TOP NOVEL EDO DIARY BBS GIFT LINK PROFILE MAIL KUDAN

だらだら日記

 

1998年                                                    11月編 12月編
1999年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2000年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2001年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2002年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 月編 月編 8月編 9月編
 10月編

 11月編


11月30日(土)
 日記大サボリですね(^^;;;;;;;;;;;;;。
 以前から気になっていた二人の画家の経歴がいきなり明らかになった。一人は藤野一友という画家で、サンリオ文庫版P・K・ディックの表紙絵で見かけて以来なんとなく気になっていた。もう一人は中川彩子という昭和30年代から40年代にかけて風俗雑誌などで挿絵を描いていた人だ。どういう風に経歴が分かったかというと、じつはこの二人が同一人物だったということだ。彩子というペンネームを使っていても作風からどうせ男だろうとは思っていたが、こんなところで結びつくとは思ってもいなかった。20年ほど前に亡くなったそうである。ちょっと惜しい才能だと思う。


11月9日(土)
 神田古本祭りも終わって、ようやく一段落。久しぶりにまともな布団で眠れそうだ。11月になって売り上げもある程度上がったが、実にそれ以上に買い物も多くなっている。とくに和本やら貸本マンガやらをガシガシ買っているので金の出入りが激しい激しい。

 今日は土曜日で近くの郵便局が休みなので、地域の本局である神田郵便局まで郵便物を出しにいく。ひとつは郵パックで12kg弱、もうひとつは冊子小包で2kg弱。登山用の背負子に積んで自転車で走るのだ。歩道の人ごみを走るのはちょっと怖い。車道はもっと怖いけど(^^;。

 古本屋をやっているといろんな依頼が来る。江戸時代の写本で、ある有名な事件の判決記録がうちの目録にある。値付けは7万円である。先日FAXが届いて、この資料の7万円という金額は手が出ないが相応の費用を払うのでコピーさせてほしいと依頼が来た。うちは図書館のコピーサービスじゃね〜!と書いてFAXを送り返そうかと一瞬思ったが、古本屋も文化を担う仕事の一部だよなぁと思い直した。しかしながら”それ相応”のに相応する金額がいくら考えてもさっぱり算定できないので、とりあえず要望箇所の12丁分をコピーして、お役に立ったらそれに見合う金額を送ってくれと、金額を空欄にした振込用紙を同封して郵送した。悪趣味な話ではあるが、いくら振り込まれるかちょっと楽しみではあるのだ(笑)。

 晩に店を閉めて、ハイウェイバスで久しぶりに実家に帰る。東京地方は曇だったが静岡方面は晴れていた。オリオンがきれいに見える。シンと静まり返った夜空に風の音だけが聞こえる。もうすっかり冬の気配だ。


11月7日(水)
 先週末幻堂から『何の雑誌 5号』が届く。ウレシハズカシ私の小説が掲載されてます(^^;。しかしまあ、自分で書いておいて言うのもなんだが、あからさまにごく一部の世代の人間にしか理解不能で且つその世代に対しては、おそらく反発を買うだけであろう小説をわざわざなんで書くんだろうね(笑)俺も。一件全共闘世代の浪花節みたいな話を書いておいて、実のところテーマは”理解不能”もしくは”共感不能”なのだ。私も相当屈折してるといえば屈折している(笑)。


11月5日(火)
 とりあえず神田古本祭りの結果。初日水曜ほどほどよし。2日目木曜全滅。3日目金曜雨に祟られ轟沈。4日目土曜まあまあ。5日目日曜大空振り三振。6日目月曜開けてびっくりの絶好調。結局2勝3敗1引き分けくらい。もう少し期待したんだけどね。あまかったな(^^;