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だらだら日記

 

1998年                                                    11月編 12月編
1999年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2000年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2001年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2002年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 月編 月編 8月編 9月編
 10月編  11月編

 12月編


12月29日(日)
 いろいろとスケジュールが狂って結局年末は30日まで東京にいる羽目になる。そんなわけで今日もお店を開けてはいるのだが、客も来るはずないよなぁ(笑)こんな年の瀬に。

 東京の上野駅のガレリア2階回廊(上野駅旧表玄関口)において友人小笠原たけしを含めた8名のCGクリエーターに依る展示会が行われている。私も早速足を運んだが、50インチのプラズマハイビジョンディスプレイに映し出され、刻一刻と変化するイメージに時間を忘れて魅入ってしまった。統一テーマは、新春を彩るに相応しい”和”。デジタルの精緻で硬質なイメージと和の持つ艶やか色彩と綾なす曲線のミキシングは、それはそれで豊かなものに感じる。
 1月30日まで開催しております。上野駅に御用のある方は、是非お立ち寄りください。
http://www.jr-break.com/ueno/st_gallery/index.html

 ばたばたと駆けずり回るうちにあっという間に一年が過ぎていった。脱サラ、開業という180度の方向転換だったが、振り返ってみてもなかなか楽しいものだったし、いろいろな経験も出来た。金銭的には厳しいが、それでも実りある一年だった。よく営業スタイルというか生活スタイルに対して、体大丈夫ですかと心配されることがよくあるが、正直言ってサラリーマン時代よりとてもとても精神的にも肉体的にも楽なのだ。あのサラリーマン時代もあと5年ほど続けていたら確実に過労死していただろうなと思う。

 世の中の価値観は確実に変遷している。しかし新しいパラダイムの到来はいまだ遠い。正しい路を選ぶことが出来ない時代には、後悔しない路を選択するしかないのだと思う。

The answer, my frend, is blowin' in the wind.


12月21日(土)
 今週の月曜日に映画『マイノリティ・リポート』を観る。何の予備知識も持たずに観たので、映画を観始めて主演がトム・クルーズなのを知り、エンディング・テロップで原作がP・K・ディックだったのに気づく(^^;。それでもって監督がスピルバーグだったのは、さっき調べていてようやく気がついた(^^;;;;;;。

 今週は宴会続きでちょっとげっそり。昔は居酒屋の大皿料理の類も結構好きだったのだが、最近は食傷気味だ。宴会はまだ1回残っている。昼過ぎから始めて晩まで行う、怒涛の鍋コース(^^;。

 ボーナス時期は過ぎたのに売上はもひとつ振るわない。景気悪いからなあ。財布の紐も固いんだろうな。

 最近、三日とおかずに来店いただくお客さんがいる。探し物は水島新司の野球漫画を描き始める前の作品群。主に貸本末期の日の丸文庫に当たるのだが、そんなに頻繁に来店されてもそんなにすぐには入荷しないですよ〜(^^;。特別レアだとか高いわけではないですけど、逆に値段のつかないレア品は流通しにくいのですよ。


12月9日(月)
 仕入れの関係で日曜日の晩遅く車で店に着き、翌朝起きると東京地方は・・・雪だじぇ( ̄▽ ̄;。車を静岡まで戻しに行かなきゃならないのにこれは困った。郵便局の用事を済ませて、雪も小止みになった昼過ぎ頃、様子を見ながらとりあえず出発。路面の雪は完全に溶けているので何とかなりそう。神保町から銀座に向かい、3丁目の裏手で贈答用の品を仕込む。そのまま中央通りを南下し、大門を通り過ぎ赤羽橋付近から首都高C1に入る。時折、強く降るが路面のコンディションは悪くない。ラジオを聞いていると海老名付近で車5台の衝突事故で11kmの渋滞情報が入るが、港北付近で標識みると渋滞3kmまで減っている。途中海老名のSAで食事をして、モバイルでオークションの情報をいれつつ静岡へ向かう。御殿場付近からは雪も止み、路面も乾き始めてきた。17時半頃、静岡に着く。

 今回、実家の車を使ってセドリに廻っていたのだが、あまり大物の買い物もなく、交通費を考えるとペイしたかどうかはちょっとあやしい(^^;。もう少し効率考えないとむやみに本の数だけ増えちゃいそうだなぁ。



12月2日(月)
 普段は火曜日の朝に東名バスを使って実家から東京に戻るのだけれど、今回は色々な都合で月曜日の晩にJR在来線を使って戻る。19時45分清水発のこの電車の車両は昔の湘南色のやつとは違い、座席もゆったりしていてしごく快適ではある。おまけに車両連結部の近くに半コンパートメントのような対面でテーブルつきの座席もある。小説を書くには良い環境かなと思って、この座席に移動してパソコンを開いてしばらくしたら、40代くらいのビジネスマンが向かいに座ってきた。スポーツ新聞と缶ビールとおつまみ持参だ。余りに類型的パターンなのでちょっと唖然としちゃう。自分自身でこの横並び的類型さに疑問を持たんのだろうかなぁと思うのだが、たぶんこの横並び的類型さに疑問を持たないのが日本人の典型なんだろう。だからバブルのときはみんなでいけいけどんどんで、バブルが終わればみんなで泣き喚く。皆が右向きゃ自分も右を向くという多様性も柔軟性も持ち合わせていないこの手の輩が、一番うんざりする。そして何より問題だと思うのが、この手の傾向が若い世代ほど顕著になってきたような気がすることだ。ほとんど何も自分で思考しないで、価値判断も嗜好すらも世間のマスメディアに依存しているような自動人形みたいな連中がホントに増えたなあと思う。みんなで無意識のうちによってたかってオーウェルの『1984』的社会を作り上げたんじゃないだろうか。