更新記録

2001年12月19日

     熊本県や九州には報道されていますが、全国的には関心が薄いのではないかと思われる、熊本県の川辺川ダムをめぐる動き。ついに国は強権を発動し、強制収用を申請しました。公共事業見直しの小泉内閣は実はぜんぜんそうではなかったという見本です。熊本日々新聞の特集サイトにはこれまでの経過などがよくわかる記事や特集があるので、どうぞご覧下さい。反対の世論を盛り上げていきましょう。

    考ー川辺川ダム/熊本日々新聞社

2001年12月14日

     12月9日、東京府中市で行われた辻信一さんの出版記念パーティにいってまいりました。いろいろな方の興味深い発言がありました。九州だとうるさい集まりになりますが、みなさんお行儀よかったです(^^)。

出版記念パーティ

パーティの様子

カフェスロー

カフェ・スロー

     カフェ・スローはドイツになどにあるオルタナティヴ・カフェに近いものでした。わが国では珍しい部類になるのかもしれません。

     ここで協会の関東の世話人会を開き、来年の5月頃、関東の会を行いたいということになりました。山梨県の秋山村か(泊まり込みの場合)このカフェ・スロー(宿泊なしの日帰りの場合)のいずれかになりそうです。関東地方の方、どうぞご期待下さい。

2001年12月8日

     ちと遅きに過ぎましたが、アフガニスタンで医療援助、食料援助などを行う中村哲医師とぺシャワール会が現在、各地を講演してまわり、援助を呼びかけています。お近くの方どうぞご参加下さい。中村さんの生の声が聞けます。そして募金もお願いいたします。ぺシャワール会のページには最新の現地報告もあります。

2001年12月6日

     協会会員の伊藤美好さんの新著『パンケーキの国でー子どもたちと見たデンマーク』(平凡社 1600円)をいただきました。これは東京新聞と雑誌『子どもと教育』に連載されて大きな評判を呼んだ報告記をまとめたものです。

パンケーキの国で

     平明な記述でデンマークの教育と社会がつづられて、デンマークの教育に関心をもつ人にはうってつけの書物となっています。最近はデンマークの教育がひそやかなブームになっているのか、協会にも問い合わせがあるのですが、これからはこの本が一つの古典となりそうです。みなさんにもぜひにとお勧めします。

    (と書いたら、すでに掲示板「電脳ホイスコーレ」に著者ご本人と編集をお手伝いした古山さんがお書きになってますね〜^^;。そちらもどうぞご覧下さい)。

2001年12月2日

     催し物案内のページに日置フォルケホイスコーレ5周年記念行事を二つのせました。日置ホイスコーレは始まってもう5年経ったというわけです。これから寒くなってきますが、心あたたまるような企画です。長門は冬は魚がおいしくて近くには川棚温泉もあっていいところですよ〜。ぜひご遠慮なくご参加下さい。

2001年11月13日

     催し物案内のページに、講演会と討論「デンマークからみた日本の教育と福祉について」と「辻 信一著『スロー・イズ・ビューティフル』出版記念パーティ」の案内を掲載しました。どうぞふるってご参加下さい。辻さんのパーティには私(清水)も参加する予定です。当日ご関心ある方々とお会いできましたら、光栄です。

2001年11月12日

     北海道には知られざる日本のフォルケホイスコーレ運動があります。キリスト教とグルントヴィの精神にもとづき(しかも伝道や布教を目的とせず)農民の解放と自立をめざした三愛塾運動がそれです。デンマークのホイスコーレ運動にも匹敵するような内容と規模をもっています。
     北海道江別市の野幌教会の渡辺兵衛牧師のご好意により、その歴史を描いた『三愛塾運動と農村伝道』ライブラリに掲載します。これは必読です!

2001年11月4日

     8月終わりのスタディツアーの訪問先の一つにデンマークの北西の小さな都市HanstholmにあるThy Teater(チュ劇団)がありました。これは独立劇団でいちおうプロですが、日本にあるようなプロとアマチュアの垣根の高さといったものが感じられず、いわば地域の劇団として人々に親しまれています。児童劇を得意としているようです。

     当日見た出し物は「ピクニック」という三部作で、屋外での観客も参加する歌の夕べ、身体をうまく使った北欧神話の影絵、そして最後はアンチヒーローの人形劇でしたが、子どもでも楽しめるものでありながら前衛的で、また斬新な映像を使いつつもそれがコンピュータグラッフィクスなどに頼らず、身体を使う手づくりのもので、芸術性が高いのに同時に民衆的であるという不思議な調和をもっていました。これがホイスコーレ運動に代表されるデンマークの民衆文化の特徴でもあります。

     前に出したスタディツアーのフォトアルバムには影絵と人形劇の部分の写真撮影ができなかったので載せられませんでしたが、劇団のホームページにそのフォトアルバムがありますので、どうぞご覧下さい。画像をクリックすると大きくなります。Fotoakitivのページには他の作品のアルバムがあります。日本の教育劇とどう違うかじっくり見て下さい。

2001年10月30日

     協会会員専用のコミュニティページを別に設けました。会員専用の掲示板(電子会議室)、スケジュール表、共有フォルダなどの機能が使えます。メールアドレスのわかる範囲で会員にはお知らせしましたが、把握していない会員の方もおられます。ここをのぞいたらどうぞ幹事の清水までメールを下さるようにお願いします。またこれを機会に会員をご希望の方もどうぞご連絡下さい。

     佐賀の肥前町の原野さん(協会会員)がデンマーク製の中古風車を輸入し、あれこれと面倒な規制や制約を乗り越えて、あしかけ2年も経てとうとう自力で建設しました。10月19日に完成したそうです。以下がその写真です。日本にあるデンマーク風車は大手商社や重電メーカーが中間に入り法外な価格で一般の人が関与できない構造になっています。個人で手づくりで建設した原野さんの実践はデンマークで風車が登場した70年代後期から80年代の民衆運動の精神に近いもので大きな意義があります。

原野風車

原野さんの建てた風車

補助金無しで!日本初の個人所有発電用大型風車設置へ

2001年10月25日

     リンク集近藤進さんのホームページ「すすむの花道」を加えました。近藤さんは秋田県田沢湖に本拠を置く劇団わらび座の俳優さんで、これまでに多くの主役を演じています。もちろん協会会員でもあります。この度新築した自宅を「田沢湖フォルケホイスコーレ」と名づけて出会いと交流の場にしたいということです。現在、新作「アテルイ」をわらび座劇場で上演中で、来年以降は全国上演で巡回します。お近くに来たときはどうぞご覧下さい。

2001年10月24日

     IOのページの主宰者の一人である伊藤美好さん(協会会員)が今回のテロ事件に関して普通の人たちの意見を集めて国会議員たちなどに届ける「それぞれの思いをつたえあいませんか」のプロジェクトを始めています。母親や子どもたち、戦争体験者たちの声を届けたいという思いから始めた試みがいつのまにかマスコミも注目するようになりました。どうぞみなさんもメッセージをお届け下さい。

     もう一つ、砂川次郎さん(協会会員)の「タヌキの環境ホームページ」で8月のデンマーク遊学とツアー時の報告シリーズ「2001年デンマークのお話」が出ています。写真付きで楽しい報告になっていますので、こちらもご覧下さい。また砂川さんの日頃の活動報告のページもどうぞ。

     前回催し物案内に載せた「オイリュトミー福岡公演2001」ですが、好評のうちにチケットが売れていますが、まだ残席があるそうです。福岡近辺の方はどうぞお早めにご購入をお願いします。他地区(那須、仙台、東京、日立、京都、広島)の方もまだ間に合います。私(清水)も参ります。シュタイナー教育を抜きにして舞台芸術の興味のある方ならこれは必見です。

2001年10月12日

2001年10月11日

     アフガニスタン、タリバン、オサマ・ビン・ラディン氏についてのメディアの情報はアメリカからのそれを中心とするものですが、現地滞在者のそれはまた違った視点(というか多分偏見が少なくより正確な情報?)で興味深いものがあります。以下は国際公務員の山本芳幸氏が,1999年にアフガニスタンの首都カブールに滞在した際の所感だそうです。メディアの伝えないタリバン、オサマ・ビン・ラディン氏の姿がそこに書かれています(10月30日現在カブールノートは書籍となるために削除されていますが、他の記事が有益ですのでそちらをご覧ください)

2001年10月8日

     ついにアメリカの報復攻撃が始まりました。

     今回は何故かニュースワイドショーのコメンテーターが武力行使に批判的な人が目立ちましたね。

     さて今度の報復ではアメリカは中性子爆弾を使うという情報もありますが、劣化ウラン弾は間違いなく使用するでしょう。湾岸戦争で用い、イラク国民のみならず自国の兵士にすら被害が出たというのに、性懲りもなくボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、ユーゴ空爆の際にも用いたからです。

       98年10月9日毎日新聞記事の一部引用
      【ワシントン伊藤芳明】米国防総省が湾岸戦争症候群に関する年次報告書で、劣化ウラン弾に汚染された米軍兵士の数を「数千人規模」に達する可能性があると初めて認めたことが、9日明らかになった。国防総省はこれまで劣化ウラン汚染について追跡調査を実施した元兵士33人以外の被害を明確にすることを避けてきたが、事実上この立場を撤回した。国防総省自身が汚染の大規模な広がりを認めたことで、劣化ウラン弾が湾岸戦争症候群の原因の一つである可能性が一層高まってきた。

       01年1月10日毎日新聞記事の一部引用
      NATOによると、米軍はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1994―95年)で1万800発、コソボ紛争(99年)で3万1000発の劣化ウラン弾を使用した。兵士に白血病やがんの報告が続出していることから、最大の問題は「バルカン症候群」との因果関係。NATOの政治委員会では、米国は改めて因果関係を否定する見通しだ。一方、米国の情報開示の遅れが加盟国間の不信感を強めていることから、これまで不明だったボスニアでの使用状況などが説明される。

    1. 劣化ウラン弾 被曝深刻
    2. 拡散する劣化ウラン弾
    3. 劣化ウラン弾の影響
      (以上は中国新聞記事より。写真をよく見てください。イラクやバルカン半島で起きたこと、そしてこれから起きる悲惨な戦争の実態がわかります)

     手段を選ばないアメリカの攻撃に大いに批判の声を挙げていかねばなりません。ベトナムで懲りてから、湾岸戦争以来報道管制を敷くようになり、ほんとうの情報を流さないアメリカ政府になりましたので、厳重な警戒が必要です。

     アメリカの兵士のみなさん、放射能汚染に気をつけてください。敵は実は自国の政府なのです。あなたたちの政府は兵士を被曝させることを何とも思ってはいませんから。それでも国防総省のために戦うのですか?

     

2001年10月7日

     ナマケモノ倶楽部世話人の辻信一さんから近著『スロー・イズ・ビューティフル 遅さとしての文化』(平凡社 1800円)が送られてきました。

Slow is beautiful

     腰巻きの紹介文には「<ゆっくり>は美しい。スピードに象徴され、環境を破壊しつづける現代社会は、誰にとっても生きにくい。それとは異なるライフ・スタイルを求めて、さまざまな場所で模索し、考える人々の言葉に耳を澄ます。<遅さ>という大切なものを再発見するユニークな試み」とあります。

     70年代終わりにライフスタイルそのものの革新が歌われ、「スモール・イズ・ビューティフル」や「ソフト・エネルギー・パス」などが注目を浴びましたが、80年代のバブル景気ですっかり忘れ去られ、失われた90年代に入っても不景気を市場原理・規制緩和で打破という固定神話が崩れませんでした。しかし浅薄なジャーナリズムの流行と関係はなく、そうした思想は今日依然として重要であることは論を待ちません。

     辻さんのこの書物は声高にそうした生き方を主張するのではなく、出会った人々への共感や学びを通してエッセイ風に綴っています。装丁も含めて何か大事に懐に入れたくなるような「小さく美しい本」です。

     ナマケモノ倶楽部は今回「フィエスタ・エクアドル」を開くなど活発に活動を行っています。この本の中に彼らの活動の一端がよく出ています。

2001年9月26日

2001年9月21日

     毎日新聞9月20日付け夕刊の特集記事での二人の国際法学者の見解によれば、米国の報復攻撃は明らかな国際法違反だそうです。
     上の国際法学者(藤田久一関西大学教授)も「アメリカが報復で武力行使をすれば、テロリストと同じ立場に身を置くことになる」と警告しています。本来なら報復をくい止めるべき国連は無力ではありますが、もし米国が報復攻撃をしたら、それこそ明白な犯罪として市民の力で国際司法裁判所に提訴する必要がありそうです。

グロチウス像

デルフト(オランダ)にあるグロチウス像
この国際法の父も報復を叫ぶ人心の乱れを嘆いている?

2001年9月20日

2001年9月16日

2001年9月15日

     アメリカを襲ったテロ事件で世界が騒然としています。アフガニスタンへの戦争準備、イスラム教徒全体を敵視するかのような世論づくりの中で、今がチャンスとばかりにこの世論に乗じてイスラエルがパレスチナ自治政府を攻撃しています。

     デンマークへのスタディツアーのあと、ハーグに行くとパレスチナ人たちが相次ぐイスラエルの無差別攻撃に抗議のデモをしていました。子どもたちも参加していましたが、こちらがほほえんで話しかけてもニコリともせず口唇を真一文字に結んでいたのが印象的でした。

パレスチナの少年

オランダ・ハーグ駅前にて

     戦争止むなしの雰囲気でアメリカはおろか日本さえ有事体制づくりにやっきになっていますが、先の十五年戦争のときもみながそういうから仕方ないと流されたのではないでしょうか。
     たった一人戦争決議に反対したアメリカ民主党の下院議員バーバラ・リーさんの良識を大いに支持し、声を大にして訴えたいと思います。テロであろうが「正義の戦争」であろうが、いかなる戦争、武力行使も許してはならない!世界の良識ある人たち、今こそ武力行使へ反対の声を挙げましょう!

    参考:
    President George W. Bush: president@whitehouse.gov
    Vice President Dick Cheney: vice.president@whitehouse.gov

    小泉首相メールアドレス:koizumi@mmz.kantei.go.jp
    首相官邸ご意見募集ページ

2001年9月9日

     デンマークのスタディツアーのフォトアルバムを掲載しました。

     いつもツアーにはニックネームがつきますが、今回のツアーは「エルボピー・ホイスコーレ」となりました。
     「エルボピー」とはバイキングの古墳といわれる小高い丘に住む老婆の幽霊(妖怪)で、若い女に化けて人間の若者とダンスをし、ダンスをした若者は終わると老人になってしまうそうです。精気を吸い取られるのでしょうか。北西ユランにはこれが多く、実際に古墳の中も探検したことからこの名前がつきました。

2001年9月6日

     5日にデンマーク、ドイツ、オランダを旅して戻ってきました。8月22日に旅立ちましたが、台風の接近で今回は出発時にたいへんハラハラし、苦労しましたが、それ以外はまったくの順調。3年ぶりのデンマークでのスタディ・ツアー、ぎっしり中味が詰まっていました。詳細はまた後で。

     年をとると外国へ行くのが億劫になり、ずっと気が進まないでいたのですが、実際行ってみるとむしろ自分の持ち場に来たという感じになります。久々にわれに帰ったという旅でもありました。

2001年8月16日

     協会にはいろんなメンバーがいて多様な活動を行い、リーダー的役割をする人も少なくありません。そのリソースを生かせばシンクタンクとしても活躍できます。

     先日福岡県の杷木町に訪問したときにかんたんな一例をつくりましたので、その一部をここでも紹介します。名づけて「協会のお助けできるまちづくり案」。これはあくまでも簡易例であり、プロジェクトチームをつくればもっとよい案、具体的な政策も出せます。協会の活動能力の一側面としてご理解いただけるものと思います。

     協会といっしょにこうしたアイディアを実現しようと思われる団体、個人、行政、企業の方がおられればどうぞご連絡を下さい。

2001年8月6日

     リンク集に「ECO-Net」を加えました。これは協会も加入しているAWE(世界教育機構)の構成団体で、デンマークのホイスコーレ運動の環境関係グループのネットワークになります。英語ですが、興味深い内容が一杯です。

2001年7月29日

     佐賀の協会会員の原野さんは有名な自然エネルギー実践家です。去年から計画していたデンマーク製中古風車の輸入と設立が紆余曲折してようやく実現に至りました。これは現在風車発電をしようと思っても、大規模なものしか生産しておらず、また企業・商社ベースの取引で多額のリベートがかかり、個人ではとても手を出せない金額にまでなってしまったわが国の風力エネルギー普及のあり方に一石を投じる試みです。もともとデンマークでは市民や農民が参加した民衆主体のエネルギーとして発展してきたのですから。

     今回、脱原発ネットワーク九州はこの原野さんの立てた風車見学を入れて、市民で可能な発電所づくりについて議論する合宿「九州での市民風力発電所は可能か!脱原発九州住民合宿」を計画しました。プルサーマルの問題や六ヶ所村や原発を追った社会派カメラマン島田恵さんのお話もあります。どうぞふるってご参加下さい。

2001年7月24日

     7月21-23日に行われた夏のセミナー「ホイスコーレ清和」の模様をフォトアルバムで紹介します。天気もよく、川遊び、清流のせせらぎ、高原の涼しさ、星があふれる夜空、地元の人の厚い人情、談笑とおいしい食事などを楽しんできました。

2001年7月8日

     8月22日からの「デンマーク・スタディ・ツアー ー 北西ユランの学びと文化と人々」の案内を掲載しました。いつもは東ユランからシェランへのコースですが、今回はあまり日本にはなじみのない北西ユランを中心に廻ります。ここは68年ごろに解放区として知られたところで現在も少しその名残があり、その運動から世界的に有名な自然エネルギー研究所のフォルケセンターなど生まれました。デンマークの教育や文化に興味ある方はどうぞご参加下さい。

2001年7月3日

2001年6月26日

     協会会員の元吉瑞枝さん(熊本県立大学)より、訳書をいただきました。現代ドイツ語圏最高の小説家といわれるペーター・ハントケによるユーゴスラビアのレポルタージュ「空爆下のユーゴスラビアでー涙の下から問いかける」(同学社 本体1,500円)です。NATO空爆に一貫して反対したその姿勢がドイツ・オーストリアではたいへんな反響を呼びました。含みの多い独特の文体を日本語に移した渾身の訳業です。関心のある方にぜひ購読をお勧めします。お近くの書店に注文されるか、BOLAmazon本屋さんなどのネット書店でどうぞ。

空爆下のユーゴスラビアで

2001年6月19日

     協会会員の成毛さんより彼が事務局長を務める「筑後川まるごと博物館」の案内が送られてきました。これは筑後川流域の自然・歴史・文化をそのまま青空博物館とすることで、流域の人々、地域のネットワークを通し、川と人との関わりを再生していこうという壮大な運動です。館長はこれまた協会会員の駄田井正さん(久留米大学経済学部長)。彼らのやることはいつもながらすごいですね〜。詳しくは「筑後川まるごと博物館」のページへどうぞ。

    筑後川まるごと博物館

2001年6月17日

     久しぶりの更新です。催し物案内に「ホイスコーレ清和」の案内を掲載しました。清流のせせらぎが聞こえる渓谷の村で森林浴。都会の垢をすっかり洗い流にはいい機会です。

2001年5月29日

     リンク集に新たに「東海フリースクール研究会」を加えました。長いこと「交流広場」の斉藤礼子さんが中心になって運営してきましたが、この度若者たちがそれを引き継ぎ、新しいスタートを切ります。名古屋もそうですが、東京、関西と若い人たちがこうした教育問題に関わろうとしています。頼もしいことです。九州だけが若い人が少ないのは幹事の人徳のなさのせいか?

     前回のリンク集の更新で「fra Danmark」のリンクが正しく貼られていませんでした。お詫びいたします。訂正しましたので、どうぞご覧下さい。

2001年5月23日

     ロンドンのオイリュトミーのパフォーマンス・グループの公演案内です。「ウォーク・ザ・トーク日本公演」。直前の掲載のために画像ファイルだけにしています。ご関心のある方どうぞ。主催はオイリュトミー・スタジオ・リュラ。昨年の東京の会でオイリュトミーを指導してくださった宇佐見陽一さんです。

2001年5月18日

 

2001年5月16日

     5月14日、デンマーク・フォルケホイスコーレ協会事務局長エロー・マーセン(Elo Madsen)が飛行機事故により亡くなったという知らせがデンマークよりありました。エローは92年に協会(の前身団体)が主催して行われた上陽インターナショナル・セミナーに来日し、その後おりおりに協会の活動にも協力をしてくれたナイスガイでした。ホイスコーレが受難の時代にフォルケホイスコーレ協会事務局長という重責を果たし、その業績は高いものがあります。謹んでご冥福を祈りたいと思います。

Elo Madsen

上陽セミナー来日時のエロー

2001年5月13日

     Ryホイスコーレの正規留学コースの案内を掲載します。「外国人のためのデンマーク語コース」で4ヶ月学びます。最初はデンマーク語を、のちにはデンマーク人学生と同じコースに移ります。ふるってお申し込み下さい。去年も好評で、このコースへの留学体験記は大河原啓子さんの「主婦が見てきたホイスコーレの学び」があります。

2001年5月2日

2001年4月30日

     ライブラリに現在デンマークのGerlevイドラット・ホイスコーレで学んでいる後藤詩子さんの体験記「ホイスコーレの伝統を感じるGerlevでの学び」を掲載しました。楽しい様子がうかがえますね。

     またこれに伴いライブラリを少し修正し、デンマークのホイスコーレ体験記を独立させました。これで向こうの雰囲気が少しはわかるでしょう。

2001年4月22日

     4月14日の群馬高崎での群馬抱樸舎の第33回ミニ講演会に行って来ました。十数名の小さな会合でしたが、食事や懇親会もあり、懇親会では参加者の夫婦による自作の歌のミニコンサートもあって、すっかりホイスコーレの雰囲気で楽しい会でした。ホイスコーレ的な会合はそれといわなくとも自然に自己流に各地のみなさんに浸透しているのが感じ取れました。

    7月21日(土)ー23日(月)に熊本県清和村の緑川の清流館で夏のセミナーを行います。内容は現在企画中ですが、緑川の渓流や自然が楽しめて夏にはピッタリの涼しげなものになると思います。どうぞ日程を今からお開け下さい。

2001年4月10日

2001年4月8日

     7日より、春のセミナー兼会員総会「ホイスコーレ春日」が行われました。楽しく居心地のいい雰囲気の中で無事終わりました。そのときの様子をフォトアルバムに載せました。ほんとはもっといい場面がたくさんあったのですが、進行係をつとめたせいでシャッターチャンスを逃してしまったのが残念です。

2001年4月1日

     催し物案内群馬抱樸舎の第33回ミニ講演会の案内を加えました。群馬抱樸舎は協会会員の高石友江さんが主宰し、広く開かれた自由な学びの場所です。いわばミニホイスコーレというわけです。お近くの方どうぞご参加下さい。幹事の清水がホイスコーレ運動などについて話します。

     協会のページがG-SearchのWebMagの再生可能エネルギー特集のページ「自然エネルギーと自立的な地域づくり 」紹介されています。最近企業からのアクセスが増えましたが、ここを経由してのものだと思われます。ここのリンク集を見ると意外と少なく、Web上では協会のこのページも重要な役割を担っているのがわかりますね。再生可能エネルギーに関心ある人は参考になるページです。

2001年3月28日

     フォトアルバムについて、今度は別の会員から要望が出ましたので、それにお答えして昨年4月と6月の宗像でのセミナーと関西の会のフォトアルバムを加えました。

     これで2000年度のすべての協会関係のセミナーのフォトアルバムがそろったことになります。フォトアルバムのページの上の会合の名前からそれぞれたどれますので、どうぞご覧ください。協会会員でない方には協会の会合の雰囲気の一端でもおわかりになるのではないかと思います。興味を持たれた方は春のセミナー「ホイスコーレ春日」にもどうぞおいでください。

     今年は桜(ソメイヨシノ)が早いですね。もうほとんど満開に近い状態です。あと一週間遅いほうが風情があると思うんですが。

満開の桜

2001年3月23日

     名古屋の会のフォトアルバムが好評でしたので、ご要望に応えて、昨年12月の関東集会「ワークショップ in 東京」のフォトアルバムも載せることにしました。

2001年3月14日

     今年の8月5日からアフリカのウガンダで行われる国連認可の NGO、AWE(世界教育機構)のセミナー「Peter Manniche International Folk Highschool THE MANDELA PROGRAMM」の案内を掲載しました。全文英語です。

     これは昨年AWEの唐津セミナーに参加したAWEの副代表 Dani Nabudera が主催者の一人で、彼から直接来た案内です。昨年唐津にも参加したJubilee 2000福岡のメンバーが協会からの使者もかねて参加を希望しています。

     なおAWEは4月にもデンマークで国際セミナーを開きますが、これには協会会員2名が参加します。報告はまた後日。

2001年3月12日

     11日に行われた愛知県安城市のデンパークでの私、清水の談話会と協会の名古屋の会の模様をフォトアルバムで紹介します。たいへん盛会で楽しい会合でした。ハーモニカオーケストラの調べとおいしいケーキ。そして内容豊かなお話。詳しい報告はまた後日。

2001年3月10日

     昨年協会を通じて募集したRyホイスコーレの留学生コース(2000年9月〜12月)に4人の女性が参加しました。その一人で最年長の大河原さんより体験記「主婦が見てきたホイスコーレの学び」をいただきましたので、それを掲載しました。デンマーク語の特訓がたいへんで様々な苦労もあったようですが、文字通り「生のための学校」として、知識や技術ではない何かを学んでこられたようです。

     今年もこのコースを募集します。案内は近く掲載する予定ですのでお待ちください。

2001年3月6日

     2001年の春のセミナー兼協会会員総会「ホイスコーレ春日」の案内を挙げました。今年は青少年問題に日常対している方々をお招きして、彼らの経験を報告していただき、みなでゆっくり考える談話会と、太宰府に拠点をもつ劇団道化の役者さんといっしょにする演劇ワークショップが目玉です。

     どうぞ会員以外にも開かれたものですので、ふるってご参加下さい。ホイスコーレらしい雰囲気を味わっていただくために、みなで寝食をともにし、暖かいティータイムもあります。

2001年2月26日

     ライブラリに会員の野末雅寛さんの協会のセミナー参加感想記「暖かい受容的な雰囲気に導かれて」を加えました。
     野末さんは、協会の2000年の5つのセミナー(福岡宗像、大阪、唐津、熊本清和、東京)のうち、4月の福岡の宗像、5月の大阪、12月の東京での3つのセミナーに参加しました。可能であれば、今度は来る3月の名古屋の会に出て協会の集いの「全国制覇(?)」を狙っているそうです(笑)。
     各地の個性を重んじる協会のセミナーならではの雰囲気が充分に報告されていると思います。これを読んでどうぞ3月11日の名古屋の会、そして4月7-8日の春のセミナー兼会員総会においで下さい。

     また野末さんは広く名を知られた「野末雅寛のホームページ」を運営されています。うつ病などで苦しむ人々やふだんの生活で重苦しい気分になった人々に勇気を与えるページです。どうぞそちらもご覧下さい。

2001年2月18日

     ライブラリに会員の白木ゆかりさんの「イギリス自治体事情」を加えました。白木さんは99年秋から福岡市から派遣されてイギリスの自治体政策などの視察を行いましたが、その成果です。市民との関係のあり方、環境施策などに学ぶべきものがあります。

2001年2月13日

     ライブラリ「オルタナティヴな社会教育とは何か?」を加えました。こうしたホイスコーレ運動にヒントを得て、わが国でありえる市民運動的社会教育のあり方を考察したものです。協会幹事として協会をどのように考えているかを理解するヒントになると思います。

2001年2月9日

     催し物案内に下記に関連して、安城市での会の案内「生のための学校」も掲載しました。安城市は戦前に山崎延吉による農村振興運動で「日本のデンマーク」として知られます。

2001年1月25日

     催し物案内に協会の初めての名古屋での会合「新しい学びを求めて〜春の集い in 名古屋」を載せました。協会の名を語る会合は最初でも、実は名古屋は前からデンマークのホイスコーレやフリースクールの会合や講演会は実施されてきた歴史をもちます。協会の会合らしく、音楽やティータイムなどあり、春の暖かさの雰囲気をもった集いとなることはたしかです。どうぞご参加下さい。

2001年1月23日

     ライブラリの構成を変えて、ジャンル毎にわけました。これでライブラリが有効な資料として利用できるものと思います。

     そしてライブラリに新たに橋爪健郎さんの「民衆運動としてのデンマーク風車発電」を加えました。わが国でも自然エネルギー利用の世論が高まり自治体や企業ベースで進められていますが、デンマークの民衆運動としての歴史をふり返ることで、現在の動きへの鋭い反省を迫るものと思います。

     ホイスコーレといい風力発電といい、それが行政・企業主導なのか、それとも民衆主体なのかは天と地ほど質の違いがあります。何事も国家と大企業が近代化を担ってきた日本では、生涯教育であれ学校教育であれ環境問題であれ、形さえ整えれば主体がどこでもいいじゃないかという安易な議論がありますが、それが物質的には豊かではあっても精神的なゆとりのない東アジア型経済成長至上主義国家の根本的な原因となっている気がします。協会がこだわるのはまさにその点なのです。

2001年1月18日

     下に記した興農学園(久連国民高等学校)について、現時点でもっとも詳しくまとめたと思われる小山哲司さん(協会会員)の「神を愛し、人を愛し、土を愛す−今に生きるデンマルク国の話−」ライブラリに掲載しました。興農学園だけでなく、日本のホイスコーレ史の概説にもなっていて、資料的価値は大きなものがあり、必読の文章です。わが国でホイスコーレ運動がどのように受け止められてきたか、これを読むと先人の労苦や先見の明がよくわかるものと思います。

2001年1月9日

     で、下にも書いた阿波根昌鴻さんが若き日に学び、デンマークのフォルケホイスコーレの農民解放運動と人間の誇りに感銘を受けた戦前の日本のホイスコーレの静岡県沼津市の興農学園の展示会「企画展 興農学園 みかん村とデンマーク教育」が現在行われています。
     すでに協会会員よりお知らせいただきましたが、協会のページをごらん下さいました千葉県中央博物館の林さんより詳しい案内をいただきましたので、それを掲載しています。どうもありがとうございました。
     お近くの方、どうぞお訪ね下さい。

2001年1月3日

     あけましておめでとうございます。今年もご支援よろしくお願い申し上げます。

     さて2001年を迎えましたが、平和を願う21世紀にふさわしいカレンダーを協会からお勧めします。

阿波根さんのカレンダー

     反戦の語り部として有名な沖縄のガンジーとも称される阿波根昌鴻さんは、若きころ静岡沼津のホイスコーレ「興農学園」で学び、デンマークの農民解放の歴史に感動した方です。その阿波根さんの言葉と歴史をつづったカレンダー「命こそ宝」のカレンダーを定価1500円で販売しています。写真もよく、また反戦平和資料館などのある「ふれあいの里」の情報なども載っており、お勧めです。(参考:「語られなかった戦争・沖縄篇 阿波根昌鴻・伊江島の闘い」

     以下のアドレスへ住所、氏名、電話番号、部数と「グルントヴィ協会で知った」旨を書いて申し込んで下さい。

     村田 和子 hisahi.murata@ma2.justnet.ne.jp

[What's New 2005年]
[What's New 2004年]
[What's New 2003年]
[What's New 2002年]
[What' New 2001年]
[What's New 2000年]

[What's New 99年6-12月]
[What's New 99年3-5月]

[What's New 98年6-12月]

[What's New 98年4-5月]
[What's New 98年3月]