場した第57回(平成18年)以来の歌唱。 歌詞テロップと彼の歌唱が違い、一瞬てっきり歌詞テロップの方が間違っていると思いましたが、初出場の時に歌唱したバージョンより歌唱時間が短いため、歌詞をカットされていたのでした。

ゲスト審査員とのトーク
 審査員席の城田優と。

ミオ・アモーレ/平原綾香(6) [2:22]
 ROLLYがギターで参加。
 久々の歌い上げる系。 平原綾香お得意の、クラシックに歌詞をつけるスタイル。 今回はトリノオリンピックの女子フィギュアスケールで金メダルを獲得した荒川静香選手がフリーの演技で使っていた「誰も寝てはならぬ(トゥーランドットから)」と、ナポリ民謡をベースに平原綾香が歌詞をつけたんだそうです。
 でも、ヒットしたっけ?シングルは最高100位でヒットしなかったのですが、この曲も収録したアルバム「my Classics!」はアルバムチャートのTOP 10に入っていました。 さらには「my Classics!」は年明けのアルバムチャートを再浮上。
 シングルの大ヒットがなくてもこの位置で歌えるなんて、NHKに気に入られてるなあ。 クラシックファンとか、ポップス以外からの支持があるのかな。

太陽と砂漠のバラ/TOKIO(1) [2:34]
 が曲紹介に参加。
 いつもよりキーが高い曲なのか、「長瀬智也の声が変わったか?」と思いました。
 TOKIOもヒットの大きさと関係なく後半戦で歌うようになりましたが、彼らの場合は幅広い(やや高めの)年代に名前が浸透していることが大きな理由でしょう。

愛のままで…/秋元順子(2) [2:53]
 テリー伊藤が演出。
 宮本笑里のバイオリン演奏つきというのが昨年と違うところ。 アウトロが普段より短めなのは前年と同じ。 この年、大きなヒットとなったのだから、前年より長くしてもよかったのに。 年明けのシングルチャートを浮上したのも前年と同じ。

長崎から福山登場。
 2回目。 でも彼の歌はまだまだ先。

ワンルーム・ディスコ/Perfume(2) [2:46]
 この時間で歌手別視聴率が前後と比べて3ポイントアップ。
 前回の「ポリリズム」では、マイクのスイッチが入っていて生歌もかすかに聞こえたけど、今回は100%お口パクパクかのう。

Stand by U/東方神起(2) [2:34]
 所属事務所と係争中の3人と、そうでない2人でテンションが大きく違ったとの声あり。 向かって一番右はやる気なさそうに見えたけど、あと1人は?右から2番目?
 そんな内部のごたごたとは裏腹に、年明けのシングルチャートを再浮上。

ゲスト審査員とのトーク
 ステージ上に阿部寛を招いて。 紅組司会の仲間由紀恵とは「トリック」コンビか。

安芸の宮島/水森かおり(7) [2:46]
 久々に後半戦に登場したと思ったら、何なんだ、あのバックのアクロバティックなダンサー(G-Rockets)は。
 ご本人はいつも通り、ボリュームのあるドレス。 そしてマスカラ。
 アウトロは長かったけど、2コーラスは歌えず。
 それでもこの曲は年明けのシングルチャートで再浮上。 アルバム「歌謡紀行VIII ~安芸の宮島~」もアルバムチャートを再浮上。

西田敏行と三國連太郎登場
 対応は総合司会の阿部渉アナウンサー。

凍て鶴/五木ひろし(39) [3:23]
 和装でした。 前回はどうだったっけ。
 前年は闘病中、そしてこの年お亡くなりになった作曲家・三木たかしの作品。 アウトロが「あんたが実質トリやで」みたいな派手さでした。
 年明けのシングルチャートに返り咲き。

平成21年に亡くなったミュージシャンの追悼コーナー

日本を代表するアーティストの追悼(一瞬)
 忌野清志郎、加藤和彦、そして歌合戦に何度も出場した森繁久彌を紹介。
 スポーツ新聞では「加藤和彦追悼で木村カエラが歌う」「森繁久彌追悼で加藤登紀子が特別出演」などと予想されていましたが、総合司会の阿部渉アナウンサーが触れたのみ。
マイケル・ジャクソンの追悼パフォーマンス [5:17]
 ほとんどがSMAPのダンス。 最後に取って付けたように他の出場歌手もステージ上に登場して「Heal the World」を歌唱。 とは言っても、マイクを持っているのはSMAPだけ。 そしてマイクを持っているのに、SMAPの歌声は力がなく目はカンペに釘付け。 「Heal the World」の前の「ABC」もダンスに気合い入ってなかったし、最後の2曲の選曲の意図がわかりませんでした。 「マイコー追悼企画をやりたい」とマイコー側へ交渉したら、この2曲をやってくれと言われたのでしょうか。
 SMAPのおかげか、マイケル・ジャクソンのベストアルバムは年明けのアルバムチャートを再浮上。
 結局、この年もSMAPのパフォーマンスが2回あったということ。 これが、他の歌手も歌を歌いつつ、SMAPの持ち時間は長めという構成なら、まだ許せるんやけど。 先生、SMAPばっかりひいきせんといて。

Butterfly/木村カエラ(初) [2:38]
 色白で小顔な女性が金髪だと、西洋美人というか、フランス人形というか、ちょっと真夜中に暗がりで見たくないような。
 歌合戦初出場について、「おばあちゃんが喜ぶ」と発言していたことに時代を感じました。 彼女よりちょっと上の世代までは「親孝行」と言っていたのに。
 歌はいつも通り、突然ファルセットになるようなメロディもトラブルなく歌いこなします。 彼女にしては珍しく、少し声がかすれ気味だったような。
 この曲は年明けにダウンロードが急増。 でもオリコンシングルチャートには顔を出さず。 シングルカットされていなかったとは知りませんでした。 「Butterfly」を収録したアルバム「HOCUS POCUS」は当然アルバムチャートを再浮上。

チャンピオン/アリス(3) [3:55]
 前の2回は歌合戦の企画のための再結成のような位置づけ、今回は本格的に活動を再開してからの出場。 なので、メドレーではなく1曲をしっかり聴かせるという趣向。 おっさんたち、観客を盛り上げる方法を心得ているねえ。 中高年が大半という噂の1階席の観客を立たせるとは。

流れ星/中島美嘉(8) [2:34]
 オードリーが曲紹介に参加。
 今回は魂が抜けていくような熱唱はありませんでした。 調子悪かったのかな。
 そしてバックの星空に何度も流れる流星。 流星群か。

逢いたい/ゆず(3) [3:06]
 第55回(平成16年)以来の出場。
 北川悠仁の亡くなった父への思いをこめた歌なんだそうです。
初出場の年は松坂屋前でギターの弾き語り、2回目は豪華なバンドを従えて。 そして今回はストリングスとピアノをバックに。
 この曲を収録したアルバム「FURUSATO」は年明けのアルバムチャートを再浮上。

手紙/アンジェラ・アキ(4) [3:40]
 平成20年発売の歌ですが、平成21年は卒業式、阪神淡路大震災の慰霊祭など様々なところで歌われたんだそうです。
 平成20年はNHK合唱コンクール高校の部課題曲だったこともあり、高校生の姿をステージのディスプレイに映す演出、今回は一般の合唱の方々をバックに従えてのパフォーマンス。
 前年同様、歌詞は2番からの歌唱。 前年は草彅メンバーが1番の歌詞を朗読していたため、2番の歌詞からスタートしても違和感なかったのですが、この年も曲前の映像で流れた歌詞が1番だったということ?
 年末はシングルチャートの圏外でしたが、年明けのチャートで返り咲き。

森光子と堺正章がステージに登場
 2人は過去の司会者として。 次の曲の紹介も担当。

MY WAY/布施明(25) [3:22]
 今回をもって、後輩のポップス歌手に道を譲るために歌合戦を勇退するという布施明。 その意図を汲んでか、近年の彼としては遅い時間となる22時30分の少し前という出番。 過去には23時台にも何度も登場したことがある人だから、私としては全然違和感ありません。
 相変わらず、余裕綽々の歌いっぷりでした。
 彼は「自分の代わりに、平井堅みたいな実力のある若手を歌合戦に選んでほしい」とコメントしていましたが、そんな要求をすんなり受け入れるNHKであるわけもなく。

西田敏行武田鉄矢堺正章がステージに登場
 3人は過去の司会者として。 地方のゆるキャラ代表である「せんとくん」も交えて、次の曲の紹介も担当。

万葉恋歌 あぁ、君待つと/小林幸子(31) [2:59]
 本番の数日前、紅組司会の仲間由紀恵との面接では、紅組が負け続けていることに危機感を抱いていると発言していた幸子
 そんな幸子が紅組勝利のために考え出したのが、総重量3トン、当日の幸子の衣装・メイクをそのまま8倍に拡大した「メガ幸子」。 メガ幸子の手のひらの上でリアル幸子が歌う形に。
 でかい装置は食傷気味なんだけど、今回は笑えました。
 「メガ幸子」は登場のインパクトだけで動きがなかったため、人力で「メガ幸子」が左右を向くように動かす演出を当日急遽加えたんだとか(幸子ではなく、「プロジェクト幸子」のリーダの発案)。

大河ドラマ「龍馬伝」の宣伝
 「龍馬伝」出演の武田鉄矢、草刈民代をステージに招いて。 つまり、いよいよ福山の歌です。

はつ恋/福山雅治(2) [3:14]
 初出場した第44回(平成5年)以来、実に16年ぶりの出場。 初出場のとき、よっぽど嫌な思いをしたんやろうね。
 今回は長崎グラバー園からの中継。
雪がちらつく屋外での歌唱。 照明を途中で変えたりして、幻想的なステージ。
 風も強そうなのに、音声には問題なし。 まさか、一流ミュージシャンの福山がお口パクパク?でも屋外の中継だしなあ、と思いましたが、ネット上では生歌派とお口パクパク派ともに多し。

2009紅白KODA SPECIAL/倖田來未(5) [2:41]
 「Lick Me♥」と「It's all Love!」のメドレー。 2曲目は妹misonoとのデュエットなので、当然misonoも登場。
 姉だけ正式な出場歌手で、妹と共演って、第16回(昭和40年)の倍賞姉妹以来かな。 あの時は妹さんは踊りでの参加でしたが。

嵐×紅白スペシャルメドレー/(初) [5:06]
 平成11年のデビュー以来、ヒット曲を連発しながら歌合戦には出場していなかった。 ジャニーズ大盤振る舞いのこの年に初出場。 「A・RA・SHI」~「Love so sweet」~「Happiness」~「Believe」のメドレー。 長いです。
 目玉歌手の1組で、ダンスあり早がわりありのステージなのに、バックのスクリーンに映し出される映像がチープ。 「このグループのパフォーマンスだけで十分でしょ。 下手な映像流してもどうせ見ないでしょ」という意図なのかな。
 そして、どうもこの方々はお口をパクパクさせているように見えてしまいます。 曲によっては生歌と思われる箇所もあったし、生歌がダメダメだとも思わんのやけど。
 年明けのシングルチャートでは、「Believe/曇りのち、快晴」が再浮上。 アルバムチャートでは、メドレーに含まれる曲を全て含むベストアルバムが再浮上。

ゲスト審査員とのトーク
 深田恭子と。 ほとんどののメンバーと共演してたけど、歌って(?)踊る姿を見るのはじめてだったとか。

時間よ止まれ~コバルトの空/矢沢永吉 [4:41]
 紅組応援歌手スーザン・ボイルに対して、本番まで名前が伏せられていた白組応援歌手は(一部スポーツ新聞には載っていたけど)、なんと矢沢永吉。
 のパフォーマンス後、白組司会の中居正広のトークを遮る形でYAZAWA登場。 このため、矢沢永吉を知らない若いジャニーズファンには「中居君のトークを遮って出てきたあの人誰?」と怒る声も。 でも、おそらくトークを遮るところも含めて台本通りですから。
 この年の出場歌手発表の際、彼には夏頃出場を打診したけど、返事がなかったとかいうのはネタだったのですね。
 ステージは、おそらく歌詞間違えも含めていつものライブと同じだったんやろうな。

ゲスト審査員とのトーク
 ステージにはを残したままで、審査員席の原辰徳と。

STAY/コブクロ(5) [4:13]
 矢沢永吉で盛り上がった会場を一気に静まり返らせるコブクロのバラード。
 新曲よりもなつメロの扱いがよい最近の歌合戦において、新曲で4分以上の歌唱時間を取っているのは彼らとドリカムくらいか。
 この曲を収録したアルバム「CALLING」は年明けのアルバムチャートを再浮上。

 ここまで白組応援ゲストが入った上に攻守交代も入って、白組が3組連続で歌ったようなもんだよ。

ゲスト審査員とのトーク
 審査員席の阿部寛と。

もう一度ふたりで歌いたい/和田アキ子(32) [4:03]
 大合唱団を従えての歌唱。 大コーラスをバックに歌ってなんぼのアッコのこの曲。
 歌が視聴者の心に届くよう、たばこを止め、低音が響くようボイストレーニングに通ったんだそうだ。 その成果あって肺活量はやや戻ったかな。
 それとは裏腹に、歌手別視聴率がどっかーんと落ち込んでいるのが気になります。

ときめきのルンバ/氷川きよし(10) [2:58]
 白組でこんな衣装を着られるのは彼しかおらんやろうな。
そして、相変わらずの声援やねえ。

津軽海峡・冬景色/石川さゆり(32) [3:17]
 10周年のきよしに対するは歌手生活35年を過ぎたさゆり。 そして歌合戦で歌ってから30年以上経つ彼女にとっての初の大ヒット「津軽海峡・冬景色」。
 髪型が気合い入ってえらくボリュームありました。
 アレンジはトリで歌うときによくある、アウトロを必要以上に盛り上げるアレンジではなく、オリジナルに近いアレンジ。 紙吹雪が似合う曲だと思うけど、紙吹雪はありませんでした。

みんな空の下/絢香(4) [4:01]
 このステージで、病気療養のため無期限の活動停止に入るという絢香。 今回の歌合戦が、さしあたって最後の出場というのは布施明だけじゃないんだね。
 長い歌唱時間、トリの1つ前という順番、NHKが花道を用意したよ。
 年明けのシングルチャートに返り咲き。 ベストアルバムもアルバムチャートを再浮上。
 でも、案外はやく歌合戦に帰っていらっしゃったりして。

ゲスト審査員とのトーク
 絢香の歌に感動して涙ぐんでいた審査員席の西田敏行と。

そっと きゅっと~世界に一つだけの花/SMAP(17) [4:52]
 絢香の渾身の歌唱をなしくずしに白組へ持っていってしまうSMAPの人気。
 ソロの部分の不安定な歌唱以外ってお口パクパクに聴こえたんだけど、どうなんだろ。

ゲスト審査員との話
 審査員席の森光子と。 あぶなっかしいぞ、光子。 光子が話すであろうコメントを紅組司会の仲間由紀恵が知っていたということは、ゲスト審査員のコメントも一字一句台本に書かれているのでしょうか?
 森光子が言うべきコメントを仲間由紀恵が先にしゃべってしまったことを批判する方もいらっしゃいましたが、時間がないんです。 大トリのサブが1コーラスになってもいいなら、森光子がしゃべるまで待ちましょう。

その先へ ~紅白スペシャルヴァージョン~/DREAMS COME TRUE(14) [4:42]
 「MIDDLE OF NOWHERE」~「その先へ」のメドレー。
 SMAPに続いて歌合戦史上2組目となるグループのトリ。 男女混合グループによるトリは歌合戦史上初。
 イギリスから来たというニュートン・フォークナーのギターの演奏つき。 そして506スタジオで演奏している三原綱木とニューブリード、東京放送管弦楽団の映像もステージ上に映り「コラボレーション」と称されていました。
 この人たちも、観客の盛り上げ方を心得ているね。 大トリに対する演出が過剰になる傾向が否めない中で、地力で会場を盛り上げた感じ。
 シングル「その先へ」は年明けのシングルチャートに返り咲き。

まつり/北島三郎(46) [4:13]
 いつもよりは少なめな男性ダンサーを従えて。 北山たけしといい、このファミリーは男性ホルモン全開なダンサーが好きやね。
 いつもと違ったのは、最初からステージに出場歌手が集まっていたことか。 だからダンサーが少なめでもステージ上はにぎやか。

エンディング
 審査結果はいつも通り白組の勝利。
 「蛍の光」の指揮をしたのは前回と同じく平尾昌晃


司会
 司会ぶりはいいんだけど、歌合戦の関連番組で「白組が今年も勝つんだから、なんで今年も司会を引き受けたの?」と仲間由紀恵に何度も言う白組司会者には、カチンときました。 ひょっとして、彼が司会を引き受ける条件として白組を勝たせることになっているのでしょうか。
 仲間さんの司会が悪かったから紅組が負けたわけではないよ。 視聴者審査の比重が高くなってから、紅組が勝てたのって1回だけなんだから。
 ところでさ、阿部渉アナウンサーって、総合司会なのでしょうか。 それとも中居正広が司会をできないときに司会を担当する白組司会補佐なのでしょうか。

進行
 「龍馬伝」をはじめとしてNHKの番組をよく宣伝してたね。 だんだんFNS歌謡祭との違いがなくなってきたような。

歌唱順
 大トリが白組のなつメロなのは何年連続だ? 個人的にそこがまず気に入りません。
 大トリがなつメロというのは、「今年の新曲には歌力がありませんでした」と切り捨てているようなものだと思うのですが、それでよろしいのでしょうか。
 あと、演歌になると視聴率が下がる事実と後半戦(第2部)の視聴率を下げたくないという思いがあるからかもしれませんが、後半にその年ヒットした演歌を2コーラスで出させたってください。

選曲
 ベテラン歌手はネームバリューで出場できるけど、歌える歌が限定されるって理由で、布施明が歌合戦を去って行きました。 これでいいのでしょうか。 このままでは歌合戦に未来はありません。

歌唱時間
 前回よりは出場歌手が少なかったのに、放送時間は長くなったのに、歌手ごとのセット転換に時間がかかって、1組あたりの歌唱時間が長くなった印象がありません。 番組終盤まで、2コーラス歌えない歌手の多いこと。
 セット転換がないと、それはそれで不満をもらす人もいるんだろうけど、私はセット転換の時間を歌唱時間に回せないものかと思いました。 裏番組の「年忘れにっぽんの歌」はセット転換がほとんどない代わりに、歌は原則2コーラスで、無茶なテンポアップもないから、落ち着いて見られます。 あちらの方が、よっぽど歌を大事にしています。

審査方法
 デジタル放送やケータイからの審査を導入してから、視聴者の審査は大差で白組優勢となるのに、審査方法を変える気はないのでしょうか。
 勝敗という点ではおもしろみがなくなっています。

全体として
 白組の5連勝ということで、白組歌手はおめでとうございます。 紅組は歌手は残念でした。 でも、前半も後半も白組が大トリで、応援歌手も白組(YAZAWA)は2曲歌って、構成からして白組有利です。 紅組歌手の歌唱がまずかったせいではありません。
 大河ドラマ主演でシングルチャートで2曲が1位を獲得した福山雅治、年間シングルチャートのTOP3を独占したの出場と、ベテラン矢沢永吉や2009年の世界的な顔の1人のスーザン・ボイルのゲスト出演を取り付けたところはNHKあっぱれ。 これで、紅組歌手にも同じくらいインパクトのある歌手を用意できれば、言うことなしだったと思います。

もし61回目の歌合戦があるなら
 今年は「60回という記念の回ですから」と出演交渉をしたら、予想外に白組の大物歌手がたくさん(福山、YAZAWAあたり)OKしてきて、出場歌手のラインナップの時点で「白有利か?」となってしまったのではないかと想像します。 今後も、歌合戦に出てくれそうな大物歌手は陽水さんなど、白組に多そうだから、目玉歌手に頼らない歌手選びをお願いします。 紅組も出る気配のない竹内まりや、髙橋真梨子を引っ張り出すくらいの意気込みで。

 曲目は、新曲をメインでお願いします(平成22年はサブちゃんも新曲がTOP 10入りして好調だし)。 歌合戦という大舞台で披露することで、後生に歌い継がれるかもしれない新曲の芽を摘まないように。

 曲順は、今度こそ紅組大トリで。 前半後半以外の中途半端な時間での説明なしの攻守交代もやめませんか。
 セット転換も「一組ごとに変える(だからすごいでしょ)」が目的とならないよう、あくまで出場歌手の歌をちゃんと聴いていただくことを第一に考えて。