1998年 11月編 12月編
1999年 1月編 2月編 3月編 4月編 5月編 6月編 7月編 8月編 9月編 10月編
11月28日(日)
久しぶりに料理をする。題材は”おでん”。料理って程ではないやね(^^;。素材は卵と大根とジャガイモと練り物各種。問題は一人で食うには多過ぎる(^^;
『食パン・・・』は明治29年に木村屋(銀座の)の主人が書いたもの。巻頭に米より小麦のほうが栄養学的に優れていると力説しながら、常食せよと勧めるものではないと妙に弱気(^^;なのは時代の背景か良識なのかはよく分からない。
『古今鍛冶備孝』は妙に安かった。最近和本類が安いのは市場にだぶつき気味なのか。以前一般書籍がだぶついて古書価がおちたので色んな古本屋が和本を扱い出したが結局そう顧客が居る訳でもないしで、和本までもが値下がりしているのだろう。
なんだかちっとも日記も書けない(T_T)。
結局次のプロジェクトが前回のトラブルのあおりを受けて遅れ気味。おかげで全然ゆっくりする余裕が無い。いい加減気力が尽きそうだ。
光瀬龍「宇宙救助隊二一八〇年」「辺境五三二〇年」ハルキ文庫を読む。この2冊の宇宙年代記シリーズは以前早川文庫から出版されていたものの再編集物である。
光瀬龍氏は1999年7月7日七夕の日に死去。この「宇宙年代記シリーズ」は主に1960年代に書かれた宇宙開発をメインテーマにした短編集である。SFをよむ人でもある程度若い世代の人にはあまり知られていないかも知れない。
さすがにいま読むとハードSFとしては古臭い。けれど叙情性を兼ね備えたハードSFとしてはこの人の右に出るものはいなかった。
いま「アズ」という作品を執筆中だけど、実はこれに出てくるアンドロイドは「攻殻機動隊」よりも「サイボーグ・ブルース」よりも光瀬龍描くアンドロイドに近いのです。というよりも自分が書いたSFはこの人を原点にしているような気がする。
ハードSFがほとんど出版されなくなり、かつて一線だった作家も筆を折ったり亡くなったりしている。ハードSFが本来果たしていた”文明批評”という側面はすでに時代遅れであり無用の長物なのかも知れない。
11月8日(月)
『イブ』の表紙絵を源さんから頂戴する。他力本願の企画に快諾戴き大変ありがたいことです。源さんが依然描かれていた絵をイブの表紙向きに変更していただいた素晴らしい作品です。是非ご覧下さい。(絵だけで良いです(^^;;)
風邪がまだ抜けないのとトラブルが一段楽したので今日は会社を休んで寝ていた。夕方まで寝ているとさすがに疲れたので国立の喫茶店に行く。
生ぬるい空気の中、とぼとぼと歩くと雨が降り出す。コートのフードを上げ雨の中を歩く。
今日は立冬。もう冬になった。
『セシリア』と『アズ』を執筆。まだ公開できる量に達しない。
11月7日(日)
吉祥寺に”梟の城”を観にいく。珍しく年配の観客が多かった。久しぶりの時代劇映画なので期待したのだが、残念ながらハズレ(;_;)。
キャスティングや演出が悪いわけではないが、脚本に問題があるような。詰め込み過ぎて話にまとまりが無い。原作は読んでいないけど、中途半端に原作に忠実にしようとしたんじゃないかな。
長かったトラブルもそろそろ片付きそう(でもひょっとするとこれからが始まりかもしれない(^^;)。そろそろコンディションを取り戻して、小説書きにも本腰をいれよう。
11月3日(水)
11月になって、ついに1周年。通算のページアクセス6500。単なるSFに偏った文章系サイトにしては多くの方に着ていただけたのでないかと思っています。
感想を頂いた方、絵を送って頂いた方、読んで頂いた方、すべての人に感謝m(_
_)m。
本来1周年記念の新作でもアップしなければならないところですが、生憎ネタが何もありません。他力本願ではありますが、ヒロヤスさんに『エア』の表紙絵を描いて頂きました。素晴らしい出来映えです、小説はともかく絵の方は是非ご覧になって下さい。
引き続き第2弾も予定しております(これも他力本願(^^;;;;;;)。ご期待下さい。