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だらだら日記

 

1998年                                          11月編 12月編
1999年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2000年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2001年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編 11月編 12月編
2002年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編

6月編



6月29日(土)
 あるボランティア団体を経由してネパールの子供と文通している。ここのところネパールではマオイスト(毛沢東主義者)の活動が激化して海外支援団体が退避をはじめているらしい。このあいだ出した手紙もどうやら届かずじまいらしい。忙しさにかまけて少々手紙を書くのが遅くなってしまったようだ。

 世界中で紛争地域はうなぎ上りに増えている。融和が進むはずだった南北朝鮮もまた緊張状態に戻ってしまった。かつて水と安全はただみたいな日本であったが、それもいまとなっては昔の話だろう。水がペットボトルで売られるようになったみたいに、安全にもそれなりの対価が必要になる。とくに日本のように欲ボケ、平和ボケして根元がすっかり腐った国にとっては高いものにつくだろう・・・

 限界なき経済成長が幻想だったように、経済成長による平和維持も幻想に過ぎない。持続可能な開発という着地点の見つけがたい議論と同じように、恒久平和という言葉もあまりに遠い。

 帰り道、近所の古本屋で新見南吉「ごんぎつね」と「手ぶくろを買いに」を買う。ときおり商売にならない本を買いたくなる。
 

「母ちゃん、人間ってちっとも恐かないや」
「どうして?」
「坊、間違えてほんとうのお手々出しちゃったの。でも帽子屋さん、掴まえやしなかったもの。ちゃんとこんないい暖い手袋くれたもの」
と言って手袋のはまった両手をパンパンやって見せました。お母さん狐は、
「まあ!」とあきれましたが、「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」とつぶやきました。


6月28日(金)
 貸本マンガ史研究会のメンバーと呑む。貸本マンガは、年齢的にリアルタイムで合致せず存在を知ったのもずいぶんと後のことで、本格的に集め出したのは商売としてである。というわけでこのジャンルに関してはほとんど新参者になのだ。でもまあマンガそのものの知識はあるので、それなりに会話は弾むのだ。

 通販の周期パターンがほぼ判明する。月末から月初に注文が集中して月半ばは少なめになる。これが何に起因するかはだいたい予想がついていた。googleの検索システムのデータ更新が毎月27日頃に行われるのだ。予想はついていたが露骨に変動するものだなとは思う。



6月24日(月)
 モバイルで使っているパソコン(FIVA)のディスクがクラッシュする。Windowsの起動システムの一部のファイルにエラーが出るらしく、セーフモードすら動かない。これはもうアウト( ̄▽ ̄;かと思い、近所のショップで以前から検討していたLibretto L5を代替機として買いに行く。ところが納期二週間(T_T)。仕方がないのでUSB接続の10GB外付けディスクを14,800円也で買う。新品のそいつをバラし、FIVAのHDと入れ替え、実家にある親のパソコン使ってFIVA内のデータをとりあえず吸い上げる。何とかならんかなと思いそのままチェックディスクでエラー修正を施して4時間後・・・、奇跡的に復帰する(^^;。何とか延命するが、完全にお陀仏になる日も近いかもしれない。う〜ん、お金に余裕が残っているうちに買いなおすべきかな〜。



6月22日(土)
 週頭の売上が悪くて、週末の売上が好調という周期が定着化してくる。そろそろ営業パターンの変更を考えている。とりあえず7月からは、日曜月曜を定休日にして、土曜の営業時間は12時から19時しようと思う。そうすると日曜月曜を仕入れの日として使える。そんなわけで今日はお店を19時で閉めて、高速バスで実家の清水に里帰り。東名バスの往復券が一番安く帰れるし、時間も2時間40分くらいでそこそこマシなのよ。



6月18日(火)
 雨とサッカーに祟られてお客さんはさっぱり( ̄▽ ̄;

 最近”怒首領蜂 大往生”(どどんぱち だいおうじょう)というシューティングゲームに嵌っている。一面目のバックに流れる女性コーラスがなぜかお気に入り。



6月17日(月)
 先週の売上全部を注ぎ込んで仕入れをする。1点は某マンガ家の原画。もう1点は戦中にあった大事件の資料物。そのうち目録に乗っけよう。
 今日は他にも二つの出版社からと個人から仕入れをする。先週の反動か、売上はほとんど無しで仕入ればっかりの日でした。



6月15日(土)
 低空飛行と書いた次ぎの日辺りからやたら売上が好調に転じる。通販も額はそこそこだが件数は伸びている。しかしながら”好事魔多し”とか”禍福はあざなう縄の如し”とかよく言うんで調子に乗るのは禁物。

 ”禍福・・・”の言葉が正確かどうかネットで調べていたらこんなサイトに引っ掛かった。ナディアに関しては、ジャンやナディアはともかく、 こんなブルーウォーター巡って冒険はしたくないなぁ(^^;と。この手のサイトを快と思うか不快と思うかは、その人の人格とか、生き様とか、その日の体調に依るんだろうなぁ、きっと(笑)。 え、わたし? 気に入りましたとも(爆)。

 偉そうに慣れない言葉を使うとほら間違える(^^;。”あざなう”→”あざなえる”でした。



6月14日(金)
 開店以来はじめて和本が売れる。おかげサンで最高売上をマーク。しかし売れた和本の仕入れ値が実はハッキリしない。大分悩んで値付けをしたのだが、儲かったのか損したのかは不明なのだ(笑)
 ここのところ通販も順調。夏のボーナスも近づいて、皆さんの財布の紐もゆるいか?



6月12日(水)
 「宇宙船の記録」北川幸比古 という本を入手する。人から探求を頼まれていた本なので目録には載せられないけど、インターネットにもほとんど情報が無い結構レア本。ガガーリンの伝記からマーキュリー、ジェミニそしてアポロに渡る宇宙開発の子供向け解説本だ。岩崎書店からでた”少年少女宇宙開発の科学”というシリーズの6巻目。1970年初頭は高度経済成長の真っ只中。子供向けの科学啓蒙書もずいぶんと出版された。この本もその中の一つ。図書館向けにずいぶん出たようだが、程度の良いのは希少となっている。



6月11日(火)
 相変わらず平日の売上は低空飛行だ。どのくらい低空飛行かと言えば、音速超えた衝撃波が地面で跳ね返って機体がばらばらになるくらいの低空飛行ってどんな例えだ(^^;。
 晩に友人から進められた五反田ブックオフへ行く。確かにブックオフにしては古めのマンガが多いが、正直言ってうちの店では売りもんにならん。高河ゆんが棚一杯に並んでいるのを見て頭がくらくらする。十年後を期待しての買い物とみなもと太郎のセット物を見つけたので買う。
 晩飯はすぐそばの”てん屋”で夏天丼と海藻サラダと冷奴を食べる。帰りにグラスビールの無料券を貰うが、二度目があるかどうかは怪しい。



6月10日(月)
 探求本の依頼が結構増えてきた。インターネットでの知名度があがったと言うことなのだろうか。昨夜、かなりのレア物の探求依頼を受ける。現在知名度がある女性漫画家の貸本時代の作品である。正直言ってこの作家のこの時代の作品は噂には聞くが実物はお目に掛かっていない。高名な男性漫画家のレア本というものは、金に糸目をつけなければ幾らでも入手可能なのだけど、女性漫画家の場合、存在自体マイナーなケースがあり、値段もべらぼうに付かない分市場にも出てきにくいのです。この漫画家さんは個人的に好きなので、私も見てみたいです。



6月9日(日)
 都営地下鉄・都電・都バス共通一日乗車券(700円)を買って、仕入れに向う。まずは西巣鴨で都電荒川線に乗り換え、早稲田に向う。しかーし、早稲田の古書店街は日曜休みであった(泣)。事前に調べろよな、俺。

 仕方が無いので早稲田と高田馬場のブックオフへ。お客さん依頼の探求本を見つける。う〜ん、でもブックオフでもあまり安く無いぞ。重い本を背負って、そのまま中野のまんだらけへ。きょうはあまり買い物が無い。画集二冊と単行本を少し。東中野までてくてく歩いて、途中の古本屋とまたブックオフ。みなもと太郎を買う。帰りは都営大江戸線で、せっかく買った一日乗車券を無駄にしないようにわざわざ遠回りしてぐるっと半周してから神保町へ荷物を置きに帰る。疲れた割には収穫は少なかった。



6月6日(木)
 通販で曽根富美子「親なるもの 断崖」が売れる。本の重量も絵も内容も重い、女性にしては珍しく重厚な作風なのだ。いずれ何処かで特集を組んでみたいと考えていた漫画家さんではある。また探してこなくちゃ(^^;

 幻堂から本が届く。オモチャ箱みたいで楽しい本が多い。そろそろ新刊販売用のページも作らんといかんなぁ。



6月3日(月)
 本日お店は臨時休業。レンタカーを借りて実家の静岡まで仕入れの旅。レンタカーもヴィッツ辺りだと一日5,6千円だから安上がり。意外と馬力もあるし高速での安定性もある。でもサイズの割に意外と横幅があるのとピラーが太めで視界がも一つかな。

  仕入れのほうは、まあまあ。でもお客さん依頼の探求本のほうはさっぱり。「あっかんべェ一休」なんてもう少し見かけても良いと思うんだけどなぁ。小島剛夕も京都まで電話するが不発に終わる。シュガーベビーだけなんとかめどがたつ。

 商売柄、インターネット通販を売るほうだけでなく買うほうでも使っている。メールのやり取りのマナーを個人相手の場合はとやかく言う気はならないが、商売でやっている場合はもう少し何とかせいよと言いたくなる。メールの冒頭に相手の名前と自分の店名ぐらい記載しろとかね。さらには、送金は現金を郵便でわかんない様に送ってくれとか(郵便法に引っ掛かる)ってのは正気か。おまえは商売でやっているのに口座くらい作っていないのか? それとも脱税でもしているのか? も少し文章も含めてなんとかせーよ。

 待っているか待っていないか良く解らない全国?名の皆様申し訳ありません。もはや小説掲載サイトとは呼べない更新頻度に成り下がりました(^^;。実は先月末に短編を一つ書いたのですが、関西のミニコミ誌に掲載予定なのでWebにアップできないんです。そろそろ移動に時間を作って中断していた長編のほうを何とかしますm(_ _)m。