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6月編

6月27日(火)
 『キリンヤガ』読了。打ちのめされる。自分の書きたかった世界がここにある。しかも素晴らしく面白いストーリーとともに。
 結末には異論があるが、それは仕方のない事かもしれない。誰にとっても理想の結末はないのだから。

 労働省発表、全国のフリーターの数151万人。善いのか悪いのかは、自分でもよく分からない。



6月26日(月)
 オチのない面白さ。『G組のG』真右衛門。89ページの続きが気になる。

 『キリンヤガ』マイク・レズニック ハヤカワ文庫。これは新しいSFか?


6月25日(日)
 昼過ぎに起きて、今まで使っていた17インチモニターを始末する。2時過ぎ、選挙に行きがてら外出。近所の小学校で投票して、隣街のLAOXでケーブルを購入。古本屋覗いたり、カーショップに寄ったりと、雨の中をぷらぷら。夕方帰宅。選挙速報見る。自民圧勝。なぜだ(-_-)。



6月24日(土)
 最近嫌いなCM。某ネット証券の「お金が大事」、ショコラBBの「おじさんのドリンクじゃいかんと思う」、男性用ムダ毛処理剤「毛深い男は嫌われる」の類い。強迫観念を煽らなければ出来ないような商売は辞めちまえと言いたい。
 神保町。「川柳 二合半酒」を購入。何故”二合半酒”かは不明。
 秋葉原。話題のTWO TOPで液晶モニターを購入。13.3インチで64800円。液晶モニターも安くなったもんです。

 帰宅して早速セッティング。ドット欠陥は無し(^^)。ただし、モアレが結構出る。Macとの相性はイマイチ良くない。セッティングさらに要しそう。



6月18日(日)
 結局、車は車検込みで30万円で交渉成立。車検に通すため、代車の代車を借りる。スターレット・レース仕様。バケット・シートに車体強化ばっちり。カローラの1500ccターボエンジンに換装。軽い車体にあいまって加速が凄い。公道走るにはちょっと怖いくらいですね。



6月17日(土)
 日記久しぶり。
 ひとまず前回の報告。MP3プレーヤー(KANA2000)は、その後の紆余曲折により、何とか鳴らす事ができた。しかしまあ、ビットレートとかファイル数とか制約がありすぎて使いものにならんです。

 車のほうは、車載コンピューターが黒焦げ状態で結局修理不能。車検前にお亡くなりになったのがせめてもの幸い(-_-)。代車でシティを借りる。エンジンの程度は非常に良い。たかだか1300ccノンターボでこんなに加速が良いのか。しかしこの車、じつはレース仕様に改造されている。内装が剥がされているのとか、サイドブレーキのロックのさせ方が違うとかシフト・ノブ短いとか・・・は対した問題ではない。問題はLSD。Lucy in the Sky with Diamondsでもなくリセルグ酸ジエチルアミドでもない。リミテッド・スリップ・デフのことだ。車がコーナーを曲がる際には内輪差というものが発生します。コーナー中は内側のタイヤより外側のタイヤのほうが多く廻らなければなりません。だから内側のタイヤの軸をスリップさせます。これをスリップ・デフと呼びます。これをキャンセルさせるのがLSDです。LSDではコーナー中も両輪にトルクが掛かりつづけます。その反面コーナー中にハンドルを緩めるとアウト側にふくらむ特性があったり、路面とのミューが高いと内側のタイヤがガタガタいいます。はっきり言って長時間乗ると疲れます。25万円か〜、悩むなぁ。

 いつもの神保町のついでに駒込の古本屋に寄る。戦前の帝国ホテルのメニューを入手。5円と3円50銭の二つのディナー。オードブル、コンソメ、鰈のバター焼き、フィレの網焼き、小鳥の蒸し煮、サラダ、アイスクリーム、果物、コーヒー。太平洋戦争直前、配給制度も既にスタートしていた1941年の帝国ホテル。これで5円は高いか安いか?

 晩になって、「ミッション・トゥ・マーズ」を観る。まあまあの俳優、なかなかの演出、そこそこの脚本、よく出来たCG、綺麗な映像、そして最低のテーマ。1800円の価値無し(T_T)。なんでハリウッド映画って、あーゆーエンディングにしたがるんだろね。



6月10日(土)
 所用で有楽町近辺にお出かけ。その後、神保町、秋葉原ルート。
 毎度お馴染みの古書市で「新撰会席しっぽく趣向帳」を見つける。久しぶりの料理本の発見に心踊るが、ちょっと良いお値段(-_-)。悩んだ末に購入するが、車の税金とか車検でちょっと懐が危ない(^^;。ボーナス日までなんとかせねば〜。
 昨日届いたグリーンハウス製「KANA2000」(MP3プレーヤー)の為に、グリーンハウス製のコンパクトフラッシュを探す。手持ちのコンパクトフラッシュで動作不能に陥ったゆえ。秋葉原で何軒目かの店で、ようやく64MBのグリーンハウス製のコンパクトフラッシュを見つける。早速電車の中で接続するが動作不能。やっぱり壊れてるやんけ(T_T)。ばかやろー。

 帰宅して、車で出かけようとして車庫から2mほど車をバックさせたところで、いきなり助手席のダッシュボード下から煙を噴く(@_@;。その後エンジンがウンともスンとも掛からない。なんじゃこりゃー(T_T)。



6月7日(水)
 赤坂のニューオータニで、某メーカーの某技術の発表会。お昼付きなのは良いけれど、お腹がくちくなった状態で英語のスピーチだと眠くなる事請け合い(^^;。
 インターネットの音楽配信を鵜の目鷹の目で狙うメーカーがごろごろ(^^;。ミュージック・プロバイダーもプル型(ユーザが取りに行く)じゃなくてプッシュ型(ユーザの好みを分析して配信する)へ移行しつつある。音楽も大量消費の時代。でも、そんなに新しい音楽を浴びるほど聴きつづけたいの? 音を楽しむという姿勢からは程遠いでは。ノイズだらけのレコード盤でも感動は味わえるのに・・・

 プレゼン終了後のカクテル・パーティは速攻でトンズラする。すまんね主催者(^^)。

 帰りに新宿寄って、某楠覗いたあとに、ボイス・レコーダーと音声認識ソフトを購入。果たしてうまく仕事につながるか?



6月3日(土)
 朝っぱらから車に乗って高速道路をひた走り。目的地は諏訪湖周辺のSUWAガラスの里 とオルゴールの博物館「奏鳴館」と時計の博物館「儀象堂」。

 SUWAガラスの里には、ルネ・ラリックの博物館も併設されますが、実のところアール・ヌーボーとかアール・デコには余り興味がありません。現代のガラス美術品のほうが個人的には面白かったです。内部にある工房で作られた作品が販売されているのもマル。天使の置物と羽根のはえた卵を購入。
 奏鳴館は、ディスクオルゴールが中心。期待したからくり式のオルゴールは余り置いていない。売店にあった小型のディスクオルゴールがそそられるが、残念ながら値段的には手が出ない。
 儀象堂の見所は、中国・北宋時代(1092年)に作られた水運儀象台という水駆動の天文観測台兼時計台の復元物。カラクリ部分が見物できて面白いです。オリジナル時計を作ったり、機械式時計の組み立てもチャレンジできるそうです。機械式時計の組み立ては、そのうち挑戦したいです。


買ったガラスの置物(フォーカスあっとらん(^^;)

 

 帰り道、諏訪湖のほとりで「元祖 塩天丼」という店を見つける。さくっとしたてんぷらの歯ごたえと、あっさりとした塩の味付けがベスト・マッチ。とっても美味しかったです。



6月2日(金)
 最近買った主な本。
 浅田次郎「活動寫真の女」
 岩崎説雄「クローンと遺伝子」
 ヤマケイポケットガイド5「庭木・街路樹」
 高橋しん「最終兵器彼女1」
 嘉永四年版「実語教絵抄」



6月1日(木)
 執筆かなり滞り(^^;;;。
 今、「水の都のほとり」という作品を書いております。「竪琴」の続編のようなお話です。舞台はフランスのブルターニュ地方に残る伝説をモチーフにします。海のほとりに作られたイスという都で、悪魔にそそのかされた王女様が水門の鍵を渡してしまい、都が呑み込まれるというお話です。ブルターニュ地方には大陸系ケルトが居りましたが、早い時代に純粋なキリスト教に変化したりフランク王国の干渉を受けたため、あまり伝承が残されていません。そんなわけでイスの都のお話は、ケルト流行りの日本でもアイルランド・ケルトの伝承ほど有名ではありません。アニメなんかでも”ウィンダリア”というトンデモネーにいちゃんが出てくるやつとか、坂田靖子の”マーガレット奥さんと御主人の底抜け珍道中”という漫画に下敷きとして使われているくらいです。
 ここのところ、資料用に買ったブルターニュ地方の地図を眺めています。イスの話には、いくつかの実在の地名と人名が出てきます。国の名の”コルヌアイユ”、王の名の”グラドロン”、キリスト教修道士”グエンノレ”、どれも実在の名です。イスの都があった辺りは、渦潮岬と呼ばれています。海流の関係で常に潮が巻き人を阻む様は、イスの伝承が本当にあったのではと錯覚させるほどです。
 ちなみにパリの名の由来は”Par-is”(イスに匹敵するもの)から来ています。それほど美しい都だったのかも知れません。