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タイアップというと、CMや民放ドラマ主題歌など、NHKとはあまり縁がないような印象があるかもしれませんが、歌合戦でNHKのタイアップ曲が歌われるケースもあります。 2002年の中島みゆき「地上の星」や2004年のゆず「栄光の架橋」などを挙げれば「ああ、そういえば」と思う方も多いことでしょう。
NHKがらみの曲が多く歌われたと感じたのは1992年(平成4年、第42回)、私が把握している限りでは以下の4曲がNHK関連のタイアップでした。
でも中西圭三の場合、この年はCMソングになった「Woman」がTOP10に入り、売り上げも40万枚を突破するヒット。 しかし歌合戦で歌ったのはNHKの「救え!かけがえのない地球」というキャンペーンのイメージソングでTOP20にも入らなかった「君のいる星」でした。 「君のいる星」という曲は個人的に好きなのですが、歌合戦の舞台でその選曲はどうなのよ?と思ってしまいます。
そりゃね、フジテレビの「FNS歌謡祭」でも同局に造詣の深い歌手やドラマ主題歌が積極的に起用されていますよ。
でもいいの。
フジテレビはそういうテレビ局だから。
「公正な報道」を心がけているはずのNHKなので、歌合戦の選曲でもその精神を貫いて欲しいのです。
中西圭三の場合、翌年も「You And I」という曲をTOP10に入れて30万枚を超える売り上げを記録していますが、歌合戦の出場歌手には入っていませんでした。
これでは後年1992年の歌合戦を見返した人が「この中西圭三という歌手はNHKの曲を歌っていたからヒット曲もないのに出場したのか?」と誤解してしまいそうで心配です(NHK自身がそう思っていそうで恐い)。
最近のなつメロ重視路線になってから「一年の総決算」的色合いはどんどん薄れているので、気にしているのは私だけなのかもしれませんが。