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だらだら日記

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6月27日(日)
昨日オペラを観に行く。演題は”カルメン”。オペラは初めてだけど踊りと歌と劇が組み合わさって結構面白い。チェコの歌劇団で舞台の袖に字幕の電光掲示板があるのでストーリーもちゃんと分かるし。でも舞台に集中してると字幕が読みにくいのがちょっと難点。
「屍鬼二十五話」を読了。すごく面白かった。この結構ボリュームがある話が、もともと壮大な話の挿入話のさらに挿入話というのが凄い。インド恐るべし(^^;;;;
「グッドラック 戦闘妖精・雪風」を読みはじめる。さらにパワーアップして面白くなっているが、この面白さが逆にハードSFを一般受けしにくくさせた原因のような気がする。そこらへんは読み終わったらまた書きます。



6月20日(日)
 前回日記に書いた鬼物語25話を入手。「屍鬼二十五話 インド伝記集」ソーマデーヴァ著 上村勝彦訳 東洋文庫323 平凡社。予想に違わず凄く面白い。この話は、ある僧侶に、鬼を連れ帰るように依頼された王が、鬼を背に負いながら話を聞かされ質問を強要されると言うのを24回くり返す。ずいぶん我慢強い王様である。私なら5回目ぐらいで、鬼を放り投げるねきっと(^^;;;;。
 調子悪いのに、映画を観に行く。件の「鉄道員(ぽっぽや)」。べたべた浪花節の浅田次郎原作で、べたべた情緒派の監督&俳優がこれくらい無いと言うくらい、べたべたに演出。すげー気に入った。観ながら、涙ぼろぼろ(T_T)。ハリウッドの計算された演出なんかよりよっぽど面白いや。これで泣かない奴は日本人じゃないな(^^)
 喫茶店で「アズ」を修正。自分では結構いけてるんではないかと思うが、でもこの先は分からないし、単なる思い込みだけかも知れない。
 国立駅前の本屋で、神林長平「グッドラック 戦闘妖精・雪風」を購入。神林長平も最後のハードSF作家って感じになっちゃったな。「雪風」は好きだったので、読むのが楽しみ。



6月17日(木)
 風邪が全然抜けない、これで10日連続で熱があるな〜。昔はドカッと引いて、あっという間に直ったものだけど、最近はずるずる不調さを引きずる。これも年のせいか?(T_T)。
 「メールヒェンの起源 ドイツの伝承民話」アンドレ・ヨレス著を読む。タイトルからは殆ど予想のつかない程の堅い内容。(タイトル付けにすげー問題があるような気がする)この本の第6章「決議法」の中に面白そうな書物の紹介がある。 「ヴェターラ・パンチャ・ヴィンシャティンカー(鬼物語25話)」ソーマ・デーヴァ著である。あるインドの王のところに托鉢僧が依頼に来る。その依頼に依って王はヴェターラという鬼にとりつかれる。とりついた鬼は王に質問を与える。例えば

あるバラモンの娘に3人の求婚者がいた。ところが娘は病気で死んでしまう。一人目の求婚者は、娘を火葬した灰の上に、これから住む家をたてる。二人目の求婚者は娘の骨をガンジス川へ流す。三人目の求婚者は巡礼の旅に出て、その果てに死者を復活させる秘術を手に入れる。女は以前より美しい姿で蘇った。鬼はここで王に問う「娘はこの3人の求婚者のうち誰と結婚するべきか?」

すごく面白そうな本だ。今度是非探してみよう。



6月12日(日)
 相変わらず体調悪し。微熱が続いて体がだるい。昼の2時まで寝ているが起き出して神保町へ。今日は新興展。さすがに和本のごついのがある。中濱万次郎関連の記録本があるが20万円(^^;;;;手が出ましぇん。「神仙秘事睫」を購入。出版年は不明だが、明らかに江戸時代の手品の本。”ロウソクを中に飛ばす術”とか”泡の上でコマをまわす術”とか”化け物を座敷きへ作り出す術”とか15種の手品が乗っている。タネを見るとなんだという手品が多いが(手品なんだから当たり前か)、江戸時代からこのような手品があったかと思うと中々興味深い。ところでなんでタイトルは”睫(まつげ)”なんだろう?
 晩になり、溝口の友人宅へスチール棚を貰いに行く。熱でふわふわしながら車の運転。久しぶりに車に乗ったな。
 23時に帰宅。



6月9日(水)
 会社サボる(いかんことです(^^;;;;)。で、何していたかと云うと、映画を観に行きました。「鉄道員(ぽっぽや)」を観るつもりで立川まで出たのだけれど、混んでいたので結局「RONIN」を観る。ハリウッド系のベタつきがない、ハードボイルドでなかなか小気味が良い。中身がぎっしり詰まっていて2時間を3時間くらいに感じた。でも、ヒットせんだろーね。残念ながら。
 古典コーナー向けの「食菜録」を整理する。120丁(紙の枚数)もあるから結構時間が掛かりそう。アップはいつになることやら(^^;;。



6月5日(土)
 パターンの古書市へ行く。和本が少ない即売会だったが、清水市の古い鉄道マップと安保関係の資料を買う。古い映画の脚本、コンテ関係の資料があったが値札が付いていず、購入できず(;_;)。
 秋葉原に行って、HDのステーを購入。シソーラス辞書のCD−ROMを探すが、専門では値段的に手ごろのが無く、結局学研の国語、漢和、類義語が一体になった辞書を購入。8500円程度。
 そのままてくてくと駒込まで歩き、目録が送付されてきた本屋に。山岳関係が専門の様だが、和本も豊富。ただし、目録で欲しかったものはすでに売り切れ(T_T)。せっかく来たのに〜。
 帰り道、国立に寄って明日のパーティ用のケーキの材料を購入。フルーツがイマイチ(;_;)。喫茶店で執筆するも全然進まず。調子悪し(T_T)。