とし坊 の読んどきゃ良かった記事情報 Back No.30
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2011/12/30
各種ビタミンとオメガ3脂肪酸で脳を若く、米調査
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2847971/8238446
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/12/30
 米オレゴン州立大とオレゴン健康科学大学(Oregon Health and Science University、OHSU)の研究者たちが、米国神経学会(American Academy of Neurology)の学会誌「Neurology」に12月28日に発表した研究に依れば、ビタミンやオメガ3脂肪酸の血中濃度が高いお年寄りは、ジャンクフードを食べる人よりも認知能力テストの成績が良いという。

 研究は、米国の平均的な食生活を送るお年寄り104人(平均年齢は87歳)を対象に、血液中のさまざまな栄養素を調べた。血液中のバイオマーカー30項目を調べたほか、被験者42人については磁気共鳴画像撮影装置(MRI)で脳の容積も測った結果、血液中にビタミンB、C、D、Eやオメガ3脂肪酸が多いと、認知能力テストの反応が速く脳も大きいことが分かった。

 魚類に多く含まれるオメガ 3脂肪酸は、アルツハイマー病の原因となる脳の収縮を抑える働きがあるとされ、一方、血液中に揚げ物やファストフードに多く含まれるトランス脂肪が多いと、認知能力テストの結果はあまり良くなかった結果から、年齢や教育状況の影響もあるとしつつ、認知能力テスト結果に及ぼす影響の17%、脳の大きさに及ぼす影響の37%は栄養素によるとの結論を導いた。

 このことは、食生活をちょっと変えるだけで、脳が縮むことを防ぎ、頭脳が明晰なお年寄りが増えることが期待できる。

2011/12/26
チーズはバターよりも悪玉コレステロール増やさない
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2847492/8230767
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/12/26
 米健康・栄養専門誌「American Journal of Clinical Nutrition」12月号に掲載された、デンマーク酪農研究財団(Danish Dairy Research Foundation)とデンマーク全国酪農委員会(Denmark National Dairy Council)の支援を受け行われた研究に依れば、心臓の健康のためにはパンにバターを一塗りするよりも、チーズを一塊り乗せた方が良いという。

 研究は、49人の男女を対象に、通常の食事における脂肪の摂取エネルギー量の13%を、チーズまたはバターで代替するという実験を行い、6週間後、「チーズを食べたグループ」の方が、「悪玉コレステロール」のLDLコレステロールと、「善玉コレステロール」のHDLコレステロール共に、「バターを食べたグループ」よりも低いレベルだった。
 また、「チーズを食べたグループ」は、総脂肪と飽和脂肪の摂取量が少ない通常の食生活と比較しても、悪玉コレステロール値が増えていなかった。このことより研究者らは、チーズに含まれるカルシウムにより、脂肪の排出が促進されたと推察している。

 しかし、ハードチーズは飽和脂肪が多いことが知られ、控え目な摂取が望ましい。

2011/12/25
腸からはじめる全身アンチエイジング
  http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A9C93819499E0E2E2E1E38DE0E2E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E0E2E6E0E2E3E2EBEBE0E5
     日経新聞 ライフ ヘルス 日経ヘルス&プルミエ  2011/12/25
 腸は、消化吸収だけでなく、免疫や美肌にも深くかかわるアンチエイジングのための大切な器官。腸の健康を保つためには、乳酸菌とビフィズス菌を組み合わせて摂ると良いことや、腸が驚くほど多彩な役割を持っていることが分かってきました。

 最近の研究に依れば腸の状況いかんで、肌の保水量やハリに変化を生じることや、痩せたり太ったりすることが分かり、アンチエイジングを司る器官だということが明らかになってきました。そして、その腸の若さと健康を保つために不可欠なのが、腸内細菌のバランスを良好に保つことなのです。

■腸が健康だとこんなに嬉しいことが!

  1. 便通が良くなる
  2. 免疫力が高まる
  3. 美肌を保ち易くなる
  4. 肥満を抑える
  5. ストレスの緩和
  6. 生活習慣病を予防する
 腸内環境が悪化して、“善玉菌”より“悪玉菌”が優勢になると、腸内で有害な物質が作られて吸収されるので、肌や血管の老化を引き起こす原因にもなる。
 東北大学大学院農学研究科教授の齋藤忠夫さんによれば、新しい遺伝子解析法の一つである“メタゲノム解析”を使って調べたところ、体の全細胞数の実に150倍に当たる9000兆個も腸内細菌がいることが分かった。これぼどの沢山の菌の中で“善玉菌”はほんの一握りだったので、腸の健康を保つには、いかに少数派の善玉菌を維持するかが重要になるという。
 善玉菌を一定レベルに保つための一つの方法が、外から補うこと。乳酸菌やビフィズス菌を含む発酵食品を日々摂取すれば、これらの菌が腸で働くだけでなく、元々腸にいた善玉菌を元気にして腸内環境を整えてくれる。
 また、2006年に腸内細菌が肥満に関係する可能性があるという研究結果が示された。人を対象とした調査でも、肥満型と痩せ型で腸内細菌のバランスが異なり、肥満の人が食事制限で痩せると、1 年後には痩せ型特有の腸内細菌バランスに変化することも分かった。つまり腸内細菌をコントロールすることで、ボディラインのコントロールが可能になるかもしれない。

 一方、腸は外敵から身を守る上でも最も大切な器官。腸は体の中で最大の免疫器官で、免疫機能の6〜7割を担っている。これを “腸管免疫”というが、この腸管免疫の機能は加齢と共に低下する。
 肥満や感染を防ぐためにも、乳酸菌やビフィズス菌などが入った食品を摂ることは有効で、乳酸菌やビフィズス菌を新たに腸内に摂り入れることが刺激になって腸内菌叢が変化し腸管免疫の機能を高める。

■乳酸菌やビフィズス菌で続々報告される健康効果

     乳酸菌やビフィズス菌の基本的機能は、お腹の調子を整える“整腸”作用。発酵作用により乳酸を作り出し、酸性の乳酸が増えると、腸の中がアルカリ性好きの悪玉菌にとっては、棲み難くい環境になる。また、乳酸が腸を刺激してぜん動運動を促すと共に、腸の中に水分を呼び込み便を排泄し易い硬さにすることで、便秘や下痢を防ぐ。
     悪玉菌が多いと、さまざま有害物質が多く作られ吸収されることで肌荒れの原因になると考えられるから、腸内環境が改善すると、肌荒れやニキビなどの改善にもつながる。
■内臓脂肪や皮下脂肪も乳酸菌が抑える?!
     「ガセリ菌SP株」という乳酸菌を含んだ発酵乳を食べた試験では、内臓脂肪が平均4.6%、皮下脂肪が3.3%減少した。この菌は、日本人の腸内から採った乳酸菌で、整腸作用や、血中コレステロール低下作用があり、小腸に多く存在し、小腸の腸内細菌バランスを良くすることで、ぜん動運動を活発にする作用のために小腸で脂肪が十分に吸収しきらないうちに便として排泄し、肥満を抑制するのではと考えられている。
■ビフィズス菌がつくる酢酸の働きに注目
     乳酸菌とビフィズス菌は、善玉菌として一括りにされることが多く、その違いは意外と知られていない。乳酸菌は小腸と大腸に多く分布し、“小さな糖”をエサにするが、ビフィズス菌は殆ど大腸にしかおらず、乳酸菌がエサとしないオリゴ糖などの“大きな糖”を食べる。その代謝物として乳酸菌が作らないとされる酢酸を作る。このビフィズス菌が作る酢酸が病原菌の感染予防に関与するという研究が報告されて注目を集めている。
     理化学研究所、東京大学、横浜市立大学の共同研究により、ビフィズス菌が酢酸を沢山作ると、O157の感染を防ぐ腸管の抵抗力を高めるということを明らかになった。
     無菌マウスを使った実験に依れば、ビフィズス菌を飲ませない群、酢酸を少し作るビフィズス菌と酢酸を多く作るビフィズス菌をそれぞれ飲ませた群の3群に分け、1週間後に病原性大腸菌O157を経口感染させ経過を観察したところ、ビフィズス菌を飲まなかった群と酢酸を少ししか作らないビフィズス菌を飲んだマウスは全て死亡したが、酢酸を多く作るビフィズス菌を飲んだマウスは、O157投与2週間後も全て生きていた。
     更に、酢酸は大腸の細胞の重要な栄養源にもなる。ほかに腸内細菌が作る酪酸などを含め、短鎖脂肪酸と呼ばれるこれらの成分から、ヒトが得るエネルギーは、1日の総摂取カロリーの2〜10%になるともいわれる。
     また、短鎖脂肪酸には腸管のバリア機能を高める作用のほか、老化の原因の一つである炎症を抑える作用もある。この短鎖脂肪酸を作り出すためには、腸内細菌のエサとなる食物繊維などが豊富な食事をすることも必要です。
■乳酸菌とビフィズス菌入りのヨーグルトを選ぶ
     このように、腸内環境を整えると共に、腸管免疫を正常に働かせるためにも大切な乳酸菌やビフィズス菌は、それぞれの持ち場で独自の働きをしているから、小腸と大腸の両方の健康を保つためには、乳酸菌とビフィズス菌が入ったヨーグルトなどを選ぶのが良い。
     乳酸菌やビフィズス菌は、人それぞれの相性もあるので、自分に合った菌を見つけるには、まずは1週間ほど同じものを試す。便の調子が良ければ、合っている証拠だ。
     効果を高める「摂取のタイミング」もある。乳酸菌やビフィズス菌自体の効果を得たいなら、胃酸の影響を受けにくい食後がお勧め。ヨーグルトに含まれるカルシウムの効果を高めるには、胃酸の作用が働きや易くなることで、カルシウムの吸収が高まる空腹時が良い。また、乳たんぱくは、鎮静作用や睡眠誘導作用のある成分の元になるので、寝る前に食べれば心地よい眠りを得られる可能性がある。

     毎日の食生活で上手に乳酸菌とビフィズス菌を摂り、キレイと若々しさを維持しよう!!!。


2011/12/20
脳を若く保ちたいなら食事は少なめに、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2846716/8219372
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/12/20
 伊・ローマ(Rome)の聖心カトリック大(Catholic University of Sacred Heart)医学部のジョバンバッティスタ・パーニ(Giovambattista Pani)氏のチームが、12月19日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した研究によれば、マウスの実験にて、少なめの食事を続けると脳を若く保てる可能性があるという。

 カロリー制限をしたマウスは、カロリー制限をしなかったマウスに比べて認知能力と記憶能力が高く攻撃性が少なく、アルツハイマー病の発症が遅れる傾向があることは知られていたが、その理由は分かっていなかった。

 研究チームは、長寿と脳の活発な働きに関連した遺伝子群を活性化させるタンパク分子「CREB1」に着目し、マウスで実験を行った。「CREB1を持ったマウス」と「CREB1を持たないよう遺伝子を改変したマウス」に通常の約70%の量の食事を与え続けたところ、「CREB1を持たないマウス」は記憶力で「CREB1を持ったマウス」に劣った。「CREB1を持たないマウス」の脳機能は、食べ過ぎのマウスの脳の場合と同じだった。

 タンパク分子「CREB1」は、記憶、学習、不安抑制などの重要な脳機能を制御し、その活動は加齢と共に低下することが知られている。

2011/12/06
アルツハイマー病予防には焼き魚を、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2844023/8164919
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/12/06
 米ピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)の研究チームが、2011年11月末の北米放射線医学学会(Radiological Society of North America、RSNA)で発表したところによれば、魚を食べると認知能力低下やアルツハイマー病を予防し、脳の健康増進に役立つ可能性があるという。

 この研究は、心臓血管に関する国の研究「Cardiovascular Health Study」の被験者から260人を抽出し、その内の163人が毎週魚を食べており、その多くは週1回〜4回食べていることが分かり、脳の健康については磁気共鳴画像撮影装置(MRI)を用いて、被験者の脳の灰白質の位置と大きさを調べた。その後、モデルを使って灰白質と魚の摂取との関係を分析し、10年後の脳の構造を予測したもので、その結果、少なくとも週1回、焼いた魚を食べている人は、アルツハイマー病の発症に関わる灰白質が大きいことが分かった。
 乾燥させた魚には認知能力の低下を予防する効果は見られなかったという。

 灰白質の大きさは、脳の健康にとって極めて重要で、健康な脳ほど灰白質が大きく、灰白質の減少は、脳細胞が縮んでいることを意味する。
魚をよく食べる女性は心臓も健康に、デンマーク研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2844251/8168693
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/12/06
 デンマークの国立血清学研究所(Statens Serum Institut)の博士研究員、マリン・シュトルム(Marin Strom)氏らが、アメリカ心臓協会(American Heart Association、AHA)の専門誌「Hypertension」に、1月5日に発表した研究によれば、オメガ3脂肪酸を豊富に含む魚(タラ、サケ、ニシン、サバ等)を日常的に食べている10〜40代の女性は心臓疾患にかかるリスクが低いという。

この研究は、15〜49歳(年齢の中央値は30歳)の女性4万9000人に電話で生活習慣や魚を食べる頻度、家族歴などを尋ね、その後8年間にわたって調査したもので、魚を食べる頻度と寿命の長さの関係を調べた研究はあったが、調査時点での心臓疾患の発症率と関連づけた研究は初めてだという。
 その結果、魚をほとんど、あるいは全く食べない女性は、毎週魚を食べている女性と比べて、心臓疾患の罹患率が90%も高かった。また、30 週間の期間中に心臓疾患で入院した事例を3つの評価項目について調べたところ、やはり魚を食べない女性のほうが3倍も多かった。

2011/12/02
ノートPC利用の男性はご用心、無線LANで精子損傷の恐れ
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2843593/8152386
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/12/02
 医学誌「Fertility and Sterility(生殖能力と不妊)」に発表されたアルゼンチンの研究チームの報告によれば、男性が無線LANにてノートPCを膝の上で使うと精子が損傷するかもしれないという。

 研究チームは、データをダウンロード中のノートPCの近くに健康な精液を置いたところ、4時間後、精液中の精子の25%が活動を停止していたという。ノートPCから離れた場所に置かれた精子は、活動停止は14%に留まっていた。また、ノートPCに近い精子では、ノートPCから離れた場所に置かれた精子に比べ3倍以上に当たる9%がDNAの損傷を受けていたという。原因は、無線LANから放出される電磁波だと推察される。

 一方、同誌に同時掲載された米ストーニーブルック大学(Stony Brook University)の研究では、男性被験者29人の陰嚢のそばに温度センサーを設置し、膝の上でノートPCを使ってもらう実験によれば、10〜15分後にセンサーを確認したところ、温度は精子の生産を阻害するレベルに達し、膝の上で1時間使うと、睾丸の温度が2.5度上がる可能性があるという。
 精子の生産を最大にするためには、睾丸の温度を体温より1〜2度低く保つ必要があるので、この問題を回避するためにノートPCを使う場合は、膝の上で使わずにデスク上で使えばよいという。

2011/11/30
便秘の目安は週4以下 便の臭いが強いと腸内に悪玉菌が多い
  http://www.news-postseven.com/archives/20111130_72851.html
     Newsポストセブン > ライフ 2011/11/30 
 「週刊ポスト2011年12月9日号」の記事より。

 がん研究振興財団によれば、2015年には日本人が罹る癌の1位は「大腸がん」になると予測されている。日本人が罹る大腸がんは「直腸がん」が多かったが、最近は「結腸がん」が増えているという。

 結腸がん患者は、健常人に比べ腸内に毒素産生型フラジリス菌(ETBF菌)を保有している率が高いといわれている。フラジリス菌は腸内にいる常在菌の一種で、毒素を出す型と出さない型があり、ETBF菌は毒素産生型で、腸内に慢性炎症を引き起こし、マウスを使った最新の研究では大腸がんを起こすことが報告されている。

 大腸がんの予防に詳しい東京医科大学茨城医療センター消化器内科・大原正志教授によれば、ヨーグルトなどに含まれるビフィズス菌の一種 BB536を摂ることにより、大腸がんを引き起こす可能性がある毒素産生型フラジリス菌(ETBF菌)を減らせるという。
 ビフィズス菌・BB536を含むヨーグルトを、ETBF菌保有者に摂取させたところ、8週間後の便のETBF菌は1/10まで減少することが確認されたという。

 日々の便の状態からも腸の様子は推測できる。便秘ぎみの人、黒色調で固いコロコロ状の便で臭気の強い便が出る人の腸内環境は、ETBF菌に限らず悪玉菌が多い。男性に多い便秘と下痢を繰り返す人も注意が必要だ。
 便秘の目安は、「便通が週4回以下」といわれていて、力まずともストンと落ちて、水に浮き黄色調でバナナ形状の便が理想だ。

2011/11/24
食器つけ置き、菌7万倍に 10時間で排水口並み
  http://digital.asahi.com/articles/TKY201111230320.html
     朝日新聞デジタル > 2011/11/24 
 民間の検査機関「衛生微生物研究センター」のまとめに依れば、食後の食器を10時間水に浸け置きすると、菌の数は約7万倍に増え、台所の排水口並みになるという。 食器の浸け置きは、菌が増え易いと注意を呼びかけている。

 同研究センターは、7〜8月、水を張った桶に肉、魚、ご飯、野菜を夫々1〜5g入れて、食器と共に室温で10時間放置した実験を行った。その結果、食器を浸けた水で、ブドウ球菌や大腸菌の一種などが7万倍に増えた。食器にも同じぐらいの菌が付いており、洗剤とスポンジで手洗いしても最大でも1/1000程度にしか減らなかった。特に、弁当箱のふち部分など洗い難い場所は1/10程度にしか減らなかったという。

2011/11/21
朝一番のコーヒーはNG 老化を防ぐ調理法と朝の工夫
  http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A9C93819499E3E5E2E28A8DE3E5E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E0E2E6E0E2E3E2EBEBE0E5
     日経新聞 ライフ ヘルス 日経ヘルス&プルミエ  2011/11/21
■野菜は大きめに切ってよく噛む、加熱し過ぎない
     抗酸化力が強く、秋冬野菜の代表格でもあるゴボウやレンコンなどの野菜は、大きめに切る。噛む回数が多いと満足感が出て過食を防ぐ。一口30回以上噛むと良い。ニンジンは、茹で過ぎると、血糖値が上がり易くなるので、加熱しすぎに注意。
■朝こそ「低GI(グリセミック・インデックス)」の食事を
     食物繊維が豊富なマイタケとご飯を朝食に食べた後、昼食にご飯だけ食べた試験では、朝食後だけでなく、昼食後も血糖値の上昇が抑えられる。
■「すきっ腹にコーヒー」は控えて
     カフェインの多いコーヒーはインスリンの利きを悪くして、血糖値を上がり易くするのでコーヒーを飲むなら食後が良い。
■白米よりも大麦、雑穀炊き込みご飯を
     白米に比べ雑穀や大麦、玄米ご飯は、GI値が比較的低く、食後の血糖値の上昇を抑える。食物繊維の量が大きく影響するため、30%以上は混ぜて。キノコやゴボウ、シラタキなど食物繊維豊富な具だくさんの炊き込みご飯もお勧め。

    ※GI:(グリセミック・インデックス)の略。食品を食べた後の血糖値の上昇しやすさを示す

■夜遅い時間の食事は避ける
     夜9時以降など、遅くとも寝る2〜3時間前の食事は避ける。夜間も食後の血糖値が高い状態が続くので肥満を招き易くなる。体内時計やホルモンバランスなどにも悪い影響が出る。
■加工食品をなるべく減らす
     食品由来の老化たんぱく質(AGEs)の10%が腸管から吸収され、そのうち約6〜7%は2〜3日間は体の中に残存する。 高温で長時間調理したスナック菓子などの加工食品は、AGEsを多く含むから、加工食品の摂取はなるべく減らし、家庭で食材を調理して食べよう。
■便秘解消で早く体外へ排出
     老化たんぱく質(AGEs)が、腸管から体内に吸収されるスピードは緩やかなので、腸に滞留する時間を減らすことで、体内に吸収する前に便と一緒に出さすように、腸内環境を普段から良くして、便秘をしないようにする。

    食べる順番や食材選びなど体内のAGEsを増やさない知識を持って、食事を楽しみながら出来るところから実践しよう。

■お酒なら赤ワインをシメは蕎麦で
     血糖値の上昇は、赤ワインが最も上がり難いので、“とりあえず1杯”は、赤ワイン。肴は、GI値の低い酢の物や冷ややっこなどにして、シメは、お茶漬けより蕎麦。ナメコやとろろ入りなら血糖値も更に上がり難い。
■“ベジ・ファースト”で血糖値の急上昇は本当に抑えられるのか?
     野菜を食事の最初に食べる“ベジ・ファースト”は、本当に血糖値の上昇を抑えるのか? 城西大学の金本さんが行ったカレーライスと野菜サラダを食べる実験を参考に、編集部員3人が試した。

    “サラダが先”で実際に差があった! 麦ご飯は更に血糖値を抑える


2011/11/18
日本人の健康を脅かす「大腸がん」のリスクを軽減する「ビフィズス菌 BB536」の効果とは
  http://japan.internet.com/wmnews/20111118/1.html
     japan,internet.com > ニュース > Webマーケティング > 2011/11/18 
● 2020年には「大腸がん」が、がん罹患率のトップに
     日本人の死因のトップは「がん」。部位別では、男性では肺がん、女性では乳がん、卵巣がんが多い傾向にある。胃がんは90年代までは部位別でトップとなっていたが、現在は減少傾向にある。そして、近年増加傾向にあるのが「大腸がん」。罹患数は90年代には男女共に部位別で2位、2020年には大腸がんの罹患率は胃がんを抜いてトップになると言われている。

     日本における大腸がんの死亡率は欧米と比べると高く、欧米では大きく減少しているのに対して、日本では死亡率が減少していない。原因は大腸がん検診の受診率の低さだという。大腸がんは一般的に自覚症状がないため、検診を定期的に受診し、早期に発見することが重要となる。

● 大腸がんを引き起こすリスク「ETBF 菌」、日本人の10%が保有か
     この大腸がんを引き起こすリスクを高めるのが、「ETBF 菌(毒素産生型フラジリス菌)」と呼ばれる腸内の悪玉菌だ。胃がんの原因として知られている「ピロリ菌」と同様に、ETBF菌は大腸のがん化を促進する可能性が高いことが海外の大学や研究機関の研究によって明らかになっている。
     フラジリス菌には毒素を作る悪玉「ETBF 菌」と、毒素をつくらない「NTBF 菌」がある。ETBF 菌は腸内に炎症を作り、そこから炎症性の下痢を引き起こすことがあると言われている。ETBF 菌による腸炎は、下痢が治まったあとも自覚症状を伴わない低レベルの炎症が残り、それが長い時間を掛けて大腸細胞のがん化を促していくと考えられている。

     この ETBF 菌は全ての人の腸内にあるものではないが、森永乳業が理化学研究所特別招聘研究員の辨野義己氏、広島大学教授の田辺創一氏と共同で、関東在住の成人420 名を対象に行なった検便サンプルによる遺伝子検査によれば、9%の人に悪玉ETBF 菌が検出されたという。

● 「ビフィズス菌 BB536」を含むヨーグルトが「ETBF 菌」の除菌に効果
     前記のサンプル調査にて、 ETBF 菌保有者の特徴を調べた結果ヨーグルトを週3回以上食べている人の悪玉ETBF 菌の保有率は4.5%、週2回以下の人の保有率10.3%と比較して約半数となっており、ヨーグルトの摂取頻度が ETBF 菌の保有率と関係があることが推測された。

     「ETBF 菌を保有している」と判定された32人に対して、腸内の ETBF 菌に対する除菌効果を検証するために、森永乳業が独自に開発したビフィズス菌「ビフィズス菌 BB536」を含むヨーグルト(80g×2個)、もしくは牛乳(200ml)を8週間摂取してもらい、直後の ETBF 菌の数を測定した。

     結果は、摂取開始前には糞便1グラム当たり1000万程度の ETBF 菌が検出されていたが、「ビフィズス菌 BB536」を含むヨーグルトを摂取した人は時間の経過と共に菌の減少が進み、8週間後には糞便1グラム当たり100万程度まで少なくなるという結果となった。一方、牛乳を摂取した人は ETBF 菌の数の変化は見られなかった。尚、「ビフィズス菌 BB536」を含むヨーグルトを摂取した人も摂取終了後に再度菌の増加が見られ、ETBF 菌の除菌には「ビフィズス菌 BB536」を含むヨーグルトの継続的な摂取が必要であることも判明している。

     大腸がんを引き起こすリスクを高める「ETBF 菌」を除菌できる効果が明らかになった「ビフィズス菌 BB536」は、森永乳業の「ビヒダスヨーグルト BB536」で手軽に摂ることができる。


2011/11/07
赤外線での癌治療法開発 マウス8割完治、副作用なし
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201111060396.html
     Asahi.com > ライフ > 医療・病気 2011/11/07 
 米国立保健研究所(NIH)の小林久隆チーフサイエンティストらが、11月6日付の米医学誌ネイチャー・メディシン(電子版)に発表したところによれば、体に無害な赤外線を使った新しい癌治療法を開発し、マウスの実験では8割で完治、副作用もなかったという。

 光を受けると熱を出す特殊な化学物質と、癌細胞のたんぱく質(抗原)に結びつく抗体を結合させた薬を作り、この薬を注射して、翌日、がん細胞の表面に付いたところで、近赤外線を当て、発熱させて癌細胞を破壊する治療法で、近赤外線は無害で、熱を出す化学物質も体の中で代謝されるため「安全性は高い」という。

 実験は、2週間で死んでしまう悪性癌のマウスに、この薬を注射し翌日に近赤外線を1日15分照射する治療を2日間実施。これを1週間おきに4回繰り返し、8割で癌が完治したという。

2011/10/25
ビタミンD、免疫に重要な役割
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/article.aspx?id=MMHEb1000025102011&list=1
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/10/25
 UCLA David Geffen医学部整形外科教授のJohn Adams氏やMario Fabri博士らが、医学誌「Science Translational Medicine」オンライン版に10月12日に発表したところによれば、結核(TB)などの感染症と闘う身体の能力において、ビタミンDはヒトの免疫反応と関係しており、癌や自己免疫疾患の防御にも有用であるという。

 研究の結果、身体が感染と闘う能力に重要な白血球またはT細胞は、ビタミンDレベル(濃度)が十分でなければ適切に機能しないことが判明。一方、ビタミンDが欠乏していなければ、TB菌は85%減少した。ビタミンDは、先天性免疫系(自然免疫)と後天性免疫系(獲得免疫)の両方を支持する上で重要な役割を果たすことが示された。この知見は、補充によるビタミンDレベルの上昇が結核など感染症に対する免疫反応を改善することを示唆しているという。

 T細胞はインターフェロンを放出し、それが感染した細胞(マクロファージ)を活性化させTBを死滅させるカテリシジンcathelicidinなどの蛋白を産生し、この蛋白が確実に細胞内の細菌が生息する部位に直接的に送られるように作用することが判明した。

▼原文:Research Sheds Light on Vitamin D's Role in Immunity

2011/10/23
ジャンクフードは精子を損傷する、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2836827/7978333
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/10/23
 米ハーバード大(Harvard University)とスペインのムルシア大学(University of Murcia)の研究を英大衆紙サン(The Sun)が報じたところによれば、研究チームが食事日記と精子の関係を調べ、クッキーやケーキ・チョコレート・ポテトチップ・フライ料理・加工食品、所謂ジャンクフードを多く食べている男性は、健康な食生活の男性と比較して、精子の品質が低いことがわかったという。

 卵子に到達する能力が最も低かったのは、硬化油のようなトランス脂肪の多い食品を食べていた男性の精子だった。逆に能力が最も高かったのは、全粒粉や野菜、魚を食べている男性の精子だった。

2011/10/19
ビール飲まなくてもビール腹 原因は運動量 医大調査
  http://www.asahi.com/science/update/1019/TKY201110190114.html
     Asahi.com > ニュース > サイエンス 2011/10/19 
 滋賀医科大生活習慣病予防センターの上島弘嗣特任教授らが行った調査結果によると、中年男性の胴回りの肥満「ビール腹」は、アルコールの種類と腹囲には関係がなく、運動の頻度が少ないと腹囲が太くなることが確かめられたという。

 調査は、同センターが2005年〜08年にかけて、滋賀県草津市の40〜70歳代の一般男性を無作為に選び、調査に訪れた1,095人に対し、腹囲などの身体測定と飲酒の習慣や種類・量について、アンケートと面接で調べたもので、年代別に腹囲の平均値をみると、60歳代は腹部肥満の基準(85cm以上)を0.3cm下回ったが、ほかはすべて肥満状態だった。

 主に飲むアルコールの種類は、総アルコール摂取量の30%を超えるものと定義。複数種類を飲むがいずれも30%を超えない「混合型」が最も多く73.5%だった。次にビール型が20.1%、日本酒型9.1%、ワイン型1.8%と続き、腹囲との相関関係を統計学的に分析したところ、アルコールの種類と腹囲には関係がなく、運動の頻度が少ないと腹囲が太くなることが確かめられたというもの。

2011/10/12
大腸がん有無、おならで検査 名古屋大院准教授ら開発
  http://www.asahi.com/health/news/NGY201110120016.html
     Asahi.com > ライフ > 医療・病気 2011/10/12 
 名古屋大大学院工学研究科の八木伸也准教授(量子工学)らが、英科学誌ネイチャーの関連誌10月号の発表したところによれば、おならのガスの成分から大腸がんの有無を調べる手法を開発したと云う。

 八木准教授らは、2005〜07年・歯科医師の山岸一枝さんが代表を務める美白歯科研究会(東京都目黒区)と共同で、大腸がんの手術前の患者22人のおならの成分を調べた。採取する袋の内側に金属の微粒子をつけた1cm角の基板を取り付けてガス成分を吸着させ、広島大の放射光科学研究センターで成分を分析したもので、大腸がん患者のおならと、健康な学生ら38人のおならを比べたところ、大腸がん患者には硫黄原子を持つメチルメルカプタンが平均して10倍程度多く含まれていた。がんの進行が進んだ患者の方が、メチルメルカプタンは多かった。

 大腸がん患者のおならには硫黄分が多く含まれていて、原理を応用して息から肺がんも調べられるという。

2011/10/10
プロバイオティクス、子どもへの効果は限定的 米小児科学会
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2833743/7898703
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/10/10
 フランク・グリーア(Frank Greer)氏らが米小児科専門誌「ピディアトリクス(Pediatrics)」に発表した米国小児科学会(American Academy of Pediatrics、AAP)の新たな研究によると、子どもの食生活に「善玉菌」を補うことの有害性は全くないが、効能があるとは考えられという。

 今回のAAPの研究によると、便秘の子どもにおけるプロバイオティクスの効果を示す証拠は見つからなかったという。

 子どもの場合、5種類の異なるプロバイオティクスを含むヨーグルトを食べたとしても、食べるのを止めた途端に体内の細菌は通常状態に戻ってしまうから、無理して子どもにプロバイオティクスを与える必要はないようだ。

2011/09/29
禁煙がもたらす別のメリット――日常の記憶力が向上
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/article.aspx?id=MMHEb1000029092011&list=2
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/09/29
 英ノーサンブリア大学(Northumbria University)の心理学者、トム・ヘファーナン(Tom Heffernan)教授らが、学術誌「Drug and Alcohol Dependence」に発表したところによれば、喫煙習慣を止めると日常記憶の向上に有用であるという。

 今回の研究は、喫煙者27人・元喫煙者18人および喫煙未経験者24人を対象に記憶テストを実施したもの。テストでは、被験者に大学キャンパスのさまざまな場所で、与えられた課題を思い出してもらった。元喫煙者は課題の74%、喫煙未経験者は81%を記憶していたのに対し、喫煙者は課題の59%にとどまった。  従来の研究では、新しい情報を学習し、後でそれを取り出す能力である「回想的記憶」が、禁煙すると向上することは明らかになっていたが、今回の研究はこの「回想的記憶」とは別の「展望的記憶」で、未来のある時点で、ある行動をとることを覚えておくことのできる能力を指すものである。

▼原文:Quitting Smoking Could Give Memory a Boost

2011/09/27
大腸がん、予防に「葉酸」が効果 愛知がんセンター
  http://www.asahi.com/science/update/0927/NGY201109270004.html
     Asahi.com > ライフ > 医療・病気 2011/09/27 
 愛知県がんセンター研究所の細野覚代(さとよ)主任研究員らが発表したところによれば、ホウレンソウ、春菊、小松菜、レバーなどに含まれる「葉酸」を多く摂って飲酒しない人ほど、大腸がんになり難いという。

 緑色野菜や肝臓に含まれるビタミンBの一種である葉酸は、欧米人対象の研究で大腸がん予防効果があることは知られていたが日本人に同じ効果があるかを同研究所の疫学・予防部が検証したもので、がんセンターを受診した4,974人(大腸癌患者829人、癌ではない人4,145人)に、書き込み式の質問を行い、普段の食事を詳しく尋ね、回答から個人の1日当たりの葉酸摂取量を推定。摂取量が少ない人から多い人までをほぼ同じ人数で4グループに分け、各グループのがん患者の割合などを分析した結果、摂取が最も少ないグループにおける大腸がんリスクを指数で1とした場合、摂取が最も多いグループの大腸がんリスクは0.72になった。

 さらに、大腸がんリスクを上げるとされる飲酒との関連も調べた。日常的に酒を飲まない約2,100人を同じ方法で分析したところ、葉酸摂取が最も多い人のリスクは0.56に下がった。

 葉酸を多く摂取し、かつ飲酒しない人が大腸癌になり難い傾向がはっきり見られたというもので、効果があると考えられる1日当たりの葉酸摂取量は、葉っぱで換算すると約150gで、鍋料理なら1食分くらいという。

2011/09/20
サメの肝臓の「スクワラミン」、肝炎などのウイルス抑制に効果
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2829295/7803314
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/09/20
 ジョージタウン大学メディカルセンター(Georgetown University Medical Center)教授(外科・小児科)のマイケル・ザスロフ(Michael Zasloff)氏が1993年に発見した小型サメの肝臓から抽出した「スクアラミン」について、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)9月19日に掲載された論文によれば、シャーレで培養、もしくは動物に投与されたスクアラミンは、黄熱病ウイルスのほか、東部ウマ脳炎ウイルスやマウスサイトメガロウイルスを抑制したという。人に対しても、デング熱ウイルスの血管細胞への感染や、肝臓細胞を侵すB型およびD型肝炎ウイルスへの感染を抑制する可能性が明らかになったという。

2011/09/19
ヘルシーリポート:R-1乳酸菌 腸内整え免疫力アップ
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2011/09/20110919ddm010100042000c.html
     毎日新聞 > ライフスタイル > 健康 アーカイブ 2011/09/19 
 奥村康・順天堂大医学部特任教授(免疫学)と井上文夫・有田共立病院(佐賀県有田町)院長が、8月上旬、東京都内で風邪やインフルエンザに負けない免疫力を維持するにはどうすればよいかというテーマで講演し、 井上院長は、R-1乳酸菌を含むヨーグルト飲料の摂取がインフルエンザの感染防止になる調査結果を発表した。
◇有田町と周辺地域のインフルエンザ感染率(有田共立病院まとめ)
小学生中学生
有田町0.64%0.31%
伊万里市9.74%1.66%
武雄市10.48%7.06%
嬉野市1.90%1.31%
佐賀県平均4.37%2.57%

◇腸を元気にする奥村式健康法◇
  1. 悩みがあれば、誰かに打ち明ける
  2. 体を動かすと気がまぎれる。歩く、頭のマッサージ、雑巾がけなど全身を動かす
  3. 冷え性は大敵。ヨーグルトを電子レンジで温めて食べたり、おへそにホットシャワーをあてたりする
  4. 自分でおなかを動かしたり、腸をマッサージしたりする
  5. 1日に1回は爆笑する
  6. 早起きして日光を浴びる
  7. 何事もほどほどにし、くよくよしない
  8. 夜更かしをしない
  9. ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆やキノコなどをよく食べる

2011/09/12
軽度の前立腺肥大症状への対処法
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/article.aspx?id=MMHEb1000012092011&list=3
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/09/12
 男性では、加齢に伴い前立腺肥大症の発症が一般的となる。米国立医学図書館(NLM)は、軽度の前立腺肥大症状への対処法として下記のようなものを勧めている:

  • 尿意が発生したらすぐに排尿する。
  • 特に夕食後には、カフェインやアルコールの摂取を制限する。
  • 就寝前2時間の水分摂取量を制限し、水分は終日にわたって摂取するようにする。
  • 症状を悪化させる可能性があるため、抗ヒスタミン成分やうっ血除去成分を含有する市販薬(OTC)は、避ける。
  • 定期的に運動をし、体を温める。
  • 可能な限りストレスを抑制する。


▼原文:Health Tip: Caring For an Enlarged Prostate

2011/09/08
R-1乳酸菌に「インフル」予防効果か
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=46832
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2011/09/08 
 佐賀県有田町の有田共立病院が、同町の小中学生計1,904人を対象に、2010年9月〜2011年3月まで、R-1乳酸菌入りのヨーグルト飲料を毎日の給食で飲んでもらったところ、他市町に比べインフルエンザに罹る割合が低かったことが、分かったという。

 この期間にインフルエンザに感染した有田町の小学生は0.64%だったのに対し、周辺市町が1.90〜10.48%、佐賀県全体で4.37%だった。中学生では、有田町が0.31%、周辺市町1.31〜7.06%、県全体2.57%だった。

2011/08/22
テレビの見過ぎは寿命を短くさせる
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/article.aspx?id=MMHEb1001022082011&list=2
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/08/22
 オーストラリア、クイーンズランド大学(ハーストン)のJ. Lennert Veerman博士らが、英医学誌「British Journal of Sports Medicine(スポーツ医学)」オンライン版に8月15日に発表した研究によれば、テレビの視聴に1日平均6時間テレビを見る人は、テレビを見ない人よりも寿命が5年短くなるという。25歳以降でテレビ視聴時間が一日当たり1時間増えるごとに、寿命は22分ずつ短縮されるという。

 今回の研究は、「オーストラリア糖尿病・肥満・生活習慣研究」に参加した25歳以上の男女11,000人のデータを用いたもので、調査内容には1週間のテレビ視聴時間を含み、国民人口・死亡率データも用いた結果、2008年には、オーストラリア成人全体で98億時間をテレビ視聴に費やしており、このうち最も多い1日66時間以上視聴する人が1%を占めていた。統計から、テレビの見過ぎは、喫煙や運動の欠如と同様に平均余命(life expectancy)を短縮させる危険性のあることが示されたという。

 例えば、喫煙は50歳以降の平均余命を4年間縮めることになり、たばこ1本ごとに11分縮めることを意味するが、これは30分のテレビ視聴に一致するという。研究者らは、テレビを視聴しない場合には、男性で1.8年、女性で1.5年平均余命が長くなると推定しているという。
 テレビの視聴に1日平均6時間を費やす人は、テレビを見ない人よりも寿命が5年短いとの報告が、英医学誌「British Journal of Sports Medicine(スポーツ医学)」オンライン版に8月15日掲載された。25歳以降でテレビ視聴時間が1時間増えるごとに、寿命は22分ずつ短縮されるという。

▼原文:Too Much TV May Take Years Off Your Life


2011/08/18
協同乳業など、ビフィズス菌「LKM512」の摂取で寿命伸長効果を確認
  http://journal.mycom.co.jp/news/2011/08/18/010/
     マイコミジャーナル > エンタープライズ > サイエンス > ニュース 2011/08/18 
 協同乳業、理化学研究所(理研)、京都工芸繊維大学(工繊大)、及び京都大学(京大)が米国オンライン科学誌プロスワン「PLoS ONE」に発表した研究に依れば、ビフィズス菌「LKM512」の摂取により寿命が伸長する効果があるという。

 ヨーグルトを食べるのは健康に良いといわれてきたが、今回の研究成果はアンチエイジングにつながるという科学的な証明になりそうだ。

 協同乳業の主任研究員の松本光晴氏らは、農業・食品産業技術総合研究機構・生物系特定産業技術研究支援センター「イノベーション創出基礎的研究推進事業」の平成21年度課題「健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発」の研究において、マウスにビフィズス菌LKM512を投与したところ、大腸内で増えたポリアミンの作用に起因する寿命伸長効果を試験により確認した。

 ポリアミンは、DNA・RNA・タンパク質の合成および安定化や、細胞の増殖及び分化に関与している生理活性物質であり、全ての生物の細胞に普遍的に存在し、これまで、抗炎症作用、抗変異原作用、オートファジーの誘導、腸管バリア機能維持・促進等の作用が報告されており、濃度が高まることは生物にとってプラスになることが判っていた。

 本研究は、「LKM512を投与することで腸内細菌にポリアミンを生成させ、老年病の原因である慢性炎症を抑えることが可能になる」という仮説を検証するものとして実施。大腸組織を健全化し、更に血中に移行したポリアミンが全身の細胞(特に免疫担当細胞)に供給され、老年病の原因である慢性炎症の抑制につながることを明らかにするというものである。
 ヒトに換算して30〜35歳に当たる10カ月齢のマウスのメスを3グループ(19〜20匹)に分け、それぞれに対してLKM512、スペルミン(ポリアミンの一種で最も活性が強い)、生理食塩水(対照群)の3パターンに分けて、週に3回経口投与を行って比較した。

 その結果、LKM512を投与した場合は、大腸内のポリアミン濃度が上昇。大腸バリアの機能が維持され、抗炎症効果も得られ、それによって寿命を伸長させることが明らかとなった。実験期間40週目での生存率は80%以上。
 二つ目のスペルミン群も、LKM512と比較すると弱いものの一定の寿命伸長効果を確認し、40週目で60〜70%の生存率となった。但し、有意な効果とはいえないレベルであった。
 対照群(生理食塩水)は、40週目では生存率 40%を切っており、大きな差が認められた。
 逆に生存率が70%になる時点を比較すると、対照群に対してLKM512群は約6カ月の伸び。マウスの平均寿命が約2年なのに対し、その1/4に相当するという劇的な効果といえる。

 更に、LKM512の経口投与がマウスの外見・腫瘍および潰瘍発生に及ぼす影響も調査された。対照群は皮膚に腫瘍や潰瘍が多く見られたが、 LKM512を投与したマウスには投与期間中ほとんど観察されず、毛並みも非常によく、動きも活発であったことが報告されている。LKM512群は潰瘍が 5%ほどあったが、腫瘍は0%。対照群はどちらも20%あり、これまた大きな差がみられたという。

 LKM512の経口投与におけるマウスの大腸内環境へ及ぼす影響も調べられ、投与したビフィズス菌(B.animalis subsp.lactis)やPrevotella属の16S rRNA遺伝子が強く発現し、腸内菌叢が変動していることが確認された。
 またLKM512群の腸内ではポリアミン濃度の上昇が判明したが、スペルミン群では上昇は見らなかった。経口的に摂取したポリアミンは小腸で吸収されて大腸には到達されないことが確認された。また、一般的な腸内細菌の重要な代謝産物とされる酢酸や酪酸などの短鎖脂肪酸には、LKM512投与による影響は認められなかったという。

 また、炎症マーカー・尿中パプトグロビンへの影響においては、LKM512群は結腸組織の炎症関連遺伝子の発現が抑制され、炎症マーカーの減少も確認されたことにより、LKM512を投与することで腸内に継続的にポリアミンを作り出して炎症を抑制し、寿命が延伸した可能性があるという。

 試験期間終了後に大腸を摘出した結果、対照群の半分は便が溜まり茶色く変色しているのに対し、LKM512群は全て若齢マウスと同じきれいな色をしていた。組織片の検査では、対照群の半数は組織が崩壊しつつあり、粘液を分泌する杯細胞の数も激しく減少していたが、LKM512群では十分な杯細胞も残っており、摘出手術直前まで粘液を分泌し続けていたと推定されることより、LKM512の投与により大腸のバリア機能の崩壊を抑制できたことを示している。

 結腸の遺伝子発現パターンに対するマイクロアレイ法での調査において、LKM512群は若齢マウスに近いパターンを示すのに対し、対照群やスペルミン群はまったく逆のパターンとなったことより、大腸の老化に伴う遺伝子発現の変動をLKM512が防いでおり、更に、ポリアミンの経口摂取よりも大腸でポリアミンを作ることの方が、大腸組織の機能維持、さらには寿命伸長に効果的である可能性が高いこともわかったという。

≪その他の記事≫:
 ▼理化学研究所 > プレスリリース 2011.08.17 > ビフィズス菌「LKM512」摂取による寿命伸長効果を発見

 ▼asahi.com > 医療・健康 2011.08.18 > ビフィズス菌で寿命3割延びる 京大などマウスで成功


2011/08/17
コーヒーで皮膚がんを予防できる可能性、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2820335/7645239
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/08/17
 米ラトガース大(Rutgers University)の研究チームが8月15日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表したところに依れば、コーヒーは腫瘍の元となる損傷細胞の死滅させる効果が有り、皮膚がんリスクをも減少させるという。

 実験結果は、カフェイン入りコーヒーを適度に飲むか皮膚にコーヒーを塗布するだけで、最も一般的な皮膚がんである非黒色腫皮膚がんを回避できる可能性を示している。

 1日1杯程度のカフェイン入りコーヒーには、タンパク質リン酸化酵素(ATR)を抑制して紫外線で損傷した細胞を死滅させる効果があるとする研究は、これまでに何本か発表されていたが、それを裏付けるものとなりそうだ。

 本実験は、遺伝子を改変してATRを抑制したマウスに紫外線を当てる実験を行った。これらのマウスは、その後、皮膚がんが発現したものの、発現は通常のマウス(対照群)より3週間遅かった。照射開始から19週間後、これらのマウスでは対照群に比べて腫瘍が69%少なく、浸潤性腫瘍の数も1/4程度だったが、照射開始から34週間後には全てのマウスで腫瘍が進行した。

 それでも、ATRを抑制すれば、紫外線を浴びても皮膚がんが大幅に抑制されることが確認され、カフェインを服用または皮膚に塗ると、ATRを抑制することにより効果を発揮するという仮説が正しかったことになる。人体でも実験を重ねる必要がある。

朝、起床直後の喫煙はがんリスクを高める
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/index.aspx?id=MMHEb1001017082011
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/08/17
 米ペンシルベニア州立大学医学部(ハーシー)のJoshua Muscat氏らが、医学誌「Cancer」オンライン版8月8日に発表した研究によれば、朝、起床直後にたばこを吸う喫煙者は、より遅い時間に最初の1本を吸う人に比べて、肺がんおよび頭頸部がんのリスクが高くなるという。

 朝起きて直ぐにたばこを吸う喫煙者は、30分以上吸わない喫煙者に比べて、体内のニコチン濃度や他のたばこの毒素の濃度が高く、たばこへの依存度がより高い可能性があるという。
 今回の研究では、肺がん患者4775人と肺がん患者でない喫煙者2835人を比較した結果、目覚めてから31〜60分後に喫煙した人は、1時間以上後に喫煙した人に比べて、肺がんを発症する可能性が1.3倍高く、30分以内に喫煙した人では1.79倍高かったという。

 更に、別の分析で頭頸部がんを有する喫煙者1055人と頭頸部がんでない喫煙者795人を比較した結果、目覚めてから31〜60分後に喫煙した人は、60分以上後に喫煙した人に比べて頭頸部がん発症の可能性が1.42倍高く、30分以内に喫煙した人では1.59倍高かったという。

▼原文:Early Morning Smoking Riskier For Cancer


2011/08/16
大豆イソフラボンサプリメントは骨喪失および更年期症状を軽減しない
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/index.aspx?id=MMHEb1001016082011
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/08/16
 米マイアミ大学ミラー医学部内科教授/骨粗鬆症センター所長のSilvina Levis氏らが、米国立衛生研究所(NIH)の資金提供を受けて実施した研究で、医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」8月8日号に発表したところよれば、大豆イソフラボンのサプリメントは、骨量維持や更年期症状軽減を目的にエストロゲンよりも健康的な代替品として勧められることがあるが、その効果はそれほどでもないという。

 今回の研究は、45〜60歳の閉経期女性248人が対象。試験開始時の被験者の骨密度レベルは健常と考えられた。被験者にも研究者にも誰が何を服用しているか知らせない研究(盲検試験)で、ボランティア126人をプラセボ群、122人を大豆イソフラボンサプリメント群に無作為に割り付けたもの。

 大豆サプリメント群には、大豆イソフラボン1日200mgを2年間投与し、2年後、股関節と脊椎の骨密度を測定したが差はなかった。更年期症状に関する被験者の自己報告についても検討。当初、176人が顔面紅潮、寝汗、不眠、性欲低下または膣乾燥などの症状を1つ以上報告していたが、試験終了時には顔面紅潮を除き群間差はなかった。
 顔面紅潮は、大豆サプリメント群の48%以上、プラセボ群では約32%に見られたが、統計学的有意差はなかった。大豆サプリメント群の方が便秘が多かった。脊椎の骨喪失は、大豆サプリメント群のサブグループでビタミンDレベルが20ng/ml未満の女性のほうが少なかったという。

 今回の研究は、大豆イソフラボンサプリメントが骨喪失を予防せず、更年期症状も軽減しないことを示しており、実際、大豆サプリメント投与群で、試験後に顔面紅潮(hot flash;ほてり)が発現した女性の割合はプラセボ投与群よりも高かったという。

▼原文:Soy Supplements Don't Ease Bone Loss, Menopausal Symptoms: Study


2011/08/04
高血糖、高まるがんリスク…有害な活性酸素が過剰に
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=44957
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2011/08/04 
 九州大学の大学院医学研究院医師、平川洋一郎氏らの研究に依れば、糖尿病ではなくても血糖値が高い人は、がんで死亡する確率が高まることが判ったと云う。

 調査は、福岡県久山町に住む男女約2,400人を対象に、1988年に40〜79歳でがんでない人を選び、空腹時と食後2時間の血糖値の検査結果により4グループに分け、2007年の19年間調査した結果、229人が、がんで死亡した。

 空腹時血糖が100(単位はmg/dL)未満の人が、がんで死亡する危険度を1とした場合、糖尿病が強く疑われる126 mg/dL以上では2.1倍、糖尿病ではないが高め(110〜125mg/dL)では、1.9倍高かった。
 食後血糖についても、120mg/dL未満の人の危険度を1とすると、糖尿病が強く疑われる200mg/dL以上では2倍、高め(140〜199mg/dL)の人は、1.4倍だった。

 がんの種類別では、空腹時血糖が100mg/dL以上の人は、それ未満の人より胃がんで死亡する危険度が2.1倍、食後血糖が140mg/dL以上の人は、それ未満の人に比べ、肺がんが2倍、肝臓がんが2.7倍高かった。その他のがんは明確な差はみられなかったというもの。

 血糖値が高いと、がんの発症が増えるのは、細胞内で余分なブドウ糖を代謝しようとする働きが強くなり、有害な活性酸素が過剰に増えること等により、細胞の遺伝子を傷つけ、がん化させるためと考えられ、また、血糖値を下げるホルモンのインスリンは、細胞を増殖させるため、正常な細胞と共にがん細胞も増やし、がんの進行が早まるためと推測される。


2011/07/28
アルツハイマー型認知症、新薬続々 体に貼るタイプも
  http://www.asahi.com/health/news/OSK201107250179.html
     Asahi.com > ライフ > 医療・健康 2011/07/28 
 アルツハイマー型認知症の治療薬について、国内ではこれまでエーザイの「アリセプト」だけだったが、今年に入って新薬の発売が相次いでいて、小野薬品工業の「リバスタッチパッチ」は体に貼るタイプで、患者が指示通りに薬を使っているかどうかが確認し易く、介護者の負担軽減につながると期待され、共同開発したノバルティスファーマも同じ薬を「イクセロンパッチ」として売り出すという。

 第一三共の「メマリー」は飲み薬タイプで、「他の薬との併用」することで認知症の進行をさらに遅らせる効果をPRする。
 武田薬品工業と共同販売契約したヤンセンファーマ(東京)は、3月に飲み薬「レミニール」を発売した。

 これら3種類の薬は、いずれも既に世界70カ国以上で販売されている実績がある。

製品名販売会社特徴処方対象の症状
アリセプトエーザイ口の中で溶ける錠剤やゼリー製剤も揃える軽度・中等度・高度
メマリー第一三共他3製品と作用が違うので併用が可能中等度・高度
レミニールヤンセンファーマ口の中で溶ける錠剤や液材も揃える。武田薬品が共同販売する。軽度・中等度
リバスタッチパッチ(イクセロンパッチ)小野薬品工業(ノバルティスファーマ)貼り薬軽度・中等度


2011/07/29
アルツハイマー病患者と食事をする際の心がけ
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/index.aspx?id=MMHEb1000009082011
     NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/07/29
 アルツハイマー病協会(AA、米シカゴ)は、患者への十分な栄養摂取を考慮する上で、気を遣い、難しい場合があるので、食事時間がよりスムーズに運ぶように以下のことを勧めている:

  • 気が散らない静かな環境で食事を出す。
  • 食卓には、必要な器具と食器以外は置かない。食器は派手な色や絵柄入りでなく、シンプルな物に。
  • 料理は、熱過ぎないようにする。
  • 一度に出す料理は、1品〜2品にして、患者の食べ物の好みを尊重するように努める。
  • 食事を一緒に取り、慌てて食べない。
  • 患者が食事を済ませたことを、覚えていなくても理解を示す。

▼原文:Health Tip: When a Person With Alzheimer's Eats


2011/07/22
シーフードとシエスタ、エーゲ海小島の長寿の秘訣
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2814852/7533100
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/07/22
 ギリシャのクリストス・ピトサボス(Christos Pitsavos)教授らが、2009年6月〜10月にかけて、人口約8000人のイカリア(Ikaria)島の住民1400人以上を対象に、高齢者と中年層に分け、ライフスタイルや食事、臨床的因子などを調査した結果を、7月13日に発表したところによれば、13%が80歳を超え、男性の1.6%、女性の1.1%は90歳を超えており、欧州各地では全体の0.1%程度に過ぎない90歳以上の人口が、この島では10倍の1.1%に上り、若年層よりも高齢者のほうが健康的な食生活と、日中昼寝を取っており、うつ病の有病率も低いことが示されたという。

 研究チームによれば、長寿の秘訣は「魚、果物、野菜、豆類、茶などを飲食する食生活が、循環器系を守り、更に日常的なオリーブオイルの摂取は性活動に効果があり、これに適量のコーヒーの飲用と午後の『シエスタ』が加わっていること」と分析している。
 また、その他の興味深い点は、今回調査に参加した住民の親たちも長生きだったことで、遺伝的な要素も考えられるという。

    ▼シエスタ(Siesta)とは、
     スペイン語で昼寝(午睡)のこと。または、スペイン語圏を中心に生活習慣として社会的に認められている昼寝を含む長時間の昼休憩(13:00〜16:00が目安)を指す言葉である。

2011/07/12
血糖値が高いと指摘されても、4割が放置
  http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/201107/520686.html
     Nikkei Medical Online HOT NEWS 2011/07/12
健康日本21推進フォーラムの調査

 過去1年以内に健康診断で「血糖値が高く、要治療」と判定された20〜60 代の男女500人に対し、「健康日本21推進フォーラム」が2011年6月1日〜3日にかけてインターネットで調査した結果によれば、20%強の人が医療機関を受診しておらず、治療を途中で止めた人も加えると約40%の方が放置している実態が明らかになったという。

▼調査によれば、「要治療」と判定された人のうち、
  医療機関を受診していない人は、23.0%。
  受診したが現在治療を受けていない人は、16.0%で、合計すると約40%が糖尿病を放置していた。

▼年齢別で見ると、
  60代の未受診者は、10.0%で、現在治療していない人を含めても21.0%に止まるが、
  30代では、41.0%が未受診、現在治療していない人を含めると58.0%に達した。

▼糖尿病の知識については、
  87.8%が「腎臓、眼、神経などに障害が出やすい」ことを認識。
  79.8%が「進行しても自分ではほとんど気付かない」、
  77.0%が「心筋梗塞のリスクになる」ことを正確に理解していたが、

  人工透析や失明の理由として、
   糖尿病が最も多いことを知っていたのはいずれも約30%にとどまっていた。


2011/07/01
大腸菌、感染源はエジプト産香辛料か 欧州食品安全機関
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2809646/7447095
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/07/01
 欧州で48人の死者を出した腸管出血性大腸菌(EHEC)の感染源について、欧州食品安全機関(European Food Safety Authority、EFSA)が6月29日に発表したところに依れば、欧州疾病予防管理センター(European Centre for Disease Prevention and Control、ECDC)と共同で実施したリスク評価において、2009年〜2010年からエジプトからフランスとドイツに輸出されたフェヌグリークと呼ばれる香辛料の可能性があるとの見方を示した。

ただ、陽性反応が1件も出ておらず、全ての感染例の原因なのかどうかは、依然として不確かな部分が多いという。

 現時点でEHECの感染源は、有機栽培のスプラウト(新芽野菜)と特定されており、仏国でも新芽野菜を食べた10人が症状を訴え、病原性大腸菌の感染が確認された。


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