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歌合戦を始め、歌番組はドラマやバラエティーと違って、商品化(ビデオ化、DVD化など)が難しいと言われています。
さまざまな芸能事務所、レコード会社の歌手が関係するため、商品化しようとしても全ての権利所有団体に許可をもらうのが事実上不可能らしいです。
歌手単位であれば、その歌手の歌唱シーンだけを集めた商品はいくつか出ていますが、私は番組全編を録画したいのです。
となると、大晦日の放送を録画するくらいしかありません。 昔は、年末に衛星放送で「思い出の紅白歌合戦」という番組が放送されていて、過去の歌合戦を録画することもできましたが、今はそんな番組はありません。
私は1991年(平成3年)の第42回から大晦日の歌合戦の映像を一部録画し始めました。 第44回(1993年、平成5年)からは、全編録画しようと心がけています。
2000年代初頭に、過去に録画したビデオテープを再生してみたところ…
「こんなに劣化が進んでいるとは!」
音声がところどころステレオからモノラルになりとても聴けたものではないじゃないですか!
映像もコントラストがはっきりしたところで輪郭を見ると揺れまくっている(これ、今は懐かしいアナログビデオ特有の現象です)。
保存状態が悪かったからでしょうか。 夏には摂氏40度に迫ろうかという部屋に放置していました。 しかも1999年から2003年にかけて、何回も引っ越しでトラックや船に積まれていました。
手入れも行き届いていませんでした。 一年に一度はテープの早送り、巻き戻しをしないと傷みが早いと言われていたような気がします。
2015年に、そろそろ本気でビデオテープに録画していた歌合戦のブルーレイディスク化をしないと、と思って別のビデオテープを再生してみたら、やっぱり同じ状況でした。
第51回(2000年、平成12年)と、第53回(2002年、平成14年)や、そのあたりで放送された「思い出の紅白歌合戦」は、D-VHSという、BSデジタル放送をそのままデジタルで録画する方式のテープに録画してあったので、アナログテープより保存状態が悪くてもうまく再生してくれないかな、と期待していたのですが(アナログレコードは溝を傷つけると音が飛びますが、CDに同じことをしても、周辺のデータから復元可能なので音が出るという原理と同じ)アナログテープよりもさらにひどいことになっていました。
信号レベルの低い状態で地上デジタル放送を見たり、大雨の中衛星放送を見た時と同じように、ところどころブロックノイズが出ます。
もちろん、音声にも影響があって、その部分は音声が途切れます。
現在はブルーレイディスクに保存していますが、これもいつまで再生できるのやら。