とし坊 の読んどきゃ良かった記事情報 Back No.27
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2010/06/17
腸内細菌が関節リウマチを誘発
  http://news.e-expo.net/world/2010/06/post-119.html
     健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > 海外ニュース:TOP > 徴候・症状 2010/06/17 
 米ハーバード大学(ボストン)医学部病理学教授のDiane Mathis氏らが、医学誌「Immunity(免疫)」6月25日号に発表したところによれば、マウスを使った実験で、腸内細菌が関節リウマチ(RA)の原因となりうる免疫反応を誘発する可能性があるというが、今回の知見は自己免疫疾患の新たな見方につながり、新たな治療法や予防法をもたらす可能性があるという。

 今回の研究は、遺伝的に関節炎を発現しやすいマウスを無菌環境で飼育した。これらのマウスでは通常の環境で飼育したマウスに比べて関節炎を引き起こす抗体が少ないが、マウスを非無菌環境に置き、一般的な腸内細菌の分裂した糸状体を胃に送り込んだところ、直ちに抗体を作り始め、4日以内に関節炎が発現したというもの。Mathis氏によれば、「細菌感染を介して関節炎に“罹患する”のではなく、むしろ、遺伝的に感受性の高い状況で、細菌がプログラムの展開を誘発する。今回の場合、細菌はマウスに、ある種の白血球をより多く作らせ、これらの細胞が脅威をもたらす抗体であるとして免疫系が反応し、関節リウマチを引き起こした。」と説明している。

 米マイアミ大学ミラー医学部内科教授のNancy Klimas博士は、反応性関節炎と呼ばれ、ライター症候群として知られる重症型の関節炎が遺伝的感受性により生じ、感染に誘発されることを指摘し、腸内細菌を変化させることで、これらの疾患の一部を予防または治療できる可能性があると述べている。(HealthDay News 6月17日)   


2010/06/16
ビタミンB6と必須アミノ酸、喫煙者の肺がんリスク下げる 仏研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2736243/5885196
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/06/16
 仏 Lyon の国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer)が、 欧州10か国の喫煙経験者約40万人を対象に行った調査結果を米医学誌「米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)」に6月16日発表したところによれば、ビタミンB6と特定の必須アミノ酸のメチオニンを多く摂取する喫煙者は、これらの栄養素が不足する喫煙者に比べて、肺がん発症率が半分以下であるという。

 また、ビタミンB6とメチオニンに加えて血中の血清葉酸値が高い人では、肺がん発症率が67%低くなるという。


2010/06/15
歯磨きの頻度が少ないほど心血管リスクが上昇
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/bmj/201006/515606.html
     Nikkei Medical Online HOT NEWS 2010/06/15
BMJ誌から/スコットランドでの研究結果

 英University College LondonのCesar de Oliveira氏らが、BMJ誌電子版に2010年5月27日に発表した研究によれば、1日の歯磨きの回数が1回未満の人は、2回の人に比べて心血管イベントリスクが 1.7倍になるという。

 分析対象は、Scottish Health Surveyに登録されているデータ。 ここには、スコットランドの一般住民から、3年から5年おきに収集した人口統計学的データと生活習慣に関する情報(喫煙歴、身体活動量、口腔衛生状態など)が登録されている。

 追跡期間の平均は8.1年で、その間に555件の心血管イベントが発生。うち心血管死亡は170件だった。

 口腔衛生状態不良群(歯磨きが1日1回未満、538人)では、口腔衛生状態良好群(歯磨きが1日2回、8481人)に比べ、心血管イベントリスクが有意に高かった。
 尚、血液標本が採取できた4830人について、口腔衛生状態と全身性の炎症マーカーの関係を調べたところ、口腔衛生状態不良群のCRP値の平均は4.18mg/Lで、口腔衛生状態良好群の3.07mg/Lとの差は有意だった。フィブリノーゲン値についても同様で、衛生状態不良群は 2.98g/L、良好群は2.86g/Lだった。

 様々な交絡因子候補で調整しても、口腔衛生状態不良群の心血管リスク上昇は有意で、衛生不良群には軽度炎症も認められたという。

 口腔の衛生状態が、心血管リスク上昇を直接引き起こすのか、それともリスク上昇のマーカーなのかは、今後明らかにする必要があると結んでいる。

 原題:「Toothbrushing, inflammation, and risk of cardiovascular disease: results from Scottish Health Survey

白米は糖尿病リスクを上げる、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2736116/5881713
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/06/15 
 米ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)の研究チームが、6月14日に発表した所によれば、白米の摂取は2型糖尿病の発症リスクを高めるという。

 米国に住む成人197,000人を22年間、追跡調査した結果、白米の摂取が「1回/月以下」の人と比較して、「5回/週以上」摂取していた人は、2型糖尿病発症リスクが17%も高く、「2回/週以上玄米」を摂取していた人は、白米の摂取が「1回/月以下」の人よりも発症リスクが 11%低かった。

 研究チームによれば、日常的に食している「白米」の1/3程度を「玄米」に置き換えるだけで糖尿病リスクを16%も下げることができる。また、白米を全粒粉に置き換えれば、糖尿病リスクは36%も下がるというが、今回のデータは、米国の食習慣での話。


2010/06/10
ハンバーガーが小児の喘息リスクを増大
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20100610hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2010/06/10
 ドイツ、ウルムUlm大学疫学研究所のGabriele Nagel博士らが、医学誌「Thorax(胸部)」6月3日号に発表したところによれば、週に3回以上ハンバーガーを食べる小児は喘息および喘鳴のリスクが高く、果物、野菜及び魚の豊富な所謂「地中海食(Mediterranean diet)」を摂っている小児は呼吸器リスクが低いことを明らかにした。

 今回の研究では、富裕国及び貧困国を含めた20カ国の小児5万人のデータを収集。子どもの主な食生活及び喘息の有無を親に尋ねると共に、約3万人の小児のアレルギー検査を実施した。その結果、食事によるアレルギーへの影響はみられなかったが、食生活と喘息及び喘鳴には関連がみられた。富裕国・貧困国共に果物を多く摂取している小児は喘鳴が少なかったほか、富裕国では魚の摂取、貧困国では加熱した青野菜の摂取が喘鳴の予防になるようであった。これは、果物と野菜に豊富な抗酸化ビタミン類及び生理活性物質、魚に含まれるオメガ-3脂肪酸によるものと考えられるという。

 一方、ハンバーガーを多く食べる小児は、生涯の喘息、喘鳴の罹病率が高く、特に富裕国のアレルギーのない小児にこれが当て嵌まる事も判った。但し、この結果は喘息を増大させるその他の生活習慣因子を示すマーカーである可能性もある。尚、肉類全般による喘鳴リスクの増大は認められなかったという。

 この研究の全体から、抗酸化物質および不飽和脂肪酸が何らかの役割を演じていることをデータは示しており、喘息の原因の1つが食事に関連している可能性を示しているという。

▼原文: Burgers May Feed Kids' Asthma Risk


2010/06/07
アレルギー抑える物質発見…筑波大
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=26226
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2010/06/07 
花粉症、アトピー性皮膚炎…「万能」治療薬へ期待

 渋谷彰・筑波大学教授らが6月6日発行の専門誌「ネイチャー・イムノロジー」に発表したところによれば、粉症やアトピー性皮膚炎などさまざまなアレルギー反応を抑え込むたんぱく質を、世界で初めて発見したという。このたんぱく質は生体内に元々存在しており、その働きを高める方法がわかれば、画期的なアレルギー治療薬につながる可能性がある。

 このたんぱく質は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの物質を生産して放出する「肥満細胞」の表面に有って、「アラジン1」と命名された。
 その働きは、肥満細胞の中で、ヒスタミンなどを放出させる信号の伝達を妨げており、「アラジン1」が働かないマウスではアレルギー反応が激しく、「アラジン1」の効果も確認したというもの。


2010/06/06
ハンバーガーの多い食生活、子どもの喘息リスク高める可能性
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2733222/5841750
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/06/06 
 ドイツ・ウルム大学(University of Ulm)のガブリエル・ネーゲル(Gabriele Nagel)氏率いる研究チームは、 8〜12歳の子ども5万人の健康状態を、1995年〜2005年にかけて豊かな国と貧困国の20か国で調査した結果、食生活は、くしゃみを引き起こす草や花粉などのアレルゲンへの過敏性に対しては影響を及ぼさなかった一方で、喘息と喘鳴の有病率とは相関関係があったことを、6月3日の英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」に発表した。

 例えば、砂糖が含まれる炭酸飲料と一緒に週に3つ以上のハンバーガーを食べる子どもは、そうでない子どもに比べて、非常に高い危険性に晒されていた。しかし、貧困国においては、ハンバーガーを食べることが、豊かな国ほどの危険性をもたらさなかったことについて、研究チームは、ハンバーガーを食べることが喘息などの直接の原因というよりは、喘息などを発症し易いライフスタイルの複雑な環境を示す指標と結論づけた。


2010/06/02
梅干しにインフル抑制効果…ポリフェノールの一種
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=26039
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2010/06/02 
和歌山県立医大准教授と和歌山高専助教が確認

 県内の梅加工業者5社からの寄付で、梅が健康に与える効果について研究している、和歌山県立医科大の宇都宮洋才准教授(病理学)と、国立和歌山高専の奥野祥治助教(天然物化学)が、梅干しから抽出された新発見のポリフェノールの一種「エポキシリオニレシノール」が、インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があることを確認したと、6月1日発表した。

 新型インフルエンザと同じ「H1N1型」のウイルスに感染させた培養細胞に新化合物のエキスを加え、約7時間後、化合物を加えなかった培養細胞と比較した結果、ウイルスの量が約1/10になった。梅干し5個/日 分の化合物を摂取すれば、インフルエンザに罹り難くなる効果が見込めるという。


2010/06/01
ワインの成分で勃起障害を改善? ラットで確認
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201006010269.html
     asahi.com > 健康 >健康・生活 2010/06/01 
 大阪大学の辻村晃講師らの研究チームが、ラットを使った実験で、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種の「レスベラトロール」に、男性器の勃起障害(ED)を改善する効果があることを突き止めたという。

 ラットを糖尿病で性器が十分に勃起しなくなるようにして、「レスベラトロール」の粉末を4週間飲ませた後、電気刺激を与えて性器の変化を調べた。正常なラットの半分ほどに減っていた性器の海綿体への血流が8割ほどに改善した。
 レスベラトロールと共に性機能改善薬の「バルデナフィル(商品名:レビトラ)」を与えたラットでは、相乗効果で正常な場合の1.2倍に増えたが、人の勃起障害を改善するかは不明という。


2010/05/19
ソーセージやベーコンは心臓病・糖尿病のリスクを高める、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2728146/5775459
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/05/19 
 米ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)が、5月17日付の医学誌『Circulation』に発表した論文によれば、各国の食と健康に関する報告書、計1600件(対象者は1200万人に上る)を調べた結果、ホットドッグやソーセージ、ベーコンなどの肉加工食品を摂取すると心臓病リスクを42%も高めるという。

   研究結果によれば、毎日、肉加工食品を50g(ハム1〜2枚、ホットドッグ1個程度)を摂取すると、心臓病と糖尿病のリスクが高まるが、加工していない赤身肉(牛・豚・羊肉など)の摂取で心臓病、糖尿病リスクが高まるという結果は見られなかったという。

 赤身肉と肉加工食品を比べると、飽和脂肪やコレステロールの量は大差が無いが、肉加工食品には平均で赤身肉の4倍の塩分と1.5倍の保存料(硝酸塩)が含まれている。

 心臓病や糖尿病リスクを軽減するためには、ベーコン、サラミ、ソーセージやハム類など肉加工食品の摂取を避けるのが望ましいが、1週間に1回程度の摂取なら、ほぼ問題ないという。

農薬を多く摂取した子どもの「注意欠陥多動障害」発症率は2倍、米・カナダ研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2727850/5770693
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/05/19 
 米国とカナダの研究チームが5月17日に、小児科学誌「ピディアトリクス(Pediatrics)」に発表した論文によれば、栽培過程で農薬を使用した野菜や果物を多く摂取した子どもは、ADHD(attention deficit hyper-activity disorder、注意欠陥多動障害)を発症する確率が高いという。

 研究チームは、米国の8歳〜15歳までの子ども1139人を対象に調査を行った結果、農薬に用いられる有機リン酸エステルの残留レベルが高い子どものADHD発症率は、通常の2倍であったという。

 論文が引用した2008年のある調査報告によれば、野菜や果物で残留農薬が検出され、特に、冷凍ブルーベリーでは28%、イチゴでは 25%、セロリでは20%で、残留農薬が検出されたという。


2010/05/12
「カロリーハーフ」って何? 消費者庁「明確に表示を」
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201005120519.html
     asahi.com > 健康 >健康・生活 2010/05/12 
 消費者庁は5月12日、「カロリーハーフ」「カルシウム2倍」といった食品表示をする時は、何と比べての「ハーフ」なのかをはっきりと示したうえで、エネルギーや脂質などの栄養成分値も表示するよう食品表示を明確化することを決め、都道府県に食品メーカーを指導する通知を出した。

 現時点の「栄養表示基準」では、「控えめ」「低」「ライト」など「低い」ことを示す表示については、食品100g当たりの熱量が、40kcal以下・脂質は3g以下、「カロリーゼロ」は、食品100g当たりの熱量が5kcal未満と定められている。


2010/05/11
ナッツ類にコレステロールを下げる効果、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2725149/5739603
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/05/11 
 米カリフォルニア(California)州にあるロマリンダ大学(Loma Linda University)の研究チームによって、米国医師会(American Medical Association、AMA)の内科専門誌「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives of Internal Medicine)」に発表された研究結果によれば、ナッツ類には血中コレステロール値を下げる効果があり、健康によいという。

 研究は、7か国での25の実験結果を分析し、合わせて19〜86歳の、コレステロール濃度が高い人と通常の人の男女583人のデータを調べたもので、その研究によれば、平均67g/日 のナッツ類を食べた人は、全く食べなかった人に比べ、総コレステロール濃度が5.1%低下、悪玉コレステロールであるLDLコレステロール濃度が7.4%減少したという。

 また、中性脂肪の値が高い人が、ナッツを食べると、中性脂肪の血中濃度が10.2%減少したという。

 ただ、効果は、ナッツを食べる人の体重やLDLコレステロール濃度の基準値によって影響され、肥満の人ではナッツによる健康効果が低い。


2010/05/10
クジラ漁の街・太地住民、毛髪の水銀濃度4倍
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=24664
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2010/05/10 
「健康被害なし」鯨肉摂取影響か

 環境省の国立水俣病総合研究センターが、5月9日に発表したところによれば、クジラやイルカを食べる習慣がある和歌山県太地町の全住民の3割にあたる1,137人の毛髪の水銀濃度を調査した結果、全国の他地域と比べて平均で4倍超であったと発表した。調査は夏季(09年6〜8月)と、クジラ類をよく食べる冬季(10年2月)の2回実施。町民から魚介類の摂取状況を聞き、毛髪を検査したもの。

 夏季調査の毛髪水銀濃度は、男性が平均11.0ppm、女性が6.63ppmで、国内14地域で調べた平均値(男性2.47ppm、女性1.64ppm)を大きく上回った。水銀中毒の症状はみられなかったが、うち43人は世界保健機関(WHO)の基準値50ppmを超えていたという。

 同町は古式捕鯨発祥の地で、沿岸では国際的な規制対象外の小型のゴンドウクジラなどの漁が行われており、夏季調査対象者のうち、調査前の1か月間にクジラ、イルカを食べた人は36.8%で、国内14地域の調査で「クジラをよく食べる」とした人が1%未満だったことから、同センターは、同町のクジラ類の摂取状況と毛髪水銀濃度に相関関係があると結論づけた。  


2010/05/06
睡眠6時間未満の人に早死リスク、理想は6〜8時間
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2723692/5721011
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/05/06 
 英ウォリック大学(University of Warwick)と伊フェデリコ2世大学(Federico II University)は、世界各国の130万人以上を対象に10年間にわたる共同研究結果として、1日の睡眠時間が6時間未満の人は早死するリスクが高くなるということを、5月5日、米睡眠専門家協会(APSS)の機関誌「SLEEP(睡眠)」に共同発表した。

 研究結果によれば、睡眠時間が1日6時間に満たない人が早死する確率は、6〜8時間の睡眠の人に比べて12%高いという。

 睡眠時間が短いと糖尿病や肥満、高血圧や高コレステロールを引き起こし易い。睡眠不足と疾患の関連性は、ホルモン機構や代謝機構に由来しているのかもしれない。一方、1日9時間を超える睡眠と早死との相関関係も確認されたという。

 1日6〜8時間の睡眠の人には、有害な影響は何も見られなかったという。


2010/04/29
動脈硬化発症は免疫の働き原因…帝京大など調査
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=24249
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2010/04/29 
 米マサチューセッツ大学と帝京大学の河野肇講師らのグループが、4月29日付の英科学誌ネイチャーに発表したところによれば、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの血管への蓄積は、体を守る免疫細胞の働きによって起きていることを突き止めたという。

 動脈硬化は、血管の壁に悪玉コレステロールが溜まり、血管が詰まって脳梗塞や心筋梗塞の原因になる生活習慣病である。このコレステロールが蓄積する原因が不明だったが、河野講師らは、脂質を代謝し難いマウスに高カロリーの餌を与え、血管の変化を観察し、二週間後、細菌やウイルスを処理する免疫細胞のマクロファージが血管の内側に集まり、血液中のコレステロールを異物とみなして食べ始めた。

 コレステロールを食べたマクロファージは、これを分解できずに死んでしまい、コレステロールの結晶が残留。マクロファージには仲間を呼び寄せる性質があり、血管の壁がマクロファージの「墓場」となって、コレステロール結晶が雪だるま式に蓄積することで、動脈硬化を起こすことがわかったというもの。


2010/04/28
ヘルシーリポート:パラミロン 解毒効果でメタボ予防
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2010/04/20100428ddm010100140000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2010/04/28 
腸の働き改善 免疫機能向上にも期待

 メタボリックシンドロームの原因となる中性脂肪やコレステロールを吸収し、体外に排出する「パラミロン」という物質が注目されている。

 パラミロンとは、池や田んぼなどにいるミドリムシである微細藻類「ユーグレナ」にしか含まれていない食物繊維成分で、大阪府立大や東大などの研究チームが、パラミロンを含む微細藻類の大量培養に初めて成功し実用化が本格化した。また、人体に有害なものを体外に出す解毒効果とと共に、バイオ燃料や二酸化炭素を吸収するエコ効果も期待されている。

 ユーグレナには、細胞を変形させて運動することができる動物的な性質と、光合成するという植物的な性質があり、動物と植物の中間的な存在と言われている。
 ユーグレナの特徴は、体に不足している栄養素を補給できて、体に不要なものを排出できるという両方の機能を兼ね備えている。

 ユーグレナに含まれるパラミロンの表面には無数の微小な穴があり、そこに脂肪やコレステロールを取り込むことができる。しかも消化されないのでそのまま体外に排出できるため、中性脂肪などのほか、人体に入った有害重金属を排出する作用も持っている。 加えて、便通を改善して腸の働きを良くする効果があるほか、腸管の粘膜細胞を刺激して免疫機能をアップさせる力もある。

 ユーグレナは、パラミロン以外にも人間が体外から摂取すべき栄養素のほとんど全てを含んでいる。しかも、野菜より消化されやすく、内部の栄養素を効率的に体内に取り込むことが可能だ。
 さらに、二酸化炭素の吸収能力に優れ、その濃度が高くなるほど成長スピードが上がるという特徴があり、環境面でも活用できる。また、化学処理するとバイオ燃料になることも実験で明らかになった。このため、ユーグレナからバイオ燃料を生み出し、それを燃焼した排ガスでさらに大量培養する−−というサイクルを作り出すことも可能という。

4つの不健康習慣で、寿命が12年縮む可能性
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2721943/5679807
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/04/28 
 ノルウェー・オスロ大(University of Oslo)などの研究チームが、4月26日の米内科学会誌「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives of Internal Medicine)」に発表した研究によれば、喫煙・飲酒・栄養の偏った食生活・運動不足の4つの不健康習慣が重なると、寿命が平均12年間縮む可能性があるという。

 研究は、1984〜85年に18歳以上の4886人を対象に、4つの不健康習慣の内の当て嵌まる数に応じて各人を点数化し、全ての習慣に当てはまる場合は4点、1つも当てはまらない場合は0点とし、平均20年間の追跡調査の結果、「4点」の人は、「0点」の人に比べて、がんと心臓病による死亡リスクは3倍、その他の原因による死亡リスクは4倍になることが明らかになったというもの。

 全般的に、点数が高いほど平均寿命は短くなり、「4点」の人は「0点」の人に比べて12年以上寿命が短くなる可能性があることが分かったという。


2010/04/14
アルツハイマー予防に効果的な食品は魚、フルーツ、ナッツ
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2718643/5611113
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/04/14 
 米コロンビア大学メディカルセンター(Columbia University Medical Center)の研究チームが、米医学誌「アーカイブス・オブ・ニューロロジー(Archives of Neurology)」電子版に発表したところによれば、魚・フルーツ・ナッツなどの一定の食品の組合せは、アルツハイマー病発症リスクを低減するという。

 研究チームは、アルツハイマー病を発症していない65歳以上の成人2148人を対象に、平均4年間にわたり、食事内容と認知症の進行度に関する追跡調査を実施。この内、アルツハイマー病を発症したのは253人だった。
 調査の結果、発症リスクの低減に関連していた食品は、サラダドレッシング、ナッツ、魚、トマト、鶏肉、果物、濃い緑色の葉もの野菜だった。
 また高脂肪の乳製品、赤身の肉、内臓肉、バターの摂取量を減らすことも、発症リスクの低減と関係していたという。


2010/04/07
カゴメ、ブロッコリースプラウトエキスに花粉症を抑制する効果があることを動物試験で確認
  http://www.mylifenote.net/009/kago_12.html
     マイライフ手帳@ニュース > その他ニュース  2010/04/07 
 カゴメ 総合研究所は、東京理科大学薬学部薬学科 谷中昭典教授との共同研究で、ブロッコリースプラウトエキスに花粉症を抑制する効果があることを動物試験で確認したとする研究内容を、日本薬学会第130年会(3月28日〜30日、岡山)で発表した。

 ブロッコリースプラウト(以下、BS)には、スルフォラファンとよばれる成分が多く含まれており、このスルフォラファンが花粉症の指標のひとつである IgE(イムノグロブリンE)と呼ばれる抗体の産生を抑制することを、2006年にJunxiangらが細胞を用いた試験で報告したことから、スルフォラファンを多く含むブロッコリースプラウトエキスの摂取が花粉症を抑制できるのではないかとの考えに基づき、本研究を実施したもの。

 BSエキスの摂取が花粉症に有効であるかを明らかにすることを目的とし、花粉症モデルマウスを用いて研究を行い、マウスにスギ花粉の抽出物を投与することで炎症を誘導した。その間BSエキスを混ぜた飼料を摂取させ、BSエキスがスギ花粉の抽出物によって誘導された炎症に与える影響を調べた。花粉症の指標として、マウスの腹腔の洗浄液を採取し、その中の好酸球やIgEを測定した。

 その結果、BSエキスを摂取することでスギ花粉抽出物の投与によって誘導される好酸球やIgEが抑制されることが、明らかになり、花粉症を抑制する効果を持つことが示唆されたというもの。

▼【資料】 学会発表の要旨(PDF)

研究概要[PDF]

カゴメニュースリリースブロッコリースプラウトエキスに花粉症を抑制する効果が期待 −カゴメ、東京理科大学との共同研究(2010/4/2)


2010/04/06
ペットの寿命を縮める「ジャンクフード」、求められる天然食品への回帰
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2716093/5571075
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/04/06 
 ベルギーの動物鍼師のGerard Lippert氏が、死亡したペット犬600匹の食生活を調査したところによれば、加工食品を与えられていた犬は、家庭で作った餌を食べていた犬よりも寿命が3年短かったという。

 同氏によれば、ペットの皮膚や筋肉、消化器系の問題を鍼で治療してほしいとの要望が増加しており、「乾燥ドッグフードやキャットフードは過度に加熱されているため、ビタミン類や微量元素などの基本栄養素が破壊されている」とし、更に「使用されているタンパク質の由来も不明だし、遺伝子組み換えである穀類が過剰に含まれている一方で、野菜類はほとんど含まれていない」と指摘している。

 理想的な餌は、ペットの年齢や体重、運動頻度も考慮に入れた、肉や野菜、米、パスタなど共に約50種類の栄養素を含むものとされるが、そのような餌を用意するのは難しい為、飼い主は加工ペットフードを利用してしまう。
 ペットフードには、尿の臭いを抑えるものやフンの固さを変えるものさえあり、人間にとって有害なジャンクフードや貧弱な食習慣は、犬や猫などのペットの寿命も縮めるものだ。


2010/04/02
ビタミン:新たな効果 骨粗しょう症予防にD、K/脳卒中に葉酸
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2010/04/20100402ddm013100163000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2010/04/02 
今年は、日本でのビタミン発見から100年目

 バター・キクラゲ・魚類等に多く含まれるビタミンDは、腸でのカルシウム吸収を助け、骨の形成に関与、欠乏すれば骨軟化症などの石灰化障害を起こす。

 1980年代以降、血液中のビタミンD濃度を計測できるようになり、軽度の不足で、骨粗しょう症が起きることが分かってきた。研究によれば血液1mL当たりのビタミンD 20ng未満というのが不足の目安という。

 ではビタミンDの血中濃度を確保するには、どれくらい摂取する必要があるのか。京都女子大の田中清教授(臨床栄養学)が調べたところによれば、サケ一切れに含まれるビタミンDに当たる20μg摂取することで、血液1mL当たり19ngまで上昇することが分かった。

 また緑色野菜・海藻・納豆などに多く含まれ、肝臓で血液凝固因子を活性化させるビタミンKが、骨に存在するたんぱく質の働きに関係していることも分かってきた。
 ビタミンKも、摂取量によっては骨で不足するケースが起こる。小腸で吸収されたビタミンKは肝臓を経て骨に送られる。消化吸収力の低下した病気の人を対象にした田中教授の研究によれば、肝臓で足りていたビタミンKが、骨では不足しているという結果が出た。健康な成人なら平均して250μg/日を摂取しているので量的には十分だが、高齢者や病気の人は納豆などを積極的に食べたほうが良いと指摘する。

 一方、ホウレンソウなどの緑黄色野菜に多く含まれるビタミンB群の一種の葉酸は、欠乏すると貧血を起こすほか、妊婦では胎児に二分脊椎症などの障害を起こす。
 女子栄養大の香川靖雄副学長(人体栄養学)によると、海外の研究では、葉酸の血液中濃度が増すと、脳卒中や心筋梗塞のリスクを示すアミノ酸、ホモシステインの値が減る。このため世界52カ国では、小麦などの穀類に葉酸を添加して、葉酸摂取量を増やす政策を取っていて、98年に穀類の葉酸強化を導入した米国では、99年以降脳卒中死亡率が低下したという。

 厚生労働省が生活習慣病予防のための基礎的データとして纏めた「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によれば、18歳以上の男女の葉酸の推奨量を240μg/日(妊婦は480μg/日)としている。

■ビタミンDを多く含む食品:■ビタミンKを多く含む食品:
キクラゲ   ( 1g):
 4.4μg
卵       ( 50g):
 7μg
サケ     ( 60g) :
19.2μg
納豆      ( 50g):
300μg
ウナギかば焼き(100g):
19.0μg
ホウレンソウ  ( 80g):
216μg
サンマ    ( 60g):
11.4μg
小松菜     ( 80g):
168μg
ヒラメ    ( 60g):
10.8μg
ニラ      ( 50g):
90μg
イサキ    ( 60g):
 9.0μg
ブロッコリー  ( 50g):
80μg
タチウオ   ( 60g):
 8.4μg
サニーレタス  ( 10g):
16μg
カレイ    ( 60g):
 7.8μg
キャベツ    ( 50g):
39μg
メカジキ   ( 60g):
 6.6μg
カットワカメ  ( 1g):
16μg
なまり節   ( 30g):
 6.3μg
ノリ      (0.5g):
 2μg
(日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン06年版」より引用
 

2010/03/25
ラクトフェリンが内臓脂肪細胞の分解促進に関与
  http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20100325/106439/
     日経ヘルス > ヘルスProニュース 2010/03/25 
ライオンが京都府立医科大学など共同研究で確認

生チーズ等の乳製品や母乳に含まれる多機能たんばく質の「ラクトフェリン」がヒト試験などで内臓脂肪内臓を減少させることを既に発表しているライオンが、都府立医科大学などの研究グループとの共同研究で、ラットを使った実験で内臓脂肪細胞の脂肪分解促進効果があることを明らかにした。

 ラットを使った実験で、生体内の反応をDNAレベルで解析するニュートリゲノミクス技術などを活用し、ラットの腸管膜から採取した成熟脂肪細胞を使って分析したところ、ラクトフェリンの添加量が多くなる程、脂肪が分解された後に生成されるグリセロールも増加することを、世界で初めて確認したという。
 更に、脂肪分解関連遺伝子を解析したところ、脂肪分解を促進する酵素、リパーゼの働きを阻害するたんぱく、ペリリピンの遺伝子発現を、ラクトフェリンが低下させている可能性も示唆されているという。

 ラクトフェリンを使った同社の商品に、「ラクトフェリン」(90粒、6150円)のほか、植物由来のラブレ菌を配合した「ラクトフェリン+ラブレ」(90粒、6800円)がある。

 今回の研究は、日本農芸化学会2010年度大会(3月27日〜30日)、第64回日本栄養・食糧学会大会(5月21日〜23日)で報告予定という。

「微笑」は寿命を延ばす、米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2713304/5535032
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/03/25 
 心理学専門誌「サイコロジカル・サイエンス(Psychological Science)」の3月22日の週に掲載された米ウェイン州立大学(Wayne State University)の研究チームによる論文によれば、にっこり笑う時、その笑みが大きければ大きい程、目の周りの皺も深く刻まれる人が長生きできるかもしれないという。

 この研究は、1950年以前に米メジャーリーグでプレーを始め、52年の選手名鑑に顔写真が掲載された野球選手230人について、微笑みの度合いを分類し、無表情な顔は「微笑なし」(63人)、口のまわりの筋肉のみが微笑んでいる顔は「部分的な微笑」(64人)、口も目も微笑んでおり両頬が上がっている顔は「満面の微笑」(23人)とした。
 その結果、選手の平均寿命は「微笑なし」の人は72.9年、「部分的な微笑」の人は75年、「満面の微笑」の人は 79.9年だったことより、「微笑みの度合いが潜在的な気持ちを反映するという点で、感情が心の健康、身体の健康、寿命と密接に関連していることを示すほかの研究の結果とも合致していると分析している。


2010/02/23
体重:激やせ激太り注意 5Kg以上の変化、死亡リスク1.3〜1.7倍
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2010/03/20100323dde041100015000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2010/02/23 
40〜60代の8万人調査

 厚生労働省研究班が10都府県に住む40〜69歳の男女約8万人を対象に、5年間の体重変化を調べ、その後の約9年間の生存状況を追跡した大規模調査によって、中年期以降に体重が5Kg以上増減した人は、変化が小さい人に比べ死亡の危険性が1.3〜1.7倍高まることが判ったという。

 調査結果は、5年間で体重が5Kg以上減った人は、体重増減が2.4Kg以内の人に比べ、死亡リスクは男性で1.4倍、女性で1.7倍高いことが分かった。また、5Kg以上増えた人では男女共も2.4Kg以内の増減の人に比べ1.3倍だった。
 この内、がんによる死亡リスクは、5Kg以上減った人で男女共1.5倍、循環器疾患では5Kg以上増えた女性で1.9倍に上昇していた。

 体重が大幅に増減する背景には、病気の前兆や代謝機能の変化があると考え、長寿には、体重をある程度維持することが鍵になりそうだ。


2010/03/23
トランス脂肪酸、女性は過摂取 お菓子の食べ過ぎ原因?
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201003230219.html
     asahi.com > 健康 >健康・生活 2010/03/23 
 心臓病との関係が指摘されるトランス脂肪酸の摂取量を探る日本で初めての本格調査を、東京大等8大学のグループが行った結果によれば、世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)が薦める目安「1日に摂る総カロリーの1%未満」を超えて摂取していた人が、30〜40代の女性で3割を超えていたという。

 調査は、526の食品ごとに含まれるトランス脂肪酸の量を国内外のデータを使って検討したほか、国内4地域に住む30〜60代の男女225人に、季節ごとに4日間ずつ計16日間、食事の内容を詳しく記録してもらい、摂取量を算出したもの。

 1日の平均摂取量は、男女共1.7g、総カロリーに占める割合はそれぞれ0.7%、0.8%で、WHOなどの推奨の範囲内に収まっていた。
 30代女性では、2.1g(総カロリーの1.0%)だったが、1%以上の人が33%いた。
 40代女性では、1.9g(総カロリーの0.9%)だったが、1%以上の人が38%いた。
 女性全体では、トランス脂肪酸の元になった食べ物のうち、お菓子類が22%を占めたが、男性では15%。お菓子を沢山食べる女性の習慣が、トランス脂肪酸を多く摂取することにつながった可能性があるという。

 トランス脂肪酸の多い食品は、LDLコレステロールを増やす飽和脂肪酸も多かったり、高カロリーだったりするので、トランス脂肪酸だけを無くそうとするより、食生活全体の見直しが必要と専門家は分析している。

 ▼記事中の解説図 → ここをクリック


2010/03/19
プロバイオティクス乳酸菌・LGG菌を使用したヨーグルト新発売 
  http://news.e-expo.net/release/2010/03/post-195.html
     健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > ニュースリリース > 新商品(健康) 2010/03/19 
 タカナシ乳業株式会社(本社:神奈川県)は、2010年3月29日(月)より、プロバイオティクス乳酸菌・ LGG菌を使用した栄養機能食品(鉄)2種を新発売する。

 本商品は、厚生労働省が定める鉄の栄養素等表示基準値(1日の摂取目安量)である7.5mgの約半量、3.8mgを摂ることができる。

【LGG菌】 :1985年にヒトの腸内から発見された乳酸菌の一種。フィンランドを中心とした多くの国でヨーグルトなどの食品に使われており、世界各国で研究が進められ多くの学術論文が発表されています。フィンランド・バリオ社とのライセンス・技術支援契約により日本国内では唯一タカナシ乳業がLGG菌の商品開発を行っている。

【新商品概要】

  • タカナシLGGのむヨーグルトプルーンFe栄養機能食品(鉄):内容量 100ml、希望小売価格 90円(税込)
  • タカナシLGGヨーグルトプルーンFe栄養機能食品(鉄):内容量 100g、希望小売価格 90円(税込)

2010/03/17
常在菌と付き合う2/乳酸菌摂取 下痢減らす
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=22150
     yomi Dr. > コラム・ブログ > 健康プラス 2010/03/17 
「プロバイオティクス」とは、「健康のために」を意味するギリシャ語に由来し、人間に利益をもたらす「善玉菌」を指し、その代表が、「乳酸菌」。

 ビフィズス菌やラクトバシラス等の細菌は、食物の残りカスを分解して乳酸を作るので乳酸菌と総称され、腸内細菌の10%を占める。
 杏林大医学部感染症学教授の神谷茂さんによれば、激しい下痢を引き起こす腸管出血性大腸菌O-157等は中性の環境を好む。乳酸菌は腸内を酸性にすることで、侵入してくる病原菌を居辛くする働きをする。また、腸の収縮運動(蠕動運動)を活発にして便秘や下痢を防ぐなど、腸の働きを整えてくれるので、腸内に善玉菌を増やせば健康に役立つ筈という考えから、「乳酸菌入り」等の食品・飲み物が販売されている。

 善玉菌を摂取することの有効性を示す研究結果もある。
 ロタウイルスが原因の下痢の症状が出た直後から乳酸菌を含む食物を食べたら、下痢が続いた期間は1.4日で、乳酸菌を摂らなかった人より1日早く治ったとか、開発途上国への旅行中、乳酸菌を含む食品や薬剤などを毎日服用した場合、何も取らないより、感染性下痢になる割合が減ったというもの。

 体外から摂取する細菌は腸内に棲み着かず、排泄されてしまうので、毎日、食べ続ける必要がある。

 →・・・・このサイトに掲載されている解説図は、こちら


2010/03/16
常在菌と付き合う1/腸内に400種類100兆個以上
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=22150
     yomi Dr. > コラム・ブログ > 健康プラス 2010/03/16 
 人の顔、口、気道、胃、腸、尿路など、体のいたるところに細菌が棲み着いており、「常在菌」といわれる。 その中で腸には最も多くおり、400種類以上・100兆個以上とされ、大便の重量の1割は、腸内細菌の死骸と言われる。
 杏林大医学部感染症学教授の神谷茂さんによれば、腸内にはバクテロイデス、ユウバクテリム、ラクトバシラスなど、さまざまな細菌が存在し、これらの多くは食物の残りカスを分解するなど腸内環境を整える働きがあり、人間に悪さをしない菌「善玉菌」が全体の8割ほどを占めるとされ、 残りは「悪玉菌」だ。

 大腸菌やウエルシュ菌などは、たんぱく質を分解して発がん物質を放出するとされるが、ほかの腸内細菌群が、この発がん物質を分解・無毒化している。

 神谷さんによれば、大腸菌は単なる『悪玉菌』では無く、これらの悪玉菌も、

  1. 人間に必要なビタミンBなどを作る
  2. 腸に集まる免疫細胞を刺激して、細菌などの侵入を防ぐ免疫機能を高める
――などの良い働きをするが、悪玉菌が増えすぎて腸内細菌のバランスが崩れると体調不良につながる。

悪玉菌の増殖の原因は、

  1. 高たんぱく、高脂肪の食事を取り過ぎる
  2. 不規則な生活でストレスが多い
――ということなので、生活習慣を見直そう。

 →・・・・このサイトに掲載されている解説図は、こちら


2010/03/10
パパイアに著しい抗がん特性/日米共同研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2707826/5471606
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/03/10 
 米フロリダ大(University of Florida)のナム・ダン(Nam Dang)研究員と日本の研究チームが、医学誌「Journal of Ethnopharmacology(民族薬理学)」2月号に発表した研究によれば、パパイアの葉のエキスと葉茶に、頸部がん・乳がん・肝臓がん・肺がん・すい臓がんに対して、著しい抗がん特性があることを確認したという。

 乾燥したパパイア葉から抽出したエキスを10種類のがん細胞に垂らし、24時間後に効果を調べた結果、10種類全てで腫瘍の進行が遅くなり、エキスの濃度が高いほど効果が高いことも明らかになったという。
 パパイア葉エキスが、Th1型サイトカインと呼ばれるシグナリング分子の生産を促すことで、免疫系の調節を助けているためと分析している。


2010/03/08
腸内細菌が肥満を手助けか/米研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2706844/5459516
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/03/08 
 米エモリー大学(Emory University)医学部のアンドリュー・ゲワーツ(Andrew Gewirtz)氏らが、3月4日の米科学誌サイエンス(Science)に発表した研究によれば、細胞が細菌の存在を感知する手助けをするタンパク質であるトール様受容体5(TLR5)が免疫システム中で欠乏するよう遺伝操作したマウスを使った実験によって、食べ物の消化を手助けする腸内細菌が正常に働かない場合に、かえって肥満の原因となってしまうことがあることを突き止めたという。

 この実験でのマウスの免疫システムは、TLR5の欠乏した状態でも細菌を制御し続けたが、正常な場合と比べて弱く、細菌構成が変化したほか、低レベルの炎症が起こり、インスリン受容体の感受性が弱まった。この結果、TLR5欠乏マウスは、食べる餌の量が正常なマウスより約10%増え、体重も約20%増加、メタボリックシンドロームとなったという。
 これは、腸内細菌叢の中で不適当な種類の細菌が勢力を強めると、低レベルの炎症が起き、前糖尿病状態となって食欲が増進されるからだという。

 何かと座りっぱなしの生活スタイルや栄養過多な食事が肥満の原因だと云われるが、過剰なカロリー摂取の背景には無規律な食習慣のほかに、食欲や代謝に関与する腸内細菌が関わっている可能性を示すもので、少なくとも一部の肥満については、インスリン抵抗性が原因で起きている可能性があると分析している。


2010/03/04
新ポリグリップEX 13万個回収 入れ歯剤、亜鉛使用品
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201003040312.html
     asahi.com > 健康 >健康・生活 2010/03/04 
英国製薬大手グラクソ・スミスクライン社の日本法人(東京都)は、4日に発表したところによれば、同社が製造・販売する入れ歯安定剤「新ポリグリップEX」の販売を中止し、約13万個を自主回収するという。

 この製品には粘着力を高めるために亜鉛が含まれている。用法で定めた8倍にあたる6g/日以上を7年間以上使うと、亜鉛の大量摂取により、体のしびれなどの健康被害が起きる恐れがあるためという。

 同社が販売する、他の「ポリグリップ」3種類と、「ポリデント入れ歯安定剤」には亜鉛は含まれていないという。


2010/02/27
生肉食いは高リスク 食中毒菌の感染率、鶏は77倍
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201002270169.html
     asahi.com > 健康 >健康・生活 2010/02/27 
 ユッケや鳥わさ等の生肉を食べて食中毒になる事例が後を絶たない。厚生労働省によれば、2008年に全国で起きた食中毒1,369件中、食中毒菌の一つのカンピロバクターによるものは509件で第1位で、肉類を生食、加熱不十分で食べたことが原因の事例が多いと、同省食中毒被害情報管理室は分析している。東京都で起きる食中毒の1/3は肉の生食が原因とみられている。

 食品安全委員会のリスク評価では、飲食店で鶏肉を「生で食べる人」のカンピロバクターに感染する確率は、「生で食べない人」に比べて約77倍も高いことが分かったという。

 また、生肉では「O-157」などの腸管出血性大腸菌の食中毒になる場合もある。 カンピロバクターや腸管出血性大腸菌は、牛や鶏の腸管にいる細菌で、肉の鮮度とは関係なく少量の菌でも発症する力がある。加熱調理をすれば菌は死ぬので問題にはならない。

 牛肉と馬肉は、厚労省が定めた生食用衛生基準を満たした肉にのみ「生食用」と表示して販売されているが、08年度の生食用牛肉の出荷実績はゼロ。そもそも、鶏肉には生食用の衛生基準が無い。
 飲食店は加熱用の肉を、「新鮮だから」等という判断で生肉としてメニューに出しているのが実態であり、生肉を食さないことが肝心だが、実態は若い年代ほど食べる割合が高いというデータが有るようだ。


2010/02/25
DHA・EPAが認知機能低下を抑制
  http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20100225/106006/
     日経ヘルス > ヘルスProニュース 2010/02/25 
島根大学、島根県立大学短期大学部などによる研究グループが発表
 島根大学、島根県立大学短期大学部などの研究グループが、マルハニチロホールディングス本社にて2月2日に発表したところによると、青魚などに多く含まれる脂肪酸、EPAやDHAを摂取することで高齢者の認知機能の低下を抑えられるという。

 今回発表されたのは、2008年11月からニ重盲検試験を実施中の1年間の中間報告。認知症と診断されていない65歳以上の高齢者108人を2群に分け、一方にDHA850mg・EPA200mg含有の魚肉ソーセージを、もう一方の群にオリーブオイル含有の魚肉ソーセージを毎日2本食べてもらい、認知機能や記憶力を測定するMMSE(ミニメンタルステートテスト)と前頭葉機能検査(FAB)を実施した結果、MMSEの図形を模写する項目で、DHA・EPA群ではオリーブオイル群に比べ6ヵ月目に改善傾向がみられ、12ヵ月目には有意な改善が確認された。また、FABの指示通りに指を動かすという項目でも、DHA・EPA群ではオリーブオイル群に比べ6ヵ月目で有意な改善がみられたという。


2010/02/18
淑女のお尻の洗いすぎは膣内の悪玉菌を増やす!?
  http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20100218-01/1.htm
     Niftyニュース 提供社別 週刊朝日 2010/02/18
 温水洗浄便座を使っている方(私を含め)にとって、気になる情報です。

 『国立国際医療センター戸山病院産婦人科の荻野医師(研究指導者・箕浦茂樹部長)と飯野病院の飯野孝一院長との共同調査によると、習慣的に温水洗浄便座を使用している人は、使用していない人に比べ、膣内の善玉菌である乳酸菌が著しく消失し、腸内細菌などによる汚染が目立ち、細菌性膣症に罹り易いという。

 大腸菌などの腸内細菌が膣内から検出された症例の92%は、温水洗浄便座『使用者』で、8%が『未使用者』と、差は歴然としており、『使用者』では悪玉菌を殺す作用のある善玉菌を保有しているにも関わらず、腸内細菌が検出されるケースが『未使用者』の3.85%に比べ、25%と高率だった。
 温水洗浄便座を使い過ぎると、肛門の常在菌を洗い流してしまい、本来殺されるはずの雑菌によって炎症を起こしかねないが、それと同じことが女性の膣内でも起きているという。

 膣内では善玉菌である乳酸菌がブドウ糖から乳酸を作って、膣の中を酸性に保っており、善玉菌が悪玉菌を侵入させないように防御機構として働いている。膣だけではなく、口や腸、皮膚など人体のあらゆる所にいる常在菌とヒトは共生しているのに、昨今の『行き過ぎた清潔志向』に伴い、本来いるべき細菌を排除して、無い筈の細菌を呼び起こしてしまっているという。

 一方、東海大学(公衆衛生学)の調査によると、洗浄便座の温水タンク内では大腸菌や感染症の原因となる緑膿菌が発生し易いことも報告されているという。』

 私も、温水洗浄便座を使用して28年になりますが、最近痔病から少し洗浄時間を長めにしていました。当然紙で水気を拭き取り温風乾燥をおこなっているのですが、肛門の周りが痒くなることが多くなり、なんか変だなとと思っていました。
  この記事を読んで、時間をかけての洗い過ぎは良くないということのようですので、即実行してみようと思います。


2010/02/13
ヘルシーリポート:コーヒー 身近にポリフェノール摂取
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2010/02/20100213ddm010100096000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2010/02/13 
悪玉コレステロールの酸化を抑制

 身近な飲料からポリフェノールを沢山摂ることが出来るものとして、コーヒーがある。
■心疾患死亡率と関係
 ポリフェノールは、植物に含まれる抗酸化成分。仏人は肉類や脂肪の摂取量が多いのに、心疾患の死亡率が低い理由として、赤ワインに含まれるブドウ由来のポリフェノールの摂取量が多いことが挙げられており、「フレンチパラドックス」と云われる。
 高齢者を10年間追跡したオランダの試験研究では、ポリフェノールの摂取量が多い人(29.9mg/日以上)は、少ない人(19mg/日以下)に比べ、心疾患の死亡率が低かったという報告もあり、この試験では紅茶からのポリフェノール摂取量が多かった。

■日本茶の2倍の量
 近藤和雄・お茶の水女子大教授らは、約9000人を対象に、飲料別のポリフェノール摂取量を調べた結果、1日に摂取する飲料の平均摂取量(アルコールを除く)は、日本茶やコーヒーなど計約1.1リットル。これらの全飲料をポリフェノール総摂取量に換算したところ、約850mg/日のポリフェノールを摂取しており、その約8割を飲料から摂っていることも分かった。

 このポリフェノールの摂取量は、飲料別では、コーヒーから約半分を占め、次いで日本茶、紅茶、中国茶の順に摂取していた。飲料自体の摂取量は日本茶が一番多かったが、ポリフェノールの摂取量では、コーヒーが1番多かった。
 100ミリリットルあたりに含まれるポリフェノール量は、日本茶が約100mg、コーヒーは約200mgと、濃度は赤ワインと同程度だ。
 ポリフェノールは、緑茶・紅茶・ココアなどにも含まれるが、コーヒーだと1杯(約150ミリリットル)で約300mgのポリフェノールが摂取できることになる。

■1日に1000mg程度は摂りたい
 近藤教授は、赤ワインを飲むと悪玉コレステロールが酸化されるのにかかる時間が長くなることを、人の血液中の悪玉コレステロールを使って確かめた。このことから推定し、「コーヒーを飲んでも、赤ワインと同じような抗酸化作用期待できる」という。
 1日当たりのポリフェノールの摂取量は、今のところ科学的な適正量は分かっていないが、近藤教授は「1000〜1500mgが妥当では」と推定する。

■糖尿病の発症率低く
 コーヒーと健康の関係について、糖尿病の発症率との関連では、世界の複数の研究結果でコーヒーを沢山飲む人ほど発症率が低いとの結果が出ている。又米国の研究では、看護師を対象にした追跡調査で、コーヒーの摂取量が多いほど自殺率が低く、肝臓がんのリスクを下げるとの報告もある。


2010/02/10
メタボ腹囲基準「女性80cm以上」が妥当
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=20564
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2010/02/10 
10cm厳しく…厚労省研究班

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、メタボ)の考えに基づき、腹囲測定などを行う特定健診(メタボ健診)の診断基準を検証している厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大教授)は、腹囲の基準を男性85cm以上(現行基準と同じ)、女性90cm以上→80cm以上へ下げることが妥当とする研究成果を明らかにした。

 研究班は、メタボ健診の対象となる全国の40〜74歳の男女約36,000人を対象に、メタボの条件となる高血糖・脂質異常・高血圧と「腹囲」の関係を調べた結果、腹囲が男性85cm前後、女性80cm前後になると、メタボの条件の内の2項目以上の異常を併せ持つ人の割合が高くなったというもの。


2010/02/09
「男85cm、女90cm」メタボ腹囲 根拠無し
  http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=20532
     yomi Dr. > ニュース > 医療ニュース 2010/02/09 
3万1000人調査で判明…厚労省研究班

 2月9日、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の適正な診断基準を検証していた厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大学教授)は、必須項目の腹囲の数値によって、心筋梗塞や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できないとする大規模調査結果を纏めた。

 ≪現在のメタボとなる診断基準≫

  • 腹囲基準(男性85cm以上、女性90cm以上)
  • 腹囲に加え、血糖、脂質、血圧の3項目のうち二つ以上で異常があった場合、メタボと診断される。
 今回の調査は、全国12か所の40〜74歳の男女約31,000人について、心筋梗塞、脳梗塞の発症と腹囲との関連を調べたもので、 その結果、腹囲が大きくなるほど、発症の危険性は増加したが、特定の腹囲を超えると危険性が急激に高まるという線引きは困難であることがわかったという。

 今回の研究でも肥満の人ほど発症しやすい傾向は変わりなく、現行の基準でメタボと診断された人は、そうでない人に比べて発症の危険性は男性で1.44倍、女性で1.53倍高かった。

[解説]メタボ基準「肥満は危険」変わらない

     日本では、腹囲が必須条件で、腹囲が基準値以内だと保健指導の対象にならず、血圧や血糖、脂質など他の項目が軽視されていた。今回の研究でも、腹囲が大きく、肥満な人ほど、心筋梗塞などを発症する危険性は高まることは確か。痩せている人も含めて十分な対策をとることが重要だ。

2010/02/08
炭酸飲料を多く飲むと膵癌リスクが高まる
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20100218hk000hk
     NikkeiNet いきいき健康 ハイライト 2010/02/08
 医学誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention(癌疫学、バイオマーカー&予防)」2月号に掲載された、米ミネソタ大学とシンガポール国立大学の共同研究によれば、中高年以上の中国系シンガポール人6万人強を対象に、果汁および炭酸飲料の平均摂取量を算出すると共に、14年間追跡して膵癌の発症数を調べた結果、炭酸飲料(ソフトドリンク)を多く飲む人は、膵癌の発症リスクが増大するという。

 研究結果によれば、週に2回以上炭酸飲料を飲む人は、全く飲まない人に比べ膵癌の発症リスクが87%高くなるが、果汁の摂取と癌リスクとの間には関連はみられなかったという。

 研究グループは、炭酸飲料による血糖値の上昇とインスリンの増大が、膵臓細胞の異常な分裂を促進するためではないかと推測しているというが、いずれにしても「砂糖入り飲料」を控えることが肝要のようだ。

▼原文:Soft Drinks Could Boost Pancreatic Cancer Risk


2010/02/06
大豆製品に肺がん予防効果 但し非喫煙男性のみ
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201002050328.html
     asahi.com > 健康 >健康・生活 2010/02/06 
 厚生労働省研究班の大規模調査によれば、喫煙経験が無く豆腐や納豆など大豆製品を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べ、肺がんになるリスクが低くなることが判ったという。

 この調査は、45〜74歳の男女計約76,000人を最長11年間追跡、一日に食べる大豆製品の量により4つの集団に分け肺がんの発症率を比較したもので、たばこを一度も吸ったことがない男性に限って比べると、大豆製品を一番よく食べる集団(イソフラボン換算すると豆腐約200g)は、最も少ない集団(同約40g)より「肺がん」になるリスクが57%低かった。

 喫煙しているか、過去にたばこを止めた男性では、大豆製品の消費量による差は無かった。女性でも大豆製品を食べる人の方が肺がんリスクは低い傾向が出たが、統計的に有意な差は出なかったという。

 豆腐40gは、イソフラボン換算で納豆1/3パック相当という。


2010/02/04
塩分:やっぱり、日本人3大死因の引き金−−厚労省、8万人調査
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2010/02/20100204dde041100007000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2010/02/04 
厚生労働省研究班の大規模調査によれば、塩漬け食品の摂り過ぎや、食事全体で塩分の多い生活習慣を続けると、各種のがんや循環器疾患(心筋梗塞、脳卒中など)を発症し易いことが判ったと2月4日に発表した。

 今回の調査は、8県に住む45〜74歳の男女約8万人を対象に実施し、対象者を、食事全体の塩分(Na)摂取量、塩辛や漬物、イクラなど塩漬け食品の摂取量によって5グループに分け、6〜9年間の調査期間中のがん、循環器疾患の発症状況を調べたもので、塩分の摂り過ぎが多くの生活習慣病に影響するとのデータが示されたのは初めてという。

 塩分全体の摂取量が多い群(17.8g/日)は、少ない群(7.5g/日)に比べて循環器疾患の危険性が約2割高かった。塩漬け食品の摂取量が多い群は、何らかのがんを発症する危険性が11〜15%高かった。
 塩漬け食品の摂取量が多い群の循環器疾患の危険性は高くはなかったが、魚や野菜に循環器疾患を予防する栄養素が含まれるためとみられる。

国立がんセンターがん予防・検診研究センター「予防研究部」多目的コホート研究 > 「塩分・塩蔵食品と、がん・循環器疾患の関連について」(210/02/04)


2010/01/28
70歳以上で過体重の人は寿命が長い
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20100204hj000hk
     NikkeiNet いきいき健康 ハイライト 2010/01/28
 オーストラリア・ウェスタンオーストラリア大学のLeon Flicker氏らが、米国老年医学会(AGS)誌「Journal of American Geriatric Society」オンライン1月27日版(印刷版は2月号)に発表した研究によれば、70歳以上で過体重の人は正常体重の人に比べて10年間の死亡率が低くなるという。これは、過体重が心疾患をはじめとするさまざまな健康問題を引き起こすとする今までの研究と矛盾するものである。

 研究は、1996年の時点で70〜75歳であったオーストラリア人9,200人強を対象に、健康状態に関する10年分のデータを検討。
 BMIに基づいて過体重および肥満を定義し、痩せぎみ(BMI<18.5)、正常(BMI 18.5-24.9)、過体重(BMI 25.0-29.9)、肥満(BMI≧30.0)の4つの区分を用いて評価した結果、過体重(肥満の一歩手前)の人は正常体重の人に比べて死亡リスクが13%低かった。しかし、肥満の人にはベネフィット(便益)は認められなかったという。

 また、座りがちな生活をしていると「死亡リスク」が、女性では2倍、男性では1/4増大することも判明した。

 Leon Flicker氏によれば、70歳までそれなりに健康に生きてきた人の場合、体脂肪量によるリスクとベネフィットが若い人とは異なることが示された、と述べている。

▼原文:Over 70 and Overweight May Add Years to Life


2010/01/25
「ネギは風邪にいい」、ウイルス抑制実証 富山大大学院
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201001250002.html
     asahi.com > 健康 >健康・生活 2010/01/25 
 富山大大学院医学薬学研究部の林利光教授が、マウスを使った研究で、ネギの抽出物がA型インフルエンザのウイルスの増殖を抑え、体内の免疫機能を向上させる可能性があることを突き止めたという。

 林教授は、メカブの「フコイダン」のインフルエンザウイルスへの有効性を調べるなど、ウイルスと食べ物の関係を研究しており、今回の研究は、大分県の食品会社「佐々木食品工業」が「大分産ネギで健康に良いものはできないか」と林教授に相談したことがきっかけだった。

 昔から『ネギは風邪にいい』と言われているが、それを裏付ける今回の研究を、林教授は次のように分析している。

 タミフルはウィルスを全滅させるため、体内の抗体を増やす効果はないが、ネギがウイルスを減らす一方で抗体を増やしたことを評価しており、「人間の体には、元々、細胞やウイルスをやっつける免疫がある。ネギは免疫が機能する初期の段階に働きかけ、予防的に体の免疫力を高める効果があるのではないか」と。


2010/01/20
“リンゴを食べれば医者いらず”のことわざの理由が明らかに
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20100128hk001hk
     NikkeiNet いきいき健康 ハイライト 2010/01/20
 デンマーク工科大学国立食品研究所(コペンハーゲン)の研究グループは、ラットを使った実験から、果物に含まれるペクチンと呼ばれる成分が消化器系の善玉菌(friendly germs)を増大させることを突き止め、医学誌「BMC Microbiology(微生物学)」オンライン版に1月20日発表された。

 研究グループは、ラットにリンゴをそのまま、或いは果汁やピューレなどのリンゴ加工品の形で与えた後、消化管内の細菌を調べ、リンゴの摂取が“善玉”菌 のレベルに影響を及ぼすかどうかを検討したもので、リンゴの食物繊維成分であるペクチンを多く摂取したラットでは、腸の健康状態を向上させる細菌の増加が判明したという。

 但し、この結果がヒトにも当てはまるかどうかは、更に研究を重ねる必要があると著者らは述べている。

▼原文:How the Apple Keeps the Doctor Away


2010/01/19
ポリカーボネート製哺乳瓶、米「使用の化学物質に懸念」
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201001180476.html
     asahi.com > 健康 >健康・生活 2010/01/19 
 米食品医薬品局(FDA)は、プラスチック製哺乳瓶や缶詰の内面塗装などに使われ、環境ホルモン作用の可能性が指摘されている化学物質ビスフェノールA(BPA)について、胎児や乳幼児、子どもの脳、行動、前立腺への影響に、いくらかの懸念があるとの見解を発表し、ポリカーボネート製の哺乳瓶やカップに熱湯を注がないことや、傷がついた場合は捨てることなどを呼びかけている。これまでは安全としていた判断を変更した。

 厚生労働省によると、日本ではガラス製の哺乳瓶が一般的で、ポリカーボネート製はほとんど使われていない。カナダでは、ポリカーボネート製の哺乳瓶の販売が禁止されている。


2010/01/14
携帯電話の電磁波がアルツハイマー病を予防?
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20100114hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2010/01/14
米サウスフロリダ大学(タンパ)フロリダアルツハイマー病研究センターのGary Arendash氏らが、医学誌「Journal of Alzheimer's Disease(アルツハイマー病)」オンライン版で1月6日に発表した研究にによれば、携帯電話から発生する電磁波がアルツハイマー病を予防し、さらには回復させる可能性があることをマウスを使った実験で明らかにしたという。

 今回の研究では、アルツハイマー病を発症するよう遺伝子操作したマウスを、高周波電磁波に2回/日、各1時間、7〜9カ月間曝露させた結果、健康な若いマウスにはアルツハイマー病の発症が全くみられなかった。また既に発症した老齢マウスには記憶や認知障害の改善がみられた。
 また、正常なマウスでは電磁波曝露後に記憶容量の向上が認められ、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβ蛋白が電磁波により減少することが判明したという。

 原因は、脳内の温度が電磁波を受けている間に上昇するためではないかと著者らは考えているという。このマウスの研究にはまだ疑問点も多く、アルツハイマー病のマウスモデルとヒトとの間には正確な相互関係があるわけではない。最新の研究でも携帯電話の使用と脳腫瘍の間にわずかながら関連が認められていることより、携帯電話を使えば認知症の予防になると安易に考えてはならない。

▼原文: Could Your Cell Phone Help Shield You From Alzheimer's?


2010/01/12
60歳以上の新型インフル感染、20―30代の1/5以下
  http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2010011001977h1
     NikkeiNet いきいき健康 最新ニュース 2010/01/12
 オランダ・ユトレヒト大学の西浦博研究員(科学技術振興機構研究員)と米アリゾナ州立大学などの国際研究チームが、英国発行の国際学術誌「バイオメッド・セントラル」関連2誌に発表した研究によれば、2009年5月29日〜7月14日の日本国内の流行状況などを基に感染の成立し易さを年齢別に調べ、豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザウイルス(H1N1型)感染者と接触した場合の感染の成立し易さは、60歳以上は20〜30歳代と比べて1/5以下になるという数理モデルによる分析結果を導き出した。
毎日4時間以上のテレビ視聴は死亡の危険性高い、豪研究
  http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2681857/5157038
     AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/01/12
 オーストラリア・メルボルン「ベーカーIDI心臓・糖尿病研究所(Baker IDI Heart and Diabetes Institute」のDavid Dunstan氏らが、米国心臓協会(American Heart Association)の学術誌「Journal of the American Heart Association」の1月12日号に発表した研究によれば、TVを毎日4時間以上視聴する人は、TVの視聴時間を少なく制限している人と比較して、早期に死亡するリスクが非常に高くなるという。

 この研究は、オーストラリアの8800人を対象に、年齢・性別・喫煙・体重・運動などの影響を除外して、6年間に亘る生活習慣の調査から導き出したもので、「1日2時間未満のTV視聴時間の人と比較して、4時間以上視聴する人は、全ての要因において死亡する危険性が46%高く、心疾患にかかる危険性は 80%増加するという。

 原因は、長時間座り続けることで筋肉が使われなくなり、糖や脂肪が十分に消費されなくなるためと推測される。


2010/01/07
サプリメントと子どもの食事(Ver.100107)
  http://www.asahi.com/health/news/TKY201002050328.html
     (独)国立健康・栄養研究所 > 基礎知識 2010/01/07 
 基本的に信用できる機関が発信する情報として、今回は(独)国立健康・栄養研究所のホープページにある知っておいて損は無い情報を、ご紹介します。

「はじめに」
 「近年、「健康食品」やサプリメントと呼ばれる食品が広く出回り、日本における利用経験者は約8割を越えるといわれています。日本では、サプリメントという言葉に定義はありませんが、ここでは、カプセルや錠剤、粉末、顆粒、抽出エキスなど、通常の食品とは異なる形態をしたものをサプリメントと呼ぶことにして・・・・・・・
 テレビやインターネットの他に、家族や親類、友人・知人からの口コミや地域のPTA講演会などからも入手され、子どもを持つ親の間でもサプリメントへの関心が高まっており、実際、子どものサプリメントの利用が、かなり身近なものとなってきているようですという。」・・・・・・ という前書から始まっています。

アメリカの調査における、子どものサプリメント利用についての問題点:

  • 食事からの栄養摂取量とは関わりなく、サプリメントを利用している。
  • サプリメントの利用が栄養の補足ばかりでなく、過剰摂取につながってしまっている。
  • 早期のサプリメント利用がアレルギー発症と関連するかもしれない。
  • ハーブに関して、「自然だから安全」という誤解があり、副作用や相互作用については、あまり知られていない。
  • 安全性が問題視されているハーブや、有効性が承認されていない用途での使用がみられる。
という背景を踏まえ、日本でもアメリカと同様の問題が発生しないように、サプリメントと子どもの食事について、下記のような基本的な事柄が纏められています。

T.子どものサプリメント利用
  子ども用サプリメントって? 必要なの? 効果はあるの? 安全なの?問題はないの?
  偏食があるけど、使用した方がいい?
II.子どもの食事の特徴
 1.成長に必要な栄養
  どんな栄養素がどれくらい必要? 不足しがちな栄養素は? 摂りすぎに注意するものは?
 2.バランスのよい食事
  何をどれだけ食べればいいの? 少食なのですが・・・。
 3.偏食への対応
  好き嫌いがあるのですが・・・。 どう対応すべき? 克服方法は?
 4.おやつについて
  何で必要? 適量は? どんなものがいい? 与え方は?
III.情報とのつきあい方
 1.不安を煽る情報への接し方
 2.参考になる情報源

2010/01/04
大豆食品の摂取が乳癌サバイバーの死亡と再発リスクを低減
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jama/201001/513656.html
     Nikkei Medical Online HOT NEWS 2010/01/04
 米Vanderbilt大学のXiao Ou Shu氏らが、JAMA誌2009年12月9日号に発表したところによれば、中国の乳癌サバイバーを対象とする最大規模のコホート研究を実施して、大豆食品の日常的な大量摂取が、総死亡と乳癌再発のリスクを低減することを明らかにした。但し、中国人の大豆食品摂取量は日本人よりかなり多く、日本人の平均摂取量(16〜22mg/日)の3倍を超える量を食べる必要があるという。

 大豆食品は、植物エストロゲンのイソフラボンを豊富に含む。一方、女性ホルモンのエストロゲンは、乳癌の発生と進行に大きく関わることが知られている。イソフラボンは体内でエストロゲンと拮抗するため、乳癌リスクを下げると考えられてきたが、乳癌を発症した女性に対する作用は明らかではなかった。

 著者らは、上海市癌登録に登録されている乳癌患者の中から、外科的治療を受けエストロゲン受容体の過剰発現の有無とタモキシフェン投与歴が明らかな女性を選出し、乳癌診断後の大豆食品摂取と総死亡、癌再発の関係を調べたもので、20〜75歳で、02年3月〜06年4月に乳癌の診断を受け、診断から約6カ月が経過している女性5042人を登録、09年6月まで追跡した。
 登録時に、癌の診断と治療、癌診断後のライフスタイル、病気の進行に関する情報を構造的質問票を用いて収集。診断から18カ月時、36カ月時、60カ月時にも同様に調査した。

 同時に食物摂取頻度調査を実施。6カ月の時点では過去6カ月間、18カ月の時点では過去12カ月間、36カ月の時点では過去18カ月間の食習慣を尋ねた。肉、魚、アブラナ科の野菜などと共に大豆食品の摂取量を調べて、大豆たんぱく質の摂取量とイソフラボン摂取量を推定した。

 6カ月時(登録時)に大豆食品を多く摂取していた女性では、そうでない女性に比べ、肉や魚、アブラナ科の野菜の摂取量が多かった。化学療法と根治的乳房切除術のいずれかまたは両方を受けている割合も高く、BMIは高いものの運動量は多く、ビタミンサプリメント摂取者の割合も高かった。

 乳癌サバイバーを対象に乳癌の臨床転帰と大豆食品摂取の関係を調べた今回の研究の結果は、大豆食品の摂取が死亡と再発のリスクを有意に低下させる可能性を示し、大豆食品の摂取量と死亡・再発の逆相関関係は、大豆たんぱく質の摂取が11g/日以上になると直線的な用量反応関係を示した。

 ちなみに、中国の人々の大豆食品摂取量は他国に比べて多く、イソフラボン摂取量に換算すると、米国人女性は平均1〜6mg/日、中国人女性は47mg /日、日本人の平均摂取量は16〜22mg/日(2002年の国民栄養調査値)。

 原題:「Soy Food Intake and Breast Cancer Survival



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