歌合戦:戯言「どなたか教えてください」
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歌合戦は昭和26年の1月にお正月のラジオ特番としてスタートし、昭和28年の12月からテレビ番組としても放送が開始されましたが、古い回については音声や映像が残っていません。
時折、奇跡のように古い音声や映像が発見されたとニュースになりますが、最新の情報ではどれくらい残っていることになっているのでしょう。
どなたか情報をお持ちでしたら教えて下さい。
ちょこっとずつ情報いただいて更新してます。
音声
第5回(昭和29年)から第13回(昭和37年)まで(ウィキペディア情報)は一般の家庭で録音したテープが発見されたことが新聞の記事になりましたが、それ以前の音声は発見されないままなのでしょうか。
また、NHKの番組公開ライブラリーで視聴可能な第6回から10回(昭和34年)については、もともと録音されていなかった部分(番組の冒頭部分など)がわかりますが、全編は録音されていなかった第5回はどのあたりまで録音されていなのか、詳細はわかりません。
番組公開ライブラリーで視聴できない第11回(昭和35年)から第13回も、全編残っているのでしょうか。
映像
番組ほぼ全部が残っているの最古の映像は第14回(昭和38年)、第13回(昭和37年)のニュース映像として、ごく一部の歌手が歌う映像が残っています。
第13回のニュース映像として私が見たことがあるのは、オープニングの出場歌手入場、美空ひばり、江利チエミ、飯田久彦の3名ですが、これ以外の方は記録されていないのでしょうか。
この年の白組司会を務めた宮田輝(当時NHKアナウンサー)と、紅組司会を務めた森光子の画像も見たことがあるので、これらの映像もあるのかもしれません。
第15回(昭和39年)
カラー放送になった最初の歌合戦ですが、映像はカラー・モノクロとも残っていないとされています。
部分的にでも残っていないものでしょうか。
第16回(昭和40年)
第16回の歌合戦は、
- モノクロ全編
- カラー途中(九重佑三子のあたり)から
- カラーの編集されたもの(100分バージョン)
が存在するとされています。
NHKアーカイブスの番組公開ライブラリーでは、九重佑三子以降、とぎれとぎれでエンディングまで公開されていますが、カラーでカバーできているのはどれくらいなのでしょう。
以前NHKのサイトにあった「お宝発見ニュース」には、カラーの編集されたものについて、「坂本九や植木等やザ・ピーナッツなどがまるまるカットされていました。」と書かれていました。
また、ネット上にビデオテープを修復した業者の記事もありまして、当初全編録画されていたと思われるもの(60分×3本)を60か所近く切って100分に編集してあったらしいです。
教えていただいた情報としては、翌年制作された映画に、テレビに昭和40年の歌合戦が映し出されているシーンがあり、そのためにビデオテープが残されていたのではないか、というものがあります。
また、「カットされている映像は外国曲とその周辺」ということに気づいたという声もありました。
この二つを合わせると、ひょっとしたら映画の背景に歌合戦を映すためにビデオテープを保存したものの、映像使用の許諾を得るための作業が面倒な外国曲や、ぱっと見で歌合戦とわかりづらい場面はカットした編集版が残されたのではないか、と推測します。
ちなみに、100分バージョンは平成23年に発見されたとされていますが、都はるみが昭和59年に引退した後、歌合戦での歌唱シーン(映像がないものは音声のみ)を集めたビデオが発売され、第16回のオープニングや彼女の初出場シーン(紅組2番手)の映像も収録されていました。
また、平成元年にNHKで放送された「昭和の歌・心に残るベスト200曲」で38位だった東海林太郎の「赤城の子守唄」(白組8番手で九重佑三子より前)も、第16回のカラー映像でした。
一説では、平成元年までは所在が分かっていて、都はるみや東海林太郎の映像が使われたカラーのビデオテープが、一時的に所在不明となり、平成23年に発掘された100分の編集版なのではないか、ということです。
第19回(昭和43年)
第19回の歌合戦については、ウィキペディアにはカラー映像(フィルム)が存在する(少なくとも森進一の歌唱シーンはカラーで放送されたことがある)と書かれていますが、これは全編残っているのでしょうか。
NHKの番組発掘プロジェクトの担当者に実際に質問した方の話では、NHKにあるのは宮田輝家から寄贈されたモノクロのビデオテープのみ、とのことでした。
その方は、「ひょっとしたら、第21回のカラーフィルム映像を「昭和43年に初出場」などと、第19回の映像と理解できるようなテロップ付きで放送したのかもしれない、と推測されていました。
第21回(昭和45年)
第21回の歌合戦はカラーフィルムが残されているものの、一部欠落しているとされています。
この「一部」とは具体的にはどのあたりなのでしょうか。
以前はNHKアーカイブスに保存されている番組の情報を検索することができ、第21回の映像を検索すると、以下の2件がヒットしました。
- にしきのあきらの途中から鶴岡雅義と東京ロマンチカの途中まで
- ちあきなおみの途中からにしきのあきらまで
しかし、これ以外にも放送されたものはたくさんあります。
私が把握しているだけでも、
- 水前寺清子「大勝負」の美空ひばりによる曲紹介の一部(歌唱シーンは見たことがない)
- 和田アキ子「笑って許して」(1番の途中で垂直同期が乱れるものの、おそらくフル)
- ザ・ピーナッツ「東京の女」(フル)
- 野村真樹「一度だけなら」(一部)
- 日吉ミミ「男と女のお話」(フル)
- 森山加代子「白い蝶のサンバ」(フル)
- 佐川満男「いつでもどうぞ」のおそらく前振り(ひげがなくなる余興)
- 橋幸夫「いつでも夢を」(一部)
- 黛ジュン「土曜の夜何かが起きる」(一部)
- 橋幸夫「いつでも夢を」(一部)
- 布施明「愛は不死鳥」(ほぼフル)
- いしだあゆみ「あなたならどうする」(ほぼフル。一瞬だけ欠けている)
- 奥村チヨ「嘘でもいいから」(一部)
- フォーリーブス「あしたが生まれる」(フル)
- 北島三郎「誠」(1番で2カ所ほど映像と音声が飛んでいるように見える)
- 青江三奈「国際線待合室」(フル)
- 美空ひばり「人生将棋」(ほぼフル。一瞬だけ飛んでいる)
- 森進一「銀座の女」(一部)
- エンディング(紅組優勝シーンの一部))
また、平成初期に一時期放送されていたモノクロ映像と組み合わせることで、全編カバーできるのでしょうか(このモノクロ映像も、おそらく宮田輝家からNHKに寄贈されたと思われますが、今は存在しないことになっています。
NHK、捨ててないよね…)。
フィルム映像
第21回(昭和45年)のカラーフィルムは、当時海外で生活していた日本人向けに歌合戦のテレビ映像をフィルムで撮影したもので、アルゼンチンで見つかったとされています。
別の年の歌合戦のフィルムは見つかっていないのでしょうか。
第16回のモノクロ映像は、家庭用ビデオデッキで録画したビデオテープと、カラーテレビで放送された映像をフィルムにコピーしたものが存在するそうなので、第17回から22回も、第16回や21回と同じように、どこかに残っていないのかなーと淡い期待を持っています。
第22回(昭和46年)
第22回の歌合戦は、前半(オープニングから島倉千代子まで)と、後半(三波春夫の途中からエンディングまで)はNHKアーカイブスの番組公開ライブラリーで視聴可能ですが、中盤は公開できないくらい乱れがひどいとされています。
どれくらいひどいのでしょう。
- 北島三郎「北海太鼓」(画面下のノイズが映らないように画面全体をズームしたような形でDVDに収録)
- トワ・エ・モワ「虹と雪のバラード」(画面下にかなり広範囲でノイズのある最後の15秒程度が放送されたことあり。
私は未見ですが、歌い出しの部分も放送されたことがあるという情報あり)
- 由紀さおり「初恋の丘」(画面下のノイズが映らないように画面全体をズームしたような形でDVDに収録)
- フォーリーブス「地球はひとつ」(一部)
- ヒデとロザンナ「望むものはすべて」(一部、映像のみ)
- 朝丘雪路「雨がやんだら」(いくつかの静止画に1番の音声を合わせたもの、1番の映像に音声はレコード音源に差し替えたもの、1番の映像と音声が徐々にずれていくものは見たことがある)
- いしだあゆみ「砂漠のような東京で」(1番のみ、音声をレコード音源に差し替えたものと、1番の映像と音声が徐々にずれていくものを見たことがある)
- 堺正章「さらば恋人」(1番の歌部分)
- 渚ゆう子「京都慕情」(一部)
以上を目にしたことがあります。
一方で、前述の都はるみの歌合戦出場シーンを集めた商品では、第22回は音声のみ収録されています。
平成18年にNHKでザ・ピーナッツの特番「BSエンターテインメント - 歌伝説 ザ・ピーナッツの世界 -」が制作される際、ザ・ピーナッツのファンの方に「第22回の映像を持っていないか」と問い合わせがあったそうです。
このあたりは修復以前の問題で、テープが切れてるとかよじれて再生不可だったりするのでしょうか。
ハイビジョン映像
NHKアーカイブスの番組表を検索すると、大晦日に歌合戦の正式なハイビジョン放送が開始されたのは、まだアナログのハイビジョン放送だった第48回(平成9年)からで、第51回(平成12年)からはデジタルハイビジョンでの放送が開始されています。
しかし、第40回(平成元年)の第2部は、平成14年に「ハイビジョン紅白アンコール」で放送されました。
第40回から47回(平成8年)も、録画されている可能性があります。
でも、この時期は年末の歌合戦の特番でハイビジョン映像が放送されることはありません。
NHKアーカイブスの番組表を検索すると、生放送ではありませんが平成元年から平成3年には、第35回から41回(平成2年)のハイビジョン歌合戦の映像を放送していたようです。
ハイビジョン放送開始前で、当時アナログ放送だった衛星第2に設けられていたハイビジョン実験放送の時間帯を使っての放送です。
第41回は59分番組を5日連続で歌合戦に使っていますので、第40回同様に全編ハイビジョンで録画されていると思われますが、それ以外は59分番組1回の放送のため、全編は残っていないのかもしれません。
4K映像
平成30年から本放送が開始され、歌合戦も4K放送が始まっていますが、映像が残っているののはいつからなのでしょうか。
第56回(平成17年)には、Def Techのパフォーマンスのみ、「スーパーハイビジョン」を使った合成をしたそうなので、番組全体を4Kで記録するようになったのは平成18年よりも後ということでしょうか。
8K映像
こちらは歌合戦のパブリックビューイングや愛宕にあるNHK放送博物館での8Kのデモ映像に使用されていますが、正確にはいつから映像が残っているのでしょうか。
3D映像
あまりはやらなかった3Dハイビジョンですが、歌合戦は実験で記録したことはあるのでしょうか。
最終更新 2023年3月12日