とし坊 の読んどきゃ良かった記事情報 Back No.17
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2005/06/29
運動するお年寄りには前立腺ガンが少ない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/383126
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/29 
 医療に従事している男性47,620人の医療記録を14年間分調べた結果、65歳以上よく運動する人(週に少なくとも3時間はかなり激しい運動をする人)は、運動をあまりやらない人より、進行前立腺ガンになった割合と死亡した割合の合計が67%低かったという疫学研究結果が「米内科学雑誌」に報告された。 運動が、なぜ前立腺ガンのリスクを減らすのかは、まだわかっていない。
中国青海省でのトリインフルエンザは深刻、死亡した鳥は5000羽以上
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383115
     MedWaveトピックス 2005/06/29 
 中国青海省でのトリインフルエンザについて、6月28日、カナダのCBC Newsや米国のNew York Newsdayなど海外メディアが一斉に報じたところによると、青海省調査から戻った世界保健機関(WHO)の調査団は、これまでに中国当局が発表していたよりも5倍の鳥が死亡していることを明らかにしたという。

2005/06/27
生活習慣病「運動で予防」 厚労省が実用的指針作成へ 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506270193.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/27 
 糖尿病や脳卒中などの生活習慣病を予防するには、どんな運動をどれだけすればいいの? こんな疑問に答えるために、厚生労働省が国民向けの運動量などの指針づくりを始め、来月にも検討会を立ち上げ、今年度内を目標にまとめるという。

 こうした指針は過去にもつくったが、効果があまり上がっておらず、生活習慣病の予備軍が増えていることから、最新の研究に基づいて作り直すことにした。


2005/06/26
緑茶に自己免疫疾患の予防効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050626hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/06/26
 緑茶にがんの予防作用のあることは知られてい中、新たな研究で特定の自己免疫疾患を予防する効果もあることが明らかにされた。

 米ジョージア医科大学(アトランタ)歯学部准教授のStephen Hsu氏が、米国関節炎財団主催の関節炎研究会議で6月19日発表したところによれば、緑茶が免疫応答を引き起こす物質として体内で産生される抗原の発現を抑制するという。

 今回の研究は、緑茶に含まれる、炎症を抑制し皮膚および唾液腺細胞に対して効果を有する物質EGCGに着目したもので、EGCGは炎症抑制作用のほか、自己抗原に対する調節作用も有すると推測されている。

▼原文: Green Tea May Protect Against Autoimmune Diseases


2005/06/25
ヘルシーリポート: みそ汁で健康増進 糖尿病に予防効果/発がん物質抑制も 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050625ddm010100125000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/06/25 
 日本の伝統食の象徴とも言えるみそ汁。大豆を発酵・熟成させた「みそ」には、大豆とは異なるヘルシー効果が期待できるという。その一つが褐色の色素「メラノイジン」に、発がん性物質の生成を抑えたり、糖尿病の予防効果などが期待できるという。

 メラノイジンには、がんや動脈硬化などにつながる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用がある。さらに、人の消化管に入ったとき、消化酵素によって消化されないという性質も備えているために、食物繊維に似た作用が糖尿病の予防効果を期待できる。


2005/06/24
運動している女性には卵巣ガンが少ない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/381526
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/24 
 カナダの「慢性病予防管理センター」(Center for Chronic Disease and Control)の所長、ヤング・マオ博士らの研究チームが、「国際ガンジャーナル」(International Journal of Cancer )5月号に発表したところによれば、ウオーキング、ジョッギング、テニス、ゴルフ、ボーリング、ダンスをやっている女性は、ほとんど運動らしいことをたやっていない女性と比べると、卵巣ガンにかかる割合が、30%少ないことが判ったという。

2005/06/23
1日1箱40年間の喫煙で女性の身体は7.4年余分に老化する/ 肥満と喫煙はテロメア長の短縮を加速――英国の研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/382143
     MedWaveトピックス 2005/06/23 
 英国St. Thomas病院のAna Valdes氏らが、Lancet誌電子版に2005年6月14日に報告したところによれば、白人女性を対象にした白血球細胞のテロメア長の短縮に肥満と喫煙が細胞レベルの老化を加速していることが示された。

 染色体の末端に存在するテロメアは、染色体の分解や末端どうしの融合の阻止に役割を果たし、テロメア長は、細胞分裂が起こるたびに短縮する。

 BMIに対しては、30歳以上の女性が最も短く、20〜30の女性はそれより長く、20以下の女性はさらに長かった(傾向のp値=0.026)。肥満女性のテロメア長は、痩せた女性に比べ240bp短かったことより、テロメア長を指標とする細胞レベルの老化が8.8年分も早まっていることを意味する。

喫煙については、「喫煙歴無し」・「過去に喫煙」・「現在も喫煙」という順序でテロメア長は短くなり(p=0.02)。1箱・年当たり5bp(18%)余分に短縮することから、1日1箱を40年間吸い続けると、喫煙経験のない人に比べ、細胞レベルの老化は7.4年分進む計算になる。


2005/06/21
バランス取れた食事はこれ/生活習慣病予防にガイド発表 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506210342.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/21 
 厚生労働省と農林水産省は21日、生活習慣病の予防などのために、何をどれだけ食べたらいいのかを示した「食事バランスガイド」を発表した。ハンバーグを食べた日は、から揚げは我慢するとかの具体的な料理をもとに1日分の摂取量をイラストで表示しているのが特徴で、肉類は控えて野菜やごはんを中心にした食事を勧めている。

農林水産省 > 報道発表資料 2005.6.21 > 「フードガイド(仮称)の名称及びイラストの決定・公表について

厚生労働省 > 報道発表資料 2005.06.21 > 「 フードガイド(仮称)の名称及びイラストの決定・公表について


2005/06/17
【抗加齢医学会速報】CoQ10は、冠動脈の血流速度をアップ /日大医学部が実験で明らかに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381227
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 日本大学医学部循環機能検査室の笠巻祐二氏らが、6月10日の第5回日本抗加齢医学会総会で発表したところによれば、コエンザイムQ10(CoQ10)投与により、心臓の冠状動脈の血流速度が上昇することがわかったという。
   これにより、CoQ10は心臓の細胞に酸素や栄養を送る冠動脈の循環を改善し、心臓を保護する作用がある可能性が示唆されたといえる。
【抗加齢医学会速報】高麗ニンジンは皮膚再生を促進、パフィアは肌老化を抑える
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381228
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 第5回日本抗加齢医学会総会(6月 10〜11日)で発表されたところによれば、愛媛大学医学部分子細胞生命科学講座講師の木村善行氏らは、各種サポニンの火傷に対する皮膚再生について、また松浦薬業(名古屋市中区)課長の深谷幸隆氏らは、加齢による老化と、紫外線による光老化に対するパフィアの効果を調べた。

 その結果、高麗ニンジン(紅参=こうじん)のサポニンを火傷をした皮膚に塗ると、低濃度でも皮膚の再生が促進されることがラットの実験で明らかになった。また、南米に自生するヒユ科の植物パフィア(ブラジルニンジン)を服用することで、皮膚中のコラーゲンの合成が促進され、紫外線下で生じる皮膚の肥厚も抑えられることが、ラットやマウスの実験でわかったという。

【抗加齢医学会速報】フォーミュラー食によるカロリー制限でインスリン離脱に成功
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381229
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 埼玉医科大学生化学の篠田雄一氏が、6月10日、第5回日本抗加齢医学会総会で発表したところによれば、生命維持に必要なたんぱく質、糖質、脂肪、ビタミンなどの栄養素を含んだ低エネルギーのフォーミュラー食を利用したカロリー制限によって、糖尿病の薬剤投与量の減少やインスリン注射からの離脱に成功する症例を経験したという。
朝食論争・結論は、朝食は子供の頭のために良い
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/381224
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/17 
 フロリダ大学栄養研究教育学部のゲイル・ランパーサウドさんらが、過去に発表された47編の栄養関係の学術論文を再検討して、朝食の是非について纏め、「米食物学会雑誌」(Journal of American Dietetic Association)に掲載したところによれば、朝食をちゃんと摂る子どもは、とらない子どもと比べて、「頭の働きがいい」「学校の出席率が高い」「学校の成績が良い」ことがわかったという。更に、朝食を摂ると、朝食抜きの子どもと比べると、太り過ぎの子どもが少ないこともわかったという。

2005/06/16
【抗加齢医学会速報】シイタケ由来成分に抗アレルギー効果を確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381139
     MedWaveトピックス 2005/06/16 
 第5回日本抗加齢医学会総会において、明治鍼灸大学眼科の山田潤氏が発表したところによれば、シイタケから抽出される「レンチナン」という高分子多糖体のβ-1,3-グルカンは、以前より免疫応答を修復する働きがあるとして、がん免疫療法などに使用されいたが、高分子量なので腸管から吸収され難かったが、レンチナンを微粒子化した経口摂取でも抗アレルギー効果を発揮することが分かったという。
化粧品の防腐剤メチルパラベンに紫外線が当たると皮膚に害がある
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/380969
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/16 
 京都府立医科大学医学部生体安全医学講座の半田修助手らが、第5回日本抗加齢医学会総会(6月10〜11日)で発表したところによれば、化粧品の防腐剤であるメチルパラベンに紫外線が当たると皮膚への毒性が増すというデータが報告された。

2005/06/15
減量に挑戦のサラリーマン、6割が失敗…花王調査
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050615ik09.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/06/15 
 花王が昨年末、首都圏に住む30〜50代の男性サラリーマンを対象に、肥満にかかわる生活行動や生活習慣の意識を調査し、323人の回答をまとめた結果によれば、男性サラリーマンの半数が減量に挑戦し、その6割は失敗しているという。

▼花王のニュースリリース(2005.05.30)
  「30代〜50代 サラリーマン323人の意識と行動を追跡」  

サントリー・ウイスキー中に尿酸生成抑制成分を発見
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/379744
     MedWaveトピックス 2005/06/15 
 サントリーは、静岡県立大学と聖マリアンナ医科大学との共同研究で、ウイスキー中のオーク樽由来成分の一つであるエグラ酸が尿酸生成抑制をすることを解明したと発表。このエグラ酸は、オーク樽による貯蔵年数と比例してウイスキー中に増えていくという。

▼サントリーのプレスリリース(2005.06.03)
 「ウイスキー中の糖尿病合併症を予防する可能性のある成分の単離に成功
  サントリー・静岡県立大学・福山大学・京都府立医科大学が共同研究日本糖尿病学会で発表」


2005/06/14
【解説】中国で相次ぐトリインフルエンザによる渡り鳥の大量死 ヒトへの感染拡大が懸念される状況に
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/380613
     MedWaveトピックス 2005/06/14 
 OIE(国際獣疫事務局、Office International des Epizooties)によると、5月21日に中国が発表したところによれば、青海省の青海湖で大量の渡り鳥が死んでいるのが5月4日に発見され、死んだ鳥(総数は519羽)からH5N1型ウイルスが確認されたという。

 WHOが5月に纏めた報告書「Influenza A/H5N1 in Humans in Asia」等で、H5N1ウイルスが、ヒトからヒトに感染しやすいタイプのウイルスに変化しつつある可能性を指摘、警告してきた中で、これを裏付けるかのような渡り鳥の大量死は、警戒を強めなければならないことを意味しているという。

ライオン、女性の薄毛の原因を解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/380445
     MedWaveトピックス 2005/06/14 
 ライオンは6月13日、女性の薄毛を引き起こす原因のひとつとして、発毛を促進するたんぱく質「BMP」(Bone Morphogenetic Protein:骨形成因子)の遺伝子発現の低下が女性ホルモン減少により引き起こされることを発見したと発表した。研究成果は、今年6月15日に東京国際フォーラムで開催される「日本基礎老化学会 第28回大会」で発表される予定。

▼ライオンのプレスリリース(2005.06.13)
 「“女性ホルモン”の減少も「女性の薄毛」の引き金に!〜“女性ホルモン”が減少すると発毛促進シグナル「BMP」の生成が抑制される〜

盆踊りで、筋力維持ができる!
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/380459
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/14 
 第5回日本抗加齢医学会総会(6月10〜11日)で、早稲田大学スポーツ科学学術院の福永教授は、楽しく筋力を鍛えるため、踊りを利用するアイデアを提案した。

2005/06/13
はげは母方から遺伝 独の研究チームが有力遺伝子発見 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506130178.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/13 
 ドイツ・ボン大学の研究チームが「はげの遺伝子」の有力候補の一つを発見し、米専門誌アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクス7月号(電子版)に発表したところによれば、若くしてはげ始めた人は、X染色体にある男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体遺伝子に変異が目立つことから、男性が母親から受け継ぐX染色体上にあるため、母方の祖父の頭髪で自分の将来を占えるかもしれないという。

2005/06/12
妊娠中に過剰節食、太りやすい子に…京大教授ら実験
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050612ik06.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/06/12 
 京都大学病院産婦人科の藤井信吾教授らが米医学誌「セル・メタボリズム」最新号に発表したところによれば、妊娠中の母親の栄養不足が、子どもの肥満を引き起こしやすくすることが、マウスを使った実験で判明したという。

 ダイエットマウスの子は、食欲やエネルギー消費をつかさどる「レプチン」というホルモンの分泌量が、通常よりも早い時期に増えており、レプチンの分泌時期のずれが、肥満につながっているのではないかと推測される。


2005/06/10
タカナシ、血糖上昇を抑えるヨーグルトを発表・ デザートを控えている人に訴求  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/379927
     MedWaveトピックス 2005/06/10 
 タカナシ乳業(横浜市)は、トウモロコシ由来の難消化性デキストリンを固形ヨーグルトに含有させた「タカナシ LGGサポートヨーグルト」を開発。「血糖値が気になる方へ」という特定保健用食品(トクホ)の表示許可を得て、7月から発売予定。

 難消化性デキストリン入りヨーグルト(サポートヨーグルト)は、固形ヨーグルトとしては血糖上昇を抑える初めてのトクホ。

 ▼タカナシ乳業


2005/06/09
温州ミカンで肝機能障害を予防? 静岡の産地で疫学調査 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506090262.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/09 
 果樹研究所(本部・茨城県つくば市)が発表したところによれば、ミカンの産地・静岡県三ケ日町の住民約900人を対象に、町などと合同で03年度に行った疫学調査で、温州ミカンの成分の血中濃度が高いほど肝機能の数値がよく、動脈硬化のリスクも低いというデータを発表した。

 温州ミカンにはβ-クリプトキサンチンと呼ばれる成分が、オレンジの10倍以上含まれるという。

もろみ酢に、血中コレステロール値の改善効果が認められた  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/379726
     MedWaveトピックス 2005/06/09 
 ヘリオス酒造は、「もろみ酢」に血中コレステロール値を低下させる効果があることを確認したと発表した。この研究は、日本薬科大学医療薬学科の渡辺泰雄教授(薬理・薬物治療学)との協力で行われ、2005年8月6、7日の第7回応用薬理シンポジウムにて発表される予定。

 血中のコレステロール値が高め(210mg/dL以上)の中高年の男女12人を対象に5週間、1日60mLを飲用した結果、血清中の総コレステロール値が低下し、正常値に近くなり、更に、摂取終了後5週間を経過後も、総コレステロール値が、正常値に近い状態を保ち、尚、LDLコレステロールの減少も確認されている。

 ▼ヘリオス酒造のニュースリリース 2005年6月6日
    「黒麹醪酢」によるコレステロール値改善効果について


2005/06/08
瞑想してストレスをほぐすと長生きする   
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/379373
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/08 
 「米心臓学会誌」(American Jouurnal of Cardiology )5月1日号に発表された研究結果によれば、平均年齢72歳で、高血圧気味のお年寄り202人を2グループに分け、健康に役に立つ情報を常時与えて健康に注意するよう指導したグループよりも、超越瞑想(TM)など、ストレスを緩和し血圧を下げるという瞑想法を18年間実行させたグループのほうが、心臓病で死亡した割合が30%も少なく、心臓病以外の原因で死亡した割合も23%少なかった。

2005/06/03
5人に1人は65歳以上、ますます高齢化   
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050603ik05.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/06/03 
 2005年版「高齢社会白書」が6/3に発表された。65歳以上の高齢者人口は2004年10月1日現在、2488万人で、総人口に占める比率(高齢化率)は19.5%となり、ともに過去最高を更新した。
 高齢化率は2015年に26.0%、2040年には33.2%に達すると見込まれている。

内閣府平成17年版「高齢社会白書」閣議決定 > 平成17年版高齢社会白書

牛乳とレモン果汁の同時摂取でカルシウムの吸収率が大幅増に ポッカと静岡県立大が確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378155
     MedWaveトピックス 2005/06/03 
 静岡県立大学教授の横越英彦氏とポッカコーポレーションの共同研究によれば、ラットを使った実験で、牛乳とレモンを組み合わせて摂取すると、それらを摂取しないときに比べ、カルシウムの吸収率が約30%以上アップするという。

 これは、レモンに含まれるクエン酸のキレート作用により、カルシウムが水に溶けやすくなり、腸管から吸収され易くなったからと思われる。

テアニンに抗ストレス作用を確認・ 太陽化学と名大が成果を発表  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378769
     MedWaveトピックス 2005/06/03 
 太陽化学と名古屋大学大学院環境学研究科助教授の大平英樹氏が共同で、5月28日の第23回日本生理心理学会大会で発表した研究成果によれば、緑茶に含まれるうまみ成分で、リラックス効果のあるテアニンに、ストレスを和らげる抗ストレス作用があるということを、人間を対象にした実験で確認した。
ぼけないためには、多様な日常活動をどんどんやろう  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378612
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/03 
 お年寄りがぼけないためには、 「せんたく、皿洗い、そうじ」「庭いじり」「良く外に出て歩く」等、毎日いろいろなことをやって、体を動かすのが一番であると「米疫学雑誌」(American Journal of Epidemiology)4月号に掲載された研究論文が勧めている。


2005/06/02
中年男性の64%がカロリー過多を自覚、3カ月以上運動ゼロも62%、花王の調査で判明  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378446
     MedWaveトピックス 2005/06/02 
 花王が実施した調査は2004年11〜12月、首都圏在住の30〜50歳代既婚男性サラリーマンを対象に行われ、連続する7日間の日常行動や生活意識について、323人から有効回答を得たもの。

 その結果、全体の60%が食生活や運動習慣から考えて、「太りやすい生活」を自覚。自覚がある人の43%は、最近5年間に体重が増加している。
 食生活については、全体の64%が、カロリーオーバーを認識し、特に太り易い生活を自覚している人では、79%がカロリーオーバーだと考えているが、適正カロリー量を知るのは全体の10%に過ぎない。
 その他、「早食い」を自覚する人が72%、「食事が不規則」が54%、「寝る直前に食べる」が59%に達している。

 運動については、62%は直近3カ月に全く運動をしていない。運動不足を自覚している人は全体の69%に達する。休日も多忙や疲労を口実に、全体の57%が「家でごろごろ」している。

 ▼花王のプレスリリース(2005.5.30)
   『現代サラリーマンの太りやすい生活行動』調査

コレステロールを下げるにはもっと野菜を食べなさい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378351
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/02 
 コレステロール値が高いと、心臓血管系の病気になり易くなるが、野菜など植物性の食物を多く含んだ食事次第でコレステロール値が下がるというデータが「米内科学雑誌(Annals of Internal Medicine )」5月3日号に報告された。

2005/06/01
中年太りは、後年、認知症になりやすい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378102
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/01 
 NIH(米国立衛生研究所)の資金により「カイザー・バーマネンテ医学基金の研究者がブリティシュ・メディカル・ジャーナルのオンイン版に発表したところによれば、カリフォルニアの住人たちを、30年近く追跡調査した結果から、40代ごろに肥満、ないし体重オーバーだった人は、年を取ってからアルツハイマー病などの認知症にかかる割合が高いことがわかっという。

2005/05/25
犬と散歩するとストレスが和らぐ! 副交感神経が活性化――酪農学園大学が確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/376758
     MedWaveトピックス 2005/05/25 
 海外では、1980年にFriedmann博士らが、ペットの飼い主は、飼い主でない人よりも、心臓病退院1年後の生存率が高いという研究報告がある。酪農学園大学獣医学部獣医学科の本岡正彦氏のグループが行った研究によれば、、高齢者が犬と過ごすと副交感神経が活性化されることがわかったという。 散歩よりも、犬と家で過ごしたときの副交感神経活性値がより高くなるという。

 犬自身のストレス解消にも散歩が良いといわれているので、犬を飼っている人は、自分の健康のためにも、積極的に一緒に散歩することを勧めている。

ブルーベリーの効用また一つ−−心臓病予防にも  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/376720
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/25 
 米ミシシッピ州オクスフォードにある米農務省の化学者・アグネス・リマンド博士が、発表したところによれば、ブルーベリーには、抗酸化物質が多く含まれており、ガン予防や、糖尿病の合併症である糖尿病性網膜症の症状緩和に有効であることが知られているが、更に悪玉コレステロールを減らして心臓病を予防する効果を、ラットを使った試験で確認したという。

2005/05/24
口中細菌が多いと動脈硬化が進む  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/376486
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/24 
 コロンビア大学公衆衛生学部のモイス・ドスバリュ博士らが、雑誌『Circulation』 に発表したところによれば、口の中に細菌が多い人は、動脈硬化になり易く、心臓病や脳卒中にかかるリスクが高いという。
 調べた11種の細菌のうち、歯周病の原因となる4種のバクテリアの測定値が高かった人ほど、頸動脈の肥厚の程度が高かった。

2005/05/20
低脂肪食に大豆、食物繊維、ニンニクなどの追加摂取でさらに効果−−米国研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375743
     MedWaveトピックス 2005/05/20 
 米Stanford 大学のChristopher D. Gardner氏らが、Annals of Internal Medicine誌2005年5月3日号に報告したところによれば、低脂肪食に、野菜と果物、豆類、全粒穀類を加えると、総コレステロールおよびLDLコレステロール低下効果が高まることが明らかになったという。
 栄養密度の高い植物性の食物、特に大豆、食物繊維、ニンニク、植物ステロールなどを多く摂ることがそれに貢献したと考えらている。

▼論文の原題は「The Effect of a Plant-Based Diet on Plasma Lipids in Hypercholesterolemic Adults

日本抗加齢医学会、雑誌「アンチ・エイジング医学」創刊・ 専門医・指導士の試験は6月に実施へ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/376158
     MedWaveトピックス 2005/05/20 
 医師や薬剤師、看護師などの会員約2200人を抱える「抗加齢医学会」が、 2005年5月、雑誌「アンチ・エイジング医学」を創刊した。創刊号は約8000部で、年4回発行する予定。

 また、第1回抗加齢医学専門医・指導士の認定試験を6月12日に行われる。

抗加齢医学会 > 学会雑誌「アンチ・エイジング医学」創刊について  > 創刊号


2005/05/18
酢酸の血中コレステロール値低下作用を確認、ミツカンが報告
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375509
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 ミツカングループ本社中央研究所は、酢酸が血中コレステロール値が高めの人のコレステロール値を低下させる作用があることを明らかにし、第59回日本栄養・食糧学会で発表した。尚、酢酸の高コレステロール血症に対する効果をヒトで確認したのは初めてという。

 ▼ミツカン > ニュースリリース > 2005.05.18
    食酢の主成分『酢酸』による血中コレステロール値の低下作用を確認 〜初のヒト試験での有効性・安全性を学会にて発表〜

【栄養・食糧学会速報】 血圧や脂肪を下げるなら白ネギより青ネギ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375524
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 第59回日本栄養・食糧学会大会で5月14日、大阪市立大学大学院生活科学研究科の山本由喜子氏が報告したところによれば、血圧や、総コレステロール、中性脂肪を下げる効果は、白ネギよりも青ネギの方が強い。

 青ネギのどの成分が有効なのかはまだ検討中。今回の研究には凍結乾燥させたネギが用いられたが、生食など摂取の方法によって効果が異なる可能性もあるという。

【栄養・食糧学会速報】 運動習慣によって必須微量元素クロムの排泄が減少する
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375529
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 第59回日本栄養・食糧学会大会で5月14日、椙山女学園大学生活科学部の三田有紀子氏が発表したところによれば、運動習慣がある人は運動習慣が無い人に比べ、尿中へのクロム排泄量が減少することがわかったという。

 一過性の運動によって、クロムの尿中への排泄量が増加することが以前から分かっており、習慣的な運動によって耐糖能異常を起こす人もいないし、運動習慣は糖尿病の予防や改善に有効とされていることから、三田氏らは、運動習慣がある人では、尿中へのクロム排泄量を抑える何らかの機構が存在すると推察したという。


2005/05/16
【日本糖尿病学会2005】 一般市民がよく取る健康食品の第1位は「ビタミン類」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375065
     MedWaveトピックス 2005/05/16 
 和歌山県立医科大学の南條輝志男氏らの研究グループが、5月13日の日本糖尿病学会2005のポスターセッションで調査結果を発表したところによれば、一般の人が日常取っている健康食品のうち最も多いのはビタミン類だという。

▼日常取っている健康食品について尋ねた(複数回答)結果(1234件の回答):

  1. 「特に取っていない」(37.5%)
  2. 「ビタミン類」(22.3%)
  3. 「黒酢」(11.2%)
  4. 「栄養ドリンク」(10.5%)
  5. 「自家製ヨーグルト」(7.3%)
  6. 「青汁」(4.7%)
加齢黄斑変性症は抗酸化ビタミンで減らせる  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374989
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/16 
抗酸化サプリメントに、加齢黄斑変性症の予防効果があるという基礎データは、既に2001年に発表されており、米国ボルティモアにあるジョンズホプキンス大学の研究者らが、 65歳を過ぎたら、ビタミンA、 D、E、それに亜鉛など、抗酸化作用のあるサプリメントを積極的にとれば、加齢黄斑変性症の発病が予防できると提唱している。
前立腺がんの予防、「少し激しい運動」に効果  
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050516so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/05/16 
 米ハーバード大(マサチューセッツ州)の研究チームが、1986年から約47,000人の医療従事者を対象に14年間に及ぶ調査の結果を米医学誌に発表したところによれば、65歳以上の男性で、週に最低3時間以上、活発な運動をする人は、ほとんど運動しない人に比べて前立腺がんで死亡する危険率が70%も低くなることが判ったという。
 死亡率減少と運動量を関連付けたのは、初めて。

2005/05/15
植物性油の再加熱によって毒物が発生  
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050515hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/15
 米ソルトレークシティで開かれた米国油化学会(AOCS)年次会議で、ミネソタ大学食品化学および栄養生化学教授のA. Saari Csallany氏らが発表したところによれば、植物性の食用油を加熱し過ぎたり再加熱したりすると、脂肪酸由来の毒物である4-ヒドロキシ-トランス-2-ノネナール(HNE)が大量に蓄積されることが、明らかにされた。

 HNEは、リノール酸を有する多価不飽和油で特に大量に発生する。HNEの摂取によって心血管疾患、脳卒中、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、肝疾患および癌のリスクが増大する。
 「煙が出る温度まで油を熱しないこと、油の使用は1回のみ」が推奨されるが、油を繰り返し用いるレストラン等での揚げ物の方が懸念されるという。

禁煙による体重増加が肺機能に悪影響  
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050515hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/15
 英キングス大学公衆衛生学上級講師のDeborah Jarvis博士らが医学誌「Lancet」5月7日号に発表したところによれば、禁煙後の体重増加によって肺機能が阻害される恐れがあるため、禁煙したのち体重が増加しないようにさらに努力する必要があるという。

 禁煙により体重が増えたとしても、そのわずかな悪影響よりも禁煙によって得られるさまざまな有益性の方が明らかに大きいということ理解が必要。


2005/05/13
カスピ海ヨーグルトの粘り成分がストレスからお肌を守る、フジッコが発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/374859
     MedWaveトピックス 2005/05/13 
 カスピ海ヨーグルトの乳酸菌であるクレモリスFC株が産生する粘り成分が、ストレスが加わった時の肌の機能障害を予防する作用があるということが、フジッコと静岡県立大学薬学部との共同研究で明らかなり、その研究成果が5月13〜15日に東京で開催される日本栄養・食糧学会大会で発表された。

フジッコ > プレスリリース > 2005.5.10 - 学会発表予定 -

カルシウムが女性の大腸ガンを予防する 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374667
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/13 
 米ミネソタ大学ガンセンターの研究者たちが、約45,000人の女性を8年間追跡調査した結果を「Journal of Cancer Epidemiology,Biomarkers and Prevention」が報じたところこによれば、毎日の食事でカルシウムをしっかり食べている女性は、大腸ガンになるリスクが小さくなることがわかったという。

 800mg/日を摂取していた女性は、500mg/日以下の人に比べ、大腸がんに罹った率が26%低かった。 又、食事から412mg/日+サプリメントから800mg/日以上摂取していた女性は、530mg/日以下の女性より、大腸ガンにかかった割合が、46%も低かった。
 米国での食事ガイドラインによるカルシウムの所要量は1200mg/日。
大腸がん: 発症急増、「欧米型食事が主因」に疑問 「和食」でも差なく−−厚労省調査 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050513ddm001100121000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/05/13 
 90年から岩手、秋田、長野、沖縄の4県に住む40〜59歳の男女計42,112人のアンケート調査と約10年間の追跡調査による厚生労働省研究班(担当研究者=金美環・元国立がんセンター臨床疫学研究部外来研究員)による大規模調査結果が、国際対がん連合のがん専門誌に12日、掲載されたところによれば、肉や脂肪を多く食べる「欧米型」の食事でも、男性の場合は大腸がんの発症は特に増えないという。

 女性では、「欧米型」や塩漬け食品を多く食べる「伝統型」の食事で大腸がんの一種の結腸がんが増えていたが、大腸がん全体では明確な関連はみられなかった。日本でも大腸がんの急増は「食事の欧米化が主因」と言われてきたが、定説に疑問を投げかける結果となった。

 男性で差が出なかったのは、食事より飲酒や喫煙の影響が大きい可能性があるという。


2005/05/11
眠れないお年寄りは、静かな音楽を聴くといい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374207
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/11 
 『Journal of Advanced Nursing』に掲載された報告によると、年を取ると朝早く眼が覚めて、じっくり眠れない人が多くなるろが、ベッドに入った時に、気持ちが静まる音楽を45分程度聴くことで、眠りの質が良くなることがわかったという。

2005/05/10
野菜よく食べても大腸がん率「大差なし」 厚労省研究班 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200505090346.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/05/10 
 野菜や果物には細胞のがん化を防ぐ抗酸化物質や、便通をよくする食物繊維が多く含まれ、沢山食べれば大腸がん予防に効果があるとされていたが、野菜・果物をよくとっても、大腸がんになるリスクは大差がないという大規模な疫学調査結果が、厚生労働省研究班より出た。
野菜たくさん食べても 大腸がん予防にならず 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050510so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/05/10 
 厚生労働省研究班の坪野吉孝・東北大教授(疫学)らによる男女約9万人の約10年間の追跡調査が、9日付の英国のがん専門誌に発表されたところによれば、野菜や果物を沢山食べても大腸がんの予防にはつながらないという。

 研究は、9万人を野菜や果物の摂取量別にそれぞれ4グループに分け、大腸がんの発生率を比較した結果、野菜でも果物でも、最もよく食べるグループと最も少ないグループとの間で、大腸がんの発生率に差はなく、結腸がんと直腸がんに分けて調べても差はなかったというもの。

タマネギ、エシャロットは強いにおいほど良い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/373906
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/10 
 野菜類などで匂いが強烈であればあるほど、栄養的にも体に良いということが、タマネギとエシャロットでも確かめられたと、米コーネル大学食品科学部の化学者、リュイ・ハイ・リウ博士(Dr.Rui Hai Liu)が、雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agriculture and Food Chemistry )に発表した。

2005/05/03
老化防止に専門医制度 日本抗加齢医学会 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200505030079.html
     Asahi.com 健康 福祉・高齢 2005/05/03 
 科学的根拠に基づく抗加齢医療を提供しようと、日本抗加齢医学会が専門医の認定制度を発足させる。6月に第1回の認定試験を実施する。 試験は他の学会の「専門医」「認定医」資格を持つ医師や歯科医師らを対象に、加齢による心身の変化の仕組み、予防や治療法など、基礎的な知識を問う。

 ▼日本抗加齢医学会


2005/05/02
乳酸菌などを医療応用研究へ…順天堂大 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050502so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/05/02 
  順天堂大は、人体に有益な働きをする乳酸菌やビフィズス菌などの医療応用を進めるため、ヤクルトからの支援により院内感染などの予防や健康増進効果を科学的に検証する狙いで大学院医学研究科に国内初の「プロバイオティクス研究講座」を4年間開設する。

研究講座の内容:
 〈1〉メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など抗生剤耐性菌による院内感染の予防。
 〈2〉敗血症発症予防――など、プロバイオティクスの臨床効果の検証。

順天堂大学・大学院医学研究科 > What's New >順天堂大学初の寄付講座開設にむけヤクルト鰍ニ共同記者発表(2005.03.24)


2005/04/28
加工肉と赤身肉の多量摂取が膵ガンリスク高める 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050428hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/04/28
 先ごろアナハイムで開かれた米国ガン学会(AACR)で報告されたハワイ大学ガン研究センターのUte Nothlings氏らの今回の報告は、ハワイあるいはロサンゼルス在住の白人、ハワイ原住民、日系など5つの民族グループに属する男女計約20万例を対象として、食事と膵ガン発生率との関係を検討した。
 その結果、ホットドッグやソーセージなどの加工肉のほか、牛肉や豚肉の赤身を多量に摂取すると膵ガンリスクが増大するという。

 膵ガンの原因は、食肉の脂質ないしコレステロール量によるものではなく、食肉の加工過程で生じる何らかの化学反応がガン発生を招く可能性が示唆された。化学反応によって、ヘテロサイクリックアミンまたは多環芳香族炭水化物などの発ガン物質が発生する可能性があるという。
米内科学会、肥満の薬物療法と外科的治療のガイドラインを発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/372452
     MedWaveトピックス 2005/04/28 
 米国内科学会(ACP)のVincenza Snow氏らがAnnals of Internal Medicine誌2005年4月5日号に報告したところの、肥満患者に対する薬物療法および外科的治療のガイドラインは、全患者に食事療法と運動指導の実施を求めており、なお未達成の患者に対する薬物療法の適用を、また BMI=40以上の高度肥満者に対し、一定の条件下で外科的治療の適用を勧告している。

▼本論文の原題:「Pharmacologic and Surgical Management of Obesity in Primary Care: A Clinical Practice Guideline from the American College of Physicians

お年寄りの認知症薬に警告の表示を求める−−米FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/372765
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/28 
 FDA(米食品医薬品局)は、4月11日、認知症のお年寄りに投与される抗精神病薬が、死を早めている可能性があるとして、抗精神病薬7種に警告を表示するよう指示した。
 認知症のある高齢者に対する偽薬との比較試験の結果、死亡する割合が、1.6〜1.7倍であることが判ったという。

2005/04/26
皮膚の老化にアセチルヒドロキシプロリンが有効
 常磐薬品と岡山大、協和発酵の共同研究で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/372292
     MedWaveトピックス 2005/04/26 
 第30回日本研究皮膚科学会に発表された、岡山大学皮膚科と協和発酵工業との共同研究によれば、アセチルヒドロキシプロリン配合クリームが、細胞の増殖に関わる遺伝子や腫瘍抑制遺伝子などを増加させ、皮膚の老化防止に有用であるという。

 ヒドロキシプロリンは、自然界に存在するアミノ酸で、コラーゲンの形成に必要な成分であり、保湿効果が高いため、化粧品原料として利用されている。

協和発酵工業 > 研究開発 > ニュース&トピックス > ヒドロキシプロリン


2005/04/22
国民健康調査:男40代3人に1人、おなか出っ張りに注意−−厚労省
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050422dde041100021000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/04/22 
 03年11月、全国の4160世帯を対象にした、たばこや肥満、運動習慣などの調査結果は、体重(Kg)を身長(m)の2乗で割った体格指数(BMI)が25以上で、男性はウエスト85cm以上、女性は90cm以上を「上半身肥満の疑い」として、30〜60歳代男性の約3割が上半身肥満の疑い。

 男性は40代に続いて、30代が29%で多く、30〜60歳代男性の3割以上が肥満。 20歳代女性の2割以上が低体重(やせ)。運動習慣のある人は男女とも60代が最も高かった。

厚生労働省 > 報道発表資料 2005.04.21>平成15年 国民健康・栄養調査結果の概要について

喫煙者はタバコの害に楽天的
  肺癌にかかるリスク低い、かかっても治る確率高いと認識−米国研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371494
     MedWaveトピックス 2005/04/22 
 Tobacco Control誌2月号における、米国Rutgers大学のNeil D Weinstein氏らの報告によれば、無作為に選んだ18歳以上の6369人の回答(うち1245人が喫煙者)を得た、電話調査の結果より、喫煙者は肺癌リスクを過小評価しており、禁煙者、非喫煙者に比べ、誤解している人が多いという。

▼論文:「Smokers’ unrealistic optimism about their risk

メラトニンはやっぱり若返りの秘薬?!
  肝臓のアポトーシス(細胞の自殺)を減らす――ラットで確認 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371661
     MedWaveトピックス 2005/04/22 
 メラトニンのサプリメントは、主に睡眠の質の改善や時差ボケ改善に利用されている。 欧州肝臓学会(4月13〜17日)でスペインのレオン大学の研究者たちは、老いたラットにメラトニンを経口摂取させたときの肝臓の若返り効果を発表した。
西洋スタイルの食事が非アルコール性脂肪肝炎の原因?
  飽和脂肪酸が多い食事で、マウスがNASHに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371662
     MedWaveトピックス 2005/04/22 
 欧州肝臓学会(4月13〜17日)で、ベルギーのルーバンカトリック大学の研究者らが発表したところによれば、アルコールを飲まない、または少量しか飲まない人の脂肪肝でも、アルコール性肝障害に似た肝臓の炎症が起こる場合があることが判ったという。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の原因が、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸などを多く含む“ウエスタン食(西洋スタイルの食事)”にあることを示唆するマウス実験の結果を発表した。

2005/04/21
老人性のシミや肝斑に飲んで効くトラネキサム酸配合薬、第一製薬が開発
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371326
     MedWaveトピックス 2005/04/21 
 第一製薬は、市販されている美白剤にトラネキサム酸を加えた製剤(開発コード:DH-4243)を開発し、臨床試験を実施した結果、2カ月間の投与で、肝斑や老人性のシミ(老人性色素斑)、炎症後色素沈着に効果があるという臨床結果を得たので、この研究成果を、日本皮膚科学会総会で4月23日に発表する。

第一製薬プレスリリース[2005/04/19]>「経口投与によるトラネキサム酸配合「しみ」改善薬を開発」>詳細資料 ( PDF)

ヘルシーリポート: 海藻成分で胃を調整 ピロリ菌も減らすフコイダン
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050421ddm010100042000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/04/21 
 「胃が重い」「胃が痛い」「食欲がわかない」など胃の不定愁訴に海藻の成分の一つの「フコイダン」が効果的なことが分かってきた。胃がんの原因にもつながるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)を減らす作用も注目されている。

▼難治性患者にも効果−−「機能性胃腸症」、改善例多く

     海藻類には、ぬるっとした成分が含まれているが、このネバネバ成分の一つが多糖類のフコイダン。中でもオキナワモズクには、フコイダンが豊富。
     胃腸薬(H2ブロッカーなど)を飲むと副作用の心配がある人にもフコイダンは最適。 日頃から胃の調子がちょっと悪いという人は、フコイダン茶を継続して試してみるのも一つの選択肢。 肝心なのは症状が改善するかどうかです。副作用の心配がないので、気軽に飲める。

2005/04/20
ニキビや多毛症引き起こすアンドロゲン作用が弱い低用量ピル、国内でようやく発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371123
     MedWaveトピックス 2005/04/20 
 日本オルガノンは、黄体ホルモンとして多毛症やニキビなどを起こすアンドロゲン作用が少ないデソゲストレルを含有する新タイプの低用量ピルとして国内初の、経口避妊薬「マーベロン21」を発売した。

日本オルガノンプレスリリース[2005/04/19]> 「 低用量経口避妊剤「マーベロンR21」発売のお知らせ

 マーベロン21の概要:

  1. マーベロン21は一相性の低用量経口避妊剤です。
  2. マーベロン21はエストロゲンとしてエチニルエストラジオールを含有し、本邦における既存の経口避妊剤の中で、1サイクルあたりのエチニルエストラジオールの総投与量が最も少ない製剤です。
  3. マーベロン21は黄体ホルモンとしてデソゲストレルを一錠あたり0.15 mg含有。デソゲストレルはアンドロゲン作用を軽減するために開発された新しい黄体ホルモン剤であり、日本における既存の経口避妊剤の中で最もアンドロゲン作用が弱い製剤です。

2005/04/19
オリゴ糖:便秘解消や免疫力向上にひと役 「善玉」のビフィズス菌増やす
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050419ddm013100142000c.html
     毎日新聞暮らし 2005/04/19 
 「オリゴ糖」が健康に良いというが、、「オリゴ糖」っていったい何? なぜ、体に良いの? 日本で初めて「フラクトオリゴ糖」というオリゴ糖を開発し、83年に商品化した明治製菓への取材記事。

▼消化・吸収されずに大腸に到達
 人間の大腸の中には沢山の細菌がいて、体に良い働きをする「善玉菌」、悪い影響を与える「悪玉菌」に分けられるが、善玉菌の代表格がビフィズス菌だが、このビフィズス菌がフラクトオリゴ糖を食べて増殖していることが分かり、以来、食品会社や製薬会社によって、さまざまなオリゴ糖が開発されてきた。

    ビフィズス菌の働き:
    1. 腸の運動を活発にして便秘や下痢を防ぐ
    2. 病原菌の増殖を抑え、感染を防ぐ
    3. 腸内の腐敗を抑える
    4. ビタミンを作りだす
    5. 体の免疫力を高める
    6. 発がん物質を分解する
    −−などがある。
 ビフィズス菌は、誰のおなかの中にも存在する。乳児に腸内細菌の大半をビフィズス菌が占めているが加齢と共に減り始め、40代、50代ごろから急激に減り始める。

▼食事からだけでは不十分
 オリゴ糖は、タマネギ、ゴボウ、ニンニク、アスパラガス、バナナ、大豆などに含まれるが、量が少ない。加工食品やファストフードを摂る現代人の普段の食生活では、十分なオリゴ糖を取るのは難しいので、サプリメントなどの需要が生まれた。

 さまざまなオリゴ糖入り食品が市販されているので、ビフィズス菌を増やすヨーグルト(発酵乳)などと一緒に摂ると効果的。

亜鉛は十代の子どもの脳をシャープにする 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/370788
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/19 
 米農務省の農業研究所(Agricultural Research Service )のジェームズ・ペンランド博士が、4月4日開かれた「米栄養科学会」で報告したところによれば、10代の子どもに毎日亜鉛を20mg飲ませると、注意力、記憶力など子どもの頭の働きがアップすることが判った。

2005/04/18
動脈硬化 ウエストが警鐘 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050418so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/04/18 
 食べ過ぎや運動不足などで腹部に内臓脂肪がたまり、肥満や高脂血症などを引き起こし、動脈硬化になりやすい状態になること「メタボリックシンドローム」と呼ぶ。 この病態の診断基準を、日本高血圧学会など日本内科学会傘下の8学会がまとめた。
 この診断基準は、
 ウエストサイズが盛り込まれ、女性で90cm以上、男性で85cm以上あると、内臓脂肪が“危険水域”を超える。
このウエストサイズ以上で、
  1. 中性脂肪150以上かHDLコレステロール40未満
  2. 最大血圧130以上か最小血圧85以上
  3. 空腹時血糖110以上
――の3項目のうち2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームと診断する。

2005/04/15
健康をテーマにした海外旅行プランが登場 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/370205
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/15 
 近畿日本ツーリストが、健康をテーマにした『体に効くグアム』ツアーの発売を開始した。ホテル「レオパレスリゾート」で、運動指導士による運動プログラムと、管理栄養士によって管理された食事で体調を管理しながら、観光を楽しむツアー。

2005/04/14
国立健康・栄養研、トクホ184製品のエビデンスを一挙公開/ 栄養指導や薬剤との相互作用確認に最適
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/369962
     MedWaveトピックス 2005/04/14 
 独立法人の国立健康・栄養研究所は、4月11日から、特定保健用食品(トクホ)の許可の根拠を製品ごとにまとめたデータベース「『健康食品』の安全性・有効性情報」の一般公開を始めた。

国立健康・栄養研究所最新ニュース(記事一覧)[2005/04/11]>  個別の特定保健用食品に関する有効性・安全性情報を公開しました
  「個別の特定保健用食品に関する有効性・安全性情報

青年期の深酒はその後の飲酒習慣を左右する、英国研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/369394
     MedWaveトピックス 2005/04/14 
 英国London大学小児健康研究所のBarbala Jefferis氏らは、Addiction誌2005年4月号に発表したところによれば、大量飲酒の習慣が持続しやすく、青年期の飲酒量はその後の飲酒習慣に影響することを明らかにした。

 この結果は、次のことを示している。

  1. 英国の20代から40代の男女の多くに大量飲酒の習慣がみられること
  2. 大量飲酒の習慣は持続しやすいこと
  3. 未成年の飲酒は、その後の飲酒習慣に重大な影響を及ぼすこと 
▼Addiction誌での概要:「Adolescent drinking level and adult binge drinking in a national birth cohort
にんにく/大腸ポリープの成長を抑制 広島大助教授ら発表
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050414k0000e040033000c.html
     毎日新聞 サイエンス医療 2005/04/17 
 にんにくには、抗がん作用を持つたんぱく質が多く含まれていることが知られており、米国で開かれた国際にんにくシンポジウムにて発表された広島大の田中信治助教授(分子病態制御内科学)らの研究によれば、にんにくに含まれる成分に、大腸にできたポリープの成長を抑える効果のあるという。
 大腸ポリープは、直径1センチを超すとがんに移行する場合があり、にんにくが、がん抑制に結びつく可能性があるという。

▼英訳: http://mdn.mainichi.co.jp/news/20050414p2a00m0dm009000c.html


2005/04/13
暮らしWORLD:生活習慣病の予防サプリ「L−カルニチン」
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050413dde012070055000c.html
     毎日新聞 暮らし健康 2005/04/13 
 評判の「コエンザイムQ10」と同様、体内の脂肪燃焼に係わり、加齢と共に不足がちになるという、「L−カルニチン」という栄養素が注目されている。その「L−カルニチン」についての解説記事。

●羊肉に豊富
 L−カルニチンは、特殊なアミノ酸の一種。肝臓でも作られるが量は少なく、ほとんどを食品から摂取される。肉類に多く含まれる。特に羊肉に豊富。他に赤貝やイカなどにも含まれる。

●脂肪を運搬
L−カルニチンは、脂肪燃焼の“仕掛け人”として分解した脂肪を運搬する役目を持っており、L−カルニチンが不足すると、脂肪は分解されないまま、皮下や内臓に蓄積されてしまう。この分解された脂肪をエネルギーに転換する手助けをするのがコエンザイムQ110。

●100歳以上には多い
 厚生労働省の国民栄養調査(03年)によると、日本人の脂肪摂取量は1950年の約3倍になるが、体内のL−カルニチンは20歳代をピークに減少する。一般的に年を取ると肉類を食べる機会が減るので、200〜300mg/日を目安に意識的なL−カルニチンの摂取が求められるという。
 100歳以上の高齢者の体内には、L−カルニチンが多いというデータがある。


2005/04/08
ビタミンDが前立腺ガンを予防する 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/368946
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/08 
 ボストンのブリガム女性病院とハーバード大学医学部のスタッフの研究によれば、血液中にビタミンDが多く含まれている男性は、前立腺ガンにかかるリスクが、ビタミンDが少ない男性より、はるかに小さいことが判ったという。
発芽玄米の血中コレステロール低下作用はステロイド類などの排泄促すため/東京農工大とファンケルが解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/368895
     MedWaveトピックス 2005/04/08 
 3月 30日に札幌で開催された日本農芸化学会で報告された、東京農工大学教授の矢ヶ崎一三氏らとファンケルとの共同研究によれば、 発芽玄米が胆汁酸の生成を促進することなどによってコレステロールの排泄を促し、これが血中コレステロール値の改善を実現しているという。

ファンケルニュースリリース(2005/04/06)> 研究発表「発芽玄米のコレステロール低減の作用機構」について(PDF)

「アマニ」は健康にいい! 普及を目指す協会が始動 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/369110
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/04/08 
  アマニは、中央アジア原産の1年草で、カナダが主な生産・輸出国。種子を食用にするが、外観や味はゴマに近く、含まれる脂肪分が健康に良いことが知られている。
 アマニ種子には、n3(オメガ3)系のαリノレン酸が多く含まれ、このαリノレン酸をはじめとするn3系脂肪酸は、生活習慣病やアレルギーの予防効果を期待できる成分だ。
 このアマニやアマニ加工品の普及啓蒙活動を行う有限責任中間法人「日本アマニ(亜麻)協会」が4月6日、活動を開始した。

2005/04/04
コレステロール値が高い人は記憶力、集中力がいい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/368098
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/04 
 雑誌「心身医学」 (Psychosomatic Medicine)に報告されたボストン大学での研究結果によれば、とかく悪者扱いされ易いコレステロールだが、血液中のコレステロール値が高い人(200mg/dl以上)は、より低い人と比べると、記憶力、集中力、 物事の抽象化、組織的に系統立てて考える力などの面で、優れていることがわかったという。

2005/04/02
熟したバナナで免疫力UP 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050402so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/04/02 
 帝京大薬学部の山崎正利教授らの実験に拠れば、バナナが果物の中でも特に免疫力を高める効果が高いことを明らかにしている中で、見た目は悪く皮が黒いぐらいの、よく熟したバナナの方が、免疫力を高める効果が大きいという。

2005/04/01
キリンビール、アトピー性皮膚炎へのKW乳酸菌の有効性を示唆 ヒト試験を実施、皮疹の面積などが改善
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/367967
     MedWaveトピックス 2005/04/01 
 キリンビールは、同社が開発した「KW乳酸菌」を摂取すると、アトピー性皮膚炎の皮疹面積が縮小し、自覚症状など一部の指標が有意に改善するとした臨床結果を発表した。臨床試験は、総合医科学研究所が実施したもので、体内でのアレルギー反応を示すIgE抗体の値は改善しなかった。


2005/03/28
高地の住民は心臓病が少なく長生き−−ギリシヤで調査 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/366864
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/28 
 雑誌「疫学と地域健康」(Journal of Epidemiology and Community Health)4月号に掲載されたアテネ大学衛生疫学学部の研究によれば、標高の高いところに住んでいる人の方が、心臓病が少なく、心臓病以外の原因による死亡率も低いという。しかし、血圧、総コレステロール値、中性脂肪値は、いずれも高地の住民の方が高いという。

2005/03/25
カキの性欲促進作用に科学的根拠 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050325hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/25
 米サンディエゴで開かれた米国化学会(ACS)年次集会において、米バリー大学(フロリダ州マイアミショアーズ)化学教授のGeorge Fisher氏らが発表したところによれば、生カキやハマグリ、アサリ、イシガイに限っていえば、テストステロンおよびエストロゲンなど性ホルモンの分泌促進をもたらす物質であるD-アスパラギン酸およびNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)が含まれいて、性欲を促す食物としての特性を裏づける科学的根拠があることを明らかにした。
白血球の数で心臓病リスクが予測できる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/366539
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/25 
 3月14日に発表された「米内科学紀要」(Archives of Internal Medicine )によれば、米ミネソタ州のバ−マン臨床研究センターのカレン・マーゴリス博士らの6万6000人以上の女性を対象にした研究において、血液中の白血球の数が高いと、心臓病や脳卒中など、心臓血管系の病気になり易いというリスク診断が出来るという。

 体が病原菌などの外敵と戦う必要が生じると、白血球が増える。その際炎症を起こし、この炎症により血管壁が損傷を受けたり、又は血管が詰まって、心臓病や脳卒中の原因になることより、心臓病や脳卒中は、体内で起きている炎症と関係が深いと云われており、この研究はそれを裏づけているようだ。

ビタミンEが心不全リスクを増大 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050325hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/25
 米国医師会雑誌「JAMA」3月16日号掲載のマクマスター大学(カナダ・ハミルトン)集団健康調査研究所内科教授のEva Lonn博士らの研究によれば、ビタミンEは癌や心血管疾患の予防に有用では無いばかりか、心不全のリスクを増大させることが明らかになった。

 このリスクが高まる機序は明らかではないが、酸化ストレスの存在下では、ビタミンEは抗酸化物質としてではなく酸化促進物質として作用すると推測される。
 ビタミンEを摂取している人すべてが懸念する必要は無く、問題なのは、ビタミン剤などの健康補助食品さえ摂取していれば、十分な運動をして適切な食生活を送るなど、癌や心疾患を予防するための他の手段を講じる必要が無いと考える人が多いことにあると、問題があるとEva Lonn博士は指摘している。


2005/03/23
アクリルアミド摂取は乳癌の発症リスクと関係なし、摂取源のトップはコーヒー
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/366034
     MedWaveトピックス 2005/03/23 
 米Harvard大学公衆衛生学部疫学部門のLorelei Mucci氏らが米国医師会誌Journal of American Medical Association(JAMA)誌誌2005年3月16日号にResearch letterとして報告したところによれば、フライドポテトのような揚げ物に多く含まれる「アクリルアミド」は、国際癌研究機関(IARC)が「クラス2A(ヒトに対して発ガン性がある)」に分類され、健康被害が懸念されているなか、スウェーデン人女性を対象にした、食事からのアクリルアミド摂取と乳癌リスクの関係を調べた初の前向きコホート研究で、乳癌については、摂取と発癌リスクに関連性が無いことがわかったという。

 摂取源として最も多かったのはコーヒーで総摂取量の56%を占める。2位がフライドポテト類(12%)、3位がクリスプ・ブレッド(9%)の順だった。摂取量が最も少なかった群(平均12μg/日)と、より多く摂取していた4段階の群(平均摂取量が20、 25、31、44μg/日)の乳癌発症率を比較したが、摂取量に応じた相対リスク上昇は見られなかったという。

 本論文の原題:「Acrylamide Intake and Breast Cancer Risk in Swedish Women」


2005/03/22
不正行為にミス続出、専門医“看板倒れ”…認定機構が実態調査へ 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050322so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/22 
 「専門医」と呼ばれる医師による医療事故や不正が相次いでいる現状を受け、国内の医療系主要52学会が加盟する「日本専門医認定制機構」は、初の実態調査に乗り出すことを決めた。

 学会が認定する専門医制度は、1963年に日本麻酔科学会が創設したのが始まりで、学会によって「専門医」や「認定医」などと呼び方は異なる。認定基準は学会ごとにバラバラ。大半は指定の施設で3〜5年の実務経験を積み、学会への出席回数などによって認定試験の受験資格を得られ、一番肝心な実技試験を行う学会は少ない。

ウエストサイズが糖尿病の目安 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050322so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/22 
 米臨床栄養学会誌の最新号に掲載された米ジョンズホプキンス大の約3万人に対する疫学調査によれば、米国成人男性のウエストのサイズが糖尿病の危険度の有効な指標になることが、肥満度の指標としてよく使われるBMI値よりも、優れた目安になることが判ったという。

 ウエストによる糖尿病の危険度予測が有効なのは、腰回りの脂肪が、2型糖尿病の発症に強く関係しているため。

子供の非行は、中1の時の親の接し方次第──米で研究 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/365761
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/22 
 雑誌「発達心理学」(Developmental Psychology)最新号に発表された、ミシガン大学社会科学研究所の心理学者、パメラ・デービビスキーン博士らの中高生1300人を対象とした4年間の研究結果によれば、ハイスクール(高校)になって子どもがぐれるかどうかは、7年生(中1)の時の親と子の関係が大 きく影響していることがわかったという。

 中1の時に、親と子の絆が離れていると、高校生になって、麻薬・盗み・物を破壊する・セックスをする等の傾向が現れるが、一方、中1の時に、親がかまい過ぎると、独立心・自立心に欠け・責任感を持たない子どもになり易く、あとになって、自分で何もできなくなるような問題児にもなり易いという。


2005/03/20
【日本循環器学会2005速報】1日5杯の緑茶で血管弾力性が改善 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/365712
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/03/20 
 福井循環器病院循環器内科の村上達明氏が日本循環器学会2005年3月19日のポスターセッションで報告したところによれば、5杯/日、または800ml以上/日の緑茶を摂取することで、血圧に関係するとされる脈波伝播速度(PWV: Pulse Wave Velocity)が有意に下がり、血管の弾力を示すFMD(Flow Mediated Dilation:血流の増加に依存した血管拡張)が有意に向上するという。

 現代の日本人は高血圧や糖尿病、血中コレステロールの増加といった心血管イベントが起き易い状態であるにも係らず、欧米に比べて心臓病などの心血管イベントの発生率が低いのは、日本独特の「緑茶」が血管に良い影響を与えているという仮説を検証したものといえる。

不眠の人の6割は、生活習慣病を持つ! 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/365694
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/20 
 久留米大学医学部精神神経科学教室の内村直尚助教授らのグループが、中年サラリーマン男女6084人を対象に行ったアンケート調査で、不眠と生活習慣病の悩みの関係が浮き彫りになった。

 不眠に悩んだ経験のある人のうち、生活習慣病の有病者は約60%。不眠と生活習慣病が関係していることをうかがわせる調査結果となり、更に、不眠の悩みを抱えた生活習慣病患者は、うつ病になりやすい傾向も認められた。


2005/03/18
難聴は耳でなく脳に問題がある 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/365364
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/18 
 年を取ると耳が遠くなるため、耳自体の治療をする人が多いが、耳ではなく脳に問題があるケースが多いので、脳を治療すべきだという見解を、ロチェスター大学医学センターのロバート・フリシナ博士らが、最近開かれた米国の耳鼻咽喉科研究学会の会合で発表した。
 脳の理解力が衰えて、音の信号を処理するのに時間を要するようになるから、事実上、聞こえないのと同じというもの。
ビール原料ホップが胃かいようの予防効果? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050318so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/18 
 千葉大大学院医学研究院とアサヒビールの共同研究によれば、ビール原料のホップから抽出した「ホップ・ポリフェノール」が、胃かいよう発症に関与し胃がんとの関係も指摘されるピロリ菌の毒素を弱めるという。研究成果は4月4日から開かれる「日本細菌学会総会」で発表。

 ▼アサヒビール」 > ニュースリリース 2005/03/17 
    「ホップ・ポリフェノール」が、ピロリ菌による疾病発症リスクを低減
     千葉大学大学院医学研究院‐アサヒビール(株)R&D本部の共同研究で有効性を確認
       第78回日本細菌学会総会で発表、機能性食品としての開発を進める

ヨーグルトが口臭を撃退 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050318hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/18
 米ボルチモアで開かれた国際歯科学研究学会の年次集会で発表された鶴見大学(横浜市)の北條研一氏らの研究によれば、伝統的な無糖ヨーグルトの摂取によって、口臭の原因となる口腔内の悪臭物質が減少するほか、歯垢および歯肉炎の発生率が低下することが明らかになった。

 今回の研究は、口腔内の細菌すべてを検討したものではないが、ヨーグルトの「有用な」細菌が口臭を引き起こす細菌に取って代わるとする仮説は理論的に成立すると考えられる。


2005/03/17
膣に塗ってHIVの媒介を防ぐ抗ウイルス剤ができた 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/365121
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/17 
 膣に塗るだけで、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)や、単純疱疹ウイルス(herpes simplex)など、膣から感染するウイルス性の病気を予防する効果が有るインデブス製薬(Indevus Parmaceuticals)の「PRO 2000」という薬が開発された。その臨床試験結果がボストンで開かれた「第12回レトロウイルスと日和見感染会議」(12th Conference on Retroviruses and Opportunistic Infections)で発表された。

2005/03/14
カネボウ、ビタミンC、Eの50倍の美白効果を持つビタミンB混合物の働きを確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/364271
     MedWaveトピックス 2005/03/14 
 カネボウは、特定の組み合わせのビタミンB群混合物が、紫外線照射などによって起こる色素沈着を強力に抑制すること、その抑制メカニズムがホルモンバランスの調節によることを始めて確認したと発表した。
 マウス実験によるこの「ビタミンB2」「ビタミンB6」「ニコチン酸アミド」を特定の比率で混合したビタミンB群混合物の抑制効果(美白効果)は、ビタミンCやビタミンEの50倍強力だという。

 カネボウのホームページ  プレスリリース 2005/03/10 

笑いで血流が増えるを実証 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/364438
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/14 
 「笑う門には福来る」という諺を実証した結果が、米心臓学会 (American College of Cardiology)の会合で報告された。
 20人の成人を対象とし、コメディの笑いを呼ぶ部分だけを集めたビデオと戦争の戦闘部分を見た時の前後で血管がどう変化したかを比較したところ、コメディを見た後では、血流が平均22%アップ、戦争映画を見た後では、血流が平均 35%減少していた。

2005/03/11
善玉コレステロールを増やす薬で動脈硬化が改善 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/364082
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/11 
「米内科学雑誌」(Annals of Internal Medicie)2005年1月18日号に高脂血症に対する動脈硬化改善の臨床結果が発表された。
 「ジェムフィブロジル」(gemfibrozil )、「ナイアシン」、「コレスチラミン」の3種の物質を混ぜ合わせた、善玉コレステロールと呼ばれる「HDL」だけを上げる薬剤が開発され、動脈硬化の改善に成果を上げているというもの。
 この試験に参加した全てのお年寄りが、2.5年の間に体重を落としたという。
優良歯科医に認定証、NPOが評価機関 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050311so15.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/11 
 治療内容が適切かどうか判り難いといった苦情の多い歯科医療の質向を目指し、安心して治療を受けることのできる歯科医院かどうかを審査、認証する、歯科を対象にした初の第三者評価機関で、NPO法人(特定非営利活動法人)「歯科医療情報推進機構」(理事長・藤本孝雄元厚相)が発足した。

 ▼「歯科医療情報推進機構」 
    ((電)03-3229-1480、 ホームページ (http://www.identali.or.jp


2005/03/10
ケンコーコム、「2005年花粉症売れ筋TOP10」を発表 
  http://www.kenko.com/company/pr/archives/2005/03/prrau2005ntop10.html
   ----ケンコーコム プレスリリース 2005/03/10 
 ネット通販会社のケンコーコムは、同社サイトの今年1月1日〜3月1日における花粉症関連商品の売れ筋ランキング「2005年花粉症売れ筋TOP10」を発表した。

【2005年 花粉症売れ筋TOP10】(05/01/01〜05/03/01 出荷数ベース)
順位商品名発売元成分名
1花粉 鼻でブロックフマキラー鼻腔クリーム
2ノアレキリンウェルフーズKW乳酸菌
3甜茶(複数メーカー)甜茶
4インターバランスL-92カルピス乳酸菌
5花粉(複数メーカー)花粉
6シジュウム茶(複数メーカー)シジュウム茶
7ハナクリーン東京鼻化学研究所鼻洗浄器
8トマトのちからキッコーマントマト
9アイガード スカッシー名古屋眼鏡花粉症用メガネ
10ミントポリフェノール(複数メーカー)ミントポリフェノール

 花粉の侵入そのものを防ぐ鼻腔クリーム「花粉鼻でブロック」(発売元/フマキラー)が第1位。一方、体質改善による対策として、話題の乳酸菌サプリメント「ノアレ」(販売元/キリンウェルフーズ)や「インターバランス」(販売元/カルピス)、「甜茶」「花粉」といった商品も高い人気を集めている。

2005/03/09
よく体を動かす人はパーキンソン病になり難い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/363557
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/09 
 米ハーバード大学公衆衛生学部のホンレイ・チェン博士らが、雑誌「神経学」(Neurology )最新号で発表したところによれば、パーキンソン病の発症には、若いころからの運動不足が関係していることが、4万800人の男性の調査結果より判った。
 成人してからも「よく体を動かしてきた人」は、「あまり体を動かさなかった人」と比べると、後年パーキンソン病に罹る割合が半分だった。

2005/03/08
間接喫煙で子どものIQが下がる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/363386
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/08 
雑誌「環境健康展望」(Environmental Health Perspectives )1月号に掲載された「米国立環境健康科学研究所」(National Institute of Environmental Health Sciences )の6歳〜16歳までの米国の子ども4399人を対象とした研究調査結果によると、間接喫煙によりタバコの煙を吸うと、IQ(知能指数)が下がるという。

2005/03/07
歯治すと難聴改善? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050307so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/07 
 東京歯科大(千葉市)などの調査によれば、難聴の傾向のある人が、歯の治療を受けてかみ合わせを整えると、聴力が回復するケースのあることが分かったという。

 患者数が少なく断定的ではないが、相手の話が聞き取りづらいなど中等度難聴だった19人中、歯の治療後に約6割の患者の聴力が生活に支障のないレベルに改善。歯の片側だけで食物をかむ習慣がある人は、かむ側の耳の聴力が低下し易いことも分かった。

ポテトチップスに含有の成分に「有害の恐れ」 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050307so14.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/07 
 世界保健機関(WHO)と食糧農業機関(FAO)の合同専門委員会は、ポテトチップスやフライドポテトなど高温で調理された食品に含まれる化学物質「アクリルアミド」について、「健康に有害な恐れがあるかもしれず、食品含有量を低減すべきだ。」との勧告を出し、アクリルアミド含有量を減らす技術を食品業界が導入することを促すよう求めている。

2005/03/02
1日100m歩くだけで、高齢者の健康維持に役立つ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/362318
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/02 
 「米老人学会雑誌」(Journal of American Geriatric Society )3月号に、高齢の女性において、わずかな距離を歩くことが、どれほど健康維持に効果が有るのかを調べた。調査から1年後に、再調査したところ、週に平均2ブロック歩いていたお年寄りは、歩くスピードこそは落ちていたが、ほとんど外出せずに歩いていなかったお年寄りと比べると、断然動きが良く、全般的に体力がすぐれており、健康状態に大きな差が出たという。

2005/03/01
茨城県が「今診てもらえるお医者さん」を検索できるホームページを開設
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/362262
     MedWaveトピックス 2005/03/01 
 茨城県は2月28日、休日夜間に受診できる当番医療機関だけでなく、今すぐ診てもらえる医療機関を探すことができる救急医療情報システムのホームページを開設した。

 ホームページの医療機関検索メニューは、「今診てもらえるお医者さん」「まちのお医者さん」「休日夜間当番医検索」「小児輪番検索」などで、2月23日現在、県内施設の65%に当たる1862件の医療機関数をカバー。

 救急医療情報システムのホームページ
    ケータイサイト 


2005/02/28
「神経質」や「外向的」な性格 がんのなりやすさと関係なし 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050228so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/28 
 がんのなり易さと性格との関連では様々な俗説があったが、約3万人を追跡調査したスウェーデンの研究チームが米国がん学会誌に報告した研究によれば、 「神経質」「外向的」という性格と、がんのなりやすさには、何の因果関係もないことが判ったと言う。

前立腺ガンのワクチン療法が登場 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/361736
   ----日経ヘルス ニュース 2005/02/28 
 米デンドリオン社(Dendreon Corp.)の製品で「プロベンジ」(Provenge)と呼ばれる、 前立腺ガンを治療するための新しいワクチンが臨床試験の結果、有望であることがわかったと、2月9日にワシントンで開かれた米臨床腫瘍学会、前立腺ガン基金、泌尿器腫瘍学会などの合同学会で発表された。

 このワクチンは、患者自身に本来備わっている免疫システムを強化し、ガンと戦う力をアップさせて治すという治療用の免疫賦活ワクチンだ。


2005/02/25
コーヒーで肝がんと結腸直腸がんリスクが低下 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050225hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/02/25
 コーヒーの日常摂取によって肝がんリスクが低下し、またデカフェは直腸結腸がんリスクを低下させることが、米国立がん研究所発行の「Journal of the National Cancer Institute.」2月16日号に掲載された米国と日本の2つの研究で明らかにされた。

 米国でのデータでは、カフェイン入りコーヒーと紅茶の飲料者と結腸直腸がん発症との関連性は認められなかったが、カフェイン抜きのデカフェを2杯/日以上摂取する習慣のある人は非摂取者と比べて、直腸がんの発生率が約1/2であることが判明した。

 日本でのデータでは、コーヒーを毎日またはほぼ毎日摂取する人は、肝がん発生リスクが非摂取者の半分であることが判明した。
非摂取者と比較して、1〜2杯/日の摂取者では48%, 3〜4杯/日の摂取者では52%, 5杯/日では76%リスクが低かった。

食物繊維をもっととろう!啓発する団体「ファイバーアカデミア」が発足
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/361625
     MedWaveトピックス 2005/02/25 
 食物繊維を、体内の老廃物や毒素を吸着して排出する“解毒”のための素材と位置付け、実践的な摂取方法を提唱して、食物繊維に関する研究データの集積や、消費者への情報提供を行う 学術団体 ファイバーアカデミアが2月24日発足した。

▼24日の設立式での発起人の専門家らの講演内容

  1. 腸内細菌に詳しい東京大学の光岡知足名誉教授:
  2. 食物繊維の摂取が多いほど大腸ガンのリスクが少ない
  3. 根菜やキノコ類などでたっぷりと食物繊維がとれる食生活を送る長寿村の人々では腸内の善玉菌が多く悪玉菌が少ない
  4. 欧米型の食事でも、食物繊維を加えるだけで腸内の腐敗産物は減る
  5. 現代人は10gくらいは食物繊維をとらなければならない。
  6. 美肌作りのための治療に取り組む青山メディカルクリニックの大木理香院長:
    10人の男女が3週間、7.5gの食物繊維入りのお茶を飲み続けたところ、肌の水分量や弾力に改善が見られ、この3週間の前後で、ビタミンC1g摂取後の血中ビタミンC濃度の経時変化を比較たところ、血中ビタミンC濃度が上がりやすいことを確認した。
 ファイバーアカデミア食物繊維摂取量の目安と目標 

2005/02/23
たんぱく質と塩分控えめの腎臓病患者向けカップそばを日清サイエンス発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/360907
     MedWaveトピックス 2005/02/23 
 日清サイエンスは、東洋水産と共同開発した腎臓病患者向けのカップ入り即席そば「レナケアー たんぱく調整 カップ入りそば」を2月25日に発売する。一般向けの製品に比べ、たんぱく質は半分以下、塩分も半分に抑えて、たんぱく質、塩分、リン、カリウムを減らし、十分なエネルギーを確保した。希望小売価格は160円。

 日清オイリオニュースリリース 
   「腎臓病患者向け カップ入り即席そば 「レナケアー」 たんぱく調整 カップ入りそば 新発売。たんぱく質1/2以下、塩分50%カット!」


2005/02/21
「葉酸」に高血圧予防効果 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050221so17.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/21 
 葉酸は、神経管閉鎖障害という赤ちゃんの先天性疾患を予防する効果が高く、妊婦には必須の栄養素として知られるが、緑黄色野菜や豆類に多く含まれる栄養素である。この「葉酸」は女性の高血圧予防に効果があることが、米ハーバード大の研究でわかった。
母が肥満 子も太りやすい 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050221so16.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/21 
 米ペンシルベニア大などのチームがまとめ、米国の臨床栄養学雑誌に発表した研究結果によれば 「肥満気味の母親の子どもは、6歳から太り始める可能性が高い」という。

 2歳では体格差はなかったが、4歳になると肥満気味の母親の子どもの方が、より体重が増える傾向が見られ、6歳児の比較では、肥満気味の母親の子どもの平均体重は、細身の母親の子どもの平均体重を3Kg上回り、約23Kgとなり、脂肪量でも初めて差がつき、肥満度に明確な差が出たという。


2005/02/20
たまの深酒は肥満のもと? 米国立研究所が調査
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200502200062.html
     Asahi.com健康健康・生活 2005/02/20
 米国立アルコール依存研究所が、97〜01年の国民健康面接調査に参加した男女のうち、酒を飲む約3万7千人の「1回の酒量」と「飲酒の頻度」を調べ、「飲みっぷり」と肥満との関係を探った調査結果を、米国立保健研究所(NIH)が発表したところによれば、たまにしか飲まない酒で深酒する人は太りやすく、少量の晩酌を習慣にする飲み方だと太りにくいという。

BMI(体重を身長の二乗で割った数値)との関係をみると、

  • 1回に1杯しか飲まない男性 : BMIの平均が26.5。
  • 1回に4杯以上飲む男性   : BMIの平均が27.5。
  • 女性の場合 : 25.1(1杯/回) → 25.9(4杯以上/回)
  • 一方、年間の飲酒日数が少ない人ほどBMIの数値が大きかった。
  • 飲んでも太り難いのは、1杯/回しか飲まず、週に3〜7日飲む人。
  • たまのお酒で量を過ごす人が、最も太り易い。
コレステロール やや高めが長生き? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050220so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/20 
 コレステロールが高いと心筋梗塞になりやすいとされ、数値を気にするが、やや高めの方が脳卒中などが少なく、かえって長生きできることを示すデータが相次いでいる。

 現在の基準値は、米国での調査においてコレステロール値220以上の場合に心筋梗塞が多かった、との結果が基になっている。だが、これは30〜40歳代の男性のデータで、女性や50歳以上の男性では、心筋梗塞が増えるのは数値が280程度以上の場合だった。

 東海大医学部の大櫛(おおぐし)陽一教授は、全国の健診受診者約70万人のデータから、健康的な集団の95%の人が収まる範囲の上限値を算出し、これを高コレステロールの基準値とすると、「中高年の場合、男性は260台、女性では280台とすることが妥当」だという。  米国は、国民の平均コレステロール値の低下によって心筋梗塞が減っている。日本は逆に数値が上昇傾向にあり、基準値を同一にする必要はないという。
 高コレステロールに特に注意が必要なのは30〜40歳代の男性で、心筋梗塞の要因とされる中性脂肪が高い人や、善玉コレステロールとも呼ばれるHDLコレステロールが低い人が多い。糖尿病、高血圧など様々な要素を総合判断して治療する必要があるという。


2005/02/18
がん患者は血液凝固リスクが高い 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050218hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/02/18
 米国医師会誌「JAMA」2月9日号に掲載された研究報告によれば、がん患者は同年代のがんを有さない人に比べ、下肢や肺での血液凝固リスクが7倍であり、このリスクはがんのタイプ、診断からの経過期間、がんの拡がりおよび血液凝固をもたらす遺伝子変異の有無などに左右されるという。

2005/02/17
ヘルシーリポート:BB536 ビフィズス菌の一種、さまざまな健康効果
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050217ddm010100142000c.html
     毎日新聞暮らし 2005/02/17 
 ビフィズス菌を含むヨーグルトは、花粉症をはじめ、感染症の予防や血液中の脂質改善などさまざまな効果が分かってきた。健康な体を維持するためにも、いま一度、ビフィズス菌を見直したい。

 体に良い働きをする菌を総称して、プロバイオティクスという。

 ビフィズス菌の仲間も約30種ありその中の森永乳業が1969年に健康な乳児の腸から発見し、日本で初めて乳飲料に入れたBB536というビフィズス菌は、人や動物の試験でさまざまな効果があることが分かってきた。

  • 腸内環境改善し便秘解消
  • 血中コレステロールも下げる
  • マウス(ハツカネズミ)の実験では、病原性大腸菌 O157の感染を予防する。
  • ラット(シロネズミ)の試験では、大腸がんや肝臓がんを防止する。
  • カルシウムの吸収をよくする働きも分かりつつある。
  • 花粉症の軽減も−−免疫細胞バランス回復
妊娠中に排気ガスを浴びると子供が癌になりやすい? NY住民の調査で判明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/359999
     MedWaveトピックス 2005/02/17 
 米国立衛生研究所(NIH)の一部門である米国立環境保健科学研究所などが出資する研究「The Mothers & Children Study in New York City」によれば、妊娠中に車の排気ガスやタバコの煙などに含まれる多環芳香族炭化水素(PAH)に被曝すると、胎児の染色体異常が増え、発癌の危険が高まるという。

 NIHニュースリリース 
   「Mothers' Exposure to Air Pollutants Linked to Chromosome Damage in Babies」

「毎日飲む」コーヒー、肝がん半減 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050217so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/17 
 厚生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が実施した大規模調査の結果が、16日付の米がん専門誌に掲載されたところによると、1990〜2000年の約10年間、全国9か所の40〜69歳の男女約9万人を追跡調査した結果、コーヒー摂取量と肝がん発生率の関連がわかったという。

 コーヒーを毎日飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ肝がんになる率が51%も少なく、「5杯/日以上飲む」人では「飲まない人」の1/4。同じくカフェインが多く含まれる緑茶を多量に飲んでいる人では、肝がん発生率の低下はほとんど認めらないが、どの成分が効果を及ぼしているかは判っていない。コーヒー独自の成分の可能性が高いという。

2005/02/16
50年に渡る追跡調査、男性の喫煙と11タイプの癌による死亡の関係を示す
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/358464
     MedWaveトピックス 2005/02/16 
 英国Radcliffe附属診療所のRichard Doll氏らが、英国人の男性医師を50年間追跡して11タイプの癌による死亡と喫煙の関係について、British Journal of Cancer誌電子版に1月25日に報告した。

 その報告によれば、25本/日以上吸うヘビ−喫煙者の死者数は、10万人当たり415.2人で、未喫煙者(同16.9人)の 25倍。肺癌も他の癌と同様、喫煙本数の増加に伴ってリスクが上昇。15本/日未満のライト喫煙者(10万人当たり130.6人)に比べ、ヘビー喫煙者の死亡率は3倍。

 British Journal of Cance>原題:「Mortality from cancer in relation to smoking: 50 years observations on British doctors」

生姜、緑茶にガン予防効果−−マウスで確認 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/359698
   ----日経ヘルス ニュース 2005/02/16 
 ミネソタ大学のアン・ボード、ジガン・ドン両研究者が、このほど米アリゾナ州で開かれた「米がん研究学会」(American Association of Cancer Research )の会合で発表した研究によれば、ショウガや緑茶に結腸ガン(大腸ガン)を予防する効果があることを、マウスでの実験で確かめたという。
肝がんリスク、コーヒーで半減 国立がんセンター
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200502160331.html
     Asahi.com健康健康・生活 2005/02/16
 米国のがん専門誌JNCI 16日号に掲載された、日本の国立がんセンターの研究チームによる9万人を超える男女を10年間にわたる大規模追跡調査の結果によれば、コーヒーを飲む量が多いほど肺がんのリスク低減の効果があるという。

 コーヒーが肝細胞がんを予防する詳しい仕組みは不明だが、抗酸化作用のある成分がコーヒーに大量に含まれているからではないかと見られる。 ただ、同号に掲載された米国チームによる別の研究では、コーヒーや紅茶で大腸がんや直腸がんを予防する効果は確認されなかったという。


2005/02/15
運転免許保有者、65歳以上の保有率4割に迫る、100歳以上も全国で5人に
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/359471
     MedWaveトピックス 2005/02/15 
 警察庁がこのほど発表した、2004年末時点の運転免許保有者数の状況に拠ると、65歳以上の高齢者が約11.8%を占め、絶対数では昨年初めて65歳以上が24歳以下を上回り、今年はさらに格差が開いたという。

 100歳以上は全国で5人おり、最高齢は105 歳。動体視力が衰え、反射神経が鈍った高齢ドライバーがますます増えていく状況にあり、交通安全を確保が年々難しくなってきている。

 警視庁の発表資料「平成16 年末の運転免許保有者数の状況等について」


2005/02/10
海藻類に乳がんの予防効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050210hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/02/10
 栄養学関連誌「Nutrition」2月2日号掲載のカルフォルニア大学バークレー校公衆衛生学部の毒物学者Christine Skibola氏の研究は、日本人女性は米国人女性よりも乳がんのリスクが低く、日常生活で海藻類の摂食量がはるかに多いことに着目し、ワカメなどの海藻類の摂取により、乳がんなどのエストロゲン依存性がんの発生に関与する血中エストロゲンが低下することを明らかにしたもので、子宮内膜症などの疾患によって月経周期に極度の不規則性をみる女性患者3例を対象に海藻の補助食品を連日摂取させたところ、月経周期が延長し規則的になり、そのほか、エストラジオール(エストロゲンの一種)の血中濃度が低下したという。
歯周病の妊婦は、早産・低体重児出産のリスクが高い――日本人の疫学調査で判明!
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/359062
     MedWaveトピックス 2005/02/10 
 ここ10年の研究で、歯周病が動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病や全身疾患と関係が深い関わりがあることが判明してきており、2月8日、東京で行われたライオン主催の健康セミナーで、北海道医療大学歯学部教授の古市保志氏が報告したところによれば、歯周病にかかっていると、早産になって低体重児となるリスクが高まることが、日本人を対象にした疫学調査でも判ったという。

 そのメカニズムは、口の中に歯周病菌が増え、免疫のバランスが崩れると、免疫を担当する細胞から血中にサイトカインという情報伝達物質が過剰に出される。  ところが血中サイトカイン濃度は、出産のゴーサインとみなされるために、このサイトカイン濃度が高まると、妊婦の子宮筋を収縮させる“スイッチ”が入ると考えられる。


2005/02/09
授乳暦の長い女性ほど、慢性関節リウマチが少ない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/358594
   ----日経ヘルス ニュース 2005/02/09 
 赤ちゃんに授乳経験がある女性には、その期間が長ければ長いほど慢性関節リウマチになる危険性が小さいと、ハーバード大学の関連病院「ブリガム女性病院」のエリザベ・カールソン博士らのチームが、雑誌「関節炎とリウマチ」(Arthritis and Rheumatism)の最新号に発表した。

2005/02/07
低脂肪乳を飲むと体脂肪が減り、ウエストにクビレ!−−日本人女性で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/358012
     MedWaveトピックス 2005/02/07 
 辻学園栄養専門学校中央研究室の広田孝子教授が、2月3日に開催された「第7回メディアミルクセミナー」(主催:日本酪農乳業協会)で発表したところによれば、低脂肪牛乳を飲むと体脂肪が減り、筋肉量が増えるというダイエット効果があるという。

 低脂肪乳を飲むことにより、カルシウムの血中濃度が増るて、副甲状腺ホルモンなどの働きで脂肪細胞内のカルシウム濃度が下がり、それによって脂肪の合成が抑制され、分解は促進されるためと考えられる。

卵1日1〜2個なら脳卒中や心臓病への影響なし、ただし糖尿病の方は控えめに 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/358032
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005//02/07 
 卵(鶏卵)に含まれるコレステロールは、100g当たり約400mg と食品の中でも特に多く、卵1個は300gのヒレステーキとほぼ同じ含有量にもなるので、生活習慣病の面から食べるのを控えたほうが良いが、University of Medicine and Dentistry of New JerseyのAdnan I. Qureshi氏らが、米国人1万人を平均16年間追跡した調査を基にした研究から、健康な人なら1〜2個/日の卵を食べても冠状動脈疾患や脳梗塞の発症は増えないことが分かったという。

 但し、糖尿病を発症している人は、心筋梗塞の相対リスクが高いので、控えたほうが良いという。


2005/02/05
国内初の変異ヤコブ病、原因究明難航 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050205so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/05 
 日本人初の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)患者と確認された男性について、厚生労働省は、渡航先の英国で感染したという見方を強めている。

◆二次感染の有無、早急調査へ…献血歴は?治療歴は? 
 vCJDが人に二次的に広がるケースは、患者の血液の輸血と、患者に使用した医療器具からの二つのルートが考えられる。厚労省は当面、英国の滞在歴が1か月以上の献血者に対しては、献血を禁止することを急きょ、決定した。

◆BSE全頭検査、見直し論議に影響も
 日米間で協議中の米国産牛肉の輸入再開問題では、全頭検査の見直しが前提条件となるだけに、今後の消費者の反応がカギとなりそうだ。

◆96年以来、世界で164例
 vCJDは96年に英国で確認され、これまでに世界で164人の患者が報告されている。大半は英国の患者だ。欧州以外で確認された患者は、いずれも英国に渡航歴があった。


2005/02/04
体によくないハンバーガー、分子レベルで理由解明 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050204hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/02/04
 医学関連誌「Cell」 1月28日号に掲載された米ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所の研究によれば、ハンバーガーや揚げ物が体によくない理由が分子的に解明されたという。
 飽和脂肪酸およびトランス脂肪酸といった悪性脂肪を動脈閉塞の原因となるLDL(悪玉)コレステロールに変換する分子スイッチが発見されたというもので、この分子は、コアクチベータに分類されるPGC-1β(ベータ)で、肝代謝に関与する。
 肉、乳製品などに含まれ体に悪いとする悪性脂肪が肝臓に達すると、PGC-1βが生化学シグナルのカスケードを開始させ、それによって肝細胞が他の閉塞物質ファミリーのトリグリセリド(中性脂肪)と同様に動脈を閉塞させるLDLコレステロールを産生するため。
抗酸化食事と運動で、老化しても脳の機能をキープ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/357667
   ----日経ヘルス ニュース 2005/02/04 
 雑誌「加齢の神経生物学」(Neurobiology of Aging )1月号に掲載された、カナダのトロント大学とカリフォルニア大学アーバイン校の研究者 たちのイヌを使った研究によれば、加齢で低下する頭の働きを若く保つために、「抗酸化物質がたっぷりの健康的な食事と運動、そして脳への適当な刺激が効果を持つ」という。

2005/02/03
子どものガンは大気汚染と関係していた 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/357394
   ----日経ヘルス ニュース 2005/02/03 
 英国の雑誌「疫学と地域社会の健康」(Epidemiology and Community Health )の1月17日に掲載されたバーミンガム大学名誉教授のジョージ・ノックス博士の研究によれば、子どものガンは、工場などから排出される環境汚染物質と密接に関連しているという。

 工場など大気汚染物質の濃厚な排出源となっている場所から、1Km以内に生まれた子どもは、他の場所で生まれた 子どもと比較して、16歳までにガンで死亡する割合が、2〜4倍になるという。


2005/02/02
【日本消化管学会速報】 ブロッコリースプラウトで胃炎が治る? 進行中の臨床試験で有効性示す結果出る 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/357168
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005//02/02 
 筑波大学人間総合科学研究科病態制御医学専攻の谷中昭典氏が、1月28〜29日に開催された第1回日本消化管学会総会で発表したところによれば、癌予防に効果的だとして人気があるブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)を食べることによって胃炎の症状が良くなるという。

 これは、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンという成分が抗酸化作用と抗ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)作用を持つためで、ブロッコリースプラウトは、活性酸素の働きを抑制する、いわゆるラジカルスカベンジャーとして働き、炎症を抑えると考えられる。


2005/02/01
【サプリ&機能性食品2005速報】 「肥満解消に、ビタミンやミネラルが必須」−−ビタミン外来の佐藤医師
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/357047
     MedWaveトピックス 2005/02/01 
 「サプリ&機能性食品2005」最終日の1月28日午後の講演に登場した、こもん会稲毛病院(千葉市稲毛区)でビタミン外来を担当する佐藤務医師(整形外科・健康支援科部長)は、ビタミンやミネラル摂取の重要性を強調。

 肥満の原因は、3大栄養素(炭水化物、脂肪、たんぱく質)の過剰摂取によるカロリーオーバーと、それを代謝するビタミン、ミネラルなどの副栄養素の圧倒的な不足にある。しかし、カロリーオーバーばかりにスポットが当たり、副栄養素の不足に着目しないのは問題だと。 

≪原因≫

  1. 副栄養素が不足する理由は、野菜の栄養価の低下にあり、50年前に比べてビタミン、ミネラルなどの栄養価が1/8〜1/20に減っている。
  2. 加工食品が増えたこと。例えば米では、精白過程で副栄養素がそぎ落とされたりしている。
  3. ストレスの多い現代生活では、抗ストレスホルモンを作るためにビタミンが大量に使われるため。
≪対策≫
 副栄養素を十分に摂取できる食事が基本だが、それができないなら「ビタミン、ミネラルなどが幅広く配合されたサプリメントを利用する。但し、単一成分配合のビタミン剤ではダメ。
【サプリ&機能性食品2005速報】 森永乳業、ビフィズス菌BB536の花粉症改善効果を発表 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/357049
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005//02/01 
 森永乳業は、1月26日〜28日に開催された「サプリ&機能性食品2005」で、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌B536が花粉症を軽減するというヒト試験による研究成果をパネル展示した。花粉症対策の商品で、ビフィズス菌をメーンにしたものは初めて。

 同社研究所の話では、「これまでのビフィズス菌研究から、BB536ヨーグルトを2週間食べ続ければ腸内細菌そうのバランスが改善するが、新商品の量でも花粉症予防の効果を十分に期待できる」という。このヨーグルトは、100g中に20億個以上のビフィズス菌BB536を含む。


2005/01/31
お年寄りの体重が減り始めたら、痴呆症の予兆かも 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/356667
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/31 
 英国ロンドンの精神医学研究所(Institute of Psychiatry )のローバート・スチュアート博士らが、「神経学雑誌」(Archives of Neurology )最新号で発表した研究によれば、アルツハイマー病などの痴呆症になりはじめたお年寄りには、70歳を過ぎて起きた体重の減少は何年か後に痴呆症を発症する予兆であることがわかった、という。 体重減の程度は、痴呆症になった人たちの半数以上で5.4Kg以上に達していた。

2005/01/30
花粉症対策のQ&A…厚労省がHP相談 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050130so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/30 
 スギやヒノキなどの花粉が今年、観測史上最高の飛散量と予想されていることを受け、厚生労働省は花粉症対策の相談マニュアルを厚労省のホームページに掲載した。
 地方自治体の関係部局や医療機関向けに、Q&A形式で住民からの相談に対する模範回答をまとめたもの。
厚生労働省>「行政分野毎の情報」>「健康」>「リウマチ・アレルギー情報」>「花粉症特集」>「都道府県等担当者・医療従事者等向け」>「花粉症に関する相談マニュアル(Q&A)

2005/01/28
グレープフルーツジュースがもつリスクを再警告 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050128hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/28
 看護学関連誌「AmericanJournal of Nursing」の先月号では、グレープフルーツジュースが体内のろ過(代謝)システムの一つである肝臓での酵素産生に影響を与え、そのために特定の処方せん薬服用者の体内薬剤濃度が上下し、大きな問題に繋がりかねないことが改めて警告された。
 このような危険性は、患者向けの情報に記載されているが見逃されやすく、医師も薬剤情報のめまぐるしい変化に対応できていない可能性がある。
 グレープフルーツジュースと相互作用を起こす一般的な薬剤には、エイズ治療薬、抗凝固薬のCoumadin(ワルファリン)、抗生物質のエリスロマイシン、ホルモンのエストロゲンおよびテストステロン、ぼっ起不全治療薬のバイアグラなどがある。作用は服用直後のみならず、5時間から12時間にわたって続くこともあり、希釈、冷凍、生などジュースの状態によって薬剤の濃度に対する影響には多少の違いがある。
 グレープルーツジュースで降圧薬の効果が強まり、過度の血圧低下から立ちくらみや失神に至ることがある。また、心疾患の危険因子を有し、コレステロール低下薬リピトールを処方された59歳の男性が、1日にグラス数杯の生グレープフルーツジュースを摂取したことで器官系の薬剤濃度が上昇し、深刻な腎疾患を発症した例もある。

2005/01/27
【サプリ&機能性食品2005速報】 “食べる健康”から“出す健康”へ 体内を解毒するサプリの臨床データを発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355957
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
 最近、「デトックス(体内浄化)」が話題になっているが、体内に侵入し急性毒性を生じない程度の微量の重金属が脂肪組織などに蓄積してアレルギーや代謝異常を引き起こす有害物質を積極的に排出させようというもの。

 銀座サンエスペロ大森クリニック院長の大森隆史医師と共同で行った臨床研究で、メディキューブが開発した「BE-MAXデトックス」は、αリポ酸、ケルセチン、メチオニンといったキレート作用を持つ成分を含み、3カ月の摂取で尿中の重金属量が低減したデータや、アトピー性皮膚炎などが改善した例が発表された。

【サプリ&機能性食品2005速報】 「医師がサプリや機能性食品を薦めて疾病リスクを減らす時代になった」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355954
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
 京都府立医科大学の吉川敏一教授が基調講演で切り出したのが、生活習慣病の動向、疾病予防のための新指標を探る新技術、抗酸化成分の重要性などについてで、 「医師も病気のリスクを減らすためにサプリメントや機能性食品を薦める時代になりつつあり、製品には、いっそうのエビデンスが求められる」と。

 「現状のトクホは、血圧やコレステロールを下げるなど、効果指標が薬と同じで、疾病の予防的な面は評価されていないので、疾病にいたる前段階でのリスク増加がわかるバイオマーカーを見出すことが必要だ。」と吉川教授はいう。

【サプリ&機能性食品2005速報】 花粉症シーズン目前! サプリメントはここまで効く 注目の4成分の最新データを発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355955
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
  今年は例年をはるかにしのぐスギ花粉飛散量が予想される中、「サプリ&機能性食品 2005」26日午後は、4種類の注目成分にスポットを当てた最新の研究報告とディスカッションが行われた。

  1. 日本赤十字社和歌山医療センター耳鼻咽喉科の榎本雅夫医師が、花粉症の発症メカニズムや、現在行われている薬物療法について解説し、「幼いころに過ごす環境が衛生的だと、発育中の免疫システムのバランスが崩れ、アレルギー性疾患の発症リクスが高まる」と説明(衛生仮説)。
  2. 森永乳業・食品総合研究所副主任研究員の清水金忠氏は、ビフィズス菌BB536株含有ヨーグルトの効果を報告。
  3. ニチニチ製薬・中央研究所部長の嶋田貴志氏は、乳酸菌抽出物LFKの効果を発表。
  4. ヒガシマル醤油・研究所上席研究員の古林万木夫氏は、伝統的な発酵食品のしょうゆに含まれる多糖体SPSによる花粉症改善効果の可能性を示した。
  5. オリザ油化・執行役員研究開発部長の下田博司氏は、フキとシソのポリフェノールの効果を報告。前3者と作用点が異なり、即効性が期待できることを強調。

2005/01/26
葉酸が高血圧を予防−−15万人の女性を調べて判る 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/355690
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/26 
 ハーバード大学とブリガム女性病院の研究者らが、15万人の女性を27〜43歳、44〜70歳の2グループに分け、1990年代の8年間、毎日の葉酸の摂取量と高血圧の関係を調査した結果を、「JAMA(米医師会雑誌)」に発表したところによれば、毎日葉酸を積極的に多く摂取した女性は、摂取量が少ない女性と比べて、高血圧になった割合がはっきりと小さかった。
 年配の女性でも、葉酸を多く摂取した人は、摂取量が少なかった人より、高血圧になった割合が小さく、高血圧予防効果が認められた。但し、若い女性ほどはっきりとした差は出なかった。

2005/01/24
ファストフードと肥満、深い関係 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050124so14.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/24 
 英医学誌ランセットに掲載された米ミネソタ大などの研究によれば、1985,85年に18〜30歳だった男女約3000人を対象にした15年間の調査により、米国人では運動不足や飲酒よりも、ハンバーガー、ピザ、フライドチキンなどのファストフードを頻繁に食べることが、米国人の肥満や糖尿病と密接な関係があると指摘している。
3月に「女性の健康週間」 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050124so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/24 
 日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は、女性が自分の健康について考える機会にしてもらおうと、3月1日〜8日までを「女性の健康週間」と定めると発表した。

 ▼詳細はホームページ(http://www.jsog.or.jp/healthweek.html)で!

毎日ビールやワインを飲むおばあちゃんは頭がシャープ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/355245
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/24 
 医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に報告されたハーバード大学と同大学関連のブリガム女性病院の研究者らが、70〜81歳の女性約12,500人を対象にした研究によれば、毎日、ビールあるいはワインを適量(ビールは約360ml、ワインは約180ml程度)飲んでいる高齢女性は記憶力、思考力が飲まない同年の女性より頭の働きが「1.5年若い」ことが判ったという。

2005/01/21
今年の花粉、本当にすごい! 気象業務支援センター、スギ花粉予測を“上方”修正
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/354954
     MedWaveトピックス 2005/01/21 
 全国で一番早くスギ花粉が飛び始める「飛散Xデー」は、当初予測の2月10日より遅れ、「2月中旬か、それ以降になりそう」。
東京都の保健福祉局も、「飛散開始日は早い地域で2月19日ごろ」との予測を正式発表した。
花粉ヒサンは史上最大…昨年の30倍 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050121so16.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/21 
 都福祉保健局が、20日発表したスギ・ヒノキの花粉飛散量の予測によれば、今春(2月〜4月)の都内での平均で昨年の30倍を超え、1985年に始めた観測史上で最大になる可能性もあるという。

都福祉保健局 > スギ・ヒノキの花粉情報 

BSE起こす異常プリオン、肝臓などにも蓄積 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050121so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/21 
 21日付の米科学誌サイエンスに掲載される米エール大などの共同研究によれば、BSE(牛海綿状脳症)を引き起こす異常プリオンは、特定危険部位の脳や脊髄などの組織だけでなく、免疫細胞を通じて肝臓や腎臓、すい臓などにも多く蓄積されることが判ったという。
トランス脂肪酸と飽和脂肪酸の摂取減−−米の新食事ガイドライン 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/354589
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/21 
 米連邦政府が、5年ぶりに改定した「食事ガイドライン」では、カロリー制限のほか、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の摂取を控えるよう勧告している。
  • 摂取カロリー:成人女性で2000Kcal/日、男性で2400〜2600Kcal/日が望ましい。
  • 栄養分がしっかり含まれている食品を、多種類食べること:但し、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール、添加された砂糖分や塩分の少ないものを選ぶこと。
  • フルーツと野菜を豊富に食べる:フルーツは出来る限り丸ごと食べて繊維質を摂取する。フルーツと野菜を4〜5カップ/日、脂肪ゼロないし低脂肪のミルクまたは乳製品を合わせて3カップ/日。
  • 炭水化物:全粒小麦のパン、オートミール、玄米など、全粒穀物の形で摂取すること。
  • 脂肪:トランス脂肪酸を減らすこと。飽和脂肪酸は、総摂取カロリーの1/10に抑える。コレステロールの摂取は、300mg/日以下。
野菜や果物に乳がんの予防効果認めず 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050121hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/21
 米国医師会誌「JAMA」1月12日号掲載されたオランダの研究によれば、多くの野菜や果物には多量の繊維、抗酸化ビタミンやミネラル、がんを予防する化合物が含まれ、過去の多くの研究は乳がんリスクの低下を報告してきたが、野菜や果物の摂取は乳がんを予防しないことが明らかになったという。

 しかし、ユトレヒト大学医療センターの研究者Petra Peeters 博士と Carla van Gils氏は、特定の女性サブグループで予防効果が見られる可能性は除外できない、とコメントし、また自らの研究については、欧州における栄養およびがんに関する最大の較正研究ではあったものの、追跡期間が5.4年間(中央値)と比較的短かったことが「乳がんを予防しない」とする不利な点として認めており、今回の知見によって人々が野菜や果物を重要視することを止めないように、と結んでいる。


2005/01/19
肥満の人は歯周病にご注意 普通の人の1.5倍の罹患率
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200501190270.html
     Asahi.com健康健康・生活 2005/01/19
 大阪府立看護大の吉田幸恵教授や今木雅英教授らの研究グループが、21日から大津市で開かれる日本疫学会学術総会で発表した研究成果によると、肥満者は、歯周病に約1.5倍かかり易いという。統計的にも明確な差があった。年代毎にみても、肥満者の罹患率が上昇しており、原因は脂肪から分泌する物質が骨を壊すなどして歯周病につながると考えられ、「肥満が歯周病の危険因子の一つである可能性が見いだされた」。

2005/01/17
花粉症対策は万全ですか?(セルフチェック)
  http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/selfcheck/353358
     nikkeibp.jp健康サイト 2005/01/17 
 「散開始日からの準備ではもう遅い!」という見出しがあります。
 特に今シーズンは、昨年の10〜20倍、例年に比べても2〜3倍のスギやヒノキの花粉が飛ぶことが予測されておりますから、花粉症の経験がある人は、今年こそ、下記の2つの対策を徹底して心がける必要がある。

    1. 花粉をできるだけ遠ざける。
    2. 早めに医療機関を受診する。
その他の対策として、
  • 花粉防止は「使い捨て」「安い」マスクで十分
     (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353182)
  • 花粉症の症状緩和に「サプリメント」
     (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353183)

       例えば、乳酸菌やキノコなどは、多糖体などの成分が消化管などの粘膜で自然免疫系に働きかける作用によって、花粉症などのアレルギーになりやすい免疫バランス(2型ヘルパーT細胞が優位)の状態が改善される。
       なお、これらの免疫バランス改善サプリメントは、改善に時間がかかるため、早めの摂取を心がける必要あり。乳酸菌を多く含むヨーグルトや乳酸菌飲料などは、花粉症の時期と関係なく、年中、積極的に摂取したい。

  • 「西洋フキ」「シソ」「しょうゆ」が効果大
     (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353181)
  • 室内の花粉は「入れない」「取り除く」対策を
     (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353184)
微量元素: 鉄や亜鉛、不足しがちな高齢者 合併症の予防、床擦れ治療に 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050113dde012100079000c.html
     毎日新聞 > 暮らし >  健康 2005/01/17
 鉄や亜鉛などの微量元素は、健康に欠かせない。特に高齢者の場合、不足すると床擦れ、湿しんなど皮膚のトラブルや貧血につながり易い。高齢者は食べる量が少なく、管理栄養士が計算した病院食でも微量元素は不足しがち。
 亜鉛が不足すると、味覚障害が起こる。細胞分裂に必要な元素なので、皮膚炎や免疫力の低下を引き起こし、傷も治り難くなる。また、銅の不足は鉄と同様、貧血を起こす。

 床擦れなど何らかの症状が見られた場合は、微量元素の不足を疑い、担当医とサプリメントを加えた方がよいかどうか、また何を補うのがよいか検討したほうが良い。
 床擦れ治療のポイントは、下記の三つ。 どれが欠けても治癒は難しい。
    1. 皮膚が圧迫されないように体位を頻繁に替える。
    2. 栄養バランスを保つ。
    3. 入浴を頻繁にするなどスキンケア。

2005/01/14
カモミール茶の治療効果が判明 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050114hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/14
 農業および食品化学関連誌「Journal of Agricultural and Food Chemistry」1月26日号掲載の研究によれば、あらゆる疾患やストレスに効果があるとされてきたカモミール茶に含まれる成分によって、風邪や月経痛など様々な健康障害が緩和される可能性が判明したという。

 カモミール茶は消化管の微生物叢を変化させると見られ、そのために尿中の馬尿酸およびグリシンが増加する。このグリシンは神経弛緩物質としても機能するが、お茶の鎮静作用はこれに起因すると考えられる。

食生活ガイドライン発表…米厚生省 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050114so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/14 
 国民の2/3が肥満に悩むとされる米国で、同国厚生省は12日、「国民の大半は太り過ぎ」として、砂糖や脂肪の多い食生活から、玄米など「全粒穀物」と野菜中心の食生活に切り替えるよう促す食生活ガイドラインを発表した。

 具体的には、全粒穀物を使ったパンやシリアルを毎日約90g以上、、野菜と果物は5〜13品目/日・計4.5カップ/日の摂取が望ましいとした。運動不足解消のためには30分/日、健康な体重を維持するためには 1〜1.5時間/日の歩行や単純な体操を推奨している。

米国が食事ガイドラインの新版を公表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/353678
     MedWaveトピックス 2005/01/14 
 2005年ガイドラインは「体重コントロール、頑強な筋骨形成とバランスのとれた栄養摂取による慢性疾患予防」を達成するための方策が記され、肥満の改善と予防を目指したもの。「摂取カロリー制限」と「運動量増加」が強調されている。

 具体的に推奨されている食材は、果物・野菜、全粒粉(未精白の穀物)と牛乳。
 果物は、2カップ相当/日、野菜は2.5カップ相当/日を摂取する。
 また、同種の果物・野菜ばかりを食べないように「濃い緑の野菜、赤みを帯びた野菜、豆類、でんぷんに富んだ野菜、その他の野菜」全てを1週間に数回摂るよう指示。
 更に全粒粉は85g以上/日の摂取を、牛乳は無脂肪または低脂肪のものを3カップ/日 飲むことを勧めている。

花粉症対策の茶飲料、一斉に登場へ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/353776
     MedWaveトピックス 2005/01/14 
 スギ花粉が飛散する季節を迎え、花粉症の症状を緩和する成分を含むペットボトル入りの無糖茶飲料の商品化が相次いでいる。

 1月11日に全国で新発売されたのが、宝酒造「<健寿茶房>甜茶」。甜茶(てんちゃ)と凍頂烏龍(とうちょうウーロン)茶、クマザサエキスとフキエキスをブレンドした。
 1月17日には、日本コカ・コーラがミントポリフェノールを1本に300mg配合した無糖紅茶飲料「春のミント習慣」と、サッポロ飲料「サッポロ 処方十茶」が発売になる。 「処方十茶」は、メチル化カテキンが豊富な凍頂烏龍のほか、甜茶、シソ葉、グァバ葉、ユーカリは、ルイボスティー、柿の葉、レモンバーム、ネトルリーフ、エルダーフラワーの10種類の素材を用いている。
 1月18日には、キリンビバレッジが花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が最も高い乳酸菌としてキリンビールの研究グループが選抜した、KW乳酸菌を1本に50mg配合した緑茶飲料「キリン 体質茶」を全国発売する。
 1月19日には、アサヒ飲料がメチル化カテキンを多く含む緑茶飲料「アサヒ べにふうき緑茶」の販売を開始する。


2005/01/13
20代独身女性、4人に1人「毎日サプリ」
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200501130111.html
     Asahi.com健康健康・生活 2005/01/13
 農水省と農協で組織する「朝ごはん実行委員会」が発表した、20代の独身女性731人のアンケート調査の結果によれば、20代独身女性の4人に1人は、ビタミン剤などの栄養を補助するサプリメントをほぼ毎日口にしており、一方、朝ごはんを毎日食べる人はほぼ半数。食事抜きで不足しがちな栄養を補給するために、サプリメントを愛用している女性たちの実態が浮き彫りになった。

朝ごはん実行委員会のHPの「20代独身女性朝食事情調査

携帯電話「8歳未満は使わせないで」 英専門機関が警告
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200501130239.html
     Asahi.com健康健康・生活 2005/01/13
 電磁波が体に与える影響を調べている英国の専門機関が11日、8歳未満は携帯電話を使わないでと、警告を発した。頭蓋骨の発達が未熟な子どもは、聴覚や脳の神経の病気に罹り易いとの指摘を踏まえたもので、携帯電話と発病との因果関係を立証する確たる証拠を突き止めるには至っていないが、保護者らに予防的対応を求めている。
未解明部分多い「電磁波過敏症」 予防を呼びかける専門家も 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050113dde012100079000c.html
     毎日新聞 > サイエンス >  医療 2005/01/13
 家電製品や携帯電話などから出るわずかな電磁波を感じて体の異常を訴える「電磁波過敏症」と呼ばれる人たちの診断が難しく、症状と電磁波の因果関係は未解明な部分が多いが、予防や対策を呼びかける専門家もいる。

≪参考≫
「電磁波過敏症ネットワーク」のHP
  http://www.gsn.jp/index.htm

2万円切る栄養指導支援ソフト、メガソフトが発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/353453
     MedWaveトピックス 2005/01/13 
 メガソフトは、栄養士や栄養士を目指す学生向けの栄養指導支援ソフト「らくらく栄養相談EX」を1月14日に発売する。
 生活習慣病予防や食事療法が必要な人の栄養指導やメニュー作りに利用でき、価格は18,900円。

メガソフトプレスリリース: 「らくらく栄養相談EX」

夢工房における 「らくらく栄養相談EX」の詳細


2005/01/12
寒い冬は心臓病で死ぬ人が多い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/353188
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/12 
 ワシントン大学(米ワシントン州シアトル)のリチャード・ページ博士が不整脈を経験したことがある4450人を2年間観察し、雑誌「心臓リズム」(Heart Rhythm)に発表した研究結果によれば、冬は心臓の病気で死亡する人が多く、中でも、突然心臓のリズムが乱れ脈拍が止まる不整脈で死亡するケースが多いという。埋め込み型除細動器などを装着している患者では、相関はないという。

2005/01/11
タバコとコーヒーの組み合わせは血管に悪い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/352935
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/11 
 アテネ医科大学のチャラランボス・ブラチョプーロス博士らが「米心臓学会誌」(Journal of American College of Cardiology )最近号で報告したところによれば、タバコを吸いながら、同時にコーヒーを飲むことにより、大動脈が一時的に硬くなり、その硬化の程度はタバコやコーヒーを単独で摂った時よりも、両者を組み合わせた場合の方がはるかに大きくなるので、朝起きて直ぐにタバコを吸ってコーヒーを飲むという習慣は、血管に悪いのでやめた方がよいと警告している。

2005/01/09
肥満でも数Kgやせれば肝機能改善も…順天堂大が解明 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050109so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/09 
 順天堂大学医学部の河盛隆造教授らの研究によれば、肥満している人が体重を数Kg減らすだけで、低下した肝機能などが短期間で改善する可能性の高いことが判った。
 BMI=30以上の体重100Kg前後の30〜40才代の男性15人に食事制限や運動を3ヶ月行った。体重は平均6.5%の6.7Kg減ったが、全員のBMIは肥満とされる25以上の28以上のままだった。しかし、肝臓内の脂肪が平均で38%も減少し、中性脂肪や肝機能の指標となるガンマGTPの数値も正常値に近づいた。

2005/01/07
運動で肥満による死亡リスクは減少せず 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050107hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/07
 米ハーバード大学公衆衛生学部の研究者らが11万6000人の女性を対象に行った24年間の研究成果を米国医学誌「New England Journal of Medicine」12月23日号に発表したところによると、運動量が多くても早期死亡リスクは排除されず、身体活動のレベルに関係なく肥満は独立した死亡の予測因子であり、また肥満かつ身体活動の少ない人は死亡リスクが最も高いことが判明したという。

 しかし、付随する論説の共同著者で米ミネソタ大学疫学准教授のMark A. Pereira氏は、男性を対象とした別の大規模研究では、身体活動が肥満指数(BMI)よりもはるかに正確に死亡率を予測することが判明していることを含めて、今回の研究は運動の評価を参加者の自己報告に依存し、座位での活動時間を考慮していない点で不十分であると指摘している。



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