とし坊 の読んどきゃ良かった記事情報 Back No.18
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2005/12/27
抗加齢に効果のアミノ酸サプリ、1月発売
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/418761
     MedWaveニュース一覧 2005/12/27 
 ドクターシーラボは、基礎代謝を助け若さと健康を維持するのに役立つと考えられているアミノ酸、オルニチンとアルギニンを含むサプリメント「オルニチン&アルギニン」を2006 年1月23日より、Webサイトで販売する。アミノ酸のオルニチン1000mgとアルギニン400mg、クレアチンを配合したもの。3月にはドラッグストアなどでも発売する予定。

ドクターシーラボIR・企業情報> 2005/12/26 新製品に関するお知らせ (PDF)

ビタミンDに肺への健康効果 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051227hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/12/27
 1988〜94年に実施された第3回米国民健康栄養調査(NHANES III)のデータを活用し、20歳以上の1万4000人以上について調査したニュージーランドの研究結果が、医学誌「Chest」の12月号に掲載されたところによれば、血中のビタミンD値が高いほど肺が健康だという。

 米国肺協会(ALA)のNorman Edelman博士は、この研究結果を興味あるものとしながらも、ビタミンD値が低いのは良くないということだけで、ビタミンDを多めに摂取することを示唆するものではないと忠告する。


2005/12/24
食物繊維の摂取量と大腸がんリスクの関係、多変量解析では有意とならず
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/418697
     MedWaveニュース一覧 2005/12/24 
 米Brigham and Women’s HospitalのYikyung Park氏らがJournal of American Medical Association(JAMA)誌2005年12月14日号に報告したところによれば、大腸がんリスクに対する食物繊維摂取の影響について、種々の研究で相反する結果が得られており、論争が続いている状況のなか、13件の前向きコホート研究のプール分析を実施し、年齢だけで調整した場合には、食物繊維の摂取量が多いグループの大腸がんリスク減少は有意だったが、多変量調整を行うと結果は有意でなくなることを明らかにした。

 初期の研究では、大腸がんの危険因子による調整は行われていなかった。今回の研究でも、葉酸摂取と食物繊維の摂取の間には正の相関、赤身の肉と全乳の摂取と食物繊維摂取の間には負の相関が見られている。

 食物繊維と呼ばれるものは不均一であることを指摘し、食物繊維には可溶性と不溶性のものがあり、大腸における作用はそれぞれ異なる。野菜や果物に含まれる繊維の多くは可溶性で、シリアルにも可溶性繊維を含むものと不溶性繊維を含むものがあり、そうした不均一性が、大腸がんリスクとの関係の理解にも混乱をもたらしていると考えられる。

▼JAMA原題:「Dietary Fiber and Colorectal Cancer: An Ongoing Saga


2005/12/22
食物繊維は大腸がんの予防にはならない 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051222hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/12/22
 米国立がん研究所(NCI)のYikyung Park氏らが、米国医師会誌「JAMA」12月14日号に報告したところによれば、これまで、食物繊維を豊富に摂取することにより大腸がんリスクが低くなるという研究結果がいくつか報告されているが、あらゆる危険因子(リスクファクター)を考慮して総合的に判断した結果、予防効果は得られないことを明らかにしたという。

 米ダートマス大学医学部内科教授のJohn A. Baron博士は、結論を導くにあたり、まずは「食物繊維」の定義を明確にする必要性を指摘している。食物繊維は、穀物繊維や野菜繊維、果物繊維などを含む食物を指すことが多いが、可溶性の繊維と予防効果が有るとされる不溶性のものとでは大きな差が認められるが、一般には明確な区別をせずに研究が実施されてきたという。


2005/12/20
高血圧の予防には平日ビール中びん1本、週末2本まで
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/418323
     MedWaveニュース一覧 2005/12/20 
 国立健康・栄養研究所健康・栄養調査研究部 食事評価法研究室長の由田克士氏が、国立健康・栄養研究所の季刊誌「健康・栄養ニュース 第14号」で報告したところによれば、純アルコール300g以上/週、日本酒に換算すると13合以上を長期間飲んでいる人では、年あたりの血圧上昇の割合が大きく、7年間で約3 mmHgも高くなっていることが、男性3900人を対象とした調査で明らかになった。
 これまでは2〜3合/日 (週に14〜21合)以上の飲酒が高血圧に関係するといわれてきたが、それより少ない飲酒量でも長期の血圧上昇度が高まる可能性を示唆することがわかったという。

▼国立健康・栄養研究所 > 「健康・栄養ニュース 第14号

老人の高血圧にはやっぱりご注意! 精神機能の衰えが早まりやすい  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/418316
   ----日経ヘルス ニュース 2005/12/20 
   雑誌「神経心理学」に発表された研究によれば、年を取るとともに、神経心理学テストの成績が年々下がるが、血圧が高い人程、その下がり方が大きく、高齢者の精神機能の衰えは、高血圧との関係が深いという。

2005/12/19
少量の酒は肥満防ぐ!?…米調査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20051219ik0b.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/12/19 
   米テキサス工科大などの研究グループが、米医学誌の電子版に発表したところによれば、少量の酒を規則的にたしなむ人の方が、飲酒しない人よりも太り難いという。

 ウイスキーなど酒類を平均グラス1杯/日 飲む人は、全く飲まない人に比べ、肥満になる割合が54%少なく、2杯/日 飲む人は41%少なかったが、4杯以上/日 飲む大量飲酒者は、肥満になる割合は逆に46%も高まるという。


2005/12/07
母乳を長く与えた女性は糖尿病になりにくい  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/417232
   ----日経ヘルス ニュース 2005/12/07 
 ハーバード大学のカリン・マイケル助教授(疫学)らが、2005年11月23日発行の「JAMA(米医師会雑誌)」で発表したところによれば、母乳を飲ませた期間が長い母親は、成人型糖尿病(タイプ2)になるリスクが低くなるという。

2005/12/02
のりが冷え性に効く、ペプチドが血管を拡張  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/416817
   ----日経ヘルス ニュース 2005/12/02 
 北里研究所東洋医学総合研究所副部長の伊藤剛氏が、11月17日に白子(東京都江戸川区)と同研究所共催の講演会にて発表したところによれば、海苔由来のペプチド「のりペプチド」を1.2〜1.4g含む顆粒を飲むと、摂取後90分で手先や足先の血流や皮膚温が上昇するのを確認したという。

2005/12/01
雪印と長崎大、乳由来たんぱく質とオリゴ糖にHIV感染予防効果を確認 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/416710
     MedWaveニュース一覧 2005/12/01 
 雪印乳業技術研究所と長崎大学大学院医学歯学薬学総合研究科感染分子病態学講座が共同で進めてきた研究によれば、母乳や牛乳に含まれるたんぱく質とオリゴ糖にHIV感染予防効果があることと、その作用メカニズムが解明できたと、熊本市で開催されている日本エイズ学会で12月1日に発表した。

雪印プレスリリース 2005.11.30>「ラクトパーオキシダーゼならびにシアリルラクトースのHIV感染予防効果


2005/11/25
乳酸菌を与えたら病欠が減った  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/415604
   ----日経ヘルス ニュース 2005/11/25 
 アンターズ・ザクリッソン氏らが雑誌「環境健康」(Environmental Health)のオンライン版に発表したところによれば、乳酸菌の1系統である「Lactobacillus reuteri 」を毎日摂取した勤労者グループと、そうでないグループを80日間観察した結果、乳酸菌製剤を摂取したほうが、病欠が大きく減ったという。

2005/11/24
毎日運動すれば、寿命が4年延びる  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/415276
   ----日経ヘルス ニュース 2005/11/24 
 オランダのロッテルダムにある、エラスムスMC大学医学センターオスカ−・フランコ博士らが「米内科学紀要」(Archives of Internal Medicine )に報告したところによれば、毎日30分間ウオーキングを週5日続ければ、しない人よりもおよそ4年間長生きできることがわかったという。

2005/11/22
ウエストのくびれがなくなるのが、心臓病リスクの前兆  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/414940
   ----日経ヘルス ニュース 2005/11/22 
 カナダのマクマスター大学(トロント)のサリム・ユスフ教授(一般医学)が、医学誌「ランセット」2005年11月5日号にて発表したところによれば、 「ウエスト/ヒップ」比率は、女性で平均0.85、男性で平均0.95だったが、平均値を上回ると、心臓血管系の病気になり易いという新指標を提唱している。

2005/11/21
外食が多い子どもは不健康−−米心臓学会で発表  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/414730
   ----日経ヘルス ニュース 2005/11/21 
 米ウイスコンシン州にある「心臓血管研究教育基金」(Cardiovascukar Research and Education Foundation)のカレン・オルソン所長らが600人以上の子供を調査し、2005年11月14日の「米心臓学会」(American Heart Association)で発表したところによれば、外食することが多い子どもは、主に家庭で食事をしている子どもと比べると、血圧が高く、コレステロール値に問題があり、血糖の代謝機能が悪化するなど概して不健康であることがわかったという。

2005/11/18
カフェイン入り飲料と高血圧リスク上昇、コーヒー○、紅茶△、コーラ× 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/414359
     MedWaveニュース一覧 2005/11/18 
 Journal of American Medical Association(JAMA)誌2005年11月9日号に報告された、米Harvard大学Brigham and Women's病院のWolfgang C. Winkelmayer氏らの、米国の女性看護師を対象とする健康調査における、カフェイン含有飲料、特にコーヒー、紅茶、コーラと高血圧リスクの関係を評価した結果は、コーラ飲料の摂取が増えると高血圧リスクが上昇することを示し、コーヒーではリスク上昇はみられず、摂取量が増えるとむしろリスクは減少するというもの。

 140万人年を超えた研究の結果は、女性では、コーヒーの習慣的摂取は高血圧リスク上昇をもたらさないことを示した。コーラによるリスク上昇については、カフェイン以外の含有成分の関与が想定されるため、今後さらに研究が必要だという。

▼本論文の原題:「Habitual Caffeine Intake and the Risk of Hypertension in Women


2005/11/17
乳製品は中高年男性のメタボリック症候群リスクを下げる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/414293
     MedWaveニュース一覧 2005/11/17 
  フランスToulouse大学医学部疫学科のVanina Bongard氏らが、AHA200のポスターセッションで1月16日報告したところによれば、フランスにおける断面調査の結果、乳製品を多く摂る中高年男性はあまり摂らない人に比べ、メタボリックシンドロームになるリスクが6割も低いことが分かった。

 しかもBMIが25kg/m2を超える人や過体重の人では、よりリスクの減少幅が大きいことが判明した。カロリー過多に注意して乳製品を多めに摂るのは健康法の一つとして期待がもてそうだという。

ビ−ルは抗ガン食品−−ホップが効く  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/414046
   ----日経ヘルス ニュース 2005/11/17 
 米オレゴン州立薬科大学薬用化学科助教授のフレッド・スティーブン博士は、ホップに含まれる「キサントフモール」(xanthohumol )と呼ばれる化学物質が腫瘍の成長を抑える食品として見直すべきだと提唱している。

2005/11/15
血中γ-GTP値の高い人ほど心血管死のリスクが高い−−オーストリアのコホート研究 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/aha2005/413579
     MedWaveニュース一覧 2005/11/15 
  Innsbruck大学のElfriede Ruttmann氏がAHA2005のセッション「BNP、Other Novel Risk Factors、and CVD」で11月14日発表したところによれば、血中γ-GTP値の高い人ほど心血管死のリスクが高いことが、オーストリアのコホート研究で明らかになったという。

2005/11/11
糖尿病患者の大腸がん罹患率はそうでない人の約3倍 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/412905
     MedWaveニュース一覧 2005/11/11 
 米国・サウスカロライナ医科大学のDonald Garrow氏が、ホノルルで開催された第70回米国消化器病学会で発表したところによれば、糖尿病患者は大腸がんの罹患率が、そうでない人に比べて約3倍も高いという。

2005/11/04
キャベツやブロッコリーに肺がん予防効果、ただし遺伝子型によって異なる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/411574
     MedWaveニュース一覧 2005/11/04 
 野菜、特にアブラナ科のキャベツやブロッコリー等には、イソチオシアネートを豊富に含み、このイソチオシアネートについては、動物実験で肺がんに対する化学予防効果が確認されている。
 フランス国際がん研究機構(IARC)のPaul Brennan氏らは、Lancet誌2005年10月29日号に報告した所によれば、イソチオシアネートの排出に関わるグルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)の遺伝子型により、アブラナ科野菜の肺がん予防効果が異なることを明らかにした。

▼本論文の原題:「Effect of cruciferous vegetables on lung cancer in patients stratified by genetic status: a mendelian randomisation approach

キャベツ類野菜に肺がん予防効果 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051104hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/11/04
 フランスのがん研究国際機関(リヨン)遺伝疫学部部長のPaul Brennan氏らは、英医学誌「Lancet」10月29日号に、肺がんに特異的な遺伝子的感受性を有する患者が「アブラナ科の野菜を少なくとも週1回摂取することによって、発がんリスクが低下する可能性のあることを明らかにした。
オメガ-3-脂肪酸を豊富に含む食品がドライアイを予防 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051104hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/11/04
 米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(BWH、ボストン)予防医学加齢医学部のBiljana Miljanovic博士らは、主に必須脂肪酸の摂取に関する米国人の食習慣の変化を検討することを目的に、BWHが中心となり実施している「女性の健康調査(Women's Health Study)」の登録者3万7000例以上のデータを分析した結果を、医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」10月号に掲載したところによれば、マグロなどオメガ-3-脂肪酸の豊富な食品の摂取によりドライアイ(乾性角結膜炎)発症のリスクが68%低下することを明らかにした。

2005/10/31
膀胱ガンの新しい早期発見法有望 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/410087
   ----日経ヘルス ニュース 2005/10/31 
 伊のモルギャグニ・ピエラントニ病院のダニエル・キャリストリ博士らが、「JAMA (米医学会雑誌)」の2005年10月26日号で発表したところによれば、尿中に存在する酵素であるテロメラーゼという酵素を測定することで、膀胱ガンを初期のうちに発見できるという。

2005/10/27
早期退職者は早死する?!−−米国研究 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/405382
     MedWaveニュース一覧 2005/10/27 
 British Medical Journal誌電子版に2005年10月21日に報告された米シェル石油 Shell Health ServicesのShan P Tsai氏らが調べた同社の従業員を対象にした、55歳または60歳での早期退職者と65歳定年退職者の生存率を比較した調査結果によると、一般に、早期退職はストレスを減らし、長生きにつながると考えられるが、むしろ65歳まで勤めた人の方が死亡リスクが低く、55歳退職者の調整済み死亡リスクは65 歳退職者より約4割高いという。

▼本論文の原題 :「Age at retirement and long term survival of an industrial population: prospective cohort study


2005/10/26
魚をよく食べると脳の老化を遅らせることができる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/405643
   ----日経ヘルス ニュース 2005/10/26 
 「神経学紀要」に掲載された研究報告によれば、65歳以上のお年寄り3718人を対象にした調査結果、魚をよく食べている人ほど記憶力や言語能力などの面で、脳の健全な状態を長続きさせていることが判ったという。

2005/10/25
中年時代に運動した人にはアルツハイマー病が少ない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/405402
   ----日経ヘルス ニュース 2005/10/25 
 医学誌「ランセット」のオンライン版に発表されたところによれば、中年時代に少なくとも2回/週、汗をかく、あるいは息切れがするほどに体を動かすような運動をした人は運動をしなかった人よりも、アルツハイマー病にかかった割合が62%も少ないということが判ったという。

2005/10/24
ファーストフード好きの母親から生まれた子供はアトピー性皮膚炎になりにくい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/405125
     MedWaveニュース一覧 2005/10/24 
 10月22日に盛岡市で開催された日本アレルギー学会の一般口演「疫学」のセッションで、国立成育医療センター研究所免疫アレルギー研究部アレルギー研究室室長の松本健治氏らのグループが発表したところによれば、妊娠後期と授乳期に揚げ物やスナック菓子、ファーストフードを多く摂取した母親から生まれた子供は、摂取しなかった母親から生まれた子供に比べアトピー性皮膚炎になる頻度が低い可能性という。
 脂質を摂取したことで子供の皮膚に保護効果を与えていると推測されている。

2005/10/19
花王、糖尿病患者に対する高濃度茶カテキンの有効性を発表 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/404289
     MedWaveニュース一覧 2005/10/19 
 花王ヘルスケア第1研究所と、甲子園大学栄養学部助教授の山本國夫氏らの共同研究として、10月13、14日に開催された第26回日本肥満学会で発表したところによれば、高濃度茶カテキンを長期摂取することで、糖尿病患者の血糖値やヘモグロビンA1c(HbA1c)が低下することが確認されたと発表した。

▼花王のニュースリリース 2005年10月18日>糖尿病患者の栄養指導において、高濃度茶カテキン飲料の有効性を発見/長期摂取で、血糖値を下げることを確認

健康と高齢社会:毎日新聞世論調査
 (1) 「自助努力」欠かせぬ時代 
 (2) 「若年層ほど「老後に不安」  
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/10/20051019ddm010100193000c.html
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/10/20051019ddm010100192000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/10/19 
 毎日新聞社がアメリカンファミリー生命保険会社の協力を得て9月に実施した「健康と高齢社会に関する世論調査」において、公的制度への不安が強く表れる一方で、健康な生活を送るため努力を惜しまない人々の姿勢が映し出され、若い世代ほど将来に不安を抱いていることが覗われたというレポート。

 ▼最大の恐怖  依然ガン
 ▼セカンド・オピニオン  半数が認知
 ▼がん告知  「知りたい」過去最高
 ▼遺伝子組み換え作物  加工食品に漠たる不安/組み換え作物多様化、求められる詳細情報
 ▼医師選び  頼りは口コミ
 ▼医療保険  「民間にも加入」72%
 ▼介護保険  強まる「公」不信−−負担増に6割「反対」/民間加入はわずか1割/
          安価な「終のすみか」、特養に波紋広がる
 ▼年金制度  「頼り」、70代以上で91% 30代、37%「破たん懸念」

ガン死が年率1%ずつ減っている−−米 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/404231
   ----日経ヘルス ニュース 2005/10/19 
 米国立がん研究所(NCI)、米がん協会(American Cancer Society )、CDC、北米がん記録協会が協力して纏めた年次報告書 「ガンの状況に関する国民への報告」によれば、全米のガン死亡率が、女性で年々0.3%増えいるが、全体では1993年から2002年にかけて、平均して年々1.1%の割合で減少していることがわかったという。

2005/10/17
改訂「食事摂取基準」
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20051017ik08.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/10/17 
 食事摂取基準は、厚生労働省が生活習慣病、栄養不足や過剰摂取による病気予防のため、エネルギーやさまざまな栄養素を摂る大まかな目安を示したもので、5年ごとに改訂されている。今年度改訂された「食事摂取基準」を参考に、主な目安が紹介されている。

積極的に摂取すべき栄養素
栄養素目安となる量
(1日当たり)
主な食品の含有量(特記がなければ100g中)
食物繊維26g生ゴボウ=5.7g、ゆでそば1玉(200g)=4g、生シイタケ=3.5g
n-3系脂肪酸2600mg以上(EPA含有量)生マイワシ=1380mg、ウナギかば焼き=860mg
カルシウム650mg干しエビ10g=710mg、焼きめざし=320mg、牛乳=110mg
カリウム2000mgバナナ=360mg、ジャガイモ=410mg、ゆで枝豆=490mg
減らすべき栄養素
食塩10g未満カップめん=6.9g、梅干し1個=2g、フランスパン=1.6g
上限量が定められた主な栄養素
栄養素目安となる量
(1日当たり)
主な食品の含有量(100g中)上限量過剰摂取で起きやすい問題
葉酸240μg生ホウレンソウ=2101000(注)神経障害、発熱、皮膚の発疹(ほっしん)
ビタミンA750μgRE豚レバー=130003000頭痛、肝障害、胎児奇形(妊娠中)
ビタミンE8mgα-TEアーモンド=31.2800出血しやすくなる
ビタミンD5μgマイワシ丸干し=5050高カルシウム血症、腎障害
マグネシウム370mg乾燥ワカメ素干し=1100350(注)下痢
7.5mgアサリ水煮缶詰=37.855鉄沈着症(肝臓障害など)
亜鉛9mg生カキ=13.230貧血、善玉コレステロールの低下
※目安となる量は、いずれも30歳〜49歳男性の場合。g=グラム、mg=ミリ・グラム、μg=マイクロ・グラム。RE、α-TEは、ビタミンA、Eの計量単位。(注)葉酸とマグネシウムの上限はサプリメントなど食事以外から摂取した場合。食事からは上限なし

▼厚生労働省のホームページ内の「性別、年齢ごとの詳しい基準」: 日本人の食事摂取基準について

脳波を調べれば、認知症の前兆がつかまえられる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/403737
   ----日経ヘルス ニュース 2005/10/17 
 ニューヨーク大学(NYU)医学部のレスリー・プリチェップ博士らが、雑誌「加齢の神経生物学」 (Neurobiology of Aging )のオンライン版に発表したところによれば、60〜70歳代に脳波を調べると、7〜10年後に認知症(痴呆症)になるかどうかが確立90%程度で予測できるという。

2005/10/15
かんで健康:/下 高齢者編 義歯でも、しっかりと
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/10/20051015ddm013100032000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/10/15 
▼寝たきりや認知症も改善へ−−脳全般の機能が活性

 NPO法人「健康情報推進機構」の理事長、斎藤滋さんらの研究グループが、若者と高齢者に2分間ガムを噛んで、かむ前と後の脳の様子をfMRI(機能的磁気共鳴画像化装置)で比較する実験を行った結果、記憶力と深い係わりのある海馬の活性化が確認され、高齢者に明らかな変化があり、特に、海馬だけでなく、情緒、感性、独創性などと密接な関係のある右脳の前頭前野も活発になったという。

 高齢者にとって、よく噛むことは脳の活性化につながり、健康的な生活を送るためにも、大きな意義を持っているという。義歯の不具合から、ふさぎがちだった80代の女性が、口内ケアで何でも食べることができるようになり、活動的な日々を取り戻したケースもある。
 年をとったからといって、お粥や軟らかいメニューにせず、普通の食事を時間をかけて、ゆっくり噛んで食べる気力と工夫が大切であり、寝たきりや認知症の高齢者でも、口の中をケアし、義歯やかみ合わせの状態を調整することで食べることができるようになり、症状が改善することがあるという。


2005/10/14
妊娠中に水銀が少ない魚をたくさん食べると子供が賢くなる、米国の研究
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/403550
     MedWaveニュース一覧 2005/10/14 
 米Harvard大学のEmily Oken氏らが、Environmental Health Perspectives誌2005年10月号に報告したところによれば、妊娠中に魚の摂取量が多いほど、生後6カ月時の子どもの認知能力が高く、水銀摂取量が多ければ、逆に認知能力は下がることが判ったという。
 妊娠期間中も継続して魚を食べるには、水銀含有量の低いものを選ぶ必要がある。 一般に、魚介類のn-3系脂肪酸の量と水銀含有量は相関するので、水銀が少なくn-3系脂肪酸が多いビンナガマグロの缶詰やイワシなどがお勧めという。
 米国では、妊婦の魚介類摂取は、2回以下/週が推奨されており、毛髪水銀値は1.2ppm以下が望ましいとされている。

▼Environmental Health Perspectives誌Webサイト:「Maternal Fish Consumption, Hair Mercury, and Infant Cognition in a U.S. Cohort

空腹時血糖値「正常やや高め」は2型糖尿病の高リスク/ 肥満の若年男性では発症率が最大8.3倍
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/403515
     MedWaveニュース一覧 2005/10/14 
 イスラエル軍医療隊所属のAmir Tirosh氏らが、New England Journal of Medicine(NEJM)誌2005年10月6日号に報告したところによれば、正常域の空腹時血糖値(FPG)の正常域内での高値は、糖尿病の独立した危険因子であることが示され、BMIやトリグリセリド値と組み合わせれば、将来、糖尿病を発症する男性が特定できる可能性が明らかになったという。

▼NEJM誌Webサイト:「Normal Fasting Plasma Glucose Levels and Type 2 Diabetes in Young Men


2005/10/11
「γ-GTPやや高め」は高血圧の黄信号、米国の研究
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/402590
     MedWaveニュース一覧 2005/10/11 
 ガンマ- グルタミル トランスフェラーゼ(GGT)は、γGTPの名称として認知度が高く、肝機能の指標としてよく知られており、近年、脂肪肝と高血圧との関係にも注目が集まるようになって、10月5日にも、心血管疾患死の独立した予測因子として有用であると発表されたばかり。
 New York州立大学のSaverio Stranges氏らは、6年間の集団ベースの研究を行い、Hypertention誌電子版に2005年10月3日に報告したところによれば、GGTの正常域内高値は、飲酒とは無関係に、将来の高血圧発症と関連することを明らかにした。この関係は、特に内臓脂肪蓄積がある人の場合に顕著だという。

▼Hypertention誌電子版:「Body Fat Distribution, Liver Enzymes, and Risk of Hypertension. Evidence From the Western New York Study


2005/10/06
野菜、果物をたっぷり食べれば肺ガンを予防できる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/401783
   ----日経ヘルス ニュース 2005/10/06 
 「JAMA(米医師会報)」に発表されたテキサス大学MDアンダーソンガンセンターの研究によれば、1674人の肺ガン患者と、性別、齢など同じような条件の1735人の健康な人を対象に、一人一人インタビュ−して比較した調査した結果、 野菜、果物をたっぷり食べれば、肺ガンの予防に大いに役に立つことが判ったという。
 研究者らは、野菜、果物に含まれるホルモン様物質である「ファイトエストロゲン」が肺ガン予防に役に立っていると見ている。
ピロリ菌が花粉症を抑制する?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/401890
     MedWaveニュース一覧 2005/10/06 
 近年、先進国ではアレルギー疾患が増加している一因に衛生説がある。衛生状態が良くなり、子ども時代に感染症に罹ることが少なくなったためというもの。

 この仮説のもと、市立奈良病院消化器科の今村重義氏自身が花粉症に苦しむ一方で、H.ピロリ感染がなかったことから研究を発案し、今村重義氏らの研究グループが、H. ピロリ感染者は花粉症症状を有する割合が低く、H. ピロリ感染が花粉症発症に対して抑制的に働いているという報告を「DDW-Japan2005」にて行った。

C型肝炎ウイルスが肝組織中で変形、肝がん発症に関与か
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/401798
     MedWaveニュース一覧 2005/10/06 
 10月5日に神戸市で開催されたDDW- Japan2005のポスターセッション「C型肝炎遺伝子」にて、先端生命科学研究所と信州大学消化器内科の清澤研道氏らのグループが発表したところによれば、C型肝炎ウイルス(HCV)が肝組織中では短縮型となり、肝がん発症に関与している可能性が明らかとなったことより、短縮型HCV は血清中からも検出されるため、肝がんの発症マーカーとして利用できる可能性があるという。

2005/10/05
γGTPが高いと心血管死亡リスクが上昇する、オーストリアの研究
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/401580
     MedWaveニュース一覧 2005/10/05 
 ガンマ- グルタミル トランスフェラーゼ(GGT)は、γGTPの名称として認知度が高く、肝機能の指標としてよく知られており、近年、血清GGT値と、心筋梗塞や心臓死のリスクの関係が示されており、先頃、脳卒中との関係も報告されていた。
 オーストリア Innsbruck医科大学のElfriede Ruttmann氏らが、GGTと心血管疾患(CVD)による死亡との関係を、16万人超の集団を対象に調べて、Circulation誌電子版に 2005年9月26日に報告したところによれば、GGT値の上昇に伴い心血管疾患 死のリスクが上昇すること、したがいGGT値は心血管疾患死の独立した予測因子として有用であることを示した。

▼Circulation誌電子版:「Gamma-Glutamyltransferase as a Risk Factor for Cardiovascular Disease Mortality. An Epidemiological Investigation in a Cohort of 163 944 Austrian Adults


2005/10/04
がん増殖止めるカギ、たんぱく質発見、米の日本人教授ら
  http://www.asahi.com/health/news/OSK200510030070.html
     Asahi.com 健康 医療・病気 2005/10/04 
  がん細胞の増殖を止める鍵になるたんぱく質を、米ハーバード大の中谷喜洋(よしひろ)教授らの研究チームが発見し、今週発行の米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載される。
 中谷教授らが発見した、たんぱく質p600は細胞の自殺(アポトーシス)に深くかかわっているとみられ、様々ながん細胞で効果を確認しており、新しい抗がん剤の開発につながると期待される。
歯の多い高齢者は健康
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20051004ik0e.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/10/04 
 兵庫県国民健康保険団体連合会が保有する同県内全域の医科と歯科のレセプト(診療報酬明細書)をもとに調査分析した結果、自分の歯が20本以上残っている70歳以上のお年寄りは、歯が4本以下の人と比べ、身体の病気で費やす医療費が平均約9000円/月も少ないことが分かったという。

2005/10/01
植物エストロゲンを多く食べると、肺がんリスクが減少する
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/399912
     MedWaveニュース一覧 2005/10/01 
 Journal of American Medical Association(JAMA)誌2005年9月28日号に報告された、米テキサス大学のMatthew B. Schabath氏らが肺がん患者と対照群の計約3400人を対象に行った研究によれば、イソフラボンやリグナンなどの植物エストロゲンの摂取量が多い人は、肺がんを発症するリスクが減少することがわかった。

▼JAMA誌での論文:「Dietary Phytoestrogens and Lung Cancer Risk


2005/09/29
毛髪の金属元素濃度でがん発見 兵庫などで実用化研究
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200509280377.html
     Asahi.com 健康 医療・病気 2005/09/29 
 兵庫県立先端科学技術支援センターや京都薬科大、千葉大等の研究によれば、毛髪中の金属元素の濃度が、乳がんや肝臓がんの患者で異常な値になることが示された。

 毛髪は平均1cm/月伸びるため、12cmほどあれば、1年分の変化を分析できる。
 乳がん患者では、がん発見より8〜12カ月前からCa濃度が、通常の5〜10倍も高く、その後はゆっくり正常値に近づいていたことより、Caの代謝が乱れることが原因と考えられ、肝臓がん患者ではK濃度が、通常の1/10以下で、健康人では見つからない、食物からのGeも検出されたという。


2005/09/28
食事とライフスタイルだけでも前立腺ガンは良くなる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/400111
   ----日経ヘルス ニュース 2005/09/28 
  「泌尿器科学雑誌」(Journal of Urology)の2005年9月号で発表された報告によれば、前立腺ガンと診断された男性が、早期に、果物、野菜、大豆など豆類、全粒穀物、を中心とした食事に変え、加えて、フィッシュオイル、ビタミンEとCを多く摂取するようにし、更に30分/日・週6日間のウオーキング、ヨガをベースにしたストレス・マネージメント(ストレッチ、呼吸法、リラクセ−ションなど)を1時間/日行うような、ライフスタイルに変えたとところ、1年で前立腺ガンの症状を示す値(PSA)が改善したという。

2005/09/27
低リスク前立腺がんへの高線量放射線治療、8割の患者で5年間再発なし、米国の研究
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/399912
     MedWaveニュース一覧 2005/09/27 
 Journal of American Medical Association(JAMA)誌2005年9月14日号に報告された、米ハーバード大学医学部のAnthony L. Zietman氏らの研究によれば、早期前立腺がん病巣に放射線をより正確に集中させる3D-CRTと、病巣により限定した照射が可能なプロトン・ビームを利用すれば、低リスク患者に対する高線量照射を安全に行うことができ、高線量でも安全性に大きな変化はなく、生化学的再発を 49%減らせることを明らかにした。
 植物エストロゲン摂取量の増加に伴う肺がんリスクの減少は、喫煙の有無にかかわらず認められたという。

▼JAMA誌での論文:「Comparison of Conventional-Dose vs High-Dose Conformal Radiation Therapy in Clinically Localized Adenocarcinoma of the Prostate


2005/09/26
スローな筋トレ 意外にも効果
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050926ik07.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/09/26 
 手軽に行える割に、筋力アップやダイエット効果も大きいと注目される「スロートレーニング」について。
東大教授の石井直方さん(身体運動科学)によると、運動後に分泌される成長ホルモンが鍵を握る。

 スロトレの利点は、従来の方法より、軽い重量で出来るので、関節を痛め難いこと。また、血圧の上昇が少ない分、脳や心臓に負担がかからず事故防止にもつながる。更に成長ホルモンの効果で、新陳代謝が活発になり、長期的に行えば、肌つやにも効果が出てくるという。

 減量したい人は、ウオーキングなどの有酸素運動との組合わせが効果的で、コツは先にスロトレを行い、分泌された成長ホルモンの効果で、脂肪分解が進み、その後、有酸素運動に移った際に脂肪燃焼効果が大きくなるという。


2005/09/25
お年寄り転倒予防 歩くより自転車こぎ効く…東北大が研究
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20050925ik08.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/09/25 
 岡山県倉敷市で開会された日本体力医学会で、東北大の伊藤正敏教授、藤本敏彦講師らの研究発表によれば、年寄りが寝たきりになる主な原因が転倒による骨折であり、この予防には大腿部や腰周辺の筋肉の鍛錬が必要と言われているが、それにはウオーキングよりも自転車こぎの方が有効だという。

2005/09/24
C反応性たんぱく質:動脈硬化と関連
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050924ddm003040030000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/24 
 22日付の米国病理学専門誌に掲載された、筑波大人間総合科学研究科の範江林・助教授(基礎医学)らの研究報告によれば、「C反応性たんぱく質」(CRP)が動脈硬化と強く関連しているという。

 CRPは肝臓で作られ、細菌に感染すると分泌される免疫たんぱく質で、ウサギを使った実験では、動脈硬化のウサギでは血液中のCRPが最大で正常の約28倍まで増加した。一方、ヒトの心筋梗塞の患者の場合、動脈硬化の病変部分にCRPが特異的に多く沈着していることも突き止めたという。

「医」再考:長野モデル/4 終生現役
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050924ddm012100176000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/24 
 人のつながり大切に

 「長野モデル」には、見逃すことのできない特徴があり、それはお年寄りが元気で働いていることだ。「終生現役」の生きている間は元気で、寝たきりなどにならずコロリと死ぬ−−という長寿の終え方の理想のPPK(ピン・ピン・コロリ)である。高齢者就業率の全国平均は22.2%だが、長野県は31.7%(’00年国勢調査)で「就業」は農業が中心、30%を超す都道府県は長野だけ。

 「健康で長寿」が実現したのは、医師や保健師、保健補導員、行政組織などの活動だけではなく、健康とは無縁のような組織も大きな影響を与えているという。


2005/09/23
太りすぎ、世界で10億人以上 WHO発表
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200509230149.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/09/23 
 世界保健機関(WHO)は22日、世界人口60億人のうち10億人以上が太りすぎで、このまま推移すれば2015年には15億人に達するとの推計を発表し、「肥満は心臓病や脳卒中などの引き金となる」と警鐘を鳴らしている。

 WHOの推計によると、30歳以上の75%以上が太り過ぎと推定されるのは、
  ・女性の場合は、エジプト、マルタ、メキシコ、南アフリカ、トルコ、米国など。
  ・男性の場合は、アルゼンチン、ドイツ、ギリシャ、クウェート、ニュージーランド、英国など。

 かつて先進国に多く見られた肥満が、最近では所得の低い国々でも急増しているのが目立ち、肥満が社会問題化しているナウルやトンガでは成人の9/10人が太り過ぎという。世界的にも脂肪や糖分の多い高カロリー摂取の食生活が定着し、且つ途上国でも車社会が広がり、運動量が減ったことなどが原因。

「医」再考:長野モデル/3 網の目
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050923ddm012100113000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/23 
 重層的に健康カバー

 「長野モデル」を分析した研究の多くが指摘するものに、保健補導員の存在がある。現在は県内全市町村で計約13,000人が活動している。元々は農家に嫁いだ女性が、厳しい農作業、家事労働の中で、出産し、子育てをするために「自分たちの体について知ろう」と始まり、学習活動が中心だだったが、地域の集団健康診断の手伝いをしたりするなかで、住民の健康を気遣う「地域の健康の担い手」になった背景や、
 長野県では保健補導員、保健師、医師などいろいろな医療関係の立場の人が、「網の目」を張り巡らし、重層的に住民の健康をカバーしている構造がある。


2005/09/22
母がディーゼルの排ガス吸引、胎児の脳に粒子蓄積
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050922ik03.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/09/22 
 東京都内で21日に開かれた内分泌かく乱物質(環境ホルモン)に関するシンポジウムで発表された、東京理科大薬学部の武田健教授らの研究によれば、妊娠中のマウスにディーゼル排ガスを吸わせると、胎児の脳にディーゼル粒子が蓄積されることが明らかになった。
 マウスの行動や脳内ホルモン濃度にも異常が見られることから、脳内に侵入したディーゼル粒子が影響を及ぼしている可能性があるという。
乳腺密度の高い若年女性にはデジタル・マンモグラフィが最適 乳がん検出精度が有意に優れる、NEJM誌で報告
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/399228
     MedWaveトピックス 2005/09/22 
 New England Journal of Medicine(NEJM)誌電子版に2005年9月16日に報告された、米North Carolina大学Chapel Hill校のEtta D. Pisano氏らの研究によれば、乳腺密度の高い女性は乳がんリスクが高い。今までのフィルム・マンモグラフィでは十分な感度が得られなかったが、デジタル・マンモグラフィなら、乳がんがより高精度に検出できることが新たに明らかになったという。

▼NEJM誌での論文:「Diagnostic Performance of Digital versus Film Mammography for Breast-Cancer Screening」

「医」再考:長野モデル/2 予防
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050922ddm012100144000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/22 
 JA長野厚生連佐久総合病院は、「農村医学の拠点」と呼ばれることが多い。

▼八千穂村全村健康管理システム:
 1959年に佐久病院が「病気を治すだけではだめだ。病気をなくす仕事もしなくてはならぬ」(若月俊一氏)と始めた健康管理のシステムは、15歳以上の全村民を対象に年1回の健康診断を実施するだけでなく、一人一人の健康台帳を作成、健診結果だけでなく生活・環境要因も記入した。
 また村民に健康への意識をもたせるため、各自が記入する健康手帳も取り入れた。この「早期発見、早期治療、予防重視」を目指した健康管理は同村の医療費を激減させ、国民健康保険会計を黒字にしたこの方式は、健康集団スクリーニングとして長野県全体に広がり、さらに全国的にもモデルになった。


2005/09/21
「医」再考:長野モデル/1 長寿の里
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050921ddm012100058000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/21 
 長野県は低い医療費で県民の長寿を達成している。なぜ長野県が「優等生」なのか?。この「長野モデル」を通じて医療や医療費の問題を考える。

▼病院行かないと表彰
 浅間山や八ケ岳を望む長野県佐久市にはユニークな表彰制度がある。1年間医療機関にかからなかった70歳以上のお年寄りを対象にした、高齢健康優良者表彰だ。
 三浦市長によれば、「健康長寿」の背景は「豊かな自然に囲まれて何でも食べ、体を動かすこと」という。だからそうした生活が維持できるように、保健、医療、福祉が連携した「生活支援」を目指す。子育てから介護まで生活丸ごとの支援だという。

暮らしWORLD:声に出して読む老人 主役で生き生き、機能回復も
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050921dde012100027000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/21 
 老人ホームで入所者に物語などを音読して聞かせる「読み聞かせボランティア」。その語り手と聞き手を逆にしたユニークな取り組みを 10年以上続けてきた横浜市の特別養護老人ホーム「さくら苑」の取り組みが、注目されている。

 斎藤孝・明治大文学部教授の「声に出して読みたい日本語」(草思社)がベストセラーになり、東北大未来科学技術共同研究センターの川島隆太教授が「音読や簡単な計算を繰り返すことで脳の前頭前野を活性化させる」と科学的に立証したことなどから、最近は音読がブームになっている。

中国で40歳以上の死因、癌や脳血管疾患、心臓病が筆頭に
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/399029
     MedWaveトピックス 2005/09/21 
 米Tulane大学のJiang He氏らが、New England Journal of Medicine(NEJM)誌2005年9月15日号で発表した報告によれば、中国における近年の40歳以上の死因は、癌や脳血管疾患、心臓病が上位を占め、発展途上国の死因として多い感染症などをしのぐことが明らかになった。
 この調査は、Jiang He氏らが、中国に住む40歳以上16万9871人について、1991年から約10年間追跡して明らかにしたもの。

▼NEJM誌での論文:「Major Causes of Death among Men and Women in China

幼時にフレンチフライを多食すると乳ガンのリスクが上がる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/398893
   ----日経ヘルス ニュース 2005/09/21 
 乳ガンにかかるのは、女性の一生になかで幼時の食習慣と深い関連があるという研究報告があったが、「国際ガンジャーナル」(InternationalJournal of Cancer)に報告された、ボストンのブリガム女性病院とハーバード大学医学部の研究によれば、子どものころ、フレンチフライ(フライドポテト)を沢山食べた子どもは、乳ガンにかかるリスクが大きいことを裏付けたという。

2005/09/19
認知症:脳を活性化、CDで予防 和歌山県医大・板倉教授ら制作
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050919ddm013100165000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/19 
 和歌山県立医大の板倉徹教授(脳神経外科)とテイチクエンタテインメントが制作した脳を活性化させ、認知症(痴呆)防止に効果が期待できるという CD:「脳知(のうち)改革」 が注目されている。

 このCDは、音と言葉という限られた情報のラジオでは、想像力が膨らみ、脳全体が活性化されるという説を、地元ラジオ局の番組や、各地の講演会で、分かりやすく説明していた同教授の講演を聞いたテイチクの担当者が企画を持ちかけ製作されたもの。

脳知改革〜聴くだけ簡単!脳の話〜  (テイチクエンタテインメント)

    和歌山県立医科大学の現役医師、板倉徹による、「脳」をテーマにしたトークCD。
    最近解明されてきた脳の働きや能力を、身近な話題からわかりやすく説明する。
喫煙:窓5cm開けても、粉じん濃度9倍−−タクシー車内
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050919ddm002040073000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/19 
 東京大の中田ゆり客員研究員(国際地域保健学)らの調査によれば、タクシーの車内で1人の乗客が喫煙すると、窓を5cm開けても粉じん濃度が環境基準(0.15mg/m^3)の9倍に達し、濃度が元に戻るには30分以上も掛かることが判ったという。

2005/09/18
日焼け:赤くなる人、発がん危険高い 血中DNAを損傷、九州大助教授ら発見
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050918ddm002040035000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/18 
 入江正洋九州大助教授らが、日本癌学会で発表したところによれば、日焼けで皮膚が「赤くなる男性」は「黒くなる男性」に比べ、血中のDNAを損傷する率が高くなるので、発がんのリスクが高まるため、赤く日焼けをする人は注意が必要という。

 血中の白血球DNAの損傷を示す指標物質(ヒドロキシデオキシグアノシン)の濃度が増えると、肺や肝臓、泌尿器などの発がん性を高めることが、これまでの研究で指摘されている。


2005/09/17
国際線機上で浴びる宇宙線、被曝量をネットで計算
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200509170062.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/09/17 
 独立行政法人・放射線医学総合研究所が、国際線航空機に乗った場合に浴びる宇宙からの放射線量を計算できる航路線量計算システムを16日からネット上で公開した。

 放射線量は、季節や高度、太陽活動で変動するため、行き先や飛行する月も指定する必要がある。国連科学委員会の報告によれば、地上でも自然界から年間に平均約2.4ミリシーベルト被曝するのに対し、航空乗務員の年間被曝量は平均で3〜ミリシーベルトと推定される。

放射線医学総合研究所 > プレス発表  2005.0.9.15 
   放医研、海外渡航時の宇宙線被ばく線量を計算表示するシステムを開発

   「航路線量計算システム(JISCARD:Japanese Internet System for Calculation of Route Doses)

健診「異常あり」の人、10年後は医療費「通常」の3倍
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200509160337.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/09/17 
 政府管掌健康保険を運営する社会保険庁が、93〜03年度まで継続して働いていた人を対象にして、中小企業の会社員らが加入する政府管掌健康保険の加入者(本人)のうち、健診とその後の指導に熱心な三重県に住む約2200人の中高年を追跡調査した結果、健康診断を受けた時に「血圧」や「血糖値」などの項目で「異常あり」と診断された人は、「異常なし」だった人よりも10年後の医療費が最大3倍超かかっていることが判った。

 「生活習慣病予備軍」に対して集中的に健康指導すれば、医療費抑制に効果があることを裏付けるデータだとされる。


2005/09/16
ストレスが乳がんのリスクを軽減 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050916hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/09/16
 デンマーク国立公衆衛生研究施設(コペンハーゲン)のNaja Rod Nielsen氏らが、医学誌「British Medical Journal」9月10日号に発表したところによれば、日常のストレスが強い女性は乳がんの発症リスクが低いという。しかし、ストレスは決して健康的な反応ではなく特に心血管疾患などの発症を引き起こす恐れがあるとの見解も添えている。
前立腺がん:不規則勤務が元凶 昼専業の3.5倍なりやすく−−抑制ホルモン減少させ
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050916ddm012040136000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/16 
 文部科学省大規模疫学研究班(運営委員長・玉腰暁子名古屋大助教授)が、’88〜97年にかけて全国45市町村の事業所に勤務する40〜79歳の男性約16,000人を対象に、勤務時間帯と前立腺がんの発症の関係を調べた結果、昼夜を問わず稼働する職場に交代制で勤務する男性は、主に昼間だけ働く男性に比べ、3.5倍も前立腺がんになり易いという。 札幌市内で開かれている日本癌学会で15日、発表された。
“ビフィズス菌が腸に届く”ヨーグルトを強化/ ビフィズス菌SP株を採用、人気アップを狙う
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/398268
     MedWaveトピックス 2005/09/07 
 日本ミルクコミュニティは、胃酸に弱いビフィズス菌をカプセルに閉じ込めて、生きたビフィズス菌が直接腸に届くというコンセプトの「ヨープレイト」を約2年前に発売。カプセル内の菌をビフィズス菌SP株に変更した「ヨープレイト 生きて届けるビフィズス菌ヨーグルト」を9月20日にリニューアル発売。

 ビフィズス菌SP株を100g中に10億以上含むプレーンヨーグルト「ナチュレPRO GB」は、トクホ(特定保健用食品)を取得しているが、今回の商品の菌数は公表せず、ヒトでの臨床試験も予定していないが、同社によれば 1個(100g)/日以上食べれば、(カプセル化していない)ナチュレPRO GBと同等の整腸作用が期待できるという。 尚、今回の商品には善玉菌を増やすガラクトオリゴ糖を微量(0.16〜0.24g)配合している。

日本ミルクコミュニティ > プレスニュース(2005/8/25)
  ヨープレイト 生きて届けるビフィズス菌ヨーグルト』リニューアル発売!

“女性の味方”大豆イソフラボンに美肌効果/ キッコーマンがシワ改善効果をヒトで確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/398264
     MedWaveトピックス 2005/09/07 
 大豆イソフラボンは、骨粗しょう症やのぼせ、月経前症候群(PMS)など、女性ホルモンのバランスの崩れに伴う不調を予防、改善する成分として知られており、肌への影響については、試験管や動物実験で、メラニン生成抑制やコラーゲン生成促進などの効果が確認されていた。

 今回、キッコーマンは、腸や胃での吸収が良い「アグリコン型」と呼ばれる大豆イソフラボンを使って、女性ホルモンの分泌の低下が原因で起こる皮膚のシワや弾力の低下を予防、改善する効果があることをヒトでの臨床試験で確認した。

今後は、大豆イソフラボンが更年期が原因の肌老化の対策成分としても注目を集めそうだという。


2005/09/15
特殊な免疫細胞で末期がん患者延命…理研・千葉大
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050915ik0a.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/09/15 
 人体の免疫を担う「NKT細胞」活用したがんの新しい免疫療法で、末期の肺がん患者を延命できることが理化学研究所と千葉大の臨床試験で明らかになった。 この研究結果は、札幌市で開会中の日本癌学会で16日に発表された。

 従来の治療が効かない肺がん患者9人から、特殊な免疫細胞(樹状細胞)を採取。これにNKT細胞を活性化する物質を取り込ませ、増やして患者の体に戻した。樹状細胞1億個を戻した患者2/3人で、がんの増殖が止まり、2年半が経過した今も転移などがなく普通の生活を送っている。1/3人は肺がん以外の病気で死亡した。

「飲む脱毛治療薬」製造販売承認へ
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050915i315.htm
     Yomiuri-Online 科学 2005/09/15 
 米国の製薬会社メルク社が開発した“飲む脱毛治療薬”「フィナステリド」(商品名・プロペシア錠)は、メルク社の子会社の万有製薬が日本国内での治験を行い、一昨年に承認申請していたもので、医師の処方医薬品として近く承認される見通し。

 プロペシアは、錠剤で脱毛の原因となる頭皮の酵素の分泌を抑え、脱毛症の進行を抑える効果があるという。

女性ホルモン、肺がんとも関連性…厚労省研究班
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050914i515.htm
     Yomiuri-Online 科学 2005/09/15 
 女性ホルモンは乳がんの危険因子の一つだが、たばこを吸わない人にも多い肺の腺がんは、女性ホルモンと関連する可能性が指摘されていた。厚生労働省研究班が、大規模な追跡調査で肺がんの危険因子でもあることを突き止め、14日発表した。

 子宮や卵巣の手術で閉経し、ホルモン剤を使用している女性の場合、自然閉経した女性に比べて、肺がんの危険性が約2倍高い。


2005/09/12
携帯電話の脳への悪影響はない──デンマーク 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/396921
   ----日経ヘルス ニュース 2005/09/12 
 携帯電話を使うと電磁波の影響で脳によくないと云われているが、デンマークの研究者が雑誌「神経科学」(Neurology )に報告したところによれば、脳腫瘍と診断された427人と、正常な健康人622人を比較し結果、その心配はないという。

2005/09/09
体内時計:調節たんぱく質、昼間の20倍増・脂肪も蓄積−−だから「夜食べると太る」
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050909dde001040025000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/09 
 生活リズムを刻む体内時計に関与する「BMAL1」と呼ばれるたんぱく質が、脂質の蓄積に深くかかわっていることを日本大学薬学部の榛葉繁紀専任講師らが突き止めた。 研究成果は、米科学アカデミー紀要電子版に発表された。
 このたんぱく質「BMAL1」は、DNAに結合し、体内時計が正常に働くよう調節する働きがあり、脂肪酸やコレステロールの合成を促進している。
 体内のBMAL1の量は、ち午後10時〜午前2時頃が最高で、最も少ない午後3時頃の約20倍に達する。夜遅くの食事を避ければ肥満予防につながると考えられるというもの。

2005/09/07
子供時代に喫煙者と同居した人は非喫煙者でも高リスク、 但しリンゴ2個以上の食物繊維摂れば影響少ない
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/396136
     MedWaveトピックス 2005/09/07 
 Thorax誌オンライン版・8月30日に発表された、米国立衛生研究所(NIH)の下部組織であるInstitute of Environmental Health Sciences (NIEHS)のGloria L. David氏らが行った約35,000人の成人非喫煙者を対象にした研究によれば、18歳までに喫煙者の家族と同居した経験のある人は、後に慢性的な空咳を発症するリスクが、そうでない人の2倍以上になることが、一方で、食物繊維を7.5g(リンゴ2個程度)/日以上を摂取して食物繊維を多く摂取する人は、間接喫煙による影響が少なくなるという。

▼NIHのニュースリリース「Childhood Exposure to Second-Hand Smoke Has Long-Lasting Effects: Fruit Fiber May Help」 

Thorax誌アブストラクト

80歳以上で自分の歯を20本以上持つ人が5年で5割増 / 東京都が歯科保健目標の達成度を中間報告
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/396064
     MedWaveトピックス 2005/09/07 
 東京都福祉保健局が9月2日に発表した「西暦2010年の歯科保健目標」の達成度中間評価報告書によれば、80歳以上の東京都民のうち、自分の歯を20本以上持つ人の割合が、5年前の27%から41%へと約1.5倍に改善していることが明らかになった。
  「西暦2010年の歯科保健目標」は、健康寿命を伸ばせるように、80歳になっても20本以上自分の歯を保つという8020(ハチマル・ニイマル)の実現を目指しているもの。

▼東京都福祉保健局の中間評価報告書


2005/09/05
アスピリンの大腸がん予防、効果上回る副作用
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050905ik03.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/09/05 
 米国のマサチューセッツ総合病院(マサチューセッツ州)などの研究チームによる、83,000人の女性を対象にした20年間の追跡調査の結果、大腸がん予防の目的でアスピリンを長期間服用した場合、予防効果より、その数倍も消化管出血の副作用の危険があることが判ったという。
 10年以上アスピリンを2錠(成分量325mg)/日以上服用した女性は、服用しない女性に比べ、大腸がんになる確率が53%低いが、1〜2錠/日を服用した場合は22%の低下にとどまり、服用量が少ないほど効果は小さかった。が大量に服用(2錠/日以上)すると消化管出血などを起こす。

2005/09/04
がん:満腹が招く?遺伝子に悪影響 キャベツ、緑茶はよい効果−−東京医歯大教授ら
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050904ddm041100123000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/04 
 東京医科歯科大の湯浅保仁教授=分子腫瘍医学=らが男性の胃がん患者58人へのアンケート調査をもとにした研究によれば、満腹するまで食べる習慣のある男性は、がん化を抑える遺伝子の働きが弱まっている率が高く、逆に、キャベツやブロッコリーなどを多く食べたり緑茶を多く飲む男性では、この「がん化を抑える遺伝子の働きが弱まっている率」が低いことが判ったという。
 この研究は、14日から札幌市で開かれる日本癌学会で発表される。

2005/09/01
がん患者さんのためのWebサイト「がんナビ」がオープン
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/395110
     MedWaveトピックス 2005/09/01 
 日経BP社が、がん患者とご家族を支援するWebサイト「がんナビ」をオープンした。

▼がんナビのURLは、 http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/


2005/08/30
介護予防サービスの支払い、定額と成功報酬の仕組みを導入
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050830ik05.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/08/30 
 厚生労働省は、介護保険制度改革により来年4月から導入される介護予防サービスで、事業者に支払われる報酬に、1か月単位などの定額払い方式と、利用者の状態改善に応じた成功報酬の仕組みを導入する方針を固めた。

2005/08/29
ゴマの成分「セサミン」に血圧下げる効果、サントリーなどがヒトで確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/394084
     MedWaveトピックス 2005/08/29 
 ゴマに含まれる成分のセサミンは、これまでの研究で「抗酸化」や「コレステロール低下」「肝臓がん発生抑制」などの作用を持つことが報告されている。
 サントリーの健康科学研究所とNTT西日本京都病院医師の宮脇尚志氏の研究グループは、この「セサミン」が血圧低下作用を持つことをヒトにおける研究で確認した。
 この研究成果は、8月25日〜26日に秋田県で開催された第46回日本人間ドック学会で発表された。

▼サントリーのプレスリリース 2005.8.26
  「セサミンがヒトにおいて血圧低下作用を持つことを確認

インターフェロン生成、カギ握るたんぱく質発見
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050829i301.htm
     Yomiuri-Online 科学 2005/08/29 
 C型肝炎などのウイルスを撃退するインターフェロンが、体内で作られるのに欠かせないたんぱく質・「IPS-1」を、大阪大微生物病研究所の審良(あきら)静男教授らの研究チームが見つけた。
 ウイルス性感染症の予防や治療法の開発につながる成果で、米科学誌「ネイチャー・イムノロジー」(電子版)の28日付で発表された。

2005/08/26
コエンザイムQ10:摂取量の上限設定を検討−−食品安全委
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/08/20050826ddm012100148000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/26 
 健康食品として人気の「コエンザイムQ10」は、脂肪に溶けて体内に蓄積される性質がある。厚生労働省は、大量に蓄積されれば害が出るおそれもあるとして、摂取上限の設定が必要だと判断し、食品安全委員会に上限設定を依頼した。

 コエンザイムQ10は、医薬品として心不全治療を目的に、成人30mg/日の使用が認可されているが、健康食品として美肌効果や健康維持などが期待されて、国内では60mg〜100mg/日の摂取を勧める食品が多い。

トランス脂肪を使うな−−NY市がレストランに要請 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/393854
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/26 
 トランス脂肪とは、植物油を部分的に水素化して固形化したもので、代表的なものはマーガリン。以前は動物性のバター等の油脂よりも健康的な食品といわれていたが、最近の研究で心臓病のリスクを高まることがわかり見直されている状況の中、ニューヨーク市の衛生局は8月10日、市内のレストランに料理や食品にトランス脂肪を使わないように、と異例の要請を行ったという。

2005/08/24
アレルギー:アトピーなどの症状、白血球の一種が原因−−東京医歯大チーム解明
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/08/20050824ddm003100117000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/24 
 東京医科歯科大の烏山一教授(免疫アレルギー学)などの研究によれば、白血球の一種である好塩基球が、一部のアトピー性皮膚炎などを引き起こす主役になっていることを突き止めた。この研究は、24日発行の米免疫学専門誌に掲載される。
 この白血球が、かゆみや炎症を起こす血液中の細胞を皮膚に引き寄せる物質を分泌していると考えられ、この白血球の働きを抑える薬ができれば新しい治療法につながると期待される。
ゴミが多く、緑が少ない居住環境には肥満者が多い、欧州8カ国の研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/393246
     MedWaveトピックス 2005/08/24 
 英グラスゴー大学のAnn Ellaway氏らは、欧州8カ国(仏、独、伊、スロバキア、ハンガリー、ポルトガル、スイス、リトアニア)の都市で行われた居住環境と肥満に関する調査結果から、居住環境が肥満に関連している可能性が高いことを指摘する結果をまとめ、British Medical Journal電子版に8月19日で報告した。

 調査結果によれば、緑が多い居住環境に住む人は、緑の少ない環境の人に比べ、運動の活発さが3倍も高くなっていた。また、肥満の人の割合も約40%低くかった。
 一方、居住環境にゴミや落書きが多い環境に住む人は、運動の活発さがゴミや落書きが少ない環境に住む人に比べて約50%低く、肥満の人の割合はおよそ50%高くなっていた。

▼本論文の原題:「Graffiti,greenery, and obesity in adults: secondary analysis of European cross sectional survey

協和発酵、皮膚とアレルギーの情報サイト「かゆみナビ」をリニューアルオープン
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/393258
     MedWaveトピックス 2005/08/24 
 協和発酵は、8月23日、昨年開設した皮膚とアレルギーに関する情報サイト「かゆみナビ」 をリニューアルオープンした。
今回のリニューアルは新コンテンツ「かゆみクイズ」と「リアルタイムアンケート」を加えたもの。

▼協和発酵の情報サイト「かゆみナビ


2005/08/22
抗加齢医学:華麗に加齢 予防医学の最新研究事情を追う−−京漬物も対象
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/08/20050822ddm013100143000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/22 
「病気を治す」のではなく、「病気にならないようにする」予防医学・「抗加齢(アンチエイジング)医学」の最新事情

今秋からは、抗加齢医学会の専門医が、バイオマーカー、骨密度、血管年齢などを検査し詳細な指導をする新しいタイプの人間ドック・「アンチエイジング・ドック」が全国約100カ所の医療機関で始まるという。

▼病気と老化の元凶

人体を老化させ、病気を引き起こす原因の一つが、物質を酸化させる不安定な分子の「フリーラジカル」。
呼吸によって体内で生まれ細胞やDNAを傷つけるが、体内には元々フリーラジカルを消滅させる「抗酸化酵素」がある。でも加齢と共に減っていく。
それを補うのが、ビタミンCやE、CoQ10等の抗酸化物質。抗加齢医学の基本は、抗酸化物質を摂取し、適度な運動をすることだという。
▼マーカーを探せ
フリーラジカルによる細胞の損傷は、病気になる前や発症のごく初期に起き、この時の体の中の変化を「バイオマーカー」と呼ぶ。このマーカーを見つければ、病気を発症前に防ぐことが可能になるので、さまざまなマーカーが世界中で探されている。
▼薬膳料理などを解析
食品のさまざまな効能の解明も進められており、がん予防効果があるとされる漬物、コレステロールを下げるとされる中国茶、脂肪を分解するという薬膳料理など。
▼代替医療の評価にも
これらの研究は、健康食品や漢方、鍼灸、温泉療法等の代替医療の効果を科学的に評価するシステムづくりにも繋がることが期待される。
▼βグルカンの臨床試験を開始
ローカーボダイエットの成功はたんぱく質の食欲抑制にあった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/392825
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/22 
 パン、パスタ、ライス、イモ類など、でんぷん質の食物を減らというローカーボダイエットで、体重が減る理由について、ワシントン大学医学部(シアトル)のデービッド・ウエリグル博士らが、「米臨床栄養学雑誌」(American Journal of Clinical Nutrition)で発表したとろによれば、ローカーボダイエット時に、でんぷん質を増やすと必然的に増えるたんぱく質が食欲を抑えて、結果的に摂取カロリーが減って、減量に結びつくのだという。

2005/08/18
学校での清涼飲料販売を制限 米飲料協会、肥満に配慮 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200508180111.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/08/18 
 米国公立学校から炭酸飲料やジャンクフードを締め出そうという動きが各地で起きている中、飲料業界団体「米飲料協会」(ABA)は17日、子どもの肥満対策として、学校で販売する飲み物を自主的に制限する方針を発表した。
 今回のABAの対応は、
  • 小学校=水と100%ジュースのみ販売
  • 中学校=授業時間内は、以上のほかにスポーツドリンクやカロリーを控えた「ダイエットタイプ」の飲料のみ販売
  • 高校=販売する飲み物を多様にし、炭酸飲料は半分以下に抑える――というもの。

2005/08/14
健康診断:項目の大半が有効性の証拠薄い 厚労省研究班
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050814k0000m040114000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/14 
 厚生労働省の研究班の一つである、「最新の科学的知見に基づいた保健事業に係る調査研究」班(班長、福井次矢・聖路加国際病院長)が纏めた報告書によれば、自治体や企業に法律で義務付けられ、成人の大半が受ける健康診断で実施されている代表的な24の検査項目のうち、肝機能検査や心電図測定など16項目は、病気の予防や死者の減少という視点では有効性を示す根拠が薄いという厳しい評価を下した。

 今回の報告で、多くの健診項目が「実施を勧める証拠はない」とされたことで、制度の見直し論議は高まりそうだ。

▼健診が有効とされたのは、下記の6項目のみ。他に2項目が判定保留。

  •  「血圧の測定」と「飲酒」と「喫煙」に関する問診は、効果を示す十分な証拠があった。
  •  「身長・体重の測定」は、減量指導を充実すれば有効。
  •  糖尿病検査の「糖負荷試験」や、「うつ病を調べる問診」は、健診後の指導や治療の体制整備を条件に、有効と評価された。
 これ以外の16項目は、「勧めるだけの根拠はない」「病気予防や悪化防止の証拠はない」とされた。

▼GOTとGPT、γGTPの値を調べる肝機能検査について、
 見つけるべきは脂肪肝だが、放置しても大事に至らない。他に見つけるべきなのは、アルコール性の肝臓病とウイルス性肝炎だが、見落とされる場合が多く、検査するなら飲酒量の問診や直接のウイルス検査のほうが勝る。

 胸部エックス線(レントゲン)検査については、「肺がん検診の有効性を支持する証拠はない」。

 心電図の測定も、心筋梗塞の予防などに役立つとの証拠はない。

◆有効性について厳しい評価をした主な項目◆
・一般的な問診明確な証拠はない
・視力検査勧めるだけの証拠はない
・聴力検査勧めるだけの証拠はない
・身体診察明確な証拠はない
・聴診明確な証拠はない
・腹部診察ほとんど証拠がない
・心電図測定虚血性心疾患の発見には無意味
・胸部X線肺がん発見に有効との証拠なし
・コレステロール検査コレステロール低下には役立つが心筋梗塞予防に有効との証拠なし
・肝機能検査(GOT、GPT、γGTP)実施の意義を再検討すべき
・尿検査糖尿病発見には不適切。腎不全などを防ぐ証拠はない
・血球数など有効性を示唆する十分な証拠はない
・C型肝炎検診判定保留
・B型肝炎検診判定保留


2005/08/13
妊婦さん食べ過ぎ注意、クロマグロなど9種追加
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050813ik02.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/08/13 
 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会が12日発表したところによれば、魚介類に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を及ぼす可能性があるとして、、妊婦が注意すべき魚介類として、3種類のマグロなど計16種を挙げ、食べ過ぎないための摂取量の試案をまとめた。

 1回の食事で食べる量を約80g(刺し身1人前、切り身一切れ相当)として検討した結果、食べる回数

・2回以下/週に抑えるのが望ましいのは、ミナミマグロやキダイなどの7魚種。
・1回以下/週 は、クロマグロ、メバチマグロ、メカジキなど7魚種とした。
・1回以下/2週間 は、メチル水銀量が比較的多いコビレゴンドウ。
▼厚生労働省>「 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて(平成17年8月現在)

 ・水銀を含有する魚介類等の摂食に関する妊婦等への注意事項の見直しの検討について(概要)(平成16年8月現在)


2005/08/12
ヨガが中年層の減量に有効 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050812hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/08/12
 米Fred Hutchinson癌研究センター(シアトル)が、ヨガが単に筋力や柔軟性を高めるだけではなく、中年層の減量に有用であることを、初めて評価し、その結果は医学誌「Alternative Therapies in Health and Medicine」7/8月号に掲載された。

 今回の調査結果は、ヨガのタイプによる身体的強度の差が考慮されていないほか、個人の記憶に基づく自己報告によるものであるため、今後の観察試験で不足部分を補うことができれば、大規模な無作為化試験を実施することができると期待されるという。


2005/08/11
ビールに放射線防護効果…放射線医学総合研が発表
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050812ik04.htm
     Yomiuri-Online 科学 2005/08/11 
 独立行政法人・放射線医学総合研究所(千葉市)が11日に発表したところによれば、ビールに放射線から体を守る効果があることを確認したという。

 放射線を浴びると、体内に遺伝子を傷つけるフリーラジカルという反応性が高い分子ができるが、アルコールにはそれを捕捉する働きがあり、放射線防護効果がある。
 ビール大瓶1本を飲んだ人の血液を採取してX線などを当てた場合、飲酒前の血液と比べて染色体異常が顕著に少なくなるが、ノンアルコールビールでは防護効果がなく、アルコール単独よりビールの方が効果が高いことより、ビールの微量成分が複合的に作用していると考えられるという。


2005/08/10
レーザー処理済みフル−ツ登場−−産地などが一目  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/391173
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/10 
 産地情報などを表示したシールが果物の一個一個に貼られているが、この情報をフル−ツの表面に刻印したレーザー刻印フル−ツが、近く全米で本格導入されるという。

 刻印には、果物の種類、産地、産地国を始め、必要に応じてIDナンバー、収穫日、賞味期限、有機栽培でつくられたのかどうかなども刻むことが出来、一旦刻んだら、変更できないから、信頼度は高い。安全性は既にFDA(米食品医薬品局)のお墨付きだという。


2005/08/08
がんの臨床試験を事前登録…患者に公開、情報共有
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050808ik05.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/08 
 全国42の国立大学付属病院が加盟する「大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)」は、がん治療の有効性を調べる臨床試験を登録し、事前に計画を公開するシステムの運用を開始した。

 発表される臨床試験の結果は、一般に良好な結果だけであり、副作用など研究者や製薬会社に不都合なデータは公表されない傾向が強いため、試験実施者に事前に目的や計画概要の公開を促すとともに、試験参加者の募集も行えるようにし、患者に正確な情報を提供し、医療の質向上を目指すという。

▼事前登録システムのホームページ   http://www.umin.ac.jp/ctrj/

アレルギー持っていて当たり前?/米国民の半数以上がアレルギー有症者、大規模調査で判明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/390972
     MedWaveトピックス 2005/08/08 
 米国立衛生研究所(NIH)が8月4日に発表したところによれば、米国疾病管理予防センターが1988年から1994年にかけて行った約10,500人を対象にしたthe third National Health and Nutrition Examination Survey(NHANES III)という調査に基づく調査結果より、米国民の半数以上が1つ以上のアレルゲンに陽性であることが、明らかとなったという。アレルギーを持つ人の方が普通である時代が来ているようだとしている。

 この調査結果の詳細は、米国立環境健康科学研究所(NIEHS)と米国立アレルギー感染症研究所のグループにより、Journal of Allergy and Clinical Immunology誌8月号に発表された。

運動中にトマトジュースで疲れ知らず / カゴメと国際医療福祉大が疲労軽減効果を発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/390972
     MedWaveトピックス 2005/08/08 
 7月30〜31日に開催された第13回日本運動生理学会において、カゴメ総合研究所と国際医療福祉大学が発表したところによれば、運動の合間にトマトジュースを飲むと、筋肉中に疲労物質の乳酸がたまり難くなり、運動後の疲労を軽減させられる可能性があるという。

▼カゴメのプレスリリース(2005.07.29)
  トマトジュース飲用による運動疲労軽減作用を示唆 −カゴメ、国際医療福祉大学の共同研究−

 カゴメ(株)総合研究所は、国際医療福祉大学(樋渡正夫教授)との共同研究により、運動の合間のトマトジュース飲用が、運動後の疲労を軽減する可能性があることを明らかにしました。
住民が運動をするしないは、お天気次第−−地域別調査で判明 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/390632
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/08 
  エクササイズをする、しないは何で決まるのだろうかを調べた研究が、「健康行動ジャーナル」(Journal of Health Behavior)7〜8月号に掲載された。CDC(米疾病管理予防センター)が電話インタビューで行った調査を、ブリガムヤング大学のレイ・メリル博士らが纏めたもので、中程度の体を動かすエクササイズを、30分間/日、5〜7日間/週 行なう。あるいは、強く体を動かす運動を20分間/日、週に3〜5日間/週 行なうという基準に達している住民全体の何%いるかどうかを調べ たもの。

 上位の州は、モンタナ、ユタ、ウイスコンシン、ニューハンプシャー、バーモントの各州だった。一方、ワースト5は、ハワイ、プエルトリコ、ノースカロライナ、ケンタッキー、ミシシッピの各州と準州であった。 これを各気象台の記録と突き合わせるとベスト5の地域は、乾燥して温和な日が多く、ワースト5の地域は、湿度が高く、蒸し暑い日が多いことがわかり、結論的には、その地域の天候が大きく影響するとのこと。


2005/08/06
アロエ食品の取り過ぎに注意…おなか緩くなる可能性
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050806ik02.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/06 
 国民生活センターは5日、キダチアロエを使った健康食品の中に、下剤と同程度の作用がある製品が含まれていると注意を呼びかけた。

▼国民生活センター > 報道発表資料
  キダチアロエを使った「健康食品」(概要)−下剤成分を中心に−


2005/08/05
中国産の冷凍うなぎ蒲焼きから使用禁止の合成抗菌剤を検出
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/390118
     MedWaveトピックス 2005/08/05 
 中国産うなぎは、今年1月1日〜8月3日までに、活うなぎとして9289t、蒲焼き、白焼きとして2,6261tが輸入されている。
 厚労省では、中国産スッポンなどから、養殖水産動物への使用が禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」が検出されたという情報を入手したことから、7月からうなぎ食品などの残留マラカイトグリーンの検査を強化し警戒していた中、中国産の冷凍うなぎ蒲焼きから、「マラカイトグリーン」が検出されたことを、厚生労働省が8月4日明らかにした。

▼厚生労働省のプレスリリース
  「中国産養殖鰻のマラカイトグリーン検出についてのQ&A


2005/08/02
赤穂化成、有害金属を排出する飲料「トルトールウォーター」発売 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/389324
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/02 
 食塩やにがりを中心とした無機ミネラルを中心とした商品を製造・販売する赤穂化成株式会社(本社・兵庫県)は、体内の有害金属の排出する解毒(デトックス)に詳しい、銀座サンエスペロ大森クリニック院長の大森隆史医師と、毛髪ミネラル検査などを行う、ら・べるびぃ予防医学研究所らと共同開発した、体内に蓄積した有害金属排出させるための成分を配合した飲料「トルトールウォーター」(ペットボトル500ml、210円)を発売した。

2005/08/01
健康サプリメント 取り過ぎで不健康
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050801ik06.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/01 
▼ベータカロチン過剰摂取でがん発生率上昇

 サプリメントの過剰摂取に注意を促す結果について、代表的な例が示されている。

 体内でビタミンAに変わるベータカロチンについて、ヘルシンキ大学などが喫煙者約3万人を対象に行った試験では、20mg/日(日本人の平均摂取量の約10倍)を5〜8年飲み続けると、肺がん発生率が18%上昇、脳血管疾患の死亡率も20%高くなるという。

 ビタミンEについては、米・ジョンズホプキンズ大学の研究者らが、これまで欧米での19の臨床試験(対象者数計136,000人)を分析した結果、400mg/日以上(日本人の平均摂取量の約30倍)摂取すると、死亡率を高める可能性があるという。

 水溶性のビタミンCは、摂取後、数時間で尿と一緒に排せつされるため、摂り過ぎの心配は少ない。

▼バランスいい食事を取ろう

 日本人について、2002年の国民栄養調査の結果を見ると、男女とも若い世代でカルシウムの摂取不足が見られるが、他のビタミンやミネラルは、おおむね必要量を満たしていた。

 サプリメントには栄養素が濃縮されているために、同じ栄養素を含むのに気づかず何種類も併用するために過剰摂取の恐れがあることに気をつけたい。

摂取目安 上限量
ビタミンA 600μgRE 3000μgRE
ビタミンD 5μg 50μg
ビタミンE 8mgα−TE 700mgα−TE
ビタミンB6 1.2mg 60mg
カルシウム 700mg 2300mg
リ ン 900mg 3500mg
亜 鉛 7mg 30mg
葉 酸 240μg 1000μg


2005/07/30
ヘルシーリポート:太り過ぎ危険、過食やめ適度な運動を 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050730ddm010100089000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/07/30 
 食べ過ぎて運動をしないと脂肪が燃やされずにどんどん蓄積し、やがて高脂血症や糖尿病などになり、心筋こうそくなどのリスクが高くなるので、体脂肪の高い人は血液中の中性脂肪値も高く、肝臓に大量の中性脂肪が溜まれば、脂肪肝になり易い。茨城キリスト教大学(日立市)の板倉教授(医師)は、10分/日程度の縄跳び、早足で歩くなどを継続実践することが体脂肪の減少につながると日常的な運動を勧めている。

2005/07/28
タマネギに含まれるケルセチンの投与で骨密度の減少を抑制、動物実験による結果
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388504
     MedWaveトピックス 2005/07/28 
 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の辻光義氏らが骨代謝学会において、「フラボノイド化合物ケルセチンの骨粗鬆症予防効果とその作用機構」と題したポスター演題の中で発表したところによれば、フラボノイドの一種でタマネギに多く含まれるケルセチンを骨粗鬆症モデルマウスに投与したところ、4週間後、骨密度の減少が有意に抑制したことをうけ、タマネギやホウレンソウ、パセリなど、ケルセチンを含有する野菜を積極的に摂取することが、「イソフラボンとは異なる経路で生体に作用すし骨粗鬆症予防に有効だという。
みかんの成分β-クリプトキサンチンは骨形成を促進、ラットにおける実験で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388505
     MedWaveトピックス 2005/07/28 
 β-クリプトキサンチンは、柑橘類や柿に含まれ、温州みかん1個あたり約2mg含まれており、動物実験により大腸がんや皮膚がんの予防効果が報告されている。
 新潟大学農学部農業生産学科の池田紀子氏らが、骨代謝学会での口演セッションで「骨粗鬆症モデルラットにおける温州みかん由来β-クリプトキサンチンの骨密度に及ぼす影響」と題して発表したところによれば、β-クリプトキサンチンは骨吸収を抑制するとともに、骨形成も促進するという。

2005/07/27
【骨代謝学会速報】 若い女性の骨を強くするのはビタミンDと運動
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388254
     MedWaveトピックス 2005/07/27 
  骨密度は、加齢と共に低下し、特に閉経後はエストロゲンの減少で、骨密度は顕著に低くなるため若い頃に骨密度を上げておくことが、将来の骨粗鬆症を予防するといわれている。
 東京女子医科大学医学部産婦人科教室の黒田龍彦氏らが、7月23日の骨代謝学会での口演セッションで発表したところによれば、平均20歳の女性を対象にした調査から、食事によるビタミンDの摂取量を増やし、歩行数を増やすことが、血中ビタミンDの濃度を上げ、さらには骨密度を高めるということがわかったという。

 「血中25OH-ビタミンD濃度が25ng/ml以上であれば、高骨密度の獲得につながる」 という。


2005/07/25
【やさしい介護学】おなか出て、中性脂肪、血糖値など高めなら・・・メタボリックシンドロームの芽
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050725ik07.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/07/25 
 メタボリック(代謝)とは、脂質や血糖など体に必要な成分を調整する機能のことです。
 「メタボリックシンドローム」とは、肥満とまではいかないが、おなかが出てきた、中性脂肪や血圧、血糖の値が少し高め。これらの条件が重なった状態で、病気とまでは言えないが、数値がやや高い項目が、3〜4項目が重複すると、動脈硬化の危険が一気に高まる状態のこと。

 日本高血圧学会などが、日本人用の診断基準を発表しました。この肥満の基準が、身長と体重から算出するBMIではなく、腹囲になっているのが特徴。

 メタボリックシンドロームから脱するには、内臓脂肪を減らせばいいのですが、どうしたら減らせるか?。減量するには、摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やすこと。ダイエットの王道ですが、横浜市大医学部教授の栃久保修さんは無理なく続けられる「体重計ダイエット」を提唱する。
 朝起きて、体重を測ってグラフにつけ、夕食後か寝る前に、もう一度測ってグラフにつける。
ポイントは50g単位で測れる体重計を使うことで、少しの変化が目に見えて励みになる。逆に50g/日以上の減量は、急激過ぎてリバウンドのもとだという。  「50g/日で1か月に1.5Kg。4〜5Kg減れば、体調の良さを実感出来るので、最低3ヵ月を目標に頑張ってみてこと。

▼メタボリックシンドロームの診断基準
  下記の腹囲の条件を含む他の3項目以上が該当したらメタボリックシンドローム

  1. 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
  2. 中性脂肪が150mg/dL以上、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dL未満
  3. 最高血圧が130以上、または最低血圧が85以上
  4. 空腹時血糖値が110ミmg/dL以上
 

2005/07/22
ダークチョコレートは高血圧やインスリン抵抗性を改善する
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/387576
     MedWaveトピックス 2005/07/22 
 伊L’Aquila大学のDavide Grassi氏らが、Hypertension誌2005年7月18 日号に報告したところによれば、ポリフェノールの一種であるフラバノールを豊富に含むダークチョコレートの摂取により、健康な人の血圧は下がり、インスリン抵抗性も改善され、更に本態性高血圧(EH)患者にも同様の効果があることという。

 フラボノイドは、果物、野菜、茶、赤ワイン、チョコレートに多く含まれる。このフラボノイドは冠動脈疾患、癌、脳卒中による死のリスクを減らすことを示唆するデータが多い中、フラボノイドの中でも、カテキンなどのフラバノールを多く含む食品には、循環器への効果が予想される。

 研究結果は、摂取カロリーの総量と栄養バランスが崩れないように食事に組み込めば、カカオ由来のフラバノールは健康利益をもたらすことが示されたが、今回用いられたダークチョコレート(日本でも輸入販売されているRitter Sport Halbbitter)と、他のチョコレートやカカオ製品の成分は同じではなく、フラバノール含有量が非常に少ない商品もあると著者たちは指摘している。

▼本論文の原題:「Cocoa Reduces Blood Pressure and Insulin Resistance and Improves Endothelium-Dependent Vasodilation in Hypertensives


2005/07/21
IQの高い人が晩年幸福であるとは限らない 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050721hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/07/21
 英エジンバラ大学のAlan J. Gow博士らが,1921年生まれのスコットランド人550人を追跡調査し、英国医師会誌「BMJ」7月16日号に発表したところによれば、80歳時点での人生への満足度と,11歳あるいは79歳でのIQ(知能指数)の相関関係は統計的に有意でなく,知能が幸福とは関係しないことが示された。

 現代社会では精神的能力が高く評価される中で,この研究結果は驚きかもしれないが,Gow博士は、「人生を乗り切るのに十分な知能さえあれば,それ以上は重要ではないのかもしれない」と述べている。


2005/07/15
エクササイズすると乳ガンの死亡率が下がる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/386250
   ----日経ヘルス ニュース 2005/07/15 
 ハーバード大学医学部のミッシェル・ホルムズ博士らが「JAMA(米医師会雑誌)」に発表したところによれば、1984〜1998年までに乳ガンと診断された女性2987人を調べた結果、ほんの少しでも(1週間に1時間のウォ−キングでも)、定期的に運動をしている乳ガン女性の生存率が高かいことが判ったという。
皮脂の酸化が脱毛を引き起こす/ライオンが世界で初めて解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/386176
     MedWaveトピックス 2005/07/15 
 ライオンは、7月12日、皮脂の酸化が脱毛を引き起こすこと、この皮脂の酸化による脱毛が、抗酸化効果のある薬剤「ピロクトンオラミン」と抗炎症効果のある「β−グリチルレチン酸」を同時に塗布することで防げることの2点を明らかにしたと発表した。

 この発見は、マウスを使った実験で確認したもの。これら2つの薬剤を配合した脱毛抑制剤を今秋に発売する予定している。

ライオンプレスリリース 2005/07/12
 “頭皮から分泌される皮脂の酸化に起因する脱毛”を阻止する脱毛抑制剤を開発〜「抗炎症物質」と「抗酸化物質」の組合せ効果により脱毛抑制作用が増強することを発見〜


2005/07/14
大豆に降圧効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050714hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/07/14
 米国立心肺血液研究所(NHLBI)のJeffrey Cutler博士らが、医学誌「Annals of Internal Medicine」7月5日号に発表したところによれば、 大豆食品の常食が高血圧の予防をもたらすことが明らかなったという。但し、まだ予備試験段階の研究成績であるため、こうした食品の摂取を推奨するには至っていないという。

 大豆食品によって血圧が低下する機序は明らかではないが、大豆蛋白が体内での血糖処理を助け、血管を拡張させることが考えられるという。

▼原文: Soy May Fight High Blood Pressure


2005/07/08
1日に6〜7杯のコーヒーで2型糖尿病リスクが2/3に、メタ分析で明らかに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/384926
     MedWaveトピックス 2005/07/08 
 オランダAmsterdam自由大学のRob M. van Dam氏らがJournal of American Medical Association(JAMA)誌2005年6月6日号に報告したところによれば、コーヒー摂取と2型糖尿病リスクの関係を調べ、1日にドリップ式コーヒー6〜7杯でリスクが35%減少することを示した。

 コーヒーには、グルコース代謝との関係が明らかになっている成分が複数含まれている。コーヒー摂取が2型糖尿病リスク低下をもたらすという報告も増えている中、15件の疫学研究の系統的レビューを試みた結果であるが、 筆者たちは、2型糖尿病の予防にコーヒーの日常的な摂取を推奨するには時機尚早という。


2005/07/06
ヘルシーな油でも加熱をくり返すと健康に害 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/384366
   ----日経ヘルス ニュース 2005/07/06 
 米ミネソタ大学の教授、サーリ・ツァラニー博士(食品化学,栄養生化学)が「米油脂化学学会」(American Oil Chemists' Society)の会合で発表したところによれば、大豆油、ひまわり油など植物性の不飽和脂肪油は、コレステロールを下げ心臓病予防に良いとされてきたが、何度も加熱したり、繰り返し使用すると、HNEができて、次にその油で揚げたり、炒めたりした食物に吸収されて、かえって健康に悪いということになるから気をつけたほうがいいと警告している。

2005/07/04
発酵乳の継続飲用で高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)が向上、カルピスが発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383808
     MedWaveトピックス 2005/07/04 
 カルピス社の基礎研究フロンティアラボラトリーが、乳酸菌「Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)CM4株」発酵乳の継続飲用が、健康な高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)を改善する効果があることを確認したと発表した。
 カルピスは、大阪大学保健センター、大阪大学医学研究科精神医学教室の杉田義郎氏と実施したヒトでの飲用効果に関する共同研究成果を、日本睡眠学会で6月30日に発表した。

カルピスプレスリリース 2005/06
 乳酸菌Lactobacillus helveticus CM4株発酵乳の 継続飲用による睡眠・生活の質の改善効果を確認− 発酵乳の継続飲用効果をヒト試験で科学的に解明 −

ツナ缶は「脳にいい」−−米業界が大キャンペ−ン 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/383951
   ----日経ヘルス ニュース 2005/07/04 
 オランダのユトレヒト大学、マ−ストリヒト大学の研究チ−ムが、2004年に雑誌「神経科学」(Neurology )に発表した研究結果によると、 ツナに含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)の働きで、記憶力、認知能力など、脳の一般的な働きをアップさせることを受け、業界団体である「米ツナ基金」(USTF、US Tuna Foundation )が、「ツナ缶の消費を増やしてほしい」と、キャンペ−ンを張っている。
たばこ:40年間1日1箱喫煙すると、細胞7.4年分老化 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/07/20050704ddm013100016000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/07/04 
 ロンドンのセントトーマス病院など英米チームが纏めた研究結果によると、たばこを1箱/日・40年間吸い続けると吸わない人に比べ細胞が7・4年分、余計に年をとることになるという。この試算では、喫煙者はたばこを吸わない人に比べ、細胞のDNAレベルでも老化が早いことになる。

2005/07/01
バナジウム含む天然水に糖尿病改善に効果、アサヒ飲料などが確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383612
     MedWaveトピックス 2005/07/01 
 アサヒ飲料とアサヒビール、日本薬科大学、東京医科大学による共同研究で、ミネラルの一種であるバナジウムを含む天然水が糖尿病を改善する効果を持つことがマウスを使った試験で確認された。この研究結果は、6月30日から京都で開催される第16回日本微量元素学会で発表される。

 2型糖尿病モデルマウスに、富士山の裾野の地下から採水したバナジウムを含む天然水を3カ月間飲ませたところ、体重の増加が抑制され、脂肪組織のインシュリン受容体数が増加するなど、臓器・組織の病変を改善することが確認された。また、この天然水を長期間摂取しても、バナジウムが特定の臓器に蓄積するような現象は見られず、安全性にも問題ないことが確認されたという。

アサヒビールグループプレスリリース 2005/06/29
  「バナジウム含有天然水の糖尿病改善効果における機能・形態学的考究」について



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